JP6463846B2 - インライン式コーティング設備を運転する方法およびインライン式コーティング設備 - Google Patents

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Description

本発明は、独立請求項の特徴を備える方法およびインライン式コーティング設備に関する。
インライン式コーティング設備は、例えば面状の基板、例えばガラス基板、プラスチック基板または金属基板、ディスプレイ用の基板、ウエハ等をコーティングするものとして公知である。3−チャンバ−真空コーティング設備と称される一実施の形態は、基板をプロセスチャンバ内に搬入する搬入チャンバと、基板をプロセスチャンバから搬出する搬出チャンバと、基板を搬送路に沿って移動させる搬送装置とを備える。1つのプロセスチャンバの代わりに、複数のプロセスチャンバが設けられていてもよい。入口側および/または出口側には、単数または複数のプロセスチャンバが、トランスファ領域を有していてもよい。
公知の設備は、特定サイズの基板の加工用に設計され、寸法設定されており、大抵の場合、この特定サイズから外れたサイズ(長尺)の基板を加工するには、相応により大きなチャンバを備える設備を使用する必要がある。
欧州特許第1571234号明細書(EP 1 571 234 B1)から、2n+1のチャンバ(ここで、nは、2以上の整数)からなる設備を、長尺の基板も加工することができるように運転することが公知である。5−チャンバ−設備では、搬入チャンバにバッファチャンバが接続し、バッファチャンバにプロセスチャンバが接続し、プロセスチャンバに別のバッファチャンバが接続し、この別のバッファチャンバに搬出チャンバが接続している。チャンバ間には、開閉可能なゲートが設けられており、搬入チャンバと、バッファチャンバと、搬出チャンバとは、予め決められた最大のサイズまでの基板を収容する同種のモジュールとして形成されている。モジュールより長い基板をコーティングするには、搬入チャンバとバッファチャンバとの間のゲートおよびバッファチャンバと搬出チャンバとの間のゲートが開放される。その際、バッファチャンバおよび搬入チャンバあるいはバッファチャンバおよび搬出チャンバの圧力状況は、互いに適合され、搬入チャンバおよび第1のバッファチャンバ用のポンピングプログラムあるいは第2のバッファチャンバおよび搬出チャンバ用のポンピングプログラムは、大気圧から例えば0.05mbarに一緒にポンプにより排気される。この公知の方法は、長尺の基板を加工することを可能にするものの、設備の搬入時間、ひいては全体のサイクル時間は、不都合なことに長くなってしまう。
さらに国際公開第2009/000813号(WO 2009/000813)からは、ロックチャンバと、ロックチャンバに隣接するトランスファチャンバであって、トランスファチャンバを隣接するプロセスチャンバに対して真空密に閉鎖するロックバルブを備えるトランスファチャンバとによりロックシステムが形成される、3チャンバ−真空コーティング設備内への基板の搬入および3チャンバ−真空コーティング設備からの基板の搬出が公知である。搬出入中、トランスファチャンバは、ロックチャンバに接続され、トランスファチャンバとロックチャンバとの間のロックゲートは、基板がロックチャンバ内に存在する間は、開放される。このようなコーティング設備は、ロックチャンバの長さを凌駕する長さの基板もフレキシブルにコーティングするために好適である。トランスファチャンバは、ロックチャンバに隣接する端部に通路を有し、通路の横断面は、搬送方向で見てチャンバ横断面の狭窄をなしている。さらにトランスファチャンバは、導出開口を有し、導出開口内には、公知の3−チャンバ−設備と比較して付加的なロックバルブが配置されており、その結果、プロセスチャンバは、トランスファチャンバから真空技術的に隔離されることができ、トランスファチャンバ内に大気圧があっても、プロセスチャンバ内のプロセス真空は維持されることができる。この設備の運転中、設備ゲートが開放され、基板がロックシステム内に搬送される。設備ゲートの閉鎖後、結合容積内の圧力は、中真空圧に下げられる。真空コーティング設備の運転の効率化のために、導入開口または導出開口を介して圧力勾配を結合容積内に調整すること、つまり、トランスファチャンバとロックチャンバとの間の圧力補償を減じることが提案される。
本発明の課題は、設備の搬入時間および全体のサイクル時間を短縮することが可能な、インライン式コーティング設備を運転する方法と、この方法を実施するインライン式コーティング設備とを提供することである。
上記課題は、独立請求項の特徴により解決される。本発明の有利な構成、実施の形態および改良形は、従属請求項にまとめてある。
本発明に係る方法は、インライン式コーティング設備の運転であって、インライン式コーティング設備は、搬入ゲートを有する搬入チャンバと、搬入チャンバに接続し、搬入チャンバから第1のロックゲートにより遮断可能な第1のバッファチャンバと、第1のバッファチャンバに接続し、バッファチャンバから第2のロックゲートにより遮断可能なプロセスチャンバと、プロセスチャンバに接続し、プロセスチャンバから第3のロックゲートにより遮断可能な第2のバッファチャンバと、第2のバッファチャンバに接続し、第2のバッファチャンバから第4のロックゲートにより遮断可能な、出口ゲートを有する搬出チャンバと、を有し、搬入チャンバと、バッファチャンバと、バッファチャンバと、搬出チャンバとは、予め決められたサイズまでの基板を収容するモジュールとして形成されている、インライン式コーティング設備の運転に関する。
基板は、それ自体公知であるように、コーティングのために搬入チャンバから第1のバッファチャンバを通してプロセスチャンバに、そしてプロセスチャンバから第2のバッファチャンバを通して搬出チャンバに搬送される。
本方では、第1のバッファチャンバが、少なくとも1つのスリットダイヤフラム(Spaltblende)を有するスリット式ロック装置(Spaltschleuseneinrichtung)を有し、スリット式ロック装置により、第1のバッファチャンバ内に、圧力勾配を、第2のロックゲートの領域における圧力と、第1のロックゲートの領域における圧力との間に調整する。第1のロックゲートが開放されているとき、圧力勾配を、第2のロックゲートの領域における圧力と、第1のロックゲートの領域における圧力との間に調整する。第1のロックゲートが閉鎖されているとき、同様に圧力勾配を、第2のロックゲートの領域における圧力と、第1のロックゲートの領域における圧力との間に調整することができる。
本発明に係る方法は、搬入ゲートが開放され、第1のロックゲートが開放されているときも、バッファチャンバに接続されたポンプの運転により、バッファチャンバ内において、第2のロックゲートの領域における圧力と、第1のロックゲートの領域における圧力との間に圧力勾配を維持することを特徴とし、これにより、搬入時間をさらに短縮することができる。
好ましくは、第1のバッファチャンバを連続的に排気する。好ましくは、ロックチャンバの通気期間を除いて第1のバッファチャンバを連続的に排気する。
スリット式ロック装置は、少なくとも1つのスリットダイヤフラム、好ましくは、チャンバの長手方向で直列に接続されている複数のスリットダイヤフラムを有する。スリット式ロック装置は、ロックチャンバ内の圧力とプロセスチャンバ内の圧力との間の切り離しと、バッファチャンバ内の圧力勾配の形成とを可能にする。スリットダイヤフラムが複数あるとき、圧力勾配の増大する延在は、有利には、チャンバの長手方向でスリットダイヤフラムの位置に応じて実現されている。
有利には、スリット式ロック装置により、チャンバ体積が減じられる、特に有利には最小化される。
スリット式ロック装置は、圧力勾配と相俟って、ロックチャンバとプロセスチャンバとを、例えば欧州特許第1571234号明細書(EP 1 571 234 B1)および国際公開第2009/000813号(WO 2009/000813)において公知であるよりも良好に、圧力に関して切り離し、ひいては搬入時間、すなわち、基板がロックチャンバ内に進入してから、プロセスチャンバ内に進入するまでの基板の搬送に要する時間を短縮することを可能にする。
有利には、モジュールの長さより短い長さを有する基板をコーティングする際、ロックチャンバ内の圧力に関する、第2のロックゲートが開放される圧力トリガポイント(Drucktriggerpunkt)は、圧力勾配なしの運転時より高く設定されることができ、ひいては搬入時間は、短縮され、ロックチャンバからポンプにより排気すべき空気量は、同様に減じられることができる。従来技術では、つまり、圧力勾配を使用しなければ、例えば約15mbarの圧力までの搬入チャンバの排気と、10 −2 mbarへのバッファチャンバの排気とが一般的である。本発明に係る方法では、搬入のために、チャンバの長さが従来技術と同じであれば、搬入チャンバは、例えば約36mbarの圧力までしか排気される必要がなく、その他の点では、ポンピングプログラムまたはポンピングステーションは、従来技術と変わりない。これにより、本発明に係る方法により、例えば従来技術と比べて15%短い搬入時間が達成される。
本方法の別の一実施の形態は、モジュールより小さい基板をコーティングすべく、第1のロックゲートを閉鎖しておいて、搬入ゲートを開放し、基板を搬入チャンバ内に搬送し、搬入ゲートを閉鎖し、搬入チャンバを予め決められた圧力まで排気し、第1のロックゲートを開放し、基板をバッファチャンバ内にフィードし、このとき、バッファチャンバ内に第2のロックゲートの領域において、搬入チャンバ内より低い圧力を調整し、第1のロックゲートを再び閉鎖し、バッファチャンバを、概ねプロセスチャンバの圧力に相当する圧力まで排気し、第2のロックゲートを開放し、基板をプロセスチャンバ内に搬送し、第2のロックゲートを閉鎖し、基板をプロセスチャンバ内で加工することを特徴とする。
本方法の別の一実施の形態は、モジュールより大きい基板をコーティングすべく、搬入ゲートと第1のロックゲートとを開放し、基板を搬入チャンバおよびバッファチャンバ内に搬送し、搬入ゲートを閉鎖し、搬入チャンバを予め決められた圧力まで排気し、バッファチャンバを第2のロックゲートの領域において、概ねプロセスチャンバの圧力に相当する予め決められた圧力まで排気し、第2のロックゲートを開放し、基板をプロセスチャンバ内に搬送し、これにより、プロセスチャンバ内で加工することを特徴とする。欧州特許第1571234号明細書(EP 1 571 234 B1)において公知の従来技術とは異なり、長尺の基板をコーティングするのに、バッファチャンバおよび搬入チャンバの圧力状況は、互いに適合されず、これによりサイクル時間は、短縮されることができる。
本方法の別の一実施の形態は、基板の後縁が第1のロックゲートを通過した後、後縁が第2のロックゲートをまだ通過しないうちに、第1のロックゲートを閉鎖することを特徴とし、その結果、第1のバッファチャンバの排気をより効率的に実施することができる。
本方法の別の一実施の形態は、基板の後縁が第2のロックゲートを通過した後、第2のロックゲートを閉鎖することを特徴とし、その結果、プロセスチャンバの排気をより効率的に実施することができる。
本方法の別の一実施の形態は、基板の後縁が第2のロックゲートを通過した後、第1のロックゲートを開放することを特徴とし、その結果、後続の基板をより迅速に第1のバッファチャンバ内に搬送することができる。
本方法の別の一実施の形態は、搬入ゲートが開放され、第1のロックゲートが開放されているときも、ロックチャンバに接続されたポンプの運転により、バッファチャンバ内に、第2のロックゲートの領域において、500mbar未満、好ましくは600mbar未満の圧力を、ロックチャンバ内に大気圧があるときに維持することを特徴とし、これにより、プロセスチャンバ内のプロセス真空をより高い確実性をもって維持し、コンタミネーションから保護することができる。
本方法の別の一実施の形態は、バッファチャンバ内に、第2のロックゲートの領域における圧力と、第1のロックゲートの領域における圧力との間に、第2のロックゲートの領域における圧力が、第1のロックゲートの領域における圧力より少なくとも2倍小さい圧力勾配を調整することを特徴とし、これにより、プロセスチャンバ内のプロセス真空をより高い確実性をもって維持し、コンタミネーションから保護することができる。好ましくは、2より遙かに高い係数、例えば10または200の係数が、ポンプによる排気サイクルの終わりに設定されていてもよい。
上で説明した基板の搬入時のプロセスに応じて、基板の搬出時のプロセスも行うことができることは、自明である。
搬入ゲートを有する搬入チャンバと、搬入チャンバに接続し、搬入チャンバから第1のロックゲートにより遮断可能な第1のバッファチャンバと、を備える、本発明に係るインライン式コーティング設備には、さらに、第1のバッファチャンバに接続し、バッファチャンバから第2のロックゲートにより遮断可能なプロセスチャンバと、プロセスチャンバに接続し、プロセスチャンバから第3のロックゲートにより遮断可能な第2のバッファチャンバと、第2のバッファチャンバに接続し、第2のバッファチャンバから第4のロックゲートにより遮断可能な、出口ゲートを有する搬出チャンバと、が設けられており、搬入チャンバと、バッファチャンバと、バッファチャンバと、搬出チャンバとは、予め決められたサイズまでの基板を収容するモジュールとして形成されており、基板は、コーティングのために搬入チャンバから第1のバッファチャンバを通してプロセスチャンバに、そしてプロセスチャンバから第2のバッファチャンバを通して搬出チャンバに搬送される。当該設備は、第1のバッファチャンバが、少なくとも1つのスリットダイヤフラムを有するスリット式ロック装置を有し、スリット式ロック装置により、第1のロックゲートが開放されているとき、圧力勾配を、第2のロックゲートの領域における圧力と、第1のロックゲートの領域における圧力との間に調整可能であることを特徴とする。第1のロックゲートが閉鎖されているとき、同様に圧力勾配を、第2のロックゲートの領域における圧力と、第1のロックゲートの領域における圧力との間に調整可能である。
本発明に係る設備は、本発明に係る方法に相当する利点を有する。
搬出用の相応のチャンバの寸法も、相応に搬出時に選択可能であり、本発明に包含されていることは、自明である。
以下に、本発明について、図面の実施例を参照しながら詳細に説明する。実施例から、本発明の別の態様および利点も看取可能である。
従来技術において公知の5−チャンバ−設備の断面を上から見た図である。 本発明に係るインライン式コーティング設備の断面を上から見た図である。
図1は、公知の5−チャンバ−コーティング設備を示しており、この公知の5−チャンバ−コーティング設備は、搬入チャンバ2と、バッファチャンバ21と、プロセスチャンバ3とを備え、プロセスチャンバ3は、トランスファチャンバ31と、スリットダイヤフラム懸架部18を有するスリットダイヤフラム30と、スリットダイヤフラム29およびスリットダイヤフラム懸架部19を有するトランスファチャンバ33とを有する。本来のプロセスチャンバ3は、一般に、同じ大きさの多数の個々のセグメントから構成されており、要求に応じて、内部でそれぞれのタスクを遂行することができるよう、多数のセグメントが互いに連結される。プロセスチャンバ3には、バッファチャンバ22が接続し、バッファチャンバ22には、搬出チャンバ4が接続している。基板を搬入するために、搬入チャンバ2は、ロックゲート60を有する。搬入チャンバ2とバッファチャンバ21とは、ロックゲート61により真空技術的に互いに隔離可能である。バッファチャンバ21とプロセスチャンバ3とは、ロックゲート64により真空技術的に互いに隔離可能である。プロセスチャンバ3とバッファチャンバ22とは、ロックゲート65により互いに隔離可能である一方、バッファチャンバ22と搬出チャンバ4とは、ロックゲート62により互いに隔離可能である。最後に搬出チャンバ4は、ゲート63を有する。チャンバ2,21,3,22および4内には、それぞれ、基板用の搬送装置が存在する。チャンバ2,21,3,22および4は、すべてポンプにより排気可能である。
搬入時、基板は、公知の設備では、まず搬入チャンバ2内に搬入され、搬入チャンバ2内の圧力は、約15mbarに減じられる。その後、バッファチャンバ21への基板の受け渡しが行われ、圧力は、プロセスチャンバ3内の圧力に近いレベルまでさらに減じられる。チャンバ2および21内では、ポンプによる排気が両チャンバ内で並行して実施可能であるので、サイクル時間は、3−チャンバ−設備の運転と比べて短縮可能である。
長尺の基板用に特別運転する場合、公知の5−チャンバ−設備は、3−チャンバ−設備として運転され、チャンバ2および21は、注気される。このとき、ゲート60は、開放され、ゲート61は、常に開放されたままである。その後、基板が、チャンバ2および21内にフィードされ、ゲート60は、再び閉鎖される。つまり、長尺の基板を加工するには、両チャンバ2,21のためのポンピングプログラムが適用され、その結果、チャンバ2,21は、両者とも大気圧から約0.05mbarまでポンプにより排気されるだけである。公知の設備では、チャンバ2のポンプセットは、大気圧から引くことができる複数のロータリポンプ(Drehschieberpumpe)からなる。チャンバ21のポンプセットは、ロータリポンプの他、約7mbarになって初めて作動可能なルーツポンプも含む。拡大された搬入チャンバ2および21を約0.05mbarまでポンプにより排気すべく、両ポンプセットは、順に使用され、5−チャンバ−標準運転のようには並行して作業せず、サイクル時間は長くなってしまう。
図2は、本発明に係るインライン式コーティング設備を示しており、本発明に係るインライン式コーティング設備は、搬入ゲート260を有する搬入チャンバ220と、搬入チャンバ220に接続し、搬入チャンバ220から第1のロックゲート261により遮断可能な第1のバッファチャンバ221と、バッファチャンバ221に接続し、バッファチャンバ221から第2のロックゲート264により遮断可能なプロセスチャンバ235と、プロセスチャンバ235に接続し、プロセスチャンバ235から第3のロックゲート265により遮断可能な第2のバッファチャンバ222と、第2のバッファチャンバ222に接続し、第2のバッファチャンバ222から第4のロックゲート262により遮断可能な、出口ゲート263を有する搬出チャンバ240と、を備え、搬入チャンバ220と、バッファチャンバ221と、バッファチャンバ222と、搬出チャンバ240とは、予め決められたサイズまでの基板を収容するモジュールとして形成されており、基板200は、コーティングのために搬入チャンバ220からバッファチャンバ221を通してプロセスチャンバ235に、そしてプロセスチャンバ235からバッファチャンバ222を通して搬出チャンバ240に搬送される。図2には、モジュールより大きい基板200を示してあり、基板200は、チャンバ220および221内に突入している。この方法およびこの設備が、このモジュールより小さい基板をコーティングするためにも好適であり、そのような基板のコーティングにも用いられることは、自明である。
バッファチャンバ221は、任意選択的なスリットダイヤフラム懸架部221cを有する少なくとも1つのスリットダイヤフラム221bを有するスリット式ロック装置を有する。好ましくは、スリット式ロック装置は、2つ以上のスリットダイヤフラムを有する。
プロセスチャンバ235は、従来技術において公知のプロセスチャンバ3と同様に形成されていることができる。有利には、プロセスチャンバ235は、スリットダイヤフラム懸架部218を有するスリットダイヤフラム230を有するトランスファチャンバ231と、スリットダイヤフラム229およびスリットダイヤフラム懸架部219を有するトランスファチャンバ233とを有する。
チャンバの排気用に、ポンプ接続部220a,221a,235a,222aおよび240aと、これらのポンプ接続部に接続される、図2には示さないポンプとが設けられている。さらなるポンプ接続部が設けられていてもよい。好ましくは、チャンバ220および/またはチャンバ240のポンプセットは、大気圧から引くことができる複数のロータリポンプを有する。チャンバ221および/またはチャンバ222のポンプセットは、好ましくはロータリポンプに加え、好ましくはルーツポンプも含み、ルーツポンプは、より低い圧力レベルに排気することができる。
少なくともチャンバ220は、通気装置(図2には図示せず)を有する。他のチャンバ221,235,222および240も、通気装置を有していてもよいことは、自明である。
さらにチャンバ220,221,235,222および240は、基板用の搬送装置を有し、かつ制御装置、特にポンプ運転、基板の搬送、ゲートの開閉およびプロセスチャンバ235内でのタスク遂行のための制御装置を装備している。
本発明により、第1のロックゲート261が開放されているときも、スリット式ロック装置により、圧力勾配が、第2のロックゲート264の領域における圧力と、第1のロックゲート261の領域における圧力との間に形成される。
この圧力勾配は、第2のロックゲート264の領域に、第1のロックゲート261の領域より低い値を有する。好ましくは、第2のロックゲート264の領域には、第1のロックゲート261の領域より2倍以上低い圧力が形成されている。第2のロックゲート264の領域に、第1のロックゲート261の領域よりも10倍、20倍、30倍、40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍低い圧力が、少なくとも第2のロックゲート264が開放される時点で形成されると、特に有利である。第1のロックゲート261の領域より100倍、150倍、200倍またはそれ以上低い圧力を第2のロックゲート264の領域に形成することも、可能である。
この圧力勾配は、基板の搬入プロセスの時間的経過中、動的に変化し、有利には、搬入プロセスの開始時、プロセスチャンバ235あるいはトランスファチャンバ231内への受け渡しの時点よりも低い。
この圧力勾配がとる値は、ポンプ出力と、バッファチャンバ221内に設けられたポンプ接続部の位置およびコンダクタンスと、スリット式ロック装置の構成、特にその長さおよび/または個々のスリットダイヤフラムのコンダクタンスあるいはスリット式ロック装置の総コンダクタンスとに依存している。
バッファチャンバ221は、有利には連続的に排気される。バッファチャンバ221は、特に有利には、搬入チャンバ220が通気され、ポンプによるバッファチャンバ221の排気が中断される時間インターバルを除いて、連続的に排気される。有利には、バッファチャンバ221は、搬入ゲート260が開放されているときも、排気される。
この設備は、好ましくは、サイクル時間でもって規則的に運転される。ここで、サイクル時間とは、搬入チャンバ220内への第1の基板の搬入から、第2の基板の搬入までに要する時間のことをいう。
チャンバモジュールの長さより短い長さの基板をコーティングするには、第1のロックゲート261を閉鎖し、搬入ゲート260を開放しておいて、基板を搬入チャンバ220内に搬送し、搬入ゲート260を閉鎖し、搬入チャンバ220を予め決められた圧力まで排気し、第1のロックゲート261を開放し、基板をバッファチャンバ221内にフィードし、このとき、バッファチャンバ221内にロックゲート264の領域において、搬入チャンバ220内より低い圧力を形成し、第1のロックゲート261を再び閉鎖し、バッファチャンバ221をより低い圧力、つまり、プロセスチャンバ235のトランスファチャンバ231内の圧力に概ね相当し得るいわゆるトランスファ圧力まで排気する。その後、第2のロックゲート264を開放し、基板をプロセスチャンバ235内に搬送し、第2のロックゲート264を閉鎖し、基板をプロセスチャンバ235内で加工する。
搬入チャンバ220は、搬入ゲート260が、改めて開放される前に、概ね大気圧に相当する圧力になるように通気される。つまり、搬入ゲート260は、大気トリガ圧に達すると、開放される。
プロセスチャンバ235内での基板の加工後、基板は、チャンバ222および240を経て設備から搬出される。このとき、チャンバ221と同様、チャンバ222内にも、スリットダイヤフラムを有するスリット式ロック装置が設けられていてもよい(図2には図示せず)ことは、自明である。而して、基板の搬出時、基板の搬入時と同様のプロセスを経ることができる。ロックゲート262の開放時、スリット式ロック装置により、圧力勾配が、ロックゲート265の領域における圧力と、ロックゲート262の領域における圧力との間に形成され得る。この圧力勾配は、ロックゲート265の領域に、ロックゲート262の領域より低い圧力値を与える。
有利には、バッファチャンバ222は、搬出ゲート263が開放されているときも、排気される。
モジュールより大きい基板200をコーティングするには、搬入ゲート260と第1のロックゲート261とを開放しておく。基板200を搬入チャンバ220およびバッファチャンバ221内に搬送し、搬入ゲート260を閉鎖し、搬入チャンバ220を予め決められた圧力まで排気する。バッファチャンバ221を第2のロックゲート264の領域においてより低い圧力、つまり、プロセスチャンバ235のトランスファチャンバ231内の圧力に概ね相当し得るいわゆるトランスファ圧力まで排気する。その後、第2のロックゲート264を開放し、基板200をプロセスチャンバ235内に搬送し、これにより、プロセスチャンバ235内で加工する。
長尺の基板200の搬出時、長尺の基板200の搬入時と同様のプロセスを経ることができる。
本発明の一実施の形態は、基板200の後縁200aが第1のロックゲート261を通過した後、後縁200aが第2のロックゲート264をまだ通過しないうちに、第1のロックゲート261を閉鎖することを特徴とする。
本発明の一実施の形態は、基板200の後縁200aが第2のロックゲート264を通過した後、第2のロックゲート264を閉鎖することを特徴とする。
本発明の別の一実施の形態は、基板200の後縁200aが第2のロックゲート264を通過し、ロックゲート264が閉鎖された後、第1のロックゲート261を開放することを特徴とする。
ロックチャンバ220は、搬入ゲート260が、特に新しい基板を搬入するために、改めて開放される前に、概ね大気圧に相当する圧力になるように通気される。つまり、搬入ゲート260は、大気トリガ圧に達すると、開放される。搬入チャンバ220の通気は、最も早くて、基板200の後縁200aがロックゲート261を通して搬送され、ロックゲート261が閉鎖されたときに実施される。ロックゲート261がまだ開放されている場合、通気は、ロックゲート264が閉鎖されて初めて実施される。
本発明の別の一実施の形態は、搬入ゲート260と第1のロックゲート261とが開放されているときも、バッファチャンバ221に接続されたポンプの運転により、バッファチャンバ221内において、第2のロックゲート264の領域における圧力と、第1のロックゲート261の領域における圧力との間に圧力勾配を維持することを特徴とする。好ましくは、而してバッファチャンバ221内に、第2のロックゲート264の領域において、約400mbar〜750mbarの圧力を維持するようにしてもよい。
さらに、バッファチャンバ221内には、第2のロックゲート264の領域における圧力と、第1のロックゲート261の領域における圧力との間に、第2のロックゲート264の領域における圧力が、第1のロックゲート261の領域における圧力より少なくとも2倍小さい圧力勾配を生ぜしめるようにしてもよい。
2 搬入チャンバ
3 プロセスチャンバ
4 搬出チャンバ
18 スリットダイヤフラム懸架部
19 スリットダイヤフラム懸架部
21 バッファチャンバ
22 バッファチャンバ
29 スリットダイヤフラム
30 スリットダイヤフラム
31 トランスファチャンバ
33 トランスファチャンバ
60 ロックゲート
61 ロックゲート
62 ロックゲート
63 ロックゲート
64 ロックゲート
65 ロックゲート
200 基板
218 スリットダイヤフラム懸架部
219 スリットダイヤフラム懸架部
220 搬入チャンバ
220a ポンプ接続部
221 バッファチャンバ
221a ポンプ接続部
221b スリットダイヤフラム
221c スリットダイヤフラム懸架部
222 バッファチャンバ
222a ポンプ接続部
229 スリットダイヤフラム
230 スリットダイヤフラム
231 トランスファチャンバ
233 トランスファチャンバ
235 プロセスチャンバ
240 搬出チャンバ
240a ポンプ接続部
260 ロックゲート
261 ロックゲート
262 ロックゲート
263 ロックゲート
264 ロックゲート
265 ロックゲート

Claims (10)

  1. インライン式コーティング設備を運転する方法であって、前記インライン式コーティング設備は、
    搬入ゲート(260)を有する搬入チャンバ(220)と、
    前記搬入チャンバ(220)に接続し、前記搬入チャンバ(220)から第1のロックゲート(261)により遮断可能な第1のバッファチャンバ(221)と、
    前記第1のバッファチャンバ(221)に接続し、前記第1のバッファチャンバ(221)から第2のロックゲート(264)により遮断可能なプロセスチャンバ(235)と、
    前記プロセスチャンバ(235)に接続し、前記プロセスチャンバ(235)から第3のロックゲート(265)により遮断可能な第2のバッファチャンバ(222)と、
    前記第2のバッファチャンバ(222)に接続し、前記第2のバッファチャンバ(222)から第4のロックゲート(262)により遮断可能な、出口ゲート(263)を有する搬出チャンバ(240)と、
    を有し、前記搬入チャンバ(220)と、前記第1のバッファチャンバ(221)と、前記第2のバッファチャンバ(222)と、前記搬出チャンバ(240)とは、予め決められたサイズまでの基板(200)を収容するモジュールとして形成されており、
    前記基板(200)は、コーティングのために前記搬入チャンバ(220)から前記第1のバッファチャンバ(221)を通して前記プロセスチャンバ(235)に、そして前記プロセスチャンバ(235)から前記第2のバッファチャンバ(222)を通して前記搬出チャンバ(240)に搬送され、
    前記第1のバッファチャンバ(221)は、少なくとも1つのスリットダイヤフラム(221b)を有するスリット式ロック装置を有し、前記スリット式ロック装置により、前記第1のロックゲート(261)が開放または閉鎖されているとき、前記第1のバッファチャンバ(221)内において、圧力勾配を、前記第2のロックゲート(264)の領域における圧力と、前記第1のロックゲート(261)の領域における圧力との間に形成する、
    方法において、
    前記搬入ゲート(260)が開放され、前記第1のロックゲート(261)が開放されているとき、前記第1のバッファチャンバ(221)に接続されたポンプの運転により、前記第1のバッファチャンバ(221)内において、前記第2のロックゲート(264)の領域における圧力と、前記第1のロックゲート(261)の領域における圧力との間に圧力勾配を維持する、
    ことを特徴とする、インライン式コーティング設備を運転する方法。
  2. モジュールより小さい基板をコーティングすべく、
    前記第1のロックゲート(261)を閉鎖し、
    前記搬入ゲート(260)を開放しておいて、
    基板を前記搬入チャンバ(220)内に搬送し、
    前記搬入ゲート(260)を閉鎖し、
    前記搬入チャンバ(220)を予め決められた圧力まで排気し、
    前記第1のロックゲート(261)を開放し、
    前記基板を前記第1のバッファチャンバ(221)内にフィードし、このとき、前記第1のバッファチャンバ(221)内に前記第2のロックゲート(264)の領域において、前記搬入チャンバ(220)内より低い圧力を形成し、
    前記第1のロックゲート(261)を再び閉鎖し、
    前記第1のバッファチャンバ(221)をトランスファ圧力まで排気し、前記第2のロックゲート(264)を開放し、
    前記基板を前記プロセスチャンバ(235)内に搬送し、
    前記第2のロックゲート(264)を閉鎖し、前記基板を前記プロセスチャンバ(235)内で加工する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 前記モジュールより大きい基板をコーティングすべく、
    前記搬入ゲート(260)と前記第1のロックゲート(261)とを開放し、
    基板を前記搬入チャンバ(220)および前記第1のバッファチャンバ(221)内に搬送し、このとき、前記第1のバッファチャンバ(221)内に前記第2のロックゲート(264)の領域において、前記搬入チャンバ(220)内より低い圧力を形成し、
    前記搬入ゲート(260)を閉鎖し、
    前記搬入チャンバ(220)を予め決められた圧力まで排気し、
    前記第1のバッファチャンバ(221)を前記第2のロックゲート(264)の領域においてトランスファ圧力まで排気し、
    前記第2のロックゲート(264)を開放し、前記基板(200)を前記プロセスチャンバ(235)内に搬送し、これにより、前記プロセスチャンバ(235)内で加工する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の方法。
  4. 前記基板(200)の後縁(200a)が前記第1のロックゲート(261)を通過した後、前記後縁(200a)が前記第2のロックゲート(264)をまだ通過しないうちに、前記第1のロックゲート(261)を閉鎖することを特徴とする、請求項3記載の方法。
  5. 前記基板(200)の後縁(200a)が前記第2のロックゲート(264)を通過した後、前記第2のロックゲート(264)を閉鎖することを特徴とする、請求項4記載の方法。
  6. 前記基板(200)の後縁(200a)が前記第2のロックゲート(264)を通過した後、前記第1のロックゲート(261)を開放することを特徴とする、請求項5記載の方法。
  7. 前記搬入ゲート(260)と前記第1のロックゲート(261)とが開放されているときも、前記第1のバッファチャンバ(221)内に、前記第2のロックゲート(264)の領域において、大気圧を下回る圧力を形成することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記第1のバッファチャンバ(221)に接続されたポンプを用いて前記第1のバッファチャンバ(221)の連続的な排気を行うことを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 前記第1のバッファチャンバ(221)内において、前記第2のロックゲート(264)の領域における圧力と、前記第1のロックゲート(261)の領域における圧力との間に、前記第2のロックゲート(264)の領域における圧力が、前記第1のロックゲート(261)の領域における圧力より少なくとも2倍小さい圧力勾配を形成することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. インライン式コーティング設備であって、
    搬入ゲート(260)を有する搬入チャンバ(220)と、
    前記搬入チャンバ(220)に接続し、前記搬入チャンバ(220)から第1のロックゲート(261)により遮断可能な第1のバッファチャンバ(221)と、
    前記第1のバッファチャンバ(221)に接続し、前記第1のバッファチャンバ(221)から第2のロックゲート(264)により遮断可能なプロセスチャンバ(235)と、
    前記プロセスチャンバ(235)に接続し、前記プロセスチャンバ(235)から第3のロックゲート(265)により遮断可能な第2のバッファチャンバ(222)と、
    前記第2のバッファチャンバ(222)に接続し、前記第2のバッファチャンバ(222)から第4のロックゲート(262)により遮断可能な、出口ゲート(263)を有する搬出チャンバ(240)と、
    を備え、前記搬入チャンバ(220)と、前記第1のバッファチャンバ(221)と、前記第2のバッファチャンバ(222)と、前記搬出チャンバ(240)とは、予め決められたサイズまでの基板(200)を収容するモジュールとして形成されており、
    前記基板(200)は、コーティングのために前記搬入チャンバ(220)から前記第1のバッファチャンバ(221)を通して前記プロセスチャンバ(235)に、そして前記プロセスチャンバ(235)から前記第2のバッファチャンバ(222)を通して前記搬出チャンバ(240)に搬送可能であり、
    前記第1のバッファチャンバ(221)は、少なくとも1つのスリットダイヤフラム(221b)を有するスリット式ロック装置を有し、前記スリット式ロック装置により、前記第1のロックゲート(261)が開放または閉鎖されているとき、圧力勾配を、前記第1のバッファチャンバ(221)内において、前記第2のロックゲート(264)の領域における圧力と、前記第1のロックゲート(261)の領域における圧力との間に形成可能である、
    インライン式コーティング設備において、
    前記搬入ゲート(260)が開放され、前記第1のロックゲート(261)が開放されているとき、前記第1のバッファチャンバ(221)に接続されたポンプの運転により、前記第1のバッファチャンバ(221)内において、前記第2のロックゲート(264)の領域における圧力と、前記第1のロックゲート(261)の領域における圧力との間に圧力勾配を維持することが可能である、
    ことを特徴とするインライン式コーティング設備。
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