JPH05140743A - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH05140743A
JPH05140743A JP30622591A JP30622591A JPH05140743A JP H05140743 A JPH05140743 A JP H05140743A JP 30622591 A JP30622591 A JP 30622591A JP 30622591 A JP30622591 A JP 30622591A JP H05140743 A JPH05140743 A JP H05140743A
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chamber
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lock chamber
vacuum processing
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J3/00Processes of utilising sub-atmospheric or super-atmospheric pressure to effect chemical or physical change of matter; Apparatus therefor
    • B01J3/006Processes utilising sub-atmospheric pressure; Apparatus therefor

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  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロー排気およびスローベント等を行うこと
なく、かつ、装置構成等の複雑化を招くことなく、ロー
ドロック室からの真空排気およびロードロック室への気
体導入を行う際に舞い上がった塵埃が被処理物に付着す
ることを防止することができ、スループットの向上と歩
留まりの向上を図ることのできる真空処理装置を提供す
る。 【構成】 ウエハステージ13の上方の天井部には、半
導体ウエハ5を収容する小空間を形成する如く円形の凹
部14が形成されており、この凹部14の周囲には気密
シール部材、例えばOリング15が設けられている。そ
して、ウエハステージ13を上昇させることにより、凹
部14内に半導体ウエハ5を収容するとともに、ウエハ
ステージ13の周縁部をOリング15に当接させてこれ
らの間を気密に閉塞するよう構成されている。さらに、
このように気密に閉塞された凹部14内と、その他のロ
ードロック室3内を連通する如く複数の気体流路16が
設けられており、これらの気体流路16には、塵埃除去
用フィルタ17が介挿されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、真空処理室内に被処理物を収
容し、減圧雰囲気下で被処理物に所定の処理を施す真空
処理装置、例えばエッチング装置、アッシング装置、イ
オン注入装置、スパッタ装置、減圧CVD装置等が知ら
れている。
【0003】このような真空処理装置では、一旦真空処
理室内を常圧に戻してしまうと、再び真空処理室内を所
定の真空度に設定し、次の処理を開始できる状態にする
までに、非常に長い時間を要する。このため、真空処理
室に較べて容積の少ない予備真空室いわゆるロードロッ
ク室を設け、このロードロック室内だけを常圧に戻すよ
うにして、ロードロック室を介して被処理物、例えば半
導体ウエハを真空処理室内に搬入、搬出するよう構成さ
れたものが多い。
【0004】図6にこのような従来の真空処理装置の一
例として、エッチング装置の構成を示す。内部を気密に
閉塞可能に構成された真空処理室50内には、上部に半
導体ウエハ51を載置可能に構成されたウエハ載置台を
兼ねた下部電極52が設けられている。この下部電極5
2には、駆動機構53によって駆動され、半導体ウエハ
51の周縁部を押圧保持するウエハクランプ機構54が
設けられている。また、この下部電極52には、冷却ガ
ス例えばヘリウムガスを循環させて半導体ウエハ51を
冷却するための冷却機構55が設けられている。
【0005】上記下部電極52の上方には、円板状に形
成された上部電極56が設けられている。この上部電極
56の下面には、図示しない多数の細孔が設けられてお
り、処理ガス供給配管57から供給された所定のエッチ
ングガスを、これらの細孔から、下部電極52上に載置
された半導体ウエハ51に向けて供給するよう構成され
ている。この上部電極56と下部電極52との間には、
図示しない高周波電源から高周波電圧を印加することが
できるように構成されている。
【0006】さらに、真空処理室50には、図示しない
真空排気ポンプに接続された真空排気配管58が接続さ
れており、内部を所定の真空度に設定することができる
よう構成されている。また、真空処理室50の側部に
は、半導体ウエハ51を搬入、搬出するための搬入・搬
出口59が設けられており、この搬入・搬出口59に
は、搬入・搬出口59を気密に閉塞するためのゲートバ
ルブ60が設けられている。 このゲートバルブ60の
外側には、ロードロック室(予備真空室)61が設けら
れている。このロードロック室61には、図示しない真
空排気ポンプに接続された真空排気配管62および所定
の清浄化ガス例えば窒素ガスを供給するための気体導入
配管63が接続されており、内部を所定の真空度に設定
したり、解放のために大気圧に戻したりすることができ
るよう構成されている。また、ロードロック室61内に
は、半導体ウエハ51を搬送するための搬送アーム64
が設けられており、ロードロック室61の側部には、半
導体ウエハ51を搬入、搬出するための搬入・搬出口6
5が設けられている。この搬入・搬出口65には、搬入
・搬出口65を気密に閉塞するためのゲートバルブ66
が設けられている。ゲートバルブ66の外側は、大気圧
とされており、ここには例えば図示しないウエハキャリ
ア等が配置されるオートローダ67等が配置されてい
る。
【0007】そして、まず、ロードロック室61を大気
圧に設定しておき、ゲートバルブ66を開けて搬送アー
ム64によって半導体ウエハ51をロードロック室61
内に搬入し、この後ゲートバルブ66を閉めてロードロ
ック室61内を所定の真空度に設定し、しかる後ゲート
バルブ60を開けて真空処理室50の下部電極上に半導
体ウエハ51を載置するよう構成されている。このよう
に半導体ウエハ51をロードロック室61を介して搬入
することにより、真空処理室50内を大気圧に戻すこと
なく、半導体ウエハ51を搬入することができる。な
お、半導体ウエハ51を搬出する場合は、上記手順と逆
の手順による。
【0008】真空処理室50内では、ウエハクランプ機
構54で半導体ウエハ51の周縁部を押圧保持し、冷却
機構55によって半導体ウエハ51を冷却しつつ、上部
電極56の下面からエッチングガスを供給し、このエッ
チングガスを下部電極52と上部電極56との間に印加
した高周波電圧等によって活性化して、半導体ウエハ5
1にエッチング処理を施す。なお、この時、真空排気配
管58により真空排気を実施し、真空処理室50内部を
所定の真空度に保つ。
【0009】しかしながら、このような真空処理装置で
は、例えば真空処理室50内で発生した反応生成物、機
械的な駆動部例えばゲートバルブ60、66や被処理物
の搬送機構等から発生した塵埃等のいわゆるパーティク
ルがロードロック室61内に多数存在する。そして、こ
のパーティクルが、ロードロック室61内の真空排気を
行う際あるいはロードロック室61内に窒素ガス等の気
体を導入して常圧に戻し大気解放する際に、急激な気体
の流れによって舞い上がり、半導体ウエハ51等に付着
するという問題があった。このようにしてロードロック
室61内に舞い上がる塵埃の数は、例えば 0.5μm以上
の塵埃の数で数万乃至数十万個あると推測されており、
この塵埃の付着の問題は、半導体ウエハ51等を用いた
半導体デバイスの製造工程においては、不良発生の原因
となり、歩留まりの低下を招くため、特に大きな問題と
なっていた。
【0010】このため、従来の真空処理装置では、ロー
ドロック室61内の真空排気およびロードロック室61
内への気体導入をゆっくりと徐々に行ういわゆるスロー
排気、スローベントによって、このようなロードロック
室61内におけるパーティクルの舞い上がりを抑制する
ことが行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の真空処理装置では、スロー排気、スローベント
によって、ロードロック室内における塵埃の舞い上がり
を抑制するため、真空排気および大気解放に時間がかか
り、スループットの低下を招くという問題と、たとえ、
スロー排気、スローベント等を行っても、完全に塵埃の
舞い上がりを防止することが困難なため、塵埃が半導体
ウエハ等に付着して不良が発生し、歩留まりが低下する
という問題があった。
【0012】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、スロー排気およびスローベント等を行う
ことなく、かつ、装置構成等の複雑化を招くことなく、
ロードロック室からの真空排気およびロードロック室へ
の気体導入を行う際に舞い上がった塵埃が被処理物に付
着することを防止することができ、スループットの向上
と歩留まりの向上を図ることのできる真空処理装置を提
供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の本発明の真空処理装置は、被処理物に所定の処理を施
す真空処理室と、内部を真空排気可能に構成された予備
真空室とを備え、この予備真空室を介して、前記被処理
物を前記真空処理室内に搬入、搬出するよう構成された
真空処理装置において、前記予備真空室内に、前記被処
理物を収容可能な小空間を設けるとともに、この小空間
とその他の前記予備真空室内とを連通する気体流路であ
って塵埃除去用フィルタを介挿された気体流路を設け、
前記予備真空室からの真空排気および該予備真空室への
気体導入を行う際に、前記被処理物を前記小空間内に一
時的に退避させるよう構成したことを特徴とする。
【0014】また、請求項2記載の本発明の真空処理装
置は、被処理物に所定の処理を施す真空処理室と、内部
を真空排気するための排気配管を接続された予備真空室
とを備え、この予備真空室を介して、前記被処理物を前
記真空処理室内に搬入、搬出するよう構成された真空処
理装置において、前記予備真空室内に、前記被処理物を
収容可能な小空間を設けるとともに、この小空間と前記
排気配管とを連通する気体流路であって塵埃除去用フィ
ルタを介挿された気体流路を設け、前記予備真空室から
の真空排気および該予備真空室への気体導入を行う際
に、前記被処理物を前記小空間内に一時的に退避させる
よう構成したことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成の請求項1記載の本発明の真空処理装
置では、予備真空室すなわちロードロック室の上部等
に、被処理物を収容可能な小空間が設けられており、ま
た、この小空間とその他のロードロック室内とを連通す
る塵埃除去用フィルタを介挿された気体流路が設けられ
ている。
【0016】また、請求項2記載の本発明の真空処理装
置では、予備真空室すなわちロードロック室の上部等
に、被処理物を収容可能な小空間が設けられており、ま
た、この小空間とロードロック室から排気するための排
気配管とを連通する塵埃除去用フィルタを介挿された気
体流路が設けられている。
【0017】そして、ロードロック室からの真空排気お
よび大気解放時の気体導入を行う際に、例えば被処理物
を上昇させること等により、上述した小空間内に被処理
物を一時的に退避させる。
【0018】したがって、スロー排気、スローベント等
を行わなくても、ロードロック室内に舞い上がった塵埃
が被処理物に付着することを防止することができ、スル
ープットの向上と歩留まりの向上を図ることができる。
また、例えば複数系統の排気系や、気体導入系等も必要
ないため、装置構成等の複雑化を招くこともない。
【0019】
【実施例】以下、本発明を半導体ウエハに真空雰囲気下
で所定の処理を施す真空処理装置に適用した一実施例を
図面を参照して説明する。
【0020】図1に示すように、真空処理装置1には、
真空処理室2と、ロードロック室3と、オートローダ4
が設けられている。
【0021】オートローダ4には、半導体ウエハ5を複
数例えば25枚収容可能に構成されたウエハキャリア6が
載置され、このウエハキャリア6を上下動させる複数の
キャリアエレベータ7と、半導体ウエハ5を搬送するた
めの搬送アーム8が設けられている。そして、キャリア
エレベータ7でウエハキャリア6を上下動させることに
よって、ウエハキャリア6内の半導体ウエハ5を順次所
定の高さに設定し、搬送アーム8によってこの所定高さ
に設定された半導体ウエハ5を取り出して、ロードロッ
ク室3内に搬入するよう構成されている。
【0022】図2に示すように、ロードロック室3は、
材質例えばアルミニウム等から容器状に形成されてお
り、真空処理室2側およびロードロック室3側にそれぞ
れ搬入搬出用の開口9、10が設けられている。これら
の開口9、10には、開口9、10を気密に閉塞可能に
構成されたゲートバルブ11、12がそれぞれ設けられ
ている。また、ロードロック室3の内部には、上下動可
能に構成されたウエハステージ13が設けられており、
オートローダ4の搬送アーム8によって搬入された半導
体ウエハ5は、このウエハステージ13上に載置される
よう構成されている。
【0023】また、このウエハステージ13の上方の天
井部には、半導体ウエハ5を収容する小空間を形成する
如く円形の凹部14が形成されており、この凹部14の
周囲には気密シール部材、例えばOリング15が設けら
れている。そして、ウエハステージ13を上昇させるこ
とにより、凹部14内に半導体ウエハ5を収容するとと
もに、ウエハステージ13の周縁部をOリング15に当
接させてこれらの間を気密に閉塞するよう構成されてい
る。さらに、このように気密に閉塞された凹部14内
と、その他のロードロック室3内を連通する如く複数の
気体流路16が設けられており、これらの気体流路16
には、塵埃除去用フィルタ17が介挿されている。
【0024】この塵埃除去用フィルタ17は、交換可能
な如く、着脱自在にユニット状に構成されており、例え
ば図3に示すように、材質例えばアルミニウム等からな
るフィルタ容器17a内に、例えばガラス繊維を圧縮し
て紙状に形成したフィルタ17bを折り畳んで充填して
構成されている。このフィルタ容器17aには、気体流
通用の開口17c、17dが設けられており、開口17
d側には気密封止部材としてのOリング17eおよび取
付け用のねじ穴17fが配設されている。そして、図2
に示すロードロック室3の蓋体18をねじ19を緩めて
取り外し、この状態でねじ穴17fを介して図示しない
ねじにより、塵埃除去用フィルタ17をロードロック室
3に取り付け、取り外しするよう構成されている。
【0025】また、例えばロードロック室3の底部に
は、図示しない真空ポンプに接続された排気配管20
と、図示しない気体供給源、例えば窒素ガス供給機構に
接続された気体導入配管21が接続されている。
【0026】また、図1に示すように、真空処理室2内
には、搬送アーム22および図6に示したエッチング装
置と同様に、図示しないウエハ載置台(下部電極)、真
空処理機構が設けられており、ロードロック室3内のウ
エハステージ13上に載置された半導体ウエハ5を、搬
送アーム22で真空処理室2内に搬入し、ウエハ載置台
に載置して所定の減圧雰囲気下でこの半導体ウエハ5に
所定のエッチング処理を施すよう構成されている。な
お、この処理は、エッング処理の他、例えばアッシング
処理、イオン注入処理、スパッタ処理、減圧CVD処理
等である。
【0027】なお、真空処理室2には、図示しない搬出
専用のロードロック室3およびオートローダ4が設けら
れており、これらの搬出専用のロードロック室3および
オートローダ4によって、真空処理室2内での処理が終
了した半導体ウエハ5を搬出し、所定のウエハキャリア
6内に収容するよう構成されている。このような半導体
ウエハ5の搬入、搬出は、図6に示したエッチング装置
のように、1 つのロードロック室3およびオートローダ
4によっても実施できるが、この場合、スループットは
低下する。
【0028】上記構成の本実施例の真空処理装置は、マ
イクロプロセッサ等から構成される図示しない制御装置
によって制御され、次のような動作により半導体ウエハ
5の処理を実施する。
【0029】すなわち、まず、ロードロック室3内を常
圧とした状態でゲートバルブ12を開け、搬送アーム8
によってウエハキャリア6内の所定の半導体ウエハ5を
一枚取り出す。なお、この時予めキャリアエレベータ7
によってウエハキャリア6が搬送アーム8の高さに応じ
た所定高さ位置になるよう設定される。
【0030】次に、搬送アーム8を収縮および回転させ
ることによって、半導体ウエハ5を搬送し、ロードロッ
ク室3内のウエハステージ13上に載置する。そして、
搬送アーム8を後退させた後、ゲートバルブ12を閉じ
る。
【0031】この後、ウエハステージ13を上昇させ、
図2に示すように半導体ウエハ5を凹部14内に収容
し、ウエハステージ13とOリング15とを当接させて
半導体ウエハ5を凹部14内に気密な状態で隔離する。
そして、排気配管20よってロードロック室3内の排気
を行い、ロードロック室3内を所定の真空度例えば10-5
〜10-6Torrに設定する。この時、いわゆるスロー排気は
行わず、急速に排気を行う。このため、ロードロック室
3内の塵埃が舞い上がるが、半導体ウエハ5は凹部14
内に隔離されているため、この塵埃が半導体ウエハ5に
付着することはなく、かつ、急速に排気を行うため、ス
ロー排気を行う場合に較べて排気時間は大幅に短縮する
ことができる。
【0032】なお、凹部14内の排気は、気体流路16
を介して行われるが、気体流路16には塵埃除去用フィ
ルタ17が介挿されているため、ロードロック室3内に
舞い上がった塵埃が凹部14内に入り込むことはなく、
半導体ウエハ5に付着することはない。一方、この急速
排気に伴って舞い上がった塵埃は真空度の上昇にともな
って、ロードロック室3の底部に落下する。
【0033】このようにして、ある程度ロードロック室
3内の真空度が上昇し、舞い上がった塵埃が底部に落下
すると、次にウエハステージ13が所定位置まで下降す
る。そして、ゲートバルブ11が開となり、搬送アーム
22によって、予め所定の真空度に設定されている真空
処理室2内に半導体ウエハ5を搬入し、図示しないウエ
ハ載置台上に載置する。
【0034】しかる後、ゲートバルブ11を閉じ、真空
処理室2内で半導体ウエハ5に上述したような所定の処
理を施す。
【0035】そして、真空処理室2内での処理が終了し
た半導体ウエハ5を搬出する際は、上記ロードロック室
3およびオートローダ4と同様に構成された図示しない
搬出用のロードロック室およびオートローダを介して、
真空処理室2内の半導体ウエハ5を搬出する。
【0036】この場合も、搬出用のロードロック室内に
取り出した半導体ウエハ5を、図2に示すように凹部1
4内に気密な状態で隔離し、この状態で気体導入配管2
1から、搬出用のロードロック室内に所定の清浄化され
た気体、例えば窒素ガスを導入し、搬出用のロードロッ
ク室内を常圧に戻す。この時もいわゆるスローベントは
行わない。このため、搬出用のロードロック室内の塵埃
が舞い上がるが、半導体ウエハ5は凹部14内に隔離さ
れており、気体流路16を介して凹部14内に流入する
気体中の塵埃は塵埃除去用フィルタ17によって除去さ
れるため、この塵埃が半導体ウエハ5に付着することは
ない。また、ベントに要する時間はスローベントを行う
場合に較べて大幅に短縮することができる。
【0037】このように、本実施例では、ロードロック
室3の排気および気体導入時に、半導体ウエハ4をロー
ドロック室3の上部に設けた凹部14内に隔離し、この
状態で排気および気体導入を行うので、気体の流れによ
ってロードロック室3内に舞い上がった塵埃が半導体ウ
エハ5に付着することを防止することができる。このた
め、塵埃の付着による不良発生を防止することができ、
歩留まりの向上を図ることができる。また、排気および
気体導入を急速に行うことができるので、これらに要す
る時間を短縮することができ、従来に較べてスループッ
トの向上を図ることができる。
【0038】また、凹部14内とその他のロードロック
室3とを、塵埃除去用フィルタ17が介挿された気体流
路16によって連通し、この気体流路16を介して凹部
14内の排気および気体導入を行うので、例えば凹部1
4内の排気および気体導入を行うための別系統の排気系
および気体導入系等を設ける必要がなく、装置構成が複
雑化することもない。
【0039】さらに、半導体ウエハ5を隔離するための
小空間がロードロック室3の上部に設けられているの
で、僅かに上昇させるだけで半導体ウエハ5を隔離する
ことができ、迅速に隔離することができるとともに、機
械的な動きを最小限とし塵埃の発生を抑制することがで
きる。
【0040】なお、上記実施例では、塵埃除去用フィル
タ17をロードロック室3内に収容した実施例について
説明したが、図4に示すように、塵埃除去用フィルタ3
0をロードロック室3の外部に設け、この塵埃除去用フ
ィルタ30を介して凹部14内と他のロードロック室3
とを連通するよう構成してもよい。
【0041】また、図5に示すように、凹部14に接続
された配管40を導出し、この配管40に塵埃除去用フ
ィルタ41を介挿して、真空ポンプ42に接続された排
気配管20に接続するようにしてもよい。なお、同図に
おいて43は排気配管20に介挿された弁を示してい
る。このようにすれば、塵埃除去用フィルタ41を所望
部位に配置することができ、その交換等のメンテナンス
を容易に行うことができる。
【0042】なお、上記実施例では、真空処理室2およ
びオートローダー4に、それぞれ半導体ウエハ5を搬送
するための搬送アーム8、22を設けた例について説明
したが、ロードロック室3内に半導体ウエハ5を搬送す
るための搬送アームを設けた場合でも、このロードロッ
ク室3内の搬送アームを上下動させることにより、本発
明は同様にして適用することができる。また、被処理物
は、半導体ウエハに限らず、例えば液晶表示器用のガラ
ス基板等に処理を施す装置等に対しても同様に適用する
ことができる。また、半導体ウエハ5を隔離するための
小空間を形成する機構は、上述した凹部14およびOリ
ング15等に限らず適宜変更することができる。
【0043】本発明の真空処理装置は、真空処理物を収
容し、減圧雰囲気下で被処理物に所定の処理を施す真空
処理装置、例えばエッチング装置、アッシング装置、イ
オン注入装置、スパッタ装置、減圧CVD装置等に利用
することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の真空処理装
置によれば、ロードロック室からの真空排気およびロー
ドロック室への気体導入を行う際に舞い上がった塵埃が
被処理物に付着することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の真空処理装置の構成を示す
図。
【図2】図1の真空処理装置のロードロック室の構成を
示す図。
【図3】図2のロードロック室の塵埃除去用フィルタの
構成を示す図。
【図4】本発明の他の実施例の真空処理装置のロードロ
ック室の構成を示す図。
【図5】本発明の他の実施例の真空処理装置のロードロ
ック室の構成を示す図。
【図6】従来のエッチング装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1 真空処理装置 2 真空処理室 3 ロードロック室 4 オートローダ 5 半導体ウエハ 6 ウエハキャリア 7 キャリアエレベータ 8 搬送アーム 9,10 開口 11,12 ゲートバルブ 13 ウエハステージ 14 凹部 15 Oリング 16 気体流路 17 塵埃除去用フィルタ 18 蓋体 19 ねじ 20 排気配管 21 気体導入配管 22 搬送アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23C 16/50 7325−4K C23F 4/00 A 7179−4K C30B 25/02 Z 9040−4G H01L 21/205 7454−4M 21/265 21/027 21/302 C 7353−4M

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物に所定の処理を施す真空処理室
    と、内部を真空排気可能に構成された予備真空室とを備
    え、この予備真空室を介して、前記被処理物を前記真空
    処理室内に搬入、搬出するよう構成された真空処理装置
    において、 前記予備真空室内に、前記被処理物を収容可能な小空間
    を設けるとともに、この小空間とその他の前記予備真空
    室内とを連通する気体流路であって塵埃除去用フィルタ
    を介挿された気体流路を設け、前記予備真空室からの真
    空排気および該予備真空室への気体導入を行う際に、前
    記被処理物を前記小空間内に一時的に退避させるよう構
    成したことを特徴とする真空処理装置。
  2. 【請求項2】 被処理物に所定の処理を施す真空処理室
    と、内部を真空排気するための排気配管を接続された予
    備真空室とを備え、この予備真空室を介して、前記被処
    理物を前記真空処理室内に搬入、搬出するよう構成され
    た真空処理装置において、 前記予備真空室内に、前記被処理物を収容可能な小空間
    を設けるとともに、この小空間と前記排気配管とを連通
    する気体流路であって塵埃除去用フィルタを介挿された
    気体流路を設け、前記予備真空室からの真空排気および
    該予備真空室への気体導入を行う際に、前記被処理物を
    前記小空間内に一時的に退避させるよう構成したことを
    特徴とする真空処理装置。
  3. 【請求項3】 前記小空間は、前記予備真空室内の上部
    に設けられていることを特徴とする請求項1〜2記載の
    真空処理装置。
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