JP2000009474A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JP2000009474A JP10176992A JP17699298A JP2000009474A JP 2000009474 A JP2000009474 A JP 2000009474A JP 10176992 A JP10176992 A JP 10176992A JP 17699298 A JP17699298 A JP 17699298A JP 2000009474 A JP2000009474 A JP 2000009474A
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    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5719Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using planar vibrating masses driven in a translation vibration along an axis

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的および機械的外乱による検出精度の低
下を防止。角速度検出精度の向上。 【解決手段】 x,y方向に撓み性が高いばね梁b1〜
b4で基板100に対して浮動支持された、中心Oに関
して対称な連結梁c1,c2;これらに、x方向に撓み
性が高いばね梁31〜34/35〜38を介して支持さ
れた、それぞれが中心Oを通るx軸に関して対称であっ
て、互には中心Oを通るy軸に関して対称な、第1,第
2振動体7,17;これらの少くとも一方をx振動駆動
する駆動電極5a,6a/5b,6b;第1振動体7の
y振動を検出する第1変位検出電極12,13;およ
び、第2振動体17のy振動を検出する第2変位検出電
極22,23;を備える(図6)。他の態様では、一点
にて励振するル−プばね梁3を用い、第1,第2振動体
11,21を第1,第2駆動枠7,17に浮動支持した
(図1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に対して浮動
支持された振動体を備える角速度センサに関し、特に、
これに限定する意図ではないが、半導体微細加工技術を
用いて形成される浮動半導体薄膜を櫛歯電極にて電気的
に吸引/解放してx方向に励振する角速度センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の角速度センサの代表的なもの
は、浮動薄膜の左辺部に1組かつ右辺部に1組の浮動櫛
歯電極(左側浮動櫛歯電極と右側浮動櫛歯電極)を備
え、固定櫛歯電極も2組(各組の浮動櫛歯電極に非接触
で噛み合いかつ平行な左側固定櫛歯電極および右側固定
櫛歯電極)として、左側浮動櫛歯電極/左側固定櫛歯電
極間と右側浮動櫛歯電極/右側固定櫛歯電極間に交互に
電圧を印加することにより、浮動薄膜がx方向に振動す
る。浮動薄膜に、z軸を中心とする回転の角速度が加わ
ると、浮動薄膜にコリオリ力が加わって、浮動薄膜は、
y方向にも振動する楕円振動となる。浮動薄膜を導体と
しもしくは電極が接合したものとし、浮動薄膜のxz平
面に平行な検出電極を基板上に備えておくと、この検出
電極と浮動薄膜との間の静電容量が、楕円振動のy成分
(角速度成分)に対応して振動する。この静電容量の変
化(振幅)を測定することにより、角速度を求めること
が出来る(例えば特開平5−248872号公報,特開
平7−218268号公報,特開平8−152327号
公報,特開平9−127148号公報,特開平9−42
973号公報)。
【0003】米国特許明細書第5,635,638号のFig.4に
は、1対の振動子を半円形状の1対の梁で連結して、各
振動子の振動方向xに対して撓み性が高い梁を介して、
8個のアンカーにて、該1対の振動子を浮動支持した角
速度センサが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の角速度センサで
はアンカー部が多点にわかれており、互いに距離がある
ため振動子を単振動させる梁バネ部に温度変化等の外力
が加わると圧縮あるいは引張りの応力がかかる。そのた
め共振周波数が温度とともに変化し、ヒステリシスと不
連続点をもつ特性となる。それはセンサの精度を低下さ
せる。例えば特開平7−218268号公報に開示のご
とき、アンカー部が多点にわかれた従来の角度センサで
は、アンカー間に距離があるため駆動時の振動が検出側
の振動にもれ、そのため精度低下となることが考えられ
る。また、例えば特開平7−218268号公報に開示
のごときの、駆動の振動モードと検出の振動モードの不
動点が不一致のものでは、互いの振動もれと外力の影響
があると角速度検出精度が低下すると考えられる。ま
た、駆動の振動モードにコリオリ力による振動を低減さ
せる振動成分を含むと、角速度検出出力が小さい。従来
の振動子の振幅が、+x方向と−x方向とで異なって振
動が不安定になるときがあり、センサとして成立しない
ときがある。
【0005】米国特許明細書第5,635,638号の角速度セ
ンサでは、振動子の重心から振動バネが接続されていな
いため、製造時の寸法変動により、振動マスに加わる駆
動力が不均一になると振動がアンバランスになると推察
される。また、非線形振動になる。そのため共振周波数
のシフト振動のアンバランスにより検出出力の不安定な
変動を発生させるためS/Nが悪いと推察される。振動
駆動信号が検出コンデンサに伝わるので、角速度信号の
S/Nが低いと推察される。更に、従来のセンサでは駆
動振動の漏れが各検出部に漏れ信号として流れるが、励
振部と各検出部までの電気的距離,幾何学的距離に対称
性がないため、電気回路部の作動構成でも漏れ信号が除
去できず、S/Nの低下をもたらす。
【0006】本発明は、物理的(電気的および機械的)
外乱による検出精度の低下を防ぎ、振動駆動信号の漏れ
によるS/N低下を抑止し、角速度検出精度を高くする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の角速度セ
ンサは、中心Oを通るx軸およびy軸の方向に撓み性が
高く、浮動支持部材(b1〜b4,c,1,2,8,18,b5〜b8)にて基
板(100)に対してx,y平面に沿う方向に振動可に支持
された、ル−プばね梁(3);該ル−プばね梁(3)の、x
軸,y軸との交点の少くとも一点を該軸が延びる方向に
振動駆動する励振手段(4〜6);該ル−プばね梁(3)のx
軸との交点に連続し、y軸に関して対称に位置し、x軸
の延びる方向に撓み性が高い支持部材(8,18)にて基板(1
00)に対して浮動支持された第1駆動枠(7)および第2駆
動枠(17);第1駆動枠(7)にあって、それに連続するy
方向に撓み性が高いばね梁(9,10)に連続する第1振動体
(11);第2駆動枠(17)にあって、それに連続するy方向
に撓み性が高いばね梁(19,20)に連続する第2振動体(2
1);第1振動体(11)のy振動を検出する第1の変位検出
手段(12,13);および、第2振動体(21)のy振動を検出
する第2の変位検出手段(22,23);を備える。なお、理
解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述す
る実施例の対応要素の符号を参考までに付記した。
【0008】これによれば、励振手段(4〜6)にて、ル−
プばね梁(3)の、x軸,y軸との交点の少くとも一点例
えばy軸との交点を、y軸が延びる方向に振動駆動する
と、これによるy振動と180度位相がずれたx振動
が、ル−プばね梁(3)のx軸との交点に現われ、第1駆
動枠(7)および第2駆動枠(17)が、逆相でx方向に振動
する。第1振動体(11)および第2振動体(21)も、第1駆
動枠(7)および第2駆動枠(17)と同じく、x方向に逆相
で振動する。z軸廻りの角速度が加わると、第1振動体
(11)および第2振動体(21)は、y方向に撓み性が高いば
ね梁(9,10/19,20)にて支持されているので、第1振動体
(11)および第2振動体(21)の振動が楕円振動となり、y
方向にも振動する。第1振動体(11)および第2振動体(2
1)のx振動が相対的に逆相であるので、y振動も相対的
には逆相となる。第1および第2変位検出手段(12,13/
22,23)が、これらのy振動を検出する。
【0009】第1および第2変位検出手段(12,13/22,2
3)の振動検出信号の差動増幅を行なうと、各変位検出手
段の振動検出信号の略2倍のレベルの振動検出信号が得
られると共に、電気的なノイズが減殺されるばかりでな
く、角速度以外の機械的な外力による信号成分も相殺さ
れる。例えばy方向の加,減速度が加わった場合、それ
による第1振動体(11)および第2振動体(21)の移動が同
方向で、第1および第2変位検出手段(12,13/22,23)の
変位検出信号レベルが同方向に同程度振れるが、それら
を差動増幅すると、この信号レベルの振れが相殺とな
る。したがって、加速度など、外力による角速度信号の
S/N低下を生じない。
【0010】ル−プばね梁(3)が、浮動支持部材(b1〜b
4,c,1,2,8,18,b5〜b8)にて基板(100)に対してx,y平
面に沿う方向に振動可に支持され、しかも、第1駆動枠
(7)および第2駆動枠(17)が、x軸の延びる方向に撓み
性が高い支持部材(8,18)にて基板(100)に対して浮動支
持されているので、第1駆動枠(5)および第2駆動枠(2
5)が、温度歪を生じにくく、それらならびに第1および
第2振動体(11,21)のx振動が安定するのに加えて、y
方向に撓み性が高いばね梁(9,10,19,20)を介して第1お
よび第2振動体(11,21)が浮動支持されているので、第
1および第2振動体(11,21)は更に温度歪を生じにく
く、角速度対応のy振動が安定したものとなり、角速度
信号の信頼性(安定性)が高い。
【0011】励振手段(4〜6)にて、ル−プばね梁(3)
の、y軸との交点をy軸が延びる方向に振動駆動する態
様では、該交点から第1および第2振動体(11,21)が等
距離になるので、第1および第2変位検出手段(12,13/
22,23)への励振駆動信号の漏れは同等となり、上述の差
動増幅により相殺されるので、S/Nが高い角速度検出
信号を得ることができる。ル−プばね梁(3)の、x軸と
の交点をx方向に振動駆動する態様には、x軸との2交
点のそれぞれを対の励振手段にて振動駆動することによ
り、各励振手段と各変位検出手段(12,13/22,23)との距
離が同一となり、同様にS/Nが高い角速度検出信号を
得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(2)前記ル−プばね梁(3)のy
軸との交点に連続し、y軸の延びる方向に撓み性が高い
支持部材(1,2)にて基板(100)に対して浮動支持され、x
軸に関して対称に位置する第3駆動枠(77)および第4駆
動枠(87);第3駆動枠(77)にあって、それに連続するy
方向に撓み性が高いばね梁(79,80)に連続する第3振動
体(81);第4駆動枠(87)にあって、それに連続するy方
向に撓み性が高いばね梁(89,90)に連続する第4振動体
(91);第3振動体(81)のx振動を検出する第3の変位検
出手段(82,83);および、第4振動体(91)のx振動を検
出する第4の変位検出手段(92,93);を更に備える角速
度センサ。
【0013】これによれば、第1および第2変位検出手
段(12,13/22,23)の変位検出信号と同様な信号が、第3
および第4変位検出手段(82,83/92,93)でも得られる。
これらの信号を差動増幅して、第1および第2変位検出
手段(12,13/22,23)の差動増幅信号と位相を合せて加算
することにより、高レベルの高S/Nの角速度信号が得
られる。また、第1〜第4駆動枠および第1〜第4振動
体を、駆動枠と振動体の一組を、中心Oを中心に90度
づつ回転させ、x軸およびy軸に関して対称なものとす
ることにより、温度変化,電気ノイズ,外部からの加,
減速度や振動による影響が小さい、高S/N,高信頼性
(安定性)の角速度信号が得られる。 (3)各振動体(11,21,81,91)は、枠形状体であり、そ
れぞれの内側に各変位検出手段(12,13/22,23/82,83/92,
93)が位置する。 (4)浮動支持部材(b1〜b4,c,1,2,8,18,b5〜b8)は、x
軸,y軸上にあって該軸が延びる方向の撓み性が高いば
ね梁(1,2,8,18)を含む。 (5)浮動支持部材(b1〜b4,c,1,2,8,18,b5〜b8)は、前
記軸が延びる方向の撓み性が高いばね梁(1,2,8,18)が
連続する枠体(c)、および、該枠体(c)に一端が連続し他
端が基板(100)に固定された、x軸,y軸方向の撓み性
が高いばね梁(b1〜b4)を含む。 (6)x,y方向に撓み性が高い浮動支持部材(b1〜b4)
で基板に対して浮動支持された、中心Oに関して対称な
連結梁(c1,c2);それぞれが前記連結梁(c1,c2)に、x方
向に撓み性が高いばね梁(31〜34/35〜38)を介して支持
された、それぞれが中心Oを通るx軸に関して対称であ
って、互には中心Oを通るy軸に関して対称な、第1振
動体(7)および第2振動体(17);第1駆動体(7)と第2振
動体(17)の少くとも一方をx方向に振動駆動する励振手
段(5a,6a/5b,6b);第1振動体(7)のy振動を検出する第
1の変位検出手段(12,13);および、第2振動体のy振
動を検出する第2の変位検出手段(22,23);を備える角
速度センサ。
【0014】本発明の好ましい実施例では、角速度セン
サエレントの配列を、中心Oに関してすべて点対称とし
た。これによれば、駆動枠および振動体が多点でアンカ
ーされているにもかかわらず、熱膨張,内部応力等の解
放によって中心Oに関する対称性がくずれることはな
く、角速度信号の信頼性(安定性)が高い。
【0015】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0016】
【実施例】−第1実施例− 図1に、本発明の第1実施例の機構要素を示す。絶縁層
を形成したシリコン基板100には、導電性とするため
の不純物を含むポリシリコン(以下導電性ポリシリコ
ン)の、浮動体アンカーa1〜a4,駆動電極5,6の
アンカー,駆動検出電極15,16のアンカー,角速度
検出電極12,13/22,23のアンカー,周波数調
整電極25,26のアンカー、および、駆動検出電極1
5,16と対称な位置にあるダミ−電極65,66のア
ンカーが接合しており、これらの、65,66のアンカ
ーを除くアンカーは、シリコン基板100上の絶縁層の
上に形成された配線により、図示しない接続電極に接続
されている。
【0017】リソグラフによる半導体プロセスを用い
て、シリコン基板100から浮きしかも浮動体アンカー
a1〜a4に連続した、導電性ポリシリコンの、x軸に
対して45度方向に向いた偏平リング状のばね梁b1〜
b4,ならびにこれらに連続した矩形ル−プ状の連結枠
cが形成されている。この連結枠cは、中心Oを通るx
軸およびy軸に関して対称であり、浮動体アンカーa1
〜a4およびばね梁b1〜b4は、x軸およびy軸に関
して対称に分布する。
【0018】連結枠cのx平行2辺c1,c3の中点に
は偏平リング状のばね梁1,2が連続し、ばね梁1,2
に丸コ−ナの4辺形ル−プ3およびy振動枠4,24が
連続している。4辺形ル−プ3の、x軸との交点には、
x振動枠14,64が連続し、しかも、第1駆動枠7,
第2駆動枠17が連続している。第1,第2駆動枠7,
17は矩形枠であり、もう1つの、x軸との交点は、偏
平リング状のばね梁8,18を介して、連結枠cのy平
行2辺c4,c2の中点に連続している。第1駆動枠7
および第2駆動枠17の内側に、偏平リング状のばね梁
9,10/19,20を介して、第1振動体11および
第2振動体21が連続している。これらの要素も、シリ
コン基板100から浮いており、導電性ポリシリコンで
ある。
【0019】第1,第2の駆動枠7と17、第1,第2
の振動体11と21、はセンサ中心Oを通るx軸および
y軸に関して対称な形状であって対称な位置にあり、ば
ね梁1,2,8,18,9,10,19,20も、x軸
およびy軸に関して対称である。
【0020】y振動枠4,24には、x方向に等ピッチ
で分布しy方向に突出する櫛歯状の可動電極があり、駆
動電極アンカーに連続した、導電性ポリシリコンの駆動
電極5,6および周波数調整電極25,26にも、可動
電極のx方向分布の空間に突出する櫛歯状の固定電極が
ありx方向に分布している。
【0021】駆動電極5,6に交互に、y振動枠4の電
位(略機器ア−スレベル)より高い電圧を印加すること
により、y振動枠4がy方向に振動する。このy振動に
より4辺形ル−プ3のx平行2辺がy振動して、周波数
調整電極25,26間のy振動枠24がy振動し、この
y振動とは180度の位相差で、駆動枠7,17および
x振動枠14,64がx方向に振動する。y振動枠4,
24のy振動は相対的に逆相である。また、x振動枠1
4,64のx振動も相対的に逆相であり、第1駆動枠7
と第2駆動枠17が音叉振動をする。これら第1駆動枠
7と第2駆動枠17で支持された第1振動体11および
第2振動体21も、同様に逆相でx振動する。すなわち
音叉振動をする。
【0022】駆動枠7および振動体11でなる第1振動
系と、駆動枠17および振動体21でなる第2振動系と
を、このように音叉振動させることにより、エネルギ消
費効率が高いx励振となる。
【0023】駆動枠17(7)と共にx振動枠14(6
4)がx方向に振動することにより、駆動枠17と駆動
検出電極15,16との間の静電容量が振動し、かつそ
の容量振動と逆位相で駆動枠64と駆動検出電極65,
66との間の静電容量が振動する。
【0024】振動体11/21も大略で枠形状である
が、x方向に延びる複数の渡し梁がy方向に等ピッチで
存在し、y方向で隣り合う渡し梁の間の空間に、各1対
の導電体ポリシリコンの固定検出電極12,13/2
2,23があり、基板100上の検出電極用の各アンカ
ーで支持されそれと電気的に連続である(電気接続関係
にある)。
【0025】対の検出電極12,13(22,23)間
は絶縁されているが、振動体11(21)のy振動(y
変位)を検出するための各対電極12,13(22,2
3)の、各対間で対応位置にある検出電極は、電気リ−
ドに共通接続され、チャ−ジアンプ46,47(56,
57)に接続されている。
【0026】振動体11,21がx方向に音叉振動して
いるとき、中心Oを通るz軸廻りの角速度が加わると、
振動体11,21が、y成分も有する相対的に逆相の楕
円振動となり、これによって電極12,13/22,2
3にy振動対応の静電容量振動を生ずる。電極12,1
3の静電容量振動は相対的に逆相、同様に電極22,2
3の静電容量振動も相対的に逆相である。そして、振動
体11,21のy振動が逆相であるので、電極12,2
2の静電容量振動は相対的に逆相、同様に電極13,2
3の静電容量振動は相対的に逆相である。
【0027】y振動枠24の可動電極および周波数調整
電極25,26の固定電極は、4辺形ル−プ3のx平行
2辺のy振動(およびそれによって強制されるy平行2
辺のx振動:7,17のx振動)の速度(ばね力)を調
整し、駆動枠7,17の振動周波数を下げて、相対的
に、振動体11,21の共振周波数より数100Hz程
度低くするものである。なお、駆動枠7,17は、駆動
電圧の印加によって固有振動数相当の周波数でx励振す
る。角速度検出感度を高くするために、駆動枠7,17
の共振周波数(固有振動数)より、振動体11,21の
共振周波数(固有振動数)を数100Hz高く設計して
おり、上述の周波数調整電極25,26にx振動枠14
の変位に比例した電圧(静止点を零とし、x,−x方
向)を印加してそのレベルを調整することにより、駆動
枠7,17の共振周波数を設計値に近い値に微調整す
る。
【0028】以上に説明した角速度センサには、図1に
示す角速度検出回路41〜60,TSG,FCRが接続
される。タイミング信号発生器TSGが、駆動枠7,1
7をx方向に共振周波数で駆動する駆動信号A,Bを発
生して、駆動回路41a,41bに与えると共に、同期
検波用の同期信号を同期検波回路45,50に与える。
図7に、駆動信号A,Bと、駆動フィ−ドバック信号
および角速度信号、ならびにx振動およびy振動を示
す。駆動信号A,Bに同期して駆動回路41a,41b
が駆動電極5,6に駆動電圧(パルス)を印加する。こ
れにより、4辺形ル−プ3を介して、駆動枠7と共に振
動体11ならびに駆動枠17と共に振動体21が、x方
向に逆相で振動する。この振動によって、駆動検出電極
15,16の静電容量が逆相で振動する。この静電容量
の振動をチャ−ジアンプ42,43が電圧振動(静電容
量信号)に変換する。
【0029】差動増幅器44がアンプ42,43の静電
容量信号(逆相)を差動増幅し、1個のチャ−ジアンプ
が発生する静電容量信号の振幅を略2倍とし、ノイズを
相殺した差動信号を発生し、同期検波回路45およびフ
ィ−ドバック処理回路FCRに与える。同期検波回路4
5は、駆動信号と同相の同期信号に同期して、差動増幅
器44が与える差動信号すなわちx振動を表わすx振動
検出電圧を検波し、駆動パルス信号に対するx振動の位
相ずれを表わすフィ−ドバック信号を発生してフィ−ド
バック処理回路FCRに与える。
【0030】フィ−ドバック処理回路FCRは、同期検
波回路45が与える位相ずれ信号レベルを設定値に合わ
すための移相信号を、駆動回路41a,41bに与え、
それを受けた駆動回路41a,41bは、移相信号に対
応して、駆動信号に対する出力駆動電圧の位相をシフト
する。同期検波回路45の位相ずれ信号レベルが実質上
設定値になった状態で、駆動枠7,17のx振動は安定
したものとなる。周波数調整電極25,26には、駆動
枠7,17の振動周波数を、振動体11,21の共振周
波数(設計値)より数100Hz程度低い値に下げる直
流電圧を、周波数調整回路59,60が印加する。
【0031】安定した共振音叉振動の間に、中心Oを通
るz軸廻りの角速度が加わると、コリオリ力が駆動枠
7,17および振動体11,21に加わり、これらに、
x振動に加えてy振動を含む楕円運動を起こさせる。し
かし駆動枠7,17は、x方向には撓み性が高いがy方
向には剛性が高いばね梁8,18および4辺形ル−プ3
のy平行2辺で支持されているので、y振動は小さい。
ところが振動体11,21は、y方向に撓み性が高いば
ね梁9,10,19/20で支持されているので、y方
向に大きく振動する。振動体11,21のこのy振動は
相対的に逆相である。
【0032】振動体11のy振動を検出する対の検出電
極12,13の静電容量が逆相で振動し、これを表わす
静電容量信号をチャ−ジアンプ46,47が発生して差
動増幅器48が、両信号の差動信号すなわち1個のチャ
−ジアンプが発生する静電容量信号の振幅を略2倍と
し、ノイズを相殺した差動信号、を発生し、差動増幅器
49に与える。振動体21のy振動を検出する対の検出
電極22,23の静電容量が逆相で振動し、これを表わ
す静電容量信号をチャ−ジアンプ56,57が発生して
差動増幅器58が、両信号の差動信号すなわち1個のチ
ャ−ジアンプが発生する静電容量信号の振幅を略2倍と
し、ノイズを相殺した差動信号、を発生し、差動増幅器
49に与える。差動増幅器48と58の差動増幅信号は
相対的に逆相である。したがって差動増幅器49の差動
出力は、第1振動体11と第2振動体21の各信号処理
回路に同時に実質上同一レベルで作用するノイズを相殺
し、しかも、加,減速度,振動など、第1,第2振動体
11,21に同時に同方向に作用する外力による振動体
のy変位成分(これもノイズに該当する)も相殺した、
角速度起因のy振動を増幅した検出信号であり、角速度
検出感度が高く、S/Nが高い。
【0033】この差動出力すなわち検出信号は、同期検
波回路50に与えられ、同期検波回路50は、駆動信号
と同相の同期信号に同期して、検出信号を検波し、角速
度を表わす信号を発生する。この角速度信号の極性
(±)は加わった角速度の方向を、信号レベルの絶対値
は角速度の大きさを表わす。
【0034】第1実施例の角速度センサは、上述のよう
に振動型の双共振音叉構造をもち、温度特性の改善とS
/N向上を実現したことを特徴とする。温度特性の改善
には、保護枠でもある連結枠cを設けて、基板100と
振動子(3,7,17,11,21)の熱膨張差による
応力の増加を、連結枠cとばね梁b1〜b4で緩和して
いる。というのは基板100と振動子(3,7,17,
11,21,14,64)の熱膨張差を、ばね梁b1〜
b4のばね形状で吸収する。このばね形状は、ル−プ形
状をしているため、温度による膨張をばねの伸び縮みで
吸収する時、ヒステリシスを持たない。そのため、さら
に温度特性が改善する。
【0035】保護枠である連結枠cの中にある2つの振
動子(7,11/17,21)を接続するばね梁3は、
円環に近い形状をしており、線形性のある単振動の振動
が可能になっている。また、駆動枠7,振動体11,振
動枠64と、駆動枠17,振動体21,駆動枠14のx
振動は、このばね梁3の特性により、逆相の駆動を実現
する。これらの振動子は保護枠との接続のために4つの
ばね梁1,2,8,18により接続されており、応力を
緩和するようになっている。このため駆動振動xは線形
性のある単振動となる。
【0036】駆動部の形状は、加振する部分(駆動枠1
4,ばね梁3)を振動子(7,17,11,21,1
4,64)と分離し、さらに2つの振動子(7,11,
64),(17,21,14)から等距離になるように
配置している。駆動変位の検出部(64〜66,14〜
16)は、ばね3の、x軸,y軸との交点に接続されて
いる。これにより振動子の駆動変位をフィードバックす
るための駆動変位検出部(64〜66,14〜16)へ
の駆動信号の漏れが低減し、かつ、漏れ信号が同相成分
でもれるような形状を実現しているため、検出部のS/
Nを向上することができる。
【0037】角速度を検出する部分9〜13,19〜2
3は、駆動枠7,17の内部にル−プ状のばね梁9,1
0/19,20に接続された振動体11,21およびそ
れらのy変位を検出する固定電極12,13/22,2
3により構成されている。この構成により、角速度対応
のy振動の振動モードでは、駆動枠7と17が、また振
動体11と21が、逆相で働くため、釣り合いが取れる
構成になっている。そのため、角速度検出振動漏れがこ
の構成ではほとんど無視でき、S/Nが向上する。ま
た、角速度検出振動を同相で振動させてもよい。
【0038】−第2実施例− 図2に第2実施例の機構要素を示す。この第2実施例で
は、第1,第2駆動枠7,17のy振動をより抑制する
ために、偏平ル−プばね梁(8/18)を各2つ8a,
8b/18a,18bに分けてx軸に関して対称な位置
に配置し、かつ、第1,第2振動体11,22のx振動
をより抑制するために、偏平ル−プばね梁(9,10/
19,20)を各2つ9a,9b,10a,10b/1
9a,19b,20a,20bに分けて、各振動体の、
y軸に平行な中心線に関して対称な位置に配置したもの
である。これにより、駆動x振動と角速度検知のための
検出y振動の分離効果が高く、角速度信号のS/Nがよ
り高くなる。
【0039】−第3実施例− 図3に、本発明の第3実施例を示す。この第3実施例で
は、角速度起因の振動(上述の第1,第2実施例ではy
振動)の、中心Oを中心とするバランスを整えるため
に、もう1対の駆動枠および振動体を付加したものであ
る。すなわち、第1駆動枠7,偏平ル−プばね梁9,1
0,第1振動体11および振動検出電極12,13を、
時計廻りに90度回転させたものと同一形状の第3駆動
枠77,偏平ル−プばね梁79,80,第3振動体81
および振動検出電極82,83と、時計廻りに270度
回転させたのと同一形状の第4駆動枠87,偏平ル−プ
ばね梁89,90,第4振動体91および振動検出電極
92,93が付加されており、すべての要素が、x軸お
よびy軸に関して対称に分布している。
【0040】駆動電極5,6に、駆動信号A,Bに同期
した駆動電圧(パルス)を印加することにより、第1,
第2駆動枠7,17がx方向に逆相で振動し、かつ、第
3,第4駆動枠がy方向に逆相で振動する。z軸廻りの
角速度が加わると、第1,第2振動体11,21がy方
向に逆相で振動し、第3,第4振動体81,91がx方
向に逆相で振動する。
【0041】図示は省略したが、第3組および第4組の
振動検出電極82,83および92,93にも、図1に
示す、第1組および第2組の振動検出電極12,13お
よび22,23に接続したアンプ46,47,56,5
7,差動増幅器48,58,49と同様なものを接続
し、第1組および第2組の振動検出電極系の最終段の差
動増幅器49の出力と、第3組および第4組の振動検出
電極系の最終段の差動増幅器の出力を、追加の差動増幅
器に与えて差動増幅器に与えることにより、両系の検出
レベルを略2倍としノイズを相殺した角速度起因の振動
検出信号が得られる。これを同期検波回路50(例えば
図1)に与えることにより、角速度信号が得られる。第
1,第2実施例では、角速度起因の振動検出をy軸対称
で行なうが、この第3実施例では、x軸対称でも行なう
ので、角速度起因の振動のバランスが高く、よりS/N
が高い角速度信号を得ることができる。
【0042】−第4実施例− 図4に本発明の第4実施例を示す。この第4実施例は、
更に駆動ばね梁3の不動点を、ル−プ状のばね梁b5〜
b8を介してアンカーa5〜a8にて固定支持した。こ
の構成により駆動ばね梁3が検出回路のGNDに接続さ
れるため、駆動信号の漏れが更に低減し、角速度信号の
S/Nが更に向上する。
【0043】−第5実施例− 図5に本発明の第5実施例を示す。この第5実施例は、
第2実施例と同様に、第1,第2駆動枠7,17のy振
動ならびに第3,第4駆動枠81,91をより抑制する
ために、各偏平ル−プばね梁を対のものとし、しかも第
4実施例と同様に駆動ばね梁3の不動点をル−プばね梁
を介してアンカーにて支持したものである。これによ
り、駆動x,y振動と角速度検知のための検出y,x振
動の分離効果が高く、角速度信号のS/Nがより高くな
る。
【0044】−第6実施例− 図6に本発明の第6実施例を示す。この実施例において
は、絶縁層を形成したシリコン基板100には、導電性
ポリシリコンの、浮動体アンカーa1〜a4,駆動電極
5a,5b/6a,6bのアンカー,駆動検出電極15
a,15b/16a,16bのアンカーおよび角速度検
出電極12,13/22,23のアンカーが接合してお
り、これらのアンカーは、シリコン基板100上の絶縁
層の上に形成された配線により、図示しない接続電極に
接続されている。
【0045】リソグラフによる半導体プロセスを用い
て、シリコン基板100から浮きしかも浮動体アンカー
a1〜a4に連続した、導電性ポリシリコンの、x,y
方向に撓み性が高いばね梁b1〜b4、ならびにこれら
に連続した帯板状状の連結梁c1,c2が形成されてい
る。これらの連結梁c1,c2は、中心Oを通るx軸お
よびy軸に関して対称であり、浮動体アンカーa1〜a
4およびばね梁b1〜b4は、x軸およびy軸に関して
対称に分布する。
【0046】連結梁c1,c2には、それらに連続する
各4本のx方向に撓み性が高いばね梁31〜34/35
〜38で、それらに連続する第1駆動枠7,第2駆動枠
17が支持されている。第1,第2駆動枠7,17は矩
形枠であり、それらと一体にかつ内側に、第1振動体1
1および第2振動体21が連続している。これらの要素
も、シリコン基板100から浮いており、導電性ポリシ
リコンである。
【0047】第1,第2の駆動枠7と17、第1,第2
の振動体11と21、はセンサ中心Oを通るx軸および
y軸に関して対称な形状であって対称な位置にあり、ば
ね梁31〜34/35〜38も、x軸およびy軸に関し
て対称である。
【0048】第1,第2の駆動枠7,17それぞれのy
平行2辺には、y方向に等ピッチで分布しx方向に突出
する櫛歯状の可動電極があり、駆動電極アンカーに連続
した、導電性ポリシリコンの駆動電極5a,5b/6
a,6bおよび駆動検出電極アンカーに連続した、導電
性ポリシリコンの駆動検出電極15a,15b/16
a,16bに、可動電極のy方向分布の空間に突出する
櫛歯状の固定電極がありy方向に分布している。
【0049】駆動電極5aと5bに、また6aと6bに
交互に、駆動枠7,17の電位(略機器ア−スレベル)
より高い電圧を印加することにより、駆動枠7,17が
x方向に振動する。駆動枠7,17を共振音叉振動とす
るために、駆動枠7,17のx振動は相対的に逆相にす
る。
【0050】駆動枠7および振動体11でなる第1振動
系と、駆動枠17および振動体21でなる第2振動系と
を、共振音叉振動させることにより、エネルギ消費効率
が高いx励振となる。なお、第1および第2駆動枠7,
17のx振動の共振周波数は同一に設計され、角速度検
出感度を高くするために、それらのy振動の共振周波数
はx振動の共振周波数より数100Hz程度高い値に設
計されている。
【0051】駆動枠7,17がx方向に共振音叉振動す
ることにより、駆動枠7と駆動検出電極15a,16b
との間の静電容量が逆相で振動し、かつその容量振動と
逆相で、駆動枠17と駆動検出電極15b,16bとの
間の静電容量が振動する。
【0052】駆動枠7,17と一体の振動体11,21
も大略で枠形状であるが、x方向に延びる複数の渡し梁
がy方向に等ピッチで存在し、y方向で隣り合う渡し梁
の間の空間に、各1対の導電体ポリシリコンの固定検出
電極12,13/22,23があり、基板100上の検
出電極用の各アンカーで支持されそれと電気的に連続で
ある。
【0053】対の検出電極12,13(22,23)間
は絶縁されているが、振動体11(21)のy振動(y
変位)を検出するための各対電極12,13(22,2
3)の、各対間で対応位置にある検出電極は、電気リ−
ドに共通接続され、チャ−ジアンプ46,47(56,
57)に接続されている。
【0054】振動体11,21がx方向に音叉振動して
いるとき、中心Oを通るz軸廻りの角速度が加わると、
振動体11,21が、y成分も有する相対的に逆相の楕
円振動となり、これによって電極12,13/22,2
3にy振動対応の静電容量振動を生ずる。電極12,1
3の静電容量振動は相対的に逆相、同様に電極22,2
3の静電容量振動も相対的に逆相である。そして、振動
体11,21のy振動が逆相であるので、電極12,2
2の静電容量振動は相対的に逆相、同様に電極13,2
3の静電容量振動は相対的に逆相である。
【0055】計測コントロ−ラTCRが、駆動枠7,1
7をx方向に共振周波数で駆動する駆動信号A,Bを発
生して、それらを駆動回路41および51に与えると共
に、同期検波用の同期信号を同期検波回路45a,45
b,50a,50bに与える。 駆動信号A,Bに同期
して、駆動回路41/51が駆動電極5a,6a/5
b,6bに駆動電圧(パルス)を印加する。これによ
り、第1/第2駆動枠7/174辺形ル−プ3を介し
て、駆動枠7と共に振動体11ならびに駆動枠17と共
にが、x方向に逆相で振動する。この振動によって、駆
動検出電極15a,16a/15b,16bの静電容量
が逆相で振動する。この静電容量の振動をチャ−ジアン
プ42a,43a/42b,43bが電圧振動(静電容
量信号)に変換し、出力調整(可調整ゲインアンプ)が
電圧振動のピ−クレベルを実質上同一に調整して、差動
増幅器44a/44bに与える。
【0056】差動増幅器44a/44bは、与えられた
静電容量信号(逆相)を差動増幅し、一方の静電容量信
号の振幅を略2倍とし、ノイズを相殺した差動信号を発
生し、出力調整(可調整ゲインアンプによる増幅)をし
た後、計測コントロ−ラTCRおよび差動増幅器61に
与える。差動増幅器61は、差動増幅して同期検波回路
45a,45bに与える。同期検波回路45aは、駆動
信号と同相の同期信号に同期して、差動増幅器61が与
える差動信号すなわちx振動を表わすx振動検出電圧を
検波し、駆動パルス信号に対するx振動の位相ずれを表
わす位相信号を発生して計測コントロ−ラTCRに与え
る。同期検波回路45bは、駆動信号と同相の同期信号
に同期して、差動増幅器61が与える差動信号すなわち
x振動を表わすx振動検出電圧を検波し、x振動の振幅
を表わす振幅信号を発生して計測コントロ−ラTCRに
与える。
【0057】計測コントロ−ラTCRは、位相信号が表
わす位相を設定値に合わすための移相信号ならびに振幅
信号が表わすx振動の振幅を設定値に合わすための電圧
指示信号を、駆動回路41,51に与え、それを受けた
駆動回路41,51は、移相信号に対応して、駆動信号
に対する出力駆動電圧の位相をシフトし、電圧指示信号
に対応して出力電圧レベルをシフトする。同期検波回路
45a,45bの位相信号,振幅信号が実質上設定値に
なった状態で、駆動枠7,17のx振動すなわち共振音
叉振動は安定したものとなる。
【0058】安定した共振音叉振動の間に、中心Oを通
るz軸廻りの角速度が加わると、コリオリ力が駆動枠
7,17に加わり、これらに、x振動に加えてy振動を
含む楕円運動を起こさせる。ところで駆動枠7,17
は、x方向には撓み性が高いがy方向には剛性が高いば
ね梁31〜34,35〜38で支持されているので、連
結梁c1,c2が駆動枠7,17と共にy方向に振動す
る。駆動枠7,17のy振動は相対的に逆相であるの
で、連結梁c1,c2は、中心Oを通るz軸を中心にね
じり(旋回)振動する。
【0059】駆動枠7と一体の振動体11のy振動を検
出する対の検出電極12,13の静電容量が逆相で振動
し、これを表わす静電容量信号をチャ−ジアンプ46,
47が発生し、出力調整(可調整ゲインアンプ)が電圧
振動のピ−クレベルを実質上同一に調整して、差動増幅
器48に与える。差動増幅器48が、両信号の差動信号
すなわち一方の静電容量信号の振幅を略2倍とし、ノイ
ズを相殺した差動信号、を発生し出力調整(可調整ゲイ
ンアンプ)でレベルを調整した後、差動増幅器49に与
える。同様な、駆動枠17と一体の振動体21のy振動
を検出する対の検出電極22,23の静電容量が、差動
増幅器49に与えられる。したがって差動増間器49の
差動出力は、第1振動体11と第2振動体21の各信号
処理回路に同時に実質上同一レベルで作用するノイズを
相殺し、しかも、加,減速度,振動など、第1,第2振
動体11,21に同時に同方向に作用する外力による振
動体のy変位成分(これもノイズに該当する)も相殺し
た、角速度起因のy振動を増幅した検出信号であり、角
速度検出感度が高く、S/Nが高い。
【0060】この差動出力すなわち検出信号は、同期検
波回路50a,50bに与えられ、同期検波回路50a
は、駆動信号と同相の同期信号に同期して、検出信号を
検波し、角速度の方向を表わす位相信号を発生する。同
期検波回路50bは、角速度の絶対値を表わす振幅信号
を発生する。
【0061】この第6実施例では、出力調整(ゲイン可
調整の増幅器)を備えているので、さまざまな理由で差
動構成の信号のアンバランスが発生しても駆動信号とチ
ャ−ジアンプの出力段、ならびに必要に応じて差動増幅
器の入力段で調整し、駆動検出,角速度検出の信号のノ
イズを低減しかつ検出信号間のアンバランスを調整する
ことができるため、角速度検出のS/Nを高くすること
ができるのは勿論、センサの歩留りを高くし、低コスト
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の平面図である。
【図2】 本発明の第2実施例の平面図である。
【図3】 本発明の第3実施例の平面図である。
【図4】 本発明の第4実施例の平面図である。
【図5】 本発明の第5実施例の平面図である。
【図6】 本発明の第6実施例の平面図である。
【図7】 第1〜6実施例の駆動回路41,42が、駆
動電極に印加する電圧等を示すタイムチャ−トであり、
(a)および(b)は駆動電極に印加される駆動電圧
を、(c)は同期検波回路45の出力信号を、(d)は
同期検波回路50の出力信号を、(e)は差動増幅器4
4の出力信号を、(f)は差動増幅器49の出力信号
を、それぞれ示す。
【符号の説明】
a1〜a8:アンカー b1〜b8,1〜3,8〜10,19,20:ばね梁 c:連結枠 4:駆動枠 5,6:駆動電極 7:第1駆動枠 11:第1振動体 12,13,22,2
3:y変位検出電極 14,24,64:振動枠 15,16,65,6
6:駆動変位検出電極 25,26:周波数調整用電極 31〜38:ばね梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 田 伸 一 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 2F105 BB03 BB04 BB20 CC04 CD03 CD05 CD11 CD13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心Oを通るx軸およびy軸の方向に撓み
    性が高く、浮動支持部材にて基板に対してx,y平面に
    沿う方向に振動可に支持された、ル−プばね梁;該ル−
    プばね梁の、x軸,y軸との交点の少くとも一点を該軸
    が延びる方向に振動駆動する励振手段;該ル−プばね梁
    のx軸との交点に連続し、y軸に関して対称に位置し、
    x軸の延びる方向に撓み性が高い支持部材にて基板に対
    して浮動支持された第1駆動枠および第2駆動枠;第1
    駆動枠にあって、それに連続するy方向に撓み性が高い
    ばね梁に連続する第1振動体;第2駆動枠にあって、そ
    れに連続するy方向に撓み性が高いばね梁に連続する第
    2振動体;第1振動体のy振動を検出する第1の変位検
    出手段;および、第2振動体のy振動を検出する第2の
    変位検出手段;を備える角速度センサ。
  2. 【請求項2】前記ル−プばね梁のy軸との交点に連続
    し、y軸の延びる方向に撓み性が高い支持部材にて基板
    に対して浮動支持され、x軸に関して対称に位置する第
    3駆動枠および第4駆動枠;第3駆動枠にあって、それ
    に連続するy方向に撓み性が高いばね梁に連続する第3
    振動体;第4駆動枠にあって、それに連続するy方向に
    撓み性が高いばね梁に連続する第4振動体;第3振動体
    のx振動を検出する第3の変位検出手段;および、第4
    振動体のx振動を検出する第4の変位検出手段;を更に
    備える角速度センサ。
  3. 【請求項3】各振動体は、枠形状体であり、それぞれの
    内側に各変位検出手段が位置する、請求項1又は請求項
    2記載の角速度センサ。
  4. 【請求項4】浮動支持部材は、x軸,y軸上にあって該
    軸が延びる方向の撓み性が高いばね梁を含む、請求項1
    又は請求項2記載の角速度センサ。
  5. 【請求項5】浮動支持部材は、前記軸が延びる方向の撓
    み性が高いばね梁が連続する枠体、および、該枠体に一
    端が連続し他端が基板に固定された、x軸,y軸方向の
    撓み性が高いばね梁を含む、請求項4記載の角速度セン
    サ。
  6. 【請求項6】x,y方向に撓み性が高い浮動支持部材で
    基板に対して浮動支持された、中心Oに関して対称な連
    結梁;それぞれが前記連結梁に、x方向に撓み性が高い
    ばね梁を介して支持された、それぞれが中心Oを通るx
    軸に関して対称であって、互には中心Oを通るy軸に関
    して対称な、第1振動体および第2振動体;第1駆動体
    と第2振動体の少くとも一方をx方向に振動駆動する励
    振手段;第1振動体のy振動を検出する第1の変位検出
    手段;および、第2振動体のy振動を検出する第2の変
    位検出手段;を備える角速度センサ。
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