JP3184480B2 - クリーンボックス、クリーン搬送方法及び装置 - Google Patents
クリーンボックス、クリーン搬送方法及び装置Info
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Description
関連製品、光ディスク等の製造プロセスにおいて必要な
被搬送物を、汚染物質のないクリーン気体で封止した状
態で移送することが可能で、とくに被搬送物を側面開口
より搬出、搬入する構成のクリーンボックス、並びにこ
のクリーンボックスを用いたクリーン搬送方法及び装置
に関する。
号において真空クリーンボックスで被搬送物を真空封止
して移送するクリーン搬送方法が提案されている。この
場合、真空クリーンボックスは、底面に開口を有するボ
ックス本体と気密封止のためのシャッターを兼ねた底部
蓋体とからなり、ボックス内外の圧力差(ボックス内側
は真空、外側は大気圧)により底部蓋体が押されること
で閉じた状態が維持される構成となっている。このた
め、窒素等のクリーン気体を前記クリーンボックス内に
封入した状態で移送しようとする場合、ボックス内外の
圧力差がないため、このままでは底部蓋体の閉じた状態
を維持できない。
用いないで、クリーン気体による封止状態で被搬送物を
移送可能なクリーンボックスが特願平8−223288
号で提案されている。
で提案しているクリーン気体封止タイプのクリーンボッ
クスを図5に示す。この図において、クリーンボックス
1は、底面開口を有するボックス本体2と前記底面開口
を気密に閉成するシャッター兼用底部蓋体3と、ボック
ス本体2及び蓋体3に真空吸着して蓋体3を閉成状態に
保持する環状で断面L字状の蓋体チャック4とを有し、
真空排気手段及び移送手段を持たない構造である。底部
蓋体3にはホルダー5が取り付けられており、これによ
り被搬送物6が例えば多段に重ねられた状態でクリーン
ボックス1内に支持されている。
間Kを真空排気した状態としておくことで、蓋体チャッ
ク4は内外圧力差により底部蓋体3をボックス本体2側
に圧接させた状態に保持し、クリーンボックス1内部に
大気圧のクリーン気体が封入されている場合であっても
底部蓋体3は閉じた状態に維持されることになる。
ーンボックス1は底面開閉式の構造であり、被搬送物6
の搬出、搬入のために矢印Aで示したような垂直方向の
動作が必要不可欠であり、被搬送物6の床面からの高さ
が変わってしまい、各種処理装置とのインターフェース
のために水平方向の動きの他に余分な上下方向の動きが
必要である。また、ボックス本体2に対する底部蓋体3
及び蓋体チャック4の着脱、これに伴う蓋体チャック4
の内側空間Kを真空に減圧したりする処理のために、真
空排気機能を持つ真空チェンジャーを用いるが、被搬送
物6の搬出、搬入のために上下方向の動きを伴うため、
クリーンボックス1の真空チェンジャー上への設置高さ
も高くなる問題がある。
部蓋体3と蓋体チャック4とをそれぞれ独立に昇降可能
な機構を具備する必要があり、真空チェンジャー側の構
造が複雑化するきらいがあった。
EIAJ(J300)にて標準化が進んでおり、今まで
は半導体ウエハーをボックス底面側から取り出していた
が、ボックス設置の際の高さが高くなるとの理由で、横
から取り出す方式に決まりつつある。例えば、現在提案
されている図6の半導体用搬送ボックス20も、側面に
開口21を持つ側面開口式(サイドオープンタイプ)と
なっている。但し、メカニカルシールのために、(1)複
雑な機構が必要となり十分な信頼性が保証できない、
(2)スプリング等の機械的保持力を使用するために実用
上十分な保持力が得られないという課題が残っている。
側面開口式(サイドオープンタイプ)の構造であって
も、従来のスプリング等を使用したメカニカルシールを
不要とし、クリーン気体で被搬送物を封止して移送、保
管が可能で、構造の簡単なクリーンボックスを提供する
ことにある。
を不要とした構造の簡単な側面開口式クリーンボックス
を用いて、被搬送物をクリーン気体による封止状態で移
送可能なクリーン搬送方法及び装置を提供することにあ
る。
の実施の形態において明らかにする。
に、本発明のクリーンボックスは、一側面に開口を有
し、該開口を囲む吸着用環状溝を当該一側面に形成する
とともに他の面に前記吸着用環状溝に連通した吸排気口
を有するボックス本体と、該ボックス本体への装着状態
で前記吸着用環状溝を気密に覆って吸着用空間を形成す
るとともに、該吸着用空間内外の圧力差により当該ボッ
クス本体に吸着されて前記開口を気密に閉成する横蓋
と、前記吸排気口を内外圧力差により気密に閉成する付
加蓋とを備えた構成となっている。
面に開口を有し、該開口を囲む吸着用環状溝を当該一側
面に形成するとともに他の面に前記吸着用環状溝に連通
した吸排気口を有するボックス本体と、該ボックス本体
への装着状態で前記吸着用環状溝を気密に覆って吸着用
空間を形成するとともに、該吸着用空間内外の圧力差に
より当該ボックス本体に吸着されて前記開口を気密に閉
成する横蓋と、前記吸排気口を内外圧力差により気密に
閉成する付加蓋とを備えたクリーンボックスを用い、側
壁面に形成されたゲート口をゲート弁で気密に閉成した
クリーン装置の当該ゲート口に、前記クリーンボックス
を気密に連結し、真空チェンジャーで前記付加蓋を含む
ボックス本体外側の密閉空間を真空排気して前記付加蓋
の内外圧力差を無くして前記吸排気口を開き、前記吸排
気口を通して前記吸着用空間を大気圧とした後、前記ゲ
ート弁で前記横蓋を保持して前記クリーン装置内に引き
込んで前記クリーンボックス内部空間と前記クリーン装
置内部とを連通させ、両者間で被搬送物を移送すること
を特徴としている。
ーンボックス内部空間と前記クリーン装置内部とを連通
させた状態から前記ゲート弁で前記横蓋を保持して前記
開口を気密に閉成した後、前記真空チェンジャーで前記
吸排気口を通して前記吸着用空間を真空排気し、その後
付加蓋で前記吸排気口を気密に閉成するとともに前記付
加蓋を含むボックス本体外側の密閉空間を大気圧とする
ことで、前記横蓋及び付加蓋の前記ボックス本体への装
着ができる。
側面に開口を有し、該開口を囲む吸着用環状溝を当該一
側面に形成するとともに他の面に前記吸着用環状溝に連
通した吸排気口を有するボックス本体と、該ボックス本
体への装着状態で前記吸着用環状溝を気密に覆って吸着
用空間を形成するとともに、該吸着用空間内外の圧力差
により当該ボックス本体に吸着されて前記開口を気密に
閉成する横蓋と、前記吸排気口を内外圧力差により気密
に閉成する付加蓋とを備えたクリーンボックスと、側壁
面に形成されたゲート口と、該ゲート口を開閉自在で当
該ゲート口に連結されたクリーンボックスの横蓋を保持
可能なゲート弁とを有するクリーン装置と、前記ゲート
口に連結されたクリーンボックスの付加蓋を含むボック
ス本体外側の密閉空間を真空排気する真空チェンジャー
とを備え、前記真空チェンジャーで前記付加蓋の内外圧
力差を無くして前記吸排気口を開き、前記吸排気口を通
して前記吸着用空間を大気圧とした状態において、前記
ゲート弁で前記横蓋を保持して前記クリーン装置内に引
き込んで前記クリーンボックス内部空間と前記クリーン
装置内部とを連通させる構成としている。
チェンジャーは、前記ボックス本体を吸着する真空吸引
路を前記ボックス本体への対接面に形成したボックス保
持部材を有し、該ボックス保持部材の内側に前記密閉空
間が形成される構成としてもよい。
クス保持部材の内側に、前記ボックス本体から離脱した
前記付加蓋を支える蓋受け部材を移動自在に有する構成
としてもよい。
クス、クリーン搬送方法及び装置の実施の形態を図面に
従って説明する。
30は、一側面に側面開口32を有し、該側面開口32
を囲む吸着用環状溝33を当該一側面に形成するととも
に底面に吸着用環状溝33に連通した吸排気口34を有
するボックス本体31と、ボックス本体31への装着状
態で吸着用環状溝33を気密に覆って吸着用空間Sを形
成するとともに、吸着用空間Sの内外の圧力差により当
該ボックス本体31に吸着されて側面開口32を気密に
閉成する横蓋35と、前記吸排気口34を内外圧力差に
より気密に閉成する付加蓋36とを備え、横蓋35及び
付加蓋36の閉成時にクリーン状態を維持できる気密性
を有していて真空排気手段及び移送手段を持たない構造
である。
囲は側面フランジ部31aとなっており、前記吸着用環
状溝33は側面フランジ部31aの横蓋対接面(横蓋接
合面)を1周するように形成されている。吸着用環状溝
33と吸排気口34とはボックス本体31の厚肉部分の
内部に形成された吸排気路37で接続されている。ま
た、気密性確保のために、ボックス本体31の側面フラ
ンジ部31aに当接する横蓋35の対接面には、吸着用
環状溝33の内周側及び外周側をそれぞれ気密シール
(気密シール)する位置に環状溝35aが形成され、該
環状溝35a内に気密シール(気密封止)用のOリング
35bがそれぞれ配設されている。前記吸排気口34の
周縁部に当接する付加蓋36の対接面にも、気密性確保
のために、環状溝36aが形成され、該環状溝36a内
に気密シール(気密封止)用のOリング36bが配設さ
れている。
体ウエハー等の被搬送物6を支えるホルダー38が取り
付けられている。該ホルダー38は、例えば被搬送物6
を多数等間隔で水平状態で収納できる構造となってい
る。
30を用いて半導体ウエハー等の被搬送物6を搬入した
り、クリーンボックス30へ被搬送物6を搬出したりす
るために、その側壁41にゲート口(搬出入口)42が
形成されている。このゲート口42はゲート弁43で開
閉自在な構造となっている。すなわち、ゲート弁43は
その背後の垂直板状昇降部材44に対し横方向(矢印P
方向)に平行移動自在に取り付けられており、昇降部材
44は空気圧シリンダ45で矢印Q方向に昇降駆動され
る。また、ゲート弁43は昇降部材44に取り付けられ
た空気圧シリンダ46で横方向に駆動される(ゲート口
42の閉成又は開成動作を行うように駆動される)。気
密性確保のために、ゲート口42の周縁部に当接するゲ
ート弁43の対接面には、環状溝43aが形成され、該
環状溝43a内に気密シール(気密封止)用のOリング
43bが配設されている。
昇降部材44の上昇位置で、前記シリンダ46を伸動さ
せたとき、ゲート弁43はゲート口42の形成された側
壁41の内側周縁部に圧接して、ゲート口42を気密に
閉塞する。また、昇降部材44の上昇位置でシリンダ4
6を縮動させてゲート口42からゲート弁43を離脱さ
せてからシリンダ45を縮動させて昇降部材44を下降
させることで、図2のX位置にまでゲート弁43を下降
させてゲート口42を開放することができる。
ス30側の横蓋35を真空吸着するための吸引用凹部4
7が形成されており、さらにこの吸引用凹部47を囲ん
で環状溝48aが形成され、該環状溝48a内に気密シ
ール(気密封止)用のOリング48bが配設されてい
る。
体31に対して横蓋35を真空吸着させる目的で吸排気
口34を通して吸着用環状溝33内を真空排気したり、
あるいは大気圧に戻すために真空チェンジャー50(真
空排気手段を具備する)が設けられており(通常、クリ
ーンルーム40の外側でゲート口42の下方位置に配置
されており)、この真空チェンジャー50はクリーンボ
ックス30を前記クリーンルーム40のゲート口42に
連結可能な高さ位置で保持するボックス保持部材として
のカップ状載置台51を横方向(矢印R方向)に摺動自
在に有している。すなわち、カップ状載置台51は真空
チェンジャー50の固定基台60に対し横方向スライダ
61を介して取り付けられており、載置台横移動のため
に固定基台60に設置された空気圧シリンダ62の伸縮
に伴いクリーンルーム40の側壁41に近接又は離れ
る。
下方向に貫通した昇降軸52の上端にはボックス本体3
1から離脱したときの付加蓋36を支える蓋受け部材5
3が固着されている。また、蓋受け部材53の固着され
た昇降軸52を昇降駆動するための空気圧シリンダ54
は、前記カップ状載置台51側に支持された取付板56
に固定されており、空気圧シリンダ54のビストンロッ
ドが昇降軸52に連結されている。
ス載置面には、クリーンボックス30の底面を真空吸着
するための吸着用環状溝55が形成され、この吸着用環
状溝55の内側及び外側に気密性確保のための環状溝5
1aがそれぞれ形成され、該環状溝51a内に気密シー
ル(気密封止)用のOリング51bが配設されている。
ジ部31a(側面開口32の周縁部)が当接する側壁4
1の外側対接面には、気密性確保のために、ゲート口4
2を囲む環状溝41aが形成され、該環状溝41a内に
気密シール(気密封止)用のOリング41bが配設され
ている。
物6を窒素等のクリーン気体で封止、収納したクリーン
ボックス30は、側面フランジ部31aの吸着用環状溝
33が横蓋35で気密に覆われることで形成された吸着
用空間Sが真空に減圧されている状態において横蓋35
及び付加蓋36が内外圧力差(吸着用環状溝33及び吸
排気口34内が真空で、クリーンボックス外側は大気
圧)により側面開口32及び吸排気口34を気密に密閉
しており、この状態で自由に搬送、保管が可能である。
0との間で、被搬送物6の受け渡しを行う場合、図1の
如く真空チェンジャー50のカップ状載置台51上にク
リーンボックス30を載置し、吸着用環状溝55を真空
吸引することでカップ状載置台51に対してクリーンボ
ックス30(ボックス本体31)底面を吸着保持する。
このクリーンボックス30の保持状態で、空気圧シリン
ダ62を伸動させ、カップ状載置台51を側壁41に近
接させてボックス本体31の側面フランジ部31aをゲ
ート口42周縁部の側壁41外側面に気密に圧接させ
る。このとき、図1のように、横蓋35はゲート口42
に入り込み、ゲート口42を密閉しているゲート弁43
に密着するとともに、ゲート弁43側の吸引用凹部47
の真空吸引を行ってゲート弁43側でも横蓋35を吸着
保持する。
カップ状載置台51の内部空間Uを真空排気し、付加蓋
36についての内外圧力差を無くし(吸排気口34の内
部と内部空間Uが共に真空となる)、付加蓋36が自重
で下降できる状態としてから、蓋受け部材53の固着さ
れた昇降軸52を空気圧シリンダ54で下降させ、蓋受
け部材53と共に付加蓋36を図1の仮想線Y位置にま
で下げ、ボックス本体31の底面側の吸排気口34を開
く。
をクリーンな空気、窒素等のクリーン気体によりリーク
して内部空間U及びこれに連通状態となったクリーンボ
ックス30側の吸排気口34及びこれに連通した吸着用
環状溝33内部を大気圧に戻す。これにより、横蓋35
の真空吸着は解除されるから(吸着用環状溝33及びク
リーンルーム40内が共に大気圧となる)、横蓋35は
ゲート弁43のみに吸着保持された状態となるので、空
気圧シリンダ46を縮動させてゲート口42からゲート
弁43を離脱させてから空気圧シリンダ45を縮動させ
て昇降部材44を下降させて、図2のX位置にまでゲー
ト弁43を下降させて横蓋35をクリーンルーム40内
に引き込み、ゲート口42を開放する。この図2の状態
では、クリーンボックス30の内部とクリーンルーム4
0とが連続した空間となるから、クリーンボックス30
内のホルダー38から半導体ウエハー等の被搬送物6を
クリーンルーム40内部の搬送用ロボット等を用いて水
平に移送して取り出すことができる。
ンボックス30のホルダー38に対してクリーンルーム
40側の搬送用ロボット等で被搬送物6を順次水平に移
送することができ、所要の枚数の被搬送物6をクリーン
ボックス30に収納したら、図3の如くシリンダ45を
伸動させて昇降部材44を上昇位置としてから、シリン
ダ46を伸動させてゲート弁43をゲート口42の形成
された側壁41の内側周縁部に圧接して、ゲート口42
を気密に閉塞するとともにゲート弁43で真空吸着され
ている横蓋35をボックス本体31の側面フランジ部3
1aに圧接させる。クリーンボックス30の側面開口3
2が横蓋35で気密に閉塞された状態において、カップ
状載置台51の内部空間U及びこれに連通しているクリ
ーンボックス30側の吸着用環状溝33内部(吸着用空
間Sの内部)を吸排気口34を通して真空排気し、真空
排気が完了したら付加蓋36が載った蓋受け部材53を
空気圧シリンダ54で上昇させ、付加蓋36を図3の仮
想線Zの如くボックス本体31の底面に圧接させて吸排
気口34を気密に閉塞する。その後、カップ状載置台5
1の内部空間Uをクリーンな空気、窒素等のクリーン気
体によりリークして内部空間Uを大気圧に戻す。これに
より、横蓋35及び付加蓋36は、クリーンボックス3
0側の吸着用環状溝33及び吸排気口34内部が真空で
外部が大気圧となるため、内外の圧力差によりメカニカ
ルシール機構が無くとも確実に側面開口32及び吸排気
口34を気密に封止する。それから、ゲート弁43によ
る横蓋35の吸着を解除することで、図4のように自由
に持ち運び可能な状態とすることができ、クリーンボッ
クス30を無人搬送車等で任意の位置に搬送可能であ
る。
を得ることができる。
体31の開口端面に、開口面以外の一面に配置した吸排
気口34を通して真空排気可能な吸着用環状溝33を形
成して、横蓋35を真空吸着する構成としており、メカ
ニカルシールを使用することなく被搬送物取り出し用の
側面開口32を横蓋35で、吸排気口34を付加蓋36
でそれぞれ気密に閉成することができる。このため、極
めて簡単な構成により、従来品のようなメカニカルシー
ルを使用しないで、側面開口式(サイドオープンタイ
プ)構造を実現でき、メカニカルシール使用に伴う欠点
を除去できる。
であるため、クリーンルーム40にクリーンボックス3
0を連結状態で被搬送物6を水平方向に移送して被搬送
物6の受け渡しができ、各種処理装置とのインターフェ
ースにも余分な動きが必要なくなる。また、クリーンボ
ックス30はメカニカルシールを使用しないため、クリ
ーンルーム40のゲート口42に対する連結、離脱も簡
単である。
であるため、従来のクリーンボックス底面から被搬送物
を取り出す構造のように上下方向の動きを伴わず、真空
チェンジャー50に対するクリーンボックス30の設置
位置を高く設定する必要が無く、予めクリーンルーム4
0内での処理に適した高さに設定可能である。
場合は、底部蓋体3上に蓋体チャック4をさらに装着す
る機構であるため、真空チェンジャー側の機構が複雑化
するが、この実施の形態では真空チェンジャー50側の
機構は簡単でよい(付加蓋36の昇降機構を備えていれ
ばよい)。
ックス本体31に対して真空吸着して保持するために、
吸着用環状溝33内を真空排気するのに用いる吸排気口
34をボックス本体31の底面に設けた場合を例示した
が、底面に限らず、側面開口32を設けた面以外の一面
に前記吸排気口34を形成し、これを付加蓋36で気密
に封止する構造としてもよい。
をゲート弁43で開閉する機構は、シリンダを用いる構
成の他に、リンク機構による構成等を適宜採用すること
ができる。
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
従来品のようなメカニカルシールを使用しないで、クリ
ーン気体で被搬送物を封止して移送可能な側面開口式の
クリーンボックスを簡素な構造で実現でき、メカニカル
シール使用に伴う欠点を除去できる。また、メカニカル
シールを使用しないため、クリーンボックスのクリーン
ルームのゲート口に対する連結、離脱も簡単である。
スを真空チェンジャー上に載置した、クリーンボックス
とクリーンルームとの連結準備段階を示す正断面図であ
る。
連結し、それらの内部空間を連続させた状態を示す正断
面図である。
に載置した、クリーンボックスとクリーンルームとの分
離準備段階を示す正断面図である。
ある。
クスを示す正断面図である。
半導体用搬送ボックスを示す正断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 一側面に開口を有し、該開口を囲む吸着
用環状溝を当該一側面に形成するとともに他の面に前記
吸着用環状溝に連通した吸排気口を有するボックス本体
と、該ボックス本体への装着状態で前記吸着用環状溝を
気密に覆って吸着用空間を形成するとともに、該吸着用
空間内外の圧力差により当該ボックス本体に吸着されて
前記開口を気密に閉成する横蓋と、前記吸排気口を内外
圧力差により気密に閉成する付加蓋とを備えたことを特
徴とするクリーンボックス。 - 【請求項2】 一側面に開口を有し、該開口を囲む吸着
用環状溝を当該一側面に形成するとともに他の面に前記
吸着用環状溝に連通した吸排気口を有するボックス本体
と、該ボックス本体への装着状態で前記吸着用環状溝を
気密に覆って吸着用空間を形成するとともに、該吸着用
空間内外の圧力差により当該ボックス本体に吸着されて
前記開口を気密に閉成する横蓋と、前記吸排気口を内外
圧力差により気密に閉成する付加蓋とを備えたクリーン
ボックスを用い、側壁面に形成されたゲート口をゲート
弁で気密に閉成したクリーン装置の当該ゲート口に、前
記クリーンボックスを気密に連結し、真空チェンジャー
で前記付加蓋を含むボックス本体外側の密閉空間を真空
排気して前記付加蓋の内外圧力差を無くして前記吸排気
口を開き、前記吸排気口を通して前記吸着用空間を大気
圧とした後、前記ゲート弁で前記横蓋を保持して前記ク
リーン装置内に引き込んで前記クリーンボックス内部空
間と前記クリーン装置内部とを連通させ、両者間で被搬
送物を移送することを特徴とするクリーン搬送方法。 - 【請求項3】 前記クリーンボックス内部空間と前記ク
リーン装置内部とを連通させた状態から前記ゲート弁で
前記横蓋を保持して前記開口を気密に閉成した後、前記
真空チェンジャーで前記吸排気口を通して前記吸着用空
間を真空排気し、その後付加蓋で前記吸排気口を気密に
閉成するとともに前記付加蓋を含むボックス本体外側の
密閉空間を大気圧とする請求項2記載のクリーン搬送方
法。 - 【請求項4】 一側面に開口を有し、該開口を囲む吸着
用環状溝を当該一側面に形成するとともに他の面に前記
吸着用環状溝に連通した吸排気口を有するボックス本体
と、該ボックス本体への装着状態で前記吸着用環状溝を
気密に覆って吸着用空間を形成するとともに、該吸着用
空間内外の圧力差により当該ボックス本体に吸着されて
前記開口を気密に閉成する横蓋と、前記吸排気口を内外
圧力差により気密に閉成する付加蓋とを備えたクリーン
ボックスと、 側壁面に形成されたゲート口と、該ゲート口を開閉自在
で当該ゲート口に連結されたクリーンボックスの横蓋を
保持可能なゲート弁とを有するクリーン装置と、 前記ゲート口に連結されたクリーンボックスの付加蓋を
含むボックス本体外側の密閉空間を真空排気する真空チ
ェンジャーとを備え、 前記真空チェンジャーで前記付加蓋の内外圧力差を無く
して前記吸排気口を開き、前記吸排気口を通して前記吸
着用空間を大気圧とした状態において、前記ゲート弁で
前記横蓋を保持して前記クリーン装置内に引き込んで前
記クリーンボックス内部空間と前記クリーン装置内部と
を連通させることを特徴とするクリーン搬送装置。 - 【請求項5】 前記真空チェンジャーは、前記ボックス
本体を吸着する真空吸引路を前記ボックス本体への対接
面に形成したボックス保持部材を有し、該ボックス保持
部材の内側に前記密閉空間が形成される請求項4記載の
クリーン搬送装置。 - 【請求項6】 前記真空チェンジャーは、前記ボックス
保持部材の内側に、前記ボックス本体から離脱した前記
付加蓋を支える蓋受け部材を移動自在に有している請求
項5記載のクリーン搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14720597A JP3184480B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | クリーンボックス、クリーン搬送方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14720597A JP3184480B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | クリーンボックス、クリーン搬送方法及び装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000392367A Division JP2001257255A (ja) | 1999-04-19 | 2000-12-25 | クリーンボックス、クリーン搬送方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10321696A JPH10321696A (ja) | 1998-12-04 |
JP3184480B2 true JP3184480B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
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