JP2000133693A - 真空装置用駆動機構および真空装置 - Google Patents

真空装置用駆動機構および真空装置

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JP2000133693A JP11094041A JP9404199A JP2000133693A JP 2000133693 A JP2000133693 A JP 2000133693A JP 11094041 A JP11094041 A JP 11094041A JP 9404199 A JP9404199 A JP 9404199A JP 2000133693 A JP2000133693 A JP 2000133693A
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恭治 木ノ切
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治朗 池田
Yoshifumi Oda
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
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    • C23C14/56Apparatus specially adapted for continuous coating; Arrangements for maintaining the vacuum, e.g. vacuum locks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で、特別な真空シールのための手段ある
いは機構を必要としないリフト機構を備えた真空装置を
提供すること。 【解決手段】 気密容器内に固定設置される一端が開放
されたエアバッグ収納容器41と、この収納容器内に収
納されたエアバッグ42と、このエアバッグ42内に前
記エアバッグ収納容器41を貫通して高圧気体を供給す
る手段とから構成されている。高圧気体供給手段により
前記エアバッグ42内に高圧気体を供給することによ
り、前記エアバッグ42の一部が前記エアバッグ収納容
器41の開放端部から突出し、これによって前記真空容
器内において対象物体を移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばスパッタ装
置、CVD装置あるいは蒸着装置のような成膜装置、C
DEあるいはRIEのようなエッチング装置のような真
空装置に関し、特に被処理物体その他の物体を真空装置
内で移動させる駆動機構を備えた真空装置に関に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、CDあるいはDVDなど
の情報記録用のディスクの製造に用いる毎葉式マグネト
ロンスパッタ装置においては、表面に金属あるいは半金
属物質からなる反射膜をスパッタリングにより被着する
ためのプラスチックからなる光ディスク基板を、搬送機
構により真空装置外部から内部に取り込むためのロード
ロック機構が用いられている。また、このスパッタ装置
においては、真空装置内部に取り込まれた被処理物体で
ある光ディスク基板は上記搬送機構により真空装置内の
スパッタ室下部に搬送され、スパッタ室下部において上
下方向に往復運動するディスクプッシャ機構により、ス
パッタ室内に上昇搬送される。
【0003】このようなスパッタ装置においては、上記
のロードロック機構およびディスクプッシャ機構はいず
れも真空装置内で被処理物体を搬送して上下方向に往復
運動するリフト機構を備えている。このリフト機構は、
そのほとんどが高圧空気シリンダーあるいは油圧シリン
ダーが用いられている。このようなシリンダーを用いる
理由は次の通りである。例えばロードロック機構は真空
室外から真空シールを介して真空室内にシリンダーロッ
ドを貫通させ、ロッドの先端に設けた受け座を光ディス
ク基板を載置するためのサセプターに突き当てて連結
し、サセプターを真空室の真空蓋が設けられた内壁に押
しつける。この状態で被処理物体である光ディスク基板
を真空室内に取り込むために真空蓋を開放すると、大気
圧がサセプターを押し下げる方向に働くため、シリンダ
ーはこの力に耐えなければならない。このシリンダーに
作用する大気圧による力は1,270〜1,470ニュ
ートン(N)となるため、高圧空気シリンダーあるいは
油圧シリンダーが用いられる。
【0004】また、このリフト機構は、シリンダーロッ
ド等その機構の一部が真空室を構成する容器を貫通して
設けられるため、真空シールを必要とする。この真空シ
ールとしてはOリングシールやベローズシールが用いら
れている。ベローズシールは金属製のダイヤフラムを重
ねて溶接したもので、シリンダーロッドと真空装置のリ
フト機構の固定面間に取り付けることによりシールする
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような真空装置においては、リフト機構として大きなス
ペースを占める高圧空気シリンダーあるいは油圧シリン
ダーを用いるため、装置が大型化する欠点があった。ま
た、リフト機構の一部が貫通する真空容器に設けられる
Oリングシールは、その内側を金属製のシリンダーロッ
ドが摺動するため、磨耗が激しい。Oリングシールの磨
耗はこの部分から真空シールが破壊され、真空容器の気
密性を維持できなくなる。この磨耗を防止し、シール性
の向上のために、従来から、真空用のグリースが用いら
れているが、このグリースに真空容器内の膜剥離物質や
ディスク基板の破片などが付着して真空シールを破壊す
る原因となった。また、このグリースの成分が真空装置
の使用中に真空容器内に飛散し、被処理物体に形成すべ
き被膜成分に混入し、その特性に悪影響を及ぼすことが
あった。
【0006】他方、ベローズシールは金属製のダイヤフ
ラムがシリンダーロッドの往復運動に伴って伸縮するた
め、長時間の使用により金属疲労が発生し、突然ベロー
ズが破壊され、真空シールが破壊されることがあった。
【0007】したがって本発明の目的は、小型で、特別
な真空シールのための手段あるいは機構を必要としない
リフト機構およびこれを備えた真空装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の真空装置用駆動
機構は、気密容器内に固定設置される一端が開放された
エアバッグ収納容器と、この収納容器内に収納されたエ
アバッグと、このエアバッグ内に前記エアバッグ収納容
器を貫通して高圧気体を供給する手段とからなり、この
高圧気体供給手段により前記エアバッグ内に高圧気体を
供給することにより、前記エアバッグの一部が前記エア
バッグ収納容器の開放端部から突出し、これによって前
記真空容器内において対象物体を移動することを特徴と
するもである。
【0009】また、本発明の真空装置用駆動機構は、さ
らに、前記エアバッグ収納容器を貫通して前記エアバッ
グ内の気体を排気する手段を備え、この手段を用いて前
記エアバッグ内の気体を排気することにより、前記エア
バッグ収納容器の開放端部から突出したエアバッグの一
部を前記エアバッグ収納容器内に後退収納し、これによ
って、前記真空容器内において対象物体を移動すること
を特徴とするものである。
【0010】さらに、本発明の真空装置用駆動機構にお
いては、前記エアバッグは弾性体材料により構成され、
前記気体排気手段によりその内部の気体が排気されたと
き、前記エアバッグ自体の弾性力により収納容器内に後
退収納されることを特徴とするものである。
【0011】さらに、本発明の真空装置用駆動機構にお
いては、前記エアバッグには、前記気体排気手段により
その内部の気体が排気されたとき、前記エアバッグを弾
性力により前記エアバッグ収納容器内に後退収納させる
弾性体手段が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0012】さらに、本発明の真空装置用駆動機構にお
いては、前記エアバッグ内に高圧気体を供給する手段お
よび前記前記エアバッグ内の気体を排気する手段は、前
記エアバッグ収納容器を貫通して設けられる共通の貫通
口を介して気体を供給しあるいは排気することを特徴と
するものである。
【0013】さらに、本発明の真空装置用駆動機構にお
いては、前記エアバッグ収納容器の上面に、前記開放端
を閉塞するように配置されたエアバッグ補強体と、この
エアバッグ補強体を内部に収納して、エアバッグ補強体
の上下方向の移動をガイドするとともに、その移動範囲
を一定の範囲に制限するように、前記エアバッグ収納容
器の上面に固定されたストッパーとをさらに備えたこと
を特徴とするものである。
【0014】次に、本発明の真空装置は、内部に気密な
空間が形成された真空容器と、この真空容器内に配置さ
れた真空装置用駆動機構とからなり、この真空装置用駆
動機構は一端が開放されたエアバッグ収納容器と、この
収納容器内に収納されたエアバッグと、このエアバッグ
内に前記エアバッグ収納容器を貫通して高圧気体を供給
する手段とからなり、この高圧気体供給手段により前記
エアバッグ内に高圧気体を供給することにより、前記エ
アバッグの一部が前記エアバッグ収納容器の開放端部か
ら突出し、これによって前記真空容器内において被処理
物体を移動させることを特徴とするまた、本発明の真空
装置は、内部に気密な空間を形成する被処理物体の搬送
室と、この搬送室を構成する隔壁に形成された処理室開
口部を介して連設される気密空間により構成される処理
室と、前記搬送室を構成する隔壁に形成された搬送室開
口部と、前記搬送室内に設けられ、被処理物体を搬送す
るためのサセプタを前記搬送室開口部と前記処理室口部
間で搬送する搬送機構と、この搬送機構に設置され、前
記スパッタ室開口部あるいは前記搬送室開口部を気密に
開閉するように前記サセプタを駆動する真空装置用駆動
機構とを備え、この真空装置用駆動機構は、一端が開放
されたエアバッグ収納容器と、この収納容器内に収納さ
れたエアバッグと、このエアバッグ内に前記エアバッグ
収納容器を貫通して高圧気体を供給する手段とからな
り、この高圧気体供給手段により前記エアバッグ内に高
圧気体を供給することにより、前記エアバッグの一部が
前記エアバッグ収納容器の開放端部から突出させ、これ
によって前記サセプタを押圧して、前記処理室開口部あ
るいは前記搬送室開口部を気密に閉塞するように構成し
たことたことを特徴とするものである。
【0015】さらに、本発明の真空装置においては、前
記搬送室の外部には、外部搬送機構が設置されており、
この外部搬送機構には、垂直回転軸の回りに回転する水
平アームと、この水平アームの端部に設けられた前記搬
送室開口部を機密に開閉する真空蓋とを備えたことを特
徴とするものである。
【0016】さらに、本発明の真空装置においては、前
記処理室は前記搬送室に連設された1個または複数個の
スパッタ室であり、前記被処理物体はディスク基板であ
ることを特徴とするものである。
【0017】さらに、本発明の真空装置は、内部に気密
な放電空間を形成するスパッタ室と、このスパッタ室内
に磁界を印加するように、前記スパッタ室の上方に配置
された磁界発生装置と、この磁界発生装置による磁界が
印加されるように、前記スパッタ室内上部に配置された
ターゲットと、前記スパッタ室の底部を構成する隔壁に
形成された開口部を介して連設されるとともに、前記ス
パッタ室の底部から横方向に延長された気密空間を形成
する搬送室と、この搬送室の前記スパッタ室の底部から
横方向に延長された気密空間の天井部分に設けられた搬
送室開口部と、前記搬送室内に設けられ、スパッタ膜を
形成するためのディスク基板を載置するためのサセプタ
を前記搬送室開口部と前記スパッタ室口部間で交互に搬
送する内部ディスク搬送機構と、前記搬送室開口部に嵌
合してこの開口部を気密に閉塞するとともに、下面に前
記ディスク基板を着脱自在に保持する複数の真空蓋と、
これらの真空蓋を前記搬送室開口部と前記搬送室から離
れた位置に配置されたディスク基板載置テーブル間で交
互に搬送する外部ディスク搬送機構と、前記サセプタ底
部に設けられた真空装置用駆動機構とを備え、この真空
装置用駆動機構は前記サセプタ底部に固定設置され、下
端が開放されたエアバッグ収納容器と、この収納容器内
に収納されたエアバッグと、このエアバッグ内に前記エ
アバッグ収納容器を貫通して高圧気体を供給する手段と
からなり、この高圧気体供給手段により前記エアバッグ
内に高圧気体を供給することにより、前記エアバッグの
一部が前記エアバッグ収納容器の開放下端部から突出し
て前記搬送室底面に接触押圧し、これによって前記サセ
プタをその上面が前記搬送室開口部に接触してこの開口
部を気密に閉塞するように構成したことたことを特徴と
するものである。
【0018】さらに、本発明の真空装置においては、前
記サセプタ上部には、前記ディスク基板を前記サセプタ
上面から上昇させる第2の真空装置用駆動機構が設けら
れ、前記サセプタが前記搬送室開口部あるいは前記スパ
ッタ室開口部に押圧されるとき、前記外部ディスク搬送
機構の真空蓋に設けたディスクチャッキング機構に前記
ディスク基板を挿入させ、あるいは、前記スパッタ室内
のセンターマスクに前記ディスク基板を押圧させること
を特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0020】図1は本発明を真空装置の一形態である枚
葉式マグネトロンスパッタ装置に適用した実施形態を示
す、スパッタ装置の断面図である。このスパッタ装置
は、ほぼ円筒状の気密容器であるスパッタ室11と、こ
のスパッタ室11の下側に、このスパッタ室11に連通
して設けられた同じく気密容器であるディスク搬送室1
2とを備えている。スパッタ室11の上壁外面には磁石
装置13が回転モータ14により回転可能に設けられて
いる。
【0021】スパッタ室11の上壁内面には成膜物質か
らなるデスク状のターゲット15が水冷バッキングプレ
ート16に固定されている。ターゲット15の中心部か
らはセンターマスク17がスパッタ室11内に垂直に懸
下されている。スパッタ室11とディスク搬送室12と
を区切る隔壁18には、ディスク基板19の上表面をス
パッタ室11に露出するためのスパッタ室開口部20が
設けられている。
【0022】ディスク搬送室12は、スパッタ室11の
下側に位置する第1の気密空間12−1とここからさら
に横(水平)方向に延長された第2の気密空間12−2
から構成されており、これらの第1および第2の気密空
間は全体として概ね円筒あるいは半円筒形状となってい
る。第2の気密空間12−2の天井部分には搬送室開口
部21が設けられている。ディスク搬送室12内には、
複数のディスク基板19−1、19−2をそれぞれ載置
するための複数個のサセプタ22−1、22−2を備え
た内部ディスク搬送機構23が設けられている。この内
部ディスク搬送機構23はディスク基板19−1、19
−2をスパッタ室口部20と搬送室開口部21との間で
交互に回転搬送する。この内部ディスク搬送機構23は
また、第1および第2の気密空間12−1、12−2か
らなるディスク搬送室12の中央部に垂直方向に設けら
れた回転軸25を備え、ディスク搬送室12の外部下側
に設置されたモータ24により回転駆動される。この回
転軸25の頂部には複数のリング状の水平アーム26−
1、26−2が固定されており、それぞれにサセプタ2
2−1、22−2が載置されている。
【0023】第2の気密空間12−2の天井部分に設け
られた搬送室開口部21には、この開口部に嵌合して気
密に閉塞するとともに、下面にディスク基板19−1、
19−2を着脱自在に保持する複数の真空蓋30−1、
30−2が設けられる。これらの複数の真空蓋30−
1、30−2はディスク搬送室12の外部に設けられた
外部ディスク搬送機構31により搬送される。すなわ
ち、外部ディスク搬送機構31は、モータ32により回
転駆動される垂直回転軸33を備え、この垂直回転軸3
3の頂部には回転軸33の半径方向に延長される水平ア
ーム34−1、34−2が固定されている。これらの水
平アーム34−1、34−2の先端部には搬送室開口部
21に嵌合する真空蓋30−1、30−2が固定されて
いる。真空蓋30−1、30−2の下面にはディスク基
板19の中心孔に挿入して、ディスクを着脱するメカニ
カルチャック35−1、35−2によりディスク基板1
9を搬送するように構成されている。ディスク搬送室1
2の外部にはまた、モータ36により水平面内で回転す
るディスク搬送テーブル37が設けられている。ディス
ク搬送テーブル37には複数のディスク基板19−3、
19−4が載置され、ディスク搬送テーブル42が回転
してディスク基板19−3が外部ディスク搬送機構31
の水平アーム34−2により搬送される真空蓋30−2
の直下に移動したとき、真空蓋30−2にチャックされ
る。チャックされたディスク基板19−3は外部ディス
ク搬送機構31の回転によりディスク搬送室12の搬送
室開口部21の位置に搬送され、真空蓋30−2が搬送
室開口部21に嵌合したとき真空蓋30−2の下面から
離脱され、ディスク搬送室12内のサセプタ22−2上
に載置される。この状態のディスク基板が図の19−2
で示されている。
【0024】サセプタ22−1、22−2の底部には、
真空装置用駆動機構40−1、40−2が設けられてい
る。これらの真空装置用駆動機構40−1、40−2は
前記サセプタ底部に固定設置され、下端が開放されたエ
アバッグ収納容器41−1、41−2と、これらの収納
容器内に収納されたエアバッグ42−1、42−2と、
これらのエアバッグ内に前記エアバッグ収納容器41−
1、41−2を貫通して高圧気体を供給するパイプ43
−1、43−2とから構成されている。この高圧気体供
給パイプ43−1、43−2の端部はモータ24により
回転駆動される回転軸25内に形成された中空部(図示
せず)を介してディスク搬送室12の外部に導出され、
それぞれ3方弁44−1、44−2に連結されている。
これらの3方弁44−1、44−2は高圧気体供給パイ
プ43−1、43−2の端部を高圧気体供給源45およ
び排気ポンプ46に選択的に連結する。この3方弁44
−1、44−2を高圧気体供給源45側に切替えてエア
バッグ42−1、42−2内に高圧気体を供給すると、
エアバッグ42−1、42−2の一部が前記エアバッグ
収納容器41−1、41−2の開放下端部から突出して
ディスク搬送室12の底面に接触する。この状態でさら
に高圧気体供給源45からエアバッグ42−1、42−
2内に高圧気体を供給すると、エアバッグ42−1、4
2−2の下部突出部がディスク搬送室12の底面を押圧
し、この反作用によりサセプタ22−1、22−2が上
昇し、その上面がスパッタ室口部20あるいは搬送室開
口部21に接触してこれらの開口部を気密に閉塞する。
【0025】図2乃至図5は真空装置用駆動機構の構造
を示す図で、図2乃至図4の(A)は断面図、(B)は
斜視図である。図2に示す真空装置用駆動機構40は、
上面に開口51が形成され、底面に貫通口52が形成さ
れた円筒状のエアバッグ収納容器41を備えている。こ
のエアバッグ収納容器41内には、底部にエアバッグ収
納容器41の貫通口52に連通するエア導入口53が形
成されたエアバッグ42が収納されている。エアバッグ
42はその底部がエアバッグ収納容器41の底部に固定
されている。エアバッグ42の本体中央部から上部には
本体下部より小さな直径の蛇腹54が形成されており、
この蛇腹54はそれが伸長するとき、エアバッグ収納容
器41の開口51を通過して収納容器41の外部に突出
可能に構成されている。エアバッグ42は例えばウレタ
ンゴムあるいはブナゴムのような弾性有機材料により構
成されており、その内部に高圧気体が供給されていない
状態においては、エアバッグ42の頂部が収納容器41
の外部に位置するが蛇腹54の大部分が収納容器41内
に収納されている。なお、収納容器41はエアバッグ4
2より強度の高い変形しにくい材料、例えば金属材料に
より構成される。
【0026】エアバッグ収納容器41の貫通口52に
は、図1に示した高圧気体供給パイプ43−1、43−
2が連結され、高圧気体が貫通口52からエアバッグ4
2内に供給される。この結果エアバッグ42内に高圧気
体が充満してエアバッグ42の本体中央部から上部に形
成された蛇腹54部分がエアバッグ収納容器41の開口
51を通過して収納容器41の外部に伸長突出する。こ
のときエアバッグ42の下部はその直径が蛇腹54部分
よりも大きいため、エアバッグ収納容器41の開口51
を通過することなく、収納容器41内に残留している。
エアバッグ収納容器41の開口51を通過して収納容器
41の外部に伸長突出した蛇腹54部分はその頂部によ
りこれに接触する他の物体を押圧する。図1においては
真空装置用駆動機構40−1、40−2はサセプタ22
−1、22−2の底面に図2に示されている状態に対し
て、上下を逆転して設置されている。このため収納容器
41の外部に伸長突出したエアバッグ42の頂部はディ
スク搬送室12の底面を押圧し、この反作用によりサセ
プタ22−1、22−2が上昇する。
【0027】エアバッグ42内に高圧気体が充満した状
態において、図1に示した3方弁44−1、44−2を
排気ポンプ46側に切替えて、エアバッグ42内の気体
を排気すると、エアバッグ42の蛇腹54はその弾性力
により収縮し、図2に示すように、その頂部は収納容器
41の外部に位置するが、その大部分は収納容器41内
に復帰する。
【0028】図3に示す真空装置用駆動機構60は、エ
アバッグ収納容器61が全体として直方体の筐体であ
り、このエアバッグ収納容器61内に収納されるエアバ
ッグ62の伸縮機構である蛇腹63の構造が異なる点を
除き、図2の真空装置用駆動機構40とほぼ同じ構造で
ある。このため、同一構成部分には同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。この真空装置用駆動機構60に
おけるエアバッグ62の蛇腹63部分は、その垂直断面
がS字状に曲折されている。すなわち、このエアバッグ
62の本体下部は、その水平断面がエアバッグ収納容器
61の底面とほぼ同一の形状および面積を有しており、
本体上部は水平断面がエアバッグ収納容器61の上面に
形成された矩形の開口64の開口面より小さな面積の矩
形に構成されている。そしてエアバッグ62の本体上部
と本体下部とは上述したように、垂直断面がS字状に曲
折された蛇腹63により結合されている。この蛇腹63
はエアバッグ62内に高圧気体が供給されると伸長し、
この結果開口64を介してエアバッグ収納容器61の外
部に位置する頂部が上昇する。そしてエアバッグ62内
の気体が排気されると、蛇腹63はその弾性力により収
縮し、この結果開口64を介してエアバッグ収納容器6
1の外部に位置する頂部が下降する。
【0029】図4に示す真空装置用駆動機構65は、エ
アバッグ66の伸縮機構が異なる点を除き、図3の真空
装置用駆動機構60とほぼ同じ構造であるため、同一構
成部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
この真空装置用駆動機構65のエアバッグ62は図2あ
るいは図3のエアバッグ42、62のように蛇腹40、
63を設けることなく、エアバッグ62全体の弾性力に
より伸縮するように構成されている。
【0030】図5は本発明のさらに他の実施形態を示す
真空装置用駆動機構の断面である。同図においては、図
3の真空装置用駆動機構60と同一構成部分には同一の
符号を付し、詳細な説明は省略する。図5に示す真空装
置用駆動機構67は、エアバッグ収納容器61の上面に
形成された矩形の開口64の上部には、この開口64を
閉塞するエアバッグ補強体68が設けられている。この
エアバッグ補強体68は、その底部68−1がエアバッ
グ収納容器61の開口64部を閉塞するような面積を有
し、その本体部68−2はその水平断面が、底部68−
1より狭い面積を有しており、その垂直断面はほぼ凸字
形をなすように構成されている。このエアバッグ補強体
68は弾性有機材料で構成されるエアバッグ62本体に
対し、金属等のより強度の高い変形しにくい材料により
構成される。このエアバッグ補強体68の周囲にはエア
バッグ補強体68を内部に収納して、エアバッグ補強体
68の上下方向の移動をガイドするとともに、その移動
範囲を一定の範囲に制限するためのストッパー69が、
開口64の周囲のエアバッグ収納容器61上にボルト7
0により固定されている。すなわち、ストッパー69は
頂部にエアバッグ補強体68の本体部68−2が通過で
きる開口部69−1が形成された筐体により構成され、
エアバッグ補強体68がその内部を上下に案内されて移
動する。エアバッグ補強体68の移動ストロークは、そ
の底部68−2がエアバッグ収納容器61上に接触する
位置を下限とし、その底部68−2がストッパー69の
頂部開口部69−1に到達する位置を上限とする範囲で
ある。移動ストロークの上限において、エアバッグ補強
体68はその底部68−2の面積が開口部69−1の面
積より広いため、開口部69−1を通過することができ
ずにこの位置でその移動を停止する。
【0031】図2乃至4に示した真空装置用駆動機構に
おいては、金属製のエアバッグはエアバッグ収納容器に
は容器に覆われているが、高圧気体の供給により、エア
バッグが突出する部分は弾性有機材料で構成されたエア
バッグ自体が真空室内に突出する。このため、エアバッ
グ突出する部分を受け止める対象物がが確実に存在しな
いと、エアバッグは破裂するまで膨張することになる。
図5に示した真空装置用駆動機構は、このような恐れを
除去し、安全かつ確実に動作させるために、エアバッグ
突出部に金属等の補強体68を設置し、エアバッグ62
が安全なストローク以上収納容器61の外部に伸張しな
いように構成されている。
【0032】図6はこのように構成された真空装置用駆
動機構による駆動サイクルを示すグラフである。同図の
横軸は時間で1目盛りは100msesで表示されてお
り、縦軸は真空装置用駆動機構による駆動距離で、1目
盛りは0.5mmで表示されている。このグラフは、真
空中に設置された真空装置用駆動機構に、5.9×10
-3Paの高圧気体の供給と排気をほぼ1秒間隔で交互に
繰り返し、エアバッグ頂部の移動距離の変化を測定した
ものである。このグラフから、この真空装置用駆動機構
の立上がりは0.02秒、立ち下がりは0.09秒を要
することがわかる。
【0033】次に、このように構成された図1の枚葉式
マグネトロンスパッタ装置の動作を説明する。先ず、デ
ィスク搬送室12を構成する第2の気密空間12−2内
に配置されたサセプタ22−2下面に設置された真空装
置用駆動機構40−2を高圧気体供給ポンプ44により
駆動して、サセプタ22−2を水平アーム26−2の上
面より上昇させ、搬送室開口部21をサセプタ22−2
の上面により気密に閉塞する。
【0034】一方、モータ36により水平面内で回転す
るディスク搬送テーブル37上に載置された、スパッタ
処理が施される前のディスク基板19−3、19−4
は、外部ディスク搬送機構31により搬送される真空蓋
30−2の直下において真空蓋30−2の下面にチャッ
クされる。真空蓋30−2は外部ディスク搬送機構31
によりディスク搬送室12を構成する第2の気密空間1
2−2の天井部分に設けられた搬送室開口部21に回転
搬送される。この状態は図1の真空蓋30−1で示され
ている。真空蓋30−1はこの搬送開口部21に嵌合し
てこれを気密に閉塞するとともに、下面にチャックした
ディスク基板19−3を離脱し、これをディスク搬送室
12内のサセプタ22−2上に載置する。図のディスク
基板19−2はこの状態を示している。次いで真空装置
用駆動機構40−2を排気ポンプ45によるエアバッグ
42の排気により駆動して、サセプタ22−2を水平ア
ーム26−2の上面の位置まで下降させる。この状態に
おいて内部ディスク搬送機構23は、モータ24により
回転軸25の回りに回転駆動され、サセプタ22−2を
第1の気密空間12−1内に搬送する。この状態は図1
においてはサセプタ22−1、ディスク基板19−1、
真空装置用駆動機構40−1として示されている。
【0035】ディスク搬送室12を構成する第1の気密
空間12−1内に配置されたサセプタ22−1は、その
下面に設置された真空装置用駆動機構40−1を駆動す
ることにより、水平アーム26−1の上面より上昇させ
られ、スパッタ室11とディスク搬送室12とを区切る
隔壁18に形成されたスパッタ室口部20をサセプタ2
2−1の上面により気密に閉塞する。これによってスパ
ッタ室11が密閉され、ディスク基板19−1の中心孔
にはセンターマスク17が嵌合する。
【0036】この状態において、スパッタ室11にはガ
ス導入口(図示せず)からアルゴンガスが導入され、ス
パッタ室11上壁と側壁間に放電用高電圧が印加される
とともに、磁石装置13による回転磁界がスパッタ室1
1内に印加され、スパッタ室11内には放電によるプラ
ズマが発生する。この放電により、ターゲット15の下
面からターゲット材料物質が放出され、サセプタ22−
1上に載置されたディスク基板19−1の表面に堆積し
てスパッタ膜が形成される。
【0037】ディスク基板表面へのスパッタ膜形成工程
が完了すると、真空装置用駆動機構40−1を再び駆動
して、サセプタ22−1を水平アーム26−1の上面の
位置まで降下させる。次いで、内部ディスク搬送機構2
3をモータ24により回転駆動して、サセプタ22−1
を第2の気密空間12−2内に搬送する。この状態は図
1においてはサセプタ22−2、ディスク基板19−
2、真空装置用駆動機構40−2として示されている。
【0038】次いで、サセプタ22−2下面に設置され
た真空装置用駆動機構40−2を再び高圧気体供給ポン
プ44により駆動して、サセプタ22−2を水平アーム
26−2の上面より上昇させ、搬送室開口部21をサセ
プタ22−2の上面によりディスク搬送室12の内部か
ら気密に閉塞する。この状態において、ディスク基板1
9−2は搬送室開口部21をディスク搬送室12の外部
から閉塞する真空蓋30−1の下面にチャックされ、外
部ディスク搬送機構31により搬送室開口部21から取
り外されてディスク搬送テーブル42上に回転搬送され
る。そしてディスク基板30−1はこの状態で真空蓋3
0−1の下面から離脱されディスク搬送テーブル42上
に載置される。この状態は図1のディスク基板19−3
で示されている。ディスク基板19−3はディスク搬送
テーブル42により搬送され、表面にスパッタ膜が形成
されたディスク基板19−4として取り出される。
【0039】以上説明した本発明の実施形態に示される
ように、本発明の真空装置用駆動機構40−1、40−
2は、その駆動機構全体が真空装置を構成するディスク
搬送室12内に設置されているため真空シールを必要と
しない利点がある。したがって真空シール用のOリング
の磨耗やこれによる不純物のスパッタ膜への混入等の問
題を生ずることがない。
【0040】また、本発明の真空装置用駆動機構40−
1、40−2は、全体として小型にできるため、真空装
置全体の構造を小型にできる。
【0041】さらに、本発明の真空装置用駆動機構40
−1、40−2は、その形状が変形可能なエアバッグ4
2の頂部によりディスク搬送室12の底面等、対象物体
を押圧するため、真空装置用駆動機構40−1、40−
2と押圧対象物体との相対的な位置関係は必ずしも正確
に一致する必要がないため、真空装置内での真空装置用
駆動機構40−1、40−2の設置位置の自由度があ
り、スペースの有効活用が計れる。
【0042】さらに、本発明の真空装置用駆動機構40
−1、40−2は、従来のOリングシールやベローズの
交換メンテナンスに比較して、エアバッグ42等の交換
メンテナンスに熟練を必要とせず、短時間に交換が可能
である。
【0043】図7は本発明の他の実施形態を示す多目的
スパッタ成膜装置の構成を示す水平断面図である。断面
がほぼ正方形の気密なディスク搬送室71の内部中心部
には垂直方向に延長された中空の回転軸72が設けられ
ている。この回転軸72の周囲には断面がほぼ正方形で
回転軸72の回転に伴って水平面内で回転する枠体73
が設けられている。この枠体73の4つの壁面の外周面
には図2乃至図4に示したような、4個のエアバッグ駆
動機構74−1〜74−4が設けられている。これらの
エアバッグ駆動機構74−1〜74−4にはそれぞれ中
空の回転軸72を介して外部から導入される高圧気体供
給パイプ75−1〜75−4により高圧気体が供給され
ている。4個のエアバッグ駆動機構74−1〜74−4
はそれぞれのエアバッグの一部の突出作用により、サセ
プタ76−1〜76−4をディスク搬送室71の周囲4
壁面に形成された開口77−1〜77−4を閉塞するよ
うに押圧する。ディスク搬送室71の3つの壁面の外周
面にはそれぞれ、開口77−1〜77−3を介して3個
のスパッタ室78−1〜78−3が連通するように固定
されている。これらの3個のスパッタ室78−1〜78
−3は多目的のスパッタリングを行うための異なる条件
で動作するもので、例えば、図示しないがそれぞれ異な
る材料のターゲットを備え、異なる種類の膜を形成する
ことができるように構成されている。ディスク搬送室7
1の4壁面の内、残りの壁面に形成された開口77−4
には、ディスク搬送室71の外部に設置されたロードロ
ック機構79により、ディスク搬送テーブル80−1、
80−2が交互に移動し、開口77−4を機密に閉塞す
る。ロードロック機構79は中空の回転軸72とほぼ平
行に垂直方向に延長配置された第2の中空回転軸81と
ともに回転する第2の枠体82を備え、この枠体82の
対向する2つの壁面外周面に図2乃至図4に示したよう
な、2個のエアバッグ駆動機構83−1、83−2が設
けられている。これらのエアバッグ駆動機構83−1、
83−2には、図示しないが第2の中空回転軸81を介
して外部から導入される高圧気体供給パイプによりそれ
ぞれ高圧気体が供給されている。2個のエアバッグ駆動
機構83−1、83−2はそれぞれのエアバッグの一部
の突出作用により、ディスク搬送テーブル80−1、8
0−2をディスク搬送室71の壁面に形成された開口7
7−4を閉塞するように押圧する。ディスク搬送テーブ
ル80−1、80−2には図示しないが、その表面にス
パッタ膜を形成するためのディスク基板が載置固定さ
れ、ロードロック機構79はディスク基板を開口77−
4を介して外部からディスク搬送室71内に供給し、あ
るいは、ディスク搬送室71内から外部に取り出す。
【0044】この実施形態による多目的スパッタ成膜装
置は、サセプタ76−1〜76−4を駆動するエアバッ
グ駆動機構74−1〜74−4を全て気密容器であるデ
ィスク搬送室71内に設置できるため、従来のシリンダ
機構を用いる場合のように、往復運動するピストンの気
密シール手段を必要とせず、装置が全体的に簡素化、小
形化される。また、ディスク搬送室71の外部に設置さ
れるロードロック機構79も同様に、簡素化、小形化が
図れる。
【0045】図8は本発明に用いられるエアバッグ駆動
機構の他の実施形態を示す断面図である。なお、同図に
おいては図2のエアバッグ駆動機構と基本的な構成は同
じでるため、対応する構成部分には同じ符号を付し、詳
細な説明は省略する。
【0046】この実施形態においては、エアバッグ42
内部に蛇腹部54の伸縮方向をガイドするガイド機構9
1と高圧気体の排気時、蛇腹部54を後退させるための
スプリング機構92を備えている。エアバッグ42の頂
部肉厚内には金属ディスク93が埋設されており、この
金属ディスク93の中心には、エアバッグ42内に垂直
に延長されたピストン軸94が連結されている。ピスト
ン軸94はガイド機構91に設けられた軸受95に支持
され、ピストン軸94はこの軸受95内を垂直方向に往
復運動する。この軸受95内には油性の潤滑材を用いる
ことにより、円滑な往復運動を確保する。スプリング機
構92は金属ディスク93の周辺部とエアバッグ収納容
器41の底面間を結合する複数本のスプリングにより構
成されている。
【0047】このように構成されたエアバッグ駆動機構
は、エアバッグ収納容器41の底面に設けられた貫通口
52から高圧空気が送り込まれると、エアバッグ42の
蛇腹部54が伸長し、エアバッグ42の頂部が上昇す
る。このとき、エアバッグ42の頂部肉厚内の金属ディ
スク93はそのピストン軸94が軸受95内を案内され
ることにより、エアバッグ42の頂部も垂直方向に高い
方向精度をもって移動する。このとき、スプリング機構
92はエアバッグ42の頂部の上昇とともに伸長する。
次に、高圧空気が貫通口52から排出されると、エアバ
ッグ42内部の気圧が低下するため、頂部肉厚内の金属
ディスク93がスプリング機構92の収縮により下方に
引っ張られ、これによって蛇腹部54も収縮する。この
とき、金属ディスク93に連結されたピストン軸94が
軸受95内を案内されることにより、エアバッグ42の
頂部も垂直方向に高い方向精度をもって下降する。
【0048】このように、この実施形態のエアバッグ駆
動機構は、柔軟な弾性体からなるエアバッグの伸縮によ
る駆動の位置精度を向上することができる。また、この
実施形態においては、ガイド機構が密閉されたエアバッ
グ内に設けられているため、エアバッグ駆動機構を真空
容器内において用いる場合であっても、油性の潤滑材を
用いることができる。
【0049】図9は本発明の真空装置の他の実施形態を
示す要部断面図である。なお、同図の構成は図1に示し
た真空装置における内部ディスク搬送機構23に支持さ
れたサセプタ22−1の部分に相当するため、対応する
部分には対応する符号を付し、詳細な説明は省略する。
この実施形態においては、サセプタ22−1内に2個の
エアバッグ駆動機構101、102が垂直方向に2段に
積層配置されている。そして1段目のエアバッグ駆動機
構101におけるエアバッグの突出部に連通口103を
設け、これを2段目のエアバッグ駆動機構102の高圧
空気導入口(図示せず)に連結して、多段構造のエアバ
ッグ駆動機構を構成している。なお、2個のエアバッグ
駆動機構101、102の連結部は、複数個の気密シー
ル104を介してネジ止め105されている。このよう
な構成により、各段のエアバッグ突出部の移動ストロー
クが加算された、より大きなストロークの駆動機構が得
られる。
【0050】図10は本発明のさらに他の実施形態を示
す真空装置の要部断面図である。なお、同図の構成は図
1に示した真空装置における各構成部分に対応する部分
には対応する符号を付し、詳細な説明は省略する。この
実施形態においては、サセプタ22−1、22−2内上
部に、低部に設けられた真空装置用駆動機構40−1、
40−2(以下ではこれらを第1の真空装置用駆動機構
という。)の他に第2の真空装置用駆動機構110−
1、110−2がそれぞれ設置されている。これらの第
2の真空装置用駆動機構110−1、110−2は、そ
れぞれサセプタ22−1、22−2上面に載置されるデ
ィスク基板19−1、19−2を上下方向に往復移動さ
せる。これらの第2の真空装置用駆動機構110−1、
110−2は、それぞれ高圧気体供給パイプ43−1、
43−2(以下これらを第1の高圧気体供給パイプとい
う。)とは独立した第2の高圧気体供給パイプ112−
1、112−2により駆動用の高圧気体が供給されてい
る。
【0051】同図の真空装置には、図1においては省略
されたスパッタ室11およびディスク搬送室12用の排
気機構が示されている。すなわち、スパッタ室11の側
壁に形成された排気口11−1にはディスク搬送室12
に隣接して真空装置底部に延長配置された排気ダクト1
1−2が設けられている。この排気ダクト11−2の下
端には排気用の主ポンプ114−1および補助ポンプ1
14−2が連結されている。また、第2の気密空間12
−2の底部に形成された排気口12−3には排気用の主
ポンプ116−1および補助ポンプ116−2が連結さ
れている。なお、ディスク搬送テーブル37には、外部
ディスク搬送機構31のメカニカルチャック35−1、
35−2にディスク基板19-3、19-4を着脱するた
めのディスクプッシャー118が設けられている。
【0052】図11は、第1の真空装置用駆動機構40
−1、40−2によりサセプタ22−1、22−2を上
方にリフトするとともに、第2の真空装置用駆動機構1
10−1、110−2により、ディスク基板19−1、
19−2を上方にリフトした状態を示している。この状
態においては、ディスク基板19−1はスパッタ室11
内のセンターマスク17の下面に押圧されるとともに、
ディスク基板19−2は真空蓋30−1下面に接触配置
されている。
【0053】図12、13はそれぞれ図10、11に示
される真空装置のサセプタに設置された真空装置用駆動
機構の構造および動作をより詳細に示す要部断面図であ
る。なお、同図においても、図1乃至5、図10乃至1
1に示された構成部分と同一の構成部分には同一符号を
付し、詳細な説明は省略する。
【0054】図12は、内部ディスク搬送機構23のリ
ング状の水平アーム26−2に支持されたサセプタ22
−2が、ディスク搬送室12を構成する第2の気密空間
12−2の天井部分に形成された搬送室開口部21の直
下に配置された状態を示している。サセプタ22−2の
下面には第1の真空装置用駆動機構40−2が設置さ
れ、上面には第2の真空装置用駆動機構110−2が設
置されている。第1の真空装置用駆動機構40−2のエ
アバッグ42はディスク搬送室12の底部134に向か
って突出するように、サセプタ22−2の下面に下向き
に設置されている。これに対して第2の真空装置用駆動
機構110−2はエアバッグ66がディスク搬送室12
の天井部分に向かって突出するように、サセプタ22−
2の上面に上向きに設置されている。第2の真空装置用
駆動機構110−2は図5に示したエアバッグ補強体6
8を有しており、エアバッグ66の上方への突出がスト
ッパー69により一定の範囲に制限される。エアバッグ
補強体68の上面にはディスク基板19の中心孔に嵌合
するセンターカイド120が固定されている。このセン
ターカイド120はメカニカルチャック35−2を構成
する3本の上爪に対応する3本の下爪により構成されて
いる。このセンターカイド120は、ディスク基板19
−2が上昇する以前においては、ディスク基板19−2
をサセプタ22−2の上面に固定するが、ディスク基板
19−2が上昇したときには、メカニカルチャック35
−2を構成する上爪がディスク基板19−2の中心孔を
貫通して開き、ディスク基板19−2を機械的に保持す
るように構成されている。
【0055】内部ディスク搬送機構23のリング状の水
平アーム26−2に支持されたサセプタ22−2には、
また、複数個のサセプタ引き戻し機構124が設けられ
ている。これらのサセプタ引き戻し機構124は、サセ
プタ22−2の周囲の水平アーム26−2に形成された
複数個の透孔126と、これらの透孔126を貫通し、
上端がサセプタ22−2の鍔部128に固定された案内
軸130と、この案内軸130に緩挿され、案内軸13
0の下端と水平アーム26−2の下面に対し、これらを
互いに引き離す方向の弾性力を付与するコイルバネ13
2とにより構成されている。なお、図12および図13
において符号134はディスク搬送室12用の排気口
を、また、符号136は真空シール用のOリングをそれ
ぞれ示している。
【0056】次に、図12および図13を用いて、第1
の真空装置用駆動機構40−2および第2の真空装置用
駆動機構110−2によるサセプタ22−2およびディ
スク基板19の駆動動作を説明する。図12は第1の真
空装置用駆動機構40−2および第2の真空装置用駆動
機構110−2のいずれにも駆動用の高圧気体が供給さ
れず、したがってそれぞれのエアバッグ42、66は収
納容器61内に収納されたままの状態にある。次に、第
1の真空装置用駆動機構40−2および第2の真空装置
用駆動機構110−2にそれぞれ第1の高圧気体供給パ
イプ43−2および第2の高圧気体供給パイプ112−
2を介して駆動用の高圧気体が供給されると、それぞれ
のエアバッグ42、66は膨張し、収納容器61内から
下方および上方に突出する。これにより、第1の真空装
置用駆動機構40−2のエアバッグ42はエアバッグ補
強体68を介してディスク搬送室12の底板134を押
圧し、その反作用によりサセプタ22−2が上昇する。
これにより、サセプタ22−2はその上面により搬送室
開口部21を閉塞するとともに、サセプタ引き戻し機構
124のコイルバネ132はさらに圧縮される。
【0057】他方、第2の真空装置用駆動機構110−
2のエアバッグ42はエアバッグ補強体68を介してデ
ィスク基板19を外部ディスク搬送機構31の真空蓋3
0−1方向に押し上げる。そしてメカニカルチャック3
5−2を構成する上爪がディスク基板19の中心孔に挿
入されて3本の爪を開き、これによつてディスク基板1
9−2が保持される。
【0058】第1の真空装置用駆動機構40−2および
第2の真空装置用駆動機構110−2から駆動用の高圧
気体が排気されると、サセプタ引き戻し機構124のコ
イルバネ132がその弾勢力により伸長し、サセプタ2
2−2を図12に示す元の位置に引き戻す。
【0059】なお、図12、13においては、ディスク
搬送室12の搬送室開口部21の直下に配置されたサセ
プタ22−2について説明したが、図10、11に示し
たスパッタ室11の開口部20の直下に配置されたサセ
プタ22−1も、同様な構造を備え、同様な動作を行う
ことはいうまでもない。ただし、スパッタ室11の開口
部20の直下に配置されたサセプタ22−1は、スパッ
タ室11の開口部20を閉塞するとともに、スパッタ室
11内のディスク基板19−1を押し上げセンターマス
ク17下面に接触させる。
【0060】このようにディスク基板19−1、19−
2を第2の真空装置用駆動機構110−1、110−2
により移動することにより、以下に述べるような従来装
置における課題が解決できる。すなわち、サセプタ22
−1、22−2上面に載置したディスク基板19−1、
19−2はスパッタ室11でサセプタ22−1がその開
口部20へ押圧され、且つディスク基板19−1がセン
ターマスク17に押圧される。しかしサセプタ22−1
およびディスク基板19−1という、2つの構造物を同
時に異なる対象物であるスパッタ室開口部20およびセ
ンターマスク17に押圧することは機械寸法上から無理
が伴う。サセプタ22−1、22−2にはディスク搬送
室12の開口部21に押圧時に、ディスク搬送室12を
大気からシールするためのOリング136が設けられて
いる。このOリング136はスパッタ室11の開口部2
0側では大気をシールしないために充分な力で押圧しな
い。このためにサセプタ22−1とスパッタ室開口部2
0とはOリング136が介在して密着しないため、この
間隙の寸法が定まらずディスク基板19−1をセンター
マスク17や外周マスク(図示せず)に押圧することが
困難となる。すなわち、ディスク基板19−1をセンタ
ーマスク17に押圧するようにすると、サセプタ22−
1のOリング136がスパッタ室開口部20に接触しな
い場合、あるいはこの逆に、サセプタ22−1のOリン
グ136をスパッタ室開口部20に接触させた場合、デ
ィスク基板19−1がセンターマスク17に接触しない
場合が出てくる。このためにサセプタ22−1、22−
2とディスク基板19−1、19−2とを別の真空装置
用駆動機構によりリフトすることにより上記の問題が解
決される。
【0061】さらに、ディスク搬送室開口部21側で
は、ディスク基板19−2、19−3の受け渡しに際し
て、外部ディスク搬送機構31はメカニカルチャック3
5−1、35−2や真空チャックを使用している。サセ
プタ22−1、22−2上面にはディスク基板19−2
を載置してこれをスパッタ室11まで高速で搬送する際
に、ディスク基板19−2を落下しないよう、テーパー
状に掘り下げた受け部に続きディスクを飛び出させない
ために垂直に掘り下げた受け部が形成されている。従っ
てディスク基板19−1、19−2は、サセプタ22−
1、22−2の上面から約5mm程下がった奥まった位
置に置かれている。外部ディスク搬送機構31のメカニ
カルチャック35−1、35−2等のチャッキング機構
はこの奥まった位置に載置されたディスク基板19−
1、19−2を取り出すために長いチャッキング機構、
即ちディスク搬送室開口部21を機密に閉塞する真空蓋
30−1下面から少なくも5mm程突出する長さを必要
とする。一方ディスク基板19−1、19−2を載置し
たサセプタ22−1、22−2はこのチャッキング機構
を避けて搬送するためのクリアランス2mmを加えて合
計7mm程度のクリアランスを必要とすることになる。
サセプタ22−1、22−2はそれらの真空装置用駆動
機構40−1、40−2により上下に移動することによ
り上記クリアランスを確保することは可能である。しか
し、サセプタ22−1、22−2の上下移動のストロー
クが長くなると、真空装置用駆動機構40−1、40−
2が大型化し高価になるとともに、上下移動に要する時
間も長くなるため、このストロークを1mmでも2mm
でも縮めることが重要である。このためサセプタ22−
1、22−2の上下移動の他にディスク基板19−1、
19−2を別個に上下移動させることにより、上記の要
求を満たすことができる。
【0062】図14は本発明のさらに他の実施形態を示
す真空装置の断面図である。なお、同図の構成は図1、
図10あるいは図11に示した真空装置における各構成
部分に対応する部分には対応する符号を付し、詳細な説
明は省略する。この実施形態においては、サセプタ22
−1、22−2を上昇あるいは下降させるための第1の
真空装置用駆動機構140−1、140−2がサセプタ
22−1、22−2内ではなく、ディスク搬送室の底部
134上に、それらのエアバッグ142−1、142−
2がそれぞれサセプタ22−1、22−2側に突出する
ように設置されている。
【0063】この実施形態によれば、サセプタを軽量化
しあるいは薄型化する場合に有効である。すなわち、搬
送室底部134にエアバッグ駆動機構140−1、14
0−2を設置し、エアバッグ142−1、142−2の
突出部のみをサセプタ22−1、22−2の下端面に突
き当ててサセプタを駆動する。
【0064】なお、サセプタの製作条件や、サセプタ下
端部の形状条件等で、エアバッグをサセプタ下端部と搬
送室底部に併せ持つ構造も取ることができる。
【0065】以上本発明を種々の実施形態により説明し
たが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものでは
なく、本発明の範囲内において種々の変形が可能である
ことは言うまでもない。
【0066】例えば、図1、図10、図11及び図14
に記載された真空装置においては、単一のスパッタ室が
示されているが、図7に示したように、異なる種類の成
膜を行う複数個のスパッタ室を有する真空装置に対して
も本発明が適用できることは言うまでもない。この場合
には複数個のスパッタ室に対して共通の搬送室を設け、
ディスク基板を外部からこの搬送室内に搬入し、このデ
ィスク基板を水平面内で回転する搬送機構により各スパ
ッタ室に搬送して成膜し、成膜されたディスク基板を再
び搬送室を介して真空装置外部に取り出すようにすれば
よい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の真空装置
用駆動機構は、高圧気体により動作し、全体を小型化で
きるため、駆動機構全体を真空装置内部に設置すること
が可能である。したがって、特別な真空シールのための
手段あるいは機構を必要とすることなく、また、真空装
置内に潤滑油成分等の不純物が混入する恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を真空装置の一形態である枚葉式マグネ
トロンスパッタ装置に適用した実施形態を示す、スパッ
タ装置の断面図である。
【図2】本発明の真空装置用駆動機構の構造を示す図
で、各図の(A)は断面図、(B)は斜視図である。
【図3】本発明の真空装置用駆動機構の構造を示す図
で、各図の(A)は断面図、(B)は斜視図である。
【図4】本発明の真空装置用駆動機構の他の構造を示す
図で、各図の(A)は断面図、(B)は斜視図である。
【図5】本発明の真空装置用駆動機構のさらに他の構造
を示す断面図である。
【図6】本発明の真空装置用駆動機構による駆動サイク
ルを示すグラフである。
【図7】本発明の他の実施形態を示す多目的スパッタ成
膜装置の構成を示す水平断面図である。
【図8】本発明のエアバッグ駆動機構の他の実施形態を
示す断面図である。
【図9】本発明の真空装置の他の実施形態を示す要部断
面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施形態を示す真空装置
の断面図である。
【図11】図10に示す真空装置の動作状態を示す断面
図である。
【図12】図10、11に示す真空装置の要部を示す断
面図である。
【図13】図12に示す真空装置の動作状態を示す断面
図である。
【図14】本発明のさらに他の実施形態を示す真空装置
の断面図である。
【符号の説明】
11 スパッタ室 12 ディスク搬送室 12−1 第1の気密空間 12−2 第2の気密空間 13 磁石装置 14 回転モータ 15 ターゲット 16 水冷バッキングプレート 17 センターマスク 18 隔壁 19 ディスク基板 20 スパッタ室開口部 21 ディスク搬送室開口部 22 サセプタ 23 内部ディスク搬送機構 24 モータ 25 回転軸 26 水平アーム 30−1 真空蓋 30−2 真空蓋 31 外部ディスク搬送機構 32 モータ 33 回転軸 34 水平アーム 35 突起 36 モータ 37 ディスク搬送テーブル 40 真空装置用駆動機構 42 エアバッグ収納容器 43−1 高圧気体供給パイプ 43−2 高圧気体供給ポンプ 44−1 3方弁 44−2 3方弁 45 高圧気体供給源 46 排気ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/302 H01L 21/302 (72)発明者 池田 治朗 東京都新宿区市谷田町1丁目4番地 株式 会社ソニー・ミュージックエンタテインメ ント内 (72)発明者 小田 喜文 神奈川県横浜市栄区笠間町1000番地1 芝 浦メカトロニクス株式会社横浜事業所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空装置の気密容器内に固定設置される
    一端が開放されたエアバッグ収納容器と、この収納容器
    内に収納されたエアバッグと、このエアバッグ内に前記
    エアバッグ収納容器を貫通して高圧気体を供給する手段
    とからなり、この高圧気体供給手段により前記エアバッ
    グ内に高圧気体を供給することにより、前記エアバッグ
    の一部が前記エアバッグ収納容器の開放端部から突出
    し、これによって前記真空容器内において対象物体を移
    動することを特徴とする真空装置用駆動機構。
  2. 【請求項2】 前記真空装置用駆動機構はさらに、前記
    エアバッグ収納容器を貫通して前記エアバッグ内の気体
    を排気する手段を備え、この手段により前記エアバッグ
    内の気体を排気することにより、前記エアバッグ収納容
    器の開放端部から突出したエアバッグの一部を前記エア
    バッグ収納容器内に後退収納し、これによって前記真空
    容器内において対象物体を移動することを特徴とする請
    求項1記載の真空装置用駆動機構。
  3. 【請求項3】 前記エアバッグは弾性体材料により構成
    され、前記気体排気手段によりその内部の気体が排気さ
    れたとき、前記エアバッグ自体の弾性力により収納容器
    内に後退収納されることを特徴とする請求項2記載の真
    空装置用駆動機構。
  4. 【請求項4】 前記エアバッグには、前記気体排気手段
    によりその内部の気体が排気されたとき、前記エアバッ
    グを弾性力により前記エアバッグ収納容器内に後退収納
    させる弾性体手段が設けられていることを特徴とする請
    求項2記載の真空装置用駆動機構。
  5. 【請求項5】 前記エアバッグ内に高圧気体を供給する
    手段および前記エアバッグ内の気体を排気する手段は、
    前記エアバッグ収納容器を貫通して設けられる共通の貫
    通口を介して気体を供給しあるいは排気することを特徴
    とする請求項3または4記載の真空装置用駆動機構。
  6. 【請求項6】 前記エアバッグ収納容器の上面に、前記
    開放端を閉塞するように配置されたエアバッグ補強体
    と、このエアバッグ補強体を内部に収納して、エアバッ
    グ補強体の上下方向の移動をガイドするとともに、その
    移動範囲を一定の範囲に制限するように、前記エアバッ
    グ収納容器の上面に固定されたストッパーとをさらに備
    えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
    の真空装置用駆動機構。
  7. 【請求項7】 内部に気密な空間が形成された真空容器
    と、この真空容器内に配置された真空装置用駆動機構と
    からなり、この真空装置用駆動機構は一端が開放された
    エアバッグ収納容器と、この収納容器内に収納されたエ
    アバッグと、このエアバッグ内に前記エアバッグ収納容
    器を貫通して高圧気体を供給する手段とからなり、この
    高圧気体供給手段により前記エアバッグ内に高圧気体を
    供給することにより、前記エアバッグの一部が前記エア
    バッグ収納容器の開放端部から突出し、これによって前
    記真空容器内において被処理物体を移動させることを特
    徴とする真空装置。
  8. 【請求項8】 内部に気密な空間を形成する被処理物体
    の搬送室と、この搬送室を構成する隔壁に形成された処
    理室開口部を介して連設される気密空間により構成され
    る処理室と、前記搬送室を構成する隔壁に形成された搬
    送室開口部と、前記搬送室内に設けられ、被処理物体を
    搬送するためのサセプタを前記搬送室開口部と前記処理
    室開口部間で搬送する搬送機構と、この搬送機構に設置
    され、前記スパッタ室開口部あるいは前記搬送室開口部
    を気密に開閉するように前記サセプタを駆動する真空装
    置用駆動機構とを備え、この真空装置用駆動機構は、一
    端が開放されたエアバッグ収納容器と、この収納容器内
    に収納されたエアバッグと、このエアバッグ内に前記エ
    アバッグ収納容器を貫通して高圧気体を供給する手段と
    からなり、この高圧気体供給手段により前記エアバッグ
    内に高圧気体を供給することにより、前記エアバッグの
    一部が前記エアバッグ収納容器の開放端部から突出さ
    せ、これによって前記サセプタを押圧して、前記処理室
    開口部あるいは前記搬送室開口部を気密に閉塞するよう
    に構成したことたことを特徴とする真空装置。
  9. 【請求項9】 前記搬送室の外部には、外部搬送機構が
    設置されており、この外部搬送機構には、垂直回転軸の
    回りに回転する水平アームと、この水平アームの端部に
    設けられた前記搬送室開口部を機密に開閉する真空蓋と
    を備えたことを特徴とする請求項8記載の真空装置。
  10. 【請求項10】 前記処理室は前記搬送室に連設された
    1個または複数個のスパッタ室であり、前記被処理物体
    はディスク基板であることを特徴とする請求項9記載の
    真空装置。
  11. 【請求項11】 内部に気密な放電空間を形成するスパ
    ッタ室と、このスパッタ室内に磁界を印加するように、
    前記スパッタ室の上方に配置された磁界発生装置と、こ
    の磁界発生装置による磁界が印加されるように、前記ス
    パッタ室内上部に配置されたターゲットと、前記スパッ
    タ室の底部を構成する隔壁に形成された開口部を介して
    連設されるとともに、前記スパッタ室の底部から横方向
    に延長された気密空間を形成する搬送室と、この搬送室
    の前記スパッタ室の底部から横方向に延長された気密空
    間の天井部分に設けられた搬送室開口部と、前記搬送室
    内に設けられ、スパッタ膜を形成するためのディスク基
    板を載置するためのサセプタを前記搬送室開口部と前記
    スパッタ室口部間で交互に搬送する内部ディスク搬送機
    構と、前記搬送室開口部に嵌合してこの開口部を気密に
    閉塞するとともに、下面に前記ディスク基板を着脱自在
    に保持する複数の真空蓋と、これらの真空蓋を前記搬送
    室開口部と前記搬送室から離れた位置に配置されたディ
    スク基板載置テーブル間で交互に搬送する外部ディスク
    搬送機構と、前記サセプタ底部に設けられた真空装置用
    駆動機構とを備え、この真空装置用駆動機構は前記サセ
    プタ底部に固定設置され、下端が開放されたエアバッグ
    収納容器と、この収納容器内に収納されたエアバッグ
    と、このエアバッグ内に前記エアバッグ収納容器を貫通
    して高圧気体を供給する手段とからなり、この高圧気体
    供給手段により前記エアバッグ内に高圧気体を供給する
    ことにより、前記エアバッグの一部が前記エアバッグ収
    納容器の開放下端部から突出して前記搬送室底面に接触
    押圧し、これによって前記サセプタをその上面が前記搬
    送室開口部に接触してこの開口部を気密に閉塞するよう
    に構成したことたことを特徴とする真空装置。
  12. 【請求項12】 前記サセプタ上部には、前記ディスク
    基板を前記サセプタ上面から上昇させる第2の真空装置
    用駆動機構が設けられ、前記サセプタが前記搬送室開口
    部あるいは前記スパッタ室開口部に押圧されるとき、前
    記外部ディスク搬送機構の真空蓋に設けたディスクチャ
    ッキング機構に前記ディスク基板を挿入させ、あるい
    は、前記スパッタ室内のセンターマスクに前記ディスク
    基板を押圧させることを特徴とする請求項10または11
    記載の真空装置。
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