JP5070778B2 - 力学量センサ - Google Patents

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Description

本発明は、力学量の印加により変位可能な可動部を有し当該可動部の変位に伴う容量変化に基づいて力学量を検出するセンサチップを備えた力学量センサに関する。
従来より、この種の力学量センサとして、半導体チップに可動部を含む検出部を形成してなる角速度検出用、加速度検出用のセンサチップを備えたものが提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
このものは、角速度や加速度といった力学量の印加により変位する可動部と、この可動部に対向する固定部とにより検出部を構成し、当該力学量の印加によるこれら可動部と固定部との間の容量変化に基づいて当該力学量を求めるものである。そして、従来では、センサチップを基材としての回路チップ上に搭載し、回路チップとセンサチップの間に柔らかい接着層を設けることにより、熱ひずみを低減していた。
一方、従来より、ICチップなどの半導体チップをフェースダウン実装により、回路基板などの基材に対して、金などのバンプを介してバンプ接合してなる構造が提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
特開2006−98168号公報 特開2000−9471号公報 特開2001−217280号公報
ここで、本発明者は、上記特許文献1〜3の従来技術を鑑みて、上記した力学量検出を行うセンサチップを、半導体チップと同様にして、基材に対してバンプ接合する構成を検討した。この場合には、センサチップのパッドと基材とをバンプにて接合し固定することになる。
従来のセンサチップは矩形板状をなすものであり、その中央部に検出部を配置しており、センサチップの複数個のパッドは、当該検出部の周囲に位置するセンサチップのコーナー部に配置された構成となっていた。そのため、センサチップを基材にバンプ接合する構成とした場合には、センサチップのコーナー部が、基材に対してバンプによって固定されることになる。
ここで、基材とセンサチップとが硬い金などのバンプで接続されているため、熱ひずみによる応力や組み付け時に発生する応力がダイレクトにセンサチップに伝わり、チップ変形が大きくなる。このセンサチップ100の変形の様子を図7に示す。
一方、この種の力学量センサでは、一般に1つのセンサチップに検出部を複数個設け、各検出部間の容量の差動出力を回路側でとることにより、外乱により発生する静電容量変化をキャンセルし、目的とする容量変化だけを取り出すようにしている。
ここで、本発明者の検討によれば、上記した応力によりセンサチップが変形して静電容量変化が発生する影響は、図7(a)、(b)に示されるように、センサチップ100が図7中のx軸方向やy軸方向など一定の方向に変形した場合は、上記差動出力をとる方法によってキャンセルできる。
しかし、図7(c)に示されるように、センサチップ100がねじれ変形した場合には、このねじれ変形により静電容量変化が発生する影響は、キャンセルすることができず、結果的に、温度特性などのセンサ特性が悪化することになる。
本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、可動部の変位に伴う容量変化に基づいて力学量を検出する検出部および複数個のパッドが形成されている矩形板状のセンサチップを備え、バンプを介してセンサチップのパッドと基材である回路チップとを電気的・機械的に接続してなる力学量センサにおいて、センサチップのねじれ変形を極力抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、可動部(3a、4a)の変位に伴う容量変化に基づいて力学量を検出する検出部(3、4)は、矩形板状のセンサチップ(100)を2等分する中心線(L1)の一側と他側とにそれぞれ線対称形状に設けられた2個のものを備えてなり、
2個の検出部(3、4)における可動部(3a、4a)は、それぞれ、一方向に駆動振動するとともに力学量としての角速度が印加されたときに、この駆動振動の方向とは直交する方向に印加されるコリオリ力によって検出振動するものとして構成されており、
矩形板状のセンサチップ(100)に形成される複数個のパッド(50〜54)を、センサチップ(100)のコーナー部(101)に設けずに、コーナー部(101)を回路チップ(200)に対してリリースされた状態とし、
さらに、複数個のパッド(50〜54)は、中心線(L1)上に沿って配置されているとともに検出振動の方向に沿って配列される複数個の検出振動方向側パッド(51、54)を包含していることを特徴とする。
上記図7(c)に示したようなセンサチップ(100)のねじれ変形は、回路チップ(200)に対してセンサチップ(100)のコーナー部(101)が固定されていることにより発生する。それに対して、請求項1に記載の発明では、矩形板状のセンサチップ(100)に形成される複数個のパッド(50〜54)として、中心線(L1)上に沿って配置されているとともに検出振動の方向に沿って配列される複数個の検出振動方向側パッド(51、54)を包含しており、センサチップ(100)のコーナー部(101)が回路チップ(200)に固定されずにリリースされた状態としているから、当該ねじれ変形を極力抑制することができる。
ここで、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の力学量センサにおいて、複数個のパッド(50〜54)は、センサチップ(100)の中央部に配置される少なくとも1個の中央部パッド(51、53)を包含しており、センサチップ(100)の中央部が中央部パッド(51、53)およびバンプ(400)を介して回路チップ(200)に接続されようにすることが好ましい。
このようにセンサチップ(100)の中央部に少なくとも1個の中央部パッド(51、53)を設け、この中央部にてセンサチップ(100)を中央部パッド(51、53)およびバンプ(400)を介して回路チップ(200)に固定支持すれば、センサチップ(100)の支持を強固にすることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、請求項1または2に記載の力学量センサにおいて、複数個のパッド(50〜54)は、センサチップ(100)における検出部(3、4)が形成されている領域に配置された少なくとも1個の検出部側パッド(50、52)を包含することが好ましい。
また、請求項4に記載の発明のように、請求項3に記載の力学量センサにおいて、2個の検出部(3、4)が、それぞれ可動部(3a、4a)とこれに対向する固定部(3b、4b)とを有し、角速度の印加によるこれら可動部(3a、4a)と固定部(3b、4b)との間の容量変化に基づいて角速度を求めるものであり、
検出部側パッド(50、52)は、固定部(3b、4b)が形成されている領域に配置されているものにできる。
さらに、請求項5に記載の発明のように、請求項4に記載の力学量センサにおいて、固定部(3b、4b)が形成されている領域に配置された検出部側パッド(50、52)を複数個のものとし、当該複数個の検出部側パッド(50、52)を、駆動振動の方向に沿って配列すれば、上記ねじれ変形の防止のために好ましい。
また、請求項6に記載の発明のように、請求項5に記載の力学量センサにおいて、検出振動の方向に沿って配列される複数個の検出振動方向側パッド(51、54)と駆動振動の方向に沿って配列される複数個の検出部側パッド(50、52)を、センサチップ(100)の中央部を交差部分とした十字形状に配列すれば、センサチップ(100)の支持強度を向上し、且つ、回路チップ(200)上におけるセンサチップ(100)の傾きを抑えやすくでき、好ましい。
請求項7に記載の発明のように、請求項6に記載の力学量センサにおいて、複数個の検出振動方向側パッド(51、54)と複数個の検出部側パッド(50、52)とによる十字形の配列形状は、交差部分からセンサチップ(100)の各辺の中心に向かって延びるような十字形状とすることができる。
また、請求項8に記載の発明のように、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の力学量センサにおいて、複数個のパッド(50〜54)の一部を、ダミーパッドとすれば、センサチップ(100)の支持強度の向上やセンサチップ(100)の傾きの抑制を実現するうえで、パッドの数を十分に確保できるため、好ましい。
また、請求項9に記載の発明のように、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の力学量センサにおいて、2個の検出部(3、4)と複数個のパッド(50〜54)は、センサチップ(100)の同一面側に設け、センサチップ(100)における検出部(3、4)側の面を回路チップ(200)に対向させた状態で、バンプ(400)を介した接続を行うようにすればよい。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
図1は、本発明の実施形態に係る力学量センサとしての角速度センサS1の概略断面構成を示す図である。また、図2は、図1に示される角速度センサS1におけるセンサチップ100の概略平面構成を示す図であり、同センサチップ100を構成する支持基板2の上面からみた概略平面図である。
本実施形態の角速度センサS1は、大きくは、図1に示されるように、センサチップ100と、基材としての回路チップ200とこれらを収納するパッケージ300を備え、パッケージ300に接着剤500を介して回路チップ200を固定し、その上にバンプ400を介してセンサチップ100が積層された構造体として構成されている。
まず、センサチップ100について、主として図2を参照して説明する。ここで、図2において、紙面左右方向を第1の方向x、紙面上下方向を第2の方向y、紙面垂直方向を角速度Ωの回転軸zとする。
また、図2中の、一点鎖線で示す第1の中心線L1、第2の中心線L2は、それぞれ第1の方向x、第2の方向yにおいてセンサチップ100を2等分する仮想線であり、これら両中心線L1、L2の交点はセンサチップ100の中心点である。また、後述する各梁34、35および櫛歯部Kについては、図2中、太線で示してある。
本実施形態のセンサチップ100は、支持基板2として半導体基板を用い、これにマイクロマシニング技術を適用して作製される静電駆動・容量検出型のマイクロジャイロセンサとして形成されている。
図2に示されるように、センサチップ100は、半導体からなる支持基板2上において、2つの検出部3、4を備えて構成されている。これら検出部3、4は、図2において第1の中心線L1の紙面左側に位置する左側検出部3、および、紙面右側に位置する右側検出部4よりなり、これら各検出部3、4は第1の中心線L1に対して線対称な形状をなしている。
以下、左右の検出部3、4の構造について説明するが、これら左右の検出部3、4の構造は全く同じであるため、ここでは左側検出部3の構造に関して説明し、右側検出部4の構造に関しては省略する。また、1つ1つの検出部3、4は、当該1つの検出部3、4における2つのパッド50と50との中心を通り且つ第2の方向yに平行な線に対して、線対称な形状となっていることから、各検出部3、4において一部符号を省略してある。
左側検出部3は、駆動用の固定電極30および可動電極31、振動検出用の固定電極32および可動電極33、検出梁34、駆動梁35、角速度検出用の固定電極36および可動電極37、これらの周囲に位置する枠部38を有した構成となっている。
これら各構成要素30〜38のうち、駆動用の固定電極30、駆動振動検出用の固定電極32、角速度検出用の固定電極36、および枠部38は、支持基板2に対して固定された固定部3bに相当するものである。
また、駆動用の可動電極31、駆動振動検出用の可動電極33、検出梁34、駆動梁35および角速度検出用の可動電極37は、支持基板2の基板面に平行な方向すなわち図2中の第1の方向xおよび第2の方向yに対して動くことができる可動部3aに相当するものである。
なお、支持基板2は、たとえば2層のシリコン半導体層を酸化膜で挟んでなるSOI(シリコン−オン−インシュレータ)基板よりなるものであり、これらの構成要素30〜38は、SOI基板における一方のシリコン半導体層にエッチングなどにてパターニングされたものにできる。
そして、可動部3aは、その下の酸化膜を犠牲層エッチングなどで除去することで支持基板2に対してフローティング状態とされており、固定部3bは上記酸化膜にて支持基板2に固定されている。また、図2に示されるように、本実施形態では、大きくは固定部3bの外側を可動部3aが取り囲んだ平面配置のパターンとなっている。
駆動用の固定電極30は、図2に示されるように、左側検出部3の略中央位置に配置されており、第2の中心線L2を挟んで第2の方向yに沿った一側と他側(図2中の上側と下側)にそれぞれ6本ずつ延びる棒状部を備えている。
また、各駆動用の固定電極30には、アルミニウムなどよりなる駆動用パッド50が設けられており、この駆動用パッド50を通じて、各駆動用の固定電極30に駆動用電圧が印加されるようになっている。
駆動用の可動電極31は、図2に示されるように、上記した駆動用の固定電極30の各棒状部と対向するように設けられている。ここで、駆動用の固定電極30と駆動用の可動電極31とが対向する部分では、図2に示されるように、両電極30、31の各対向面には、互いの相手側に向かって延びる櫛歯部Kが設けられている。
図3は、この櫛歯部Kの部分の拡大図である。上記図2では、駆動用の固定電極30と駆動用の可動電極31との対向部において、櫛歯部Kは1組のみ示してあるが、実際には、図3に示されるように、多数の組の櫛歯部Kが設けられており、駆動用の固定電極30側の櫛歯部Kと駆動用の可動電極31側の櫛歯部Kとが、互いの櫛歯部Kの側面で対向するようにかみ合って配置された状態となっている。そして、対向する櫛歯部Kの間に容量が形成されている。
なお、図2では、駆動用の固定および可動電極30、31の対向部以外にも、それぞれの固定電極32、36と可動電極33、37との対向部において櫛歯部Kを1組のみ表してあるが、これらの対向部においても、実際には、図3と同様に、多数の櫛歯部Kが設けられ、櫛歯部Kによる容量が形成されている。
また、駆動用の可動電極31は、上述したように、可動部3aとして構成され、各梁34、35を介して駆動振動検出用の可動電極33および角速度検出用の可動電極37と一体化されるとともに、検出梁34を介して枠部38に連結されている。
そして、ここでは、図2に示されるように、センサチップ100の中央部において枠部38には、アルミニウムなどよりなる可動部用パッド51が設けられており、可動部3aは、この可動部用パッド51に電気的に接続され、この可動部用パッド51から可動部3aに所定電圧が印加可能となっている。
駆動振動検出用の固定電極32は、図2に示されるように、駆動用の固定電極30および駆動用の可動電極31よりも外側の位置において、2個設けられている。各駆動振動検出用の固定電極32には、駆動振動検出用パッド52が設けられており、この駆動振動検出用パッド52を通じて、駆動振動検出用の固定電極32の電位を測ることができるようになっている。
駆動振動検出用の可動電極33は、図2に示されるように、駆動用の可動電極31の両側に配置され、駆動振動検出用の固定電極32と対向するように、2個設けられている。そして、これら駆動振動検出用の固定および可動電極32、33の対向部では、上記図3と同様の形態で櫛歯部Kが設けられている。
また、駆動用の可動電極31および駆動振動検出用の可動電極33は、一体のものとして構成され、これら可動電極31、33の外周には、駆動梁35を介して連結された角速度検出用の可動電極37が設けられている。ここで、駆動梁35によって、駆動用の可動電極31および駆動振動検出用の可動電極33は、図2中の第1の方向xに沿って移動できるようになっている。
角速度検出用の可動電極37は、それ自身を除く可動部3aの部分を取り囲む枠状のものであり、その外側に位置する枠部38に対して検出梁34を介して連結されている。この検出梁34は、支持基板2に対する片持梁とされ支持基板2に支持されている。これにより、可動部3aを構成する各要素が支持基板2に対して支持されている。そして、検出梁34によって、可動部3a全体が図2中の第2の方向yに沿って移動できるようになっている。
また、角速度検出用の可動電極37には角速度検出用の固定電極36が対向しており、これら両電極36、37の対向部では、上記図3と同様の形態で櫛歯部Kが設けられている。角速度検出用の固定電極37は、図2に示されるように、左側検出部3における枠部38の一部として、図2中の左右両側に備えられている。
各角速度検出用の固定電極36は、枠部38に備えられたアルミニウムなどよりなる角速度検出用パッド53に電気的に接続されており、この角速度検出用パッド53を通じて、角速度検出用の固定電極36の電位が測れるようになっている。
なお、右側検出部4に関しては、左側検出部3と全く同じ構成となっており、それぞれ、以下の対応関係となっている。左側検出部3の駆動用の固定電極30および駆動用の可動電極31は、右側検出部4の駆動用の固定電極40および駆動用の可動電極41に対応する。左側検出部3の駆動振動検出用の固定電極32および駆動振動検出用の可動電極33は、右側検出部4の駆動振動検出用の固定電極42および駆動振動検出用の可動電極43に対応する。
左側検出部3の検出梁34、駆動梁35は、それぞれ右側検出部4の検出梁44、駆動梁45に対応する。左側検出部3の角速度検出用の固定電極36および角速度検出用の可動電極37は、右側検出部4の角速度検出用の固定電極46および角速度検出用の可動電極47に対応する。そして、左側検出部3の枠部38は、右側検出部4の枠部48に対応する。
そして、右側検出部4においても、これら各構成要素40〜48のうち、駆動用の固定電極40、駆動振動検出用の固定電極42、角速度検出用の固定電極46、および枠部48は、支持基板2に対して固定された固定部4bに相当し、一方、駆動用の可動電極41、駆動振動検出用の可動電極43、検出梁44、駆動梁45および角速度検出用の可動電極47は、図2中の第1の方向xおよび第2の方向yに対して動くことができる可動部4aに相当するものである。
また、右側検出部4に対応する駆動用パッド50、可動部用パッド51、駆動振動検出用パッド52、角速度検出用パッド53の各パッドは、左側検出部3のものと同様の機能を右側検出部4について発揮するものである。なお、図2では、2つの可動部用パッド51が設けられているが、これらのうち一方が左側検出部3のものであり、他方が右側検出部4のものである。
ここで、本実施形態では、センサチップ100には、図2に示されるように、上記パッド50〜53以外に、特に電気的な用途には供されないダミーのパッドとしてアルミニウムなどよりなるダミーパッド54が設けられている。ここでは、センサチップ100における第1の中心線L1上に、可動部用パッド51とともに、ダミーパッド54が設けられている。
本実施形態では、センサチップ100における同じ面に検出部3、4および複数個のパッド50〜54が設けられているが、この複数個のパッド50〜54の配置に独自の工夫を施している。
本実施形態では、図2に示されるように、複数個のパッド50〜54は、センサチップ100の中央部を交差部分とした十字形状に配列されている。ここで、複数個のパッド50〜54における十字形の配列形状は、その十字の交差部分から矩形状のセンサチップ100の各辺の中心に向かって延びるような十字形状となっている。
また、上述したように、検出部3、4は、センサチップ100を2等分する第1の中心線L1の一側と他側とにそれぞれ線対称形状に設けられた2個のものを備えてなるが、複数個のパッド50〜54は、この第1の中心線L1およびこれと直交する中心線L2上に沿って配置されている。
また、この十字形状に配列されたパッド50〜54のうち、特に可動部用パッド51および角速度検出用パッド53の一部については、センサチップ100の中央部に配置された形となっている。
また、駆動用パッド50および駆動振動検出用パッド52については、センサチップ100における検出部3、4が形成されている領域に配置されていると言える。さらに、本実施形態では、これらパッド50、52は、検出部3、4のうち固定部3b、4bが形成されている領域に配置されている。
さらに、複数個のパッド50〜54は、センサチップ100を2等分する第1の中心線L1、第2の中心線L2に沿って配列されていることにより、図2中の第1の方向x、第2の方向yに沿って複数個のパッド50〜54が配列された形となっている。
このようなパッドの配列構成を採ることにより、本実施形態では、複数個のパッド50〜54は、従来とは異なり、矩形板状のセンサチップ100のコーナー部101には設けられていないものとなっている。図4は、パッドが設けられないコーナー部101の範囲を具体的に示す図である。
図4に示されるように、センサチップ100の長辺の長さをa、短辺の長さをbとすると、本実施形態では、コーナー部101を一角として長辺の長さ、短辺の長さがそれぞれ0.25a、0.25bの矩形の領域(図4中、ハッチングにて図示)には、パッド50〜54を設けないようにする。
このような配列構成を有する本実施形態の複数個のパッド50〜54は、図1に示されるように、金などのバンプ400が接続されるようになっている。本実施形態では、図1に示されるように、センサチップ100における検出部3、4が設けられている面を、回路チップ200に対向させている。
そして、このバンプ400は、回路チップ200に設けられた回路チップのパッド210に接続されている。このバンプ400の材質や製法、さらには両チップ100、200のバンプ400による接合方法については、公知の手段を採用することができる。こうして、センサチップ100と回路チップ200とがバンプ400を介して電気的および機械的に接続される。
本実施形態では、図2に示されるような複数個のパッド50〜54の配列構成を採用することにより、パッドが存在しないセンサチップ100のコーナー部101は、回路チップ200に対してバンプ400で固定されずにリリースされた部分となっている。
そして、本実施形態では、上記した十字形状のパッド配列を採用しており、各パッド50〜54においてバンプ400を接続していることから、図示しないけれども、バンプ400の配列も、パッド50〜54の配列と同じくセンサチップ100の中央部を含む十字形状となっている。そして、このバンプ400によって、両チップ100、200が接続された状態となっている。
ここで、回路基板200は、たとえばシリコン基板等に対してMOSトランジスタやバイポーラトランジスタ等が、周知の半導体プロセスを用いて形成されているもので、センサチップ100へ電圧を送ったり、センサチップ100からの電気信号を処理して外部へ出力する等の機能を有するものにできる。
図1に示されるように、回路チップ200、パッケージ300上に接着剤500を介して接合固定されている。ここで、接着剤500としては、シリコーン系、エポキシ系、ポリイミド系などの樹脂からなる接着剤などを採用することができる。
ここで、パッケージ300は、内部もしくは表面などに配線310を有するもので、回路チップ200とパッケージ300の上記配線310とが、金やアルミニウムなどよりなるボンディングワイヤ600により結線され電気的に接続されている。そして、回路基板200からの出力信号はボンディングワイヤ600を介してパッケージ300の配線310から外部へ送られるようになっている。
このパッケージ300は、たとえばアルミナなどのセラミック層が複数積層された積層基板として構成することができる。このような積層基板は、各層の間に上記配線310が形成され、スルーホールなどにより各配線310が導通されているものである。
また、図1に示されるように、パッケージ300は、その開口部に蓋320を取り付けてなるものである。この蓋320の材質は、特に限定するものではないが、金属や樹脂、セラミックなどを採用することができ、パッケージ300との接合は、接着やロウ付けなどにより行うことができる。そして、この蓋320の取付によって、パッケージ300の内部が気密に封止されている。
次に、本実施形態の角速度センサS1の駆動方法について説明する。本角速度センサS1においては、駆動用パッド50および可動部用パッド51を介して、回路チップ200からセンサチップ100に対して所望の駆動電圧を印加することによって、可動部3a、4aを駆動する。
駆動電圧が駆動用パッド50および可動部用パッド51に印加されると、駆動電圧の交流成分の周期的な変動に伴って、駆動用の固定電極30、40と可動電極31、41との間に形成される容量による静電引力が発生する。これにより、駆動梁35、45の作用によって、駆動用の可動電極31、41および駆動振動検出用の可動電極33、43が一体的に、図2中の第1の方向xに周期的に振動する。
ここで左右の検出部3、4において、駆動電圧の交流成分を互いに逆相とすることにより、左右の検出部3、4では互いに逆方向へ可動部としての駆動用および駆動振動検出用の可動電極31、33、41、43を駆動振動させる。
このとき、この周期的な振動に応じて、駆動振動検出用の固定電極32、42における櫛歯部Kと駆動振動検出用の可動電極33、43における櫛歯部Kとのオーバラップ量が変動することから、これらによって形成される容量が変化する。
この容量変化を駆動振動検出用の固定電極32、42が接続された駆動振動検出用パッド52の電位から測定することで、周期的な振動の大きさをモニタリングすることが可能となる。このため、周期的な振動の大きさが所望の値となるように、周期的な振動の大きさに合わせて駆動電圧をフィードバック制御する。
この状態において、図2中の回転軸z回りに角速度Ωが入力されると、コリオリ力が発生し、検出梁34、44の撓みにより、可動部3a、4aのうちの角速度検出用の可動電極37、47が第2の方向yに検出振動する。
これにより、可動部3a、4aのうちの角速度検出用の可動電極37、47に備えられた櫛歯部Kと固定部3b、4bのうちの角速度検出用の固定電極36、46に備えられた櫛歯部Kとの間の間隔が変化し、これらによって形成される容量が変化する。
この容量の変化に伴って角速度検出用の固定電極36、46の電位が変化するため、回路チップ200によって、この電位を測定することにより、上記角速度Ωを検出することが可能となる。ここでは、従来と同様、2個の検出部3、4の間において、左側検出部3からの出力と右側検出部4からの出力との差動を採るようにしている。
このように、本実施形態では、センサチップ100は、一面側に検出部3、4および複数個のパッド50〜54を有する。そして、検出部3、4は、角速度の印加により変位可能な可動部3a、4aを有し、角速度印加時の当該可動部3a、4aの変位に伴う可動部3a、4aとこれに対向する固定部3b、4bとの間の容量変化に基づいて角速度を検出するものとして構成されている。
ところで、本実施形態では、このようなセンサチップ100のパッド50〜54と基材である回路チップ200とをバンプ400を介して電気的・機械的に接続してなる角速度センサS1において、複数個のパッド50〜54を、センサチップ100のコーナー部101には設けないことにより、コーナー部101を回路チップ200に対してリリースされた状態としている。
上記図7(c)に示したようなセンサチップ100のねじれ変形は、回路チップ200に対してセンサチップ100のコーナー部101が固定されていることにより発生するが、本実施形態では、センサチップ100のコーナー部101を回路チップ200に固定せずにリリースされたものとしているから、当該ねじれ変形を極力抑制することができる。
また、本実施形態では、複数個のパッド50〜54のうち角速度検出用パッド53の一部および可動部用パッド51を、センサチップ100の中央部に配置し、センサチップ100の中央部を、これらパッド51、53に接続されるバンプ400を介して回路チップ200に接続しているため、センサチップ100の支持強度を強いものにできる。
また、本実施形態では、複数個のパッド50〜54のうち駆動用パッド50および駆動振動検出用パッド52を、センサチップ100における検出部3、4が形成されている領域、特に、検出部3、4のうち固定部3bが形成されている領域に配置している。
本実施形態では、上記図2に示されるように、可動部3a、4aは大略枠状のものであり、その内周に固定部3b、4bを配置した構成となっている。従来では、このような構成の場合、内周側の固定部の配線の取り出しは、可動部の枠部分を一部切り欠いた形状とするか、支持基板に下層配線を設けるなど多層配線構成とする必要があり、配線構成が複雑なものであった。
しかし、本実施形態では、可動部3a、4aの内周に位置する固定部3b、4bにパッド50、52を設けることにより、可動部の枠部分を切り欠いたり、多層配線構成を採用することなく、従来よりも簡単な構成にて配線の取り出しが可能となっている。
また、上述したように、本実施形態では、センサチップ100のうち固定部3b、4bが形成されている領域に配置された複数個のパッド50、52は、図2中の第2の中心線L2すなわち第1の方向xに沿って配列された形となっているが、このことは、すなわち、これら複数個のパッド50、52が、上記駆動振動の方向(つまり、第1の方向x)に沿って配列していることを意味する。
固定部3b、4bが形成されている領域に配置された複数個のパッド50、52が、駆動振動の方向からずれて配列されている場合では、当該駆動振動の方向からずれたセンサチップ100の変形、すなわち、ねじれ変形が生じやすくなる。それに比べて、上記複数個のパッド50、52を、駆動振動の方向に沿って配列すれば、このようなねじれ変形を抑制しやすくなる。
また、本実施形態において、可動部用パッド51およびダミーパッド54が、図2中の第1の中心線L1すなわち第2の方向yに沿って配列された形となっているが、このことは、すなわち、これらパッド51、54が、上記検出振動の方向(つまり、第2の方向y)に沿って配列していることを意味する。
また、本実施形態では、複数個のパッド50〜54を、上記図2に示したような十字形状に配列することにより、バンプ400によるセンサチップ100の支持強度を確保し、且つ、回路チップ200上におけるセンサチップ100の傾きを抑え、水平な姿勢を確保しやすいものにできる。
また、複数個のパッドとしては、電気的に必要なパッド50〜53だけでもよいが、本実施形態では、複数個のパッド50〜54の一部を、ダミーパッド54としている。電気的に必要なパッドのみで構成した場合、上記図2に示されるような十字形状の配列を構成するには、パッドの数が不足する場合がある。
その点、本実施形態のように、ダミーパッド54を取り入れることにより、センサチップ100の支持強度の向上やセンサチップ100の傾きの抑制を実現するために必要なパッドの数を十分に確保することができる。
なお、ダミーパッド54としては、センサチップ100と回路チップ200の導通は採らないが、機械的な接続は行うというものであってもよいし、たとえば、GNDなど固定電位をとるバンプを複数個設けるということでもよい。
(他の実施形態)
なお、センサチップ100における検出部3、4が形成されている領域、あるいはセンサチップ100における固定部3b、4bが形成されている領域とは、センサチップ100の検出部3、4の形成面における当該検出部や固定部の形成領域だけを意味するものではなく、図5に「領域」として斜線ハッチングを施して示しているように、当該検出部3、4の形成面と反対側のセンサチップ100の面までを含むものである。
つまり、センサチップ100における検出部3、4が形成されている領域にパッド50〜54が形成されていることとは、図5に示されるように、センサチップ100の一面に検出部3、4が形成されている場合に、その一面側の形成領域に重なるセンサチップ100の他面に、パッド50が形成されていることも含むものである。なお、図5では、駆動用パッド50のみ示してあるが、他のパッド51〜54が当該センサチップ100の他面に設けられていてもよいことはもちろんである。
さらに言うならば、上記実施形態では、センサチップ100における同じ面に検出部3、4および複数個のパッド50〜54が設けられていたが、この図5に示される構成の場合、センサチップ100のうち検出部3、4が形成されている面とパッド50〜54が形成されている面とが互いに反対となる。そして、この場合、互いに反対の面に位置するパッド50〜54と検出部3、4との電気的接続は、図示しないが、センサチップ100に設けた貫通電極などにより行うことができる。
また、上記実施形態では、センサチップ100における検出部3、4が形成されている面を基材である回路チップ200に対向させた状態、つまりフェースダウンの状態でバンプ接合したが、この図5に示されるセンサチップ100の場合には、フェースダウンではなく、センサチップ100は、その検出部3、4が形成されている面を回路チップ200とは反対側に向けて回路チップ200上にバンプ接合される。
また、複数個のパッド50〜54はセンサチップ100のコーナー部101に設けられていなければよく、上記図2に示される十字形状の配列に限定されるものではない。たとえば、複数個のパッド50〜54のすべてをセンサチップ100の中央部に集約させた配置構成であってもよい。ただし、この場合には、上記十字形状の場合に比べて、センサチップ100が回路チップ200上で傾きやすい。
また、上記図2のように複数個のパッド51、53を中央部に配置しなくてもよく、複数個のパッドの1個のみを、センサチップ100の中央部に配置してもよい。さらには、複数個のパッド50〜54がセンサチップ100のコーナー部101に設けられていないものであれば、センサチップ100の中央部には全くパッドが存在しないような構成であってもよい。その一例を図6に示しておく。
図6に示される例では、矩形板状のセンサチップ100の周辺部において各辺の中心部にパッド50〜54を配置しているものの、コーナー部101にはパッドは設けられていない。それにより、上記実施形態と同様のねじれ変形の抑制効果が期待できる。
また、複数個のパッド50〜54のうち検出部3、4が形成されている領域、さらには、検出部3、4のうち固定部3b、4bが形成されている領域に配置されるパッドは、上記図2では複数個のパッド50、52であったが、検出部の構成によっては1個であってもよい。
また、上記図2において、検出部3、4における可動部3a、4aおよび固定部3b、4bの構成は、あくまでも一実施例であり、これに限定されるものではなく、種々の設計変更が可能である。
たとえば、上記図2のような2つの検出部3、4の配置構成において、各検出部3、4内の各電極や各梁を設計変更することにより、上記図2におけるパッド配列構成を採用しつつ、図2中の第1の方向xを検出振動の方向とし、第2の方向yを駆動振動の方向とすることも可能である。
そして、この場合には、センサチップ100のうち固定部3b、4bが形成されている領域に配置された複数個のパッド50、52は、上記実施形態とは異なり、検出振動の方向に沿って配列したものとなる。これによる効果は、上記実施形態と同様であり、この場合も、ねじれ変形の抑制に好ましいパッド構成となる。
また、上記実施形態では、検出部3、4は1つのセンサチップ100に2個設けられていたが、検出部は1つのセンサチップに1個だけ設けられていてもよい。さらには、検出部は1つのセンサチップに3個以上であってもよい。
また、検出部としては、力学量の印加により変位可能な可動部を有し当該可動部の変位に伴う容量変化に基づいて力学量を検出するものであればよく、上記した角速度センサ用の検出部以外にも、加速度センサ用のものであってもよい。この場合、加速度の印加に伴い可動部が変位し、このときの可動部と固定部との容量変化を検出するものとなる。そして、この加速度センサの場合には、パッドは検出される加速度の方向、つまり加速度による可動部の変位方向に沿って配列することが望ましい。
本発明の実施形態に係る力学量センサとしての角速度センサの概略断面図である。 図1に示される角速度センサにおけるセンサチップの概略平面図である。 櫛歯部の部分の拡大図である。 パッドが設けられないコーナー部の範囲を示す図である。 他の実施形態を示す図である。 他の実施形態としてのパッド配置構成を示す図である。 センサチップの変形の様子を模式的に示す図である。
符号の説明
3…左側検出部、3a…左側検出部の可動部、3b…左側検出部の固定部、
4…右側検出部、4a…右側検出部の可動部、4b…右側検出部の固定部、
50…駆動用パッド、51…可動部用パッド、52…駆動振動用パッド、
53…角速度検出用パッド、54…ダミーパッド、100…センサチップ、
101…コーナー部、200…基材としての回路チップ、400…バンプ、
L1…第1の中心線、x…駆動振動の方向としての第1の方向、
y…検出振動の方向としての第2の方向。

Claims (9)

  1. 力学量の印加により変位可能な可動部(3a、4a)を有し前記可動部(3a、4a)の変位に伴う容量変化に基づいて前記力学量を検出する検出部(3、4)および複数個のパッド(50〜54)が形成されている矩形板状のセンサチップ(100)を備え、前記センサチップ(100)の前記パッド(50〜54)と回路チップ(200)とをバンプ(400)を介して電気的・機械的に接続してなる力学量センサであって、
    前記検出部(3、4)は、前記センサチップ(100)を2等分する中心線(L1)の一側と他側とにそれぞれ線対称形状に設けられた2個のものを備えてなり、
    前記2個の検出部(3、4)における前記可動部(3a、4a)は、それぞれ、一方向に駆動振動するとともに前記力学量としての角速度が印加されたときに、この駆動振動の方向とは直交する方向に印加されるコリオリ力によって検出振動するものとして構成されており、
    前記複数個のパッド(50〜54)は前記センサチップ(100)のコーナー部(101)には設けられずに、前記コーナー部(101)は前記回路チップ(200)に対してリリースされた状態となっており、
    さらに、前記複数個のパッド(50〜54)は、前記中心線(L1)上に沿って配置されるとともに前記検出振動の方向に沿って配列される複数個の検出振動方向側パッド(51、54)を包含していることを特徴とする力学量センサ。
  2. 前記複数個のパッド(50〜54)は、前記センサチップ(100)の中央部に配置される少なくとも1個の中央部パッド(51、53)を包含しており、
    前記センサチップ(100)の中央部が前記中央部パッド(51、53)および前記バンプ(400)を介して前記回路チップ(200)に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の力学量センサ。
  3. 前記複数個のパッド(50〜54)は、前記センサチップ(100)における前記検出部(3、4)が形成されている領域に配置された少なくとも1個の検出部側パッド(50、52)を包含していることを特徴とする請求項1または2に記載の力学量センサ。
  4. 前記2個の検出部(3、4)は、それぞれ前記可動部(3a、4a)とこれに対向する固定部(3b、4b)とを有し、前記角速度の印加によるこれら可動部(3a、4a)と固定部(3b、4b)との間の容量変化に基づいて前記角速度を求めるものであり、
    前記検出部側パッド(50、52)は、前記固定部(3b、4b)が形成されている領域に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の力学量センサ。
  5. 記固定部(3b、4b)が形成されている領域に配置された前記検出部側パッド(50、52)は複数個のものであるとともに、当該複数個の検出部側パッド(50、52)は、前記駆動振動の方向に沿って配列されていることを特徴とする請求項4に記載の力学量センサ。
  6. 前記検出振動の方向に沿って配列される前記複数個の検出振動方向側パッド(51、54)と前記駆動振動の方向に沿って配列される前記複数個の検出部側パッド(50、52)は、前記センサチップ(100)の中央部を交差部分とした十字形状に配列されていることを特徴とする請求項に記載の力学量センサ。
  7. 前記複数個の検出振動方向側パッド(51、54)と前記複数個の検出部側パッド(50、52)とによる十字形の配列形状は、前記交差部分から前記センサチップ(100)の各辺の中心に向かって延びるような十字形状であることを特徴とする請求項6に記載の力学量センサ。
  8. 前記複数個のパッド(50〜54)の一部は、ダミーパッドであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の力学量センサ。
  9. 前記2個の検出部(3、4)と前記複数個のパッド(50〜54)は、前記センサチップ(100)の同一面側に設けられており、
    前記センサチップ(100)における前記検出部(3、4)側の面を前記回路チップ(200)に対向させた状態で、前記バンプ(400)を介した接続がなされていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の力学量センサ。
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