JP2000337884A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JP2000337884A
JP2000337884A JP11186529A JP18652999A JP2000337884A JP 2000337884 A JP2000337884 A JP 2000337884A JP 11186529 A JP11186529 A JP 11186529A JP 18652999 A JP18652999 A JP 18652999A JP 2000337884 A JP2000337884 A JP 2000337884A
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vibrator
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support beam
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JP11186529A
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Yoichi Mochida
洋一 持田
Kazufumi Moriya
和文 森屋
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5719Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using planar vibrating masses driven in a translation vibration along an axis

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持基板と素子基板との異なる熱膨張係数の
作用による駆動と検出の共振周波数の差を縮小して検出
感度を向上させる。 【解決手段】 支持基板1上には、支持基板1と熱膨張
係数を異なる材料からなる支持固定部2a,2bを形成
する。そして、支持固定部2a,2bには、第1支持梁
4,5を介してX軸方向に振動可能に支持される第1振
動体3と、この第1振動体3に第2支持梁7,8を介し
てY軸方向に振動可能に支持される第2振動体6を設け
る。また、第1支持梁4,5は、第1振動体3の振動方
向に対して直交方向に伸長して設け、それらの両端は第
1振動体3の端部に結合すると共にそれらの中間部は支
持固定部2a,2bにそれぞれ結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のナビゲー
ションシステム、カメラの手振れ防止装置、ロボットの
姿勢制御装置などに使用される角速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、角速度センサとして、支持基板
と、この支持基板に配置された一対の支持固定部と、こ
の支持固定部に結合している第1支持梁と、この第1支
持梁により支持されている第1振動体と、この第1振動
体に結合している第2支持梁と、この第2支持梁により
支持されてコリオリ力発生方向に振動する第2振動体
と、これらの振動体を一定の方向に振動させる駆動手段
と、第2振動体に加わるコリオリ力に基づく第2振動体
の変位を検出する検出手段とによって構成されたものが
知られている。
【0003】そこで、以下に、図9および図10を参照
して、従来の角速度センサ40について説明する。
【0004】31はパイレックスガラスよりなる支持基
板で、その中央部には凹部31aが設けられている。
【0005】32は支持基板31の周辺凸部に陽極接合
によって接合された枠形支持体で、、該枠形支持体31
は、シリコンによって矩形状に形成されている。また、
枠形支持体32は、Y軸方向に離間して設けられた枠桟
の内側面の4箇所からそれぞれ第1支持梁33a,33
b,33c,33d(以下、これらを総称して第1支持
梁33という)が伸長している。このため、枠形支持体
32のうち第1支持梁33が結合している4箇所が支持
固定部32aとなっている。また、第1支持梁33の先
端側は、後述する振動体34の枠桟の外側面に結合して
いる。
【0006】34は枠形支持体32の内周側に位置して
第1支持梁33によってX軸方向に振動可能に支持され
た第1振動体としての振動体で、該振動体34は略矩形
の枠状に形成され、Y軸方向に離間して設けられた枠桟
の外側面には4本の第1支持梁33が結合されている。
また、振動体34には、X軸方向に離間して設けられた
枠桟の内側面から第2支持梁35a,35b,35c,
35d(以下、これらを総称して第2支持梁35とい
う)とがそれぞれ伸長し、これらの先端は後述する負荷
振動体36の外側面にそれぞれ結合している。なお、第
1支持梁33と第2支持梁35とは直交関係にあり、第
1支持梁33はY軸方向に伸長し、第2支持梁35はX
軸方向に伸長している。
【0007】36は振動体34の内周側に位置して第2
支持梁35によってY軸方向に振動可能に支持された第
2振動体としての負荷振動体で、該負荷振動体36は、
略矩形の平面状に形成され、X軸方向両端に位置する外
側面には第2支持梁35が結合されている。
【0008】37,37はX軸方向に離間して振動体3
4と枠形支持体32とに設けられた駆動手段としての駆
動部で、該駆動部37は、振動体34のX軸方向の枠桟
の外側面にそれぞれ設けられた駆動電極37a,37b
と、これらの駆動電極37a,37bと対向している枠
形支持体32の内側面にそれぞれ設けられた駆動電極3
7c,37dとによって構成されている。
【0009】38,38はY軸方向に離間して振動体3
4と負荷振動体36とに設けられた検出手段としての検
出部で、該検出部38は、振動体34のY軸方向の枠桟
の内側面にそれぞれ設けられた検出電極38a,38b
と、これらの検出電極38a,38bと対向している負
荷振動体36の外側面にそれぞれ設けられた検出電極3
8c,38dによって構成されている。
【0010】なお、振動体34、負荷振動体36、第1
支持梁33、第2支持梁35は、枠形支持体32と同一
のシリコン基板を加工して一体構造に形成されている。
【0011】従来の角速度センサ40は上述の如き構成
を有するもので、次にその動作について説明する。
【0012】まず、駆動電極37a,37cに、駆動電
極37b,37dに、それぞれ直流電圧を重畳した18
0゜位相の異なる交流電圧を印加して静電力により、負
荷振動体36および振動体34をX軸方向に振動させ
る。このとき、この負荷振動体36のX軸方向への振動
は、第1支持梁33の撓みにより可能となっている。
【0013】そして、負荷振動体36がこのように振動
しているときに、角速度センサ40が負荷振動体36の
中心を通るZ軸回りに角速度Ωが作用して負荷振動体3
6が回転すると、Y軸方向にコリオリ力が発生する。こ
のため、負荷振動体36は、このコリオリ力によってY
軸方向にも振動するようになる。このとき、この負荷振
動体36のY軸方向への振動は、第2支持梁35の撓み
により可能となっている。
【0014】このように負荷振動体36がY軸方向に振
動したときには、検出電極38a,38c間に形成され
る静電容量と、検出電極38b,38d間に形成される
静電容量とが増減する。このため、これらの増減する静
電容量を、電圧変換して差動増幅することにより回転角
速度Ωを求めることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
角速度センサ40においては、パイレックスガラスより
なる支持基板31とシリコンよりなる枠形支持体32と
は、陽極接合されて一体構造になっているので、それら
の熱膨張係数の相違により、周囲の温度が変化した場合
に、接合部に引張り応力または圧縮応力が発生する。
【0016】例えば、支持基板31の熱膨張係数が枠形
支持体32の熱膨張係数より大きい場合には、矢印cで
示すように、駆動用の第1支持梁33の接合している枠
形支持体32の接合部分が外側に広がるような歪みを発
生させる。この歪みは第1支持梁33に外向きの張力を
生じさせて駆動の共振周波数を上昇させる。この場合、
検出の共振周波数は変化しないため、駆動と検出の共振
周波数の差が大きくなり、検出感度を低下させていた。
【0017】このことは、駆動と検出の共振周波数差を
小さく高感度に設計した角速度センサの場合に、特に影
響が大きい。従って、従来の角速度センサ40は、駆動
と検出の共振周波数の差が拡大することによる検出感度
の低下を小さくするために、駆動と検出の共振周波数の
差を当初から大きくした設計にしなければならなかっ
た。その結果、高感度な角速度センサを製作できないと
いう問題があった。
【0018】そこで、本発明は、支持基板とセンサ素子
基板との異なる熱膨張係数の作用による駆動と検出の共
振周波数の差を縮小して検出感度を向上させた角速度セ
ンサを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、支持基板と、この支持基板に設けられた支持固定部
と、該支持固定部に結合された第1支持梁と、該第1支
持梁により支持された第1振動体と、該第1振動体に結
合された第2支持梁と、該第2支持梁により支持されて
コリオリ力発生方向に振動する第2振動体と、これら第
1,第2振動体を一定の方向に振動させる駆動手段と、
前記第2振動体に加わるコリオリ力に基づく前記第2振
動体の変位を検出する検出手段とからなる角速度センサ
において、前記第1支持梁は、少なくとも前記第1振動
体の振動方向と直交する方向に伸長し、その両端が前記
第1振動体に結合され、長さ方向の中間部が前記支持固
定部に結合したことを特徴とするものである。
【0020】この発明において、支持固定部と第1振動
体などの可動部とからなるセンサ素子は、支持基板と異
なる材料で製作される。例えば、支持基板がパイレック
スガラス基板で、センサ素子がシリコン基板よりなる。
可動部は例えば互いに離間した一対の支持固定部により
第1支持梁を介して宙吊りに支持される。一対の支持固
定部は、ある間隔をおいて支持基板に陽極接合などによ
り固定されているので、温度が変化した場合、支持基板
はその材料の熱膨張により伸縮するが、センサ素子も同
様に伸縮する。しかし、支持基板とセンサ素子が熱膨張
係数を異ならせている場合には、センサ素子はそれらの
熱膨張係数の差だけ歪みを受けることになる。ここに、
センサ素子は、その一対の支持固定部を介して支持基板
に固定されているので、一対の支持固定部が直接に前記
熱膨張の差による伸縮の歪み(変位)を受ける。
【0021】この歪みは、その中心がセンサ素子(支持
基板)の中心にあるとすると、その中心から放射状かつ
同心円状に拡大ないし縮小する。従って、この拡大また
は縮小する歪みは、一対の支持固定部間の間隔に比例し
て大きくなる。
【0022】また、この歪みの作用方向は、一対の支持
固定部の第1支持梁との結合部の幅の範囲にある。この
一対の支持固定部の結合部の幅が広いと、第1支持梁の
長さ方向(伸長方向)にも歪みの成分が生じるが、この
結合部を細い形状に加工して歪みの作用範囲を狭くし、
即ち、この歪みの作用線を一対の支持固定部の中心を結
ぶ直線上に近づけることにより、第1支持梁の伸長方向
に加わる歪の成分を軽減することができる。
【0023】このような歪みの作用方向が、一対の支持
固定部の中心を結ぶ直線上、即ち駆動方向と同一方向に
あるとすると、第1支持梁の支持固定部の両側部分は対
称構造をしているので、前記歪みにより、第1支持梁の
長さ方向中間部の両側部分が均等に撓み、一対の第1支
持梁はくの字形または逆くの字形に変形ないし撓んで、
この変形ないし撓みにより前記歪みは、吸収されて第1
振動体などの可動部には及ばない。従って、この歪みに
より第1支持梁の伸長方向に応力がほとんど発生しな
い。
【0024】第1支持梁の伸長方向に作用する応力は、
駆動方向の共振周波数に変化をきたす主な原因であるた
め、本構造では駆動周波数が熱歪みにより影響を受けな
い。また、第2支持梁による検出方向の共振周波数は、
第2支持梁が基板と直接結合しないため、同様に熱歪み
による周波数変化が起こらない。その結果、駆動、検出
方向の共振周波数の差が温度変化により変動せず、検出
感度の変動を防止することができる。
【0025】また、本発明は、一対の支持固定部と第1
支持梁の形状を、上記のように構成することにより、温
度変化による歪み以外に、製造時のばらつきによる歪み
に対しても第1支持梁が変形ないし撓んで該歪みを吸収
して、駆動と検出の機械共振周波数の差を一定に保持し
て、感度の変動を防止することができる。
【0026】請求項2に記載の発明は、支持固定部を第
1振動体の振動方向に離間して前記第1振動体の外側の
2箇所に配置され、該各支持固定部は第1支持梁との結
合部分の幅を根本部分の幅より狭く形成したものであ
る。
【0027】この発明は、第1支持梁の長さ方向中間部
を支持する2箇所の支持固定部の結合部分の幅を狭くす
る、即ち、支持固定部の根本部分から延びる結合部分を
先細の形状にしたり、また、結合部分を短い梁の形状に
することにより、一対の支持固定部から第1支持梁に加
わる熱応力の向きが第1支持梁の長さ方向に対し直交す
る直線方向となり、一対の支持固定部からの熱応力によ
る影響を一直線上に集中させて一層軽減することができ
る。
【0028】例えば、第1支持梁と結合する支持固定部
の先端部の幅が広いと、応力に基づく歪みは支持固定部
の全面に及ぶ関係上、この支持固定部と第1支持梁との
2つの結合点で、第1支持梁に外側または内側に向かう
引張り応力または圧縮応力による歪みが発生する。しか
し、支持固定部の先端部の幅が狭いと、応力による歪み
は、対向する一対の支持固定部の先端部を結ぶ直線上に
集中し、一対の第1支持梁の均等な撓みにより吸収され
る。
【0029】請求項3に記載の発明は、前記第1振動体
が矩形状の枠体よりなり、前記第2振動体が矩形状をな
して前記第1振動体の内側で振動し、前記第2支持梁に
おいては、前記第1振動体の振動方向と同方向に伸長
し、その両端が前記第2振動体に結合され、長さ方向の
中間部が前記第1振動体に結合しているものである。
【0030】この発明においては、第1支持梁の両端
は、枠体の形状に形成された第1振動体に結合してい
る。一対の支持固定部に発生した歪みは第1支持梁で吸
収されて第2振動体の振動にはその影響を及ぼさない。
このため、第2振動体は、前記歪みの影響を受けること
なく効率よく、第1振動体と同じ方向に駆動振動すると
共にコリオリ力の発生方向にも振動する。
【0031】請求項4に記載の発明は、第1支持梁を第
1振動体の振動方向と直交する方向に伸長する複数の腕
部と、前記第1振動体の振動方向と同方向に延び該各腕
部間を折返し状態に接続する折返し部とによって構成し
たことにある。
【0032】このように構成することにより、駆動手段
によって第1振動体が振動するときには、折返し状態に
接続された複数の腕部が拡縮する。このため、第1振動
体は振動方向に振動し易くなるから、その振幅を大きく
することができる。
【0033】請求項5に記載の発明は、折返し部を腕部
よりも短い長さ寸法に形成したことにある。
【0034】これにより、第1の振動体は振動方向への
変位が容易になる一方、振動方向と直交する方向には変
位しにくい構成にすることができる。この結果、振動方
向と直交する方向への振動を規制しつつ、第1振動体を
振動方向にのみ振動させることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
角速度センサを図1ないし図8を参照しつつ詳細に説明
する。
【0036】図1および図2は本発明の第1の実施の形
態による角速度センサ10を示し、1はパイレックスガ
ラス基板を加工して形成した矩形状の支持基板で、この
支持基板1の上面部には、面内に設けた例えば2個の凸
部1a,1aと周辺部を取り囲んで突出した枠部1bと
を除いて、後述の第1振動体(外側振動体)、第2振動
体(内側振動体)などの可動部分の自由振動空間を与え
る凹部1cが設けられる。
【0037】ここで、凸部1aは、枠部1b内に位置し
てY軸方向に離間して配設され、その上部には後述の固
定検出電極11,12が形成されている。また、枠部1
bの上部には、後述する支持枠体2が形成されている。
【0038】2はシリコン基板を加工して形成した矩形
状の支持枠体で、該支持枠体2には、X軸方向に離間し
た枠桟の内側面にそれぞれ凸形状の支持固定部2a,2
bが形成されている。また、支持固定部2a,2bは、
支持枠体2のうちY軸方向に延びる枠桟の長さ方向中間
部に配設されている。
【0039】3は矩形枠状の第1振動体で、該第1振動
体には、X軸方向に離間した枠桟3a,3bの外側に第
1支持梁4,5がそれぞれ設けられている。また、第1
支持梁4,5は、枠桟3a,3bに対しそれぞれ平行と
なってY軸方向に延びている。そして、第1支持梁4,
5の長さ方向(Y軸方向)中間部は、支持固定部2a,
2bの先端部にそれぞれ結合している。また、第1支持
梁4,5の両端は、枠桟3a,3bの端部にそれぞれ結
合している。
【0040】第1振動体3のY軸方向の枠桟3c,3d
の外側面には、F字形のそれぞれ対をなす櫛歯電極3
e,3hが形成されている。これらの櫛歯電極3e,3
hは、それらの櫛歯側を互いに対向させている。これら
の櫛歯電極3e,3hとそれぞれ間隙を介して噛み合う
櫛歯状の電極3f,3iを有する固定駆動電極3g,3
jが凹部1c内にそれぞれ形成されている。そして、電
極3e,3f、電極3h,3iが、それぞれ一対となっ
て静電駆動電極を形成する。これらの電極3e〜3g、
3h〜3jは、駆動手段を構成している。また、第1振
動体3を駆動させる場合には、固定駆動電極3gと3j
には、逆位相の電圧が印加される。
【0041】6は矩形枠状の第2振動体で、該第2振動
体6は、第1振動体3の内側にY軸方向に変位可能に支
持されている。そして、第2振動体6には、Y軸方向に
離間した枠桟6a,6bの外側に第2支持梁7,8が設
けられている。また、第2支持梁7,8は、枠桟6a,
6bと平行となってX軸方向の延びている。さらに、第
1振動体3には、Y軸方向に離間した枠桟3c,3dの
長さ方向(X軸方向)中間部の内側面に支持部3k,3
mが設けられている。
【0042】そして、第2支持梁7,8の長さ方向(X
軸方向)中間部は、枠桟3c,3dの支持部3k,3m
にそれぞれに結合している。また、第2支持梁7,8の
両端は、枠桟6a,6bの端部にそれぞれ結合してい
る。
【0043】また、第2振動体6には、X軸方向に離間
した枠桟6c,6dの長さ方向(Y軸方向)中間部の内
側面に、第2振動体6に質量を付加する矩形状の負荷振
動体9の両端部がそれぞれ結合されている。そして、こ
の負荷振動体9の一方の側面側には、「干」字形状の2
個の櫛歯電極9aが形成され、また他方の側面側には、
「干」字形状の2個の櫛歯電極9bが形成されている。
【0044】11,12は固定検出電極で、負荷振動体
9の両側にそれぞれ配置され、凹部1c内の各凸部1a
上にそれぞれ形成されている。そして、固定検出電極1
1,12は、櫛歯電極9a,9bとそれぞれ間隙を介し
て噛み合う櫛歯電極11a,12aを有している。
【0045】なお、第1振動体3、第2振動体6などの
可動部分(点集合塗り潰し部分)と、支持枠体2などの
固定部分(斜線塗り潰し部分)とは、センサ素子を形成
し、同一のシリコン基板を加工して一体に形成される。
そして、前記可動部分は一対の第1支持梁4,5を介し
て一対の支持固定部2a,2bに振動可能に支持され
る。
【0046】前述のように、シリコン基板を加工して形
成した一対の支持固定部2a,2bは、パイレックスガ
ラス基板よりなる支持基板1に一定の間隔をおいて対向
して接合されている。そして、熱膨張係数がシリコン基
板よりパイレックスガラス基板の方が大きい場合には、
一対の支持固定部2a,2bは、矢印a方向に引張り応
力を受ける。この引張り応力のために、第1支持梁4,
5の長さ方向中間の結合部も同方向に引張り応力を受け
ることになる。しかしながら、この引張り応力は、第1
支持梁4,5の変形ないし撓みにより吸収されて、第1
支持梁に引張り応力を生じさせない。このため、第1支
持梁4,5および第2支持梁7,8の張力が変化しない
ので、第1支持梁4,5および第2支持梁7,8の引張
り応力による機械的な共振周波数変化を生じず、それら
の周波数の差も変化しない。従って、駆動と検出の共振
周波数の差が最適の値になるように設計することがで
き、検出感度を向上させることができる。
【0047】本実施の形態による角速度センサ10は上
述の如き構成を有するもので、次にその動作について説
明する。
【0048】まず、電極3e,3f間と、電極3h,3
i間に、直流電圧を重畳した180°位相の異なる交流
電圧をそれぞれ印加する。すると、負荷振動体9(第1
振動体3、第2振動体6なども含む)は、一対の第1支
持梁4,5の撓みにより、X軸方向に振動するようにな
る。このように、負荷振動体9が振動して慣性状態にあ
るときに、負荷振動体9の中心を通るZ軸回りに角速度
Ωが作用して、該負荷振動体9が回転すると、負荷振動
体9(第2振動体6を含む)はコリオリ力によりY軸方
向にも振動するようになる。このY軸方向への振動は、
一対の第2支持梁7,8の撓みにより可能となる。
【0049】そして、櫛歯電極9aと櫛歯電極11aと
の間に形成される静電容量と、櫛歯電極9bと櫛歯電極
12aとの間に形成される静電容量とが、一方は増加
し、他方は減少するように変化する。このため、これら
の変化する静電容量を電圧変換して差動増幅することに
より回転角速度を求めることができる。
【0050】次に、図3を参照して第2の実施の形態に
よる角速度センサ20について説明する。本実施の形態
は、図1に示す角速度センサ10の一対の支持固定部2
a,2bの第1支持梁4,5との結合部を梁2c,2d
のように細く形成したもので、その他の部分については
図1と同様なので同一番号を付してその説明を援用す
る。
【0051】図1に示す角速度センサ10の一対の支持
固定部2a,2bは、第1支持梁4,5との結合部の幅
が広く、実際は、一対の支持固定部2a,2bの中心線
aから僅かにずれた矢印bで示すような方向の引張り応
力も受ける。この矢印bで示す方向の応力は、第1支持
梁4,5に長さ方向の圧縮応力の成分を与え、第1支持
梁4,5の機械的な共振周波数を下げることになる。
【0052】このため、駆動周波数が相違して駆動周波
数と検出周波数の差が当初の設定値から相違することに
なり、検出感度が低下することになる。従って、一対の
支持固定部2a,2bの第1支持梁4,5との結合部を
梁2c,2dの形状にしたりして、一対の支持固定部2
a,2bの先端部(結合部)を根本部よりも狭くあるい
は細く形成することにより、熱応力を一対の支持固定部
2a,2bの中心線aに集中させて、熱応力の影響をよ
り軽減することができる。
【0053】次に、図4ないし図8を参照して第3の実
施の形態による角速度センサ30について説明する。本
実施の形態は、図1に示す角速度センサ10の第1支持
梁4,5を図4に示す第1支持梁21,22のように折
返した形状に形成したもので、その他の部分については
図1と同様なので同一番号を付してその説明を援用す
る。
【0054】21,22は第1振動体3をY軸方向に振
動可能に支持する第1支持梁で、該第1支持梁21,2
2は、第1振動体3のX軸方向の枠桟3a,3bの外側
に配設されている。そして、第1支持梁21,22のう
ち枠桟3a側の第1支持梁21は、その長さ方向(Y軸
方向)中間部が支持固定部2aに結合されると共に、支
持固定部2aを挟んで略対称形状をなす支持梁部21
a,21bによって構成されている。また、支持梁部2
1aは、枠桟3aと平行にY軸方向に延びる3本の腕部
21a1 と、各腕部21a1 を接続する2つの折返し部
21a2 とによって構成され、全体として略Z字状に折
返した形状をなしている。
【0055】一方、支持梁部21bも、支持梁部21a
と同様にY軸方向に延びる3本の腕部21b1 と、これ
らの腕部21b1 を接続する2つの折返し部21b2 と
によって構成され、全体として略Z字状に折返した形状
をなしている。そして、支持梁部21a,21bは、基
端側が支持固定部2aに接続されると共に、先端側が第
1振動体3の枠桟3aの両端側に接続されている。
【0056】また、枠桟3b側の第1支持梁22は、そ
の長さ方向(Y軸方向)中間部が支持固定部2bに結合
されると共に、支持固定部2bを挟んで略対称形状をな
す支持梁部22a,22bによって構成されている。そ
して、支持梁部22aは、枠桟3bと平行にY軸方向に
延びる3本の腕部22a1 と、各腕部22a1 を接続す
る2つの折返し部22a2 とによって構成され、全体と
して略Z字状に折返した形状をなしている。
【0057】一方、支持梁部22bも、Y軸方向に延び
る3本の腕部22b1 と、これらの腕部22b1 を接続
する2つの折返し部22b2 とによって構成され、全体
として略Z字状に折返した形状をなしている。また、支
持梁部22a,22bは、基端側が支持固定部2bに接
続されると共に、先端側が第1振動体3の枠桟3bの両
端側に接続されている。
【0058】そして、Y軸方向に延びる各腕部21a1
,21b1 ,22a1 ,22b1 の長さ寸法L1 は、
図5に示すようにX軸方向に延びる各折返し部21a2
,21b2 ,22a2 ,22b2 の長さ寸法L2 に比
べて例えば2〜5倍程度長くなっている。
【0059】かくして、このように構成された本実施の
形態による角速度センサ30でも前述した第1の実施の
形態とほぼ同様の作用効果を有するものである。
【0060】しかし、本実施の形態では、第1支持梁2
1を腕部21a1 ,21b1 と折返し部21a2 ,21
b2 とによって折返した形状に形成し、第1支持梁22
を腕部22a1 ,22b1 と折返し部22a2 ,22b
2 とによって折返した形状に形成している。このため、
電極3e,3f間と、電極3h,3i間に、直流電圧を
重畳した180°位相の異なる交流電圧を印加し、第1
振動体3が振動するときには、折返し状態に接続された
複数の腕部21a1 ,21b1 ,22a1 ,22b1 が
拡開、縮小を繰り返す。これにより、第1振動体3は振
動方向に振動し易くなるから、その振幅を大きくするこ
とができる。
【0061】また、第1,第2の実施の形態のように直
線状に延びる第1支持梁4,5によって第1振動体3を
振動可能に支持した場合には、図7の比較例に示すよう
に第1支持梁4,5には、第1支持梁4,5の撓みによ
るばね力F1 に加えて、引張り応力によるばね力F2 が
作用する。そして、引張り応力によるばね力F2 は、第
1振動体3の振幅が大きくなるに従って増大する。この
結果、図8中に実線で示す特性線Aのように、第1振動
体3の振幅が小さいときには、第1振動体3は共振周波
数fa で最大振幅で振動するのに対し、第1振動体3の
振幅が大きいときには、図8中に点線で示す特性線Bの
ように第1振動体3は共振周波数fa よりも高い共振周
波数fb で最大振幅となり、第1振動体3の振幅に応じ
て共振周波数が変化してしまう。
【0062】一方、第2振動体6は、その共振周波数が
第1振動体3の共振周波数と等しいときにコリオリ力に
よって振動する振幅が大きくなり、第1振動体3の振幅
が大きいときにコリオリ力によって振動する振幅が大き
くなるものである。このため、第2振動体6の共振周波
数は、例えば第1振動体3の共振周波数fa とほぼ等し
い値となるように設定されているから、第1振動体3が
共振周波数fa とは異なる共振周波数fb で振動すると
きには、第2振動体6の振幅が小さくなる。従って、第
2振動体6の振幅を大きくするために、第1振動体3の
振幅を大きくしても、第1振動体3の共振周波数が変化
するから、第2振動体6の振幅を大きくすることができ
ず、検出感度を高めることができない。
【0063】これに対し、第3の実施の形態では、第1
支持梁21,22を折返した形状に形成しているから、
第1振動体3が振動するときには、折返し状態に接続さ
れた複数の腕部21a1 ,21b1 ,22a1 ,22b
1 が拡縮する。従って、第1支持梁21,22には、図
6に示すように第1支持梁21,22の撓みによるばね
力F1 のみが作用し、図7に示すような引張り応力によ
るばね力F2 が作用することはない。
【0064】このため、図8中に二点鎖線で示す特性線
Cのように、第1振動体3の振幅が大きいときであって
も、第1振動体3は共振周波数fa で最大振幅となり、
第1振動体3の振幅に関係なく共振周波数を一定値に保
持することができる。この結果、第1振動体3の振幅に
関係なく、第1振動体3と第2振動体6をほぼ同じ共振
周波数fa で振動させることができるから、第1振動体
3を大きな振幅で振動させることによって、コリオリ力
による第2振動体6の変位を大きくすることができ、検
出感度を高めることができる。
【0065】さらに、第1振動体3の振動方向に延びる
折返し部21a2 ,21b2 ,22a2 ,22b2 は、
腕部21a1 ,21b1 ,22a1 ,22b1 よりも短
い長さ寸法に形成したから、第1支持梁21,22によ
って、第1振動体3の振動方向への変位を許容し、振動
方向と直交する方向への変位を規制することができる。
これにより、第1支持梁21,22は、第1振動体3を
振動方向にだけ変位可能に支持することができる。
【0066】なお、前記第3の実施の形態では、第1支
持梁21,22の長さ方向中間部を第1の実施の形態と
同様の支持固定部2a,2bに結合するものとしたが、
第2の実施の形態に示す梁2c,2dに結合する構成と
してもよい。
【0067】また、第1ないし第3の実施の形態におい
ては、支持基板1はパイレックスガラス基板を用いた
が、シリコン基板の上にシリコン酸化膜の形成された基
板でもよい。
【0068】
【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、支持
基板とセンサ素子との間に熱膨張または熱収縮の差があ
っても、支持固定部が支持基板から受ける歪みは、第1
支持梁の変形ないし撓みにより吸収されて、温度変化に
よる駆動周波数と検出周波数の差が変動しないので、駆
動と検出の機械的な共振周波数を接近させて高い検出感
度を有する角速度センサを製作することができる。
【0069】また、温度変化による原因以外に、製造時
ばらつきによるセンサ素子の歪みも支持固定部と第1支
持梁の支持構造により吸収されて、動作特性を安定化す
ることができる。
【0070】請求項2に記載の発明においては、2つの
支持固定部から第1支持梁に加わる応力は、第1支持梁
の長さ方向(伸長方向)に対し直交する直線方向のみと
なるから、一対の支持固定部の両側における第1支持梁
の均等な変形ないし撓みにより吸収される。また、温度
変化による支持固定部が受ける応力歪みは、細い先端部
に集中し、一対の第1支持梁の撓みにより吸収されて、
駆動周波数および検出周波数とも変化しないので、駆動
共振周波数と検出共振周波数とを近接した設計仕様とす
ることができ、広い温度範囲で出力感度の変動を抑える
ことができる。
【0071】請求項3に記載の発明においては、第1振
動体および第2振動体は矩形状の枠体よりなるので、振
動体の駆動方向と、コリオリ力の検出方向とが、幾何学
的に均整のとれたものとなり、検出感度を向上させるこ
とができる。
【0072】請求項4に記載の発明においては、第1支
持梁を第1振動体の振動方向と直交する方向に伸長する
複数の腕部と、該各腕部を折返し状態に接続する折返し
部とによって構成したから、駆動手段によって第1振動
体が振動するときには、折返し状態に接続された複数の
腕部が拡縮する。このため、第1振動体は振動方向に振
動し易くなるから、その振幅を大きくすることができ
る。また、第1振動体の振幅に関係なく第1振動体の共
振周波数を一定値に保持することができるから、第1振
動体を大きな振幅をもって振動させ、角速度の検出感度
を高めることができる。
【0073】請求項5に記載の発明においては、第1振
動体の振動方向に延びる折返し部を腕部よりも短い長さ
寸法に形成したから、第1の振動体は振動方向への変位
が容易になる一方、振動方向の直交方向には変位しにく
い構成にすることができる。この結果、振動方向と直交
方向への振動を規制しつつ、第1振動体を振動方向にの
み振動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による角速度センサ
を示す平面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた断面図であ
る。
【図3】第2の実施の形態による角速度センサを示す平
面図である。
【図4】第3の実施の形態による角速度センサを示す平
面図である。
【図5】第3の実施の形態による第1支持梁を拡大して
示す要部拡大の平面図である。
【図6】第1振動体が変位したときの第1支持梁を示す
要部拡大の平面図である。
【図7】比較例による第1支持梁を拡大して示す要部拡
大の平面図である。
【図8】第1振動体が振動するときの周波数と振幅との
関係を示す特性線図である。
【図9】従来技術による角速度センサを示す平面図であ
る。
【図10】図9中の矢示X−X方向からみた断面図であ
る。
【符号の説明】
1 支持基板 1c 凹部 2 支持枠体 2a,2b 支持固定部 3 第1振動体 3a〜3d 枠桟 3e,3h 櫛歯電極 3f,3i 電極 3g,3j 固定駆動電極 4,5,21,22 第1支持梁 6 第2振動体 6a〜6d 枠桟 7,8 第2支持梁 9 負荷振動体 9a,9b 櫛歯電極 10,20,30 角速度センサ 11,12 固定検出電極 11a,12a 櫛歯電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F105 AA02 AA06 AA08 BB04 BB09 BB14 BB15 CC04 CD03 CD05 CD13 4M112 AA02 BA07 CA24 CA26 CA36 DA18 EA02 EA13 FA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基板と、この支持基板に設けられた
    支持固定部と、該支持固定部に結合された第1支持梁
    と、該第1支持梁により支持された第1振動体と、該第
    1振動体に結合された第2支持梁と、該第2支持梁によ
    り支持されてコリオリ力発生方向に振動する第2振動体
    と、これら第1,第2振動体を一定の方向に振動させる
    駆動手段と、前記第2振動体に加わるコリオリ力に基づ
    く前記第2振動体の変位を検出する検出手段とからなる
    角速度センサにおいて、 前記第1支持梁は、少なくとも前記第1振動体の振動方
    向と直交する方向に伸長し、その両端が前記第1振動体
    に結合され、長さ方向の中間部を前記支持固定部に結合
    したことを特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記支持固定部は第1振動体の振動方向
    に離間して前記第1振動体の外側の2箇所に配置され、
    該各支持固定部は第1支持梁との結合部分の幅を根本部
    分の幅より狭く形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の角速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記第1振動体は矩形状の枠体よりな
    り、前記第2振動体は矩形状をなして前記第1振動体の
    内側で振動し、前記第2支持梁は、前記第1振動体の振
    動方向と同方向に伸長し、その両端が前記第2振動体に
    結合され、長さ方向の中間部が前記第1振動体に結合し
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の角速度セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 前記第1支持梁は、前記第1振動体の振
    動方向と直交する方向に伸長する複数の腕部と、前記第
    1振動体の振動方向と同方向に延び該各腕部間を折返し
    状態に接続する折返し部とによって構成してなる請求項
    1,2または3に記載の角速度センサ。
  5. 【請求項5】 前記折返し部は、腕部よりも短い長さ寸
    法に形成してなる請求項4に記載の角速度センサ。
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