JP2002368075A - 容器および容器の封止方法 - Google Patents

容器および容器の封止方法

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JP2002368075A
JP2002368075A JP2001173474A JP2001173474A JP2002368075A JP 2002368075 A JP2002368075 A JP 2002368075A JP 2001173474 A JP2001173474 A JP 2001173474A JP 2001173474 A JP2001173474 A JP 2001173474A JP 2002368075 A JP2002368075 A JP 2002368075A
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vacuum
tank
opening
lid
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Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Shigeki Ishiyama
茂樹 石山
Toshihiko Miyajima
俊彦 宮嶋
Hiroshi Igarashi
宏 五十嵐
Tsutomu Okabe
勉 岡部
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Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 環状真空吸着用空間を用いて封止を行う容器
の封止保持能力を改善する。 【解決手段】 一面に開口を有する容器本体10と容器
本体の開口を閉鎖する蓋20とを有する容器であって、
容器本体または蓋の少なくとも一方には開口を取り囲む
ように環状溝21が形成されており、これにより蓋が容
器本体開口を閉鎖した際に蓋と容器本体との間に開口を
取り囲む環状の真空吸着用空間が形成され、環状の真空
吸着空間を真空排気することによって蓋を容器本体に吸
着させて容器を封止する容器において、この環状の真空
吸着用空間に連通する拡張真空空間13を設けることに
より、真空吸着用空間の容積を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高い密閉性を有する
容器および容器の封止方法に関わる。本発明は特に半導
体、電子部品関連製品、光ディスク等の製造プロセスに
おける半導体ウエハ等の種々の被処理物品をクリーンな
状態で移送または保存するためのクリーンボックスに好
適に適用できる。
【0002】
【従来の技術】近年半導体デバイス製造等の高度のクリ
ーン環境を必要とする製造工程において、工場全体をク
リーンルーム化するのではなく、製品の周囲環境のみを
クリーンな状態にするというミニエンバイロンメント
(微少環境)あるいは局所クリーン空間という手法が行
われている。これは簡単に言えば、製造工程内のそれぞ
れの処理装置内部のみをクリーン環境とし、各処理装置
(即ちクリーン装置)どうしの間での被処理物品の運搬
および保管を、内部をクリーンにした容器(クリーンボ
ックスあるいはポッドと称される)を用いて行う、とい
うものである。
【0003】クリーンボックスは通常、一面に開口した
略方形のボックス本体と、該ボックス本体を封止する着
脱式の蓋とを有する。クリーンボックスにおいては、外
部からの塵埃等の侵入を防止しボックス内部をクリーン
に保つために、蓋と本体との間を有効にシールしなけれ
ばならない。
【0004】従来、ボックス本体と蓋との間のシールを
もたらす方法として、蓋を閉じた状態でボックス本体の
開口を取り囲むように、ボックス本体側または蓋上にO
リング等の弾性のシール部材を取り付け、ボックス本体
と蓋との間で作用するラッチ機構などのメカニカルな機
構によりシール部材を変形させることでシール力を得る
ことが行われていた。
【0005】しかしながらこのような機構では得られる
シール力に限界があり、所望のシール力が得られない場
合がある。たとえば半導体デバイスの製造過程で用いら
れるクリーンボックスでは、ボックスに収納した半導体
ウエハの自然酸化を防止するためにボックス内を非酸化
性の気体で置換する場合があるが、従来のクリーンボッ
クスのシール方式ではシールが不十分で気体の置換状態
を長い時間維持できない等の問題があった。
【0006】それに対して本件と同一の出願人により、
ボックスと蓋との間を真空吸着を用いてシールする方法
が提案されている(特開平10-3211696)。これはボック
ス本体と蓋とのあいだにボックス本体の開口を取り巻く
環状の吸着空間が形成されるようにし、該吸着空間を真
空排気することによりボックス本体と蓋とのシールを実
現するものである。この方式の一例を図7および図8を
用いて簡単に説明する。図7および図8に底面に開口を
有する真空吸着式のクリーンボックスを示す。図7はク
リーンボックスの側面断面図、図8は蓋の平面図であ
る。
【0007】図7に示すようにクリーンボックス100
はその一つの断面(図7の例では底面)に開口する略方
形のボックス本体101と該ボックス本体101の開口
を封止する蓋102とからなる。図1に示した例では蓋
102上には、ボックスに収納される半導体ウエハを等
間隔に重ねて保持するための棚状のキャリア103が固
定されている。蓋102のボックス本体に面する面(上
面)の周縁部には真空吸着用の環状溝110が形成され
ている。図8に示されるように、環状溝110の外側と
内側には環状溝110に沿ってそれぞれ弾性シール部材
としてのOリングが取り付けられている。蓋102がク
リーンボックス本体101の開口を閉じている図7に示
した状態において、環状溝110とボックス本体のフラ
ンジ部101aにより形成される吸着空間、即ちボック
ス本体のフランジ部により上部を閉じられた環状溝11
0の内部の空間を真空排気することにより、蓋102を
ボックス本体101に吸着する。吸着空間の真空排気は
環状溝110に連通して設けられた気体通路112を通
じて、不図示の手段により蓋の裏面より行う。
【0008】このようにして環状溝内を排気することに
より、蓋102がクリーンボックス本体101のフラン
ジ部101aに吸着され、緊密なシールが得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した環状の
吸着空間を用いた真空吸着式の容器封止方式はシール力
がきわめて強く、密閉性に優れた方式である。しかし、
装置および保管スペースの省スペース化等の要請により
上に説明したボックス本体のフランジ部の縮小が望まれ
ており、環状吸着空間の設置スペースも狭まっている。
そのため真空吸着空間の容積が減少し、封止状態の保持
時間の低下を招いている。
【0010】またこの環状吸着空間を用いた真空吸着式
の容器(封止方法)は優れたシール力を有するが、もち
ろん真空漏れが皆無ではないので、シールが長時間にわ
たると吸着空間の真空度が低下し、それに伴ってシール
力も低下する。よってこの方式による封止状態の保持時
間にはある限界があるが、容器内に保管される物品によ
ってはより長い封止保持時間が要求される。
【0011】本発明は以上のような課題に鑑みてなされ
なものであり、従来の環状吸着空間を用いた真空吸着式
の容器よりも長期の封止保持能力を有する容器および容
器の封止方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の容器は一面に開口を有する容器本体と該容
器本体の開口を閉鎖する蓋とを有する容器であって、容
器本体または蓋の少なくとも一方には前記開口を取り囲
むように環状溝が形成されており、これにより蓋が容器
本体開口を閉鎖した際に蓋と容器本体との間に開口を取
り囲む環状の真空吸着用空間が画成され、かつ容器は真
空吸着用空間に連通する拡張真空空間と、真空吸着空間
と拡張真空空間とを外部から真空排気/真空解除するた
めの吸排気口手段を有することを特徴とする。
【0013】このように拡張真空空間を設けているの
で、吸着用空間の容積が拡大され、それに伴って吸着用
空間の圧力上昇速度が低下するので、封止の保持時間が
延長される。上記の拡張真空空間は例えば、容器本体の
側壁の少なくとも一部を間に空間を挟む内壁と外壁の二
重壁で構成し、該内壁と外壁との間の空間を拡張真空空
間とすることができる。
【0014】また本発明の別の態様による容器は、一面
に開口を有する容器本体と該容器本体の開口を閉鎖する
蓋とを有する容器であって、容器本体または蓋の少なく
とも一方には前記開口を取り囲むように環状溝が形成さ
れており、これにより蓋が容器本体開口を閉鎖した際に
蓋と容器本体との間に開口を取り囲む環状の真空吸着用
空間が画成される。この容器は更に、容器本体に取り付
けられた真空タンク装置を備え、該真空タンク装置は真
空吸着用環状空間と連通するタンクを有していることを
特徴とする。
【0015】好適には前記真空タンク装置は容器本体に
対して着脱可能に構成する。この場合タンクサイズの異
なる複数の真空タンク装置を準備しておき、必要な封止
保持時間に応じて真空タンク装置を選択することもでき
る。
【0016】好適には容器本体に真空吸着用環状溝に接
続された開閉可能な容器閉止弁を設け、また真空タンク
装置にはタンクに接続された開閉可能なタンク閉止弁を
設け、容器と真空タンク装置とを前記容器閉止弁および
タンク閉止弁を介して接続し、環状の真空吸着用空間と
タンクとが容器閉止弁およびタンク閉止弁が共に開かれ
ているときに互いに連通するようにする。
【0017】また本発明による容器システムは、一面に
開口を有する容器本体と容器本体の開口を閉鎖する蓋と
を有する容器であって、容器本体または蓋の少なくとも
一方には前記開口を取り囲むように環状溝が形成されて
おり、これにより該蓋が容器本体開口を閉鎖した際に蓋
と容器本体との間に該開口を取り囲む環状の真空吸着用
空間が画成され、かつ前記環状の真空吸着用空間と連通
するタンクを有する真空タンク装置を着脱可能に取り付
ける手段を有する容器と、該容器に着脱可能に取り付け
られる真空タンク装置であって、容器に取り付けられた
ときに前記環状の真空吸着用空間と連通するタンクを有
する真空タンク装置とからなる容器システムである。
【0018】この容器システムで真空タンク装置はタン
クのサイズの異なる複数の真空タンク装置を含むように
すれば、必要とされる封止保持時間に応じて真空タンク
装置を選択することができるので好適である。
【0019】本発明の容器封止方法は、一面に開口を有
する容器本体と容器本体の開口を閉鎖する蓋とを有する
容器であって、容器本体または蓋の少なくとも一方には
前記開口を取り囲むように環状溝が形成されており、こ
れにより蓋が容器本体開口を閉鎖した際に該蓋と容器本
体との間に開口を取り囲む環状の真空吸着用空間が画成
され、容器は更に環状の真空吸着空間を外部から真空排
気/真空解除するための開閉可能な吸排気口手段と前記
環状の真空吸着用空間と連通するタンクを有する着脱可
能な真空タンク装置とを有する容器の封止方法であっ
て、真空タンク装置が容器に取り付けられかつ蓋を容器
本体に取り付けた状態で吸排気口手段より前記環状の真
空吸着用空間およびそれに連通する真空タンク装置の前
記タンクとを真空排気することによって容器を封止し、
時間経過により環状の真空吸着用空間の真空度が低下し
た際に真空タンク装置をあらかじめタンク内部を真空に
した別の真空タンク装置に交換することによって前記環
状の真空吸着用空間の真空度を回復することを特徴とす
る。
【0020】この封止方法で、真空タンク装置は、容器
本体に設けられ前記環状の真空吸着用空間に接続された
開閉可能な容器閉止弁と真空タンク装置に設けられタン
クに接続された開閉可能なタンク閉止弁とを介して容器
に取り付けられ、真空タンク装置の交換の際にはまず容
器閉止弁とタンク閉止弁とを閉鎖し、真空タンク装置を
あらかじめ内部を真空にした別の真空タンク装置に交換
し、そして該別の真空タンク装置のタンク閉止弁と前記
容器閉止弁を開くようにすることができる。
【0021】また本発明のまた別の態様による容器の封
止方法は、一面に開口を有する容器本体と容器本体の開
口を閉鎖する蓋とを有する容器であって、容器本体また
は蓋の少なくとも一方には前記開口を取り囲むように環
状溝が形成されており、これにより蓋が容器本体開口を
閉鎖した際に蓋と容器本体との間に開口を取り囲む環状
の真空吸着用空間が画成され、容器は更に環状の真空吸
着用空間と連通するタンクを有する着脱可能な真空タン
ク装置とを有し、真空タンク装置は容器本体に設けられ
環状の真空吸着用空間に接続された開閉可能な容器閉止
弁と真空タンク装置に設けられタンクに接続された開閉
可能なタンク閉止弁とを介して容器に取り付けられる容
器の封止方法であって、あらかじめタンク内部を真空に
してタンク閉止弁を閉じておいた真空タンク装置を容器
に取り付け、蓋を容器本体に取り付けて開口を閉鎖した
状態でタンク閉止弁および容器閉止弁を共に開いた状態
になし、これによりタンク内部と環状の真空吸着用空間
とを連通させて真空吸着用空間内の圧力を低下させて蓋
を容器本体に吸着させて容器を封止する容器封止方法で
ある。
【0022】この容器封止方法において、時間経過によ
り環状の真空吸着用空間の圧力が上昇した場合に、真空
タンク装置をあらかじめタンク内部を真空にした別の真
空タンク装置に交換することによって環状の真空吸着用
空間の圧力を低下させ、封止能力を回復させることもで
きる。
【0023】なお以上に説明した本発明の容器、容器シ
ステム、および容器封止方法は、半導体デバイス製造過
程等で用いられるクリーンボックスに最も好適に用いら
れるものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下において図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。図1は本発明の容器の一つ
の実施形態である半導体製造プロセスにおいてクリーン
ボックスとして用いられる容器の断面図である。この容
器は半導体デバイス製造プロセスにおいて半導体ウエハ
の搬送および保存(保管)に用いられるものである。
【0025】容器1は底面が開口した略方形の容器本体
10とその開口を閉止する蓋20とで構成される。容器
本体の側壁は内側壁11と外側壁12の二重構造となっ
ており、その間に空間13が形成されている。空間13
内には、数カ所に内側壁11と外側壁12とをつなぐ補
強のためのリブ14が設けられている。なおそれぞれの
リブ14は空間13を別々の空間に分断してしまうこと
のないように少なくとも一カ所で不連続とする。空間1
3は容器の封止時には真空とされるので、大気圧のため
に空間13がつぶされないためにリブ14が必要となる
が、リブの数、位置、大きさ、形状などは図示の例に限
定されず、容器本体の強度、空間13に加えるべき真空
の程度などに応じて適宜決められるべきものである。
【0026】容器本体の内壁11と外側壁の下端面はボ
ックスの下部開口を取り巻く内周フランジ11aと外周
フランジ12aとを形成する。内周フランジ11aと外
周フランジ12aとの間には空間13に連通する複数の
連絡路15(図2)が開口周囲に沿って間欠的に開口し
ている。蓋20が容器本体の開口を閉鎖する際には蓋上
面の周縁部がこれら内周フランジ11aおよび外周フラ
ンジ12aに当接する。(詳しくは図2に関連して後に
説明する)
【0027】容器1の蓋20はほぼ正方形の板状の形態
である。蓋の上面上には半導体ウエハを収容するキャリ
ア5が固定されている。キャリア5は棚状の構造体であ
り、多数のウエハをほぼ等間隔で収容するようになされ
ている。図1に示すように、蓋20を容器本体10に取
り付けた際にはキャリアは容器10内部に収容される。
【0028】蓋20の上面の周縁部付近には環状溝21
が設けられている。環状溝21は、蓋20を容器本体1
0に取り付けた際に容器本体10の上記複数の連絡路1
5が環状溝21と整列するような位置に設けられてい
る。さらに環状溝21に隣接する内側と外側にはそれぞ
れ溝23,24を設け、それぞれの中にシール用のOリ
ング25,26を設置している。
【0029】図3は蓋20を上から見た平面図である。
蓋20の周囲に環状溝21が形成され、その内側および
外側に環状のOリング25および26がそれぞれ設置さ
れている様子が示されている。環状溝21の底部の一カ
所には環状溝21およびそれに連通する拡張真空吸着空
間13を真空排気/真空解除するための真空排気路22
に連絡する孔22aが設けられている。
【0030】図2は容器本体20と蓋20の周縁部のみ
を側面から見た断面図として拡大して示している。この
図は上述の蓋20に形成された真空排気路22を含む断
面である。
【0031】図2からわかるように、環状溝21の底面
側には蓋20下面に連通する真空排気路22が形成され
ている。この真空排気路22の蓋下面側の端部には開閉
可能な吸排気口手段としての気密ポート28が設けられ
ている。気密ポート28はシールを有する閉止部材31
がばね32に付勢されて押しつけられた状態で真空排気
路22を閉止している。閉止部材31に固定されたフッ
ク部33を外部の真空吸排気装置により下方に引くこと
により気密ポート28を開くことができる。以上に説明
した気密ポート28および真空排気路22を通じて環状
溝21内の空間、およびその空間に連絡路15を介して
連通する空間13の真空排気および真空解除(大気開
放)を行う。なお、半導体製造過程において用いられる
クリーンボックスの場合、気密ポート28を介しての真
空排気/真空解除は半導体処理装置にクリーンボックス
を取り付けるためのロードポートと呼ばれる装置により
行われる。
【0032】図2からわかるように、蓋20を容器本体
10に設置した状態で、蓋20の吸着用環状溝21が容
器本体の連絡路15と整列する。またこのとき、環状溝
21の内側に設置されたOリング25は内側壁11下部
の内周フランジ11aに、また環状溝21の外側に設置
されたOリング26は外側壁12下部の外周フランジ1
2aにそれぞれ接している。
【0033】従来の環状溝を備える容器あるいはクリー
ンボックスでは本実施形態における環状溝21に相当す
る空間のみが吸着用の真空空間とされていたが、本実施
形態の容器では環状溝21が連絡路15を介して空間1
3に連通しているので、環状溝21内の環状の真空吸着
用空間を真空排気すると空間13も真空排気される。即
ち空間13が吸着空間を拡張する拡張真空吸着空間を構
成しており、これにより環状溝のみを真空排気する場合
に比べて真空吸着用空間の容積を数倍あるいは数十倍に
増大することすることができる。これに比例して容器の
封止保持時間も従来の容器に比べて大幅に延長される。
【0034】以上に説明した実施形態では容器本体10
の側面を全周にわたって二重壁(内側壁11と外側壁1
2)としている、言い換えると4つの側面の全てを二重
壁としてる。しかし二重壁とする面を減らして、3面、
2面あるいは1面のみを二重壁としてもよい。但し二重
壁とする面の数を増やす程、真空吸着用の空間の容積が
増すので、容器の封止時間を長くすることができる。
【0035】また本実施形態では容器本体の側面を二重
壁とし、その間の空間13を環状溝に連通する拡張真空
吸着空間としている。しかしながら本発明はこれに限定
されず、容器のその他の部位に吸着用環状溝の作る吸着
空間と連通する空間を設けることも可能である。例えば
拡張真空吸着空間を容器本体内部でウエハキャリアと干
渉しない角隅部に設けてもよいし、蓋を中空とすること
で蓋の内部に設けてもよい。
【0036】また上記実施形態では、蓋20の周縁部に
環状溝21を形成し、これにより蓋と容器本体との間の
吸着用環状空間を画成しているが、環状溝を蓋に設けず
に、容器本体側に設けることも可能である。要するに本
発明においては、蓋を容器本体に取り付けた状態(即ち
蓋が容器本体の開口を閉鎖した状態)において、蓋と容
器本体との間に容器本体の開口を取り囲むような環状の
真空吸着用空間が形成され、かつ容器本体または蓋に該
吸着用環状空間に連通する拡張真空吸着空間が形成され
ればよい。
【0037】また上記実施形態では吸着用環状空間をシ
ールするために環状溝の内側および外側にOリングを設
けている。しかしながらシールするための部材を環状溝
内に設けることも可能である。そのような構成を図4に
示す。図4において図2と同様の部分には同じ参照符号
を付している。図4の構成では吸着用環状溝29の中に
断面が亜鈴形のゴム製シール部材30が設置されてい
る。このシール部材30は図示の幅方向断面の両端部に
おいて肉厚になされ、それらを連結する中央部が薄肉に
なされている。そしてその両端の厚肉部においてシール
を行いつつ、中央薄肉部において吸着空間が確保され
る。中央薄肉部には間欠的に穴があけられ、シール部材
上下の空間どうしを連通をさせている。このタイプのシ
ール部材を用いた真空吸着方式については、同じ出願人
による特開2001-2145号公報に詳しく記載されている。
【0038】上記実施形態では吸着用空間の真空排気/
真空解除を蓋20に設けた真空排気路22を介して蓋2
0の下面側から行っているが、本発明はこのような構成
に限らず、その他適宜の位置に真空排気/真空解除用の
ポートを設けてもよい。例えば、容器本体の側面にポー
トを設けて拡張真空空間13から真空排気/真空解除を
行うこともできる。
【0039】続いて図5を参照して本発明の第2の実施
形態としての容器を説明する。この実施形態の容器は拡
張真空空間を着脱式の真空タンクを用いて構成する形態
である。
【0040】図5において図1乃至3に示した第1の実
施形態と同様の要素には同様の参照符号を付して説明を
省略する。この容器は容器本体51の底面開口部周囲の
フランジ部の外側に容器閉止弁52を有している。蓋2
0が容器本体51を閉鎖している状態において、閉止弁
52はフランジ部に形成された貫通孔54を介して蓋2
0上の環状溝21と連通するように接続されている。
(なお蓋20の構成は上に説明した第1の実施形態のも
のと同様であるので説明は省略する。)該容器閉止弁5
2にチューブ64を介して着脱可能に真空タンク装置6
0が取り付けられる。真空タンク装置60は内部に空間
65を有するタンク64とその下部に設けられたタンク
閉止弁62を有する。このタンク閉止弁62と容器閉止
弁52とがチューブ64を介して着脱可能にかつ気密に
接続される。なお各閉止弁52,62およびチューブ6
4は外部に対して気密シールされることは言うまでもな
い。ここでは容器閉止弁52とチューブ64とが真空タ
ンク装置60を容器本体に着脱可能に取り付ける手段を
構成するが、この着脱可能な取り付け手段はこれに限定
されず、様々な構成があり得る。例えば、真空タンク装
置60を着脱可能に取り付けるだけであれば、容器閉止
弁52は省略可能である。
【0041】真空タンク装置60を容器に取り付けた状
態において容器閉止弁52およびタンク閉止弁をともに
開くことにより、これら閉止弁とチューブ64とを介し
て蓋20の真空吸着用環状溝21(正確には環状溝21
と容器本体のフランジ部とにより画成される環状の真空
吸着用空間)とタンク64内の空間65とが連通する。
これによりタンク64内の空間65を拡張真空吸着空間
として機能させることができる。環状溝21とタンクの
空間65とは上記第1の実施形態の場合と同様に、環状
溝から外部に通ずる真空排気路22を通じて真空排気/
真空解除することができる。
【0042】図5に示した例では容器が対向する側面に
設けられた2つの容器閉止弁52を有し、それぞれに真
空タンク装置60が取り付けられている。しかしながら
容器閉止弁52の数はこれに限定されず、1つのみでも
よいしまた3つ以上設けてもよい。また取り付ける真空
タンク装置60の数もそれに応じて増減させることがで
きるが、必ずしも全ての閉止弁52に真空タンク装置6
0を取り付ける必要はない。即ちたとえば2つの容器閉
止弁52を有する容器に対して真空タンク装置60を一
つのみ取り付けても容器は動作可能である。この場合真
空タンク装置60を取り付けていない閉止弁52は閉じ
ておく。もちろん、取り付ける真空タンク装置60の数
が多いほど拡張真空空間の容積が大きくなるので、より
良好な封止性能が得られる。言い換えると要求される封
止性能(封止保持時間)に応じて真空タンク装置60の
数を変えることができる。
【0043】また異なるサイズのタンク64(内部の空
間65の容積も異なる)を有する複数の真空タンク装置
60を用意しておいて容器システムを構成し、要求され
る封止保持時間に応じて取り付ける真空タンク装置60
の大きさを変えることも可能である。もちろんタンク内
の空間65の容積が大きいほど良好な封止性能(即ち長
期の封止保持時間)が得られる。
【0044】なお図5に示した例では容器本体51が容
器閉止弁52を有し、真空タンク装置60がタンク閉止
弁を有しているが、これらの閉止弁は必ずしも必要では
なく、蓋を閉じた際に蓋20(の環状溝21)と容器本
体51のフランジ部との間に形成される環状吸着空間と
真空タンク装置のタンク内部空間65とが気密に連通す
るように構成されていれば閉止弁はなくともよい。
【0045】この第2の実施形態の構成の応用例とし
て、真空タンク装置のタンク内空間65を容器への取り
付け前にあらかじめ真空にしておいた真空タンク装置を
用いることができる。これにより例えば容器を環状溝2
1の真空吸着により封止している際に、時間と共に環状
溝の真空度が低下しても、真空タンクをあらかじめ内部
を真空にしたタンクと交換することにより、真空度を回
復することができる。このようにして例えば所定時間ご
とにあらかじめ内部を真空にした真空タンクに交換する
ことにより、容器の封止保持能力を半永久的に保ち続け
ることができる。
【0046】この真空タンクの交換は、まず容器閉止弁
52とタンク閉止弁62とを閉じる、続いて真空タンク
60を取り外し、あらかじめ内部を真空にした真空タン
ク60を代わりに取り付ける、その後タンク閉止弁6
2,容器閉止弁52を共に開く、という手順で行うこと
ができる。なお以上の説明からわかるように、この応用
例においては、容器閉止弁52およびタンク閉止弁は必
須となる。
【0047】またあらかじめ内部を真空にしておいた真
空タンクを用いることで環状溝21を真空排気/真空解
除するための真空排気路および気密ポートを省略して環
状溝内即ち環状の真空吸着用空間内を真空化(低圧化)
することもできる。そのような構成を図6に示す。これ
は図5に示す構成から真空排気路22をなくしたもので
ある。この容器を用いた蓋の真空吸着封止は以下のよう
にして行う。
【0048】 容器本体51の容器閉止弁52に、あ
らかじめ内部を真空にしておいた真空タンク装置60を
取り付ける。この際当然タンク閉止弁62は閉じた状態
としておく。容器閉止弁52は開いていても閉じていて
もよい。
【0049】 蓋20を容器本体51の開口を塞ぐよ
うに容器本体51にとりつけ、環状溝を形成された蓋の
周囲部分を容器本体の開口周りのフランジ部に密着させ
る。
【0050】 タンク閉止弁62と、もし閉じられて
いれば容器閉止弁52とを開く。
【0051】以上の操作により、環状溝と容器本体のフ
ランジ部により画成される環状吸着空間が真空タンク装
置60のタンク内の真空に連通し、これにより環状吸着
空間の真空度が高まり、該空間内外の圧力差により蓋2
0が容器本体51(のフランジ部)に吸着される。なお
上記およびの工程は順序を逆にしてもよい。
【0052】この後上記の応用例と同様に、所定時間経
過後に真空タンク装置を、あらかじめ内部を真空にした
別の真空タンク装置に交換することで封止時間を延長す
ることもできる。
【0053】以上に説明したいくつかの実施形態の容器
はそれらの下面に開口を有するクリーンボックスであっ
たが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば側
面側に開口を有するクリーンボックスに対しても本発明
を適用することができる。
【0054】また以上全ての実施形態は半導体デバイス
の製造プロセスにおいて半導体ウエハの移動・保管に用
いられるクリーンボックスを例として説明したが、本発
明の容器、容器システム、容器封止方法はこれに限ら
ず、高性能の封止を必要とする様々な用途の容器に適用
することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の容器においては蓋と容器本体と
の間に形成される環状の真空吸着用空間に連通する拡張
真空吸着空間を設けることにより真空吸着空間の容積を
増大させているので、吸着による封止保持時間を延長す
ることができる。
【0056】また、容器に対してその環状の真空吸着用
空間に連通するタンクを有する別体の真空タンク装置を
着脱可能に取り付ける構成をとり、タンクサイズの異な
る複数の真空タンク装置から必要とされる封止保持時間
に応じた真空タンク装置を選択して取り付けることで、
所望の封止保持時間にあわせた真空吸着封止が可能とな
る。
【0057】また、容器に取り付けた真空タンク装置
を、あらかじめタンク内部を真空にした真空タンク装置
と交換することにうより、容器の真空吸着による封止保
持時間を延長することができ、また交換を繰り返すこと
で半永久的に容器の封止状態を保持し続けることができ
る。
【0058】また、容器に対してその環状の真空吸着用
空間と連通するタンクを有する真空タンク装置を着脱可
能とし、かつ容器本体に環状の真空吸着用空間に接続さ
れた開閉可能な容器閉止弁を設け、また真空タンク装置
にタンクに接続された開閉可能なタンク閉止弁を設け、
それら閉止弁を介して真空タンク装置を容器に取り付け
るようにする構成とすれば、あらかじめタンク内部を真
空にしたタンクを取り付けるだけで環状の真空吸着用空
間内を真空(低圧)にすることができる。即ちこのよう
な構成では環状の真空吸着用空間を真空排気/真空解除
するための吸排気口を別途設ける必要はなく、また真空
排気/真空解除のための特別な外部装置も必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての容器(クリーンボッ
クス)の側面断面図である。
【図2】図1に示した容器の周縁部の拡大断面図であ
る。
【図3】図1に示した容器の蓋の上面図である。
【図4】図1に示した容器の変形例であり亜鈴型のシー
ル部材を用いた容器の周縁部の拡大断面図である。
【図5】本発明の別の実施形態である真空タンク装置を
有する容器(クリーンボックス)の側面断面図である。
【図6】図5に示した容器の変形例を示す側面断面図で
ある。
【図7】従来の真空吸着方式の封止機構を有するクリー
ンボックスの側面断面図である。
【図8】図1に示した従来のクリーンボックスの蓋の上
面図である。
【符号の説明】
1 容器(クリーンボックス) 5 キャリア 10 容器本体 11 内側壁 12 外側壁 13 空間(拡張真空空間) 20 蓋 21 環状溝 22 真空排気路 50 容器 51 容器本体 52 容器閉止弁 60 真空タンク装置 62 タンク閉止弁 64 タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮嶋 俊彦 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 五十嵐 宏 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 岡部 勉 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AA12 AB99 AC01 BA01A BB14A BC06A EA18 EB17 EB27 FA01 FC01 GA30 5F031 CA02 DA08 EA12 EA14 EA18 NA01 PA23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に開口を有する容器本体と該容器本
    体の開口を閉鎖する蓋とを有する容器であって、容器本
    体または蓋の少なくとも一方には前記開口を取り囲むよ
    うに環状溝が形成されており、これにより該蓋が容器本
    体開口を閉鎖した際に該蓋と該容器本体との間に該開口
    を取り囲む環状の真空吸着用空間が画成され、かつ該容
    器は前記環状の真空吸着用空間に連通する拡張真空空間
    と、前記真空吸着空間と拡張真空空間とを外部から真空
    排気/真空解除するための吸排気口手段を有することを
    特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 前記容器本体の側壁の少なくとも一部は
    間に空間を挟んで内壁と外壁の二重壁で構成され、該内
    壁と外壁との間の空間が前記環状の真空吸着空間に連通
    する前記拡張真空空間を構成することを特徴とする請求
    項1記載の容器。
  3. 【請求項3】 一面に開口を有する容器本体と該容器本
    体の開口を閉鎖する蓋とを有する容器であって、容器本
    体または蓋の少なくとも一方には前記開口を取り囲むよ
    うに環状溝が形成されており、これにより該蓋が容器本
    体開口を閉鎖した際に該蓋と該容器本体との間に該開口
    を取り囲む環状の真空吸着用空間が画成され、前記容器
    は更に、前記容器本体に取り付けられた真空タンク装置
    を備え、該真空タンク装置は前記環状の真空吸着用空間
    と連通するタンクを有していることを特徴とする容器。
  4. 【請求項4】 前記真空タンク装置は容器本体に対して
    着脱可能であることを特徴とする請求項3記載の容器。
  5. 【請求項5】 前記容器本体は前記真空吸着用環状溝に
    接続された開閉可能な容器閉止弁を有し、また前記真空
    タンク装置は前記タンクに接続された開閉可能なタンク
    閉止弁を有し、前記容器と真空タンク装置とは前記容器
    閉止弁およびタンク閉止弁を介して接続され、前記環状
    の真空吸着用空間と前記タンクとは前記容器閉止弁およ
    びタンク閉止弁が共に開かれているときに互いに連通す
    ることを特徴とする請求項4記載の容器。
  6. 【請求項6】 一面に開口を有する容器本体と該容器本
    体の開口を閉鎖する蓋とを有する容器であって、容器本
    体または蓋の少なくとも一方には前記開口を取り囲むよ
    うに環状溝が形成されており、これにより該蓋が容器本
    体開口を閉鎖した際に該蓋と該容器本体との間に該開口
    を取り囲む環状の真空吸着用空間が画成され、該容器は
    前記環状の真空吸着用空間と連通するタンクを有する真
    空タンク装置を着脱可能に取り付ける手段を有すること
    を特徴とする容器。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の容器と、該容器に着脱
    可能に取り付けられる真空タンク装置であって該容器に
    取り付けられたときに前記環状の真空吸着用空間と連通
    するタンクを有する真空タンク装置と、からなる容器シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記真空タンク装置はタンクのサイズの
    異なる複数の真空タンク装置を含むことを特徴とする請
    求項7記載の容器システム。
  9. 【請求項9】 一面に開口を有する容器本体と該容器本
    体の開口を閉鎖する蓋とを有する容器であって、容器本
    体または蓋の少なくとも一方には前記開口を取り囲むよ
    うに環状溝が形成されており、これにより該蓋が容器本
    体開口を閉鎖した際に該蓋と該容器本体との間に該開口
    を取り囲む環状の真空吸着用空間が画成され、該容器は
    更に前記環状の真空吸着空間を外部から真空排気/真空
    解除するための開閉可能な吸排気口手段と前記環状の真
    空吸着用空間と連通するタンクを有する着脱可能な真空
    タンク装置とを有する容器の封止方法であって、真空タ
    ンク装置が容器に取り付けられかつ蓋を容器本体に取り
    付けた状態で前記吸排気口手段より前記環状の真空吸着
    用空間およびそれに連通する真空タンク装置の前記タン
    クとを真空排気することによって容器を封止し、時間経
    過により前記環状の真空吸着用空間の真空度が低下した
    際に前記真空タンク装置をあらかじめタンク内部を真空
    にした別の真空タンク装置に交換することによって前記
    環状の真空吸着用空間の真空度を回復することを特徴と
    する容器の封止方法。
  10. 【請求項10】 前記真空タンク装置は、容器本体に設
    けられ前記環状の真空吸着用空間に接続された開閉可能
    な容器閉止弁と真空タンク装置に設けられ前記タンクに
    接続された開閉可能なタンク閉止弁とを介して容器に取
    り付けられ、前記真空タンク装置の交換の際にはまず容
    器閉止弁とタンク閉止弁とを閉鎖し、真空タンク装置を
    あらかじめ内部を真空にした別の真空タンク装置に交換
    し、そして該別の真空タンク装置のタンク閉止弁と前記
    容器閉止弁とを開くことを特徴とする容器の封止方法。
  11. 【請求項11】 一面に開口を有する容器本体と該容器
    本体の開口を閉鎖する蓋とを有する容器であって、容器
    本体または蓋の少なくとも一方には前記開口を取り囲む
    ように環状溝が形成されており、これにより該蓋が容器
    本体開口を閉鎖した際に該蓋と該容器本体との間に該開
    口を取り囲む環状の真空吸着用空間が画成され、該容器
    は更に前記環状の真空吸着用空間と連通するタンクを有
    する着脱可能な真空タンク装置とを有し、該真空タンク
    装置は容器本体に設けられ前記環状の真空吸着用空間に
    接続された開閉可能な容器閉止弁と真空タンク装置に設
    けられ前記タンクに接続された開閉可能なタンク閉止弁
    とを介して容器に取り付けられる容器の封止方法であっ
    て、あらかじめタンク内部を真空にしてタンク閉止弁を
    閉じておいた真空タンク装置を容器に取り付け、前記蓋
    を前記容器本体に取り付けて開口を閉鎖した状態でタン
    ク閉止弁および容器閉止弁を共に開いた状態になし、こ
    れによりタンク内部と前記環状の真空吸着用空間とを連
    通させて前記環状の真空吸着用空間内の圧力を低下させ
    て蓋を容器本体に吸着させて容器を封止する容器封止方
    法。
  12. 【請求項12】 時間経過により前記環状の真空吸着用
    空間の圧力が上昇した際に前記真空タンク装置をあらか
    じめタンク内部を真空にした別の真空タンク装置に交換
    することによって前記環状の真空吸着用空間の圧力を低
    下させることを特徴とする容器の封止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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