JPH09137786A - 真空引き装置 - Google Patents
真空引き装置Info
- Publication number
- JPH09137786A JPH09137786A JP31847895A JP31847895A JPH09137786A JP H09137786 A JPH09137786 A JP H09137786A JP 31847895 A JP31847895 A JP 31847895A JP 31847895 A JP31847895 A JP 31847895A JP H09137786 A JPH09137786 A JP H09137786A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stage
- vacuum pump
- switching valve
- gas
- discharge pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多段真空ポンプ10の設計圧力比を低減してそ
のコストを低減するとともにその消費動力を節減する。 【解決手段】 被真空機器3と多段真空ポンプ10の各段
1、2の入口とを結ぶ吸込管41、42と各段1、2の出口
を大気に連通する吐出管61、62を設ける。そして、各吸
込管41、42に開閉弁51、52を介装するとともに前段1の
出口を後段2の入口又は大気に選択的に連通させる切換
弁8、9を設けた。
のコストを低減するとともにその消費動力を節減する。 【解決手段】 被真空機器3と多段真空ポンプ10の各段
1、2の入口とを結ぶ吸込管41、42と各段1、2の出口
を大気に連通する吐出管61、62を設ける。そして、各吸
込管41、42に開閉弁51、52を介装するとともに前段1の
出口を後段2の入口又は大気に選択的に連通させる切換
弁8、9を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンク等の被真空機
器内のガスを吸引することにより減圧する多段真空ポン
プを具備する真空引き装置に関する。
器内のガスを吸引することにより減圧する多段真空ポン
プを具備する真空引き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種真空引き装置の1例が図3
に示されている。多段真空ポンプ10を運転すると、タン
ク3内のガスが吸込管4及びこれに介装された開閉弁5
を通って多段真空ポンプ10の第1段1に吸引されてここ
で昇圧され、次いで、接続通路7を通って第2段2に吸
引されてここで再び昇圧された後、吐出管6を経て大気
中に放出される。
に示されている。多段真空ポンプ10を運転すると、タン
ク3内のガスが吸込管4及びこれに介装された開閉弁5
を通って多段真空ポンプ10の第1段1に吸引されてここ
で昇圧され、次いで、接続通路7を通って第2段2に吸
引されてここで再び昇圧された後、吐出管6を経て大気
中に放出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の真空引き装
置によってタンク3内の圧力を1.0ataから0.25ata まで
減圧する場合、真空ポンプ10の運転開始直後は、図4に
示すように、圧力比が1.0 で低いが、吸引終了直前には
圧力比が4.0 となる。
置によってタンク3内の圧力を1.0ataから0.25ata まで
減圧する場合、真空ポンプ10の運転開始直後は、図4に
示すように、圧力比が1.0 で低いが、吸引終了直前には
圧力比が4.0 となる。
【0004】多段真空ポンプ10は圧力比が最大のとき、
即ち、圧力比4.0 に対応できるように設計されているた
め、タンク3内の圧力が0.25ata より高い間は多段真空
ポンプ10はガスを過剰に昇圧し、これによって図4に斜
線で示す動力が無駄に消費されるという問題があった。
即ち、圧力比4.0 に対応できるように設計されているた
め、タンク3内の圧力が0.25ata より高い間は多段真空
ポンプ10はガスを過剰に昇圧し、これによって図4に斜
線で示す動力が無駄に消費されるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、被真空機器と多段真空ポンプの各段の入口とを
結ぶ吸込管と各段の出口を大気に連通する吐出管を設
け、上記吸込管に開閉弁を介装するとともに上記多段真
空ポンプの前段の出口を後段の入口又は大気に選択的に
連通させる切換弁を設けたことを特徴とする真空引き装
置にある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、被真空機器と多段真空ポンプの各段の入口とを
結ぶ吸込管と各段の出口を大気に連通する吐出管を設
け、上記吸込管に開閉弁を介装するとともに上記多段真
空ポンプの前段の出口を後段の入口又は大気に選択的に
連通させる切換弁を設けたことを特徴とする真空引き装
置にある。
【0006】しかして、吸引開始時には各開閉弁を開と
して被真空機器内のガスを吸込管を経て多段真空ポンプ
の各段に吸引して各吐出管から大気に放出する。被真空
機器内のガス圧力が所定値以下に低下したとき、切換弁
を切り換えることにより被真空機器内のガスを多段真空
ポンプの前段に吸引して昇圧した後、後段に吸引して更
に昇圧し、これを順次繰り返して最終段の吐出管から大
気に放出する。
して被真空機器内のガスを吸込管を経て多段真空ポンプ
の各段に吸引して各吐出管から大気に放出する。被真空
機器内のガス圧力が所定値以下に低下したとき、切換弁
を切り換えることにより被真空機器内のガスを多段真空
ポンプの前段に吸引して昇圧した後、後段に吸引して更
に昇圧し、これを順次繰り返して最終段の吐出管から大
気に放出する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1に示され
ている。タンク3と多段真空ポンプ10の各段1、2の入
口とを結ぶ吸込管41、42にはそれぞれ開閉弁51、52が介
装されている。
ている。タンク3と多段真空ポンプ10の各段1、2の入
口とを結ぶ吸込管41、42にはそれぞれ開閉弁51、52が介
装されている。
【0008】第1段1の出口は吐出管61に接続されると
ともに接続通路7を介して第2段2の入口と連通せしめ
られ、吐出管61には切換弁9が介装され、接続通路7に
は切換弁8が介装されている。第2段2の出口は吐出管
62に接続されている。
ともに接続通路7を介して第2段2の入口と連通せしめ
られ、吐出管61には切換弁9が介装され、接続通路7に
は切換弁8が介装されている。第2段2の出口は吐出管
62に接続されている。
【0009】多段真空ポンプ10を運転すると、タンク3
内のガスは吸込管41、開閉弁51を経て多段真空ポンプ10
の第1段1に吸引されここで昇圧された後、吐出管61、
切換弁9を経て大気に放出されると同時に吸込管42、開
閉弁52を経て多段真空ポンプ10の第2段2に吸引されて
昇圧された後、吐出管62を経て大気に放出される。
内のガスは吸込管41、開閉弁51を経て多段真空ポンプ10
の第1段1に吸引されここで昇圧された後、吐出管61、
切換弁9を経て大気に放出されると同時に吸込管42、開
閉弁52を経て多段真空ポンプ10の第2段2に吸引されて
昇圧された後、吐出管62を経て大気に放出される。
【0010】これによってタンク3内のガス圧力が0.5a
taに低下したとき、開閉弁52、切換弁9を閉とし、切換
弁8を開とする。すると、タンク3内のガスは吸込管4
1、開閉弁51を経て第1段1に吸引されて昇圧され、次
いで、接続通路7、切換弁8を経て第2段2に吸引され
て更に昇圧された後、吐出管62から大気に放出される。
taに低下したとき、開閉弁52、切換弁9を閉とし、切換
弁8を開とする。すると、タンク3内のガスは吸込管4
1、開閉弁51を経て第1段1に吸引されて昇圧され、次
いで、接続通路7、切換弁8を経て第2段2に吸引され
て更に昇圧された後、吐出管62から大気に放出される。
【0011】かくして、多段真空ポンプ10の消費動力は
図2に斜線で示されるようになり、従来のものに比し大
巾に低減できる。
図2に斜線で示されるようになり、従来のものに比し大
巾に低減できる。
【0012】なお、切換弁8及び9に代えて1の三方切
換弁を用いることができる。以上、本発明を2段真空ポ
ンプを有するものに適用した例について説明したが、3
段以上の多段真空ポンプを有するものにも適用しうるこ
とは勿論である。
換弁を用いることができる。以上、本発明を2段真空ポ
ンプを有するものに適用した例について説明したが、3
段以上の多段真空ポンプを有するものにも適用しうるこ
とは勿論である。
【0013】
【発明の効果】本発明においては、吸引開始時には各開
閉弁を開として被真空機器内のガスを吸込管を経て多段
真空ポンプの各段に吸引して各吐出管から大気に放出
し、被真空機器内のガス圧力が所定値以下に低下したと
き、切換弁を切り換えることにより被真空機器内のガス
を多段真空ポンプの前段に吸引して昇圧した後、後段に
吸引して更に昇圧し、これを順次繰り返して最終段の吐
出管から大気に放出するので、多段真空ポンプの圧力比
を小さく設定できるとともにその消費動力を大巾に低減
できる。
閉弁を開として被真空機器内のガスを吸込管を経て多段
真空ポンプの各段に吸引して各吐出管から大気に放出
し、被真空機器内のガス圧力が所定値以下に低下したと
き、切換弁を切り換えることにより被真空機器内のガス
を多段真空ポンプの前段に吸引して昇圧した後、後段に
吸引して更に昇圧し、これを順次繰り返して最終段の吐
出管から大気に放出するので、多段真空ポンプの圧力比
を小さく設定できるとともにその消費動力を大巾に低減
できる。
【図1】本発明の実施形態を示す系統図である。
【図2】上記実施形態の消費動力を示す線図である。
【図3】従来の真空引き装置の系統図である。
【図4】従来の真空引き装置の消費動力を示す線図であ
る。
る。
3 被真空機器 10 多段真空ポンプ 1 第1段 2 第2段 41、42 吸込管 51、52 開閉弁 61、62 吐出管 8、9 切換弁 7 接続通路
Claims (1)
- 【請求項1】 被真空機器と多段真空ポンプの各段の入
口とを結ぶ吸込管と各段の出口を大気に連通する吐出管
を設け、上記吸込管に開閉弁を介装するとともに上記多
段真空ポンプの前段の出口を後段の入口又は大気に選択
的に連通させる切換弁を設けたことを特徴とする真空引
き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31847895A JPH09137786A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 真空引き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31847895A JPH09137786A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 真空引き装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09137786A true JPH09137786A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=18099567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31847895A Withdrawn JPH09137786A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 真空引き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09137786A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2883934A1 (fr) * | 2005-04-05 | 2006-10-06 | Alcatel Sa | Pompage rapide d'enceinte avec limitation d'energie |
JP2013142293A (ja) * | 2012-01-06 | 2013-07-22 | Ebara Corp | 真空排気システム |
-
1995
- 1995-11-14 JP JP31847895A patent/JPH09137786A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2883934A1 (fr) * | 2005-04-05 | 2006-10-06 | Alcatel Sa | Pompage rapide d'enceinte avec limitation d'energie |
JP2013142293A (ja) * | 2012-01-06 | 2013-07-22 | Ebara Corp | 真空排気システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030204 |