JP2014182138A - 直角位相エラーおよび面外感知モードを検出するための電極構成を備えているxy−軸ジャイロスコープ - Google Patents
直角位相エラーおよび面外感知モードを検出するための電極構成を備えているxy−軸ジャイロスコープ Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】シェルタイプジャイロスコープ100は、共振子面に配置されている共振子106であって、共振子面は、X−軸を画定し、かつ、共振子面におけるX−軸に対して直交するY−軸を画定する、共振子106と、X−軸上に、かつ、共振子面において配置されている複数のX−駆動電極118−1,118−2と、Y−軸上に、かつ、共振子面において配置されている複数のY−駆動電極と、複数の感知−駆動電極と、複数の感知−コリオリ電極とを含み、複数のX−駆動電極118−1,118−2およびY−駆動電極は、共振子面において共振子106を差動的に駆動するように構成され、複数の感知−駆動電極は、共振子の面内運動を差動的に検出するように構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、シェルタイプジャイロスコープに関し、より詳細には、シェルタイプジャイロスコープの精度を向上させることに関する。
静電気力を用いて駆動軸に沿ってシェルタイプジャイロスコープを駆動することは、従来技術において知られている。力は、プルーフマス(proof mass)を共振させる。ジャイロスコープが、駆動軸に対して垂直な軸回りの回転を受ける場合、コリオリの力が、プルーフマスの表面を変形させる。コリオリ誘起変形は、回転を評価するために、測定および処理されることができる。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
シェルタイプジャイロスコープであって、該シェルタイプジャイロスコープは、
共振子面に配置されている共振子であって、該共振子面は、X−軸を画定し、かつ、該共振子面における該X−軸に対して直交するY−軸を画定する、共振子と、
該X−軸上に、かつ、該共振子面において配置されている複数のX−駆動電極と、
該Y−軸上に、かつ、該共振子面において配置されている複数のY−駆動電極と、
複数の感知−駆動電極と、
複数の感知−コリオリ電極と
を含み、
該複数のX−駆動電極およびY−駆動電極は、該共振子面において該共振子を差動的に駆動するように構成され、
該複数の感知−駆動電極は、
該共振子面において、かつ、該複数のX−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている複数のX感知−駆動電極と、
該共振子面において、かつ、該複数のY−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている複数のY感知−駆動電極と
を含み、
該複数の感知−駆動電極は、該共振子の面内運動を差動的に検出するように構成され、
該複数の感知−コリオリ電極は、
該共振子面と平行に、かつ、該X−軸に沿って配置されている第1の複数の差動感知−コリオリ電極であって、該第1の複数の差動感知−コリオリ電極は、対応する該X−駆動電極のうちの1つから共通のフィードスルー信号を受け取るように配置されている、第1の複数の差動感知−コリオリ電極と、
該共振子面と平行に、かつ、該Y−軸に沿って配置されている第2の複数の差動感知−コリオリ電極であって、該第2の複数の差動感知−コリオリ電極は、対応する該Y−駆動電極のうちの1つから共通のフィードスルーを受け取るように配置されている、第2の複数の差動感知−コリオリ電極と
を含む、シェルタイプジャイロスコープ。
(項目2)
上記複数のX−感知駆動電極は、上記共振子面内における上記共振子の変位を検出するように構成され、上記複数のY−感知駆動電極は、該共振子面内における該共振子の変位を検出するように構成されている、上記項目に記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目3)
上記複数のX−感知駆動電極は、
上記X−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている第1のX−感知駆動電極と、
該X−駆動電極のうちの該第1の電極に隣接して配置されている第2のX−感知駆動電極と
を含み、
それによって、該X−駆動電極のうちの該第1の電極は、該第1のX−感知駆動電極と該第2のX−感知駆動電極との間にある、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目4)
上記共振子面に配置されている複数の駆動−調整電極をさらに含み、該複数の駆動−調整電極は、上記共振子に対して静電気力を制御可能に及ぼすことにより、駆動軸を該共振子の波腹と整列させるように構成されている、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目5)
上記複数の駆動−調整電極は、
上記X−駆動電極のうちの第2の電極に隣接して配置されている第1のX−軸駆動−調整電極と、
該X−駆動電極のうちの該第2の電極に隣接して配置されている第2のX−軸駆動−調整電極と
を含み、
それによって、該X−駆動電極のうちの上記第1の電極は、該第1のX−軸駆動−調整電極と該第2のX−軸駆動−調整電極との間にある、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目6)
上記X−駆動電極と上記Y−駆動電極とは、完全に差動的であり、X−軸とY−軸両方の周りで同時に対称的であるように構成されている、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目7)
上記共振子面と平行に配置されている複数の感知−調整電極をさらに含み、該複数の感知−調整電極は、上記共振子に対して静電気力を制御可能に及ぼすことにより、該共振子を上記感知−コリオリ電極と整列させるように構成されている、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目8)
上記複数の感知−調整電極は、
一対のX−軸感知−調整電極と、
一対のY−軸感知−調整電極と
を含む、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目9)
感知−調整フィードバック回路をさらに含み、該感知−調整フィードバック回路は、
上記複数の感知−コリオリ電極と電気的に結合されている感知−調整フィードバック入力部と、
上記感知−調整電極と電気的に結合されている感知−調整フィードバック出力部と
を含み、
該フィードバック回路は、静電気力を上記共振子に対して及ぼすように構成されている、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目10)
基板面を含む基板をさらに含み、上記共振子は、上記共振子面が、該基板面と平行になるように、該基板の上方または下方に吊るされ、上記複数の感知−コリオリ電極は、基板上に配置されている、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目11)
上記複数のX−感知−コリオリ電極は、第1のX−感知−コリオリ電極と第2のX−感知−コリオリ電極とを含み、上記複数のY−感知−コリオリ電極は、第1のY−感知−コリオリ電極と第2のY−感知−コリオリ電極とを含み、
上記ジャイロスコープは、
第1の差動入力部と第2の差動入力部と第1の出力部とを有する第1の差動増幅器であって、該第1の差動入力部は、該第1のX−感知−コリオリ電極と電気的に結合され、該第2の差動入力部は、該第2のX−感知−コリオリ電極と電気的に結合され、それによって、該第1の差動増幅器は、上記共通のフィードスルー信号を排除する、第1の差動増幅器と、
第3の差動入力部と第4の差動入力部と第2の出力部とを有する第2の差動増幅器であって、該第3の差動入力部は、該第1のY−感知−コリオリ電極と電気的に結合され、該第4の差動入力部は、該第2のY−感知−コリオリ電極と電気的に結合され、それによって、該第2の差動増幅器は、該共通のフィードスルー信号を排除する、第2の差動増幅器と
をさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目12)
XY−ジャイロスコープにおける直角位相エラーを検出する方法であって、該方法は、
シェルタイプジャイロスコープを提供することであって、
該ジャイロスコープは、
共振子面に配置された共振子表面を有する共振子であって、該共振子面は、X−軸を画定し、かつ、該共振子面における該X−軸に対して直交するY−軸を画定し、かつ、該共振子面に対して直交するZ−軸を画定する、共振子と、
該X−軸上に、かつ、該共振子面において配置されている複数のX−駆動電極と、
該Y−軸上に、かつ、該共振子面において配置されている複数のY−駆動電極と
複数の感知−駆動電極と、
複数の感知−コリオリ電極と
を含み、
該複数のX−駆動電極およびY−駆動電極は、該共振子面における該共振子を差動的に駆動するように構成され、
該複数の感知−駆動電極は、
該共振子面において、かつ、該複数のX−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている複数のX感知−駆動電極と、
該共振子面において、かつ、該複数のY−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている複数のY感知−駆動電極と
を含み、
該複数の感知−駆動電極は、該共振子の面内変位を検出するように構成され、
該複数の感知−コリオリ電極は、
該共振子面と平行に、かつ、該X−軸に沿って配置されている第1の複数の差動感知−コリオリ電極であって、該第1の複数の差動感知−コリオリ電極は、対応する該X−駆動電極のうちの1つからX−共通フィードスルーを受け取るように配置され、該Y−軸回りの回転を感知するように構成されている、第1の複数の差動感知−コリオリ電極と、
該共振子面と平行に、かつ、該Y−軸に沿って配置されている第2の複数の差動感知−コリオリ電極であって、該第2の複数の差動感知−コリオリ電極は、対応する該Y−駆動電極のうちの1つから共通のフィードスルーを受け取るように配置され、該X−軸回りの回転を感知するように構成されている、第2の複数の差動感知−コリオリ電極と
を含む、ことと、
該X−駆動電極および該Y−駆動電極からの駆動信号により面内モードで該共振子を駆動することであって、該面内モードは、ポアソン効果に起因して該Z−軸に沿って変形を有し、該Z−軸において該共振子の表面を変位させる、ことと、
該X−軸と平行に該共振子に隣接して配置されている基板上の該感知−コリオリ電極を用いて、該面内駆動モードのポアソン効果に起因する該共振子の第1のZ−軸変位を感知することと、
該Y−軸と平行な該基板上の該感知−コリオリ電極を用いて、該面内駆動モードのポアソン効果に起因する該共振子の第2のZ−軸変位を感知することと、
該第1のZ−軸変位と該第2のZ−軸変位との振幅および位相関係を評価することにより、該XY−軸ジャイロスコープの直角位相エラーを決定することと
を含む、XY−ジャイロスコープにおける直角位相エラーを検出する方法。
(項目13)
上記X−軸駆動−調整電極および上記Y−軸駆動−調整電極に調整電圧を印加することにより、上記第1のZ−軸変位と上記第2のZ−軸変位との間の振幅差および位相差をゼロに駆動することをさらに含む、上記項目のいずれかに記載のXY−軸ジャイロスコープにおける直角位相エラーを検出する方法。
(項目14)
XY−軸ジャイロスコープにいかなる回転速度も適用することなく、該ジャイロスコープにおいて感知コリオリ面外モードを励起する方法であって、該方法は、
シェルタイプジャイロスコープを提供することであって、
該ジャイロスコープは、
共振子面に配置された共振子表面を有する共振子であって、共振子面は、X−軸を画定し、かつ、該共振子面における該X−軸に対して直交するY−軸を画定する、共振子と、
該X−軸上に、かつ、該共振子面において配置されている複数のX−駆動電極と、
該Y−軸上に、かつ、該共振子面において配置されている複数のY−駆動電極と
複数の感知−駆動電極と、
複数の感知−コリオリ電極と
を含み、
該複数のX−駆動電極およびY−駆動電極は、該共振子面における該共振子を差動的に駆動するように構成され、
該複数の感知−駆動電極は、
該共振子面において、かつ、該複数のX−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている複数のX感知−駆動電極と、
該共振子面において、かつ、該複数のY−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている複数のY感知−駆動電極と
を含み、
該複数の感知−駆動電極は、該共振子の面内変位を差動的に検出するように構成され、
該複数の感知−コリオリ電極は、
該共振子面と平行に、かつ、該X−軸に沿って配置されている第1の複数の差動感知−コリオリ電極であって、該第1の複数の差動感知−コリオリ電極は、対応する該X−駆動電極のうちの1つから共通フィードスルーを受け取るように配置され、該Y−軸回りの回転を感知するように構成されている、第1の複数の差動感知−コリオリ電極と、
該共振子面と平行に、かつ、該Y−軸に沿って配置されている第2の複数の差動感知−コリオリ電極であって、該第2の複数の差動感知−コリオリ電極は、対応する該Y−駆動電極のうちの1つから共通のフィードスルーを受け取るように配置され、該X−軸回りの回転を感知するように構成されている、第2の複数の差動感知−コリオリ電極と
を含む、ことと、
該共振子に共振子DC電圧を提供することと、
該X−駆動電極および該Y−駆動電極からの駆動信号により面内モードで該共振子を駆動することであって、該面内モードは、わずかなポアソン変形を有し、Z−軸において該共振子の表面を変位させ、それによって、該Z−軸におけるポアソン変形は、調和励起として用いられることができ、該感知−コリオリ電極によって感知されることができる、ことと、
該感知−コリオリ電極にDC電圧を印加することであって、該DC電圧は、該共振子DC電圧とは異なり、かつ、該差動感知−コリオリ電極に対して差動的であり、それによって、該面外モードが、いかなる回転も適用することなく励起されることができる、ことと
を含む、方法。
(項目15)
上記X−駆動電極および上記Y−駆動電極からの駆動信号により面内モードで上記共振子を駆動することは、
周期を有する第1の周期的駆動信号により該X−駆動電極を駆動することと、
周期を有し、かつ、該第1の周期的信号に対して180度の位相を有する第2の周期的駆動信号により該Y−駆動電極を駆動することと
を含む、上記項目のいずれかに記載の、XY−軸ジャイロスコープにいかなる回転速度も適用することなく、該ジャイロスコープにおいて感知コリオリ面外モードを励起する方法。
(項目16)
上記励起された面外モードの周波数を上記駆動モードの周波数に対して評価することと、
該励起された面外モードの整列を上記感知−コリオリ電極に対して評価することと
をさらに含む、上記項目のいずれかに記載の、XY−軸ジャイロスコープにいかなる回転速度も適用することなく、該ジャイロスコープにおいて感知コリオリ面外モードを励起する方法。
(項目17)
シェルタイプジャイロスコープであって、該シェルタイプジャイロスコープは、
共振子面において配置された共振子であって、該共振子面は、X−軸を画定し、かつ、該共振子面における該X−軸に対して直交するY−軸を画定し、かつ、該X−軸および該Y−軸に対して相互に直交するZ−軸を画定する、共振子と、
該X−軸において該共振子を差動的に駆動するための手段と、
該Y−軸において該共振子を差動的に駆動するための手段と、
軸回りの回転によって引き起こされた共振子の2つの面外屈曲またはバルクモードを用いて、該共振子面における2つの直交する回転軸回りの回転を感知するための手段と
を含む、シェルタイプジャイロスコープ。
(項目18)
上記共振子に対して静電気力を制御可能に及ぼすことにより、駆動軸を該共振子の波腹と整列させるための手段をさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目19)
上記共振子に対して静電気力を制御可能に及ぼすことにより、該共振子を、2つの直交する回転軸回りの回転を感知するための手段と整列させるための手段をさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目20)
直交位相エラーを検出するための手段をさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目21)
いかなる回転速度も上記ジャイロスコープに適用することなく、該ジャイロスコープにおける感知−コリオリモードである面外モードを励起するための手段をさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目11A)
上記複数のX−感知−コリオリ電極は、第1のX−感知−コリオリ電極と第2のX−感知−コリオリ電極とを含み、上記複数のY−感知−コリオリ電極は、第1のY−感知−コリオリ電極と第2のY−感知−コリオリ電極とを含み、
上記ジャイロスコープは、
第1の差動入力部と第2の差動入力部と第1の出力部とを有する第1の差動増幅器であって、該第1の差動入力部は、該第1のX−感知−コリオリ電極と電気的に結合され、該第2の差動入力部は、該第2のX−感知−コリオリ電極と電気的に結合され、それによって、該第1の差動増幅器は、上記共通のフィードスルー信号を排除する、第1の差動増幅器と、
第3の差動入力部と第4の差動入力部と第2とを有する第2の差動増幅器であって、該第3の差動入力部は、該第1のY−感知−コリオリ電極と電気的に結合され、該第4の差動入力部は、該第2のY−感知−コリオリ電極と電気的に結合され、それによって、該第2の差動増幅器は、該共通のフィードスルー信号を排除する、第2の差動増幅器と
をさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープ。
(項目15A)
上記X−駆動電極および上記Y−駆動電極からの駆動信号により面内モードで上記共振子を駆動することは、
周期を有する第1の周期的駆動信号により該X−駆動電極を駆動することと、
周期を有し、かつ、該第1の周期的信号に対して180度の位相を有する第2の周期的駆動信号により該Y−駆動電極を駆動することと
を含む、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープを調整する方法。
(項目16A)
上記励起された面外モードの周波数を上記駆動モードの周波数に対して評価することと、
該励起された面外モードの整列を上記感知−コリオリ電極に対して評価することと
をさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシェルタイプジャイロスコープを調整する方法。
(摘要)
様々な実施形態は、シェルタイプジャイロスコープの駆動モードを調整するフィードバック回路を含み、その一方で、他の実施形態は、直角位相エラーを低減または防止するために、シェルタイプジャイロスコープの感知モードを調整する別個の回路を含む。なお、他の実施形態は、感知モードが感知電極と整列されることを確実にするために、ジャイロスコープに回転も適用することなく、ジャイロスコープの感知モード(すなわち、面外モード)を励起する回路を含む。
様々な実施形態は、有意に増大した精度を備えたジャイロスコープを提供する。例えば、一部の実施形態は、ジャイロスコープの共振子の駆動を改良することを容易にする方法で電極配列を含む。さらに他の実施形態は、シェルタイプジャイロスコープの感知モードを調整することにより直角位相エラーを低減または回避するための回路を含む。さらに他の実施形態は、感知モードが感知電極と整列していることを確実にするために、回転をジャイロスコープに適用する必要なくジャイロスコープの感知モード(すなわち、面外モード)を励起するための回路を含む。
シェルタイプジャイロスコープの動作が、図1〜図5と関連して記述される。以下に記述されている様々な電極が、単一のモードで共振子106を駆動する。共振子106は、固定DC電圧に保持され得る。従って、電極に共振子の電圧とは異なる電圧を提供することによって、その電極(例えば、駆動電極118−1)により、共振子106からのギャップをまたいで共振子に静電気力が印加され得る。
共振子面108において共振している共振子106の代替の実例が、図6Aに概略的に示されている。この実施形態において、共振子106は、共振子面108において円形断面を公称的に有しているが、しかし、電極118−1および118−2の各々による(および、同様に、電極119−1および119−2による)静電気力の印加によって非円形(例えば、楕円)形状に変形される。実際、図6Aに示されているモード形状は、楕円形モードとして知られていることがある。これは、面内モードである。なぜなら、共振子106の動きは、共振子面内であるか、または、共振子面に実質的に平行であるからである。
例えば、一部の従来技術X−Yジャイロスコープは、軸に沿って共振子に隣接した単一の駆動電極のみを用いて共振子を駆動し、幾つかの感知電極を用いて共振子のコリオリ運動(すなわち、コリオリの力に応答する共振子の運動)を感知し、それらのうちの1つは、単一の駆動電極に隣接している。単一の駆動電極の、隣接する感知電極(感知−コリオリ電極)との近接は、当該技術分野において「フィードスルー」として知られているプロセスにおいて、駆動電極に対する駆動信号の一部が、隣接する感知電極と結合することを生じる。しかし、他のコリオリ感知電極は、そのようなフィードスルーを受け取らず(または、少なくとも、単一の駆動電極に隣接しているコリオリ感知電極より少ないフィードスルーを受け取り)、コリオリ感知電極からの信号の変形を生じる。
本実施形態から生じる別の利益は、駆動モードを整列させることに関連する。上記において説明されたように、理想的には、共振子のモードは、駆動信号350および360によって駆動される場合、X−軸およびY−軸と整列する。しかし、常にそのようになるとは限らないことがある。例えば、製造プロセスは、ジャイロスコープ100の素子の寸法におけるバリエーション、および/または、ジャイロスコープ100の特徴間のギャップにおけるバリエーションを生じ得、そのようなバリエーションは、共振子106のモードの整列に影響を与え得る。
図9Aは、X−軸に沿って駆動されている差動駆動共振子106の応答を概略的に示している。Y−軸回りの回転に応答するコリオリの加速度に起因して、共振子106の表面106Bは、Z−軸におけるギャップ106Aの中に延びる(すなわち、図9A〜図9Dにおいて、Z−軸は、頁の面に対して垂直である)。従って、応答は、「面外」応答または運動として記述され得る。図9Aに示されているように、共振子106は、表面106B上の他のポイントにおける変位に対して、Z−軸変位が最大である幾つかの波腹901A〜901Fを生成する。さらに、波腹のうちの2つ、901Aおよび901Dは、公称的に、X−軸と整列している。表面106B上の他のポイントにおいて、Z方向の変位は、図9Aに示されている様々な陰影領域によって示されているように、より小さい。実際、表面106Bの幾つかの部分は、波節として考えられ得(例えば、905A)、該波節において、Y−軸回りの回転に起因する表面106Bの変位は、存在しない。この実施形態において、各波腹(例えば、901A)は、共振子面108内において60度だけその隣接する波腹(例えば、901Bおよび901F)の各々から変位させられ、各波節(例えば、905A)は、共振子面108内においてほぼ30度だけその隣接する波腹(例えば、901Aおよび901B)から変位させられる。
一部のジャイロスコープにおいて、適用された回転(または、回転速度)がないときに、感知モードの、X−軸における感知電極138−1および138−2と、Y−軸における感知電極139−1および139−2との整列を評価することが望ましいことがある。例えば、そのような評価は、ジャイロスコープを調整すること、較正すること、または自己試験することのために有用であり得る。
Claims (21)
- シェルタイプジャイロスコープであって、該シェルタイプジャイロスコープは、
共振子面に配置されている共振子であって、該共振子面は、X−軸を画定し、かつ、該共振子面における該X−軸に対して直交するY−軸を画定する、共振子と、
該X−軸上に、かつ、該共振子面において配置されている複数のX−駆動電極と、
該Y−軸上に、かつ、該共振子面において配置されている複数のY−駆動電極と、
複数の感知−駆動電極と、
複数の感知−コリオリ電極と
を含み、
該複数のX−駆動電極およびY−駆動電極は、該共振子面において該共振子を差動的に駆動するように構成され、
該複数の感知−駆動電極は、
該共振子面において、かつ、該複数のX−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている複数のX感知−駆動電極と、
該共振子面において、かつ、該複数のY−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている複数のY感知−駆動電極と
を含み、
該複数の感知−駆動電極は、該共振子の面内運動を差動的に検出するように構成され、
該複数の感知−コリオリ電極は、
該共振子面と平行に、かつ、該X−軸に沿って配置されている第1の複数の差動感知−コリオリ電極であって、該第1の複数の差動感知−コリオリ電極は、対応する該X−駆動電極のうちの1つから共通のフィードスルー信号を受け取るように配置されている、第1の複数の差動感知−コリオリ電極と、
該共振子面と平行に、かつ、該Y−軸に沿って配置されている第2の複数の差動感知−コリオリ電極であって、該第2の複数の差動感知−コリオリ電極は、対応する該Y−駆動電極のうちの1つから共通のフィードスルーを受け取るように配置されている、第2の複数の差動感知−コリオリ電極と
を含む、シェルタイプジャイロスコープ。 - 前記複数のX−感知駆動電極は、前記共振子面内における前記共振子の変位を検出するように構成され、前記複数のY−感知駆動電極は、該共振子面内における該共振子の変位を検出するように構成されている、請求項1に記載のシェルタイプジャイロスコープ。
- 前記複数のX−感知駆動電極は、
前記X−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている第1のX−感知駆動電極と、
該X−駆動電極のうちの該第1の電極に隣接して配置されている第2のX−感知駆動電極と
を含み、
それによって、該X−駆動電極のうちの該第1の電極は、該第1のX−感知駆動電極と該第2のX−感知駆動電極との間にある、請求項2に記載のシェルタイプジャイロスコープ。 - 前記共振子面に配置されている複数の駆動−調整電極をさらに含み、該複数の駆動−調整電極は、前記共振子に対して静電気力を制御可能に及ぼすことにより、駆動軸を該共振子の波腹と整列させるように構成されている、請求項3に記載のシェルタイプジャイロスコープ。
- 前記複数の駆動−調整電極は、
前記X−駆動電極のうちの第2の電極に隣接して配置されている第1のX−軸駆動−調整電極と、
該X−駆動電極のうちの該第2の電極に隣接して配置されている第2のX−軸駆動−調整電極と
を含み、
それによって、該X−駆動電極のうちの前記第1の電極は、該第1のX−軸駆動−調整電極と該第2のX−軸駆動−調整電極との間にある、請求項4に記載のシェルタイプジャイロスコープ。 - 前記X−駆動電極と前記Y−駆動電極とは、完全に差動的であり、X−軸とY−軸両方の周りで同時に対称的であるように構成されている、請求項1に記載のシェルタイプジャイロスコープ。
- 前記共振子面と平行に配置されている複数の感知−調整電極をさらに含み、該複数の感知−調整電極は、前記共振子に対して静電気力を制御可能に及ぼすことにより、該共振子を前記感知−コリオリ電極と整列させるように構成されている、請求項1に記載のシェルタイプジャイロスコープ。
- 前記複数の感知−調整電極は、
一対のX−軸感知−調整電極と、
一対のY−軸感知−調整電極と
を含む、請求項7に記載のシェルタイプジャイロスコープ。 - 感知−調整フィードバック回路をさらに含み、該感知−調整フィードバック回路は、
前記複数の感知−コリオリ電極と電気的に結合されている感知−調整フィードバック入力部と、
前記感知−調整電極と電気的に結合されている感知−調整フィードバック出力部と
を含み、
該フィードバック回路は、静電気力を前記共振子に対して及ぼすように構成されている、請求項8に記載のシェルタイプジャイロスコープ。 - 基板面を含む基板をさらに含み、前記共振子は、前記共振子面が、該基板面と平行になるように、該基板の上方または下方に吊るされ、前記複数の感知−コリオリ電極は、基板上に配置されている、請求項1に記載のシェルタイプジャイロスコープ。
- 前記複数のX−感知−コリオリ電極は、第1のX−感知−コリオリ電極と第2のX−感知−コリオリ電極とを含み、前記複数のY−感知−コリオリ電極は、第1のY−感知−コリオリ電極と第2のY−感知−コリオリ電極とを含み、
前記ジャイロスコープは、
第1の差動入力部と第2の差動入力部と第1の出力部とを有する第1の差動増幅器であって、該第1の差動入力部は、該第1のX−感知−コリオリ電極と電気的に結合され、該第2の差動入力部は、該第2のX−感知−コリオリ電極と電気的に結合され、それによって、該第1の差動増幅器は、前記共通のフィードスルー信号を排除する、第1の差動増幅器と、
第3の差動入力部と第4の差動入力部と第2の出力部とを有する第2の差動増幅器であって、該第3の差動入力部は、該第1のY−感知−コリオリ電極と電気的に結合され、該第4の差動入力部は、該第2のY−感知−コリオリ電極と電気的に結合され、それによって、該第2の差動増幅器は、該共通のフィードスルー信号を排除する、第2の差動増幅器と
をさらに含む、請求項1に記載のシェルタイプジャイロスコープ。 - XY−ジャイロスコープにおける直角位相エラーを検出する方法であって、該方法は、
シェルタイプジャイロスコープを提供することであって、
該ジャイロスコープは、
共振子面に配置された共振子表面を有する共振子であって、該共振子面は、X−軸を画定し、かつ、該共振子面における該X−軸に対して直交するY−軸を画定し、かつ、該共振子面に対して直交するZ−軸を画定する、共振子と、
該X−軸上に、かつ、該共振子面において配置されている複数のX−駆動電極と、
該Y−軸上に、かつ、該共振子面において配置されている複数のY−駆動電極と
複数の感知−駆動電極と、
複数の感知−コリオリ電極と
を含み、
該複数のX−駆動電極およびY−駆動電極は、該共振子面における該共振子を差動的に駆動するように構成され、
該複数の感知−駆動電極は、
該共振子面において、かつ、該複数のX−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている複数のX感知−駆動電極と、
該共振子面において、かつ、該複数のY−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている複数のY感知−駆動電極と
を含み、
該複数の感知−駆動電極は、該共振子の面内変位を検出するように構成され、
該複数の感知−コリオリ電極は、
該共振子面と平行に、かつ、該X−軸に沿って配置されている第1の複数の差動感知−コリオリ電極であって、該第1の複数の差動感知−コリオリ電極は、対応する該X−駆動電極のうちの1つからX−共通フィードスルーを受け取るように配置され、該Y−軸回りの回転を感知するように構成されている、第1の複数の差動感知−コリオリ電極と、
該共振子面と平行に、かつ、該Y−軸に沿って配置されている第2の複数の差動感知−コリオリ電極であって、該第2の複数の差動感知−コリオリ電極は、対応する該Y−駆動電極のうちの1つから共通のフィードスルーを受け取るように配置され、該X−軸回りの回転を感知するように構成されている、第2の複数の差動感知−コリオリ電極と
を含む、ことと、
該X−駆動電極および該Y−駆動電極からの駆動信号により面内モードで該共振子を駆動することであって、該面内モードは、ポアソン効果に起因して該Z−軸に沿って変形を有し、該Z−軸において該共振子の表面を変位させる、ことと、
該X−軸と平行に該共振子に隣接して配置されている基板上の該感知−コリオリ電極を用いて、該面内駆動モードのポアソン効果に起因する該共振子の第1のZ−軸変位を感知することと、
該Y−軸と平行な該基板上の該感知−コリオリ電極を用いて、該面内駆動モードのポアソン効果に起因する該共振子の第2のZ−軸変位を感知することと、
該第1のZ−軸変位と該第2のZ−軸変位との振幅および位相関係を評価することにより、該XY−軸ジャイロスコープの直角位相エラーを決定することと
を含む、XY−ジャイロスコープにおける直角位相エラーを検出する方法。 - 前記X−軸駆動−調整電極および前記Y−軸駆動−調整電極に調整電圧を印加することにより、前記第1のZ−軸変位と前記第2のZ−軸変位との間の振幅差および位相差をゼロに駆動することをさらに含む、請求項12に記載のXY−軸ジャイロスコープにおける直角位相エラーを検出する方法。
- XY−軸ジャイロスコープにいかなる回転速度も適用することなく、該ジャイロスコープにおいて感知コリオリ面外モードを励起する方法であって、該方法は、
シェルタイプジャイロスコープを提供することであって、
該ジャイロスコープは、
共振子面に配置された共振子表面を有する共振子であって、共振子面は、X−軸を画定し、かつ、該共振子面における該X−軸に対して直交するY−軸を画定する、共振子と、
該X−軸上に、かつ、該共振子面において配置されている複数のX−駆動電極と、
該Y−軸上に、かつ、該共振子面において配置されている複数のY−駆動電極と
複数の感知−駆動電極と、
複数の感知−コリオリ電極と
を含み、
該複数のX−駆動電極およびY−駆動電極は、該共振子面における該共振子を差動的に駆動するように構成され、
該複数の感知−駆動電極は、
該共振子面において、かつ、該複数のX−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている複数のX感知−駆動電極と、
該共振子面において、かつ、該複数のY−駆動電極のうちの第1の電極に隣接して配置されている複数のY感知−駆動電極と
を含み、
該複数の感知−駆動電極は、該共振子の面内変位を差動的に検出するように構成され、
該複数の感知−コリオリ電極は、
該共振子面と平行に、かつ、該X−軸に沿って配置されている第1の複数の差動感知−コリオリ電極であって、該第1の複数の差動感知−コリオリ電極は、対応する該X−駆動電極のうちの1つから共通フィードスルーを受け取るように配置され、該Y−軸回りの回転を感知するように構成されている、第1の複数の差動感知−コリオリ電極と、
該共振子面と平行に、かつ、該Y−軸に沿って配置されている第2の複数の差動感知−コリオリ電極であって、該第2の複数の差動感知−コリオリ電極は、対応する該Y−駆動電極のうちの1つから共通のフィードスルーを受け取るように配置され、該X−軸回りの回転を感知するように構成されている、第2の複数の差動感知−コリオリ電極と
を含む、ことと、
該共振子に共振子DC電圧を提供することと、
該X−駆動電極および該Y−駆動電極からの駆動信号により面内モードで該共振子を駆動することであって、該面内モードは、わずかなポアソン変形を有し、Z−軸において該共振子の表面を変位させ、それによって、該Z−軸におけるポアソン変形は、調和励起として用いられることができ、該感知−コリオリ電極によって感知されることができる、ことと、
該感知−コリオリ電極にDC電圧を印加することであって、該DC電圧は、該共振子DC電圧とは異なり、かつ、該差動感知−コリオリ電極に対して差動的であり、それによって、該面外モードが、いかなる回転も適用することなく励起されることができる、ことと
を含む、方法。 - 前記X−駆動電極および前記Y−駆動電極からの駆動信号により面内モードで前記共振子を駆動することは、
周期を有する第1の周期的駆動信号により該X−駆動電極を駆動することと、
周期を有し、かつ、該第1の周期的信号に対して180度の位相を有する第2の周期的駆動信号により該Y−駆動電極を駆動することと
を含む、請求項14に記載の、XY−軸ジャイロスコープにいかなる回転速度も適用することなく、該ジャイロスコープにおいて感知コリオリ面外モードを励起する方法。 - 前記励起された面外モードの周波数を前記駆動モードの周波数に対して評価することと、
該励起された面外モードの整列を前記感知−コリオリ電極に対して評価することと
をさらに含む、請求項14に記載の、XY−軸ジャイロスコープにいかなる回転速度も適用することなく、該ジャイロスコープにおいて感知コリオリ面外モードを励起する方法。 - シェルタイプジャイロスコープであって、該シェルタイプジャイロスコープは、
共振子面において配置された共振子であって、該共振子面は、X−軸を画定し、かつ、該共振子面における該X−軸に対して直交するY−軸を画定し、かつ、該X−軸および該Y−軸に対して相互に直交するZ−軸を画定する、共振子と、
該X−軸において該共振子を差動的に駆動するための手段と、
該Y−軸において該共振子を差動的に駆動するための手段と、
軸回りの回転によって引き起こされた共振子の2つの面外屈曲またはバルクモードを用いて、該共振子面における2つの直交する回転軸回りの回転を感知するための手段と
を含む、シェルタイプジャイロスコープ。 - 前記共振子に対して静電気力を制御可能に及ぼすことにより、駆動軸を該共振子の波腹と整列させるための手段をさらに含む、請求項17に記載のシェルタイプジャイロスコープ。
- 前記共振子に対して静電気力を制御可能に及ぼすことにより、該共振子を、2つの直交する回転軸回りの回転を感知するための手段と整列させるための手段をさらに含む、請求項17に記載のシェルタイプジャイロスコープ。
- 直交位相エラーを検出するための手段をさらに含む、請求項17に記載のシェルタイプジャイロスコープ。
- いかなる回転速度も前記ジャイロスコープに適用することなく、該ジャイロスコープにおける感知−コリオリモードである面外モードを励起するための手段をさらに含む、請求項17に記載のシェルタイプジャイロスコープ。
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