JP2757102B2 - クリーン搬送方法及び装置 - Google Patents

クリーン搬送方法及び装置

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JP2757102B2
JP2757102B2 JP5078642A JP7864293A JP2757102B2 JP 2757102 B2 JP2757102 B2 JP 2757102B2 JP 5078642 A JP5078642 A JP 5078642A JP 7864293 A JP7864293 A JP 7864293A JP 2757102 B2 JP2757102 B2 JP 2757102B2
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俊彦 宮嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体関連製品、光デ
ィスク等の加工、組み立てに必要な被搬送物を汚染物質
のないクリーンな真空状態で移送することが可能なクリ
ーン搬送方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、真空クリーン室を有するとともに
該真空クリーン室内の被搬送物を移送するための移送手
段を内蔵したクリーン搬送車を用いて成膜装置等の各種
処理装置間の被搬送物の移送を行うことが本出願人から
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被搬送物を
収納する真空クリーン室及び被搬送物を移送するための
移送手段を具備したクリーン搬送車を用いる従来の搬送
方法は、以下に述べる問題点がある。 相手の各種処理装置に合体する際の位置決めが面倒
である。 一旦合体するとクリーン搬送車も静止状態のままに
なり、クリーン搬送車の稼働率が悪くなる(クリーン搬
送車として無人搬送車を用いる場合、無人搬送車を他の
作業に転用できない。)。 クリーン搬送車の真空クリーン室内に移送手段(ロ
ボット)を入れることにより真空クリーン室が必要以上
に大きくなり、各種処理装置と合体したときの真空排気
に時間がかかり、各種処理装置から切り離した後の真空
維持時間が短くなる。 さらに、被搬送物を保管するとき、真空ストッカー
のような大きな真空装置が必要になる。
【0004】本発明は、上記の点に鑑み、真空排気手段
及び移送手段を持たず、真空に保つ空間を必要最小限と
した真空クリーンボックスを用いて被搬送物を収納、保
管、もしくは移送する構成として、取り扱いを簡便と
し、しかも各種処理装置への合体を容易としかつ合体の
際に真空排気が必要となる密閉空間を最小限として、合
体又は切り離しに要する時間を短縮可能としたクリーン
搬送方法及び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のクリーン搬送方法は、開閉口を有する本体
部と前記開閉口を気密に閉成するシャッター兼用蓋体部
とからなり、前記シャッター兼用蓋体部の閉成時に真空
状態を維持できる気密性を有していて前記シャッター兼
用蓋体部は内外圧力差により閉成状態を保ち、真空排気
手段及び移送手段を持たない真空クリーンボックスと、
前記シャッター兼用蓋体部に対して着脱自在に係合する
シャッターを有していて該シャッターで聞閉自在な開閉
口を有するとともに閉成状態において前記シャッターは
該開閉口の内側面の周縁部分に気密に対接する真空装置
とを用い、前記真空クリーンボックスと前記真空装置と
前記シャッター兼用蓋体部及びシャッターの閉成状態
にて気密に結合して、前記真空装置の開閉口の外側面の
周縁部分に前記本体部のフランジ部を気密に対接させか
前記シャッターと前記シャッター兼用蓋体部とを係合
状態として、前記シャツター兼用蓋体部及びシャッター
が面する密閉空間を形成し、該密閉空間を真空排気した
後、前記シャッター兼用蓋体部及びシャッターを一体的
に前記真空装置内部に引き込んで前記真空クリーンボッ
クスと前記真空装置の内部空間同士を連続させている。
【0006】また、本発明のクリーン搬送装置は、開閉
口を有する本体部と前記開閉口を気密に閉成するシャッ
ター兼用蓋体部とからなり、前記シャッター兼用蓋体部
の閉成時に真空状態を維持できる気密性を有していて
記シャッター兼用蓋体部は内外圧力差により閉成状態を
保ち、真空排気手段及び移送手段を持たない真空クリー
ンボックスと、前記シャッター兼用蓋体部に対して着脱
自在に係合するシャッター及び該シャッターを開閉駆動
する開閉駆動手段とを有していて該シャッターで開閉自
在な開閉口を有するとともに閉成状態において前記シャ
ッターは該開閉口の内側面の周縁部分に気密に対接する
真空装置とを具備し、前記真空クリーンボックスと前記
真空装置とは結合時に前記真空装置の開閉口の外側面の
周縁部分に前記本体部のフランジ部が気密に対接するこ
とで、前記シャッター兼用蓋体部及びシャッターが面す
る気密な密閉空間を構成し、前記シャツター兼用蓋体部
及びシャッターを係合状態で一体的に前記開閉駆動手段
によって前記真空装置内部に引き込んだときに前記真空
クリーンボックスと前記真空装置の内部空間同士が連続
する如く構成している。
【0007】
【作用】本発明においては、真空装置としての各種処理
装置に真空クリーンボックスを合体させるための位置決
めは、真空クリーンボックスが真空排気手段及び移送手
段を持たない軽量コンパクトなものであるため極めて容
易であり、人手でも市販のロボット(クリーン対応でな
くともよい)でも実行できる。また、真空クリーンボッ
クスのシャッター兼用蓋体部は真空装置側のシャッター
に対し係合状態として真空装置側の開閉駆動手段により
当該真空装置内部に引き込まれるように構成しており、
シャッター兼用蓋体部上に半導体関連製品、光ディスク
等の加工、組み立てに必要な被搬送物を載せておくこと
で、真空クリーンボックスと真空装置間の被搬送物の移
送が簡単に実行できる。また、被搬送物とシャッター兼
用蓋体部の両者を真空装置内部に引き込むように同時に
移動させる構造であり、真空クリーンボックスと真空装
置とを合体した際に形成される真空排気が必要な密閉空
間を最小限にすることができ(当該密閉空間内にシャッ
ター兼用蓋体部及び真空装置側シャッターを駆動するた
めの機構を設ける必要が無いので)、真空クリーンボッ
クスの合体あるいは離脱に要する時間を短縮できる。さ
らに、真空クリーンボックスは真空排気手段及び移送手
段を持たない必要最小限の空間であり、充分な気密性を
保持することで真空維持時間を長くすることができる。
また、被搬送物の保管は、真空クリーンボックス内に収
納したまましばらく放置しておくことも可能であり、取
り扱いが簡便な利点もある。なお、真空クリーンボック
スの搬送に無人搬送車を用いる場合でも、真空クリーン
ボックス合体後、無人搬送車は別の所に移動でき、無人
搬送車の稼働率を良好に保つことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係るクリーン搬送方法及び装
置の実施例を図面に従って説明する。
【0009】図1は本発明の第1実施例を示す。この図
において、真空クリーンボックス1は、一面に開閉口3
を有する本体部2と、開閉口3を気密に閉成するシャッ
ター兼用蓋体部4とからなり、シャッター兼用蓋体部4
の閉成時に真空状態を維持できる気密性を有していて真
空排気手段及び移送手段を持たない構造である。本体部
2は、一面に開閉口3を有し、かつ開閉縁にフランジ部
6を有する箱型部材5と、該箱型部材5の上面の開口部
7を密閉する透明部材8と、該透明部材8を箱型部材5
に固定する固定部材9とからなっている。開口部7に設
けられた透明部材8は覗き窓として機能し、真空クリー
ンボックス1の内部を外部から透視できるようにしてい
る。前記箱型部材5の透明部材当接面には溝10が形成
され、該溝10に気密封止のためのOリング11が配設
されている。前記固定部材9は箱型部材5に対しビス等
で固定される。
【0010】前記シャッター兼用蓋体部4の本体部2へ
の当接面には溝20が形成され、該溝20内に気密封止
用のOリング21が配設されている。該シャッター兼用
蓋体部4の上面には、被搬送物としての光ミニディスク
30を支えるホルダー22が取り付けられている。該ホ
ルダー22は、光ミニディスク30を多数等間隔で垂直
に立てた状態で収納できる構造となっている。すなわ
ち、ホルダー22はシャッター兼用蓋体部4に固定され
た多数の仕切り板23を有し、該仕切り板23で仕切ら
れた各区画に光ミニディクス30が挿入されるようにな
っている。なお、シャッター兼用蓋体部4の背面(下
面)には、後述する真空装置側の位置決めピン41が着
脱自在に嵌合する位置合わせ用凹部24が複数形成され
ている。
【0011】前記真空クリーンボックス1が合体可能な
成膜装置等の真空装置40は、上面に開閉口42を有す
る気密容器43と、流体圧シリンダ等の開閉駆動手段の
開閉操作ロッド44の先端に固定されたシャッター45
と、該シャッター45の上面に固着されたスペーサブロ
ック46と、該スペーサブロック46の上面から突出す
るように当該スペーサブロック46に固着された複数本
の位置決めピン41とを有している。前記開閉操作ロッ
ド44は伸長又は縮動してシャッター45を昇降させる
機能を有する。また、位置決めピン41は前記真空クリ
ーンボックス1側のシャッター兼用蓋体部4に形成され
た位置合わせ用凹部24にそれぞれ着脱自在に嵌合する
ようになっている。前記開閉口42の開口縁部は、気密
容器43に固着された連結用ブロック47で構成され、
該連結用ブロック47の肉厚は前記シャッター兼用蓋体
部4及びスペーサブロック46の肉厚の和に等しく設定
されている。連結用ブロック47の気密容器対接面には
溝48が形成され、該溝48内に気密封止用のOリング
49が配設されている。同様に、連結用ブロック47の
真空クリーンボックス側フランジ部6への対接面には溝
50が形成され、該溝50内に気密封止用のOリング5
1が配設されている。シャッター45の連結用ブロック
47への対接面には、溝55が形成され、ここに気密封
止用のOリング56が配設されている。
【0012】なお、前記真空装置40は、真空ポンプ等
の真空排気手段を具備するとともに、気密容器43内に
引き込まれた光ミニディスク30を所定の成膜位置等に
移送するための移送手段等を具備している。
【0013】以上の第1実施例において、真空クリーン
ボックス1の合体前状態では、真空クリーンボックス1
は予め別の真空チェンジャーにより内部が真空状態(例
えば、粉塵を大幅に少なくするために真空度0.1Torr
以下が好ましい)にされシャッター兼用蓋体部4で内部
が密閉されて搬送される。真空クリーンボックス1と真
空装置40とが分離しているとき、真空クリーンボック
ス1内部の高真空と、外部の大気圧との圧力差によりシ
ャッター兼用蓋体部4が開閉口3側に押されて開閉口3
を確実に気密シールでき、シャッター兼用蓋体部4が動
いてしまうこともなく、被搬送物としての光ミニディス
ク30を収容した状態で真空クリーンボックス1を搬送
可能である。また、真空装置40側のシャッター45
は、開閉操作ロッド44によって開閉口42の開口縁部
を構成する連結用ブロック47の内面に押されて開閉口
42を気密シールしている。
【0014】真空クリーンボックス1と真空装置40と
の連結は、真空クリーンボックス1のシャッター兼用蓋
体部4を下向きにして、図1のように、真空装置40の
開閉口42の開口縁部を構成する連結用ブロック47上
にフランジ部6を当接させて載置することによって行
う。この際、真空装置側位置決めピン41を真空クリー
ンボックス側の位置合わせ用凹部24に嵌合させる。ま
た、フランジ部6を押え金具60で連結用ブロック47
側に押えておく。
【0015】上述の如く、真空クリーンボックス1を真
空装置40に連結した結果、連結用ブロック47の内側
面(開閉口42の内側面)とシャッター兼用蓋体部4及
びフランジ部6の下面とシャッター45の上面とで囲ま
れた気密な密閉空間(スルーエリア)Sが形成されるこ
とになる。すなわち、密閉空間Sにシャッター兼用蓋体
部4及びシャッター45が面する。この密閉空間Sは当
初は大気圧であるから、図示しない真空排気経路を介し
て真空装置40側の真空排気手段で真空排気する(例え
ば、真空度0.1Torr以下)。
【0016】前記密閉空間Sを真空排気した後は、真空
クリーンボックス1のシャッター兼用蓋体部4について
の内外圧力差は無くなるから、真空装置40側の開閉操
作ロッド44を縮動させ、シャッター45及びスペーサ
ブロック46を下降させれば、シャッター兼用蓋体部4
の自重及びホルダー22や光ミニディスク30の重量が
存在するため、図1の仮想線の如く、当該シャッター兼
用蓋体部4及び光ミニディスク30もシャッター45及
びスペーサブロック46と一体的に下降し、真空装置4
0内の空間と真空クリーンボックス1内の空間とが連続
してシャッター兼用蓋体部4及び光ミニディスク30は
気密容器43内に引き込まれる。この際、スペーサブロ
ック46側の位置決めピン41とシャッター兼用蓋体部
4の位置合わせ用凹部24との嵌合状態が継続されてい
るため、シャッター兼用蓋体部4を位置決め状態で停止
させることができ、後工程での光ミニディスク30の真
空装置内における移送等を円滑に実行できる。
【0017】なお、前記密閉空間Sを真空排気した際
に、真空クリーンボックス1のフランジ部6は大気圧で
押されることになり、フランジ部6が開閉口42の開口
縁部を構成する連結用ブロック47に圧接するから真空
リークの問題は発生しない。
【0018】逆に、真空装置40に合体していた真空ク
リーンボックス1を分離する場合には、開閉操作ロッド
44を伸長させることで、図1仮想線状態のシャッター
兼用蓋体部4を図1実線状態に復帰させる。この結果、
再び連結用ブロック47の内側面(開閉口42の内側
面)とシャッター兼用蓋体部4及びフランジ部6の下面
とシャッター45の上面とで囲まれた気密な密閉空間S
が形成されることになる。そして、この密閉空間Sを大
気圧に戻し、シャッター兼用蓋体部4の下面に大気圧が
加わるようにする。この結果、シャッター兼用蓋体部4
の下面が密閉空間Sの大気圧で押されるので本体部2と
シャッター兼用蓋体部4とが気密に一体化され、シャッ
ター兼用蓋体部4を位置決めピン41から支障無く外す
ことができる状態となる。以後、押え金具60をフラン
ジ部6から外すことにより、本体部2とシャッター兼用
蓋体部4とが気密に一体化され、かつ光ミニディスク3
0を収容したた真空クリーンボックス1として任意の位
置に搬送することができる。
【0019】さらに、図1の構成を数種のスパッタ等の
成膜工程等に対応させて設置しておき、真空クリーンボ
ックス1を各成膜装置等に対し順次装着して行けば、複
数種の膜を被搬送物(基板等)上に積層することができ
る。その際、真空クリーンボックス1を装着して行く成
膜装置等の順番は自由に変更でき、一部の成膜装置はス
キップしたりすることもでき、被搬送物上の膜の積層順
序や積層数は任意に設定でき、仕様変更に対してフレキ
シブルに対応できる。このことは、複数のスパッタユニ
ットを直列に接続して基板等を順次搬送していくインラ
インスパッタ装置等にない利点である(インラインスパ
ッタ装置等では成膜順序は予め定まってしまう。)。
【0020】上記第1実施例の構成によれば、被搬送物
としての光ミニディスク30の移動とシャッター兼用蓋
体部4及びシャッター45の移動を同時に行う構成であ
り、被搬送物の移動機構とは別にシャッターを開閉する
機構を前記密閉空間S内に配置する必要が無くなり、密
閉空間Sを極限まで小さくすることができる。このた
め、真空クリーンボックス1の真空装置40への合体時
に密閉空間Sを真空排気するが、その排気時間を短縮で
き、全体のタクトタイムも短縮可能である。
【0021】図2及び図3は本発明の第2実施例を示
す。この実施例は真空クリーンボックス1内に半導体ウ
エハ70を水平に収容してマルチチャンバー式処理装置
80に供給する構成を示している。図2乃至図3におい
て、マルチチャンバー式処理装置80は、真空移送ゾー
ン81と、該真空移送ゾーン81に連通する複数のプロ
セスゾーン82と、真空クリーンボックス1を連結して
合体させるための真空装置として機能する真空チェンジ
ャー83とを有している。プロセスゾーン82は、例え
ば、スパッタ装置であれば、図2のように所要のスパッ
タ粒子を放出するためのターゲット84が半導体ウエハ
70の載置台85に対向する如く設けられている。真空
移送ゾーン81には半導体ウエハ70の移送手段として
ロボットアーム86が設けられている。
【0022】なお、真空クリーンボックス1及び真空チ
ェンジャー83は前述の第1実施例と実質的に同様の構
成を持っている(真空チェンジャー83は真空装置40
に相当し、同様部分には同一符号を付した。)。但し、
シャッター兼用蓋体部4の上面には半導体ウエハ70を
水平状態で多数支持するホルダー22Aが取り付けられ
ている点が相違する。
【0023】この第2実施例の場合、第1実施例と同様
の手順で真空クリーンボックス1を真空チェンジャー8
3に合体し、真空クリーンボックス1及び真空チェンジ
ャー83の内部空間を連続させ、開閉操作ロッド44の
縮動動作によりシャッター兼用蓋体部4及び半導体ウエ
ハ70をシャッター45及びスペーサブロック46と共
に一体的に下降させ、真空チェンジャー83内に引き込
む。その後、引き込み状態としたシャッター兼用蓋体部
4上のホルダー22Aで支持された半導体ウエハ70
を、ロボットアーム86で保持して各プロセスゾーン8
2に順次移送し、全プロセスゾーン処理が終わった半導
体ウエハ70は再びシャッター兼用蓋体部4上のホルダ
ー22Aに戻される。全半導体ウエハ70の処理が終わ
ったら、開閉操作ロッド44を伸長させることで、シャ
ッター兼用蓋体部4を真空クリーンボックス1の本体部
2に圧接させ、前述の第1実施例と同様の手順でシャッ
ター兼用蓋体部4が一体化された真空クリーンボックス
1を真空チェンジャー83から分離する。
【0024】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
真空クリーンボックスは真空排気手段や移送手段を持た
ないため、軽量コンパクトに構成でき、真空装置として
の各種処理装置に真空クリーンボックスを合体させるた
めの位置決めを、極めて容易に実行できる。また、各種
処理装置への装着は、人手でも市販のロボット(クリー
ン対応でなくともよい)でも容易に実行できる。また、
真空クリーンボックスのシャッター兼用蓋体部は真空装
置側のシャッターに対し係合状態として真空装置側の開
閉駆動手段により当該真空装置内部に引き込まれるよう
に構成しており、シャッター兼用蓋体部上に半導体関連
製品、光ディスク等の加工、組み立てに必要な被搬送物
を載せておくことで、真空クリーンボックスと真空装置
間の被搬送物の移送が簡単に実行できる。また、被搬送
物とシャッター兼用蓋体部の両者を真空装置内部に引き
込むように同時に移動する構造であり、真空クリーンボ
ックスと真空装置とを合体した際に形成される真空排気
が必要な密閉空間を最小限にすることができ(真空装置
の開閉口の外側面の周縁部分に真空クリーンボックス本
体部のフランジ部が気密に対接し、該開閉口の内側面の
周縁部分に真空装置側シャッターが気密に対接して密閉
空間をなし、当該密閉空間内にシャッター兼用蓋体部及
び真空装置側シャッターを駆動するための機構を設ける
必要が無いので)、真空クリーンボックスの合体あるい
は離脱に要する時間を短縮できる。また、真空クリーン
ボックスは真空排気手段及び移送手段を持たない必要最
小限の空間であり、充分な気密性を保持することで真空
維持時間を長くすることができる。さらに、被搬送物の
保管は、真空クリーンボックス内に取納したまましばら
く放置しておくことも可能であり、取り扱いが簡便な利
点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリーン搬送方法及び装置の第1
実施例を示す正断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す正断面図である。
【図3】同概略平面図である。
【符号の説明】
1 真空クリーンボックス 2 本体部 3,42 開閉口 4 シャッター兼用蓋体部 6 フランジ部 22,22A ホルダー 30 光ミニディスク 40 真空装置 41 位置決めピン 43 気密容器 44 開閉操作ロッド 45 シャッター 46 スペーサブロック 47 連結用ブロック 60 押え金具 70 半導体ウエハ 80 処理装置 81 真空移送ゾーン 82 プロセスゾーン 83 真空チェンジャー 86 ロボットアーム
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 英明 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティ ーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−290616(JP,A) 特開 平1−186621(JP,A) 特開 平2−94647(JP,A) 特開 平3−261161(JP,A) 特開 昭63−271951(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉口を有する本体部と前記開閉口を気
    密に閉成するシャッター兼用蓋体部とからなり、前記シ
    ャッター兼用蓋体部の閉成時に真空状態を維持できる気
    密性を有していて前記シャッター兼用蓋体部は内外圧力
    差により閉成状態を保ち、真空排気手段及び移送手段を
    持たない真空クリーンボックスと、前記シャッター兼用
    蓋体部に対して着脱自在に係合するシャッターを有して
    いて該シャッターで開閉自在な開閉口を有するとともに
    閉成状態において前記シャッターは該開閉口の内側面の
    周縁部分に気密に対接する真空装置とを用い、前記真空
    クリーンボックスと前記真空装置とを前記シャッター兼
    用蓋体部及びシャッターの閉成状態にて気密に結合
    て、前記真空装置の開閉口の外側面の周縁部分に前記本
    体部のフランジ部を気密に対接させかつ前記シャッター
    と前記シャツター兼用蓋体部とを係合状態として、前記
    シャッター兼用蓋体部及びシャッターが面する密閉空間
    を形成し、該密閉空間を真空排気した後、前記シャッタ
    ー兼用蓋体部及びシャッターを一体的に前記真空装置内
    部に引き込むことを特徴とするクリーン搬送方法。
  2. 【請求項2】 開閉口を有する本体部と前記開閉口を気
    密に閉成するシャッター兼用蓋体部とからなり、前記シ
    ャッター兼用蓋体部の閉成時に真空状態を維持できる気
    密性を有していて前記シャッター兼用蓋体部は内外圧力
    差により閉成状態を保ち、真空排気手段及び移送手段を
    持たない真空クリーンボツクスと、 前記シャッター兼用蓋体部に対して着脱自在に係合する
    シャッター及び該シャッターを開閉駆動する開閉駆動手
    段とを有していて該シャッターで開閉自在な開閉口を有
    するとともに閉成状態において前記シャッターは該開閉
    口の内側面の周縁部分に気密に対接する真空装置とを具
    備し、 前記真空クリーンボックスと前記真空装置とは結合時に
    前記真空装置の開閉口の外側面の周縁部分に前記本体部
    のフランジ部が気密に対接することで、前記シャッター
    兼用蓋体部及びシャッターが面する気密な密閉空間を構
    成し、前記シャッター兼用蓋体部及びシャッターを係合
    状態で一体的に前記開閉駆動手段によって前記真空装置
    内部に引き込んだときに前記真空クリーンボックスと前
    記真空装置の内部空間同士が連続する如く構成したこと
    を特徴とするクリーン搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッター側には前記シャッター兼
    用蓋体部に着脱自在に嵌合する位置決めピンが取り付け
    られている請求項2記載のクリーン搬送装置
  4. 【請求項4】 前記シャッター兼用蓋体部上には被搬送
    物を一定姿勢で支えるホルダーが取り付けられている請
    求項2記載のクリーン搬送装置。
JP5078642A 1993-01-21 1993-03-15 クリーン搬送方法及び装置 Expired - Lifetime JP2757102B2 (ja)

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JP5078642A JP2757102B2 (ja) 1993-03-15 1993-03-15 クリーン搬送方法及び装置
US09/135,614 US6136168A (en) 1993-01-21 1998-08-18 Clean transfer method and apparatus therefor

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