JP2002181550A - 角速度測定装置 - Google Patents

角速度測定装置

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JP2002181550A
JP2002181550A JP2001253279A JP2001253279A JP2002181550A JP 2002181550 A JP2002181550 A JP 2002181550A JP 2001253279 A JP2001253279 A JP 2001253279A JP 2001253279 A JP2001253279 A JP 2001253279A JP 2002181550 A JP2002181550 A JP 2002181550A
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vibrator
circuit board
semiconductor integrated
integrated circuit
chip
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Application number
JP2001253279A
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Seiji Ishikawa
石川  誠司
Takayuki Kikuchi
菊池  尊行
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NGK Insulators Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5719Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using planar vibrating masses driven in a translation vibration along an axis

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Abstract

(57)【要約】 【課題】振動子や支持基板をパッケージ内に収容する角
速度測定装置において、振動型ジャイロスコープの機能
に悪影響を与えることなく、パッケージの小型化を達成
する。 【解決手段】角速度測定装置1Aは、所定の回転軸Zの
周りの回転角速度を検出するものであり、振動子12、
振動子12を支持する振動子支持部材9、支持部材9を
支持する回路基板6、および振動子の信号を制御するた
めの半導体集積回路チップ8を備えており、回路基板6
上にチップ8がフリップチップ実装されており、チップ
8上に支持部材9が設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動型ジャイロス
コープを使用した角速度測定装置に関するものであるで
ある。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車の車体回転速度フィードバ
ック式の車両制御方法に用いる回転速度センサーに、振
動型ジャイロスコープを使用することが検討されてい
る。振動型ジャイロスコープは、振動子の回転に伴うコ
リオリ力を利用した角速度センサーであり、振動子を電
気的に発振すると同時にコリオリ力によって誘起される
振動を検出することにより角速度を測定する。こうした
システムにおいては、操舵輪の方向自身は、ハンドルの
回転角度によって検出する。これと同時に、実際に車体
が回転している回転速度を振動型ジャイロスコープによ
って検出する。そして、操舵輪の方向と実際の車体の回
転速度を比較して差を求め、この差に基づいて車輪トル
ク、操舵角に補正を加えることによって、安定した車体
制御を実現する。
【0003】こうした振動型ジャイロスコープでは、振
動子をカンパッケージなどの容器に対して固定し、これ
を回路と共に所定のハウジング内に収容し、ハウジング
を車体へと取り付け可能とする必要がある。この場合に
は、振動子を支持基板へ取り付け,支持基板に半導体集
積回路チップを取りつけた後、支持基板をピンによって
カンパッケージのベースへと取り付けている。
【0004】例えば、特開2000−9476号公報に
おいては、音叉型振動子を支持基板上に固定し、振動子
と支持基板とをパッケージ内に収容したときに、外部か
らパッケージに加わった振動ないし衝撃によって振動子
が揺動し、破損するのを防止するために、揺動防止部材
を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】こうした振動型ジャイ
ロスコープにおいては、パッケージの平面的な寸法を小
さくすると共に、パッケージの高さを低くすることが要
求されている。しかし、これまで、振動型ジャイロスコ
ープの機能に悪影響を与えることなく、パッケージの小
型化を達成する技術は十分に検討されてきていない。
【0006】本発明の課題は、振動子や支持基板をパッ
ケージ内に収容する角速度測定装置において、振動型ジ
ャイロスコープの機能に悪影響を与えることなく、パッ
ケージの小型化を達成することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の回転軸
の周りの回転角速度を検出するための角速度測定装置で
あって、振動子、この振動子を支持する振動子支持部
材、前記振動子支持部材を支持する回路基板、および前
記振動子の信号を制御するための半導体集積回路チップ
を備えており、前記回路基板上に前記半導体集積回路チ
ップがフリップチップ実装されており、この半導体集積
回路チップ上に前記振動子支持部材が設置されているこ
とを特徴とする。
【0008】本発明者は、回路基板上に半導体集積回路
チップをフリップチップ実装した後に、このチップ上に
振動子支持部材を介して振動子を支持する構造を考案し
た。これによって、振動子、振動子の駆動系および振動
子からの検出信号の処理系に悪影響を与えることなく、
角速度測定装置を著しく小型化することに成功した。
【0009】好ましくは、振動子が所定面に沿って形成
されており、かつ所定面が振動子の回転軸に対して略垂
直である。
【0010】ここで、所定面に沿って振動子が形成され
ているとは、振動子に厚みがあることから、幾何学的に
厳密な意味で振動子が所定面上に形成されているという
意味ではない。所定面から見て厚さ1mm程度の中に振
動子が形成されていれば本発明に包含される。
【0011】回転軸に対して略垂直な所定面は、幾何学
的に厳密に垂直をなしているという意味ではなく、当
然、製造上の誤差等を含むものであり、現実的には回転
軸に対して厳密に垂直な方向から5°以内であればよ
い。このような振動子は、いわゆる「横置き」の振動子
と呼ばれている。こうした設置方法をとる振動子の場合
に、本発明は、パッケージの高さの低減と横方向寸法の
低減との点で特に優れている。
【0012】好ましくは、半導体集積回路チップが振動
子に対して略平行に延びている。この場合には、本発明
は特にパッケージの高さの低減と横方向寸法の低減との
点で優れている。
【0013】半導体集積回路チップの種類は特に限定さ
れないが、振動子の駆動信号および検出信号を制御する
半導体集積回路チップであることが好ましく、例えばA
SIC(Application Specified Integrated Circuit:
特定用途向け集積回路)が好ましい。
【0014】半導体集積回路チップをフリップチップ実
装し、チップ上に振動子支持部材を介して振動子を支持
する場合には、振動子、振動子支持部材、回路基板およ
び半導体集積回路チップをカンパッケージ中に収容でき
る。図1は、この実施形態に係る角速度測定装置1Aを
概略的に示す断面図である。
【0015】図1の装置を製造する際には、まず回路基
板6の表面6bにチップ部品7Bを設置し、背面6cに
チップ部品7Aを設置する。また、回路基板6の表面6
bの中央付近に半導体集積回路チップ8をフリップチッ
プ実装する。フリップチップ実装それ自体は公知の実装
方法である。まずチップ8の表面を回路基板6の表面に
当接させた状態で配置し、次いでチップ8と回路基板6
との間をプラスチックで充填する。
【0016】次いで、カンパッケージベース3に対して
回路基板6を接続する。本例においては、カンパッケー
ジベース3に貫通孔3bを設け、貫通孔3bにピン5を
通す。また、回路基板6に貫通孔6aを通し、貫通孔6
aにピン5を通す。そして、回路基板6とピン5とをハ
ンダ付けする。
【0017】次いで、振動子12を、半導体集積回路チ
ップ8の上に、支持部材9を介して支持する。支持部材
9は、例えば金属製のピン10、およびピン10と振動
子12の背面12bとを接続する接着剤層11とを備え
ている。振動子の表面12aには、ワイヤー13の一端
が接続されており、ワイヤー13の他端が回路基板6の
表面6bに接続されている。次いで、カンパッケージ用
の蓋2の端部を、ベース3の端部フランジ3aに対し
て、溶接部分4を介して抵抗溶接する。
【0018】振動子12は、ほぼX−Y平面に沿って延
びている。振動子12の回転軸はZ軸であり、振動子1
2によって、回転軸Zの周りの回転ωの角速度を測定す
る。
【0019】また、本発明は、所定の回転軸の周りの回
転角速度を検出するための角速度測定装置であって、振
動子、この振動子を支持する振動子支持部材、振動子の
信号を制御するための半導体集積回路チップ、振動子支
持部材を支持するセラミック回路基板、およびセラミッ
ク回路基板と組み合わされるべき蓋を備えており、セラ
ミック回路基板と蓋とによって容器が構成されており、
容器中に振動子および振動子支持部材が収容されている
ことを特徴とする。
【0020】このように、セラミック回路基板上に振動
子支持部材を介して振動子を設置することによって、カ
ンパッケージにおいて必要であったマザーボードからの
スタンドオフが不要となり、振動子を実装した後のパッ
ケージの高さを低減できる。その上、カンパッケージの
場合には、ピン5を貫通孔に挿入し、ハンダ付けするこ
とが必要であるが、セラミック回路基板を使用した場合
には、ピンを使用せず、セラミック回路基板の表面の接
続端子(ランド)へのハンダ付けによって接続できる。
このため、ピンの折れや損傷の可能性がない。また、パ
ッケージに対して外部から衝撃が印加されたときには、
例えば直接センサーを打撃したような場合には、ピンの
ねじれが発生し、誤信号が発生する可能性があるが、こ
のような誤信号の発生も防止できる。
【0021】図2(a)は、セラミック回路基板18A
を使用したパッケージ15を概略的に示す断面図であ
る。
【0022】セラミック回路基板18Aの平板部18c
の内壁面18eには、支持部材9が設置されており、支
持部材9に振動子12が接着されている。18dは平板
部18cの外側面である。平板部18cの外周に沿って
側壁部18bが立ち上がっており、側壁部18bに蓋1
6が被せられており、容器15を構成している。容器1
5の内側空間17に振動子12および支持部材9が収容
されている。平板部18cには更に段差部18aが突出
している。振動子12の表面12a側にはワイヤー13
の一端が接続されており、ワイヤー13の他端が段差部
18aに接続されている。
【0023】このように、段差部に対して振動子からの
ワイヤーボンディングを設けることによって、ワイヤー
13の高低差を、段差部が存在しない場合に比べて小さ
くすることができ、この結果、容器15の高さを小さく
できる。これと共に、ワイヤーの高低差が小さくなるこ
とによって、ワイヤーの幅も小さくなる。
【0024】このように、セラミック回路基板のパッケ
ージ内に振動子および支持部材を収容した場合には、好
適な実施形態においては、半導体集積回路チップを設置
する設置部材を設け、設置部材とセラミック回路基板と
によって閉空間を形成し、閉空間内に半導体集積回路チ
ップを収容する。図2(b)はこの実施形態に係るもの
である。
【0025】図2(b)の角速度測定装置1Bは、図2
(a)の容器15に加えて、設置部材19を備えてい
る。この設置部材19はセラミック回路基板である。設
置部材19の回路部19cの外側面19eにはチップ7
Aが設置されており、内側面19dにもチップ7Bが設
置されている。また、内側面19d上には半導体集積回
路チップ28が設置されており、チップ28と図示しな
い電子回路とがワイヤーボンディング13によって接続
されている。設置部材19には更に周壁部19bと19
aとが設けられている。周壁部19aが容器15に対し
て接合されており、閉空間20を形成している。
【0026】本実施形態においては、半導体集積回路チ
ップを設置したセラミック回路基板19の部分と、振動
子を収容するセラミック回路基板の部分とを分離したの
で、電子回路の設計に対する制約が少ない。
【0027】好ましくは、半導体集積回路チップ8、2
8と振動子12とが、Z軸方向に見て重複した位置に存
在している。言い換えると、チップ28と振動子12と
を共にX−Y平面上に投影して見たときに、重複するよ
うにする。これによって、パッケージの全体の幅を一層
小さくできる。
【0028】半導体集積回路チップ28は、フリップチ
ップ実装しても良いが、通常の実装方法でもよい。
【0029】また、セラミック回路基板18の蓋16と
対向する対向面(内壁面)18eと反対側の背面18d
上に半導体集積回路チップを設置できる。この実施形態
は、パッケージ全体の高さを小さくできるという点で特
に優れている。
【0030】図3は、この実施形態に係る装置1Cを概
略的に示す断面図である。このセラミック回路基板18
Aは、更に周壁部18fを備えている。そして、平板部
18cの外壁部18dに、チップ7Aの他、半導体集積
回路チップ28が取り付けられている。このチップ28
は、フリップチップ実装でもよく、通常の実装方法でも
よい。
【0031】図4に示す角速度測定装置1Dにおいて
は、セラミック回路基板18Bの平板部18cの内壁面
18e上に、半導体集積回路チップ8がフリップチップ
実装されている。チップ8上に支持部材9を介して振動
子12が設置されている。なお、17は、このパッケー
ジの内側空間である。
【0032】この実施形態によれば、図3の装置と同様
に、パッケージの高さを最小にできる上、平板部18c
の表面(底面)18dの面積も最小限とできる。
【0033】図5−図10は、それぞれ、振動子を載
置、収容するためのセラミック回路基板の斜視図であ
る。ただし、それぞれ蓋は省略してある。
【0034】図5のセラミック回路基板18Aにおいて
は、例えば4箇所に段差部18aが設けられている。
【0035】図6の回路基板18Bにおいては段差部を
設けていない。特に好ましくは、例えば図6に示すよう
に、振動子の駆動振動モードVdおよび検出振動モード
vtが、実質的に所定面内にある。
【0036】図7の回路基板18Cにおいては、例えば
8箇所に段差部18fが設けられている。即ち、図5に
示す段差部18aをそれぞれ2つに分割することによっ
て、幅のより狭い段差部18fを得ている。
【0037】図8のセラミック回路基板18Dにおいて
は、円弧状の段差部18gを設けている。
【0038】図9のセラミック回路基板18Eには、四
辺形状の段差部18hを設け、段差部18hの先端を太
くしてある。
【0039】図10のセラミック回路基板18jにおい
ては、四辺形状の段差部18gを設け、段差部18jの
先端を細くしてある。
【0040】本発明においては、カンパッケージの代わ
りに、ガラスエポキシ基板と金属シールド板の組合せな
ども使用できる。
【0041】さらに、本発明は、所定の回転軸の周りの
回転角速度を検出するための角速度測定装置であって、
振動子、この振動子を支持する振動子支持部材、前記振
動子支持部材を支持する回路基板、および前記振動子の
信号を制御するための半導体集積回路チップを備えてお
り、前記回路基板上の表面に前記振動子支持部材を介し
て前記振動子が設置されており、前記回路基板の背面に
前記半導体集積回路チップがベアーダイボンディングお
よびワイヤーボンディングにより実装されており、前記
回路基板とカンパッケージベースに固定したピンとの間
を銀ペーストによって連結し、前記カンパッケージベー
スにカンパッケージ蓋を気密に溶接したことを特徴とす
る。
【0042】このように、回路基板に半導体集積回路チ
ップをベア−ダイボンディングおよびワイヤーボンディ
ングで実装するが、半導体集積回路チップを回路基板の
背面に実装するので、半導体集積回路チップとワイヤー
ボンディンブの保護のためのポッティングが不要となる
と共に、半導体集積回路チップは回路基板とカンパッケ
ージベースとの間に挟まれているので、カンパッケージ
蓋をカンパッケージベースに溶接するまでの組立作業中
に誤って半導体集積回路チップやボンディングワイヤー
に触れる恐れが少なくなり、損傷から有効に保護される
という利点がある。また、回路基板とカンパッケージベ
ースに固定したピンとの間を銀ペーストによって連結す
るので、洗浄が不要となる。
【0043】図11は、このような角速度測定装置1E
の構成を示す断面図であるが、図1に示したものと同様
の部分には同じ符号を付けて示す。図11の装置を製造
する際には、まず回路基板6の表面6bにチップ部品7
Bを設置し、背面6cにチップ部品7Aを設置する。ま
た、回路基板6の背面6cの中央付近に半導体集積回路
チップ8をベアーダイボンディングし、ワイヤー13を
ワイヤーボンディングする。図1に示した実施態様で
は、半導体集積回路チップ8の表面を回路基板6の表面
に当接させた状態で配置し、次いでチップ8の露出して
いる背面側をプラスチックで被覆するポッティングを施
したが、本実施態様では、このようなポッティングは不
要である。
【0044】次いで、カンパッケージベース3に固定し
たピン5を回路基板6にあけた貫通孔6aに通して、回
路基板6とピン5とを銀ペーストで連結する。このよう
に回路基板6とピン5とはんだではなく、銀ペーストで
連結するので、洗浄処理を省くことができる。このよう
に、ポッティングや洗浄が不要となるので、スループッ
トを向上することができる。
【0045】次いで、振動子12を、回路基板6の表面
6bのほぼ中央に、金属製のピン10および接着剤層1
1とを備える支持部材9を介して設置する。このように
半導体集積回路チップ8と振動子12とは回路基板6の
ほぼ中央に互いに重なるように実装されるので、他の実
施態様と同様に角速度測定装置1Eの平面寸法を小さく
することができる。また、図1の実施態様と比較した場
合、回路基板6とカンパッケージベース3との間の空間
を有効に利用しているので、角速度測定装置の高さをよ
り低くすることができる。振動子12はワイヤー13を
介して回路基板6にワイヤーボンディングにより接続さ
れている。次いで、カンパッケージ用の蓋2の端部を、
ベース3の端部フランジ3aに対して、溶接部分4を介
して抵抗溶接して気密に封止する。
【0046】振動子における駆動手段、検出手段は、振
動型ジャイロスコープ分野において通常のいずれの手段
も採用できる。振動子を圧電性材料によって形成した場
合には、この振動子に駆動手段、検出手段として駆動電
極および検出電極を設ける。圧電性材料としては、圧電
単結晶の他に、PZT等の圧電セラミックスがある。ま
た、振動子を恒弾性金属によって形成した場合には、駆
動手段、検出手段として、圧電性セラミックスを振動子
上に貼りつけることができる。
【0047】振動子を支持する際の支持方法は限定され
ず、接着法の他、粘着材を使用する方法、クランプ等で
機械的に固定する方法、溶接法、固相拡散法などを例示
できる。しかし、振動子の検出感度を高く保持するとい
う観点からは、接着法が最も好ましい。
【0048】振動子支持部材本体10と振動子12との
間に介在する接着剤層11を構成する接着剤の種類は限
定されず、シリコーン接着剤、ウレタン接着剤などの合
成ゴム系接着剤や、エポキシ接着剤、ポリイミド接着剤
などの合成樹脂系接着剤などがある。
【0049】接着剤の動的弾性率は、振動子の動的弾性
率の1/100以下であると、振動子の発振状態への影
響が小さく、好ましい。具体的には、振動子材質が圧電
単結晶、圧電セラミックまたは恒弾性金属の場合には、
接着剤の動的弾性率が106 −108 Paであることが
好ましい。
【0050】接着剤層11の厚さは、振動子を確実に固
定するという観点からは1mm以下とすることが好まし
く、0.4mm以下とすることが更に好ましい。支持部
材と振動子との間に介在する接着剤部の厚さは、使用温
度範囲の全体にわたって振動子の駆動振動のQ値の変化
を一層少なくし、また検出振動の感度を向上させるとい
う観点から、0.05mm以上とすることが好ましく、
0.1mm以上とすることが更に好ましい。
【0051】接着剤層11の接着剤の損失正接は、使用
温度範囲(通常−30℃−+85℃、特に好ましくは−
40℃−+85℃)の全体において振動子の駆動振動の
Q値を大きくでき、かつその変動を小さくするという観
点から、0.05以下が好ましい。また、損失正接の下
限は特になく、0.00であってもよい。
【0052】使用温度範囲内における接着剤の損失正接
の最小値に対する最大値の比率は、3倍以内であること
が好ましい。
【0053】また、振動子の駆動振動のQ値を更に一定
にするという観点から、接着剤の比重は1.1以下とす
ることが特に好ましい。このように接着剤の比重を1.
0に近づけるためには、接着剤中の充填剤(フィラー)
の含有量を7重量%以下とすることが好ましい。
【0054】好適な実施形態においては、半導体集積回
路チップの発熱を利用して振動子の温度を制御できる。
特に、環境温度が−40℃−+85℃といったように広
範囲で変化する場合には、半導体集積回路チップの発熱
を利用することによって、振動子の周囲温度を一定温度
範囲、例えば0℃―+85℃、好ましくは+25℃―+
85℃に制御できる。更にペルチェ素子等を使用して冷
却効果を使用し、冷却と加熱との組合わせにより、一定
温度に保つことも可能である。たとえば0℃―+85
℃、好ましくは+25℃―+85℃の範囲内の一定温
度、更には+45℃以下の一定温度に制御することがで
きる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、振動子や支持基板をパッケージ内に収容する
角速度測定装置において、振動型ジャイロスコープの機
能に悪影響を与えることなく、パッケージの小型化を達
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】角速度測定装置1Aを概略的に示す断面図であ
る。
【図2】(a)は、振動子12をセラミックパッケージ
15内に収容した状態を示す図であり、(b)は、セラ
ミックパッケージ15と、セラミック回路基板からなる
設置部材19との積層構造を示す図である。
【図3】角速度測定装置1Cを概略的に示す図であり、
セラミック回路基板の平板部18cの背面18dに半導
体集積回路チップ28が実装されている。
【図4】角速度測定装置1Dを概略的に示す図であり、
セラミック回路基板18Bの平板部18cの内側面18
eに半導体集積回路チップ8がフリップチップ実装され
ている。
【図5】セラミック回路基板18Aを示す斜視図であ
る。
【図6】セラミック回路基板18Bを示す斜視図であ
る。
【図7】セラミック回路基板18Cを示す斜視図であ
る。
【図8】セラミック回路基板18Dを示す斜視図であ
る。
【図9】セラミック回路基板18Eを示す斜視図であ
る。
【図10】セラミック回路基板18Fを示す斜視図であ
る。
【図11】角速度測定装置1Eを概略的に示す図であ
り、回路基板6の背面6cに半導体集積回路チップ8が
実装されている。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D 角速度測定装置 2、
16 蓋3 カンパッケージベース 5 ピン
8 フリップチップ実装された半導体集積回路チ
ップ 9 支持部材 10 支持部材本体
11 接着剤層 12 振動子
13 ワイヤー 15 容器(セラミックパッケージ) 18A、
18B、18C、18D、18E、18F セラミック
回路基板 19 設置部材(セラミック回路基
板) 20 閉空間 28 半導体集積回
路チップ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の回転軸の周りの回転角速度を検出す
    るための角速度測定装置であって、 振動子、 この振動子を支持する振動子支持部材、 前記振動子支持部材を支持する回路基板、および前記振
    動子の信号を制御するための半導体集積回路チップを備
    えており、前記回路基板上に前記半導体集積回路チップ
    がフリップチップ実装されており、この半導体集積回路
    チップ上に前記振動子支持部材が設置されていることを
    特徴とする、角速度測定装置。
  2. 【請求項2】前記振動子、前記振動子支持部材、前記回
    路基板および前記半導体集積回路チップが、カンパッケ
    ージ中に収容されていることを特徴とする、請求項1記
    載の装置。
  3. 【請求項3】前記回路基板がセラミック回路基板であ
    り、前記角速度測定装置が更に蓋を備えており、前記セ
    ラミック回路基板と前記蓋とによって容器が構成されて
    おり、この容器中に前記振動子、前記振動子支持部材お
    よび前記半導体集積回路チップが収容されていることを
    特徴とする、請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】前記セラミック回路基板の前記半導体集積
    回路チップを実装する実装面に前記蓋側へと向かって突
    出する段差部が設けられており、この段差部に対して前
    記振動子からのワイヤーボンディングが設けられている
    ことを特徴とする、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】所定の回転軸の周りの回転角速度を検出す
    るための角速度測定装置であって、 振動子、 この振動子を支持する振動子支持部材、 前記振動子の信号を制御するための半導体集積回路チッ
    プ、 前記振動子支持部材を支持するセラミック回路基板、お
    よび前記セラミック回路基板と組み合わされるべき蓋を
    備えており、前記セラミック回路基板と前記蓋とによっ
    て容器が構成されており、この容器中に前記振動子およ
    び前記振動子支持部材が収容されていることを特徴とす
    る、角速度測定装置。
  6. 【請求項6】前記セラミック回路基板上に前記半導体集
    積回路チップがフリップチップ実装されており、この半
    導体集積回路チップ上に前記振動子支持部材が支持され
    ていることを特徴とする、請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】前記セラミック回路基板の前記蓋と対向す
    る対向面と反対側の背面上に前記半導体集積回路チップ
    が設置されていることを特徴とする、請求項5記載の装
    置。
  8. 【請求項8】前記半導体集積回路チップを設置する設置
    部材を備えており、この設置部材と前記セラミック回路
    基板とによって閉空間が形成されており、この閉空間内
    に前記半導体集積回路チップが収容されていることを特
    徴とする、請求項5記載の装置。
  9. 【請求項9】前記セラミック回路基板の前記半導体集積
    回路チップを実装する実装面に前記蓋側へと向かって突
    出する段差部が設けられており、この段差部に対して前
    記振動子からのワイヤーボンディングが設けられている
    ことを特徴とする、請求項5−8のいずれか一つの請求
    項に記載の装置。
  10. 【請求項10】所定の回転軸の周りの回転角速度を検出
    するための角速度測定装置であって、 振動子、 この振動子を支持する振動子支持部材、 前記振動子支持部材を支持する回路基板、および前記振
    動子の信号を制御するための半導体集積回路チップを備
    えており、前記回路基板上の表面に前記振動子支持部材
    を介して前記振動子が設置されており、前記回路基板の
    背面に前記半導体集積回路チップがベアーダイボンディ
    ングおよびワイヤーボンディングにより実装されてお
    り、前記回路基板とカンパッケージベースに固定したピ
    ンとの間を銀ペーストによって連結し、前記カンパッケ
    ージベースにカンパッケージ蓋を気密に溶接したことを
    特徴とする、角速度想定装置。
  11. 【請求項11】前記振動子が所定面に沿って形成されて
    おり、かつこの所定面が前記回転軸に対して略垂直であ
    ることを特徴とする、請求項1−10のいずれか一つの
    請求項に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記半導体集積回路チップが前記振動子
    に対して略平行に延びていることを特徴とする、請求項
    11記載の装置。
  13. 【請求項13】前記半導体集積回路チップの発熱を利用
    して前記振動子の温度を制御することを特徴とする、請
    求項1−12のいずれか一つの請求項に記載の装置。
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