JP3182496B2 - 真空ロード・アンロード方法および真空ゲートバルブならびに真空搬送容器 - Google Patents

真空ロード・アンロード方法および真空ゲートバルブならびに真空搬送容器

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JP3182496B2
JP3182496B2 JP18180295A JP18180295A JP3182496B2 JP 3182496 B2 JP3182496 B2 JP 3182496B2 JP 18180295 A JP18180295 A JP 18180295A JP 18180295 A JP18180295 A JP 18180295A JP 3182496 B2 JP3182496 B2 JP 3182496B2
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修一 瓜生
省吾 立山
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株式会社デューン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体、液晶、太
陽電池などの基板の製造工程において、装置間の移動に
際して高度の清浄度が要求される被搬送物のための真空
ロード・アンロード方法および真空ゲートバルブならび
に真空搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子デバイス構造の微細化およ
び精密化に伴い、半導体、液晶、太陽電池などの基板の
製造工程およびサンプリング(検査工程)では、精密な
環境が要求されている。また、半導体などの基板は、大
気に晒されることにより表面に自然酸化膜が生成した
り、大気中の微粒子が付着して不良発生の原因となるた
め、製造工程およびサンプリングは真空状態で行われ、
処理装置間の搬送に際しても、真空状態に保持した容器
が使用されている。基板を処理装置間で搬送するための
従来の真空ロード・アンロード方法が図6に示されてい
る。図6において、符号21で示されるものは真空ゲー
トバルブであり、該真空ゲートバルブ21は、2箇所の
開口部22a,22bにより貫通孔を形成されたバルブ
ボディ22と、該バルブボディ22内において前記貫通
孔軸に直角な方向に往復動されるステム23と、該ステ
ム23の前記貫通孔軸方向側部(図6において右側)に
貫通孔軸に直交して配置され、ステム23に保持される
1枚のシールプレート24と、で構成されている。な
お、前記ステム23は、その一端が前記バルブボディ2
2を気密状態に貫通し、該バルブボディ22の外部に設
けられた駆動装置25に連結されている。前記シールプ
レート24は、前記ステム23とともに往復動されると
ともに前記貫通孔の軸線上に位置する状態で、前記駆動
装置25が作動して前記貫通孔の軸線方向に押出し・引
戻しされ、押出されることにより、前記バルブボディ2
2の開口部22bを内側から気密状態に覆う。前記真空
ゲートバルブ21の一方の開口部22bには真空処理装
置9の開口部9a、他方の開口部22aにはロードロッ
ク室13の一方の開口部13bが気密状態に接続され、
通常シールプレート24は一方の開口部22bを気密状
態に覆い、真空処理装置9の開口部9aを閉じている。
前記ロードロック室13には、それぞれバルブ10a,
10bを介して真空ポンプ11およびガス源12が接続
されている。また、真空搬送容器26は、被搬送物が挿
入・抽出されるための1箇所の開口部26aを形成さ
れ、該開口部26aの内側に前記真空ゲートバルブ21
と同様に構成されるゲートバルブ部26bを有し、該ゲ
ートバルブ部26bの内側に被搬送物の収納空間26c
を有する真空容器である。
【0003】以上の構成において、真空処理装置9と真
空搬送容器26との間で被搬送物をロードあるいはアン
ロードするには、まず、真空搬送容器26の開口部26
aをロードロック室13の他方の開口部13aに気密状
態に接続する。つぎに、バルブ10aを開、バルブ10
bを閉として真空ポンプ11を運転し、ロードロック室
13内の空気を吸引排気する。ロードロック室13内が
真空処理装置9内と同等の真空度に到達した時点で、つ
ぎに、真空ゲートバルブ21および真空搬送容器26の
ゲートバルブ部26bの駆動装置25を作動させ、シー
ルプレート24を引戻し、各開口部9a,26aから退
避させる。その結果、真空処理装置9と真空搬送容器2
6とはロードロック室13を介して連通状態となり、真
空処理装置9あるいはロードロック室13に具備された
図示しない搬送ロボットにより、真空処理装置9および
真空搬送容器6の間で被搬送物がロードまたはアンロー
ドされる。ロード・アンロードが終了すると、駆動装置
25を作動させ、シールプレート24を各開口部9a,
26aに進出させた後押出し、真空処理装置9および真
空搬送容器26のそれぞれの開口部9a,26aを気密
状態に覆い、真空処理装置9および真空搬送容器26の
収納空間26cが真空状態に保持される。真空搬送容器
26を搬送のためにロードロック室13から分離するに
は、まず、バルブ10aを閉として真空ポンプ11を停
止し、つぎに、バルブ10bを開としてガス源12から
ロードロック室13へガスを供給し、ロードロック室1
3内部を大気圧まで昇圧し、その後、真空搬送容器26
の開口部26aをロードロック室13の他方の開口13
aから分離する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の真空ロード・ア
ンロード方法は以上のように構成されていたため、次の
ような課題が存在していた。すなわち、真空処理装置と
真空搬送容器との間で被搬送物をロード・アンロードす
るためには、真空処理装置および真空搬送容器それぞれ
の開口部に真空ゲートバルブが必要であるとともに、双
方を連結するためのロードロック室が必要であり、設備
機器点数が多い。また、基板を収納して搬送される真空
搬送容器は真空ゲートバルブを具備しており、重量が大
きくなり、搬送される基板に比較して非常に重量の大き
な真空搬送容器を搬送しなければならない。従って、搬
送設備(例えば搬送ロボット)も能力の大きなものが必
要とされる。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、設備機器点数を減少し、真空
搬送容器の重量を軽減するための真空ロード・アンロー
ド方法およびそのための真空ゲートバルブならびに真空
搬送容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による真空ロード
・アンロード方法は、真空処理装置と真空搬送容器とが
それぞれの開口部を2枚のシールプレートを内蔵する真
空ゲートバルブを介して気密状態に接続され、前記真空
処理装置の開口部は一方の前記シールプレートにより気
密状態に仕切られ、前記真空搬送容器の開口部は他方の
前記シールプレートにより気密状態に仕切られ、前記真
空処理装置と前記真空搬送容器との間で被搬送物を移動
させる場合は、前記真空処理装置および前記真空搬送容
器の開口部が前記シールプレートにより気密状態に仕切
られた前記真空ゲートバルブの閉状態から、まず、前記
真空ゲートバルブ内を吸引排気して真空状態とし、つぎ
に、2枚の前記シールプレートを前記真空処理装置およ
び前記真空搬送容器の開口部の仕切り状態から開放し、
つぎに、2枚の前記シールプレートを開方向に退避させ
て前記真空ゲートバルブを開状態とし、前記真空搬送容
器を前記真空ゲートバルブから分離する場合は、前記真
空処理装置および前記真空搬送容器の開口部が前記シー
ルプレートにより気密状態に仕切られた前記真空ゲート
バルブの閉状態から、まず、前記真空ゲートバルブ内に
給気して大気圧とし、つぎに、前記真空搬送容器の開口
部を仕切る前記シールプレートを前記真空ゲートバルブ
から分離し、つぎに、前記開口部を前記シールプレート
で気密状態に仕切られた前記真空搬送容器を前記真空ゲ
ートバルブから分離する構成である。
【0007】本発明による真空ゲートバルブは、真空装
置用ゲートバルブであり、貫通孔を有するバルブボディ
と、該バルブボディ内を貫通孔軸に直角な方向に駆動装
置により往復動されるステムと、前記ステムの両側に前
記貫通孔軸方向に沿って伸縮自在に延設された複数の棒
状の支持部材と、前記貫通孔軸方向に直交する状態で前
記ステムの両側に前記各支持部材を介して保持される2
枚のシールプレートと、で構成され、2枚の該シールプ
レートは、前記ステムとともに往復動され、前記バルブ
ボディの貫通孔の位置において貫通孔軸方向両側に押出
し・引戻しされるとともに、少なくとも1枚の平板形状
が前記貫通孔の軸直角面形状より小さく、平板形状が前
記貫通孔の軸直角面形状より小さい前記シールプレート
が前記ステムの支持部材と着脱可能に構成された構成で
ある。
【0008】本発明による真空搬送容器は、被搬送物を
真空状態で搬送するための容器であり、前記被搬送物を
挿入・抽出する開口部および該開口部の周囲に断面L形
をなすフランジ部が形成された真空容器と、前記フラン
ジ部に密合し前記開口部(7a)を気密状態で覆うシールプ
レートとよりなる構成である。
【0009】さらに詳細には、前記シールプレートが、
前記真空ゲートバルブの着脱可能なシールプレートより
なる構成である。
【0010】本発明による真空ロード・アンロード方法
においては、真空装置と真空搬送容器とがそれぞれの開
口部を真空ゲートバルブを介して気密状態に接続され、
それぞれの開口部がシールプレートにより気密状態に仕
切られた真空ゲートバルブの閉状態において、まず、真
空ゲートバルブ内を吸引排気して真空状態とし、つぎ
に、それぞれの開口部からシールプレートを開放し、つ
ぎに、シールプレートを開方向に退避させることによ
り、真空装置と真空搬送容器とが、開状態の真空ゲート
バルブを介して真空状態で連通した状態となり、真空装
置と真空搬送容器との間の真空雰囲気における被搬送物
の搬入・搬出が行われる。被搬送物の搬入・搬出が終了
すると、まず、シールプレートを閉方向に進出させ、そ
れぞれの開口部をシールプレートで気密状態に仕切って
真空ゲートバルブの閉状態とし、つぎに、真空ゲートバ
ルブ内に吸気して大気圧とし、つぎに、真空搬送容器の
開口部を仕切るシールプレートを真空ゲートバルブから
分離し、つぎに、真空搬送容器を真空ゲートバルブから
分離することにより、真空装置は真空状態に仕切られ、
真空搬送容器は容器内を真空状態に仕切られた状態で真
空ゲートバルブすなわち真空装置から分離され、任意の
場所に移動される。本発明による真空ゲートバルブにお
いては、貫通孔を有するバルブボディと、バルブボディ
内を貫通孔軸に直角な方向に駆動装置により往復動され
るステムと、前記ステムの両側に前記貫通孔軸方向に沿
って伸縮自在に延設された複数の棒状の支持部材と、貫
通孔軸方向に直交する状態でステムの両側に前記各支持
部材を介して保持される2枚のシールプレートとで構成
され、2枚のシールプレートは、ステムとともに往復動
されるとともにバルブボディの貫通孔の位置において貫
通孔軸方向側に押出し・引戻しされることにより、貫通
孔の両側が箇別に開閉される。また、2枚のシールプレ
ートは、少なくとも1枚の平板形状が貫通孔の軸直角面
形状より小さいことにより、貫通孔外部の他の機器の貫
通孔断面より小さいシール面が気密状態に仕切られる。
さらに、平板形状が貫通孔の軸直角面形状より小さいシ
ールプレートがステムの支持部材と着脱可能であること
により、貫通孔外部の他の機器がシールプレートで仕切
られた状態で真空ゲートバルブから分離される。本発明
による真空搬送容器においては、真空容器は被搬送物を
挿入・抽出する開口部および開口部の周囲に断面L形を
なすフランジ部を形成されていることにより、開口部を
真空ゲートバルブの貫通孔に連通させるように、真空ゲ
ートバルブに気密状態に接続される。また、真空容器は
開口部のフランジ部がシールプレートにより気密状態で
覆われることにより、内部を気密状態に維持される。さ
らに、本発明による真空搬送容器においては、真空容器
の開口部を気密状態で覆うシールプレートが真空ゲート
バルブの着脱可能なシールプレートであることにより、
真空搬送容器が真空ゲートバルブに気密状態に接続され
た状態で、真空ゲートバルブの操作によりシールプレー
トが着脱され、真空搬送容器の開口部が開閉される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による真
空ロード・アンロード方法および真空ゲートバルブなら
びに真空搬送容器の好適な実施例について詳細に説明す
る。図1ないし図3は、本発明による真空ロード・アン
ロード方法の各状態を示している。図1において、符号
1で示されるものは真空ゲートバルブであり、該真空ゲ
ートバルブ1は、2箇所の開口部2a,2bにより貫通
孔を形成されたバルブボディ2と、該バルブボディ2内
において前記貫通孔軸に直角な方向に往復動されるステ
ム3と、該ステム3の前記貫通孔軸方向両側に貫通孔軸
に直交して配置され、棒状の支持部材3aを介して前記
ステム3に保持される2枚のシールプレート4a,4b
と、で構成されている。なお、前記ステム3はその一端
が前記バルブボディ2を気密状態に貫通し、該バルブボ
ディ2の外側に設けられた駆動装置5に連結されてい
る。前記シールプレート4a,4bは、前記貫通孔の軸
線上に位置する状態で、前記駆動装置5が作動して前記
支持部材3aが前記貫通孔軸に沿う方向に伸縮して延設
されていることにより、前記ステム3の両側貫通孔軸方
向に押出し・引戻しされる。また、一方の前記シールプ
レート4a(図1において左側)は、その平板形状が前
記バルブボディ2の開口部2aの軸直角断面形状より小
さく、開口部2aを通過可能に構成されている。さら
に、この一方の前記シールプレート4aは、前記駆動装
置5が作動することにより、前記支持部材3aと着脱可
能に構成されている。前記真空ゲートバルブ1の前記シ
ールプレート4aが通過可能に構成された開口部2aに
は、真空搬送容器6が気密状態に接続されている。該真
空搬送容器6は、被搬送物が挿入・抽出されるための1
箇所の開口部7aを形成され、該開口部7aの周囲に断
面L形をなすフランジ部7bが形成された真空容器7
と、該真空容器7の開口部7aを気密状態に覆うシール
プレート8と、で構成されている。また、前記真空搬送
容器6は、前記フランジ部7bにより前記バルブボディ
2の開口部2aの周囲に気密状態に接続され、前記シー
ルプレート8を前記バルブボディ2の真空ゲートバルブ
1の開口部2aから押出されたシールプレート4aによ
り構成されている。前記真空ゲートバルブ1の他方の開
口部2bには、真空装置9の開口部9aが気密状態に接
続されている。
【0012】また、前記真空ゲートバルブ1のバルブボ
ディ2には、それぞれバルブ10a,10bを介して真
空ポンプ11およびガス源12が接続されている。図1
に示されるように、真空ゲートバルブ1を介して真空装
置9と真空搬送容器6とが気密状態で接続され、真空ゲ
ートバルブ1のステム3がバルブボディ2内に押出さ
れ、2枚のシールプレート4a,4bが貫通孔の軸線上
で貫通孔軸方向に押出され、一方のシールプレート4a
が一方の開口部2aを通過して真空搬送容器6の開口部
7aを気密状態に覆い、他方のシールプレート4bが他
方の開口部2bを内側から気密状態に覆う状態から、真
空搬送容器6に対する被搬送物のロード・アンロードが
行われる。ロード・アンロードを行うには、まず、バル
ブ10aを開、バルブ10bを閉として真空ポンプ11
を運転し、バルブボディ2内の空気を吸引排気する。バ
ルブボディ2内が真空処理装置9内と同等の真空度に到
達した時点で、つぎに、駆動装置5を作動させ、支持部
材3aを縮めて2枚のシールプレート4a,4bを引戻
し(シールプレート4a,4bは両面が均圧状態にある
ので容易に開口部2a,7aから分離する)、その後ス
テム3を引戻して図2に示される状態とする。図2で
は、真空搬送容器6および真空処理装置9それぞれの開
口部7a,9aからシールプレート4a,4bが取り去
られ、真空ゲートバルブ1の貫通孔を介して真空状態で
連通されている。この連通状態で、真空処理装置に具備
された図示しない搬送ロボットにより、真空処理装置9
および真空搬送容器6の間で被搬送物がロードまたはア
ンロードされる。
【0013】ロード・アンロードが終了すると、駆動装
置5を作動させ、ステム3を押出し、その後支持部材3
aを伸ばして2枚のシールプレート4a,4bを押出
し、真空搬送容器6および真空処理装置9のそれぞれの
開口部7a,9aを覆い、図1で示される状態に戻し、
真空搬送容器6および真空処理装置9は、内部を真空状
態に保持してそれぞれの開口部7a,9aがシールプレ
ート4a,4bで気密状態に覆われた状態となる。真空
搬送容器6を搬送のために真空ゲートバルブ1から分離
するには、まず、バルブ10aを閉として真空ポンプ1
1を停止し、つぎに、バルブ10bを開としてガス源1
2からバルブボディ2へガスを供給し、バルブボディ2
内部を大気圧まで昇圧する。つぎに、駆動装置5を作動
させ、支持部材3aからシールプレート4aを分離す
る。この状態で真空搬送容器6のフランジ部7bを真空
ゲートバルブ1の開口部2aから分離することにより、
図3に示されるように真空搬送容器6は、開口部7aを
真空ゲートバルブ1のシールプレート4aにより気密状
態に覆われ、内部を真空に保持された状態で真空ゲート
バルブ1から分離される。分離状態の真空搬送容器6を
真空ゲートバルブ1に接続するには、図1に示されるよ
うに真空搬送容器6のフランジ部7bを真空ゲートバル
ブ1の開口部2aに接続し、駆動機5を作動させてシー
ルプレート4aを支持部材3aに接続する。以上のロー
ド・アンロード操作において、ガス源12は大気でもよ
いが、除湿除塵された不活性ガス(例えば窒素ガス)が
好ましい。また、真空搬送容器6の開口部7aを覆うシ
ールプレート4aは、真空容器7内外の圧力差により開
口部7aに押付けられ、そのままの状態で外れることは
ないが、念のためクランプ(図示せず)を設けて外れを
防止してもよい。図1ないし図3に示されるように開口
部7aのシールプレート4aが当接する部分をフランジ
部7aからシールプレート4aの厚み分掘込み、シール
プレート4aに外力が掛からないようにしてもよい。
【0014】図4および図5は他の実施例を示してお
り、2枚のシールプレート4a,4bは、その平板形状
が前記バルブボディ2の開口部2a,2bの軸直角面形
状より小さく、それぞれ開口部2a,2bを通過可能に
構成されている。さらに、2枚のシールプレート4a,
4bは、駆動装置5が作動して支持部材3aと着脱可能
に構成されている。従って、図4では、2枚のシールプ
レート4a,4bがそれぞれ真空ゲートバルブ1の開口
部を通過して真空搬送容器6の開口部7a、真空処理装
置9の開口部9aを気密状態で覆っている。この状態で
駆動装置5を作動させ、支持部材3aからシールプレー
ト4a,4bを分離すると、図5に示されるように、真
空搬送容器6、真空ゲートバルブ1および真空処理装置
9を分離することが可能となる。
【0015】
【発明の効果】本発明による真空ロード・アンロード方
法および真空ゲートバルブならびに真空搬送容器は、以
上のように構成されているため、次のような効果を得る
ことができる。 (1) 2枚のシールプレートを具備した1台の真空ゲー
トバルブを使用することにより、この1台の真空ゲート
バルブのステムを操作して真空処理装置および真空搬送
容器の開口部を同時に開閉することが可能となった。 (2) 真空ゲートバルブのシールプレートの平面形状を
真空ゲートバルブの貫通孔の軸直角面形状より小さくす
るとともに、ステムと着脱可能に構成されていることに
より、真空搬送容器あるいは真空処理装置の開口部をシ
ールプレートで覆うとともに、真空ゲートバルブから分
離することが可能となった。 (3) ステムと着脱可能な2枚のシールプレートを具備
した1台の真空ゲートバルブを使用することにより、真
空搬送容器には真空ゲートバルブが不要となり、ロード
ロック室が不要となり、真空ロード・アンロード装置の
設備機器点数が減少した。 (4) 真空搬送容器は、その開口部が真空ゲートバルブ
に代わってシールプレートで覆われることにより、重量
および形状が大きく減少し、搬送設備も小形のものが使
用されるようになった。 (5) ロード・アンロードの際の吸引排気容積が減少
し、大気からの汚染の影響が減少するとともに、排気お
よび給気に要する時間が短縮され、製造工程およびサン
プリングの生産性を向上させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例において、真空ロード・ア
ンロード方法におけるシールプレート閉状態を示す構成
断面図である。
【図2】図1のシールプレート開状態を示す構成断面図
である。
【図3】図1の真空搬送容器分離状態を示す構成断面図
である。
【図4】本発明による他の実施例において、真空ロード
・アンロード方法におけるシールプレート閉状態を示す
構成断面図である。
【図5】図4の分離状態を示す構成断面図である。
【図6】従来の真空ロード・アンロード方法を示す構成
断面図である。
【符号の説明】
1,21,26b 真空ゲートバルブ 2 バルブボディ 2a,2b,22a,22b 開口部(バルブボディ
の) 3a 支持部材 4a,4b,8,24 シールプレート 5 駆動装置 6,26 真空搬送容器 7a,26a 開口部(真空搬送容器の) 7b フランジ部 9 真空処理装置 13 ロードロック室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−277877(JP,A) 実開 平5−27471(JP,U) 実開 昭58−195158(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 51/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空処理装置(9)と真空搬送容器(6)とが
    それぞれの開口部(9a,7a)を2枚のシールプレート(4a,4
    b)を内蔵する真空ゲートバルブ(1)を介して気密状態に
    接続され、前記真空処理装置(9)の開口部(9a)は一方の
    前記シールプレート(4b)により気密状態に仕切られ、前
    記真空搬送容器(6)の開口部(7a)は他方の前記シールプ
    レート(4a)により気密状態に仕切られ、 前記真空処理装置(9)と前記真空搬送容器(6)との間で被
    搬送物を移動させる場合は、前記真空処理装置(9)およ
    び前記真空搬送容器(6)の開口部(9a,7a)が前記シールプ
    レート(4a,4b)により気密状態に仕切られた前記真空ゲ
    ートバルブ(1)の閉状態から、まず、前記真空ゲートバ
    ルブ(1)内を吸引排気して真空状態とし、つぎに、2枚
    の前記シールプレート(4a,4b)を前記真空処理装置(9)お
    よび前記真空搬送容器(6)の開口部(9a,7a)の仕切り状態
    から開放し、つぎに、2枚の前記シールプレート(4a,4
    b)を開方向に退避させて前記真空ゲートバルブ(1)を開
    状態とし、 前記真空搬送容器(6)を前記真空ゲートバルブ(1)から分
    離する場合は、前記真空処理装置(9)および前記真空搬
    送容器(6)の開口部(9a,7a)が前記シールプレート(4a,4
    b)により気密状態に仕切られた前記真空ゲートバルブ
    (1)の閉状態から、まず、前記真空ゲートバルブ(1)内に
    給気して大気圧とし、つぎに、前記真空搬送容器(6)の
    開口部(7a)を仕切る前記シールプレート(4a)を前記真空
    ゲートバルブ(1)から分離し、つぎに、前記開口部(7a)
    を前記シールプレート(4a)で気密状態に仕切られた前記
    真空搬送容器(6)を前記真空ゲートバルブ(1)から分離す
    る、ことを特徴とする真空ロード・アンロード方法。
  2. 【請求項2】 真空装置用ゲートバルブであり、貫通孔
    を有するバルブボディ(2)と、該バルブボディ(2)内を貫
    通孔軸に直角な方向に駆動装置(5)により往復動される
    ステム(3)と、前記ステム(3)の両側に前記貫通孔軸方向
    に沿って伸縮自在に延設された複数の棒状の支持部材(3
    a)と、前記貫通孔軸方向に直交する状態で前記ステム
    (3)の両側に前記各支持部材(3a)を介して保持される2
    枚のシールプレート(4a,4b)と、で構成され、2枚の該
    シールプレート(4a,4b)は、前記ステム(3)とともに往復
    動され、前記バルブボディ(2)の貫通孔の位置において
    貫通孔軸方向両側に押出し・引戻しされるとともに、少
    なくとも1枚の平板形状が前記貫通孔の軸直角面形状よ
    り小さく、平板形状が前記貫通孔の軸直角面形状より小
    さい前記シールプレート(4a,4b)が前記ステム(3)の支持
    部材(3a)と着脱可能に構成されていることを特徴とする
    真空ゲートバルブ。
  3. 【請求項3】 被搬送物を真空状態で搬送するための容
    器であり、前記被搬送物を挿入・抽出する開口部(7a)お
    よび該開口部(7a)の周囲に断面L形をなすフランジ部(7
    b)が形成された真空容器(7)と、前記フランジ部(7b)に
    密合し前記開口部(7a)を気密状態で覆うシールプレート
    (8)と、で構成され、前記シールプレート(8)は、請求項
    2記載の真空ゲートバルブ(1)の着脱可能なシールプレ
    ート(4a)であることを特徴とする真空搬送容器。
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