JP2746179B2 - 真空処理装置および真空処理方法 - Google Patents

真空処理装置および真空処理方法

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JP2746179B2
JP2746179B2 JP7057845A JP5784595A JP2746179B2 JP 2746179 B2 JP2746179 B2 JP 2746179B2 JP 7057845 A JP7057845 A JP 7057845A JP 5784595 A JP5784595 A JP 5784595A JP 2746179 B2 JP2746179 B2 JP 2746179B2
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vacuum processing
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gas
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剛 横垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空処理室内に半導体
ウエハー(以下、ウエハーと称す)を収納し、薄膜形成
及びドライエッチング等の処理を行う真空処理装置およ
び真空処理方法に係わり、特に、ウエハーを1枚ずつ収
納して処理する真空処理装置および真空処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、様々な分野で真空処理装置が用い
られている。特に半導体装置の製造における真空処理処
置には、ウエハーの表面に薄膜形成を行うためのスパッ
タリング装置やCVD装置,また逆にウエハー表面の膜
を除去するためのエッチング装置がある。
【0003】一般的な真空処理装置の一例を図3の概略
図を参照して説明する。図3に示すように真空処理装置
は、真空処理室11と搬送室13,ロードロック室15
により構成され、各室の間は、仕切り弁17−1,17
−2がそれぞれ設けられている。
【0004】ロードロック室15には、ウエハー収納カ
セット16がセットされ、ロードロック室15を真空排
気した後、仕切り弁17−1を開け搬送室13内のウエ
ハー搬送アーム14によりウエハー収納カセットより一
枚ウエハー9を取り出す。続いて仕切り弁17−1を閉
じ、仕切り弁17−2を開いて真空処理室11内のウエ
ハーステージ12上にウエハー9を載せた後、仕切り弁
17−2を閉じる。この状態で、ウエハー9に対し成膜
やエッチング等の真空状態中の処理を行う。このように
してウエハー9をウエハー収納カセット16から真空処
理室11に一枚ずつ搬送し、処理を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年のLSIの微細
化,高集積化に伴ない0.1μmレベルの微細なパーテ
ィクルがLSIの不良の原因となり、そのパーティクル
数が一枚のウエハーから得られるLSIチップの良品
数,すなわち歩留りを大きく左右する。
【0006】前記した従来の真空処理装置では、仕切り
弁やウエハー搬送アーム等の機械的動作部からの発塵,
ロードロック室の真空排気時及び大気圧に戻すベント時
のロードロック室内に存在するパーティクルの巻き上
げ、さらに、搬送室と真空処理室間の圧力差により生ず
るガスの流れによるパーティクルの巻き上げ等により、
真空処理室内に搬送されたウエハー表面上には0.1μ
m以上のパーティクルが数十〜数百ケ付着し、歩留りを
低下させる大きな1つの要因となっている。
【0007】このように、ウエハー上にパーティクルが
載る要因は多数あるため、事前にパーティクルを除去し
たとしてもその効果は少ない。より効果的に歩留りを向
上させる為には、処理直前にウエハー上のパーティクル
を除去、または、減少させ処理を行う必要がある。
【0008】本発明の目的は、歩留りに影響の大きい処
理前のパーティクルを減少させる真空処理装置および真
空処理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、半導体
ウエハーに所定の処理を行う真空処理室と、前記真空処
理室内部に前記半導体ウエハーを載せるウエハーステー
ジとを具備して構成される真空処理装置において、前記
所定の処理に対する前処理を前記半導体ウエハーに行う
手段として、前記ウエハーステージを底部として内部を
気密シールするふたとなるウエハーステージカバーと、
前記ウエハーステージと前記ウエハーステージカバーに
より気密封止される気密室の内部にガスを導入する機構
と、前記気密室の内部を真空排気する機構とを備えた真
空処理装置にある。ここで、前記ウエハーステージカバ
ーが前記ウエハーステージ上に位置して前記前処理を行
い、前記ウエハーステージカバーが退避箇所に位置した
状態で前記所定の処理を行うように、前記ウエハーステ
ージカバーを前記ウエハーステージ上の位置と前記半導
体ウエハーの前記所定の処理に影響を及ぼさない前記退
避箇所との間を移動させる駆動機構を備えることが好ま
しい。
【0010】本発明の他の特徴は、真空処理装置の真空
処理室内で半導体ウエハーに所定の処理を行う真空処理
方法において、前記半導体ウエハーを前記真空処理室内
のウエハーステージ上に載置し、前記ウエハーステージ
とウエハーステージカバーにより気密室とし、前記気密
室内にガスを導入して該ガスを前記半導体ウエハーに吹
付け、前記ガスを前記気密室から真空排気し、次に、前
記ウエハーステージカバーを前記ウエハーステージ上の
位置から前記半導体ウエハーの処理に影響を及ぼさない
退避箇所に移動させ、しかる後、前記所定の処理を前記
半導体ウエハーに行う真空処理方法にある。
【0011】
【作用】上記本発明によれば、処理直前でウエハー上の
パーティクルをガスにより吹き飛ばしこれを真空排気す
るから、半導体装置の生産歩留が高くなる。
【0012】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1(A)及び(B)は、本発明の一実施例の真空
処理装置における真空処理室の断面図(A)及び平面図
(B)である。真空処理室は隣接する搬送室(図示参
照)と仕切り弁(図示省略)により仕切られている。
【0013】真空処理室内にはウエハーを載せる上下駆
動可能なウエハーステージ2とウエハーステージ2を底
部としてふたとなるウエハーステージカバー3とが備え
られており両者はO−リング10により真空シールされ
る。
【0014】ウエハーステージカバー3は、モーター6
により回転軸5を中心として回転することによりウエハ
ーステージ2上と処理の妨げとならない退避箇所18と
の間を移動する。
【0015】図2(A)及び(B)は、ウエハーステー
ジカバー3およびその近傍の詳細な縦断面図(A)及び
(A)のB−B部の横断面図である。ウエハーステージ
カバー3の上部には、ウエハーステージ2とウエハース
テージカバー3により作られる真空的に閉ざされた室、
すなわち気密シールされる気密室の中へガスを導入する
ためのガス導入配管8と真空排気するための真空排気配
管7を有し、両者は交互に配列されている。
【0016】次に図1の真空処理室の動作について説明
する。
【0017】搬送アームによりロードロック室内のウエ
ハー収納カセットから搬送室を通って真空処理室内に搬
送されてきたウエハーは、ウエハーステージ2上に置か
れ、その後、仕切り弁17−2(図3)を閉じる。
【0018】続いて、退避箇所18にあるウエハーステ
ージカバー3をモーター6を回転させることにより、ウ
エハーステージ2上へ移動させる。
【0019】次にウエハーステージ2を上昇させ、ウエ
ハーステージ2とウエハーステージカバー3とで真空的
に閉ざれた小さな室すなわち、気密シール室を作る。
【0020】その後、ガス導入配管8よりウエハー上に
ガスを吹き付け、ウエハー上に付着しているパーティク
ルを巻き上げる。
【0021】そして、ガスの供給を止め、真空排気配管
7から該パーティクルを気密室内のガスとともに吸い取
る。または、ガス導入配管からウエハー上にガスを吹き
付けウエハー上に付着しているパーティクルを巻き上が
らせながら、真空排気配管からこのパーティクルを吸い
取る。
【0022】なお、導入するガスは、アルゴンや窒素等
の不活性ガスが適当である。
【0023】その後、ウエハーステージ2とウエハース
テージカバー3とで閉ざされた小さな気密室の内部の圧
力を真空処理室1の圧力と同圧力にした後、ウエハース
テージ2を下降させ、ウエハーステージカバー3を退避
箇所18に移動させた後に薄膜形成または、エッチング
等の所定の処理を行う。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の真空処理装
置および真空処理方法は、真空処理室内にウエハーを載
せるウエハーステージと、このウエハーステージを底部
として内部を真空シールするふたとなるウエハーステー
ジカバーにより真空的に閉ざされた気密室を作り、その
中でウエハー処理直前においてウエハー表面上のパーテ
ィクルを除去もしくは減少させるようにしたので、ウエ
ハーより得られるLSIチップの良品率を向上させると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における真空処理室を示す図
であり、(A)は縦断面図、(B)は横断面図である。
【図2】図1のウエハーステージカバーの詳細を示す図
であり、(A)は縦断面図、(B)は(A)のB−B部
の横断面図である。
【図3】一般的な真空処理装置の概略を示す図である。
【符号の説明】
1 真空処理室 2 ウエハーステージ 3 ウエハーステージカバー 4 移動アーム 5 回転軸 6 モーター 7 真空排気配管 8 ガス導入配管 9 ウエハー 10 O−リング 11 真空処理室 12 ウエハーステージ 13 搬送室 14 搬送アーム 15 ロードロック室 16 ウエハー収納カセット 17 仕切り弁 18 退避箇所
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/205 H01L 21/205

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハーに所定の処理を行う真空
    処理室と、前記真空処理室内部に前記半導体ウエハーを
    載せるウエハーステージとを具備して構成される真空処
    理装置において、前記所定の処理に対する前処理を前記
    半導体ウエハーに行う手段として、前記ウエハーステー
    ジを底部として内部を気密シールするふたとなるウエハ
    ーステージカバーと、前記ウエハーステージと前記ウエ
    ハーステージカバーにより気密封止される気密室の内部
    にガスを導入する機構と、前記気密室の内部を真空排気
    する機構とを備えたことを特徴とする真空処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ウエハーステージカバーが前記ウエ
    ハーステージ上に位置して前記前処理を行い、前記ウエ
    ハーステージカバーが退避箇所に位置した状態で前記所
    定の処理を行うように、前記ウエハーステージカバーを
    前記ウエハーステージ上の位置と前記半導体ウエハーの
    前記所定の処理に影響を及ぼさない前記退避箇所との間
    を移動させる駆動機構を備えることを特徴とする請求項
    1記載の真空処理装置。
  3. 【請求項3】 真空処理装置の真空処理室内で半導体ウ
    エハーに所定の処理を行う真空処理方法において、前記
    半導体ウエハーを前記真空処理室内のウエハーステージ
    上に載置し、前記ウエハーステージとウエハーステージ
    カバーにより気密室とし、前記気密室内にガスを導入し
    て該ガスを前記半導体ウエハーに吹付け、前記ガスを前
    記気密室から真空排気し、次に、前記ウエハーステージ
    カバーを前記ウエハーステージ上の位置から前記半導体
    ウエハーの処理に影響を及ぼさない退避箇所に移動さ
    せ、しかる後、前記所定の処理を前記半導体ウエハーに
    行うことを特徴とする真空処理方法。
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