JP5956754B2 - 真空排気システム - Google Patents

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Description

本発明は、半導体製造装置等の真空チャンバを真空排気するための真空排気システムに関するものである。
従来から真空下で、半導体製造プロセスにおける各種処理を行う半導体製造装置や電子線等を用いて各種試料を検査する検査装置などで真空チャンバが用いられている。真空チャンバは真空ポンプを備えた真空排気システムを用いて所定の真空度まで真空排気される。
上述の真空排気システムは、通常、真空チャンバに接続されるブースタポンプと、このブースタポンプに接続されるメインポンプとから構成されている。
しかしながら、処理対象となる半導体ウェハや液晶パネルなどの基板が大型化するにつれて真空チャンバが大型化し、排気時間を短縮または維持するためにはポンプ装置全体を大型化しなければならないという問題点がある。
特開2000−38999号公報
そこで、本発明者らは、従来の真空排気システムにおいてはポンプ装置全体が大型化して消費電力量が大きくなるため、図1に示すような真空排気システムを構築し、各ポンプユニットの消費電力値の解析を進めたものである。
図1は、本発明者らが実験を行った真空排気システムを示す模式図である。図1に示すように、真空排気システムは、ブースターポンプBPとメインポンプMPとからなる第1真空ポンプユニット1と、メインポンプMPからなる第2真空ポンプユニット2とを備えている。第1真空ポンプユニット1と第2真空ポンプユニット2は、それぞれバルブV2,V1を介して真空チャンバCHに配管接続されている。
図2は、真空チャンバの圧力、バルブV1,V2の開閉状態、各ポンプユニットの消費電力値の変動を示す図である。図2に示すように、バルブV1,V2は開(OPEN)と閉(CLOSE)の状態をとる開閉バルブである。図2に示すように、まず、プロセス1においてバルブV1,V2がCLOSEである時、真空チャンバCHの内圧は、当初、そのシステムの到達圧力であるが、搬入,搬出動作により内圧は大気圧まで上昇する。真空チャンバCHの圧力が大気圧に達した後、プロセス2においてバルブV1はOPEN、バルブV2はCLOSEとなり、第2真空ポンプユニット2がバルブV1を介して真空チャンバCH内のガスをある程度の圧力まで排気する。その後、プロセス3においてバルブV1がCLOSE、バルブV2がOPENとなり第1真空ポンプユニット1がバルブV2を介して再び真空チャンバCH内を排気する。これにより、真空チャンバCHの圧力はシステムの到達圧力まで減圧される。その後、プロセス4において対象物の処理を行う。そして、プロセス1〜4を繰り返す。
しかしながら、図1および図2に示す真空排気システムにおいては、真空排気システムの小型化は達成できるものの、システム全体の消費電力は低減できないという問題点があることが判明した。
本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、システム全体の消費電力を低減して省エネルギーの達成と真空チャンバの高速排気とを両立させ、装置全体のスループットを向上させることができる真空排気システムを提供することを目的とするものである。
上述の目的を達成するため、本発明の第1の態様は、真空チャンバ内のガスを排気する真空排気システムにおいて、前記真空チャンバに第1の開閉バルブを介して接続された第1真空ポンプユニットと、前記真空チャンバに第2の開閉バルブを介して接続された第2真空ポンプユニットとを備え、前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、第2真空ポンプユニットの排気側と第1真空ポンプユニットの吸気側の連通と、第2真空ポンプユニットの排気側と排気配管の連通とを選択可能に構成し、第1の開閉バルブを開き、第2の開閉バルブを閉じ、第2真空ポンプユニットを運転し、第2真空ポンプユニットの排気側と第1真空ポンプユニットの吸気側を連通し、第2真空ポンプユニットの排気側と排気配管との連通を遮断した状態で、第1真空ポンプユニットを運転することにより、真空チャンバの排気を行うように構成したことを特徴とする。
本発明の第2の態様は、複数の真空チャンバ内のガスを排気する真空排気システムにおいて、前記複数の真空チャンバに1対1で対応して設けられ、それぞれ開閉バルブを介して接続された複数の第1真空ポンプユニットと、前記複数の真空チャンバに開閉バルブを介して接続された1台の第2真空ポンプユニットとを備え、前記1台の第2真空ポンプユニットで複数の真空チャンバを排気するように構成し、前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を少なくとも一つの前記第1真空ポンプユニットの吸気側に接続し、他方を排気配管に接続したことを特徴とする。
本発明の第3の態様は、真空チャンバ内のガスを排気する真空排気システムにおいて、前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第1真空ポンプユニットと、前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第2真空ポンプユニットとを備え、前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を前記第1真空ポンプユニットの吸気側に接続し、他方を排気配管に接続し、前記第1真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の内径は、前記第2真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の内径と比べて大きく設定されていることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、真空チャンバ内のガスを排気する真空排気システムにおいて、前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第1真空ポンプユニットと、前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第2真空ポンプユニットとを備え、前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を前記第1真空ポンプユニットの吸気側に接続し、他方を排気配管に接続し、前記第1真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の長さは、前記第2真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の長さと比べて短く設定されていることを特徴とする。
本発明の第5の態様は、真空チャンバ内のガスを排気する真空排気システムにおいて、前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第1真空ポンプユニットと、前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第2真空ポンプユニットとを備え、前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を前記第1真空ポンプユニットの吸気側に接続し、他方を排気配管に接続し、前記真空チャンバ内のガスを前記第2真空ポンプユニットで排気した後に、前記第1真空ポンプユニットで排気することを特徴とする。
本発明の第6の態様は、真空チャンバ内のガスを排気する真空排気システムにおいて、前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第1真空ポンプユニットと、前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第2真空ポンプユニットとを備え、前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を前記第1真空ポンプユニットの吸気側に接続し、他方を排気配管に接続し、前記第1真空ポンプユニットは直列に接続された2つの真空ポンプを含み、前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を前記第1真空ポンプユニットの排気側ポンプの吸気口に接続し、他方を排気配管に接続したことを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記第1真空ポンプユニットは直列に接続された2つの真空ポンプを含み、前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を前記第1真空ポンプユニットの排気側ポンプの吸気口に接続し、他方を排気配管に接続したことを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記第1真空ポンプユニットおよび前記第2真空ポンプユニットは、二軸容積型ドライ真空ポンプからなることを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記第2真空ポンプユニットの内部圧縮比は、1〜3であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記第1真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の内径は、前記第2真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の内径と比べて大きく設定されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記第1真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の長さは、前記第2真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の長さと比べて短く設定されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記真空チャンバ内のガスを前記第2真空ポンプユニットで排気した後に、前記第1真空ポンプユニットで排気することを特徴とする。
本発明は、以下に列挙する効果を奏する。
(1)第2真空ポンプユニットを備えることにより、真空排気システムの小型化と高速排気を達成できる。
(2)待機運転時の第2真空ポンプユニットの背圧を制御することにより、消費電力量を低減し省エネルギーな真空排気システムを提供することができる。
(3)上記(1)と(2)を両立させることにより、高真空でのプロセス処理と大気圧での工程を繰り返すプロセス装置において、スループットの向上と省エネルギーを達成することができる。
図1は、本発明者らが実験を行った真空排気システムを示す模式図である。 図2は、真空チャンバの圧力、バルブの開閉状態、各ポンプユニットの消費電力値の変動を示す図である。 図3は、本発明に係る真空排気システムの基本構成を示す模式図である。 図4は、真空チャンバの圧力、バルブVの開閉状態、各ポンプユニットの消費電力値の変動を示す図である。 図5は、本発明に係る真空排気システムの他の実施形態を示す模式図である。 図6は、図5に示すシステムにおける真空チャンバの圧力、バルブの開閉状態、各ポンプユニットの消費電力値の変動を示す図である。 図7は、真空チャンバを2個設け、2つの真空チャンバに第1真空ポンプユニットを各1台接続し、2つの真空チャンバに1台の第2真空ポンプユニットを接続した実施形態を示す模式図である。 図8は、図7に示すシステムにおける真空チャンバの圧力、バルブの開閉状態、各ポンプユニットの消費電力値の変動を示す図である。
以下、本発明に係る真空排気システムの実施形態を図3乃至図8を参照して説明する。図3乃至図8において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図3(a)は、本発明に係る真空排気システムの基本構成を示す模式図である。図3(a)に示すように、真空排気システムは、ブースターポンプBPとメインポンプMPとからなる第1真空ポンプユニット1と、メインポンプMPからなる第2真空ポンプユニット2とを備えている。第1真空ポンプユニット1と第2真空ポンプユニット2は、それぞれバルブV2,V1を介して真空チャンバCHに配管接続されている。第1真空ポンプユニット1と真空チャンバCHとを接続する配管3の内径は、第2真空ポンプユニット2と真空チャンバCHとを接続する配管4の内径と比べて大きく設定されており、これにより第1真空ポンプユニット1の希薄ガス排気性能を向上させている。また、第1真空ポンプユニット1の吸気口側と第2真空ポンプユニット2の排気口側とは、配管5およびバルブV3を介して接続されており、これにより第2真空ポンプユニット2の背圧を制御可能としている。バルブV3は三方弁から構成されている。
上記プロセス1〜4において、プロセス1は10秒、プロセス2は10秒、プロセス3は10秒、プロセス4は10〜50秒である。プロセスの1サイクルが40秒から10分間以内の場合は、ポンプの加減速時間を考慮して第2真空ポンプユニット2の回転速度を維持する方が好ましい。
図3(a)に示すように、第2真空ポンプユニット2にバルブV4を介してシール用Nまたは乾燥空気を導入する管路を設け、バルブV2が閉じている時にバルブV4を開き、シール用Nまたは乾燥空気を導入するようにしてもよい。
図3(a)で示した実施形態においては、バルブV3として三方弁を使用したが、図3(b)に示すように、第2真空ポンプユニット2の排気側と第1真空ポンプユニット1の吸気側とを接続する配管5に2つのバルブV3−1,V3−2を設け、いずれか一方のバルブを開とし、他方のバルブを閉とする制御を行ってもよい。
また、図3(a)で示した実施形態においては、第1真空ポンプユニット1をブースターポンプBPとメインポンプMPとで構成したが、図3(c)に示すように、第1真空ポンプユニット1をメインポンプMPのみで構成してもよい。
図4は、真空チャンバの圧力、バルブV1,V2,V3の開閉状態、各ポンプユニットの消費電力値の変動を示す図である。図4に示すように、バルブV1,V2は開(OPEN)と閉(CLOSE)の状態をとる開閉バルブであり、バルブV3は図3(a)においてA方向とB方向との連通を切り換えることができる三方弁である。図4に示すように、まず、プロセス1においてバルブV1,V2がCLOSEで、バルブV3がB方向である時、真空チャンバCHの内圧は、当初、そのシステムの到達圧力であるが、搬入,搬出動作により内圧は大気圧まで上昇する。真空チャンバCHの圧力が大気圧に達した後、プロセス2においてバルブV1はOPEN、バルブV2はCLOSE、バルブV3はA方向に切り換わり、第2真空ポンプユニット2がバルブV1を介して真空チャンバCH内のガスをある程度の圧力まで排気する。その後、プロセス3においてバルブV1がCLOSE、バルブV2がOPEN、バルブV3がB方向に切り換わり、第1真空ポンプユニット1がバルブV2を介して再び真空チャンバCH内を排気する。これにより、真空チャンバCHの圧力はシステムの到達圧力まで減圧される。このとき、同時に、バルブV3を介して第2真空ポンプユニット2の背圧が第1真空ポンプユニット1の吸気口の圧力まで減圧される。そのため、第2真空ポンプユニット2はガス圧縮仕事量が減少し、消費電力を従来に比べ大幅に低減できる。その後、プロセス4において対象物の処理を行う。そして、プロセス1〜4を繰り返す。
図5は、本発明に係る真空排気システムの他の実施形態を示す模式図である。図5に示すように、本実施形態の真空排気システムにおいては、第1真空ポンプユニット1のメインポンプの吸気側と第2真空ポンプユニット2の排気側とは、配管5およびバルブV3を介して接続されており、これにより第2真空ポンプユニット2の背圧を制御可能としている。バルブV3が三方弁から構成されていることは、図3(a)に示す真空排気システムと同様である。
図6は、図5に示すシステムにおける真空チャンバの圧力、バルブV1,V2,V3の開閉状態、各ポンプユニットの消費電力値の変動を示す図である。図6に示すように、バルブV1,V2は開(OPEN)と閉(CLOSE)の状態をとる開閉バルブであり、バルブV3は図5においてA方向とB方向との連通を切り換えることができる三方弁である。図6に示すように、まず、プロセス1においてバルブV1,V2がCLOSEで、バルブV3がB方向である時、真空チャンバCHの内圧は、当初、そのシステムの到達圧力であるが、搬入,搬出動作により内圧は大気圧まで上昇する。真空チャンバCHの圧力が大気圧に達した後、プロセス2においてバルブV1はOPEN、バルブV2はCLOSE、バルブV3はA方向に切り換わり、第2真空ポンプユニット2がバルブV1を介して真空チャンバCH内のガスをある程度の圧力まで排気する。その後、プロセス3においてバルブV1がCLOSE、バルブV2がOPEN、バルブV3がB方向に切り換わり、第1真空ポンプユニット1がバルブV2を介して再び真空チャンバCH内を排気する。これにより、真空チャンバCHの圧力はシステムの到達圧力まで減圧される。このとき、同時に、バルブV3を介して第2真空ポンプユニット2の背圧が第1真空ポンプユニット1のブースターポンプBPの排気口の圧力まで減圧される。そのため、第2真空ポンプユニット2はガス圧縮仕事量が減少し、消費電力を従来に比べ大幅に低減できる。その後、プロセス4において対象物の処理を行う。そして、プロセス1〜4を繰り返す。
図3乃至図6に示す真空排気システムは、大気側の排気速度が大きい第2真空ポンプユニット2と、第2真空ポンプユニット2と比較すると高真空側の排気速度が大きく、到達圧力が0.5Pa程度の第1真空ポンプユニット1とを組み合わせて使用する真空排気システムであり、第2真空ポンプユニット2の排気側に排気出口を切り換えることが可能なバルブV3を設け、該バルブV3の一方の出口を第1真空ポンプユニット1の吸気側に接続し、他方の出口を大気側に接続している真空排気システムである。
図7は、真空チャンバを2個設け、2つの真空チャンバCH1,CH2にそれぞれ第1真空ポンプユニット1,1’を接続し、2つの真空チャンバCH1,CH2に1台の第2真空ポンプユニット2を接続した実施形態を示す模式図である。図7に示す実施形態においては、真空チャンバCH1,CH2のいずれかが大気圧の時に第2真空ポンプユニット2の排気側を排気配管に接続し、それ以外の状態では第2真空ポンプユニット2の排気側を第1真空ポンプユニット1,1’の吸気側に接続する。なお、図7では2つの第1真空ポンプユニットについて符号1および1’を使用しているが、2つの第1真空ポンプユニットは同一の機能を有するものである。また、バルブV1,V2とバルブV1’,V2’についても同様である。
図8は、図7に示すシステムにおける真空チャンバCH1,CH2の圧力、バルブV1,V2,V1’,V2’,V3の開閉状態、各ポンプユニットの消費電力値の変動を示す図である。
大気側の排気速度が大きい第2真空ポンプユニット2として以下のポンプが好適である。
1)二軸容積型ドライポンプ(ルーツ、スクリュー、クロー)で吸気側の理論排気速度と排気側の理論排気速度の比が1〜3のポンプである。
2)例として好適な容積型ドライポンプは、3段型のルーツ式ドライポンプであり、圧縮比2.5である。また前記ポンプとしては、最大排気速度4000〜8000L/min、大気側排気速度3000〜6000L/min、到達時消費動力4〜8kW、到達圧力は100〜5000Pa程度が好ましい。
高真空側の排気速度が大きく、到達真空度が高い第1真空ポンプユニット1として以下のポンプが好適である。
1)容積型ドライポンプ(ルーツ、スクリュー、クロー)で吸気側の理論排気速度と排気側の理論排気速度の比が5〜200であり、好ましくは100〜200である。ポンプロータの段間に逆止弁を入れて、大気側での実効排気速度を向上させてもよい。
2)例として好適な容積型ドライポンプは、単段のルーツ式ドライポンプと5段型のルーツ式ドライポンプを組み合わせたポンプである。また前記ポンプとしては、吸気側の理論排気速度20000L/min、排気側の理論排気速度500L/min、到達時消費動力0.75kW、到達圧力0.1〜1Paが好ましい。
プロセス装置を含む真空排気システム全体の仕様の一例を以下に記す。
1)真空チャンバ容積80〜200L、必要圧力0.5〜1.0Paである。
2)高真空側配管は100A×0.3m、大気側配管は50A×1mである。高真空側は、配管径を大きく、短くすることで必要な圧力を到達するのに必要な時間を短縮する。大気側は、コンダクタンス影響が小さいので配管の径が細かったり、長さが長くとも問題はない。
3)真空チャンバ内で行うプロセスは、被処理物表面に対して金属皮膜及びその保護膜の薄膜形成である。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。
1 第1真空ポンプユニット
2 第2真空ポンプユニット
3,4,5 配管
CH 真空チャンバ
BP ブースターポンプ
MP メインポンプ
V1,V2,V3,V3−1,V3−2,V4 バルブ

Claims (12)

  1. 真空チャンバ内のガスを排気する真空排気システムにおいて、
    前記真空チャンバに第1の開閉バルブを介して接続された第1真空ポンプユニットと、
    前記真空チャンバに第2の開閉バルブを介して接続された第2真空ポンプユニットとを備え、
    前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、第2真空ポンプユニットの排気側と第1真空ポンプユニットの吸気側の連通と、第2真空ポンプユニットの排気側と排気配管の連通とを選択可能に構成し、
    第1の開閉バルブを開き、第2の開閉バルブを閉じ、第2真空ポンプユニットを運転し、第2真空ポンプユニットの排気側と第1真空ポンプユニットの吸気側を連通し、第2真空ポンプユニットの排気側と排気配管との連通を遮断した状態で、第1真空ポンプユニットを運転することにより、真空チャンバの排気を行うように構成したことを特徴とする真空排気システム。
  2. 複数の真空チャンバ内のガスを排気する真空排気システムにおいて、
    前記複数の真空チャンバに1対1で対応して設けられ、それぞれ開閉バルブを介して接続された複数の第1真空ポンプユニットと、
    前記複数の真空チャンバに開閉バルブを介して接続された1台の第2真空ポンプユニットとを備え、
    前記1台の第2真空ポンプユニットで複数の真空チャンバを排気するように構成し、
    前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を少なくとも一つの前記第1真空ポンプユニットの吸気側に接続し、他方を排気配管に接続したことを特徴とする真空排気システム。
  3. 真空チャンバ内のガスを排気する真空排気システムにおいて、
    前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第1真空ポンプユニットと、
    前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第2真空ポンプユニットとを備え、
    前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を前記第1真空ポンプユニットの吸気側に接続し、他方を排気配管に接続し、
    前記第1真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の内径は、前記第2真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の内径と比べて大きく設定されていることを特徴とする真空排気システム。
  4. 真空チャンバ内のガスを排気する真空排気システムにおいて、
    前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第1真空ポンプユニットと、
    前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第2真空ポンプユニットとを備え、
    前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を前記第1真空ポンプユニットの吸気側に接続し、他方を排気配管に接続し、
    前記第1真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の長さは、前記第2真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の長さと比べて短く設定されていることを特徴とする真空排気システム。
  5. 真空チャンバ内のガスを排気する真空排気システムにおいて、
    前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第1真空ポンプユニットと、
    前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第2真空ポンプユニットとを備え、
    前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を前記第1真空ポンプユニットの吸気側に接続し、他方を排気配管に接続し、
    前記真空チャンバ内のガスを前記第2真空ポンプユニットで排気した後に、前記第1真空ポンプユニットで排気することを特徴とする真空排気システム。
  6. 真空チャンバ内のガスを排気する真空排気システムにおいて、
    前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第1真空ポンプユニットと、
    前記真空チャンバに開閉バルブを介して接続された第2真空ポンプユニットとを備え、
    前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を前記第1真空ポンプユニットの吸気側に接続し、他方を排気配管に接続し、
    前記第1真空ポンプユニットは直列に接続された2つの真空ポンプを含み、前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を前記第1真空ポンプユニットの排気側ポンプの吸気口に接続し、他方を排気配管に接続したことを特徴とする真空排気システム。
  7. 前記第1真空ポンプユニットは直列に接続された2つの真空ポンプを含み、前記第2真空ポンプユニットの排気側を分岐させ、一方を前記第1真空ポンプユニットの排気側ポンプの吸気口に接続し、他方を排気配管に接続したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の真空排気システム。
  8. 前記第1真空ポンプユニットおよび前記第2真空ポンプユニットは、二軸容積型ドライ真空ポンプからなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の真空排気システム。
  9. 前記第2真空ポンプユニットの内部圧縮比は、1〜3であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の真空排気システム。
  10. 前記第1真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の内径は、前記第2真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の内径と比べて大きく設定されていることを特徴とする請求項1、2、4乃至のいずれか1項に記載の真空排気システム。
  11. 前記第1真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の長さは、前記第2真空ポンプユニットと前記真空チャンバとを接続する配管の長さと比べて短く設定されていることを特徴とする請求項1乃至3、5乃至10のいずれか1項に記載の真空排気システム。
  12. 前記真空チャンバ内のガスを前記第2真空ポンプユニットで排気した後に、前記第1真空ポンプユニットで排気することを特徴とする請求項1乃至4、6乃至11のいずれか1項に記載の真空排気システム。
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