JP6743747B2 - 半導体製造装置 - Google Patents

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本明細書が開示する技術は、半導体製造装置に関する。特に、半導体ワークを加工する真空空間を提供する高真空チャンバと、高真空チャンバに半導体ワークを入れる前に一時的に半導体ワークを格納する前室を備えた半導体製造装置に関する。なお、本明細書では、半導体製造装置で加工する対象を半導体ワークと称する。
半導体ウエハ(半導体ワーク)に所定の薄膜を成長させる場合など、半導体ワークを加工するには高真空環境が必要であり、半導体製造装置は、高真空チャンバを備える。高真空チャンバの内圧を例えば10−7[Pa]程度まで下げるには、例えばターボ分子ポンプが用いられる。ターボ分子ポンプは吸気側と排気側の圧力差が大きいと適切に動作しないので、ターボ分子ポンプの排気口に、補助ポンプとして粗挽きポンプが接続される。粗挽きポンプには、例えば、油回転真空ポンプやドライポンプなどが用いられる(例えば特許文献1)。
特開平06−275600号公報
半導体装置の起動時は、高真空チャンバの内圧を大気圧から半導体ワークの加工に適した所定の低圧状態まで下げる必要がある。高真空チャンバの内圧を大気圧から所定の低圧状態まで短時間で下げるには、強力な粗引きポンプが必要となる。本明細書は、強力な粗引きポンプを備えることなく、短時間で高真空チャンバの内圧を大気圧から半導体ワークの加工に適した所定の低圧まで下げることのできる半導体製造装置を提供する。なお、以下では、便宜のため、半導体ワークの加工に適した所定の低圧を、「加工環境圧」と称する。加工環境圧の一例は、上記したように、10−7[Pa]程度である。
一般に、高真空チャンバを備える半導体製造装置では、大気圧状態の外部から高真空チャンバへ荷物(半導体ワーク)を搬入するための前室(あるいはロードロック室)と呼ばれる小部屋が付随する。前室は、半導体チャンバとの間に開閉可能な第1隔壁を備えるとともに、外部との間に開閉可能な第2隔壁を備える。半導体ワークを外部から搬入する場合には高真空チャンバ側の第1隔壁を閉じておく。半導体ワークを前室に搬入したら、両方の隔壁を閉じる。前室の内圧を可能環境圧に近い低圧へ下げてから高真空チャンバ側の第1隔壁を開き、半導体ワークを高真空チャンバへと移動させる。前室用にも真空ポンプが必要となる。本明細書が開示する半導体製造装置は、前室用の真空ポンプを補助ポンプとして使って高真空チャンバを大気圧から加工環境圧まで短時間で下げられるようにする。
本明細書が開示する半導体製造装置は、高真空チャンバと、前室と、第1ターボ分子ポンプと、第2ターボ分子ポンプと、粗引きポンプと、第1流路と、第2流路と、開閉弁と、切換弁を備えている。高真空チャンバは、半導体ワークの加工に必要な高真空状態を提供するチャンバである。前室は、高真空チャンバとの間に開閉可能な第1隔壁を備えているとともに外部との間に開閉可能な第2隔壁を備えている。前室は、第1隔壁と第2隔壁を閉じることで密閉される。第1ターボ分子ポンプは、高真空チャンバに接続されており、高真空チャンバの室内を減圧することができる。第2ターボ分子ポンプは、前室に接続されており、前室の室内を減圧することができる。粗引きポンプは、第2ターボ分子ポンプの排気口に接続されている。第1流路は、第1ターボ分子ポンプの排気口を第2ターボ分子ポンプの吸気口と粗引きポンプの吸気口に接続する。第1流路には、切換弁が備えられている。切換弁は、第1ターボ分子ポンプの排気口の接続先を、第2ターボ分子ポンプの吸気口と粗引きポンプの吸気口のいずれかに切り換える。開閉弁は、前室と第2ターボ分子ポンプとの間の第2流路を開閉する。なお、ターボ分子ポンプの始動に先立って別のポンプで高真空チャンバの内圧をある程度低くしておく必要があるが、ここでは説明の便宜上、ターボ分子ポンプで大気圧から加工環境圧まで減圧する、と表現することにする。
上記の半導体製造装置では、高真空チャンバの内圧を大気圧から加工環境圧まで下げるときには、開閉弁を閉じるとともに、切換弁を制御して第1ターボ分子ポンプの排気口を第2ターボ分子ポンプの吸気口に接続する。即ち、第1ターボ分子ポンプと第2ターボ分子ポンプを直列に接続し、後段の第2ターボ分子ポンプの排気口に接続されている粗引きポンプとともに、3段のポンプで高真空チャンバを減圧する。ポンプを3段につないで高真空チャンバを減圧することで、短時間で速やかに高真空チャンバを加工環境圧まで減圧することが可能となる。なお、高真空チャンバの内圧が加工環境圧に達した後は、切換弁を切り換え、第1ターボ分子ポンプの排気口を粗引きポンプの吸気口に接続する。半導体ワークの加工中は、粗引きポンプを第1ターボ分子ポンプの補助ポンプとして用いる。一方、前室の内圧を加工環境圧に近い低圧まで下げるときには、開閉弁を開き、前室を第2ターボ分子ポンプと粗引きポンプで減圧する。前室の内圧を下げるときには、第1ターボ分子ポンプを停止しておくことで、粗引きポンプを第2ターボ分子ポンプ専用の補助ポンプとして用いることができる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の半導体製造装置のブロック図である。 設備立ち上げ時の流路を示す図である。 半導体ワーク加工時の流路を示す図である。 変形例の半導体製造装置のブロック図である。
図面を参照して実施例の半導体製造装置2を説明する。図1に、半導体製造装置2のブロック図を示す。半導体製造装置2は、外部から隔離可能な部屋として、高真空チャンバ3、真空搬送室4、前室5を備える。また、半導体製造装置2は、第1ターボ分子ポンプ11、第2ターボ分子ポンプ12、第3ターボ分子ポンプ13、第1粗引きポンプ14、第2粗引きポンプ15を備える。また、半導体製造装置2は、第1開閉弁21と第2開閉弁22と三方弁23を備える。さらに、半導体製造装置2は、その他の設備として、コントローラ16と真空計24を備える。
高真空チャンバ3は、半導体ウエハ(半導体ワーク)への成膜加工など、半導体ワークを加工する場を提供する小部屋である。図示は省略しているが、高真空チャンバ3には、成膜装置などの加工装置が備えられている。半導体ワークの加工には高い真空環境が要求される。高真空チャンバは密閉されており、高い真空状態を保持することができる。
高真空チャンバ3には、真空搬送室4が隣接している。真空搬送室4は、加工前の半導体ワークを準備しておく小部屋であり、上下動するベローズ8とステージ6が備えられている。ベローズ8は、内側のガスで上下動(伸縮)するアクチュエータであるが、ベローズ8の内側と外側は完全に遮断されており、内部のガスが外側に漏れることはない。真空搬送室4の半導体ワークは、ステージ6に載せられ、ベローズ8で高真空チャンバ3へと搬送される。なお、図1におけるいくつかの小円は、部屋の間、あるいは、部屋とポンプの間を密閉するシーリング(ガスケット)を表している。
真空搬送室4には、前室5が付随している。前室5は、第1隔壁51と第2隔壁52を備えている。第1隔壁51と第2隔壁52はともに開閉可能である。第1隔壁51は、真空搬送室4との間に備えられている。真空搬送室4は、高真空チャンバ3とつながっているので、第1隔壁51は、前室5と高真空チャンバ3との間の隔壁と表現することができる。第2隔壁52は、外部との間に備えられている。なお、第1隔壁51と第2隔壁52を閉じると、前室は密閉される。外部の半導体ワークは、一旦、前室5に格納され、その後、真空搬送室4へ、さらには、高真空チャンバ3へ移される。半導体ワークを外部から前室5に入れる際には、第1隔壁51を閉じ、前室5の内部空間を真空搬送室4から遮断した状態で第2隔壁52を開く。前室5の内部空間が大気圧の状態で半導体ワークが搬入される。前室5に半導体ワークが入れられた後は、第2隔壁52を閉じ、前室5の内圧を下げる。前室5の内圧が真空搬送室4の内圧とほぼ同じになったら、第2隔壁52を閉じたまま、第1隔壁51を開く。そして、半導体ワークを真空搬送室4へと移す。半導体ワークは、真空搬送室4を経由して高真空チャンバ3へと運ばれる。加工後の半導体ワークは、上記した手順の逆手順で半導体製造装置2から外部へと搬出される。
各部屋の圧力を下げるポンプについて説明する。高真空チャンバ3には、第1ターボ分子ポンプ11の吸気口11aが接続されている。真空搬送室4には、第3ターボ分子ポンプ13の吸気口13aが接続されている。前室5には、第2流路32を介して第2ターボ分子ポンプ12の吸気口12aが接続されているとともに、第3流路33を介して第2粗引きポンプ15の吸気口15aが接続されている。第2ターボ分子ポンプ12の排気口12bには、第1粗引きポンプ14の吸気口14aが接続されている。
第1ターボ分子ポンプ11の排気口11bと第3ターボ分子ポンプ13の排気口13bは、第1流路31を介して、第2ターボ分子ポンプ12の吸気口12aと第1粗引きポンプ14の吸気口14aに接続されている。第1流路31には三方弁23が備えられている。三方弁23は、第1ターボ分子ポンプ11の排気口11bと第3ターボ分子ポンプ13の排気口13bの接続先を、第2ターボ分子ポンプ12の吸気口12aと第1粗引きポンプ14の吸気口14aのいずれかに切り換える。
第2流路32には、第1開閉弁21が備えられており、第3流路33には第2開閉弁22が備えられている。第3流路33の第2開閉弁22よりも前室5に近い側に真空計24が接続されている。真空計24は、前室5の内圧を計測する。
第1開閉弁21、第2開閉弁22、三方弁23は、コントローラ16によって制御される。図1における破線矢印が、制御信号線を示している。第1ターボ分子ポンプ11、第2ターボ分子ポンプ12、第3ターボ分子ポンプ13、第1粗引きポンプ14、第2粗引きポンプ15も、コントローラ16が制御する。なお、各ポンプとコントローラ16をつなぐ制御信号線は図示を省略してある。
第1ターボ分子ポンプ11、第2ターボ分子ポンプ12、第3ターボ分子ポンプ13は、到達圧力が10−7[Pa]程度の能力があるが、排気側が大気圧だと適切に動作しない。そこで、ターボ分子ポンプの排気口に補助ポンプを接続し、ターボ分子ポンプの排気側を減圧する。そうすることで、ターボ分子ポンプを適正に動作させ、半導体ワークの加工に適した所定の低圧(加工環境圧)を実現することができる。第1粗引きポンプ14と第2粗引きポンプ15は、例えば油回転真空ポンプやドライポンプなどであり、排気側が大気圧でも動作するが、その到達圧力は、ターボ分子ポンプの到達圧力よりも高い(大気圧に近い)。
半導体製造装置2の起動前は、高真空チャンバ3の内圧と真空搬送室4の内圧は大気圧に等しくなっている。半導体製造装置2を起動する際、高真空チャンバ3の内圧を加工環境圧まで減圧するとともに、真空搬送室4の内圧を加工環境圧近くまで減圧する必要がある。なお、高真空チャンバ3は第1ターボ分子ポンプ11で減圧され、真空搬送室4は第3ターボ分子ポンプ13で減圧されるが、第1ターボ分子ポンプ11、第2ターボ分子ポンプ13の始動に先立って、前室5の第1隔壁51を開放した状態で第2粗引きポンプ15を作動させ、高真空チャンバ3と真空搬送室4を数パスカル程度まで減圧しておく。ただし、以下では、説明を簡素化するため、第1ターボ分子ポンプ11で高真空チャンバ3を大気圧から加工環境圧まで減圧する、と表現し、同様に、第3ターボ分子ポンプ13で真空搬送室4を大気圧から加工環境圧まで減圧する、と表現する。
半導体製造装置2では、起動時に高真空チャンバ3の内圧を短時間で下げるために、第1ターボ分子ポンプ11の排気口11bに第2ターボ分子ポンプ12の吸気口12aを接続する。第2ターボ分子ポンプ12の排気口12bには、第1粗引きポンプ14の吸気口14aが接続されている。この構成により、2個のターボ分子ポンプ11、12と第1粗引きポンプ14の3段組のポンプ群により高真空チャンバ3を減圧することができる。高真空チャンバ3からガスを吸引する第1ターボ分子ポンプ11の排気口12bは、第2ターボ分子ポンプ12で強力に減圧されるため、第1ターボ分子ポンプ11は高真空チャンバ3を速やかに減圧することができる。なお、第2ターボ分子ポンプ12の排出側(排気口12b)は、第1粗引きポンプ14により減圧されるので、第1ターボ分子ポンプ11、第2ターボ分子ポンプ12はともに適正に動作することができる。図1の半導体製造装置2は、2段のターボ分子ポンプ(第1、第2ターボ分子ポンプ11、12)と1段の粗引きポンプ(第1粗引きポンプ14)の合計3段のポンプ群により、高真空チャンバ3を大気圧から加工環境圧まで短時間で減圧することができる。
なお、真空搬送室4を減圧する第3ターボ分子ポンプ13の排気口13bは第1ターボ分子ポンプ11の排気口11bと並列に三方弁23に接続されている。よって、真空搬送室4も3段のポンプ群により短時間で所定の圧力まで減圧される。
高真空チャンバ3と真空搬送室4を大気圧から減圧するとき、コントローラ16は、第1開閉弁21を閉じるとともに、三方弁23を制御して第1ターボ分子ポンプ11の排気口11bと第3ターボ分子ポンプ13の排気口13bの接続先を第2ターボ分子ポンプ12の吸気口12aに切り換える。図2に、そのときの吸気経路を表した図を示す。矢印太線が流路を表しており、バツ印は、遮断された流路を示している。
第1開閉弁21を閉じることで、第2ターボ分子ポンプ12と前室5の間は遮断される。第1ターボ分子ポンプ11の排気と第3ターボ分子ポンプ13の排気は三方弁23を通じて第2ターボ分子ポンプ12によりさらに吸引される。第2ターボ分子ポンプ12の排気口12bには第1粗引きポンプ14の吸気口14aが接続されている。高真空チャンバ3は、直列に接続された2個のターボ分子ポンプ11、12とさらにその排気を吸気する第1粗引きポンプ14によって減圧される。この合計3段の減圧システムにより、高真空チャンバ3の内圧は短時間で速やかに低下する。真空搬送室4も同様であり、直列に接続された2個のターボ分子ポンプ13、12とさらにその排気を吸気する第1粗引きポンプ14によって減圧される。この合計3段の減圧機構により、真空搬送室4の内圧も短時間で速やかに低下する。
高真空チャンバ3が加工環境圧まで減圧されるとともに、真空搬送室4が加工環境圧に近い圧力まで減圧されると、半導体ワークの加工準備が整う。図3に、そのときの流路を表した図を示す。半導体ワークを外部から前室5に搬入した後、コントローラ16は、第2開閉弁22を開くとともに、第2粗引きポンプ15を動作させる。このとき、第1開閉弁21は閉じたままである。第2粗引きポンプ15により、前室5の内圧を大気圧よりも下がる。前室5の内圧が所定の低圧まで下がった後、コントローラ16は、第2粗引きポンプ15を停止するとともに、第2開閉弁22を閉じる。次いで、コントローラ16は、第1開閉弁21を開くとともに、第2ターボ分子ポンプ12と第1粗引きポンプ14を動作させる。第2ターボ分子ポンプ12と第1粗引きポンプ14により、前室5は、加工環境圧に近い圧力まで減圧される。前室5が加工環境圧近くまで減圧されたら、コントローラ16は、第2ターボ分子ポンプ12と第1粗引きポンプ14を停止するとともに、第1開閉弁21を閉じる。前室5の内圧が加工環境圧近くまで下がったら、第1隔壁51を開き、半導体ワークを前室5から真空搬送室4へ移す。半導体ワークは、所定のタイミングで真空搬送室4から高真空チャンバ3へと移されて加工される。
高真空チャンバ3と真空搬送室4の内圧を加工環境圧に維持する場合、コントローラ16は、三方弁23を制御し、第1ターボ分子ポンプ11の排気口11bと第3ターボ分子ポンプ13の排気口13bの接続先を第1粗引きポンプ14の吸気口14aに切り換える。コントローラ16は、第1ターボ分子ポンプ11と第3ターボ分子ポンプ13と第1粗引きポンプ14を動作させ、高真空チャンバ3と真空搬送室4を減圧する。
以上の通り、実施例の半導体製造装置2は、前室5を減圧するための第2ターボ分子ポンプ12と第1粗引きポンプ14を、高真空チャンバ3と真空搬送室4の減圧にも用いることで、高真空チャンバ3と真空搬送室4を短時間で大気圧から加工環境圧まで減圧することができる。第2ターボ分子ポンプ12と第1粗引きポンプ14は、高真空チャンバ3からガスを吸引する第1ターボ分子ポンプ11の補助ポンプとして利用される。また、第2ターボ分子ポンプ12と第1粗引きポンプ14は、真空搬送室4からガスを吸引する第3ターボ分子ポンプ13の補助ポンプとしても利用される。
前室5と高真空チャンバ3を同時に減圧する必要はない。それゆえ、第2ターボ分子ポンプ12と第1粗引きポンプ14は、状況に応じて、前室5を減圧するためのポンプとして用いたり、高真空チャンバ3と真空搬送室4を減圧するための補助ポンプとして用いればよい。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。実施例の三方弁23が、「切換弁」の一例に相当する。三方弁の代わりに2個の開閉弁で切換弁を実現してもよい。図4に、変形例の半導体製造装置2aのブロック図を示す。半導体製造装置2aでは、実施例の三方弁23の代わりに、2個の開閉弁123a、123bを備えている。開閉弁123aは、第1流路31の分岐点31pから第2ターボ分子ポンプ12の吸気口12aまでの部分流路31aに備えられている。開閉弁123bは、分岐点31pから第1粗引きポンプ14の吸気口14aまでの部分流路31bに備えられている。開閉弁123aを開き、開閉弁123bを閉じると、図2の流路と等しい流路が実現される。開閉弁123aを閉じ、開閉弁123bを開くと、図3の流路と等しい流路が実現される。
実施例の第1粗引きポンプ14が、「第2ターボ分子ポンプ12の排気口12bに接続されている粗引きポンプ」の一例に相当する。第1開閉弁21が、「前室5と第2ターボ分子ポンプ12との間の第2流路32を開閉する開閉弁」の一例に相当する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2、2a:半導体製造装置
3:高真空チャンバ
4:真空搬送室
5:前室
6:ステージ
8:ベローズ
11:第1ターボ分子ポンプ
11a、12a、13a、14a、15a:吸気口
11b、12b、13b:排気口
12:第2ターボ分子ポンプ
13:第3ターボ分子ポンプ
14:第1粗引きポンプ
15:第2粗引きポンプ
16:コントローラ
21:第1開閉弁
22:第2開閉弁
23:三方弁
24:真空計
31:第1流路
31a:部分流路
31b:部分流路
31p:分岐点
32:第2流路
33:第3流路
51:第1隔壁
52:第2隔壁
123a、123b:開閉弁

Claims (1)

  1. 内部空間で半導体ワークが加工される高真空チャンバと、
    前記高真空チャンバとの間に開閉可能な第1隔壁を備えているとともに外部との間に開閉可能な第2隔壁を備えており、前記第1隔壁と前記第2隔壁を閉じることで密閉される前室と、
    前記高真空チャンバに接続されており、前記高真空チャンバ室内を減圧する第1ターボ分子ポンプと、
    前記前室に接続されており、前記前室内を減圧する第2ターボ分子ポンプと、
    前記第2ターボ分子ポンプの排気口に接続されている粗引きポンプと、
    前記第1ターボ分子ポンプの排気口を前記第2ターボ分子ポンプの吸気口と前記粗引きポンプの吸気口に接続する第1流路と、
    前記前室と前記第2ターボ分子ポンプとの間の第2流路を開閉する開閉弁と、
    前記第1流路に備えられており、前記第1ターボ分子ポンプの排気口の接続先を前記第2ターボ分子ポンプの吸気口と前記粗挽きポンプの吸気口のいずれかに切り換える切換弁と、
    を備えている半導体製造装置。
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