JPH11230034A - 真空排気システム及びその運転方法 - Google Patents

真空排気システム及びその運転方法

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JPH11230034A
JPH11230034A JP5298298A JP5298298A JPH11230034A JP H11230034 A JPH11230034 A JP H11230034A JP 5298298 A JP5298298 A JP 5298298A JP 5298298 A JP5298298 A JP 5298298A JP H11230034 A JPH11230034 A JP H11230034A
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JP
Japan
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processing chamber
chamber
vacuum pump
auxiliary
vacuum
Prior art date
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Pending
Application number
JP5298298A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kawamura
毅 川村
Yoshihiro Niimura
恵弘 新村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理チャンバの強制排気時間を短縮して処理
能率を向上させるとともに、エネルギー効率をも向上さ
せるようにした真空排気システムとその運転方法を提供
する。 【解決手段】 気密な処理チャンバ10を真空ポンプ1
6により排気する真空排気システムにおいて、真空ポン
プ又は他の真空ポンプの余剰時間に真空引きされ、必要
時に処理チャンバを真空引きする補助チャンバ22が設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体製造
装置のプロセスチャンバを真空にするために用いる処理
チャンバの真空排気システム及びその運転方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の処理チャンバの排気システムを、
図3を参照して説明する。ここにおいて、処理チャンバ
10は、例えばエッチング装置や化学気相成長装置(C
VD)等の半導体製造工程に用いるプロセスチャンバで
あり、被処理物のロード・アンロードを行なうためのゲ
ート12を有している。この処理チャンバ10は、バル
ブ18aを有する排気経路14を介して真空ポンプ16
に接続されている。
【0003】真空ポンプ16としては、従来は油回転式
ポンプが、現在はドライポンプが主に使用されている。
処理チャンバ10が必要とする真空度が真空ポンプ16
の到達真空度よりも低い場合には、真空ポンプの上流側
にさらにターボ分子ポンプ等の超高真空ポンプが配置さ
れることもある。
【0004】この装置では、ゲート12を開いて半導体
ウエハ等の被処理物の処理チャンバ10内へのロード・
アンロードを行う時には、バルブ18aを閉じて真空ポ
ンプ16の締め切り運転を行う。被処理物の搬入が終わ
ると、まず、バルブ18aを開いてチャンバ内の真空度
を回復する強制排気運転を行い、チャンバ内が所定の真
空度に到達してから処理を再開する。処理中は、真空ポ
ンプ16は処理チャンバ10内の真空度を維持するよう
に定常排気運転を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の装置
においては、特に処理チャンバの容積がかなり大きなも
のであると、強制排気運転のために時間を要し、これが
処理能率を低下させる原因となっていた。この強制排気
時間を短縮しようとすると、その容積に見合った大型の
真空ポンプが必要となって、装置が大型化してしまうと
ともに、ロード・アンロード時の締切り運転や処理中の
定常排気時におけるエネルギーの浪費を招き、製造コス
トを押し上げることになる。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みなされたもので
あり、処理チャンバの強制排気時間を短縮して処理能率
を向上させるとともに、エネルギー効率をも向上させる
ようにした真空排気システムとその運転方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、気密な処理チャンバを真空ポンプにより排気する真
空排気システムにおいて、前記真空ポンプ又は他の真空
ポンプの余剰時間に真空引きされ、必要時に前記処理チ
ャンバを真空引きする補助チャンバが設けられているこ
とを特徴とする真空排気システムである。
【0008】これにより、真空ポンプで処理チャンバの
排気を行っていない時などに、補助チャンバ内の排気を
行って真空空間を形成しておき、処理チャンバの運転再
開時等の強制排気工程において補助チャンバを処理チャ
ンバに連絡して強制排気の所要時間を短縮することがで
きる。
【0009】請求項2に記載の発明は、気密な処理チャ
ンバを排気する真空ポンプと、前記真空ポンプ又は他の
真空ポンプの余剰時間を利用して真空引きされる補助チ
ャンバとを有する真空排気システムの運転方法であっ
て、処理チャンバにおける被処理物のロード・アンロー
ド工程において前記補助チャンバを前記真空ポンプに連
絡して排気し、該ロード・アンロード工程が終わった後
の前記処理チャンバの強制排気工程において前記補助チ
ャンバを前記処理チャンバに連絡することを特徴とする
真空排気システムの運転方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を用いて本発
明の実施の形態について説明する。図3に示す従来例と
同様に、処理チャンバ10は、例えば半導体製造工程で
用いるエッチングや化学気相成長装置(CVD)であ
り、被処理物のロード・アンロードを行なうためのゲー
ト12を有している。この処理チャンバ10は、バルブ
18aを有する主排気経路14を介して真空ポンプ16
に接続されている。
【0011】さらに、処理チャンバ10と真空ポンプ1
6の間には、主排気経路14と並列に処理チャンバ10
と真空ポンプ16を連絡する補助排気経路20が設けら
れている。この補助排気経路20には補助チャンバ22
が設けられ、補助チャンバ22の上流側及び下流側には
2つのバルブ18b,18cが配置されている。
【0012】この補助チャンバ22は、真空ポンプ16
が処理チャンバ10を真空引きしていない時にその能力
を利用して真空空間を形成しておき、この真空空間の真
空エネルギーを必要な時に放出して処理チャンバ10の
強制排気時間を短縮するためのものである。
【0013】次に、この実施の形態の真空排気システム
の制御工程を図2を参照して説明する。まず、ゲート1
2を開き、外部空間と処理チャンバ10との間で半導体
ウエハ等の被処理物のロード・アンロードを行う。ここ
では、主排気経路14内のバルブ18aを閉じて真空ポ
ンプ16の締め切り運転を行う。この時、補助チャンバ
22と真空ポンプ16とを結ぶ補助排気経路20内のバ
ルブ18cを開き、真空ポンプ16によって補助チャン
バ22内を排気して真空空間を形成する(図2の時間0
→t1)。
【0014】次に、処理チャンバ10の排気を行う時に
は、補助チャンバ22と真空ポンプ16とを結ぶ補助排
気経路20内のバルブ18cを閉じるととも、処理チャ
ンバ10と補助チャンバ22とを結ぶ補助排気経路20
内のバルブ18bを開く(時間t1)。すると、処理チ
ャンバ10内の空気が補助チャンバ22内に流入し、処
理チャンバ10内の圧力は補助チャンバ22の圧力と大
気圧の間の所定の圧力まで一気に低下する。
【0015】次に、主排気経路14内のバルブ18aを
開き、補助排気経路20内のバルブ18b,18cを閉
じて(時間t2)、真空ポンプ16により処理チャンバ
10内の圧力が所定の処理圧力になるまで強制排気運転
を行う(時間t2→t3)。そして、所定圧力に到達した
後に処理チャンバ10での処理を開始し、真空ポンプ1
6は処理チャンバ10内をこの圧力に維持するように定
常排気運転を行なう。なお、補助チャンバ22を用いる
ことなく、大気圧から処理チャンバの強制排気工程を行
なうと、図2に破線で示すような経路を辿り、本発明の
場合(t1→t3)より長い時間(t1→t4)を要する。
【0016】なお、上記の各バルブ18a,18b,1
8cの開閉の制御は、所定の制御装置により、時間を決
めて制御したり、処理チャンバ10内の圧力を検知して
制御することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被処理物の出し入れ時等における真空ポンプの余剰時間
に補助チャンバを真空引きして、必要時に補助チャンバ
にて処理チャンバを真空引きすることにより、装置の大
型化やエネルギーの浪費を招くことなく、処理チャンバ
の強制排気時間を短縮し、処理チャンバにおける処理能
率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の処理チャンバの排気シス
テムを示す系統図である。
【図2】図1に示す実施の形態の制御例を示すタイムチ
ャートである。
【図3】従来の処理チャンバの排気システムを示す系統
図である。
【符号の説明】
10 処理チャンバ 14 排気経路 16 真空ポンプ 18a,18b,18c バルブ 20 補助排気経路 22 補助チャンバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密な処理チャンバを真空ポンプにより
    排気する真空排気システムにおいて、 前記真空ポンプ又は他の真空ポンプの余剰時間に真空引
    きされ、必要時に前記処理チャンバを真空引きする補助
    チャンバが設けられていることを特徴とする真空排気シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 気密な処理チャンバを排気する真空ポン
    プと、前記真空ポンプ又は他の真空ポンプの余剰時間を
    利用して真空引きされる補助チャンバとを有する真空排
    気システムの運転方法であって、 処理チャンバにおける被処理物のロード・アンロード工
    程において前記補助チャンバを前記真空ポンプに連絡し
    て排気し、該ロード・アンロード工程が終わった後の前
    記処理チャンバの強制排気工程において前記補助チャン
    バを前記処理チャンバに連絡することを特徴とする真空
    排気システムの運転方法。
JP5298298A 1998-02-18 1998-02-18 真空排気システム及びその運転方法 Pending JPH11230034A (ja)

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