JPS601768Y2 - 多段真空脱ガス装置 - Google Patents

多段真空脱ガス装置

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JPS601768Y2
JPS601768Y2 JP5052180U JP5052180U JPS601768Y2 JP S601768 Y2 JPS601768 Y2 JP S601768Y2 JP 5052180 U JP5052180 U JP 5052180U JP 5052180 U JP5052180 U JP 5052180U JP S601768 Y2 JPS601768 Y2 JP S601768Y2
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JP
Japan
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degassing
gas
vacuum
stage
chamber
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JP5052180U
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JPS56151612U (ja
Inventor
正明 加藤
Original Assignee
株式会社 粟村製作所
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Publication date
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、省エネルギー的な多段真空脱ガス装置の構成
に関する。
水、あるいは海水等の液体中に溶解する空気等の不凝縮
ガスを除去するため、内部を数個の脱ガス室に区画し、
脱ガス室に設けたガス抽気口を真空排気装置に連結、抽
気する多段真空脱ガス装置が採用されている。
これ等に使用する真空排気装置としては、蒸気エゼクタ
−1あるいは機械的真空ポンプ等、種々の真空排気装置
が使用されるが、近時、運転、保全の優位性、および省
エネルギー的見地から前段にガスエゼクタ−を設置した
水封式真空ポンプが使用される。
しかし、多段真空脱ガス装置においては、各説ガス室の
真空度は前段から後段に移るに従って漸次高真空になる
ため、従来の真空排気装置としてガスエゼクタ−を前置
した水封式真空ポンプを使用する多段真空脱ガス装置は
、最終段の脱ガス室の真空度に適応する吸入圧を有する
ガスエゼクタ−を前置した水封式真空ポンプを設置し、
これより前段の脱ガス室の抽気は、抽気口と前記ガスエ
ゼクタ−の中間に圧力調節弁を設置することにより各説
ガス室を所定の真空度に調節する。
すなわち、最終段の脱ガス室の抽気口をガスエゼクタ−
を前置した水封式真空ポンプと直結し、その前段の各説
ガス室の抽気口は圧力調節弁を介して前記ガスエゼクタ
−を前置した水封式真空ポンプと連結する。
従って、従来のガスエゼクタ−を前置した水封式真空ポ
ンプを使用する多段真空脱ガス装置においては、最終段
より前段の各説ガス室の低真空のガスは、更により高真
空の最終段の真空度まで膨張された後真空ポンプに吸入
されるため、それだけ水封式真空ポンプの負荷が大きく
なり、抽気ガス量当りの所要動力が非常に大きくなる。
本考案は、上記のような欠点を解決した省エネルギー的
な多段真空脱ガス装置を提供するものである。
以下、本考案を実施例につき図面にもとづいて説明する
脱ガス缶1は仕切板2により2個の脱ガス室AXBに区
画される。
脱ガス室Aの上部には、ガス抽気口3、および水をフラ
ッシュさせるノズル4を備えた被処理水供給管5が設け
られ、下部には、溜室6の水を更に脱ガス室B内にフラ
ッシュさせるためのノズル7を備えたUシールされた導
管8が設けられ、脱ガス室Aで脱気された水が圧力差に
より脱ガス室Bに供給されるように構成される。
9は脱ガス室Bに設けられたガス抽気口で、10は溜室
11の脱気された処理水を取出す処理水出口管で取出し
ポンプ12に連結される。
ガスエゼクタ−13は抽気口3と、ガスエゼクタ−14
は抽気口9と連結され、それぞれ空気により駆動され脱
ガス室AおよびB内を所定の真空度に保持すると共に、
その吐出圧を等圧とし、その吐出ガスを合せて共通の水
封式真空ポンプ15で抽気するように構成される。
尚、本実施例においては脱ガス室AおよびB内に充填層
16.17を設けたが、棚段でもよく、場合によっては
これ等を設置しなくてもよい。
上述の如く構成されているので、水封式真空ポンプ15
を作動して脱ガス室A、 B内を所定の真空度に保持し
つつ、被処理水供給管5から脱ガス室A内へ供給すると
水はノズル4よりフラッシュされ、更に充填層を流下す
る間に溶存するガスを分離して溜室6に流下し、更に圧
力差によりUシールされた導管8を通って脱ガス室B内
に流入し、ノズル7よりフラッシュされ充填層17を流
下する間に更にガスを分離し溜室11に流下し、所定の
濃度まで脱ガスされた水は処理水出口管10を通り取出
ポンプ12により糸外に取出される。
本考案においては前段の脱ガス室から抽気したガスを、
後段の脱ガス室のガスエゼクタ−の吐出圧と等圧まで圧
縮して、後段のガスエゼクタ−と共通の水封式ポンプで
吸引するため、前段の抽気口と連結するガスエゼクタ−
の駆動空気量を加算しても、水封式ポンプの負荷は従来
の装置に比較しはるかに軽減されるため、抽気ガス量当
りの所要動力を節減することが出来る。
次記の表は、2段真空脱ガス装置によって水の溶存空気
(膨和)を95%以上脱気するための操作条件の1例を
示す。
(処理水量100T/Hr、 20℃)上記操作条件に
したがって、前記実施例と同様に構成された2段真空脱
ガス装置を使用して脱気する場合、水封式真空ポンプの
所要動力は15kw/Hrで充分良好な結果を示すが、
前記実施例のガスエゼクタ−13に替えて圧力調節弁を
設置した装置(他は実施例装置と同様)を使用すれば、
水封式真空ポンプは、本考案装置より大型のものを必要
とし所要動力は22kWIHrを必要とする。
従って、従来の装置は本考案装置と比較して約50%余
分の動力を必要とする。
尚、本考案を2段真空脱ガス装置を例示して説明したが
、更に多段の装置においても適用出来ることは云う迄も
ない。
以上の説明で明らかなように、本考案によれば従来の装
置に比較しはるかにエネルギーを節減出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す。 A、 B・・・・・・脱ガス室、2仕切板、3,9・・
・・・・ガス抽気口、13,14・・・・・・ガスエゼ
クタ−115・・・・・・水封式真空ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部を2個以上の脱ガス室に区画してなる多段真空脱ガ
    ス装置において、各説ガス室に設けられたガス抽気口を
    、それぞれ、その脱ガス室の真空度に適応する吸入圧を
    有し、かつ、吐出圧の等しい別個のガスエゼクタ−と連
    結し、これ等のガスエゼクタ−の吐出ガスを合せて共通
    の水封式真空ポンプで抽気するように構成したことを特
    徴とする多段真空脱ガス装置。
JP5052180U 1980-04-13 1980-04-13 多段真空脱ガス装置 Expired JPS601768Y2 (ja)

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JP5052180U JPS601768Y2 (ja) 1980-04-13 1980-04-13 多段真空脱ガス装置

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JPS56151612U JPS56151612U (ja) 1981-11-13
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