JP2002319298A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2002319298A
JP2002319298A JP2001152147A JP2001152147A JP2002319298A JP 2002319298 A JP2002319298 A JP 2002319298A JP 2001152147 A JP2001152147 A JP 2001152147A JP 2001152147 A JP2001152147 A JP 2001152147A JP 2002319298 A JP2002319298 A JP 2002319298A
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Jun Otani
順 大谷
Tsukasa Oishi
司 大石
Hideto Hidaka
秀人 日高
Tomoya Kawagoe
知也 河越
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • G11C29/12Built-in arrangements for testing, e.g. built-in self testing [BIST] or interconnection details
    • G11C29/44Indication or identification of errors, e.g. for repair

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良メモリセルの冗長メモリセルでの置換の
解析が可能なテスト回路を備えた半導体集積回路装置を
提供する。 【解決手段】 ビルトインセルフテスト回路300およ
びビルトイン冗長解析回路400とは、複数のDRAM
コア100.1〜100.nに共通に設けられる。ビル
トイン冗長解析回路400は、ビルトインセルフテスト
回路300からのアドレス信号と不良メモリセルの検出
結果とに応じて、各複数の予備メモリセル行および予備
メモリセル列で置換するべき不良アドレスを決定する。
ビルトイン冗長解析回路400は、テスト対象となるD
RAMコアの容量に応じて、不良アドレスを格納するア
ドレス記憶回路の有効な使用領域を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置、特に半導体記憶装置の試験を行なうためのテスト
回路を搭載する半導体集積回路装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】大部分の半導体記憶装置は、予備のメモ
リセルを備えており、正規のメモリセルの一部に不良の
メモリセルがある場合、その不良部分を予備のメモリセ
ルと置換し、不良チップの救済を行なうことが可能とな
っている。
【0003】一方で、たとえば、画像処理など特に高速
なデータ処理が要求される分野では、半導体記憶装置
と、この半導体記憶装置に記憶されたデータに対して演
算処理を行なうためのロジック回路と同一チップ上に集
積化するということが行なわれている。これは、半導体
記憶装置、たとえば、ダイナミック型ランダムアクセス
メモリ(以下、DRAM)の回路部分(以下、DRAM
コアと呼ぶ)とロジック回路との間を幅の広いバスで繋
ぎ、かつ双方の回路を近接化することで、データ授受を
高速化して、より高速な演算処理が可能とするためであ
る。
【0004】図43は、このような、DRAMコア80
10と、ロジック回路8020とを集積化した半導体集
積回路装置8000に対するテスト動作を説明するため
の概略ブロック図である。
【0005】図43を参照して、半導体集積回路装置8
000には、さらに、DRAMコア部分の不良ビットを
検出するためのテストを、外部テスタ8100を用いて
行なうために、DRAMコア8010と外部テスタ81
00とのデータ授受を行なうテスタインタフェース部8
030が設けられている。
【0006】半導体集積回路装置8000上に搭載され
ているDRAMコア8010と、テスタインタフェーイ
ス部8030とは、たとえば256ビットの幅を有する
内部データバスにより接続されているものとする。これ
に対し、テスタインタフェーイス部8030と、外部テ
スタとは、たとえば8ビット幅の外部データバスにより
接続されている。
【0007】チップ内部においては、内部データバスの
バス幅、すなわちI/Oの数を増加させることは容易で
あるのに対し、外部バスの幅は、半導体集積回路装置8
000と外部とを繋ぐためのパッド数ないしピン数にか
かわってくるため、あまり大きくすることはできない。
【0008】したがって、DRAMコア8010の不良
ビットの解析を外部テスタで行なう場合は、小さなバス
幅の外部データバスを介してテストを行なうことが必要
で、テスト時間の増大を招いてしまうという問題があ
る。
【0009】外部テスタ8100は、このようなテスト
インタフェーイス部8030を介して、DRAMコア8
010中のメモリセルに順次テストデータを書込みを行
なう。さらに、外部テスタ8100は、テスタインタフ
ェーイス部8030を介してDRAMコア8000から
データを順次読出して、読出されたデータと、読出デー
タに対する期待値との比較結果に基づいて、不良ビット
の有無をテストする。
【0010】したがって、DRAMコア8010に対す
るテストを高速に行なうためには、外部テスタ8100
も、高速に動作するDRAMコア8010の動作速度に
対応することが必要で、外部テスタ自体のコストも上昇
してしまうという問題がある。外部テスタ8100で
は、上記のようにして発見した不良ビットを、DRAM
コア8010に設けられた冗長メモリセル列または冗長
メモリセル行との組合せによって、どのような置換処理
を行なうことで不良ビットの救済を行なうことができる
か否かの冗長解析を行なうことになる。
【0011】図44は、図43における半導体集積回路
装置8000のDRAMコア8010に対するテスト動
作の問題点を解決するために、ビルトインセルフテスト
/冗長救済解析部8230を搭載した半導体集積回路装
置8200の構成を説明するための概略ブロック図であ
る。以下、ビルトインセルフテスト(Built-in selftes
t)については、「BIST」とも略記する。
【0012】半導体集積回路装置8200は、DRAM
コア8210と、DRAMコア8210中に格納された
データに対して論理演算を行なうためのロジック回路8
220と、DRAMコア8210中の不良ビットの検出
を行ない、かつDRAMコア8210における冗長メモ
リセル行および冗長メモリセル列をどのような組合せで
置換するべきかを解析するための、ビルトインセルフテ
スト/冗長救済解析部8230とを備えている。
【0013】このようなビルトインセルフテスト/冗長
救済解析部8230の構成としては、たとえば、特願平
11−172940号、または、文献1:T. Kawagoe,
J. Ohtani, M. Niiro, T. Ooishi, M. Hamada, and H.
Hidaka,“A Built-In Self-Repair Analyzer (CRESTA)
for embedded DRAMs”, International Test Conferenc
e, pp. 567-574, 2001.中に開示されている。
【0014】したがって、図44に示すようなビルトイ
ンセルフテスト/冗長救済解析部8230を、半導体集
積回路装置8200に集積化すれば、DRAMコア82
10とビルトインセルフテスト/冗長救済解析部823
0とを比較的ビット幅の大きな内部データバス、たとえ
ば256ビットのI/Oにより接続することができる。
このため、図43で説明したようなテスト時間の増大
や、外部テスタ装置に要するコストの問題を回避するこ
とが可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ば、メモリ容量の異なる複数のDRAMコアが、1チッ
プ上に集積化される場合は、以下に説明するように、さ
らに解決されなければならない問題がある。
【0016】図45は、1チップ上に複数のDRAMコ
アが集積化された半導体集積回路装置8400の構成を
説明するための概略ブロック図である。
【0017】半導体集積回路装置8400には、第1の
DRAMコア8410と第2のDRAMコア8440と
が搭載されている。第1のDRAMコア8410に対し
ては、このDRAMコア8410との間でデータの授受
を行ない、論理演算を行なうためのロジック回路842
0と、DRAMコア8410に対する不良ビットの検出
および冗長救済の解析を行なうための、ビルトインセル
フテスト/冗長救済解析部8430とが設けられてい
る。
【0018】一方、第2のDRAMコア8440に対し
ては、このDRAMコア8440との間でデータの授受
を行ない、論理演算処理を行なうためのロジック回路8
450と、DRAMコア8440中の不良ビットの検出
および冗長救済解析を行なうためのビルトインセルフテ
スト/冗長救済解析部8460とが設けられている。
【0019】ここで、DRAMコア8440のメモリ容
量の方が、DRAMコア8410のメモリ容量よりも大
きいものとする。
【0020】したがって、たとえばDRAMコア841
0とビルトインセルフテスト/冗長救済解析部8430
との間は、256ビットの内部データバスによって接続
されているのに対し、DRAMコア8440と、ビルト
インセルフテスト/冗長救済解析部8460とは204
8ビットのビット幅の内部データバスにより接続されて
いるものとする。
【0021】さらに、一般には、DRAMコア8410
とDRAMコア8440とでは、それぞれに対応して設
けられる冗長メモリセル行の数および冗長メモリセル列
の数は異なっている。
【0022】このようなメモリ容量の相違および冗長メ
モリセルの構成の相違に基づいて、DRAMコア841
0とDRAMコア8440とには、それぞれ異なるビル
トインセルフテスト/冗長救済解析部8430およびビ
ルトインセルフテスト/冗長救済解析部8460とが設
けられる必要がある。
【0023】しかしながら、このように、各DRAMコ
アごとにビルトインセルフテスト/冗長救済解析部を設
けることとすると、エリアペナルティが増大し、チップ
面積の増大を招いてしまうという問題点があった。
【0024】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであって、その目的は、DRAM
コアのメモリ容量が変化した場合や、DRAMコアに対
して設けられる冗長メモリセル行の数および冗長メモリ
セル列の数が変化した場合でも、これに柔軟に対応する
ことが可能なテスト回路を搭載する半導体集積回路装置
を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体集
積回路装置は、複数のメモリ回路を備え、各メモリ回路
は、複数の正規メモリセルを含む正規メモリセルアレイ
と、複数の予備メモリセル行および予備メモリセル列を
含む予備メモリセルアレイとを含み、複数のメモリ回路
に共通に設けられ、置換救済するべき不良アドレスを決
定するための冗長置換テスト回路をさらに備え、冗長置
換テスト回路は、メモリセルを順次選択するためのアド
レス信号を生成し、メモリセルから読み出されたデータ
と期待値データとの比較結果に応じて、不良メモリセル
の検出を行うための自己テスト回路と、自己テスト回路
からのアドレス信号と不良メモリセルの検出結果とに応
じて、各複数の予備メモリセル行および予備メモリセル
列で置換するべき不良アドレスを決定するための冗長解
析回路とを含み、冗長解析回路は、不良メモリセルに対
応する不良アドレスを記憶するためのアドレス記憶回路
と、複数のメモリ回路のうちテスト対象となるメモリ回
路の容量に応じて、アドレス記憶回路の有効な使用領域
を制限し、アドレス記憶回路へのデータ格納を行うため
の駆動回路と、アドレス記憶回路に保持された不良アド
レスに応じて、いずれの予備メモリセル行および予備メ
モリセル列で置換するかを判定する判定回路とを有し、
アドレス記憶回路は、順次検出される不良アドレスのう
ち、すでに記憶されている不良行アドレスおよび不良列
アドレスのいずれとも異なる不良アドレスを選択的に記
憶する。
【0026】請求項2記載の半導体集積回路装置は、請
求項1記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、アド
レス記憶回路は、行列状に配列された複数の連想記憶型
セルを含む。
【0027】請求項3記載の半導体集積回路装置は、請
求項2記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、判定
部は、複数のメモリ回路のうち最大個数の予備メモリセ
ル行と予備メモリセル列を含むメモリ回路において、不
良メモリセルを含む正規メモリセル行または正規メモリ
セル列を順次予備メモリセル行と予備メモリセル列で置
換するステップの順序の組合せのぞれぞれに対応して設
けられる複数の置換判定部を含み、各置換判定部は、置
換ステップのうちの最終ステップまでで、不良メモリセ
ルの置換が完了するかを判定するための置換順序判定回
路と、複数のメモリ回路のうちテスト対象となるメモリ
回路に含まれる予備メモリセル行および予備メモリセル
列の個数に応じて、置換ステップのうちのいずれのステ
ップを最終ステップとするかを設定するための判定ステ
ップ制限回路とを有する。
【0028】請求項4記載の半導体集積回路装置は、請
求項1記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、複数
のメモリ回路に含まれる予備メモリセル行のうち、最大
個数の予備メモリセル行は、m個(m:自然数)であ
り、複数のメモリ回路に含まれる予備メモリセル列のう
ち、最大個数の予備メモリセル列は、n個(n:自然
数)であり、判定回路は、m個の予備メモリセル行とn
個の予備メモリセル列とを、不良メモリセルを含む正規
メモリセル行または正規メモリセル列と順次置換するス
テップの順序の組合せのぞれぞれに対応して設けられる
複数の置換判定部を含み、アドレス記憶回路は、複数の
置換判定部にぞれぞれ対応して設けられ、不良アドレス
のうちm個の不良行アドレスを記憶することが可能な個
数の第1の記憶セル列と、複数の置換判定部にぞれぞれ
対応して設けられ、不良アドレスのうちn個の不良列ア
ドレスを記憶することが可能な個数の第2の記憶セル列
とを含み、各置換判定部は、対応する第1の記憶セル列
と第2の記憶セル列とを、すでに記憶されている不良行
アドレスまたは不良列アドレスとは行アドレスまたは列
アドレスのいずれもが異なる不良メモリセルが検出され
たときに、対応するステップの順序に従って活性化す
る。
【0029】請求項5記載の半導体集積回路装置は、請
求項4記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、第1
の記憶セル列と第2の記憶セル列の各々は、複数の連想
記憶型セルを含む。
【0030】請求項6記載の半導体集積回路装置は、請
求項5記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、駆動
回路は、複数の第1の記憶セル列に共通に設けられ、不
良アドレスを伝達するための複数の第1のビット線対
と、テスト対象となるメモリ回路の容量に対応する行ア
ドレスのビット数に応じて、複数の第1のビット線対の
うち行アドレスのビット数に相当する個数の第1のビッ
ト線対には不良行アドレスを伝達し、残りの第1のビッ
ト線対には固定電位レベルを伝達する第1のビット線駆
動回路と、複数の第2の記憶セル列に共通に設けられ、
不良アドレスを伝達するための複数の第2のビット線対
と、テスト対象となるメモリ回路の容量に対応する列ア
ドレスのビット数に応じて、複数の第2のビット線対の
うち列アドレスのビット数に相当する個数の第2のビッ
ト線対には不良列アドレスを伝達し、残りの第2のビッ
ト線対には固定電位レベルを伝達する第2のビット線駆
動回路とを含む。
【0031】請求項7記載の半導体集積回路装置は、請
求項5記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、各置
換判定部は、置換するステップの各ステップに対応して
設けられ、すでに記憶されている不良行アドレスまたは
不良列アドレスとは行アドレスまたは列アドレスのいず
れもが異なる不良メモリセルが検出されたときに、対応
するステップの順序で対応する第1の記憶セル列と第2
の記憶セル列への書込み動作を活性化するための複数の
活性化信号をそれぞれ出力する複数の論理ゲートと、複
数のメモリ回路のうちテスト対象となるメモリ回路に含
まれる予備メモリセル行および予備メモリセル列の個数
に応じて、複数の活性化信号のうちのいずれの活性化信
号が活性化されたときに、不良メモリセルの置換ステッ
プが最終ステップに達したと判定するかを設定するため
の判定ステップ制限回路とを有する。
【0032】請求項8記載の半導体集積回路装置は、請
求項1〜7いずれか1項に記載の半導体集積回路装置の
構成に加えて、複数のメモリ回路にそれぞれ対応して設
けられ、互いに直列に接続された複数の選択回路をさら
に備え、複数のメモリ回路のうちテスト対象となるメモ
リ回路への書込みデータは、自己テスト回路から複数の
選択回路を順次経由するシフト動作により伝達される。
【0033】請求項9記載の半導体集積回路装置は、請
求項1〜7いずれか1項に記載の半導体集積回路装置の
構成に加えて、複数のメモリ回路にそれぞれ対応して設
けられ、互いに直列に接続された複数の選択回路をさら
に備え、複数のメモリ回路のうちテスト対象となるメモ
リ回路からの読出しデータは、複数の選択回路を順次経
由するシフト動作により自己テスト回路へ伝達される。
【0034】請求項10記載の半導体集積回路装置は、
請求項1〜7いずれか1項に記載の半導体集積回路装置
の構成に加えて、複数のメモリ回路にそれぞれ対応して
設けられ、互いに直列に接続された複数の選択回路と、
複数のメモリ回路にそれぞれ対応して設けられる複数の
ロジック回路とをさらに備え、テスト動作においては、
自己テスト回路と複数のメモリ回路のうちテスト対象と
なるメモリ回路との間データの授受は、データを複数の
選択回路を順次経由するシフト動作により行われ、通常
動作においては、複数の選択回路をそれぞれ介して、複
数のロジック回路と複数のメモリ回路との間のデータの
授受が行われる。
【0035】請求項11記載の半導体集積回路装置は、
請求項1記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、冗
長置換テストは、複数のメモリ回路のうちテスト対象と
なるメモリ回路のメモリセルアレイの大きさに応じて、
テスト動作のための内部アドレスを生成するための第1
の内部アドレス生成回路をさらに含み、各メモリ回路
は、冗長置換回路から与えられた初期値に基づいて、第
1の内部アドレス生成回路と同期して、メモリ回路のテ
スト動作のための内部アドレスを生成する第2の内部ア
ドレス生成回路をさらに含む。
【0036】請求項12記載の半導体集積回路装置は、
請求項1記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、ア
ドレス記憶回路は、行列状に行列状に配列された複数の
連想記憶型セルを含む連想記憶型セルアレイを含み、連
想記憶型セルアレイは、連想記憶型セルアレイの行に対
応してそれぞれ設けられる複数のワード線と、連想記憶
型セルアレイの行に対応してそれぞれ設けられる複数の
一致検出線とを含み、連想記憶型セルアレイは、ワード
線方向に沿って分割された第1および第2の連想記憶型
セルアレイに分割され、第1の連想記憶型セルアレイ
は、第1の連想記憶型セルアレイの列に対応してそれぞ
れ設けられ、検出された不良行アドレスを伝達するため
の複数の第1のビット線対を含み、第2の連想記憶型セ
ルアレイは、第2の連想記憶型セルアレイの列に対応し
てそれぞれ設けられ、検出された不良行アドレスを伝達
するための複数の第2のビット線対を含む。
【0037】請求項13記載の半導体集積回路装置は、
請求項1記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、ア
ドレス記憶回路は、行列状に行列状に配列された複数の
連想記憶型セルを含む連想記憶型セルアレイを含み、連
想記憶型セルアレイは、列方向に沿って分割された第1
および第2の連想記憶型セルアレイに分割され、第1の
連想記憶型セルアレイは、第1の連想記憶型セルアレイ
の行に対応してそれぞれ設けられる複数の第1のワード
線と、第1の連想記憶型セルアレイの行に対応してそれ
ぞれ設けられる複数の第1の一致検出線と、第1の連想
記憶型セルアレイの列に対応してそれぞれ設けられ、検
出された不良行アドレスを伝達するための複数の第1の
ビット線対とを含み、第2の連想記憶型セルアレイは、
第2の連想記憶型セルアレイの行に対応してそれぞれ設
けられる複数の第2のワード線と、第2の連想記憶型セ
ルアレイの行に対応してそれぞれ設けられる複数の第2
の一致検出線と、第2の連想記憶型セルアレイの列に対
応してそれぞれ設けられ、検出された不良行アドレスを
伝達するための複数の第2のビット線対とを含む。
【0038】請求項14記載の半導体集積回路装置は、
請求項1記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、ア
ドレス記憶回路は、行列状に行列状に配列された複数の
連想記憶型セルを含む連想記憶型セルアレイを含み、連
想記憶型セルアレイは、連想記憶型セルアレイの行に対
応してそれぞれ設けられる複数のワード線と、連想記憶
型セルアレイの行に対応してそれぞれ設けられる複数の
第1の一致検出線と、連想記憶型セルアレイの行に対応
してそれぞれ設けられる複数の第2の一致検出線と、連
想記憶型セルアレイの列に対応してそれぞれ設けられ、
検出された不良行アドレスおよび不良列アドレスを伝達
するための複数のビット線対と、複数の連想記憶型セル
に既に格納された不良行アドレスと新たに検出された不
良行アドレスを比較する場合には、第1の一致検出線を
用い、複数の連想記憶型セルに既に格納された不良列ア
ドレスと新たに検出された不良列アドレスを比較する場
合には、第2の一致検出線を用いるように制御する一致
検出手段とを含む。
【0039】請求項15記載の半導体集積回路装置は、
請求項1記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、ア
ドレス記憶回路は、行列状に行列状に配列された複数の
連想記憶型セルを含む連想記憶型セルアレイを含み、連
想記憶型セルアレイは、連想記憶型セルアレイの行に対
応してそれぞれ設けられる複数のワード線と、連想記憶
型セルアレイの行に対応してそれぞれ設けられる複数の
一致検出線と、連想記憶型セルアレイの列に対応してそ
れぞれ設けられ、検出された不良行アドレスおよび不良
列アドレスを伝達するための複数のビット線対と、テス
ト動作の第1のサイクルにおいては、前期複数の連想記
憶型セルに既に格納された不良行アドレスと新たに検出
された不良行アドレスとを比較する処理を行ない、テス
ト動作の第2のサイクルにおいては、複数の連想記憶型
セルに既に格納された不良列アドレスと新たに検出され
た不良列アドレスとを比較する処理を行なうように制御
する一致検出手段とを含む。
【0040】請求項16記載の半導体集積回路装置は、
請求項2記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、複
数の連想記憶型セルは、最終的に検出されて置換救済を
行なうための不良行アドレスおよび不良列アドレスとを
格納して、通常動作において、メモリ回路にアクセスさ
れたアドレスと不良アドレスとの比較のために使用され
る。
【0041】
【発明の実施の形態】[実施の形態1] [半導体集積回路装置1000の構成]図1は、本発明
に係る半導体集積回路装置1000の構成を説明するた
めの概略ブロック図である。
【0042】図1を参照して、半導体集積回路装置10
00は、n個(n:自然数)のDRAMコア100.1
〜100.nと、これらDRAMコア100.1〜10
0.nとの間でデータの授受を行ない、論理演算処理を
行なうためのロジック回路200.1〜200.nと、
DRAMコア100.1〜100.nに対するビルトイ
ンセルフテストを行なうためのビルトインセルフテスト
回路300と、ビルトインセルフテスト回路300のテ
スト結果により検出された不良ビットに対して、各DR
AMコア100.1〜100.nの各々において、どの
ような冗長救済を行なうべきかを解析して判定するため
のビルトイン冗長解析回路400とを備える。ここで、
冗長救済の解析とは、各DRAMコアにおいて、不良ビ
ットの存在する正規メモリセル行および正規メモリセル
列を、複数の冗長メモリセル行および冗長メモリセル列
によりどのように置換すれば、救済可能であるかを分析
することを意味する。
【0043】ビルトインセルフテスト回路300に対し
ては、外部端子12からリセット信号RSTが与えら
れ、外部端子14からマスタクロック信号MCLKが与
えられ、外部端子16からテスト開始指示信号TSが与
えられる。さらに、ビルトインセルフテスト回路300
には、外部端子20から冗長解析後の冗長解析結果を示
すデータの読出動作を指示するためのデータ読出コマン
ドRDCが与えられる。「冗長解析結果を示すデータ」
とは、具体的には、冗長救済が可能であるかを示すデー
タや、冗長解析が可能である場合にいずれのアドレスを
冗長置換するべきかを示すデータ等を意味する。
【0044】一方、ビルトインセルフテスト回路から
は、外部端子18に対して、テスト終了を示すテスト終
了信号TEが与えられ、外部端子22に対しては、冗長
解析結果を示すデータが与えられ、外部端子24には冗
長解析結果を示すデータが出力されていることを示すデ
ータイネーブル信号DEが出力される。
【0045】一方で、DRAMコア100.1と、ロジ
ック回路200.1との間には、データを保持して、シ
リアルにデータシフトを行ない、かつパラレルにデータ
を入出力可能なデータ保持回路、たとえば、フリップフ
ロップ回路500.1が設けられ、このDRAMコア1
00.1とロジック回路200.1との間のデータ授受
を制御する。
【0046】他のDRAMコア100.2とロジック回
路200.2の間、ならびにDRAMコア100.nと
ロジック回路200.n等との間にもそれぞれ、フリッ
プフロップ回路500.2〜500.nが設けられてい
る。
【0047】ビルトインセルフテスト回路300から
は、DRAMコア100.1〜100.nに対するデー
タ入出力を制御するために、データイネーブル信号DE
1〜DEnが出力される。信号DE1〜DEnは、それ
ぞれ、フリップフロップ回路500.1〜500.nに
与えられる。
【0048】フリップフロップ回路500.1〜50
0.nは互いにシリアルに接続されており、テスト動作
においては、ビルトインセルフテスト回路300から与
えられる信号SDoutをシリアルに伝達して保持す
る。このようにして保持されたデータが、フリップフロ
ップ回路500.1〜500.nから、DRAMコア1
00.1〜100.nに与えられテスト動作が行なわれ
た後、テスト結果に相当するデータが、再びフリップフ
ロップ回路500.1〜500.nに保持される。後に
説明するように、一般には、DRAMコア100.1〜
100.nのうち、順次1つが選択され、選択された1
つのDRAMコアがテスト対象とされる。
【0049】このようにして、フリップフロップ回路5
00.1〜500.nに保持されているテスト結果に相
当するデータは、再びビルトインセルフテスト回路30
0からの制御に応じて、シリアルにシフト動作がされ
て、ビルトインセルフテスト回路300にデータSDi
nとして与えられる。
【0050】より詳しく説明すると、フリップフロップ
回路500.1〜500.nには、ビルトインセルフテ
スト回路300から、テスト動作モードであるか通常動
作モードであるかを指定するためのモードコマンドMC
が与えられる。
【0051】モードコマンドMCが活性状態(“H”レ
ベル)であるときは、テスト動作モードが選択されて、
ビルトインセルフテスト回路300から、フリップフロ
ップ回路500.1〜500.nにシリアルに与えられ
ていたデータが、DRAMコア100.1〜100.n
に与えられる。また、DRAMコア100.1〜10
0.nからフリップフロップ回路500.1〜500.
nに与えられたデータは、シリアルにビルトインセルフ
テスト回路300に伝達される。
【0052】モードコマンドMCが活性状態である期間
は、ロジック回路200.1〜200.nには、モード
コマンドMCがインバータINV1〜INVnにより反
転された信号がそれぞれ与えられて、ロジック回路20
0.1〜200.nは不活性状態である。
【0053】これに対して、モードコマンドMCが不活
性状態(“L”レベル)である期間(通常動作期間)
は、対応するロジック回路200.1〜200.nから
のデータが、フリップフロップ回路500.1〜50
0.nを介して、DRAMコア100.1〜100.n
にそれぞれ与えられる。また、DRAMコア100.1
〜100.nから出力されたデータが、フリップフロッ
プ回路500.1〜500.nを介して、対応するロジ
ック回路200.1〜200.nにそれぞれ与えられ
る。通常動作においては、ロジック回路200.1〜2
00.nは、端子群10を介して、外部との間でデータ
の授受を行なっている。
【0054】ビルトインセルフテスト回路300から
は、フリップフロップ回路500.1〜500.nに対
して、マスタクロック信号MCLKに基づいて生成され
たクロック信号CLKが与えられて、データのシフト動
作や、データの授受動作のタイミングの制御が行なわれ
る。
【0055】クロック信号CLKはDRAMコア10
0.1〜100.nにも与えられ、コマンド授受のタイ
ミングやデータ入出力のタイミングが制御される。
【0056】ビルトイン冗長解析回路400は、ビルト
インセルフテスト回路300からクロック信号CLKを
受けて、これに同期して動作する。ビルトインセルフテ
スト回路300からは、ビルトイン冗長解析回路400
に対して、後に説明するような冗長解析動作を制御する
ためのコントロール信号Ctlや、ビルトインセルフテ
ストを行なっているDRAMコア中のメモリセルを指定
するためのアドレス信号Addや、ビルトインセルフテ
ストの結果、アドレス信号Addに対応するメモリセル
が良品であるか不良品であるかを示すパス/フェイル信
号P/Fが与えられる。
【0057】また、ビルトイン冗長解析回路400から
は、後に説明するように、冗長解析結果に相当するデー
タRDがビルトインセルフテスト回路300に対して与
えられる。
【0058】ここで、データRDとしては、冗長救済が
可能であるか否かを示すデータや、冗長救済を行なうア
ドレスを示すデータ等が含まれる。
【0059】[DRAMコアの構成]図2は、図1に示
したDRAMコア100.1の構成を説明するための概
略ブロック図である。
【0060】他のDRAMコア100.2〜100.n
の構成も、メモリ容量や冗長メモリセル行の数や冗長メ
モリセル列の数を除いては、その構成は基本的に同様で
ある。
【0061】図2を参照して、DRAMコア100.1
は、フリップフロップ回路500.1を介して与えられ
る行アドレスストローブ信号RAS、列アドレスストロ
ーブ信号CAS、ライトイネーブル信号WE、モードコ
マンドMC等の制御信号を受けて、内部制御信号を生成
するコマンドデコーダ30と、通常動作においてフリッ
プフロップ回路500.1を介してロジック回路20
0.1から与えられるアドレス信号A0〜Ai(i:自
然数)を受けて対応する内部アドレス信号を生成するア
ドレスバッファ回路32と、テスト動作においてテスト
データが書きこまれるアドレスを指定するための内部ア
ドレス信号を生成するアドレス生成回路34と、アドレ
スバッファ回路32からの出力とアドレス生成回路34
からの出力とを受け、コマンドデコーダ30により制御
されて選択的に出力する切換回路36とを備える。
【0062】ここで、コマンドデコーダ30は、メモリ
セルの選択動作を活性化するためのACT信号、読出し
動作を指定するための信号READ、書込み動作を指定
するための信号WRITE、プリチャージ動作を指定す
るための信号PCGおよび切換回路36を制御するため
の内部信号を生成する。これら内部制御信号に応じて、
読出し動作に関連する回路、書込み動作に関連する回路
およびプリチャージ動作に関連する回路の動作が制御さ
れる。また、アドレス生成回路34は、ビルトインセル
フテスト回路300からのカウントクロック信号UCC
LKに基づいて内部アドレス信号を生成し、リセット信
号RSTに応答してリセットされる。
【0063】内部アドレス信号とは、たとえば、行アド
レス信号RA0−9から生成される互いに相補な内部行
アドレス信号RA0−9および/RA0−9と、列アド
レス信号CA0−9から生成される互いに相補な内部列
アドレス信号CA0−9および/CA0−9とを意味す
る。
【0064】DRAMコア100.1は、さらに、行列
状に配置された複数のメモリセルMCを有するメモリセ
ルアレイ110とを備える。メモリセルMCは、データ
を保持するためのキャパシタ(図示せず)と、各行に対
応するワード線WLに接続されたゲートを有するアクセ
ストランジスタGM(図示せず)とによって構成され
る。メモリセルアレイ110においては、メモリセルの
各行に対してワード線WLが設けられ、メモリセルの各
列に対してビット線BL,/BLが設けられる。
【0065】また、図2に示したメモリセルアレイ11
0は、正規のメモリセルアレイRMAと、冗長メモリセ
ル行(スペアロウ)SRと冗長メモリセル列(スペアコ
ラム)SCとを含む。たとえば、スペアロウSRとして
は、2本のスペアロウSR1およびSR2が設けられ、
スペアコラムSCとしては、2本のスペアコラムSC1
およびSC2が設けられているものとする。ただし、ス
ペアロウおよびスペアコラムの本数は、DRAMコアに
よって異なっている。
【0066】[DRAMコアの通常動作モード時の動
作]上述のとおり、通常動作時においては、切換回路3
6は、アドレスバッファ回路32からの内部行アドレス
信号および内部列アドレス信号を、そのままロウアドレ
スデコーダ40、コラムアドレスデコーダ50およびス
ペアコラムデコーダ52にそれぞれ出力する。
【0067】ここで、ロウアドレスデコーダ40は、正
規メモリセルアレイ内のメモリセル行を選択するための
信号を生成する正規ロウアドレスデコーダ40R(図示
せず)と、予め不揮発的にプログラムされた不良行アド
レスに内部アドレス信号が対応するときは、正規ロウア
ドレスデコーダ40Rの動作を停止させてスペアロウS
R内の冗長メモリセル行を代わりに選択するための信号
を生成するスペアロウアドレスデコーダ40S(図示せ
ず)とを含む。同様にして、コラムアドレスデコーダ5
0は、正規メモリセルアレイ内のメモリセル列を選択す
るための信号を生成する正規コラムアドレスデコーダ5
0R(図示せず)と、予め不揮発的にプログラムされた
不良列アドレスに内部アドレス信号が対応するときは、
正規コラムアドレスデコーダ50Rの動作を停止させて
スペアコラムSC内の冗長メモリセル列を代わりに選択
するための信号を生成するスペアコラムアドレスデコー
ダ50S(図示せず)とを含む。
【0068】ワード線ドライバ回路42は、ロウアドレ
スデコーダ40からの信号に応じて、選択されたワード
線の電位レベルを活性レベルとする。
【0069】また、列選択ゲート52は、読出し動作に
おいては、選択されたメモリセル行(ワード線)に属す
るメモリセルMCからビット線対BL,/BLを介して
読み出されてセンスアンプ60により増幅された読出し
データのうち選択されたメモリセル列からのデータをリ
ードアンプ70に与える。リードアンプ70により増幅
された読出しデータは、データラッチ72に格納保持さ
れた後、クロック信号CLKに同期して、データDou
tとしてフリップフロップ回路500.1に与えられ
る。
【0070】一方、書込み動作においては、フリップフ
ロップ回路500.1からデータDinとして与えられ
る書込みデータは、クロック信号CLKに同期してデー
タラッチ82に格納保持された後、ライトドライバ回路
80により増幅されて列選択ゲート52に与えられる。
列選択ゲート52は、選択されたメモリセル列のビット
線対BL,/BLに対して書込みデータを与え、ワード
線の活性化により選択されているメモリセルにデータの
書込みを行なう。
【0071】[DRAMコアのテストモード時の動作]
さらに、切換回路36は、テスト動作においては、アド
レスバッファ回路32からの内部アドレス信号ではな
く、クロック信号UCCLKに応じてアドレス生成回路
34で生成した内部アドレス信号を、ロウアドレスデコ
ーダ40、コラムアドレスデコーダ50にそれぞれ与え
る。さらに、データラッチ82に入力される書込みデー
タは、ロジック回路200.1からの信号ではなく、ビ
ルトインセルフテスト回路300で生成されたテスト用
書込データDTである。
【0072】このようなテスト動作における書込動作が
終了した後、ビルトインセルフテスト回路300から
は、読出し用のアドレス信号がDRAMコア100.1
に与えられ、順次書込まれたデータの読出を行なう。ビ
ルトインセルフテスト回路300は、この読出されたデ
ータと期待値データExp.DTとの比較結果に応じ
て、正規メモリセルアレイRMA中の不良メモリセル位
置を順次検出していく。ビルトイン冗長解析回路400
は、このような複数の不良メモリセルに対応する複数の
不良行アドレスおよび不良列アドレスを、スペアロウS
RおよびスペアコラムSCのどのような組合せで置換す
れば救済可能かを判定する。
【0073】このようなテスト動作中の読出動作が終了
すると、ビルトイン冗長解析回路400の判定に従っ
て、スペアロウデコーダ40Sおよびスペアコラムデコ
ーダ50Sは、それぞれ置換するべき不良行アドレスお
よび不良列アドレスをそれぞれ不揮発的に記憶する。こ
のために、ビルトインセルフテスト回路300は、テス
ト動作終了後に、このような置換を行うべきアドレスを
外部に出力する。この場合は、この外部に出力された置
換アドレスにしたがって、外部テスタがリペア装置に指
示を出し、リペア装置がスペアロウデコーダ40S、ス
ペアコラムデコーダ50Sのヒューズ素子をトリミング
する構成としてもよい。あるいは、スペアロウデコーダ
40Sおよびスペアコラムデコーダ50Sは、ビルトイ
ンセルフテスト回路300から指示される置換アドレス
を電気的に書込み読出し可能な不揮発性記憶素子を備え
る構成としてもよい。
【0074】ビルトインセルフテスト回路300および
ビルトイン冗長解析回路400によるこのような冗長解
析が終わった後は、通常の読出動作および書込動作が行
なわれることになる。
【0075】[DRAMコアの冗長置換後の通常動作]
冗長置換後の通常の読出動作および書込動作において
は、アドレスバッファ回路32からの内部行アドレス信
号をデコードした行デコーダ40からの出力に応じて、
ワード線ドライバ42は、対応するワード線WLを選択
的に活性化する。このとき、スペアロウデコーダ40S
は、不揮発的に記憶している不良行アドレスと、アドレ
スバッファからの内部行アドレスとが一致した場合、ス
ペアロウSRのワード線WLを活性化し、正規ロウアド
レスデコーダ40Rに対しては、行選択動作を行なわな
い指示を与える。
【0076】一方、コラムアドレスデコーダ50は、ア
ドレスバッファ回路32からの内部列アドレス信号をデ
コードして、コラム選択信号を活性化する。このとき、
スペアコラムデコーダ50Sは、アドレスバッファ回路
32からの内部列アドレス信号が、不揮発的に記憶して
いる不良列アドレスと一致する場合には、スペアコラム
SCに対応するコラム選択信号を活性化し、正規コラム
アドレスデコーダ50Rに対しては、選択動作を行なわ
ないように指示する。
【0077】コラム選択信号は、コラム選択線(図示せ
ず)によって列選択ゲート52に与えられる。列選択ゲ
ート52は、列選択信号に応じてビット線対BL,/B
Lのデータを増幅するセンスアンプ60とリードアンプ
70とを選択的に接続する。
【0078】[ビルトインセルフテスト回路300の構
成]図3は、図1に示したビルトインセルフテスト回路
300の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0079】ビルトインセルフテスト回路300は、ビ
ルトインセルフテスト動作を制御するためのBISTコ
ントロール部310と、ビルトイン冗長解析回路400
の動作を制御するためのビルトイン冗長解析コントロー
ル部320と、BISTコントロール部310から与え
られるクロック信号UCCLKに応じてビルトインセル
フテストを行なうための内部アドレスを生成するアドレ
ス生成回路330と、BISTコントロール部310に
おいて生成されたテストデータDTおよびテスト動作の
ためのコマンド信号を受けて、この並列データをシリア
ルなデータに変換して、フリップフロップ回路500.
1に対して出力するためのパラレルシリアル変換部34
0と、BISTコントロール部310からの制御に従っ
てビルトインセルフテストの対象となるDRAMコアの
最大アドレスを保持するための最大アドレスレジスタ3
42と、アドレス生成回路330から生成される内部ア
ドレス信号と、最大アドレスレジスタ342中に保持さ
れる最大アドレスとの比較結果に応じて、アドレス生成
回路330の動作をリセットするための比較器344と
を備える。
【0080】BISTコントロール回路からは、モード
コマンドMCと信号DE1〜DEn(総称して、DE<
n>で表す)とが、フリップフロップ回路500.1〜
500.nに対して出力される。
【0081】アドレス生成回路330からは、クロック
信号UCCLKが出力され、DRAMコア100.1〜
100.n内のアドレス生成回路34にも与えられる。
したがって、アドレス生成回路330の生成するアドレ
スとアドレス生成回路34の生成するアドレスは、同一
のアドレスに対応したものとなる。
【0082】ビルトインセルフテスト回路300は、さ
らに、テスト動作中の読出し動作においてテスト対象と
なるDRAMコアに対して出力されたコマンドおよび書
込データに対する期待値データExp.DTとをBIS
Tコントロール部310から受取り、かつ、これらコマ
ンドおよび期待値データに対応する読出動作が行なわれ
たアドレスをアドレス生成回路330から受け取って、
これらを対応付けて格納し、クロック信号CLKに応じ
て順次シフト動作させるアドレス・データシフトラッチ
回路350と、フリップフロップ回路500.nのスキ
ャンデータSoutをシリアルにSDinとして受け取
り、コマンドデータがテスト対象となるDRAMコアか
らのデータの読出が行なわれることを示している場合
に、BISTコントロール部310からの期待値データ
Exp.DTとスキャンデータSoutとの比較結果を
パス/フェイル信号P/Fとして出力する比較回路36
0とを備える。なお、比較回路360からパス/フェイ
ル信号P/Fが出力されるのに併せて、アドレス・デー
タシフトラッチ回路350からはアドレス信号Add
が、ビルトイン冗長解析回路400に対して出力され
る。したがって、コマンドデータがテスト対象となるD
RAMコアからのデータの読出が行なわれることを示し
ていない場合には、パス/フェイル信号P/Fとアドレ
ス信号Addとは、ともにビルトインセルフテスト回路
300からは出力されないものとする。
【0083】ビルトインセルフテストコントロール部3
10は、マスタクロック信号MCLKを受けて、クロッ
ク信号CLKを生成し、テスト開始信号TSに応じてテ
スト動作を開始する。一方リセット信号RSTに応じ
て、テスト動作を終了する。テスト動作の終了に伴っ
て、ビルトインセルフテストコントロール部310から
はテスト終了信号TEが出力される。
【0084】さらに、内部端子20からデータ読出コマ
ンドが与えられると、ビルトインセルフテストコントロ
ール部310からは、後に説明するようにビルトイン冗
長解析回路400から与えられた冗長解析結果を示すデ
ータおよびこの解析結果のデータが出力されていること
を示すデータイネーブル信号DEが出力される。
【0085】[ビルトイン冗長解析回路400の動作の
概要]以下、ビルトイン冗長解析回路400の構成を説
明する前に、ビルトイン冗長解析回路400の行なう処
理の概要について簡単に説明しておく。
【0086】図4は、図1に示したDRAMコアのうち
最も大きなメモリ容量を有するDRAMコア、たとえば
DRAMコア100.2において、不良ビットの検出お
よび冗長メモリセル行および冗長メモリセル列との置換
動作を説明するための概念図である。
【0087】図4は、DRAMコア100.2中のアド
レス生成回路34により生成されるアドレス信号に応じ
て、DRAMコア100.2中の正規メモリセルアレイ
140中のメモリセルに順次データが書込まれ、読出さ
れたデータと期待値との比較の結果検出された不良ビッ
トの配置を示す。不良ビットは図4中の黒丸で示され、
黒丸に付された番号の順序で不良ビットが検出されるも
のとする。
【0088】図4に示されるような不良ビットを、スペ
アロウSRおよびスペアコラムSCで置換する処理手続
について簡単にまとめると以下のとおりである。
【0089】以下では、図4中の不良ビットに対応する
メモリセルを検出の順番に従って、不良メモリセルDB
M1〜DBM8とよぶ。
【0090】このとき、2本のスペアロウSR1および
SR2と、2本のスペアコラムSC1とSC2で、これ
ら不良メモリセルに対応する不良アドレスの置換処理を
行なう場合に、スペアロウとスペアコラムをいかなる順
番で、不良メモリセルに対応する正規メモリセル行また
は正規メモリセル列と置換していくかに依存して、すべ
ての不良メモリセルが救済される場合とそうでない場合
とが存在する。
【0091】たとえば、不良メモリセルDBM1および
DBM2(行アドレスは共通)を、スペアロウRaで置
換し、不良メモリセルDBM5およびDBM6(行アド
レスは共通)を2番目のスペアロウメモリセルRbで置
換し、不良メモリセルDBM3およびDBM7(列アド
レスは共通)を1番目のスペアコラムCaで置換し、不
良メモリセルDBM4およびDBM8(列アドレスは共
通)を、2番目のスペアコラムメモリセルCbで置換し
た場合は、すべての不良メモリセルDBM1〜DBM8
を、2本のスペアロウおよび2本のスペアコラムで置換
することが可能である。
【0092】しかしながら、たとえば、不良メモリセル
DBM1を、まず第1のスペアコラムCaで置換し、不
良メモリセルDBM2を第2のスペアコラムCbで置換
した後に、続いて検出される不良メモリセルDBM3お
よびDBM4を1番目のスペアロウRaで置換し、次に
現われる不良メモリセルDBM5およびDBMを、2番
目のスペアロウRbで置換するという処理を順次行なっ
た場合は、すべての不良メモリセルを2本のスペアロウ
および2本のスペアコラムで置換することで救済するこ
とはできない。
【0093】以上のように、不良メモリセルを順次検出
しつつ、スペアロウまたはスペアコラムで置換する処理
においては、不良メモリセルの正規メモリアレイ中での
分布のみならず、いかなる順序でスペアロウおよびスペ
アコラムの置換処理を行なっていくかに依存して、救済
可能な場合と救済可能でない場合があることになる。
【0094】ここで、スペアロウが2本あり、スペアコ
ラムも2本ある場合、順次検出される不良メモリセル
を、いかなる順序でスペアロウおよびスペアコラムと置
換していくかには、各置換を行なう4つのステップ中に
おいて何番目のステップでスペアロウあるいはスペアコ
ラムとの置換を行なうかにより、以下の6通りの組合せ
がある。
【0095】以下では、スペアロウとの置換を行なう場
合をRで表わし、スペアコラムとの置換を行なう場合を
Cで表わすものとする。
【0096】 ケース1:R→R→C→C ケース2:R→C→R→C ケース3:R→C→C→R ケース4:C→C→R→R ケース5:C→R→C→R ケース6:C→R→R→C すなわち、4つのステップのうち、何番目のステップ
で、スペアロウとの置換を行なうかが決定されれば、こ
のような組合せが決定されることになり、このような組
合せの総数は全部で4個(スペアロウ2個+スペアコラ
ム2個)のものから2個を取出す場合の組合せの数
(2+2)2=4!/(2!・2!)=6通りだけあること
になる。ここで、自然数kに対し、k!は、自然数kの
階乗を表す。
【0097】より一般的には、スペアロウがm本、スペ
アコラムがn本ある場合、このような組合せの数は
(m+n)n(m+n)m=(m+n)!/(m!×n!)通
りだけ存在することになる。
【0098】スペアロウ2本およびスペアコラム2本に
より、最終的にすべての不良メモリセルの置換および救
済が可能である場合は、上記6通りの順序のうちに必
ず、完全に救済を行うことが可能なスペアロウおよびス
ペアコラムとの置換処理の順序が存在することになる。
【0099】図5は、図4に示した順序で不良ビットが
検出された場合の冗長救済のための冗長行と冗長列の置
換順序と、置換可能性の関係を示す図である。
【0100】以下では、図4において説明したことを具
体的な手順としてさらに詳しく説明する。
【0101】図5においても、冗長行で置換する場合を
「R」で示し、冗長列で置換する場合を「C」で示して
いる。つまり、置換の順序は「RRCC」〜「CRR
C」の6通りである。
【0102】たとえば、「RRCC」の順序で不良ビッ
トの置換を行なっていく場合を考える。
【0103】この場合は、まず、「RRCC」の順序の
うちの最初の「R」、つまり行アドレスが置換するべき
アドレスである。したがって、不良ビット1が検出され
た際に、冗長行Raにより置換が行なう必要がある。こ
れにより、不良ビット1の行アドレスがビルトイン冗長
解析部400内に格納される。続いて、不良ビット2が
検出された場合は、不良ビット2の行アドレスと不良1
の行アドレスが等しいため、不良ビット2も冗長行Ra
により救済が既にされている。このため、新たな冗長置
換は行なう必要はない。
【0104】これに対して、不良ビット3が検出された
ときには、不良ビット3の行アドレスは、不良ビット1
および2の行アドレスとは異なるので、この不良ビット
3は、次の冗長メモリセル行Rbにより置換されなけれ
ばならない。これにより、不良ビット3の行アドレスが
ビルトイン冗長解析部400内に格納される。ここまで
で、「RRCC」のうち、「RR」までの置換が行なわ
れたことに相当する。
【0105】続いて、不良ビット4が検出された場合
は、不良ビット4の行アドレスはすでに発見された不良
ビット3の行アドレスと同じであるため、この場合も新
たな置換処理は行なわれない。
【0106】これに対して、不良ビット5が検出される
と、不良ビット5の行アドレスおよび列アドレスのいず
れもがそれまでに発見された不良ビットのアドレスとは
異なるので、不良ビット5については冗長列Caによる
置換が行なわれなければならない。これにより、不良ビ
ット5の列アドレスがビルトイン冗長解析部400内に
格納される。ここまでで、「RRCC」のうち、「RR
C」までの置換が行なわれたことに相当する。
【0107】続いて不良ビット6が検出されると、不良
ビット6の列アドレスは、すでにビルトイン冗長解析部
400内に格納されている不良ビットのいずれの行アド
レスおよび列アドレスとも異なるので、次の冗長メモリ
セル列Cbによる置換が行なわれなけらばならない。こ
れにより、不良ビット6の列アドレスがビルトイン冗長
解析部400内に格納される。以上で、「RRCC」の
順序での置換はすべて終了したことに相当する。
【0108】ところが、さらに不良ビット7が検出され
ると、この不良ビット7のアドレスはそれ以前に検出さ
れ、ビルトイン冗長解析部400内に格納された不良ビ
ットのいずれの行アドレスおよび列アドレスとも異な
る。このため、不良ビット7は、本来冗長メモリセルに
よる置換が行なわれなければならないが、既にすべての
冗長メモリセル行および冗長メモリセル列による置換の
割当が完了しているために、この「RRCC」という順
序で置換を行なった場合には、すべての不良ビットを救
済することはできないと判定される。
【0109】上述のとおり、2本の冗長メモリセル行と
2本の冗長メモリセル列によりすべての不良ビットが救
済されるのであれば、上述した6通りの組合せのいずれ
かの順序で冗長置換を行なう割当の中に、すべての不良
ビットを救済可能な組合せが少なくとも1つ存在してい
るはずである。これを、以下では「救済解」と呼ぶこと
にする。
【0110】「RRCC」と同様の手続に従えば、「R
CCR」の順序で置換を行なった場合には、すべての不
良ビットの救済を行なうことが可能なことがわかる。
【0111】図1に示したビルトイン冗長解析回路40
0においては、2本の冗長メモリセル行と2本の冗長メ
モリセル列により置換救済を行なう場合には、上述した
6通りのすべての組合せについて並列して冗長救済が可
能か否かの判定を行なう構成となっている。したがっ
て、すべての不良ビットの検出が終了した時点で、救済
解が存在するか否かの判定結果が得られることになる。
【0112】しかしながら、図1に示したとおり、半導
体集積回路装置1000には、メモリ容量が異なり、か
つそれに対応して設けられる冗長メモリセル行の個数お
よび冗長メモリセル列の個数が異なるDRAMコアが複
数存在する。
【0113】この場合は、ビルトイン冗長解析回路40
0において、異なった処理を行なう必要がある。
【0114】図6は、そのようなメモリ容量の異なるD
RAMコアに対するテスト動作の概念を説明するための
図である。
【0115】たとえば、冗長メモリセル行が2本存在
し、冗長メモリセル列が1本存在する場合は、上述した
6通りの組合せのうちの、「RRCC」、「RCRC」
および「CRRC」の3つの構成において、最初から3
番目までの処理だけを抜き出して考えれば、このような
冗長構成に相当する処理となる。
【0116】言い換えれば、冗長メモリセル行が2本、
冗長メモリセル列が2本存在する場合には、6通りの組
合せのうち、最後のステップが完了した後に、さらに不
良ビットが検出された場合は、そのような組合せでの冗
長救済は不可であると判定される。
【0117】図6(a)は、冗長メモリセル行が2本、
冗長メモリセル列が1本の場合に行なう処理の概念を示
す図である。この場合は、上述した3通りの組合せのう
ち、3番目のステップまでの冗長置換が完了した後に、
さらに不良ビットが検出された場合は、そのいずれの組
合せでもすべての不良ビットを救済することができない
と判定されることになる。
【0118】したがって、以下に説明するように、本発
明においては、このように、何ステップ目までの処理が
終了した時点で、冗長救済可能であるか否かの判定を行
なうかが、ビルトインセルフテスト回路300からビル
トイン冗長解析回路400に与えられる制御信号Ctl
に応じて可変な構成となっている。
【0119】図6(b)は、冗長メモリセル行が1本、
冗長メモリセル列が2本の場合の冗長置換の手順を示
す。この場合は、「RCCR」、「CCRR」および
「CRCR」の組合せのうちの3ステップ目までが終了
した後に、さらに救済しなければならない不良ビットが
検出された場合は、冗長救済が不可と判定されることに
なる。
【0120】図6(c)は、冗長メモリセル行が1本、
冗長メモリセル列が1本の場合の同様の手順を示す。
【0121】図6(c)においては、、「RCRC」お
よび「CRCR」の組合せのうち、2番目のステップが
完了した後に、さらに冗長救済しなければならない不良
ビットが検出された場合には、冗長救済不可と判定され
る。
【0122】[ビルトイン冗長解析回路400の構成]
図7は、ビルトイン冗長解析回路400内において、図
5および図6で説明したような冗長救済が可能か否かの
判定を行なうアドレス置換判定器ARDの部分を抜き出
して示す概略ブロック図である。
【0123】図7に示されたアドレス置換判定器ARD
においては、上述のような6通りの場合をそれぞれ並列
に判定していくことが可能なように、6通りの系統につ
いて並列的に処理をする構成となっている。
【0124】図7を参照して、アドレス置換判定器AR
Dは、上記ケース1からケース6のそれぞれに対応し
て、不良アドレスの置換処理を行なった場合に、不良ア
ドレスの置換により、救済可能であるかをそれぞれ判定
するための第1から第6の置換判定部4100.1〜4
100.6を備える。
【0125】アドレス置換判定器は、さらに、第1の置
換判定部4100.1から第6の置換判定部4100.
6に対応して、各々が2本のスペアロウと置換するべき
ロウアドレスを記憶するロウアドレス記憶部RM1〜R
M6と、2本のコラムアドレスと置換されるべき列アド
レスを記憶するためのコラムアドレス記憶部CM1〜C
M6を備える。
【0126】たとえば、上記ケース1の場合、すなわ
ち、スペアロウによる置換処理を2回続けて行なった
後、スペアコラムによる置換を2回続けて行なう処理に
対応して設けられる第1の置換判定部4100.1に対
応して、ロウアドレス記憶部RM1およびコラムアドレ
ス記憶部CM1がそれぞれ設けられている。
【0127】ロウアドレス記憶部RM1は、第1のスペ
アロウRaにより置換されるべきロウアドレスを記憶す
るための記憶セル列MCR11と、第2のスペアロウR
bで置換されるべき行アドレスを記憶するための記憶セ
ル列MCR12とを含む。
【0128】一方、コラムアドレス記憶部CM1は、第
1のスペアコラムCaにより置換されるべき列アドレス
を記憶するための記憶セル列MCC11と、第2のスペ
アコラムCbで置換されるべき列アドレスを記憶するた
めの記憶セル列MCC12とを含む。
【0129】第1の置換判定部4100.1は、上述の
とおりケース1の場合に対応しているので、対応してい
るロウアドレス記憶部RM1およびコラムアドレス記憶
部CM1中の記憶セル列を、記憶セル列MCR11、記
憶セル列MCR12、記憶セル列MCC11、記憶セル
列MCC12の順序で、パス/フェール信号P/Fが活
性化するごとに、その時点での内部アドレス信号を記憶
セル列に書込むか否かの判定をしていく。
【0130】記憶セル列MCR11、MCR12、MC
C11、MCC12に対応して、プリチャージ回路CP
R11、CPR12、CPC11、CPC12がそれぞ
れ設けられている。プリチャージ回路CPR11〜CP
C12は、それぞれ、対応する記憶セル列MCR11〜
MCC12に対して設けられている一致判定線MLを、
信号PCGに応じて“H”レベルにプリチャージする。
【0131】記憶セル列MCR11およびMCR12
は、それぞれ内部行アドレス信号RA0,/RA0の組
〜信号RA9,/RA9の組の10個の組に対応して設
けられ、これら信号のレベルを記憶するための連想記憶
型セル(CAMセル:ContentAddressable Memory Cel
l)を含んでいる。
【0132】同様にして、記憶セル列MCC11および
MCC12は、それぞれ、内部列アドレス信号CA0,
/CA0の組〜信号CA9,/CA9の10個の組に対
応してそれぞれ設けられ、これら信号レベルを記憶する
ためのCAMセルを含んでいる。
【0133】ロウアドレス記憶部RM1およびコラムア
ドレス記憶部CM1中のCAMセルは、対応する第1の
置換判定部4100.1からの指示に応じて、書込活性
化線TWLのレベルが活性レベル(“H”レベル)とな
ることに応じて、それぞれ対応する内部行アドレス信号
または内部列アドレス信号のレベルを記憶する。
【0134】一方、予め“H”レベルにプリチャージさ
れている一致判定線MLのレベルは、記憶セル列が既に
記憶しているアドレス信号のレベルと、その時点でアド
レス置換判定器ARDに与えられている内部アドレス信
号RA0,/RA0〜RA9,/RA9または内部列ア
ドレス信号CA0,/CA0〜CA9,/CA9のレベ
ルとが一致している場合には“H”レベルを維持する。
一方、一致していない場合には、一致判定線MLのレベ
ルは、“L”レベルとなる。
【0135】さらに、記憶セル列MCR11,MCR1
2,MCC11およびMCC12に対応して、フリップ
フロップ回路SFR11、SFR12、SFC11、S
FC12がそれぞれ設けられている。フリップフロップ
回路SFR11〜SFC12のレベルは、テスト動作が
開始される前に、リセット信号RSTによりリセットさ
れており、対応する記憶セル列の書込選択線TWLが活
性状態(“H”)となることに応じて、セットされる。
【0136】第2の置換判定部4100.2は、ケース
2に対応しており、スペアロウによる置換処理と、スペ
アコラムによる置換を交互に行なう処理に対応して、ロ
ウアドレス記憶部RM2およびコラムアドレス記憶部C
M2がそれぞれ設けられている。第2の置換判定部41
00.2は、対応しているロウアドレス記憶部RM2お
よびコラムアドレス記憶部CM2中の記憶セル列を、記
憶セル列MCR21、記憶セル列MCC21、記憶セル
列MCR22、記憶セル列MCC22の順序で、パス/
フェイル信号P/Fが活性化するごとに、その時点での
内部アドレス信号を記憶セル列に書込むか否かの判定を
していく。その他の構成は、第1の置換判定部310
0.1の構成と同様である。
【0137】第3から第6の置換判定部4100.3〜
4100.6についても、それぞれが、ケース3からケ
ース6に応じて、対応する記憶セル列と記憶セル列への
書込みを行う順序とが異なるのみで、その他の構成は置
換判定部4100.1の構成と同様であるのでその説明
は繰り返さない。
【0138】以上のような構成において、置換判定部4
100.1の動作の大略を述べると以下のとおりであ
る。
【0139】すなわち、たとえば、パス/フェイル信号
P/Fが活性状態となった時点で、第1の置換判定部4
100.1は、まず、記憶セル列MCR11、MCR1
2、MCC11およびMCC12の一致検出線MLのレ
ベルを”H”レベルにプリチャージする。プリチャージ
終了後、最初に不良ビットが検出されたときには、いず
れの一致検出線MLのレベルも”L”レベルとなる。こ
れに応じて、第1の置換判定部4100.1は、記憶セ
ル列MCR11の書込選択線TWLを活性状態とする。
これにより、記憶セル列MCR11に対応するフリップ
フロップ回路SFR11のレベルがセットされ、この記
憶セル列MCR11へのアドレス信号の書込が既に行な
われたことがデータとして保持される。
【0140】続いて、再びパス/フェイル信号P/Fが
活性状態となった際に、記憶セル列MCR11中に保持
されている内部行アドレス信号と、この時点での内部行
アドレス信号のレベルとの比較を、それぞれのCAMセ
ルが行ない、その比較結果に応じて、記憶セル列MCR
11の一致検出線MLのレベルが駆動される。これに応
じて、第1の置換判定部3100.1は、既に記憶セル
列MCR11に保持されている内部行アドレスと、新た
に検出された不良メモリセルに対応する内部行アドレス
とが一致している場合には、記憶セル列MCR12の活
性化を行なわない。
【0141】これに対して、記憶セル列MCR11に既
に記憶されている内部行アドレスと、新たに発見された
不良メモリセルに対応する内部行アドレスとが一致して
いない場合には、第1の置換判定部4100.1は、2
番目に活性化されるべき記憶セル列MCR12の書込選
択線TWLを活性状態とする。
【0142】すると、2番目の記憶セル列MCR12
に、新たに発見された不良メモリセルに対応する内部行
アドレスが書込まれるとともに、記憶セル列MCR12
に対応するフリップフロップ回路SFR12のレベルが
セット状態とされる。
【0143】以下同様にして、順次不良メモリセルが検
出されるたびに、既に記憶セル列中に保持されている内
部行アドレスあるいは内部列アドレスと、新たに検出さ
れた不良メモリセルに対応する内部行アドレスまたは内
部列アドレスが一致しない場合には、第1の置換判定部
4100.1の対応するケース1の順番に従って、記憶
セル列が活性化されていく。
【0144】一方で、既に記憶セル列中に記憶されてい
る内部行アドレスまたは内部列アドレスと、新たに検出
された不良メモリセルに対応する内部行アドレスまたは
内部列アドレスとが一致する場合には、第1の置換判定
部4100.1は、次の順番に対応する記憶セル列の活
性化は行なわない。
【0145】最終的に、ビルトインテスト中において正
規メモリセルを検査していったときに、順次検出される
すべての不良メモリセルの内部行アドレスおよび内部列
アドレスが、ロウアドレス記憶部MR1およびコラムア
ドレス記憶部CM1中に既に記憶されている内部行アド
レスまたは内部列アドレスと一致しているならば、第1
の置換判定部4100.1に対応した順序で不良メモリ
セルをスペアロウまたはスペアコラムで置換すること
で、すべての不良メモリセルを置換救済することが可能
と判定される。その判定結果は、リペアフェイル信号R
F1として、アドレス置換判定器ARDからビルトイン
セルフテスト回路300に与えられる。
【0146】上述のとおり、第1の置換判定部410
0.1およびそれに対応するロウアドレス記憶部RM1
ならびにコラムアドレス記憶部CM1に対応するのと同
様の構成が、第2の置換判定部4100.2〜第6の置
換判定部4100.6に対応しても設けられている。し
かも、第2の置換判定部4100.2から第6の置換判
定部4100.6のそれぞれが、ケース2からケース6
にそれぞれ対応していることに応じて、各置換判定部
は、対応する順序に従ってロウアドレス記憶部の記憶セ
ル列およびコラムアドレス記憶部の記憶セル列を活性化
していく。
【0147】したがって、スペアロウおよびスペアコラ
ムにより、正規メモリセルアレイ100R中の不良メモ
リセルの救済が可能であるならば、第1の置換判定部4
100.1から第6の置換判定部4100.6からのリ
ペアフェイル信号RF1〜RF6のすくなくとも1つ
は、最後の不良メモリセルが検出された時点でも、不活
性状態(“L”レベル)を維持していることになる。
【0148】テスト動作の終了後、ビルトインセルフテ
スト回路300を介して、リペアフェイル信号が不活性
状態である置換判定部に対応するロウアドレス記憶部お
よびコラムアドレス記憶部に保持されている内部行アド
レス信号および内部列アドレス信号が読み出される。こ
の読み出した内部行アドレス信号および内部列アドレス
信号に応じて、スペアロウアドレスデコーダ40Sおよ
びスペアコラムアドレスデコーダ50Sに対して、置換
されるべき行アドレスおよび列アドレスをプログラムす
ることが可能となる。
【0149】図8は、図7に示した記憶セル列MCR1
1およびMCR12内のCAMセルの構成を示す回路図
である。他の記憶セル列内のCAMセルについてもその
構成は同様である。
【0150】CAMセルは、内部行アドレス信号RA9
(一般には、内部行アドレス信号RAiまたは内部列ア
ドレス信号CAi、i:自然数)を伝達するためのアド
レスビット線CBL1と、2つのインバータINV1お
よびINV2により構成される記憶素子BSEと、記憶
素子BSEの記憶ノードn1とアドレスビット線CBL
1とを、信号線TWLのレベルに応じて接続するための
Nチャネル型アクセストランジスタTA1と、アドレス
信号RA9と相補な内部アドレス信号/RA9(一般に
は、内部行アドレス信号/RAiまたは内部列アドレス
信号/CAi)を伝達するためのアドレスビット線/C
BL1と、記憶素子BSEの記憶ノードn2とアドレス
ビット線/CBL21の間の接続を、信号TWLのレベ
ルに応じて接続するためのNチャネル型アクセストラン
ジスタTA2と、一致検出線MLと接地電位との間に直
列に接続されるNチャネルトランジスタT11およびT
12と、一致検出線MHLと接地電位との間に直列に接
続されるトランジスタT13およびT14とを含む。
【0151】トランジスタT11のゲートは、アドレス
ビット線CBL1と接続し、トランジスタT12のゲー
トは、記憶素子BSEの記憶ノードn2と接続してい
る。
【0152】トランジスタT13のゲートは、記憶素子
BSEの記憶ノードn1と接続し、トランジスタT14
のゲートはアドレスビット線/CBL1と接続してい
る。
【0153】すなわち、書込選択線TWLの活性化に応
じて、記憶素子BSEは、アドレスビット線CBL1お
よび/CBL1と接続される。一方、記憶素子BSEに
保持されているデータと、アドレスビット線CBL1お
よび/CBL1上の内部アドレス信号とが一致しない場
合には、一致検出線MLは、トランジスタT11および
T12の経路またはトランジスタ13およびT14の経
路のいずれかを介して、接地電位と接続されて放電され
ることになる。
【0154】図9は、図7および図8で説明した連想記
憶型セル(CAMセル)の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【0155】図9においては、図7で示したCAMセル
のうち、記憶セル列MCR11およびMCR12の動作
を抜き出して示す。
【0156】また、図9においては、記憶セル列MCR
11は、既に、それ以前の動作において、行アドレスB
1を格納しているものとする。
【0157】時刻t1におけるクロック信号CLKの立
上がりエッジにおいて、連想記憶型セルには、ビルトイ
ンセルフテスト回路300からビルトインセルフテスト
を行なっているアドレスA1とビルトインセルフテスト
の結果を表わすパスフェイル信号P/Fが与えられる。
ここで、ビルトインセルフテストの結果行アドレスA1
においてテストされたビットが不良ビットであることに
相当して、パスフェイル信号P/Fは、時刻t1におい
て不良ビットを示す“H”レベルとなっているものとす
る。
【0158】続いて、プリチャージ信号PCGがパルス
的に“H”レベルとなって、記憶セル列MCR11の一
致検出線MLのレベルが“H”レベルにプリチャージさ
れる。
【0159】プリチャージ信号PCGの不活性化の後に
は、既にメモリセル列に格納されているアドレスB1
と、今回検出された不良ビットに対応するアドレスA1
とが一致しないために、記憶セル列MCR11の一致検
出線MLのレベルは“L”レベルとなる。
【0160】これに応じて、記憶セル列MCR12に対
するワード線TWLが“H”レベルに活性化されて、記
憶セル列MCR12にアドレスA1が格納される。
【0161】続いて、時刻t2のクロック信号CLKの
活性化に応答して、ワード線TWLのレベルは不活性状
態となる。このとき、ビルトインセルフテスト回路30
0からはテスト対象のアドレスとしてB1がビルトイン
冗長解析回路400に与えられ、かつこのテスト対象と
なっているメモリセルも不良ビットであって、パスフェ
イル信号P/Fは“H”レベルであるものとする。
【0162】プリチャージ信号PCGが再び“H”レベ
ルとなるのに応じて、記憶セル列MCR11の一致検出
線MLは、再び “H”レベルとなる。
【0163】この場合においては、ビルトインセルフテ
スト回路300から与えられるアドレスB1が、既に記
憶セル列MCR11に格納されているアドレスと同一で
あるので、記憶セル列MCR11に対応する一致検出線
MLのレベルは、プリチャージ信号PCGが“L”レベ
ルとなった後も“H”レベルを維持する。
【0164】したがって、アドレス信号B1に対しては
連想記憶型セルへの書込動作は行なわれない。
【0165】以下同様にして、それまでに検出された不
良ビットの行アドレスおよび列アドレスのいずれもが異
なる不良ビットが新たに検出された場合には、対応する
置換順序、たとえばR→R→C→Cの順序に従って、対
応するメモリセル列へアドレスの書込が行なわれる。
【0166】他の記憶セル列におけるCAMセルの動作
も同様である。図10は、図1に示したビルトイン冗長
解析回路400の全体構成を説明するための概略ブロッ
ク図である。
【0167】以上の説明においては、最大数のスペアロ
ウと最大数のスペアコラム(以上の説明では、2本のス
ペアロウと2本のスペアコラム)での冗長置換による救
済可能性の判定を行なう構成について説明した。以下で
は、最大数未満のスペアロウと最大数未満のスペアコラ
ムでの冗長置換による救済可能性の判定を行なうための
構成についてさらに説明する。
【0168】ビルトイン冗長解析回路400は、冗長置
換を行なうための正規メモリセルのアドレスを格納する
ための連想記憶型セルアレイ(以下、CAMセルアレイ
と呼ぶ)4000と、ビルトインセルフテスト回路30
0からのクロック信号CLKに同期して、ビルトインセ
ルフテスト回路からの制御信号Ctlを受けるコマンド
デコーダ4010と、コマンドデコーダ4010からの
制御に従った設定に応じて動作し、ビルトインセルフテ
スト回路300から与えられるテスト対象となっている
正規メモリセルの行アドレス信号TRAinを受けて、
CAMセルアレイ4000のビット線電位を駆動し、か
つCAMセルアレイ4000からの読出動作において
は、CAMセルアレイ4000のビット線の電位レベル
を増幅して、ビルトインセルフテスト回路に対して、格
納されている行アドレスを信号TRAoutとして出力
するビット線ドライバ+センスアンプ回路(以下ビット
線ドライバ+S/A回路と称す)4020と、コマンド
デコーダ4010からの制御に従った設定に応じて動作
し、ビルトインセルフテスト回路300から与えられる
テスト対象となっている正規メモリセルの列アドレス信
号TCAinを受けて、CAMセルアレイ4000のビ
ット線を駆動し、かつ読出動作においては、CAMセル
アレイ4000中のビット線に読出されたデータを増幅
してビルトインセルフテスト回路300に対して信号T
CAoutとして与えるビット線ドライバ+S/A回路
4030と、スペアロウとスペアコラムの置換順序の可
能な組合せにそれぞれ対応して設けられ、CAMセルア
レイ4000へのデータ書込を制御し、かつ対応するス
ペアロウおよびスペアコラムの組合せで冗長救済が可能
か否かを判定するための置換判定部4100.1〜41
00.6とを備える。
【0169】置換判定部4100.1〜4100.6の
各々は、後に説明するようにコマンドデコーダ4010
からの制御に従った設定に応じて動作し、ビルトインセ
ルフテスト回路300からのパスフェイル信号P/Fを
受けて、対応するスペアロウとスペアコラムの置換順序
の組合せに従って、次にアドレス信号の書込を行なうC
AMセルアレイ4000のワード線の活性化を行なう。
【0170】ビルトインセルフテスト回路300のテス
トが終了すると、置換判定部4100.1〜4100.
6からは、それぞれ対応するスペアロウとスペアコラム
の組合せによって置換救済が格納であるか否かを判定し
た結果を示す信号RF1〜RF6(以下、総称して信号
RFと呼ぶ)が出力される。
【0171】なお、図10においては、スペアロウが最
大2本であって、スペアコラムが最大2本である場合の
ビルトイン冗長解析回路400の構成を示しているが、
DRAMコアに設けられているスペアロウおよびスペア
コラムの最大の本数が異なる場合には、その最大本数に
対して可能な組合せの数だけ、置換判定部が設けられる
構成とすればよい。
【0172】[DRAMコアのメモリ容量の変化に対応
するための構成]以下では、ビルトイン冗長解析回路4
00が解析対象とするDRAMコアのメモリ容量が変化
して、行アドレス信号およびコラムアドレス信号のビッ
ト数が変化したときにも、対応可能とするための構成に
ついて説明する。
【0173】図11は、図10に示したCAMセルアレ
イ4000およびビット線ドライバ+S/A回路402
0および4030を抜き出して示す概念図である。
【0174】図7においても説明したとおり、CAMセ
ルアレイ4000には、不良ビットの行アドレスであっ
て、置換救済を行なうべき行アドレスを格納するための
連想記憶型セルアレイ(CAMセルアレイ)RMと、置
換救済されるべき列アドレスを格納するための連想記憶
型セルアレイ(CAMセルアレイ)CMとが設けられて
いる。
【0175】連想記憶型セルアレイRMは、12行の記
憶セル列を含み、連想記憶型セルアレイRMのビット線
には、行アドレスRA<0>〜RA<9>が与えられる
構成となっている。
【0176】同様にして、連想記憶型セルアレイCMに
は、12行の記憶セル列が含まれ、連想記憶型セルアレ
イCMのビット線には、列アドレス信号CA<0>〜C
A<9>とが与えられている。
【0177】なお、図11では、図示を簡略化するため
に、ビット線は相補なビット線対を1本の線で表わして
いる。したがって、たとえば図11において、信号RA
<0>は、実際には、信号RA<0>とこれに相補な/
RA<0>とが、2本のビット線からなるビット線対を
介して、各連想記憶型セルに与えられている。
【0178】CAMセルアレイRMにおいては、行方向
にワード線TWL(0)〜TWL(11)と、一致検出
線ML(0)〜ML(11)とが設けられている。
【0179】CAMセルアレイCMにおいても、同様
に、行方向にワード線TWL(0)〜TWL(11)が
設けられ、行方向に一致検出線ML(0)〜ML(1
1)が設けられている。以下、ワード線TWL(0)〜
TWL(11)は、総称する場合には、ワード線TWL
と呼び、一致検出線ML(0)〜ML(11)は、総称
する場合には、一致検出線MLと呼ぶことにする。
【0180】図11に示したCAMセルアレイ4000
は、DRAMコア100.1〜100.nのうちの、最
大のメモリ容量を有するDRAMコアの行アドレス信号
および列アドレス信号のビット数に対応した容量を有し
ている。したがって、この最大のメモリ容量を有するD
RAMコア、たとえば、DRAMコア100.2を冗長
解析する際は、CAMセルアレイ4000中のすべての
メモリセルを使用して、不良行アドレスおよび不良列ア
ドレスの格納動作を行なう。
【0181】これに対して、たとえば、最も小さなメモ
リ容量を有するDRAMコアにおいては、たとえば、行
アドレスが行アドレス信号RA<0>〜RA<6>まで
のビット数を有し、列アドレスが列アドレス信号CA<
0>〜CA<3>までのビット数を有しているものとす
る。この場合は、CAMセルアレイ4000のうち、そ
の一部のみを用いて不良メモリセル行アドレスおよび不
良メモリセル列アドレスの格納を行なえばよい。
【0182】しかしながら、上述したように、一致検出
線ML(0)〜ML(11)は、行方向(ワード線方
向)に存在するすべてのCAMセルに対して接続されて
いるため、アドレス信号RA<0>〜RA<6>のみが
有効なアドレスとして動作する場合でも、アドレス信号
RA<7>〜RA<9>に対応したCAMセルの状態に
よって、一致検出線ML(0)〜ML(11)等のレベ
ルが駆動されてしまうおそれがある。
【0183】したがって、アドレス信号RA<0>〜R
A<6>に対応するビット線のみを有効として、CAM
セルアレイRMにアドレス信号の書込を行なう際は、ア
ドレス信号RA<7>〜RA<9>に対応するビット線
への書込動作にはマスク動作を行なう必要がある。
【0184】そこで、後に説明するように、ビット線ド
ライバ+S/A回路4020は、アドレス信号RA<0
>〜RA<6>に対応するビット線については、ビルト
インセルフテスト回路300から与えられるアドレス信
号に基づいて常にその電位レベルが駆動されるのに対
し、アドレス信号RA<7>〜RA<9>に対応するビ
ット線の電位レベルは、コマンドデコーダ4010から
の制御に従って、選択されたビット線に対しては、ビル
トインセルフテスト回路300からのアドレス信号が与
えられるのに対し、非選択となったビット線について
は、固定電位レベルに保持される構成となっている。
【0185】したがって、ビット線ドライバ+S/A回
路4020は、書込動作においては、ビルトインセルフ
テスト回路300からのアドレス信号を常にアドレス信
号RA<0>〜RA<6>に対応するビット線に伝達す
るためのドライバ/センスアンプ部4020Fと、コマ
ンドデコーダ4010からの設定に従って選択的にビッ
ト線電位を駆動するドライバ/センスアンプ部4020
Vとを備える。
【0186】同様にして、ビット線ドライバ+S/A回
路4030にも、ビルトインセルフテスト回路300か
らのアドレス信号を、常にアドレス信号CA<0>〜C
A<3>に対応するビット線対に伝達するドライバ/セ
ンスアンプ部4030Fと、コマンドデコーダ4010
からの設定に従って、選択的にビット線電位を駆動する
ドライバ/センスアンプ部4030Vとを備えている。
【0187】図12は、図11に示したビット線ドライ
バ+S/A回路4020のうちのドライバ/センスアン
プ部4020Vの中に含まれ、CAMセルアレイ400
0中の対応するビット線対CBL1,/CBL1の電位
レベルを駆動し、かつ読出動作において、このビット線
対CBL1,/CBL1に読出されたCAMセルからの
データを増幅して読出アドレスとして出力するための回
路構成を説明する回路図である。
【0188】図12を参照して、インプットバッファI
BF1は、列アドレス信号RA<i>を受けて、バッフ
ァ処理した結果を内部ノードn11に出力する。内部ノ
ードn11と内部ノードn12との間には、Nチャネル
MOSトランジスタTR411が設けられる。内部ノー
ドn11とトランジスタTR411のゲートとの間に
は、NチャネルMOSトランジスタTR412とラッチ
回路LT41とが設けられる。トランジスタTR412
のゲートは、コマンドデコーダ4010からの制御信号
LSを受ける。ラッチ回路LT41は、トランジスタT
R412を介して与えられる入力バッファIBF1から
の信号を受けて反転するインバータINV411と、I
NV411の出力を受けて反転し、トランジスタTR4
11のゲートに与えるインバータINV412とを含
む。
【0189】ノードn12と接地電圧との間には、トラ
ンジスタTR413が設けられ、トランジスタTR41
3のゲートは、インバータINV411の出力を受け
る。
【0190】内部ノードn12とビット線CBL1との
間にはトランジスタTR414が設けられ、トランジス
タTR414のゲートは、コマンドデコーダ4010か
ら与えられるビット線CBL1へのデータの書込タイミ
ングを指定するための信号CWEを受ける。
【0191】さらに、インプットバッファIBF2は、
列アドレス信号RA<i>に相補菜信号の列アドレス信
号/RA<i>を受けて、バッファ処理した結果を内部
ノードn21に出力する。内部ノードn21と内部ノー
ドn22との間には、NチャネルMOSトランジスタT
R421が設けられる。内部ノードn21とトランジス
タTR421のゲートとの間には、NチャネルMOSト
ランジスタTR422とラッチ回路LT42とが設けら
れる。トランジスタTR422のゲートは、コマンドデ
コーダ4010からの制御信号LSを受ける。ラッチ回
路LT42は、トランジスタTR422を介して与えら
れる入力バッファIBF2からの信号を受けて反転する
インバータINV421と、INV421の出力を受け
て反転し、トランジスタTR421のゲートに与えるイ
ンバータINV422とを含む。
【0192】ノードn22と電源電圧との間には、トラ
ンジスタTR423が設けられ、トランジスタTR42
3のゲートは、インバータINV421の出力を受け
る。
【0193】内部ノードn22とビット線/CBL1と
の間にはNチャネルMOSトランジスタTR424が設
けられ、トランジスタTR424のゲートは、コマンド
デコーダ4010から与えられるビット線/CBL1へ
のデータの書込タイミングを指定するための信号CWE
を受ける。
【0194】センスアンプS/Aは、ビット線対CBL
1,/CBL1の間に生じた電位差レベルを増幅して、
読出アドレスTRAoutのうちのi番目のビット信号
TRAout<i>として出力する。
【0195】ドライバ/センスアンプ部4020Vの他
のビット線対に対応しても同様の構成が設けられる。ま
た、ドライバ/センスアンプ部4030Vについても、
同様の構成が設けられている。
【0196】制御信号LSの活性化に応じて、マスク動
作のために、ラッチ回路LT41およびLT42へのデ
ータの書込みが行なわれる。
【0197】図13は、図11に示した構成のうち、ド
ライバ/センスアンプ部4020F中に含まれ、CAM
セルアレイ4000中の対応するビット線対CBL2,
/CBL2の電位レベルを駆動し、かつこのビット線対
からの読出データを増幅して出力するための回路構成を
説明するための概略ブロック図である。
【0198】インプットバッファIBF3は、行アドレ
ス信号RA<j>を受けて、NチャンネルMOSトラン
ジスタTR434を介して、ビット線CBL2の電位レ
ベルを駆動する。同様に、インプットバッファIBF4
は、行アドレス信号RA<j>に相補なアドレス信号/
RA<j>を受けて、トランジスタTR444を介し
て、ビット線/CBL2の電位レベルを駆動する。
【0199】トランジスタTR434およびTR444
のゲートは、制御信号CWEを受ける。
【0200】センスアンプS/Aは、ビット線CBL
2,/CBL2の間の電位差を増幅して、読出アドレス
TRAoutのうちのj番目のビット信号TRAout
<j>として出力する。
【0201】次に、図12に示した回路の動作について
簡単に説明しておく。まず、ビルトインセルフテスト回
路300からの制御信号Ctlに応じて、ビット線ドラ
イバ+S/A回路4020の設定動作が行なわれる際に
は、コマンドデコーダ4010から出力される信号LS
が活性状態となる。
【0202】これに応じて、コマンドデコーダ4010
は、さらに、ビット線CBL1および/CBL1を使用
状態とする場合には、共に“H”レベルの信号RA<i
>および信号/RA<i>を、インプットバッファIB
F1,IBF2をそれぞれ介して、ラッチ回路LT41
およびLT42に与える。
【0203】ラッチ回路LT41およびLT42がこの
電位レベルを保持することにより、トランジスタTR4
11およびトランジスタTR421は導通状態となり、
トランジスタTR413およびトランジスタTR423
は遮断状態となる。
【0204】したがって、たとえば、インプットバッフ
ァIBF1を介して与えられたデータは、トランジスタ
TR411を介してノードn12に与えられ、信号CW
Eが活性状態(“H”レベル)となることにより、ビッ
ト線CBL1に与えられる。
【0205】一方、ビット線ドライバ+S/A回路40
20の設定動作において、不使用とするビット線につい
ては、コマンドデコーダ4010が制御信号LSを
“H”レベルとした上で、信号RA<i>および/RA
<i>をともに“L”レベルとして、ラッチ回路LT4
1およびLT42にこの”L”レベルを保持させる。こ
れにより、以後はトランジスタTR411およびトラン
ジスタTR421は遮断状態となり、トランジスタTR
413およびトランジスタTR423が導通状態とな
る。
【0206】したがって、不使用とされたビット線対に
ついては、インプットバッファIBF1およびIBF2
からの出力レベルにかかわらず、対応するビット線対に
は書込動作において信号CWEが活性状態(“H”レベ
ル)となった際には、それぞれ“L”レベルおよび
“H”レベルが与えられることになる。
【0207】[スペアロウおよびスペアコラムの本数の
変化に対応するための構成]図14は、図10に示した
置換判定部4100.1の構成を説明するための概略ブ
ロック図である。
【0208】図14は、第1の置換判定部4100.1
の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0209】第2の置換判定部4100.2〜第6の置
換判定部4100.6の構成も、接続される記憶セル列
が異なるのみで、その基本的な構成は同様である。
【0210】第1の置換判定部4100.1は、記憶セ
ル列MCR11の一致検出線MLとフリップフロップ回
路SFR11の出力とが入力ノードと接続するAND回
路4102と、記憶セル列MCR12の一致検出線ML
と、フリップフロップ回路SFR12の出力とが入力ノ
ードと接続するAND回路4104と、記憶セル列MC
C11の一致検出線MLと、フリップフロップ回路SF
C11の出力とが入力ノードと接続するAND回路41
06と、記憶セル列MCC12の一致検出線MLと、フ
リップフロップ回路SFC12の出力とが入力ノードと
接続するAND回路4108と、AND回路4102〜
4108の出力を受けて、信号MSを出力する4入力N
OR回路4110とを含む。
【0211】以下では、第1の置換判定部4100.1
のAND回路4102〜4108の入力ノードのうち、
一致検出線MLと接続する入力ノードをそれぞれノード
MHa、MHb、MHc、MHdで表わし、フリップフ
ロップ回路SFR11〜SFC12の出力と接続する入
力ノードをノードMVa、MVb、MVc、MVdで表
わすことにする。
【0212】第1の置換判定部4100.1はさらに、
ノードMVaのレベルの反転信号、ノードMVbのレベ
ルの反転信号、ノードMVcのレベルの反転信号、ノー
ドMVdのレベルの反転信号と、信号MSと、パス/フ
ェイル信号P/Fとを受けて、これらの信号の論理積
を、記憶セル列MCR11の書込選択線TWLに与える
書込選択信号WEaとして出力する論理ゲート4200
と、ノードMVaのレベルの信号、ノードMVbのレベ
ルの反転信号、ノードMVcのレベルの反転信号、ノー
ドMVdのレベルの反転信号と、信号MSと、パス/フ
ェイル信号P/Fとを受けて、これらの信号の論理積
を、記憶セル列MCR12の書込選択線TWLに与える
書込選択信号WEbとして出力する論理ゲート4202
と、ノードMVaのレベルの信号、ノードMVbのレベ
ルの信号、ノードMVcのレベルの反転信号、ノードM
Vdのレベルの反転信号と、信号MSと、パス/フェイ
ル信号P/Fとを受けて、これらの信号の論理積を、記
憶セル列MCC11の書込選択線TWLに与える書込選
択信号WEcとして出力する論理ゲート4204と、ノ
ードMVaのレベルの信号、ノードMVbのレベルの信
号、ノードMVcのレベルの信号、ノードMVdのレベ
ルの反転信号と、信号MSと、パス/フェイル信号P/
Fとを受けて、これらの信号の論理積を、記憶セル列M
CC12の書込選択線TWLに与える書込選択信号WE
dとして出力する論理ゲート4206とを含む。
【0213】第1の置換判定部4100.1はさらに、
ノードMVaのレベル、ノードMVbのレベル、ノード
MVcのレベル、ノードMVdのレベル、信号MSおよ
びパス/フェイル信号P/Fを受けて、これらの論理積
を信号WEeとして出力する6入力AND回路4208
と、コマンドデコーダ4010からの制御信号URNS
およびURN<0:4>に応じて、信号WEa〜WEe
のうちから選択された信号を信号URFとして出力する
選択回路SEL1と、リセット信号RSTに応じてリセ
ットされ、信号URFに応じてセットされて、ケース1
に対するリペアフェイル信号RF1を出力するフリップ
フロップ回路FF1とを含む。
【0214】図15は、図14に示した選択回路SEL
1の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0215】図15を参照して、選択回路SEL1は、
信号WEaを受けるノードn451と、フリップフロッ
プ回路FF1への信号URFを出力するノードn456
との間に設けられるNチャネルMOSトランジスタTR
451と、信号WEbを受けるノードn452と、ノー
ドn456との間に設けられるNチャネルMOSトラン
ジスタTR452と、信号WEcを受けるノードn45
3と、ノードn456との間に設けられるNチャネルM
OSトランジスタTR453と、信号WEdを受けるノ
ードn454と、ノードn456との間に設けられるN
チャネルMOSトランジスタTR454と、信号WEe
を受けるノードn455とノードn456との間に設け
られるNチャネルMOSトランジスタTR455と、ト
ランジスタTR451〜TR455にそれぞれ対応して
設けられ、コマンドデコーダ4010からの制御信号U
RNSとクロック信号CLKとにより活性化された時点
で、コマンドデコーダ4010から与えられる信号UR
N<0>〜URN<4>のレベルをそれぞれが保持する
ラッチ回路LT451〜LT454を備える。ラッチ回
路LT451〜LT454は、それぞれ、トランジスタ
TR451〜TR455のゲート電位を制御するための
信号URGS<0>〜URGS<4>を出力する。
【0216】したがって、コマンドデコーダ4010か
ら与えられる信号URN<0>〜URN<4>のレベル
に応じて、図6において説明したとおり、置換判定部4
100.1の対応する置換順序のうちいずれの順序まで
の置換が行なわれた時点で置換救済可能あるいは不可を
判定するかが切換えられる。
【0217】たとえば、信号URSG<4>が活性化
し、他の信号URGS<0>〜URGS<3>がいずれ
も不活性状態である場合には、トランジスタTR455
のみが導通状態となって、この場合は置換順序「RRC
C」の置換で冗長救済が行なわれたか否かを示す信号W
Eeのレベルが信号URFとしてフリップフロップ回路
FF1に与えられる。
【0218】これに対して、信号URGS<3>が活性
状態であって、他の信号URGS<0>〜URGS<2
>および信号URGS<4>が不活性状態である場合
は、トランジスタTR454のみが導通状態であって、
信号WEdのレベルが信号URFとしてフリップフロッ
プ回路FF1に与えられる。すなわち、この場合は置換
順序「RRC」で置換可能であるか否かの判定結果が、
フリップフロップ回路FF1に与えられることになる。
【0219】図16は、図15に示したラッチ回路LT
451の構成を説明するための概略ブロック図である。
他のラッチ回路LT452〜LT455の構成も、受け
取る信号と出力する信号が異なる以外は、ラッチ回路L
T451の構成と同様である。
【0220】ラッチ回路LT451は、信号URNSと
クロック信号CLKとを受けるNAND回路NAD1
と、ゲートに、NAND回路NAD1の出力を受け、信
号URN<0>を受けるノードn461と、内部ノード
n462との間に設けられるトランジスタTR461
と、内部ノードn462の電位レベルを受けて、信号U
RGS<0>を出力するインバータINV461と、イ
ンバータINV461の出力を受けて、内部ノードn4
62の電位レベルを駆動するためのインバータINV4
62とを含む。
【0221】図17は、図15に示した選択回路SEL
1をコマンドデコーダ4010からの制御信号に従って
設定する場合の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【0222】時刻t1における信号CLKの活性化エッ
ジにおいて、コマンドデコーダ4010から与えられる
信号URNSが活性状態の“H”レベルとなっているも
のとする。
【0223】このとき、さらにコマンドデコーダ401
0から与えられる信号URN<0:4>(信号URN<
0>〜URN<4>を総称して、信号URN<0:4>
と表す)は、“00010”であるものとする。
【0224】したがって、これに応じて、ラッチ回路L
T451〜LT455から出力される信号URGS<
0:4>(信号URGS<0>〜URGS<4>を総称
して、信号URGS<0:4>と表す)も、“0001
0”に設定される。
【0225】これにより、トランジスタTR454のみ
が導通状態となって、置換順序「RRC」での置換可能
であるか否かに応じて、フリップフロップ回路FF1の
出力レベルがセットされることになる。
【0226】他の置換判定部4100.2〜4100.
6についても同様の構成が設けられているものとする。
【0227】図18は、図1に示したフリップフロップ
回路500.1の構成を説明するための概略ブロック図
である。
【0228】他のフリップフロップ回路500.2〜5
00.nについてもその基本的な構成は同様である。
【0229】ロジック回路200.1から対応するDR
AMコア100.1に入力される信号は、選択回路51
0.1〜510.k(k:自然数)を介して伝達され
る。これに対して、DRAMコア100.1からロジッ
ク回路200.1に対して与えられる信号は、選択回路
520.1〜520.m(m:自然数)を介して伝達さ
れる。
【0230】選択回路510.1〜510.kおよび5
20.1〜520.mは、シリアルに結合され、ビルト
インセルフテスト回路300からの信号を順次伝達し
て、選択回路520.mは、ビルトインセルフテスト回
路300から与えられた信号を、その次のフリップフロ
ップ回路500.2へ伝達する。
【0231】ここで、たとえば、選択回路510.1
は、制御信号DE1、クロック信号CLKおよびモード
コマンドMCに応じて制御されて、通常動作において
は、ロジック回路100.1からの信号をノードUIに
受けて、ノードCIからDRAMコア100.1に対し
て出力し、テスト動作においては、ビルトインセルフテ
スト回路300から入力ノードSinに対する一連のシ
リアルデータの入力が完了した後に、シリアルデータの
うちの選択回路510.1に保持されたデータをノード
CIからDRAMコア100.1に対して出力する。他
の選択回路510.2〜510.kも同様の動作を行
う。
【0232】一方、選択回路520.1も、信号DE
1、信号CLKおよび信号MCにより制御されて、通常
動作ではDRAMコア100.1からのデータをノード
COに受けて、ノードUOからロジック回路200.1
に対して出力し、テスト動作では、DRAMコア10
0.1からのデータを受け取って保持した後に、ノード
Soutから保持したデータを出力する。このようにし
て、選択回路520.1のノードSoutから出力され
たデータは、フリップフロップ回路500.1〜50
0.nをシリアルに伝達されて、最終的にビルトインセ
ルフテスト回路300のノードSDinに入力される。
他の選択回路520.2〜520.mも同様の動作を行
う。
【0233】図19は、図18に示した選択回路51
0.1の構成を説明するための概略ブロック図である。
他の選択回路510.2〜510.kの構成も基本的に
同様である。
【0234】選択回路510.1は、ノードSinに与
えられるビルトインセルフテスト回路300からのシリ
アルデータとロジック回路100.1からノードUIに
与えられる信号とを受けて、モードコマンドMCに応じ
て一方を選択して出力するスイッチ回路512と、スイ
ッチ回路512の出力ノードとノードCIとの間に設け
られ、信号DE1をゲートに受けて制御されるトランジ
スタTR510と、信号CLKをクロック信号として動
作して、スイッチ回路512からの出力を受けて保持
し、保持したデータをノードSoutに出力するための
Dフリップフロップ回路514とを含む。
【0235】図20は、図18に示した選択回路52
0.1の構成を説明するための概略ブロック図である。
他の選択回路520.2〜510.mの構成も基本的に
同様である。
【0236】選択回路520.1は、モードコマンドM
Cにより制御されるスイッチ回路522と、スイッチ回
路522の一方入力ノードとDRAMコア100.1か
らのデータを受けるノードCOとの間に設けられ、ゲー
トに信号DE1を受けるトランジスタTR520と、シ
リアルデータを受けるノードSinとスイッチ回路52
2の他方入力ノードとの間に設けられ、ゲートに信号D
E1を反転するインバータINV520からの出力を受
けるトランジスタTR522と、テスト動作においてス
イッチ回路522からの出力を受けて、信号CLKをク
ロックとして動作し、シリアルデータ出力を出力ノード
Soutに与えるためのDフリップフロップ回路524
とを備える。
【0237】スイッチ回路522は、モードコマンドM
Cに応じて、通常動作モードにおいては、トランジスタ
TR520から与えられたデータを、出力ノードUOに
与える。モードコマンドMCにより指定されるテスト動
作モードにおいては、スイッチ回路522は、信号DE
1が活性(”H”レベル)である期間は、トランジスタ
TR520を介して与えられたデータをDフリップフロ
ップ回路524に対して出力し、信号DE1が不活
性(”L”レベル)である期間は、トランジスタTR5
22を介して与えられたデータをDフリップフロップ回
路524に対して出力する。
【0238】このようなフリップフロップ回路500.
1〜500.nの構成とすることで、ビルトインセルフ
テスト回路300とテスト対象のDRAMコアとのデー
タ授受のための回路構成を簡略化でき、チップ面積の低
減を図ることができる。 [ビルトインセルフテスト回路300/ビルトイン冗長
解析回路400の動作]図21および図22は、以上説
明したようなビルトインセルフテスト回路300および
ビルトイン冗長解析回路400の動作を説明するための
フローチャートである。
【0239】まず、図21を参照して、ビルトインセル
フテスト回路300は、テスト対象とするDRAMコ
ア、たとえばDRAMコア100.1のメモリ容量に応
じて、アドレス信号生成回路330において生成するア
ドレス値の初期設定を行うとともに、最大アドレスレジ
スタ342中の最大アドレスの値を設定する(ステップ
S100)。
【0240】続いて、ビルトインセルフテスト回路30
0は、ビルトイン冗長解析回路400中のビット線ドラ
イバ+S/A回路420および430において使用する
ビット線の設定動作と、置換判定回路4100.1〜4
100.6において、いずれの置換順序で冗長救済可能
であるかの判定を行なうかを指定するための設定指示を
出力する(ステップS102)。これに応じて、ビルト
イン冗長解析回路400においては、ビット線ドライバ
+S/A回路420および430中のラッチ回路LT4
1およびLT42の設定動作と選択回路SEL1中のラ
ッチ回路LT451〜LT455の設定動作が行われる
(ステップS104)。
【0241】次に、ビルトインセルフテスト回路300
は、シリアルなテストデータをフリップフロップ回路5
00.1〜500.nに与えて、書込動作を指示する
(ステップS106)。これに応じて、DRAMコア1
00.1ではテストデータの書込みが行われ、アドレス
生成回路34の出力がインクリメントされる(ステップ
S108)。ビルトインセルフテスト回路300でも、
アドレス生成回路330の出力がインクリメントされる
(ステップS110)。
【0242】次に、全アドレスについてテストデータの
書込みが終了したかの判断が行われ(ステップS11
2)、このようなテストデータの書込を、テスト対象と
なっているDRAMコア100.1のすべてのメモリセ
ルへ書込が終わるまで繰返す。
【0243】続いて、ビルトインセルフテスト回路30
0のアドレス生成回路330およびDRAMコア10
0.1のアドレス生成回路34は、リセット信号RST
によりリセットされる。
【0244】さらに、ビルトインセルフテスト回路30
0においては、シリアルデータをフリップフロップ回路
500.1〜500.nに与えることにより、読出コマ
ンドをテスト対象となっているDRAMコア100.1
に与える(ステップS114)。DRAMコア100.
1からデータ読出が行われ、アドレス生成回路34の出
力がインクリメントされる(ステップS116)。ビル
トインセルフテスト回路300でも、アドレス生成回路
330の出力がインクリメントされる(ステップS11
8)。
【0245】読出されたデータは、シフト動作により、
ビルトインセルフテスト回路300に読込まれる。読出
されたデータについては、比較器360において比較が
行なわれ、判定結果がパスフェイル信号P/Fとしてビ
ルトイン冗長解析回路400に出力される(ステップS
120)。
【0246】ビルトイン冗長解析回路400において
は、既にCAMセルアレイ4000に格納されているア
ドレスのデータと、新たに発見された不良ビットのアド
レスとが比較される(ステップS122)。一致してい
る場合には(ステップS124)、アドレスのCAMセ
ルアレイ4000への書込動作等は行なわれない(ステ
ップS132)。
【0247】これに対して、一致していない場合には
(ステップS124)、さらに、各置換判定部410
0.1〜4100.6において、読出しデータの判定結
果が良好(パス)であるか不良(フェイル)であるかに
応じて、不良であるときは、アドレスがCAMセルアレ
イ4000に格納され(ステップS128)、対応する
置換順序で置換救済可能であるかの判定が行なわれる
(ステップS130)。
【0248】一方、読出しデータの判定結果が良好であ
るときは(ステップS124)、アドレスのCAMセル
アレイ4000への書込動作等は行なわれない(ステッ
プS132)。
【0249】次に、全アドレスについてデータの読出し
および判定が終了したかの判断が行われ(ステップS1
40)、ステップS114からステップS140までの
動作が、テスト対象となっているDRAMコアのすべて
のメモリセルについて完了するまで繰返される。
【0250】図22を参照して、続いて、ビルトイン冗
長解析回路400に対して、ビルトインセルフテスト回
路300から、データの読出しコマンドが与えられる
(ステップS42)。ビルトイン冗長解析回路400か
らは、ビルトインセルフテスト回路300に冗長解析結
果を示すデータが出力される(ステップS144)。
【0251】外部からビルトインセルフテスト回路30
0に対して、リードデータコマンドRDCが与えられ、
冗長判定結果を示すデータが、データDoutとして端
子22から出力される(ステップS146)。
【0252】以上で、DRAMコア100.1に対する
テストが終了する(ステップS148)。
【0253】引続いて、DRAMコア100.2〜10
0.nのそれぞれについて同様のテスト動作が行なわれ
る(ステップS150)。
【0254】以上のような構成とすることで、同一チッ
プ上に形成される複数のDRAMコアのメモリ容量がそ
れぞれ異なる場合や、DRAMコアに対して設けられる
冗長メモリセル行の数および冗長メモリセル列の数がそ
れぞれ異なる場合でも、これに柔軟に対応して、かつチ
ップ面積の増大を抑制することが可能である。
【0255】[アドレス生成回路34およびアドレス生
成回路330の構成]図23は、図2に示したアドレス
生成回路34の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【0256】アドレス生成回路34は、行アドレスおよ
び列アドレスのそれぞれに対応して、2進カウンタを備
えている。図23においては、一方のアドレス、たとえ
ば、行アドレスに対応する2進カウンタの動作のみを抜
き出して示している。2進カウンタの出力のビット数
は、対応するメモリセルアレイの行アドレスおよび列ア
ドレスの大きさに応じて決められる。
【0257】2進カウンタは、クロック入力UCCLK
をカウントして、1ずつインクリメントされるアドレス
信号A<0>〜A<N−1>を生成する。
【0258】図23においては、時刻tbにおけるクロ
ック信号UCCLKの活性化エッジに応じて、Nビット
分のアドレスのカウントが一巡して、アドレス信号A<
0>〜A<N−1>のすべてのビットがリセットされて
いる。
【0259】図24は、図3に示したビルトインセルフ
テスト回路300中のアドレス生成回路330および比
較器344ならびに最大アドレスレジスタ342の構成
を説明するための概略ブロック図である。
【0260】図24においては、たとえば行アドレスに
対応する構成のみを抜出して示しているものとする。
【0261】アドレス生成回路330は、対応するDR
AMコア100.1〜100.nのそれぞれの行アドレ
スのうち、最大のビット数を有する行アドレスに対応す
る2進カウンタ3302を備える。ここでは、説明のた
めに、2進カウンタ3302は、12ビット2進カウン
タであるものとする。
【0262】比較器3404は、2進カウンタ3302
からの出力A<0>〜A<11>をそれぞれ受けて、最
大アドレスレジスタ342中に保持された値との比較を
行なう一致検出回路3304.0〜3304.11と、
一致検出回路3304.0〜3304.11からの出力
を受けて、すべての一致検出回路からの出力が各結果の
一致を示していることを検知するための全一致情報検出
回路3306と、全一致情報検出回路3306により、
一致検出回路3304.0〜3304.11からの出力
がすべて一致状態を示していることに応じて、2進カウ
ンタ3302をリセットするためのリセット回路330
8とを備える。
【0263】2進カウンタ3302は、BISTコント
ロール部310中のクロック発生器から出力されるクロ
ック信号UCCLKをカウントアップする。
【0264】一方、アドレス生成回路34中の2進カウ
ンタもクロック信号UCCLKをカウントアップしてい
る。
【0265】図25は、図24で説明したアドレス生成
回路330の動作を説明するためのタイミングチャート
である。
【0266】時刻t0において、クロック信号UCCL
Kのカウント動作が開始されると、2進カウンタ330
2の出力のアドレス信号A<0>〜A<11>のうち、
最下位ビットの信号A<0>が“H”レベルとなる。こ
れに応じて、一致検出回路3304.0の出力信号MC
<0>も“H”レベルとなる。
【0267】次に、時刻t1において、クロック信号U
CCLKの2サイクル目の活性化エッジに応答して、ア
ドレス信号A<1>が“H”レベルとなるのに応じて、
一致検出回路3304.1の出力信号MC<1>が
“H”レベルとなる。
【0268】一方、一致検出回路3304.0の出力の
信号MC<0>は“L”レベルとなる。
【0269】以下同様にして、最大アドレスレジスタ3
42中に保持されたデータと、アドレス信号A<0>〜
A<11>との比較結果に応じて、信号MC<0>〜M
C<11>のレベルも変化する。
【0270】時刻t3におけるクロック信号UCCLK
の活性化エッジに応答して、アドレス信号A<0>が活
性状態となり、これに応じて、信号MC<0>が“H”
レベルとなると、すべての一致検出回路3304.0〜
3304.11からの出力が“H”レベルとなり、全一
致情報検出回路3306の出力は“H”レベルとなる。
【0271】時刻t4におけるクロック信号UCCLK
の非活性化エッジにおいて、全一致情報検出回路330
6の出力レベルが“H”レベルであることに応じて、リ
セット回路3308からのリセット信号が“H”レベル
となる。
【0272】これに応じて、2進カウンタ3302の出
力レベルがすべてリセットされ、アドレス信号A<0>
〜A<11>がすべて“L”レベルとなる。
【0273】図25に示した例においては、12ビット
分の格納領域を有する最大アドレスレジスタ342に
は、すべてのビットについて“1”が格納されているた
め、アドレス信号A<0>〜A<11>がすべて“L”
レベルとなることに応じて、信号MC<0>〜MC<1
1>も“L”レベルとなる。これに応じて、全一致情報
検出回路3306の出力も“L”レベルとなる。
【0274】時刻t6において、全一致情報検出回路3
306の出力が“L”レベルであることに応じて、リセ
ット回路3308の出力も“L”レベルに復帰する。こ
れにより、次のクロック信号UCCLKの活性化エッジ
から、再び2進カウンタ3302のカウント動作が開始
されることになる。
【0275】以上のような構成により、ビルトインセル
フテスト回路300中に設けられたアドレス生成回路3
30と、DRAMコア100.1〜100.nのそれぞ
れに対応して設けられているアドレス生成回路34とが
同期してアドレス信号を生成することになる。
【0276】したがって、テスト動作において、ビルト
インセルフテスト回路300から、フリップフロップ回
路500.1〜500.nには、それぞれテスト動作の
開始において、開始アドレスのみをシフト動作で与えら
れればよい。その後は、DRAMコア100.1〜10
0.nにそれぞれ設けられたアドレス生成回路34が、
テスト動作のための内部アドレス信号を生成する。した
がって、テスト動作において、メモリセルを選択するご
とに、シフト動作によって、アドレスをフリップフロッ
プ回路500.1〜500.nに与える必要がないの
で、テスト動作を高速化することができる。
【0277】なお、テスト動作時の書込動作において、
アドレス信号のみならず、DRAMコア100.1〜1
00.nに書込まれるテストデータ自体も、DRAMコ
ア100.1〜100.nの内部で自己生成することと
すれば、テスト動作の開始において、ビルトインセルフ
テスト回路300から初期値のみを与えればよい。した
がって、テスト動作において、データの書込ごとに、シ
フト動作により、フリップフロップ回路500.1〜5
00.nに書込データを与える必要もなくなり、より高
速にテスト動作を行なうことが可能となる。
【0278】[実施の形態2]図26は、本発明の実施
の形態2の半導体集積回路装置2000の構成を説明す
るための概略ブロック図である。
【0279】図1に示した実施の形態1の半導体集積回
路装置1000の構成とは、ビルトインセルフテスト回
路300およびビルトイン冗長解析回路400の構成は
基本的に同様である。
【0280】ただし、後に説明するように、ビルトイン
セルフテスト回路300は、実施の形態1の構成に加え
てテストイネーブル信号TTEを生成し、さらに、DR
AMコア部100の構成も実施の形態1とは異なる。
【0281】さらに、半導体集積回路装置2000にお
いては、ロジック回路200についても、その入出力さ
れるデータをテスト動作において確認できるように、ロ
ジック回路200のデータ入力部およびデータ出力部の
それぞれについて、シフト動作によりデータを与えまた
シフト動作によりデータを読出すことが可能なフリップ
フロップ回路210および220が設けられている。
【0282】なお、図26においては、DRAMコア1
00およびロジック回路200が、それぞれ半導体集積
回路装置2000内に1つずつ設けられる構成を示して
いるが、本発明はこのような場合に限定されることな
く、半導体集積回路装置2000中に、複数のDRAM
コア100が設けられ、それに対応して、複数のロジッ
ク回路200が設けられる構成であってもよい。
【0283】図26を参照して、DRAMコア100
は、ロジック回路200から、フリップフロップ回路2
10を介して与えられる制御信号、アドレス信号および
書込データを受けるインターフェイス部114と、デー
タを格納保持するためのメモリアレイ部112.1〜1
12.nと、インターフェイス部114から、アドレス
信号を各メモリアレイ部112.1〜112.nに対し
て伝達するためのアドレスバスABSと、インターフェ
イス部114から制御信号を各メモリアレイ部112.
1〜112.nに伝達するためのコマンドバスCBS
と、インターフェース部114とメモリアレイ部11
2.1〜112.nとの間でデータの授受を行なうため
のデータバスDBSとを備える。
【0284】DRAMコア100は、さらに、通常と動
作においては、ロジック回路から与えられる信号に応じ
て、テスト動作においては、ビルトインセルフテスト回
路300から与えられる活性化信号DE1〜DEnに応
じて、コマンドデータバスとの間の接続を開閉するため
のスイッチ回路116.1〜116.nと、アドレスバ
スABSおよびスイッチ回路116.1〜116.nを
介して、コマンドデータバスCBSから制御信号を受け
るローカル制御回路118.1〜118.nと、ローカ
ル制御回路118.1〜118.nから与えられたアド
レス信号および制御信号ならびに書込みデータをラッチ
して、対応するメモリアレイ部112.1〜112.n
に与えるためのフリップフロップ回路120.1〜12
0.nを備える。
【0285】ロジック回路200から、DRAMコア1
00へは、シフト動作が可能なフリップフロップ回路2
10を介して、制御信号、アドレス信号および書込デー
タが与えられ、フリップフロップ回路210を介して、
DRAMコア100から、ロジック回路200に対して
読出データが与えられる。一方、通常動作においては、
データ入出力端子10から与えられたデータは、シフト
動作が可能なフリップフロップ回路220を介して、ロ
ジック回路200に与えられ、かつロジック回路200
からの出力は、フリップフロップ回路220を介して、
データ入出力端子10に与えられる。
【0286】テスト動作モードにおいて、ロジック回路
200の動作をテストする際には、端子25から、シリ
アルにアドレス信号、制御信号および書込データ等がフ
リップフロップ回路210に与えられ、DRAMコア1
00からの読出データがシリアルにシフト動作して、フ
リップフロップ回路220を通過した後、端子26が読
出される。また、ロジック回路200に与えられるテス
トデータも端子25からシリアルなシフト動作により、
フリップフロップ回路220に与えられ、ロジック回路
の出力がフリップフロップ回路220に対して出力され
た後に、シリアルなシフト動作により、端子26からフ
リップフロップ回路220中のデータが読出される。
【0287】なお、図26において、メモリアレイ部1
12.1〜112.nは、図2において示したロウアド
レスデコーダ40、ワード線ドライバ42、コラムアド
レスデコーダ50、列選択ゲート52、リードアンプ7
0、ライトドライバ80、データラッチ72、82のよ
うなメモリセルの選択およびデータの入出力に必要な回
路を含んでいるものとする。
【0288】図27は、図26に示した構成のうち、D
RAMコアのインターフェイス部114の構成を説明す
るための概略ブロック図である。
【0289】図26において説明したとおり、テスト動
作において、ビルトインセルフテスト回路300から、
あるいは半導体集積回路装置2000の外部から、シリ
アルにシフト動作によりテストデータ(制御信号、アド
レス信号、書込みデータに対応するデータ)が与えら
れ、動作結果のデータがシリアルにビルトインセルフテ
スト回路300へあるいは半導体集積回路装置2000
の外部へ読出されるテストのことを「スキャンテスト」
と呼び、このようにシリアルにデータを伝達する経路を
「スキャンパス」と呼ぶことにする。
【0290】以下では、主にDRAMコア100に対す
るスキャンテストについて説明する。
【0291】DRAMの場合は、SRAMと異なり、行
系の動作サイクルにおいて、ワード線の活性化を継続す
る必要がある。また、読出動作を行なう場合には、リー
ドコマンドを入力してからデータが出力されるまでに、
一般にはクロックレイテンシが存在する。
【0292】そこで、シリアルに伝達されるテストデー
タ(テストベクター)をスキャンパスに転送した後、ま
ず、ワード線を活性化させる処理(以下、ACT処理と
呼ぶ)が行なわれる。このとき、ACT処理が行なわれ
た状態は、メモリアレイ部112.1〜112.nに対
応したラッチ回路120.1〜120.nにおいて、ラ
ッチされた状態で保持される必要がある。このような保
持状態は、プリチャージコマンドが入力されることでリ
セットされる。
【0293】このようなワード線の活性化が維持された
状態で、さらにデータのライトあるいはリード等の処理
が入力されることになる。
【0294】図27を参照して、通常動作においては、
ロジック回路200からアクセス要求の、アクトコマン
ドACT、プリチャージコマンドPRE、リードコマン
ドREAD、ライトコマンドWRITEと、アドレス信
号とを受けたインターフェイス部114においては、た
とえば、メモリアレイ部112.1に対してアクセス要
求がなされた場合、メモリアレイ部112.1に対応し
て設けられているコマンドデコーダ1142.1におい
て、内部コマンドへの変換処理が行なわれる。
【0295】一方、アドレスに関しては、冗長判定部
(リダンダンシ判定部)1144.1において、プログ
ラムされている欠陥アドレスと与えられたアドレス信号
との比較を行ない、冗長置換処理を行なった後の内部ア
ドレスへの変換が行なわれる。
【0296】このような処理を施された内部コマンドと
アドレスは、フリップフロップ回路1146にラッチさ
れる。
【0297】次のクロックのエッジにおいて、フリップ
フロップ回路1146からは、アドレス信号については
アドレスプリデコーダ1148.1に、制御信号につい
てはAND回路1150.11〜1150.14を介し
て、ドライバ回路1152.11〜1152.14に与
えられる。
【0298】AND回路1150.11〜1150.1
4のそれぞれの一方入力には、テストイネーブル信号T
TEが与えられ、それぞれの他方入力は、フリップフロ
ップ回路1146を介して、コマンドデコーダ114
2.1の出力が与えられる。
【0299】ドライバ回路1152.11〜1152.
14の出力は、それぞれコマンドバスCBSに与えられ
る。
【0300】メモリアレイ部112.1に対応して設け
られ、テスト動作においてビルトインセルフテスト回路
300からのクロック信号をカウントして、テストアド
レスを自動生成するアドレス生成回路1154.1の出
力とアドレスプリデコーダ1148.1の出力とは、切
換回路1156.1に与えられ、モードコマンドに応じ
て、テスト動作ではアドレス生成回路1154.1の出
力が、通常動作ではアドレスプリデコーダの出力が選択
されて、アドレスバスABSに与えられる。アドレス生
成回路1154.1の構成は、アドレス生成回路34の
構成と、生成するアドレスのビット数が異なる以外は、
基本的に同様である。
【0301】以上のような構成が、他のメモリアレイ部
112.2〜112.nに対応しても設けられている。
【0302】また、データバスDBSを介して、メモリ
アレイ部112.1〜112.nに書きこまれるデータ
WDQとしては、モードコマンドMCで制御される切換
回路1162によって、通常動作においては、フリップ
フロップ回路1146を介してロジック回路200から
与えられたデータが、テスト動作においては、スキャン
パスを介して与えられた初期データを基にデータ生成回
路1160で生成されたデータがそれぞれ選択される。
【0303】スキャンテストを行なう場合には、フリッ
プフロップ回路1146に対して、ビルトインセルフテ
スト回路300から、テストベクターがシリアルに転送
される。このシリアル転送中においては、フリップフロ
ップ回路1146中の各保持回路にラッチされたデータ
が、メモリアレイ部112.1〜112.nの動作に影
響を与えないように、ビルトインセルフテスト回路から
与えられるテストイネーブル信号TTEは“L”レベル
に保持されている。これによって、フリップフロップ回
路1146に保持されたデータは、ドライバ回路115
2.11〜1152.14には与えられないために、メ
モリアレイ部112.1〜112.nが、テストベクタ
ーの動作中に異常動作を行なうことが防止される。
【0304】テストベクターの転送後に、信号TTEは
“H”レベルとされ、これに応じて、ドライバ回路11
52.11〜1152.14からコマンドバスCBSを
介して、メモリアレイ部に対して制御信号が伝達され、
選択されたメモリアレイ部が動作を行なう。
【0305】このとき、各コマンドは、スイッチ回路1
16.1〜116.nのうち、選択されたメモリアレイ
部に対応する信号DEi(i=1〜n)が活性化するこ
とで、選択的にメモリアレイ部112.iに対して与え
られる。
【0306】図28は、図26に示した構成のうち、ス
イッチ部116.1〜116.n、ローカル制御回路1
18.1〜118.n、フリップフロップ回路120.
1〜120.nの構成を説明するための概略ブロック図
である。
【0307】メモリアレイ部112.1〜112.nに
対応して分散配置されるローカル制御回路118.1〜
118.nでは、ワード線の活性化/非活性化、ライト
制御線活性化、リード制御線活性化等のコマンドやロウ
アドレス、コラムアドレスを、それぞれスイッチ回路1
16.1〜116.nにより選択的に与えられる構成と
なっている。
【0308】したがって、インターフェイス部114か
ら転送される信号は、通常動作においては、ロジック回
路200から与えられる選択信号IL1〜ILnに応じ
て、テスト動作においては、ビルトインセルフテスト回
路300から与えられる活性化信号DE1〜DEnに応
じて、スイッチ回路116.1〜116.nを介して、
ローカル制御回路118.1〜118.nに転送され
る。
【0309】また、ローカル制御回路118.1〜11
8.nにおいて生成された信号は、フリップフロップ回
路120.1〜120.nにおいて再度ラッチされるた
め、インターフェイス部114におけるフリップフロッ
プ回路1146の値が、スキャンテストのために書換え
られたとしても、アレイ動作は指定された動作状態が保
持される。
【0310】図29は、図26〜図28において説明し
た半導体集積回路装置2000において、DRAMコア
100のテストを行なう際のタイミングチャートであ
る。
【0311】まず、時刻t1〜t2において、スキャン
パスを利用して、各フリップフロップにテストベクター
を転送する。このとき、テストイネーブル信号TTEは
“L”レベルである。
【0312】次に、時刻t2〜t3において、転送動作
を止め、テストイネーブル信号TEを“H”レベルに活
性化し、アクト動作を行なって、選択されたメモリアレ
イ部iのワード線の活性化を行なう。
【0313】再び、時刻t3〜t4において、ライト用
のテストベクターの転送が行なわれる。
【0314】時刻t4で転送動作をやめて、時刻t4〜
t5において、テストイネーブル信号TEを“H”レベ
ルに再び活性化し、ライト動作を行なう。
【0315】このとき、アドレスとデータは、転送時の
テストベクター中に先頭のデータを与えておけば、2サ
イクル目以降のデータは、上述したとおりメモリアレイ
部112.1〜112.nにそれぞれ対応して自動発生
される。ここで、インターフェイス部114には、アド
レスは与えられないが、メモリアレイ部ごとに発生され
るアドレス信号およびライトサイクルの進行状況はビル
トインセルフテスト部において推定可能であるため、終
了時刻を予測して、テストイネーブル信号TTEを非活
性化する。
【0316】あるいは、各メモリアレイ部においてライ
トサイクルの終了をビルトインセルフテスト回路300
に信号によって知らせる構成としてもよい。
【0317】このように、DRAMコア100側で、テ
ストパターンに対するアドレス生成回路を内蔵している
ことで、スタートアドレスとアドレスの進み方のパター
ンを設定すれば、自動的にライトアドレスが発生され
る。
【0318】また、各メモリアレイ部112.1〜11
2.nに対応して、テスト動作における書込データのデ
ータ生成回路1160を内蔵させているので、初期デー
タとデータの進み方のパターンを選択することで、自動
的にライトデータも各メモリアレイ部に対して発生させ
ることができる。
【0319】このようなパターンの選択は、別途複数の
信号の組合せで選択することができる。
【0320】ビルトインセルフテスト回路300側にお
いては、ライトの終了までのサイクル数が予め予測可能
であるため、その間のサイクルを空サイクルとしてカウ
ントして、適当なサイクル数まで到達するとライト動作
を終了させるべく、テストイネーブル信号TEを非活性
化させることが可能である。
【0321】続いて、時刻t5〜t6において、再びリ
ード用のテストベクターの転送が行なわれる。
【0322】時刻t6において、転送動作を止めて、時
刻t6〜t7において、テストイネーブル信号TTEを
再び“H”レベルに活性化し、リード動作を行なう。こ
のとき、DRAMコア100からデータの取出しに、レ
イテンシのために、2サイクルかかるとすると、2サイ
クル目のデータをフリップフロップ1146にラッチす
るように、テストイネーブル信号TTEを制御する。
【0323】ビルトインセルフテスト回路300側で
は、予めDRAMコア100のCASレイテンシが2サ
イクルなのかあるいは他のサイクルなのかを理解してい
るため、そのサイクルに相応するサイクル数を空サイク
ルとしてカウントして、適当なサイクルに到達すると、
リード動作を終了させるべくテストイネーブル信号TT
Eを非活性化させる。
【0324】最後に、時刻t7から、フリップフロップ
に取込まれているリードデータRDQをスキャンパスを
通じて取出すために、フリップフロップ回路1146に
クロック信号を与えてシフト動作させ、データの転送を
行なう。
【0325】以上のような構成によっても、実施の形態
1と同様の効果を奏することができる。
【0326】[実施の形態3]図30は、実施の形態1
の半導体集積回路装置1000または実施の形態2の半
導体集積回路装置2000において、ビルトイン冗長解
析回路400中に含ませることが可能なCAMセルアレ
イ4000の他の構成を説明するための概略ブロック図
である。
【0327】図30においては、左右両面に同数のビッ
ト線対CBL1,/CBL1〜CBLm,/CBLmと
対CBL´1,/CBL´1〜CBL´m,/CB´L
mとが配置されており、ビット線はロウアドレス(行ア
ドレス)比較用とコラムアドレス(列アドレス)比較用
に2分割されている。それぞれにビット線制御系(ビッ
ト線ドライバ+S/A)4020および4030とワー
ド線・一致検出線制御系4100.11および410
0.12を配置する構成となっている。したがって、図
30のワード線・一致検出線制御系4100.11およ
び4100.12においては、実施の形態1または2の
置換判定部4100.1〜4100.6の構成中、ロウ
アドレスに対応する部分とコラムアドレスに対応する部
分を分割して配置し、それぞれを実施の形態1または2
と同様の動作をするように配線により結合したことに相
当する。
【0328】ロウアドレスおよびコラムアドレスは、そ
れぞれの必要ビット数、ワード数に応じて不必要部分は
実施の形態1で説明したとおりマスク動作することによ
り、それぞれ必要なCAMセルアレイ容量を実現する。
【0329】図30に示した構成では、ロウアドレスお
よびコラムアドレスをそれぞれ左右の制御系4020お
よび4030から各ビット線に入力して、比較一致動作
を行なう。
【0330】これにより、CAMセルアレイ400は、
均一に近い一面構成にでき、アレイ構成の簡単化により
面積を縮小し、さらに、付随する周辺回路配置の簡略化
により面積を縮小することができる。
【0331】図31は、図30に示したCAMセルアレ
イの構成を概念的に示す図である。左半面にロウアドレ
ス用のCAMアレイが配置され、右半面にコラムアドレ
ス用のCAMアレイが配置されている。
【0332】図32は、図31に示したCAMアレイの
うち、黒の太線で囲んだ部分PAの構成をより詳細に説
明するための配線パターン図である。
【0333】活性層および第1ポリシリコン層により構
成されるトランジスタを、第2ポリシリコン層、第1金
属配線層および第2金属配線層で接続している。ここ
で、ロウアドレス用CAMアレイとコラムアドレス用C
AMアレイの境界部分では、円で囲んだ部分に示すよう
に、第2金属配線層により形成されるビット線CBL,
/BLは互いに分離される構成となっている。
【0334】図33は、CAMセルアレイ4000の他
の構成を示す概略ブロック図である。
【0335】図33を参照して、CAMセルの構成およ
び必要なロウアドレスおよびコラムアドレスのビット数
に応じて、マスク動作を行なうための構成については図
30の構成と基本的に同様である。
【0336】図33においては、上下両面で同数のワー
ド線TWLR1〜TWLRnおよびTWLC1〜TWL
Cn、同数の一致検出線MLR1〜MLRnとMLC1
〜MLCnが配置されている。
【0337】各ワード線および一致検出線は、ロウアド
レス比較用とコラムアドレス比較用に2分割され、それ
ぞれにワード線および一致検出線制御系およびビット線
制御系4020および4030が配置されている。
【0338】ロウアドレスおよびコラムアドレスは、そ
れぞれ必要ビット数やワード数に応じて不必要部分はマ
スク動作することにより、それぞれ必要なCAMアレイ
を構成する。
【0339】ロウアドレスおよびコラムアドレスをそれ
ぞれ上下の制御系より各ビット線に入力して比較一致動
作を行なう。
【0340】このような構成によっても、CAMセルア
レイは均一に近い一面構成にすることができ、アレイ構
成の簡単化により面積を縮小し、さらに付随する周辺回
路の簡略化により面積を縮小できる。
【0341】図34は、図33に示したCAMアレイの
構成を概念的に示す図である。上半面にはロウアドレス
に対応したCAMセルアレイが配置され、下半面にはコ
ラムアドレスに対応したCAMセルアレイが配置されて
いる。
【0342】図35は、図34に示したCAMセルアレ
イのうち、上半面のコラムアドレスに対応したCAMセ
ルMC´n1(図34中のPB1)の構成をより詳細に
説明するための配線パターン図である。
【0343】ワード線は第1ポリシリコン層により形成
され、一致検出線と電源配線が第1金属配線により形成
されている。ビット線は、第2金属配線により形成され
ている。
【0344】さらに、ワード線WLと一致検出線MLと
は、隣接するメモリセルにわたって延在している。
【0345】図36は、図34に示したCAMアレイの
うち、ロウアドレス用のCAMアレイとコラムアドレス
用のCAMアレイの境界部の構成を示す配線パターン図
である。
【0346】ロウアドレス用のCAMアレイとコラムア
ドレス用のCAMアレイの境界部においては、図35と
は異なり、図36中で円で囲んで示すように、隣接する
CAMアレイ間で、ワード線および一致検出線が分離す
る構成となっている。ただし、電源線および接地配線は
隣接するCAMセルにわたって延在する構成となってい
る。
【0347】図37は、CAMセルアレイの他の構成を
示す概略ブロック図である。CAMセルを一致検出動作
時には、ロウアドレスに対応するCAMセルおよびコラ
ムアドレスに対応するCAMセルで別々の一致検出線に
より制御される構成とする。
【0348】すなわち、ワード線・一致検出線制御系4
100.13は、単一のCAMセルアレイのうち、たと
えば、ロウアドレスに対応するCAMセルについては、
一致検出線ML1〜MLnを用い、単一面上のCAMア
レイのうち、コラムアドレスのために用いられるCAM
セルについては、一致検出線ML1′〜MLn′を用い
ることとする。
【0349】ビット線およびワード線については、記憶
する行アドレスおよび列アドレスのビット数に応じて、
マスク動作を行なうための機能が設けられている。
【0350】このようにすると、ビット線、一致検出線
およびワード線をパターンとしては分割することなく、
1つのアレイにおいて、ロウアドレス用とコラムアドレ
ス用に分割してCAMアレイを使用することができる。
このため、CAMの使用領域を最適化して使用すること
が可能となり、CAMアレイの利用効率が上昇し、CA
Mアレイ4000の面積を一層低減することが可能とな
る。
【0351】すなわち、たとえば、図30に示した構成
では、予め行アドレスの最大ビット数とコラムアドレス
の最大ビット数ならびに、冗長行および冗長列の最大数
に対応して、ロウアドレスおよびコラムアドレスのそれ
ぞれについてこれら最大値に対応し得るCAMアレイを
別個に形成しておく必要がある。
【0352】これに対して、図37に示した構成では、
CAMセルをロウアドレス用およびコラムアドレス用と
区別なく設けておくことができるので、アレイ面積をよ
り一層縮小することができる。
【0353】図38は、図37に示したCAMアレイ中
のCAMセルの構成を示す回路図である。
【0354】CAMセルは、内部アドレス信号を伝達す
るためのアドレスビット線CBL1と、2つのインバー
タINV1およびINV2により構成される記憶素子B
SEと、記憶素子BSEの記憶ノードn1とアドレスビ
ット線CBL1とを、信号線TWLのレベルに応じて接
続するためのNチャネル型アクセストランジスタTA1
と、上記内部アドレス信号と相補な内部アドレス信号を
伝達するためのアドレスビット線/CBL1と、記憶素
子BSEの記憶ノードn2とアドレスビット線/CBL
21の間の接続を、信号TWLのレベルに応じて接続す
るためのNチャネル型アクセストランジスタTA2と、
第1の一致検出線ML1と接地電位との間に直列に接続
されるNチャネルトランジスタT111およびT121
と、第1の一致検出線ML1と接地電位との間に直列に
接続されるトランジスタT131およびT141とを含
む。
【0355】CAMセルは、さらに、第2の一致検出線
ML2と接地電位との間に直列に接続されるNチャネル
トランジスタT112およびT122と、第2の一致検
出線ML2と接地電位との間に直列に接続されるトラン
ジスタT132およびT142とを含む。
【0356】トランジスタT111のゲートは、アドレ
スビット線CBL1と接続し、トランジスタT121の
ゲートは、記憶素子BSEの記憶ノードn2と接続して
いる。また、トランジスタT112のゲートは、アドレ
スビット線CBL1と接続し、トランジスタT122の
ゲートは、記憶素子BSEの記憶ノードn2と接続して
いる。
【0357】トランジスタT131のゲートは、記憶素
子BSEの記憶ノードn1と接続し、トランジスタT1
41のゲートはアドレスビット線/CBL1と接続して
いる。また、トランジスタT132のゲートは、記憶素
子BSEの記憶ノードn1と接続し、トランジスタT1
42のゲートはアドレスビット線/CBL1と接続して
いる。
【0358】このような構成とすることで、アドレスビ
ット線、一致検出線、ワード線等をCAMセルアレイ内
で、分割することなく、ロウアドレスおよびコラムアド
レスのビット数や冗長行および列の数に対応して、柔軟
に不良アドレス記憶のためのCAMセルアレイを構成で
きる。したがって、CAMセルの利用効率が向上し、全
体として、CAMセルアレイの面積を低減できる。
【0359】図39は、CAMセルアレイのさらに他の
構成を示す概念図である。図39に示した構成では、単
一のCAMセルアレイをロウアドレス比較動作とコラム
アドレス比較動作との2回に分けて動作させる。
【0360】すなわち、ビット線制御系4020とワー
ド線・一致検出線制御系4100.14は、1回目のテ
ストサイクルでは、ロウアドレス部分についてのみ不良
検出と記憶動作を行ない、このようにして検出された冗
長置換されるべき欠陥行アドレスを外部に読出す。
【0361】続いて、2回目のテストサイクルにおい
て、今度はCAMセルアレイでコラムアドレスのみの記
憶と比較動作を行なう。
【0362】ロウアドレス比較動作およびコラムアドレ
ス比較動作は、それぞれの必要なビット数およびワード
線に応じて不必要部分をマスクすることにより、比較動
作時に必要なCAMアレイ構成を実現する。
【0363】このような構成によっても、CAMアレイ
は均一に近い一面構成にでき、アレイ構成の簡単化によ
り面積が縮小でき、かつ、行アドレスおよびコラムアド
レスについてCAMアレイを共有できるので、よりアレ
イ面積を縮小することが可能となる。
【0364】[実施の形態4]図40は、ビルトインセ
ルフテストを行なうテスト動作の他の例を示すフローチ
ャートである。
【0365】まず、CAMセルアレイの初期化が行なわ
れる(ステップS202)。メモリテストの実行(ステ
ップS204)と並行して、不良行および列アドレスを
それぞれCAMアレイのビット線に入力する(ステップ
S206)。
【0366】CAMアレイ上で既にストアされているア
ドレスの場合は(ステップS208)、何ら処理が行な
われず、CAMアレイにストアされていないアドレスの
場合は(ステップS208)、新しい不良アドレスがC
AMアレイに書込まれる(ステップS210)。このよ
うなテストをメモリテストが終了するまで繰返す(ステ
ップS212)。
【0367】メモリテスト終了時に不良救済解を選択
し、結果の出力が行なわれる(ステップS214)。
【0368】次に、メモリを実使用する際に、救済解の
情報に従って、メモリアクセスをスペア/ノーマルセル
に切換える動作を行なう。
【0369】具体的には、ビルトイン冗長解析が終了後
に、救済回に相当する不良アドレスを再びCAMアレイ
にストアする(ステップS216)。
【0370】このような状態で、通常動作におけるメモ
リの実使用に入り、アクセスアドレスと不良アドレスの
比較一致をビルトイン冗長懐石回路400中のCAMア
レイで行ない(ステップS218)、救済アドレスにヒ
ットした場合は(ステップS220)、対応するスペア
メモリセルにアクセスし(ステップS224)、ヒット
しない場合は(ステップS220)、そのままアクセス
アドレスによりメモリアクセスを行なう(ステップS2
22)という処理を行なう。
【0371】このような動作を行なえば、アドレス比較
一致のために設けたCAMアレイを冗長救済を行なうた
めのプログラムメモリとしても用いることができるの
で、チップ面積をより縮小することが可能となる。
【0372】[実施の形態5]以上説明した実施の形態
1〜実施の形態4においては、CAMセルアレイのうち
所定のアドレスビット線対CBL1および/CBL1に
ついて、マスク動作を行なうために、図12および図1
3に示された回路構成を用いているものとした。
【0373】実施の形態5では、このようなマスク動作
を可能とする他の回路構成について説明する。
【0374】図41は、たとえば、図11に示した実施
の形態1のビット線ドライバ+S/A回路4020のう
ちのドライバ/センスアンプ部4020Vの中に含ま
れ、CAMセルアレイ4000中の対応するビット線対
CBL1,/CBL1の電位レベルを駆動し、かつ読出
動作において、このビット線対CBL1,/CBL1に
読出されたCAMセルからのデータを増幅して読出アド
レスとして出力するための他の回路構成を説明する回路
図である。この回路を他の実施の形態の半導体集積回路
装置に適用することも可能である。
【0375】図41を参照して、インプットバッファI
BF1は、列アドレス信号RA<i>を受けて、バッフ
ァ処理した結果を出力する。インプットバッファIBF
1と内部ノードn11との間には、NチャネルMOSト
ランジスタTR502が設けられる。内部ノードn11
とノードn12との間には、NチャネルMOSトランジ
スタTR504が設けられる。トランジスタTR504
のゲートは、コマンドデコーダ4010からのデータの
書き込みタイミングを制御するための信号CWEを受け
る。ノードn12は、アドレスビット線CBL1と結合
する。
【0376】一方、インバータINV504は、ノード
n12の電位レベルを入力に受け、反転して出力する。
インバータINV504の出力ノードと内部ノードn2
1との間には、NチャネルMOSトランジスタTR51
2が設けられる。内部ノードn21とアドレスビット線
/CBL1との間には、NチャネルMOSトランジスタ
TR514が設けられる。トランジスタTR514のゲ
ートも、制御信号CWEを受ける。
【0377】レジスタ回路RG502は、コマンドデコ
ーダ4010からの指示に応じて、アドレスビット線C
BL1および/CBL1に対してマスク動作を行なう場
合には、”H”レベルを出力するように設定され、マス
ク動作を行なわない場合には、”L”レベルを出力する
ように設定される。
【0378】ノードn11と接地電圧との間には、トラ
ンジスタTR510が設けられ、トランジスタTR51
0のゲートは、レジスタRG502の出力を受ける。ノ
ードn11とノードn21とは、結合している。また、
トランジスタTR502とトランジスタTR512のゲ
ートは、ともに、インバータINV502の出力を受け
る。
【0379】なお、図41では、図12に示したセンス
アンプS/Aは、図示省略している。
【0380】ドライバ/センスアンプ部4020Vの他
のビット線対に対応しても同様の構成が設けられる。ま
た、ドライバ/センスアンプ部4030Vについても、
同様の構成が設けられている。
【0381】レジスタRG502の設定値に応じて、マ
スク動作が指示されている場合、アドレスビット線CB
L1および/CBL1のレベルは、”L”レベルに固定
される。このため、図8に示したCAMセルにおいて、
その記憶データの値に関わりなく、トランジスタT11
およびT14が遮断状態となる。このため、一致判定線
MLのレベルは、マスク動作が指示されたビット線対に
よっては、プリチャージレベルの”H”レベルから放電
により低下することがない。このため、CAMセルのう
ちの特定のビット線対に対して、マスク動作を指示する
ことにより消費電力が低減されるという効果もある。
【0382】図42は、図11に示した構成のうち、ド
ライバ/センスアンプ部4020F中に含まれ、CAM
セルアレイ4000中の対応するビット線対CBL2,
/CBL2の電位レベルを駆動し、かつこのビット線対
からの読出データを増幅して出力するために、図41に
示した回路に対応して設けられる回路構成を説明するた
めの概略ブロック図である。
【0383】図42を参照して、インプットバッファI
BF3は、列アドレス信号RA<i´>を受けて、バッ
ファ処理した結果を出力する。インプットバッファIB
F1と内部ノードn31との間には、NチャネルMOS
トランジスタTR524が設けられる。トランジスタT
R524のゲートは、制御信号CWEを受ける。ノード
n31は、アドレスビット線CBL2と結合する。
【0384】一方、インバータINV524は、ノード
n31の電位レベルを入力に受け、反転して出力する。
インバータINV524の出力ノードとアドレスビット
線/CBL2との間には、NチャネルMOSトランジス
タTR534が設けられる。トランジスタTR534の
ゲートも、制御信号CWEを受ける。
【0385】このような構成によっても、図12および
図13に示した回路と同様の効果を奏することが可能で
ある。
【0386】なお、以上の説明では、同一チップ上に搭
載されるのは、複数のDRAMコアであるものとした
が、本発明はこのような場合に限定されることなく、よ
り一般的に、複数の半導体メモリ回路が同一チップ上に
搭載され、各半導体メモリ回路について冗長メモリセル
行および冗長メモリセル列が設けられて、冗長置換によ
り不良ビットの救済が行われるような半導体集積回路装
置に対して適用可能なものである。
【0387】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0388】
【発明の効果】請求項1、2、4、5および6記載の半
導体集積回路装置は、同一チップ上に形成される複数の
半導体メモリ回路のメモリ容量がそれぞれ異なる場合に
おいても、比較的小さな回路規模で不良メモリセルの検
出と冗長解析とを行なうことが可能で、冗長解析機能を
有するテスト回路を半導体集積回路装置自身に搭載する
ことが可能である。
【0389】請求項3および7記載の半導体集積回路装
置は、同一チップ上に形成される複数の半導体メモリ回
路に設けられる冗長メモリセルの構成が異なる場合にお
いても、比較的小さな回路規模で不良メモリセルの検出
と冗長解析とを行なうことが可能で、冗長解析機能を有
するテスト回路を半導体集積回路装置自身に搭載するこ
とが可能である。
【0390】請求項8〜10記載の半導体集積回路装置
は、自己テスト回路とテスト対象のメモリ回路とのデー
タ授受のための回路構成を簡略化でき、チップ面積の低
減を図ることができる。
【0391】請求項11記載の半導体集積回路装置で
は、メモリ回路と冗長置換テスト回路の各々でテストの
ためのアドレスを生成するので、テスト中において、冗
長置換テスト回路からアドレスをメモリ回路に転送する
必要がなく、テスト時間を短縮できる。
【0392】請求項12〜15記載の半導体集積回路装
置は、一面の連想記憶型セルアレイにより不良アドレス
の記憶および比較動作が可能で、チップ面積の低減を図
ることができる。
【0393】請求項16記載の半導体集積回路装置は、
連想記憶型セルアレイを不良アドレスのプログラミング
および比較処理にも用いるので、チップ面積の低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る半導体集積回路装置1000の
構成を説明するための概略ブロック図である。
【図2】 図1に示したDRAMコア100.1の構成
を説明するための概略ブロック図である。
【図3】 図1に示したビルトインセルフテスト回路3
00の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図4】 不良ビットの検出および冗長メモリセル行お
よび冗長メモリセル列との置換動作を説明するための概
念図である。
【図5】 図4に示した順序で不良ビットが検出された
場合の冗長救済のための冗長行と冗長列の置換順序と、
置換可能性の関係を示す図である。
【図6】 メモリ容量の異なるDRAMコアに対するテ
スト動作の概念を説明するための図である。
【図7】 アドレス置換判定器ARDの部分を抜き出し
て示す概略ブロック図である。
【図8】 記憶セル列MCR11およびMCR12内の
CAMセルの構成を示す回路図である。
【図9】 連想記憶型セル(CAMセル)の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図10】 図1に示したビルトイン冗長解析回路40
0の全体構成を説明するための概略ブロック図である。
【図11】 CAMセルアレイ4000およびビット線
ドライバ+S/A回路4020および4030を抜き出
して示す概念図である。
【図12】 ビット線ドライバ+S/A回路4020の
うちのドライバ/センスアンプ部4020Vの中に含ま
れる回路構成を説明する回路図である。
【図13】 ビット線ドライバ+S/A回路4020の
うちのドライバ/センスアンプ部4020Fの中に含ま
れる回路構成を説明する回路図である。
【図14】 図10に示した置換判定部4100.1の
構成を説明するための概略ブロック図である。
【図15】 図14に示した選択回路SEL1の構成を
説明するための概略ブロック図である。
【図16】 図15に示したラッチ回路LT451の構
成を説明するための概略ブロック図である。
【図17】 選択回路SEL1をコマンドデコーダ40
10からの制御信号に従って設定する場合の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図18】 図1に示したフリップフロップ回路50
0.1の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図19】 選択回路510.1の構成を説明するため
の概略ブロック図である。
【図20】 選択回路520.1の構成を説明するため
の概略ブロック図である。
【図21】 ビルトインセルフテスト回路300および
ビルトイン冗長解析回路400の動作を説明するための
第1のフローチャートである。
【図22】 ビルトインセルフテスト回路300および
ビルトイン冗長解析回路400の動作を説明するための
第2のフローチャートである。
【図23】 図2に示したアドレス生成回路34の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図24】 アドレス生成回路330および比較器34
4ならびに最大アドレスレジスタ342の構成を説明す
るための概略ブロック図である。
【図25】 図24で説明したアドレス生成回路330
の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図26】 本発明の実施の形態2の半導体集積回路装
置2000の構成を説明するための概略ブロック図であ
る。
【図27】 図26に示した構成のうち、DRAMコア
のインターフェイス部114の構成を説明するための概
略ブロック図である。
【図28】 スイッチ部116.1〜116.n、ロー
カル制御回路118.1〜118.n、フリップフロッ
プ回路120.1〜120.nの構成を説明するための
概略ブロック図である。
【図29】 DRAMコア100のテストを行なう際の
タイミングチャートである。
【図30】 ビルトイン冗長解析回路400中に含ませ
ることが可能なCAMセルアレイ4000の他の構成を
説明するための概略ブロック図である。
【図31】 図30に示したCAMセルアレイの構成を
概念的に示す図である。
【図32】 図31に示したCAMアレイのうち、黒の
太線で囲んだ部分PAの構成をより詳細に説明するため
の配線パターン図である。
【図33】 CAMセルアレイ4000の他の構成を示
す概略ブロック図である。
【図34】 図33に示したCAMアレイの構成を概念
的に示す図である。
【図35】 CAMセルMC´n1の構成をより詳細に
説明するための配線パターン図である。
【図36】 図34に示したCAMアレイのうち、ロウ
アドレス用のCAMアレイとコラムアドレス用のCAM
アレイの境界部の構成を示す配線パターン図である。
【図37】 CAMセルアレイの他の構成を示す概略ブ
ロック図である。
【図38】 図37に示したCAMアレイ中のCAMセ
ルの構成を示す回路図である。
【図39】 CAMセルアレイのさらに他の構成を示す
概念図である。
【図40】 ビルトインセルフテストを行なうテスト動
作の他の例を示すフローチャートである。
【図41】 ビット線ドライバ+S/A回路4020の
うちのドライバ/センスアンプ部4020Vの中に含ま
れる他の回路構成を説明する回路図である。
【図42】 ビット線ドライバ+S/A回路4020の
うちのドライバ/センスアンプ部4020Fの中に含ま
れる他の回路構成を説明する回路図である。
【図43】 DRAMコア8010と、ロジック回路8
020とを集積化した半導体集積回路装置8000に対
するテスト動作を説明するための概略ブロック図であ
る。
【図44】 ビルトインセルフテスト/冗長救済解析部
8230を搭載した半導体集積回路装置8200の構成
を説明するための概略ブロック図である。
【図45】 1チップ上に複数のDRAMコアが集積化
された半導体集積回路装置8400の構成を説明するた
めの概略ブロック図である。
【符号の説明】
10,12,14,16,18,20,22 外部端
子、30 コマンドデコーダ、32 アドレスバッフ
ァ、34 アドレス生成回路、36 切換回路、40
ロウアドレスデコーダ、42 ワード線ドライバ、50
コラムアドレスデコーダ、52 列選択ゲート、60
センスアンプ、70 リードアンプ、72,82 デ
ータラッチ、80 ライトドライバ、100.1〜10
0.n DRAMコア、110 メモリセルアレイ、2
00.1〜200.n ロジック回路、300 310
BISTコントロール部、320 ビルトイン冗長解
析コントロール部、330 アドレス生成回路、340
パラレルシリアル変換部、342 最大アドレスレジ
スタ、344 比較器、350 アドレス・データシフ
トラッチ回路、360 比較回路、400 ビルトイン
冗長解析回路、500.1〜500.n フリップフロ
ップ回路、4000 CAMセルアレイ、4010 コ
マンドデコーダ、4020,4030 ビット線ドライ
バ+センスアンプ回路、4100.1〜4100.6
置換判定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 15/04 H01L 27/10 491 601 G11C 11/34 371A H01L 21/822 371D 27/04 H01L 27/04 T // H01L 27/10 491 G01R 31/28 B V (72)発明者 日高 秀人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 河越 知也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G132 AA08 AB01 AC03 AK07 AL09 5F038 AV06 DF05 DT08 DT15 DT17 DT18 EZ20 5F083 GA11 LA04 LA05 LA11 LA12 LA18 ZA10 ZA20 5L106 AA01 CC05 CC08 CC09 CC14 CC17 CC21 CC32 DD03 DD25 GG05 5M024 AA54 AA55 BB30 BB40 GG20 HH10 HH16 KK32 LL01 LL11 MM02 MM12 MM13 PP01 PP02 PP03 PP05 PP07 PP10 QQ01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリ回路を備え、 各前記メモリ回路は、 複数の正規メモリセルを含む正規メモリセルアレイと、 複数の予備メモリセル行および予備メモリセル列を含む
    予備メモリセルアレイとを含み、 前記複数のメモリ回路に共通に設けられ、置換救済する
    べき不良アドレスを決定するための冗長置換テスト回路
    をさらに備え、 前記冗長置換テスト回路は、 前記メモリセルを順次選択するための前記アドレス信号
    を生成し、前記メモリセルから読み出されたデータと期
    待値データとの比較結果に応じて、不良メモリセルの検
    出を行うための自己テスト回路と、 前記自己テスト回路からの前記アドレス信号と前記不良
    メモリセルの検出結果とに応じて、各前記複数の予備メ
    モリセル行および予備メモリセル列で置換するべき不良
    アドレスを決定するための冗長解析回路とを含み、 前記冗長解析回路は、 前記不良メモリセルに対応する不良アドレスを記憶する
    ためのアドレス記憶回路と、 前記複数のメモリ回路のうちテスト対象となるメモリ回
    路の容量に応じて、前記アドレス記憶回路の有効な使用
    領域を制限し、前記アドレス記憶回路へのデータ格納を
    行うための駆動回路と、 前記アドレス記憶回路に保持された前記不良アドレスに
    応じて、いずれの前記予備メモリセル行および予備メモ
    リセル列で置換するかを判定する判定回路とを有し、 前記アドレス記憶回路は、順次検出される不良アドレス
    のうち、すでに記憶されている不良行アドレスおよび不
    良列アドレスのいずれとも異なる不良アドレスを選択的
    に記憶する、半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記アドレス記憶回路は、 行列状に配列された複数の連想記憶型セルを含む、請求
    項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記判定部は、 前記複数のメモリ回路のうち最大個数の前記予備メモリ
    セル行と予備メモリセル列を含むメモリ回路において、
    前記不良メモリセルを含む正規メモリセル行または正規
    メモリセル列を順次前記予備メモリセル行と予備メモリ
    セル列で置換するステップの順序の組合せのぞれぞれに
    対応して設けられる複数の置換判定部を含み、 各前記置換判定部は、 前記置換ステップのうちの最終ステップまでで、前記不
    良メモリセルの置換が完了するかを判定するための置換
    順序判定回路と、 前記複数のメモリ回路のうちテスト対象となるメモリ回
    路に含まれる前記予備メモリセル行および予備メモリセ
    ル列の個数に応じて、前記置換ステップのうちのいずれ
    のステップを前記最終ステップとするかを設定するため
    の判定ステップ制限回路とを有する、請求項2記載の半
    導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のメモリ回路に含まれる予備メ
    モリセル行のうち、最大個数の予備メモリセル行は、m
    個(m:自然数)であり、 前記複数のメモリ回路に含まれる予備メモリセル列のう
    ち、最大個数の予備メモリセル列は、n個(n:自然
    数)であり、 前記判定回路は、 前記m個の予備メモリセル行と前記n個の予備メモリセ
    ル列とを、前記不良メモリセルを含む正規メモリセル行
    または正規メモリセル列と順次置換するステップの順序
    の組合せのぞれぞれに対応して設けられる複数の置換判
    定部を含み、 前記アドレス記憶回路は、 前記複数の置換判定部にぞれぞれ対応して設けられ、前
    記不良アドレスのうちm個の不良行アドレスを記憶する
    ことが可能な個数の第1の記憶セル列と、 前記複数の置換判定部にぞれぞれ対応して設けられ、前
    記不良アドレスのうちn個の不良列アドレスを記憶する
    ことが可能な個数の第2の記憶セル列とを含み、 各前記置換判定部は、対応する前記第1の記憶セル列と
    前記第2の記憶セル列とを、すでに記憶されている前記
    不良行アドレスまたは前記不良列アドレスとは行アドレ
    スまたは列アドレスのいずれもが異なる不良メモリセル
    が検出されたときに、対応するステップの順序に従って
    活性化する、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の記憶セル列と前記第2の記憶
    セル列の各々は、 複数の連想記憶型セルを含む、請求項4記載の半導体集
    積回路装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動回路は、 複数の前記第1の記憶セル列に共通に設けられ、前記不
    良アドレスを伝達するための複数の第1のビット線対
    と、 前記テスト対象となるメモリ回路の容量に対応する行ア
    ドレスのビット数に応じて、前記複数の第1のビット線
    対のうち前記行アドレスのビット数に相当する個数の第
    1のビット線対には不良行アドレスを伝達し、残りの第
    1のビット線対には固定電位レベルを伝達する第1のビ
    ット線駆動回路と、 複数の前記第2の記憶セル列に共通に設けられ、前記不
    良アドレスを伝達するための複数の第2のビット線対
    と、 前記テスト対象となるメモリ回路の容量に対応する列ア
    ドレスのビット数に応じて、前記複数の第2のビット線
    対のうち前記列アドレスのビット数に相当する個数の第
    2のビット線対には不良列アドレスを伝達し、残りの第
    2のビット線対には固定電位レベルを伝達する第2のビ
    ット線駆動回路とを含む、請求項5記載の半導体集積回
    路装置。
  7. 【請求項7】 各前記置換判定部は、 前記置換するステップの各ステップに対応して設けら
    れ、すでに記憶されている前記不良行アドレスまたは前
    記不良列アドレスとは行アドレスまたは列アドレスのい
    ずれもが異なる不良メモリセルが検出されたときに、対
    応するステップの順序で対応する前記第1の記憶セル列
    と前記第2の記憶セル列への書込み動作を活性化するた
    めの複数の活性化信号をそれぞれ出力する複数の論理ゲ
    ートと、 前記複数のメモリ回路のうちテスト対象となるメモリ回
    路に含まれる前記予備メモリセル行および予備メモリセ
    ル列の個数に応じて、前記複数の活性化信号のうちのい
    ずれの活性化信号が活性化されたときに、前記不良メモ
    リセルの置換ステップが最終ステップに達したと判定す
    るかを設定するための判定ステップ制限回路とを有す
    る、請求項5記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のメモリ回路にそれぞれ対応し
    て設けられ、互いに直列に接続された複数の選択回路を
    さらに備え、 前記複数のメモリ回路のうちテスト対象となるメモリ回
    路への書込みデータは、前記自己テスト回路から前記複
    数の選択回路を順次経由するシフト動作により伝達され
    る、請求項1〜7記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記複数のメモリ回路にそれぞれ対応し
    て設けられ、互いに直列に接続された複数の選択回路を
    さらに備え、 前記複数のメモリ回路のうちテスト対象となるメモリ回
    路からの読出しデータは、前記複数の選択回路を順次経
    由するシフト動作により前記自己テスト回路へ伝達され
    る、請求項1〜7記載の半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 前記複数のメモリ回路にそれぞれ対応
    して設けられ、互いに直列に接続された複数の選択回路
    と、 前記複数のメモリ回路にそれぞれ対応して設けられる複
    数のロジック回路とをさらに備え、 テスト動作においては、前記自己テスト回路と前記複数
    のメモリ回路のうちテスト対象となるメモリ回路との間
    データの授受は、データを前記複数の選択回路を順次経
    由するシフト動作により行われ、通常動作においては、
    前記複数の選択回路をそれぞれ介して、前記複数のロジ
    ック回路と前記複数のメモリ回路との間のデータの授受
    が行われる、請求項1〜7記載の半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 前記冗長置換テストは、前記複数のメ
    モリ回路のうちテスト対象となるメモリ回路のメモリセ
    ルアレイの大きさに応じて、テスト動作のための内部ア
    ドレスを生成するための第1の内部アドレス生成回路を
    さらに含み、 各前記メモリ回路は、前記冗長置換回路から与えられた
    初期値に基づいて、前記第1の内部アドレス生成回路と
    同期して、前記メモリ回路のテスト動作のための内部ア
    ドレスを生成する第2の内部アドレス生成回路をさらに
    含む、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 前記アドレス記憶回路は、 行列状に行列状に配列された複数の連想記憶型セルを含
    む連想記憶型セルアレイを含み、 前記連想記憶型セルアレイは、 前記連想記憶型セルアレイの行に対応してそれぞれ設け
    られる複数のワード線と、 前記連想記憶型セルアレイの行に対応してそれぞれ設け
    られる複数の一致検出線とを含み、 前記連想記憶型セルアレイは、前記ワード線方向に沿っ
    て分割された第1および第2の連想記憶型セルアレイに
    分割され、 前記第1の連想記憶型セルアレイは、前記第1の連想記
    憶型セルアレイの列に対応してそれぞれ設けられ、検出
    された不良行アドレスを伝達するための複数の第1のビ
    ット線対を含み、 前記第2の連想記憶型セルアレイは、前記第2の連想記
    憶型セルアレイの列に対応してそれぞれ設けられ、検出
    された不良行アドレスを伝達するための複数の第2のビ
    ット線対を含む、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 前記アドレス記憶回路は、 行列状に行列状に配列された複数の連想記憶型セルを含
    む連想記憶型セルアレイを含み、 前記連想記憶型セルアレイは、列方向に沿って分割され
    た第1および第2の連想記憶型セルアレイに分割され、 前記第1の連想記憶型セルアレイは、 前記第1の連想記憶型セルアレイの行に対応してそれぞ
    れ設けられる複数の第1のワード線と、 前記第1の連想記憶型セルアレイの行に対応してそれぞ
    れ設けられる複数の第1の一致検出線と、 前記第1の連想記憶型セルアレイの列に対応してそれぞ
    れ設けられ、検出された不良行アドレスを伝達するため
    の複数の第1のビット線対とを含み、 前記第2の連想記憶型セルアレイは、 前記第2の連想記憶型セルアレイの行に対応してそれぞ
    れ設けられる複数の第2のワード線と、 前記第2の連想記憶型セルアレイの行に対応してそれぞ
    れ設けられる複数の第2の一致検出線と、 前記第2の連想記憶型セルアレイの列に対応してそれぞ
    れ設けられ、検出された不良行アドレスを伝達するため
    の複数の第2のビット線対とを含む、請求項1記載の半
    導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 前記アドレス記憶回路は、 行列状に行列状に配列された複数の連想記憶型セルを含
    む連想記憶型セルアレイを含み、 前記連想記憶型セルアレイは、 前記連想記憶型セルアレイの行に対応してそれぞれ設け
    られる複数のワード線と、 前記連想記憶型セルアレイの行に対応してそれぞれ設け
    られる複数の第1の一致検出線と、 前記連想記憶型セルアレイの行に対応してそれぞれ設け
    られる複数の第2の一致検出線と、 前記連想記憶型セルアレイの列に対応してそれぞれ設け
    られ、検出された不良行アドレスおよび不良列アドレス
    を伝達するための複数のビット線対と、 前記複数の連想記憶型セルに既に格納された前記不良行
    アドレスと新たに検出された不良行アドレスを比較する
    場合には、前記第1の一致検出線を用い、前記複数の連
    想記憶型セルに既に格納された前記不良列アドレスと新
    たに検出された不良列アドレスを比較する場合には、前
    記第2の一致検出線を用いるように制御する一致検出手
    段とを含む、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 前記アドレス記憶回路は、 行列状に行列状に配列された複数の連想記憶型セルを含
    む連想記憶型セルアレイを含み、 前記連想記憶型セルアレイは、 前記連想記憶型セルアレイの行に対応してそれぞれ設け
    られる複数のワード線と、 前記連想記憶型セルアレイの行に対応してそれぞれ設け
    られる複数の一致検出線と、 前記連想記憶型セルアレイの列に対応してそれぞれ設け
    られ、検出された不良行アドレスおよび不良列アドレス
    を伝達するための複数のビット線対と、 テスト動作の第1のサイクルにおいては、前期複数の連
    想記憶型セルに既に格納された前記不良行アドレスと新
    たに検出された不良行アドレスとを比較する処理を行な
    い、前記テスト動作の第2のサイクルにおいては、前記
    複数の連想記憶型セルに既に格納された前記不良列アド
    レスと新たに検出された不良列アドレスとを比較する処
    理を行なうように制御する一致検出手段とを含む、請求
    項1記載の半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の連想記憶型セルは、最終的
    に検出されて置換救済を行なうための不良行アドレスお
    よび不良列アドレスとを格納して、通常動作において、
    前記メモリ回路にアクセスされたアドレスと不良アドレ
    スとの比較のために使用される、請求項2記載の半導体
    集積回路装置。
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