JP3608381B2 - 角速度センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば角速度センサのように、振動体を振動させるのに用いて好適な角速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、角速度センサを用いたものとして角速度センサが広く知られている。そこで、この角速度センサは、基板に対して水平なX軸,Y軸、垂直なZ軸の合わせて3軸のうち、振動体をある方向の第1の軸方向、例えばX軸方向に一定の振動を与えた状態で、外部からZ軸(第3の軸)周りの角速度を加えると、振動体にコリオリ力(慣性力)が作用して該振動体はY軸(第2の軸)方向に振動する。そして、このコリオリ力による振動体のY軸方向の変位を圧電抵抗、静電容量等の変化として検出することにより、Z軸周りに加わる角速度を検出するものである。
【0003】
ここで、従来技術による角速度センサについて、図8を参照しつつ説明するに、角速度センサとしては特開平6−123632号公報を例に挙げて示す。
【0004】
1は従来技術による角速度センサ、2は該角速度センサ1の基台となる板状に形成された基板で、該基板2は例えばガラス材料によって形成されている。
【0005】
3は基板2上にP,B,Sb等がドーピングされた低抵抗なポリシリコン、単結晶シリコン等のシリコン材料によって形成された可動部で、該可動部3は基板2の四隅に位置して該基板2上に設けられた4個の梁固定部4と、該各梁固定部4から中央部に向け、X軸に延びる部分とY軸に延びる部分を有してL字状に折曲して形成された4本の支持梁5と、該各支持梁5の先端に支持され、X軸方向、Y軸方向に振動可能に設けられた振動体6とからなり、X軸方向となる振動体6の左右両側面には4枚の電極板7Aからなる可動側振動電極7が突出形成され、Y軸方向となる振動体6の前後両側面には4枚の電極板8Aからなる可動側検出電極8が突出形成されている。
【0006】
また、可動部3は、各梁固定部4のみが基板2に支持され、各支持梁5と振動体6は前記基板2から浮いた状態で支持され、振動体6は各支持梁5のY軸と平行となる部分によってX軸(第1の軸)方向に振動可能となり、X軸と平行となる部分によってY軸(第2の軸)方向に振動可能となっている。
【0007】
9,9は基板2上に振動体6を挟んで左右に設けられた一対の振動用固定部で、該各振動用固定部9には、可動側振動電極7と対向する面に4枚の電極板10Aからなる固定側振動電極10が突出形成されている。
【0008】
11,11は基板2上に振動体6を挟んで前後に設けられた一対の検出用固定部で、該各検出用固定部11には、可動側検出電極8と対向する面に4枚の電極板12Aからなる固定側検出電極12が突出形成されている。
【0009】
13,13は基板2と振動体6との間に設けられた振動発生手段となる振動発生部で、該各振動発生部13は可動側振動電極7と固定側振動電極10とから構成され、該電極7,10の電極板7A,10Aとの間には隙間が形成されている。ここで、振動体6の左右の可動側振動電極7と固定側振動電極10との間に交互に周波数f0 のパルス波または正弦波等の駆動信号を印加すると、各電極板7A,10A間には静電力が発生し、この静電力によって振動体6は、第1の軸となるX軸方向に同じ大きさで交互に振動する。
【0010】
14,14は基板2と振動体6との間に設けられた変位検出手段としての変位検出部で、該各変位検出部14は可動側検出電極8と固定側検出電極12とから構成され、該電極8,12の電極板8A,12Aとの間には隙間が形成されている。また、可動側検出電極8と固定側検出電極12は、検出用の平行平板コンデンサとして構成され、当該各変位検出部14は各電極板8A,12A間の重なり面積の変化を静電容量の変化として検出する。
【0011】
このように構成される角速度センサ1においては、各振動発生部13に交互に周波数f0 の駆動信号を入力すると、各電極板7A,10A間には静電引力が左右の振動発生部13に対して交互に作用し、振動体6は第1の軸となるX軸方向に振動する。このとき、各振動発生部13によって振動体6をX軸方向に移動させるときの、変位xとその速度vとの関係は、次の数1によって表わされる。
【0012】
【数1】
x=Asinωt
v=Aωcosωt
A :振動体6の振幅
ω :駆動モードの角周波数
【0013】
さらに、振動体6をX軸方向に変位x,速度vで振動させたとき、Z軸(第3の軸)周りに加わる角速度ΩによってY軸(第2の軸)方向に発生するコリオリ力Fは数2として表わされる。
【0014】
【数2】
F=2mΩv
m :振動体6の質量
Ω :角速度
v :振動体6のX軸方向の速度
【0015】
そして、振動体6は数2のコリオリ力FによってY軸方向に振動し、この振動体6による振動変位を、変位検出部14では電極板8A,12Aとの間の静電容量の変化として検出し、Z軸周りの角速度Ωを検出する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術による角速度センサ1では、その検出精度を高めるために、振動発生部13によって振動体6を大きな振幅で振動させればよいことは知られている。このため、振動体6の固有振動数(以下共振周波数という)を駆動信号の周波数f0 に近づけるように設計している。
【0017】
また、一般にばね振動における共振周波数fは、下記の数3によって定義されている。
【0018】
【数3】
Figure 0003608381
k:支持梁5のばね定数
m:振動体6の質量
【0019】
ここで、従来技術による角速度センサ1では、基板2をガラス材料によって形成し、基板2上に設けられた可動部3、振動用固定部9等はシリコン材料によって形成されている。また、両材料は異なった熱膨張率を持っているため、周囲温度が上昇した場合には、基板2の四隅に位置した梁固定部4間での基板2の伸びと、梁固定部4間に位置した支持梁5、振動体6等の伸びとに差が生じる。
【0020】
例えば、基板2側のガラス材料の熱膨張率がシリコンよりも大きい場合には、基板2側の伸びが大きくなり、各支持梁5には各梁固定部4から引張り応力が加わり、該支持梁5のばね定数kが変化する。このため、上記数3中のばね定数kが温度依存性を持つため、共振周波数fも温度依存性を有することになる。
【0021】
そして、温度変化によって共振周波数fが変化するため、各振動発生部13によって振動される振動体6は、その振幅x、速度vが変化してしまい、振動体6に一定の振動を起こすことができないという問題がある。
【0022】
この結果、角速度センサ1は、周囲温度の変化によりZ軸周りに加わる角速度Ωの検出感度がばらついてしまい、角速度センサ1の信頼性を低下させてしまうという問題があった。
【0023】
また、一般に、駆動モードと検出モードの共振周波数が近いほど検出感度が高くなることが知られている。従って、周囲温度が変化した場合、温度変化によって駆動モードと検出モードの共振周波数が変化するため、各モード間の共振周波数の差が変化してしまい角速度センサとしての検出感度がばらついてしまう虞れがある。
【0024】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明は周囲温度の変化に拘らず振動体を常に一定の振幅で振動させることにより、検出感度のばらつきをなくし、信頼性を高めることのできる角速度センサを提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明では、基板と、該基板上に設けられた枠状体と、基端側が該枠状体内に位置して支持され、前記基板に対して水平面上で互いに直交する第1の軸と第2の軸のうち第2の軸方向に延びる複数本の支持梁と、前記枠状体内に位置して該各支持梁の先端側に前記第1の軸方向と第2の軸方向に振動可能に設けられた振動体と、前記振動体に前記各支持梁を通して第1の軸方向に振動を与える振動発生手段と、前記基板と前記振動体との間に設けられ、該振動発生手段により振動体に第1の軸方向に振動を与えている状態で、該第1の軸と第2の軸に直交する第3の軸周りに角速度が加わったとき前記振動体に生じる第2の軸方向への変位を検出する変位検出手段とからなり、かつ前記枠状体は、前記基板の表面から離間した状態で少なくとも前記第2の軸方向に延び、前記各支持梁の基端側をそれぞれ支持する枠部と、該枠部の一部を前記基板の表面に固定する枠固定部とから構成したことにある。
【0026】
このように構成することにより、各支持梁の基端側は、第2の軸方向に延びる枠部にそれぞれ固定され、該枠部はその一部を枠固定部によって基板に固定しているから、周囲温度が変化して、基板の伸縮と、振動体、支持梁の伸縮とに差が生じた場合でも、この伸縮の差を第2の軸方向に延びる枠部によって緩和する。そして、伸縮の差から支持梁に加わる応力を低減でき、温度変化に拘らず、支持梁のばね定数を一定に保つことができる。
【0027】
請求項2の発明では、基板と、該基板上に設けられた枠状体と、基端側が該枠状体内に位置して支持され、前記基板に対して水平面上に互いに直交する第1の軸と第2の軸のうち第2の軸方向に延びる複数本の第1の支持梁と、前記枠状体内に位置して該各第1の支持梁の先端側に前記第1の軸方向に振動可能に設けられた第1の振動体と、基端側が該第1の振動体内に位置して支持され第1の軸方向に延びる第2の支持梁と、該第2の支持梁の先端側に前記第2の軸方向に振動可能に設けられた第2の振動体と、前記第1の振動体に前記各第1の支持梁を通して第1の軸方向に振動を与える振動発生手段と、該振動発生手段により第1の振動体を第1の軸方向に振動を与えている状態で、該第1の軸と第2の軸に直交する第3の軸周りに角速度が加わったとき前記第2の振動体に生じる第2の軸方向への変位を検出する変位検出手段とからなり、かつ前記枠状体は、前記基板の表面から離間した状態で少なくとも前記第1の支持梁の伸長方向に延び、前記各第1の支持梁の基端側をそれぞれ支持する枠部と、該枠部の一部を前記基板の表面に固定する枠固定部とから構成したことにある。
【0028】
このように構成することにより、各第1の支持梁の基端側は、第1の支持梁の伸長方向に延びる枠部にそれぞれ固定され、該枠部はその一部を枠固定部によって基板に固定しているから、周囲温度が変化したとき、第1の支持梁の伸長方向に延びる枠部によって熱膨張による伸縮の差を緩和し、第1の支持梁に加わる応力を低減でき、このばね定数の変動を低減する。これにより、第1,第2の振動体の質量と第1の支持梁のばね定数とによって設定される第1の軸方向への振動系の共振周波数が、温度変化によって変動するのを抑えることができる。
【0029】
請求項3の発明では、枠状体の枠部を略口状に形成したことにある。
【0030】
請求項4の発明では、枠状体の枠部を略コ字状に形成したことにある。
【0031】
このような構成とすることにより、各支持梁の基端側を、略口状または略コ字状に形成した枠部にそれぞれ固定しているから、周囲温度が変化して熱膨張によって基板が進出した場合でも、支持梁に加わる応力を小さくすることができる。
【0032】
請求項5の発明では、枠状体、支持梁、振動体を、同一材料によって一体的に形成したことにある。
【0033】
このように構成することにより、基板から離間した枠状体の枠部、支持梁、振動体が周囲温度の変化によって伸縮した場合でも、同一材料によって形成された各部位の延びは均一となっているから、支持梁のばね定数を一定に保つことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態に適用される角速度センサを、図1ないし図7を参照しつつ説明する。
【0035】
まず、図1ないし図3に基づいて、本発明による第1の実施の形態について述べる。21は角速度センサ、22は該角速度センサ21の基台をなす矩形状に形成された基板で、該基板22は例えばガラス材料によって形成されている。
【0036】
23は基板22上にP,S,Sb等がドーピングされた低抵抗なポリシリコン、単結晶シリコン等のシリコン材料によって形成された可動部で、該可動部23は基板22上に設けられた略口状に形成された枠状体24と、基端側が該枠状体24の四隅に支持され、先端側が中央部に向けてY軸方向に伸びる4本の第1の支持梁25と、該各第1の支持梁25の先端に支持され、該各第1の支持梁25によってX軸方向に振動可能な長方形の枠状に形成された第1の振動体26と、該第1の振動体26の短尺辺の中央から突出しX軸方向に延びる4本の第2の支持梁27と、該各支持梁27によってY軸方向に振動可能に設けられたH字状の第2の振動体28とから構成されている。
【0037】
ここで、第1の支持梁25、第1の振動体26、第2の振動体28によって第1の軸方向となるX軸方向へ振動する振動系29を構成し、前記第2の支持梁27、第2の振動体28によって第2の軸となるY軸方向へ振動する検出系30を構成している。また、前記振動系29は、第1の振動体26と第2の振動体28の質量と、第1の支持梁25のばね定数によって設定される振動側共振周波数f1 を有し、検出系30は、第2の振動体28の質量と、第2の支持梁27のばね定数によって設定される検出側共振周波数f2 を有している。
【0038】
また、枠状体24は、基板22から寸法aだけ離間した状態で、前後に離間してX軸方向に伸びる2本の支持辺24A1 、左右に離間してY軸方向に伸びる2本の固定辺24A2 によって略口状に形成された枠部24Aと、該枠部24Aのうち各固定辺24A2 の中央部に位置して形成された枠固定部24Bとから構成され、該枠状体24は枠部24Aの一部となる枠固定部24Bによって基板22上に固定されている。また、第1の振動体26からY軸方向に延びる第1の支持梁25の基端側は、各支持辺24A1 の左右両側に支持されている。
【0039】
そして、可動部23は枠状体24の枠固定部24Bのみが基板22に固定され、第1の支持梁25、第1の振動体26、第2の支持梁27、第2の振動体28は、前記基板22から離間した状態で、4本からなる第1の支持梁25の基端側が、枠状体24の枠部24Aに4点支持されている。
【0040】
さらに、4本からなる第1の支持梁25は、Y軸方向に伸長しているからX軸方向に撓ませることにより、第1の振動体26をX軸方向に変位させる。また、4本からなる第2の支持梁27は、X軸方向に伸長しているからY軸方向に撓ませることにより、第2の振動体28をY軸方向に変位させることができる。
【0041】
31,31は第1の振動体26の左右の長尺辺に形成された可動側振動電極で、これら2個の可動側振動電極31は7枚の電極板31Aをくし状に配置することによって構成されている。そして、各可動側振動電極31は後述する固定側振動電極34と共に振動発生部37を構成する。
【0042】
32,32は第2の振動体28の中央辺の中心から上下に向けて形成された可動側検出電極で、これら2個の可動側検出電極32は、Y軸方向に延びる腕部32Aと、該腕部32Aに均等間隔で左右方向に向けて延びる6枚の電極板32Bとによってアンテナ状に形成されている。そして、該可動側検出電極32は後述する固定側検出電極36と共に変位検出部38を構成する。
【0043】
33,33は振動用固定部で、これら2個の振動用固定部33は第1の振動体26を左右から挟むように基板22上に設けられている。34,34は固定側振動電極で、これら2個の固定側振動電極34は、可動側振動電極31の各電極板31Aと隙間をもって交互に対面するように、振動用固定部33に突出形成された6枚の電極板34Aからなる。
【0044】
35,35は検出用固定部で、これら2個の検出用固定部35は第2の支持梁27と第2の振動体28との空間内に位置した基板22上に設けられている。36,36は固定側検出電極で、これら2個の固定側検出電極36は、検出用固定部35の左右両側から上下方向に延びる腕部36Aと、可動側検出電極32の各電極板32Bと隙間をもって交互に対面するように、該腕部36Aから内側に向けて突出形成された6枚の電極板36Bとから構成される。
【0045】
37,37は振動発生手段としての振動発生部で、これら2個の振動発生部37はそれぞれ可動側振動電極31と固定側振動電極34とによって構成され、該可動側振動電極31の各電極板31Aと、固定側振動電極34の各電極板34Aとの間にはそれぞれ等しい隙間が形成されている。ここで、可動側振動電極31と固定側振動電極34との間には、逆位相となる周波数f0 のパルス波または正弦波等の駆動信号を印加され、左右に位置した電極板31A,34A間には静電引力が交互に発生し、各振動発生部37で近接、離間を繰り返す。これにより、各振動発生部37は、第1の振動体26、第2の振動体28等をX軸方向(第1の軸方向)に振動させる。
【0046】
38,38は変位検出手段としての変位検出部で、これら2個の変位検出部38は可動側検出電極32と固定側検出電極36とによって構成され、該可動側検出電極32の各電極板32Bと、固定側検出電極36の各電極板36Bとの間はそれぞれ離間している。また、可動側検出電極32と固定側検出電極36は、検出用の平行平板コンデンサとして構成され、当該各変位検出部38は各電極板32B,36B間の離間寸法の変化を静電容量の変化として検出する。
【0047】
ここで、本実施の形態による角速度センサ21は、角速度Ωの検出感度を高めるために、振動系29の振動側共振周波数f1 、検出系30の検出側共振周波数f2 、各振動発生部37に印加される駆動信号の周波数f0 を同調させ、第1の振動体26、第2の振動体28を小さな駆動力によって大きく振動させると共に、検出感度を高くさせるものである。
【0048】
本実施の形態による角速度センサ21は、上述した如くに構成され、次にZ軸(第3の軸)周りに角速度Ωを加えた場合の検出動作について説明する。
【0049】
まず、左右に位置した振動発生部37に逆位相となる駆動信号を印加すると、各電極板31A,34A間に静電引力が左右の振動発生部37,37に対して交互に作用し、第1の振動体26と第2の振動体28はX軸方向に振動を発生する。この場合、各第1の支持梁25がX軸方向に撓むだけで、第2の支持梁27はX軸方向には撓まないから、第2の振動体28もX軸方向にのみ振動する。この状態で、Z軸(第3の軸)周りに角速度Ωが加わると、Y軸(第2の軸)方向にコリオリ力F(慣性力)が発生する。
【0050】
そして、このコリオリ力Fによって、第2の振動体28はY軸方向に振動し、この第2の振動体28の振動変位を、各変位検出部38では、可動側検出電極32と固定側検出電極36との間の静電容量の変化として検出し、Z軸周りの角速度Ωを検出することができる。
【0051】
また、本実施の形態による角速度センサ21では、第1の振動体26からY軸方向に延びる各第1の支持梁25の基端側を、Y軸方向に延びる各支持辺24A1 の両側に支持し、枠部24Aは固定辺24A2 の中央部に形成したY軸方向に延びる部分の比較的短い枠固定部24Bによって基板22に固定されている。さらに、各枠固定部24BはX軸方向に離間して設けられているものの、Y軸方向には離間せずに1個のみ設けられている。
【0052】
このため、周囲温度の上昇によって基板22が伸びたとき、基板のY軸方向の伸びは、枠固定部24BのY軸方向にのみ加わり、該枠固定部24BはY軸方向には短尺であるから、基板22から枠状体24の枠部24Aに加わるY軸方向の応力を低減できる。
【0053】
一方、枠状体24は、第1の支持梁25、第1の振動体26、第2の支持梁27、第2の振動体28等と共に可動部23の一部としてシリコン材料によって一体的に形成されているから、可動部23の各部位では熱膨張による伸縮は常に均一となる。
【0054】
かくして、本実施の形態による角速度センサ21では、周囲温度の変化により、基板22と可動部23とに異なる伸縮が発生した場合でも、枠状体24の枠部24Aによって、Y軸方向の基板22の伸縮と可動部23の伸縮との差を緩和することができ、基板22の伸縮により第1の支持梁25に加わる応力を低減することができる。
【0055】
しかも、枠状体24は、可動部23を構成する各部位と同一のシリコン材料によって一体的に形成されているから、可動部23を構成する各部位の伸びは均一になり、第1の振動体26、第2の支持梁27、第2の振動体28を支持する各第1の支持梁25のばね定数は、周囲温度が変化した場合でも、その変化を低減することができる。
【0056】
なお、枠状体24にはX軸方向に伸びる支持辺24A1 が形成されているから、該支持辺24A1 によって、基板22側のX軸方向の伸びが第1の支持梁25に伝わるのを緩和することができる。しかも、第1の支持梁25はY軸方向のみでX軸方向には延びていないから、基板22のX軸方向の伸縮は第1の支持梁25のばね定数に影響を与えていない。
【0057】
このように、各第1の支持梁25は、ばね定数の温度依存性を低減することにより、振動系29の振動側共振周波数f1 の変化をなくすことができ、第1の振動体26は、周囲温度の変化に拘らず、常に一定の振幅で振動させることができる。この結果、角速度センサ21では、周囲温度が変化した場合でも、X軸方向の第2の振動体28を常に一定の振幅で振動させることにより、Z軸周りに加わる角速度Ωを高精度に検出することができ、当該角速度センサ21の信頼性を高めることができる。
【0058】
また、各第1の支持梁25は、そのばね定数の温度依存性が低減し、振動系29の振動側共振周波数f1 の変化をなくすことができるようになり、周囲温度が変化した場合でも、振動側共振周波数f1 と検出側共振周波数f2 との差の変化も低減することができる。この結果、角速度センサ21は、検出感度のばらつきを小さくすることができる。
【0059】
次に、第2の実施の形態を、図4と図5を参照しつつ説明するに、本実施の形態の特徴は、枠状体の枠部を基板に固定する枠固定部を基板の四隅に形成したことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0060】
41は本実施の形態に適用される角速度センサで、該角速度センサ41は、基板22と、該基板22上に形成された後述の可動部42、振動用固定部33、検出用固定部35等からなる。
【0061】
42は可動部23の代わりに基板22上に形成される可動部で、該可動部42は、シリコン材料によって形成され、基板22上に設けられた後述する枠状体43と、該枠状体43に支持されY軸方向に延びる4本の第1の支持梁25と、該各第1の支持梁25によって支持された枠状の第1の振動体26と、該第1の振動体26から内向きに突出しX軸方向に延びる4本の第2の支持梁27と、該各支持梁27によってY軸方向に振動可能に設けられたH字状の第2の振動体28とから構成されている。
【0062】
43は枠状体で、該枠状体43は、基板22から離間した状態で、前後に離間してX軸方向に伸びる2本の支持辺43A1 、左右に離間してY軸方向に伸びる2本の固定辺43A2 によって枠状に形成された枠部43Aと、該枠部43Aのうち各固定辺43A2 の長さ方向両端に位置して形成された4個の枠固定部43Bとから構成され、該枠状体43は枠部43Aの四隅に位置した枠固定部43Bによって基板22上に固定されている。また、第1の振動体26からY軸方向にそれぞれ延びる第1の支持梁25の基端側は、各支持辺43A1 の左右両側に支持される。
【0063】
このように構成される角速度センサ41は、Z軸周りに加わる角速度Ωの検出動作は第1の実施の形態で述べた角速度センサ21と同様にして検出することができる。
【0064】
また、角速度センサ41では、前述した第1の実施の形態と同様に、周囲温度が上昇して基板22が伸びた場合でも、基板22の伸びをX軸方向に延びる支持辺43A1 と、Y軸方向に延びる固定辺43A2 とからなる枠状体43の枠部43Aによって緩和することができる。
【0065】
これにより、周囲温度が変化した場合でも、基板22から枠状体43に支持された各第1の支持梁25に伝わる応力を低減でき、第1の支持梁25のばね定数の変化を低減することができる。この結果、角速度センサ41は、周囲温度の変化に拘らず、第2の振動体28を常に一定の振幅で振動させることができ、Z軸周りに加わる角速度Ωを高精度に検出することができる。
【0066】
さらに、各第1の支持梁25は、そのばね定数の温度依存性が低減し、振動系29の振動側共振周波数f1 の変化をなくすことができるようになり、周囲温度が変化した場合でも、振動側共振周波数f1 と検出側共振周波数f2 との差の変化も低減することができる。この結果、角速度センサ41は、検出感度のばらつきを小さくすることができる。
【0067】
次に、第3の実施の形態を、図6に基づいて説明するに、本実施の形態の特徴は、枠状体の枠部を略コ字状に形成したことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0068】
51は本実施の形態に適用される角速度センサで、該角速度センサ51は、基板22と、該基板22上に形成された後述する可動部52、振動用固定部33、検出用固定部35等からなる。
【0069】
52は可動部23の代わりに基板22上に形成される可動部で、該可動部52は、シリコン材料によって形成され、基板22上の左右に設けられた後述する枠状体53,53と、該各枠状体53に支持された4本の第1の支持梁25と、該各第1の支持梁25の先端に支持された枠状の第1の振動体26と、該第1の振動体26から突出しX軸方向に延びる4本の第2の支持梁27と、該各支持梁27によってY軸方向に振動可能に設けられたH字状の第2の振動体28とから構成されている。
【0070】
53,53は基板22の左右に設けられた2個の枠状体で、該各枠状体53は、基板22から離間した状態で、左右に離間してY軸方向に伸びる固定辺53A1 、該固定辺53A1 の長さ方向両端に位置してX軸方向に延びる2本の支持腕53A2 からなる略コ字状に形成された枠部53Aと、該枠部53Aの各固定辺53A1 の長さ方向両端に位置して形成された枠固定部53Bとから構成されている。そして、2個の枠状体53は枠部53Aの長さ方向両端に位置した2個の枠固定部53Bによって基板22上に固定されている。また、第1の振動体26からY軸方向にそれぞれ延びる第1の支持梁25の基端側は、各支持腕53A2 の先端に支持されている。
【0071】
このように構成される角速度センサ51は、Z軸周りに加わる角速度Ωの検出動作は第1の実施の形態で述べた角速度センサ21と同様にして検出することができる。
【0072】
また、角速度センサ51では、前述した第1の実施の形態と同様に、周囲温度が上昇して基板22が伸びた場合でも、基板22の伸びをY軸方向に延びる固定辺53A1 によって緩和することができる。そして、周囲温度の変化に拘らず、各第1の支持梁25は、そのばね定数の変化を低減することができる。この結果、角速度センサ51は、周囲温度の変化に拘らず、Z軸周りに加わる角速度Ωの高精度な検出を行うことができ、信頼性を高めることができる。
【0073】
さらに、各第1の支持梁25は、そのばね定数の温度依存性が低減し、振動系29の振動側共振周波数f1 の変化をなくすことができるようになり、周囲温度が変化した場合でも、振動側共振周波数f1 と検出側共振周波数f2 との差の変化も低減することができる。この結果、角速度センサ51は、検出感度のばらつきを小さくすることができる。
【0074】
次に、第4の実施の形態を図7を参照しつつ説明するに、本実施の形態の特徴は、枠状の枠状体を従来技術で述べた角速度センサに用いたものである。なお、本実施の形態では前述した従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0075】
61は本実施の形態に適用される角速度センサで、該角速度センサ61は、基板2と、該基板2上に形成された後述する可動部62、振動用固定部9、検出用固定部11等からなる。
【0076】
62は基板2上にシリコン材料によって形成された可動部で、該可動部62は後述の枠状体63と、該各枠状体63の四隅から中央部に向けてL字状に折曲して形成された形成された支持梁5と、該各支持梁5の先端に支持された振動体6とからなる。
【0077】
63は枠状体で、該枠状体63は、基板2から離間した状態で、前後に離間してX軸方向に伸びる2本の支持辺63A1 、左右に離間してY軸方向に伸びる2本の固定辺63A2 によって略口状に形成された枠部63Aと、該枠部63Aのうち各固定辺63A2 の長さ方向中央部に位置して設けられた枠固定部63Bとから構成され、該枠状体63は枠部63Aの一部となる枠固定部63Bによって基板2上に固定されている。また、振動体6からY軸方向に延びる支持梁5の基端側は、各支持辺63A1 の左右両側で支持されている。
【0078】
このように構成される角速度センサ61では、X軸周りに加わる角速度Ωの検出動作は従来技術と同様にして検出することができる。
【0079】
また、角速度センサ61は、前述した第1の実施の形態と同様に、周囲温度が上昇して基板2が伸びた場合でも、基板2の伸びをX軸方向に延びる支持辺63A1 と、Y軸方向に延びる固定辺63A2 によって緩和することができる。そして、周囲温度の変化に拘らず、各支持梁5は、そのばね定数の変化を低減することができる。この結果、角速度センサ61は、周囲温度の変化に拘らず、Z軸周りに加わる角速度Ωの高精度な検出を行うことができ、信頼性を高めることができる。
【0080】
なお、第4の実施の形態では、枠状体63は、各固定辺63A2 の長さ方向中央部に形成した枠固定部63Bによって基板2上に固定するようにしたが、これに限らず、第2,第3の実施の形態のように、固定辺63A2 の両端に枠固定部を形成し、該各枠固定部によって基板2に固定するようにしてもよい。さらに、枠状体63は略口状に限らず、第4の実施の形態のように略コ字状に形成してもよいことは勿論である。
【0081】
また、実施の形態では、振動発生手段を、可動側振動電極と固定側振動電極とをくし状電極とし、各電極間に発生する静電引力によって振動体を振動させる構成としたが、本発明はこれに限らず、支持梁の近傍に圧電体を設け、該圧電体によって振動体を振動させるようにしてもよい。また、変位検出手段を、可動側検出電極と固定側検出電極とをくし状電極として各電極板間の離間寸法の変化を静電容量の変化として検出するようにしたが、これに代えて、支持梁に圧電体を設け、該圧電体の伸縮によって振動体の変位を検出するようにしてもよい。
【0082】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1の本発明によれば、各支持梁の基端側は、第2の軸方向に延びる枠部にそれぞれ固定され、該枠部はその一部を枠固定部によって基板に固定しているから、枠状体は、周囲温度が変化したときでも、振動体、支持梁の熱膨張と、基板の熱膨張との差を緩和し、支持梁に加わる応力を低減する。これにより、支持梁のばね定数が周囲の温度変化によって変動するのをなくし、振動体を常に一定の振幅で振動させることにより、角速度の検出感度のばらつきをなくし、角速度センサの信頼性を高めることができる。
【0083】
また、振動発生手段により、振動体が第1の軸方向に振動するときの周波数を振動側共振周波数、第3の軸周りに角速度が加わったときに振動体が第2の軸方向に振動するときの周波数を検出側共振周波数としたとき、周囲温度が変化した場合でも、支持梁のばね定数が変動するのを抑えることにより、振動側共振周波数と検出側共振周波数との差を低減することができ、角速度センサとしての検出感度のばらつきを小さくすることができる。
【0084】
請求項2の発明では、各第1の支持梁の基端側は、第1の支持梁の伸長方向に延びる枠部にそれぞれ固定され、該枠部はその一部を枠固定部によって基板に固定しているから、周囲温度が変化したときの熱膨張の差による応力を低減する。これにより、第1の支持梁、第1の振動体、振動体からなる振動系の共振周波数が温度変化によって変動するのを抑えることができ、温度変化の影響を受けずに、振動体を同じ振幅で振動させることができる。そして、角速度の検出感度のばらつきをなくし、角速度センサの信頼性を高めることができる。
【0085】
請求項3の発明のように枠状体の枠部を略口状に形成し、請求項4の発明のように枠状体の枠部を略コ字状に形成したことにより、周囲温度が変化して熱膨張によって基板が伸びた場合でも、枠部によって支持梁に伝わる応力を小さくすることができる。
【0086】
請求項5の発明では、枠状体、支持梁、振動体を、同一材料によって一体的に形成したから、基板から離間した枠状体の枠部、支持梁、振動体が周囲温度の上昇によって伸びた場合でも、同一材料によって形成された各部位の延びは均一となっているから、支持梁に加わる応力を一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による角速度センサを示す平面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた断面図である。
【図3】図1中の矢示III −III 方向からみた断面図である。
【図4】第2の実施の形態による角速度センサを示す平面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた断面図である。
【図6】第3の実施の形態による角速度センサを示す平面図である。
【図7】第4の実施の形態による角速度センサを示す平面図である。
【図8】従来技術による角速度センサを示す平面図である。
【符号の説明】
5 支持梁
6 振動体
21,41,51,61 角速度センサ
22 基板
23,42,52,62 可動部
24,43,53,63 枠状体
24A,43A,53A,63A 枠部
24A1 ,43A1 ,63A1 支持辺
24A2 ,43A2 ,53A1 ,63A2 固定辺
24B,43B,53B,63B 枠固定部
25 第1の支持梁
26 第1の振動体
27 第2の支持梁
28 第2の振動体
31 可動側振動電極
34 固定側振動電極
13,37 振動発生部(振動発生手段)
14,38 変位検出部(変位検出手段)
53A2 支持腕

Claims (5)

  1. 基板と、該基板上に設けられた枠状体と、基端側が該枠状体内に位置して支持され、前記基板に対して水平面上で互いに直交する第1の軸と第2の軸のうち第2の軸方向に延びる複数本の支持梁と、前記枠状体内に位置して該各支持梁の先端側に前記第1の軸方向と第2の軸方向に振動可能に設けられた振動体と、前記振動体に前記各支持梁を通して第1の軸方向に振動を与える振動発生手段と、前記基板と前記振動体との間に設けられ、該振動発生手段により振動体に第1の軸方向に振動を与えている状態で、該第1の軸と第2の軸に直交する第3の軸周りに角速度が加わったとき前記振動体に生じる第2の軸方向への変位を検出する変位検出手段とからなり、かつ前記枠状体は、前記基板の表面から離間した状態で少なくとも前記第2の軸方向に延び、前記各支持梁の基端側をそれぞれ支持する枠部と、該枠部の一部を前記基板の表面に固定する枠固定部とから構成してなる角速度センサ。
  2. 基板と、該基板上に設けられた枠状体と、基端側が該枠状体内に位置して支持され、前記基板に対して水平面上に互いに直交する第1の軸と第2の軸のうち第2の軸方向に延びる複数本の第1の支持梁と、前記枠状体内に位置して該各第1の支持梁の先端側に前記第1の軸方向に振動可能に設けられた第1の振動体と、基端側が該第1の振動体内に位置して支持され第1の軸方向に延びる第2の支持梁と、該第2の支持梁の先端側に前記第2の軸方向に振動可能に設けられた第2の振動体と、前記第1の振動体に前記各第1の支持梁を通して第1の軸方向に振動を与える振動発生手段と、該振動発生手段により第1の振動体を第1の軸方向に振動を与えている状態で、該第1の軸と第2の軸に直交する第3の軸周りに角速度が加わったとき前記第2の振動体に生じる第2の軸方向への変位を検出する変位検出手段とからなり、かつ前記枠状体は、前記基板の表面から離間した状態で少なくとも前記第1の支持梁の伸長方向に延び、前記各第1の支持梁の基端側をそれぞれ支持する枠部と、該枠部の一部を前記基板の表面に固定する枠固定部とから構成してなる角速度センサ。
  3. 前記枠状体の枠部は、略口状に形成してなる請求項1または2記載の角速度センサ。
  4. 前記枠状体の枠部は、略コ字状に形成してなる請求項1または2記載の角速度センサ。
  5. 前記枠状体、支持梁、振動体は、同一材料によって一体的に形成してなる請求項1,2,3または4記載の角速度センサ。
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