JPH11132770A - 振動式角速度検出器 - Google Patents

振動式角速度検出器

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JPH11132770A
JPH11132770A JP9314460A JP31446097A JPH11132770A JP H11132770 A JPH11132770 A JP H11132770A JP 9314460 A JP9314460 A JP 9314460A JP 31446097 A JP31446097 A JP 31446097A JP H11132770 A JPH11132770 A JP H11132770A
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基弘 藤吉
Yoshiteru Omura
義輝 大村
Tokuo Fujitsuka
徳夫 藤塚
Yutaka Nonomura
裕 野々村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】振動式角速度検出器においてマス部を励振軸方
向に振動させる時、漏れ振動を抑制するようにして、検
出精度を向上させること。 【解決手段】マス部10の両側からy軸方向に延設され
た励振ビーム21〜24に対して、x軸方向に捩じり角
制御電極の可動電極31〜38と、それらに対してz軸
方向に両側から対向する固定電極とを設けた。固定電極
と可動電極との間に電圧を印加してそれらの間に静電力
を発生させ、励振ビーム21〜24のy軸に平行な中心
軸回りにトルクを発生させる。これにより、励振ビーム
21〜24の捩じり角が制御できる。この結果、マス部
10がx軸方向に励振される時、励振ビーム21〜24
のy軸に垂直な断面形状の非対象性により生じるz軸方
向の漏れ振動を防止することができる。よって、z軸方
向の振動は角速度ωに比例した値となり、検出精度が向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体の微細加工によ
り形成され、角速度を振動子に生起されるコリオリ力に
関連して検出するようにした角速度検出器に関する。詳
しくは、ビームにより振動可能に支持された振動子を1
軸方向に励振させるときに、その振動が他軸方向に漏れ
ることによる角速度の検出精度の低下を防止した検出器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の角速度検出器としては、
特開平7−43166号に記載の検出器が知られてい
る。この技術は、図17、図18に示すように、振動子
であるマス部10をy軸方向に伸びたビーム21、2
2、23、24で支持している。そして、固定櫛歯電極
42とその固定櫛歯電極42と噛み合う可動櫛歯電極4
1との間に交流電圧が印加され、それらの電極42、4
1間に発生する静電力により、マス部10はビームの軸
に垂直なx軸方向に振動する。この振動状態で、マス部
10にy軸回りの角速度ωが作用すると、マス部10に
は基板面1aに垂直なz軸方向に振動するコリオリ力が
生起する。ビーム21、22、23、24はz軸方向に
も屈曲可能であるので、このコリオリ力によりマス部1
0はz軸方向に振動する。この振動の振幅が、マス部1
0に平行にマス部10を挟んでz軸方向に対向して配設
された検出電極51、52間の静電容量の変化により測
定される。このようにz軸方向の振動振幅により角速度
ωが検出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ビーム2
1、22、23、24は線状体であるためにx軸、z軸
方向に容易に屈曲可能であるために、x軸方向の励振成
分がz軸方向に漏れ、角速度ωが作用していないにも係
わらず、角速度ωの検出値が0にならないという問題が
ある。次に、x軸方向の振動成分がz軸方向へ漏れる理
由について述べる。
【0004】上述の角速度検出器は、微細加工に適した
いわゆる半導体プロセス技術を利用して製造されてい
る。ところが、半導体プロセス技術においても、常に、
正確で均一な加工形状を得ることは困難である。例え
ば、エッチング工程における不均一エッチングのため
に、ビームのy軸に垂直な断面形状が長方形や正方形に
はならず、図19に示すように、エッチングによる突起
211を生じる。このように、ビームのy軸に垂直な断
面形状がx軸対象とはならない場合がある。
【0005】ビームの断面形状が図20に示すようにx
軸対象、z軸対象である場合には、ビーム断面に対する
主断面二次モーメントの方向、即ち、ビームの曲がり易
い方向は、x軸方向とz軸方向である。このビームにx
軸方向に外力を加えても、その外力の方向が主断面二次
モーメントの方向と一致するために、ビームはz軸方向
には屈曲しない。即ち、x軸方向の励振成分がz軸方向
に漏れることはない。
【0006】しかしながら、ビームの断面形状が、図2
1に示すようにx軸対象でない場合には、主断面二次モ
ーメントの方向はx' 軸方向、z' 軸方向となる。この
ビームにx軸方向に外力を加えると、外力の方向と主断
面二次モーメントの方向(x' 軸方向)との間の成す角
はαとなる。従って、ビームの変位方向はx' 軸方向に
対して角度βだけ回転した方向、即ち、x軸方向からγ
だけ回転した方向となる。このため、z軸方向の変位成
分が現れることになり、x軸方向の励振成分がz軸方向
に漏れることになる。ビームの断面形状を対象形状にす
るには、レーザ加工によりトリミングすることも考えら
れるが、ビームの幅は数μm程度と極めて細く、そのた
め、同程度のビーム径を有したレーザで加工することは
困難である。又、マス部やビーム構造は、角速度の検出
感度を向上させるために、z軸方向に対して励振周波数
で共振するように設計されている。このため、少しのz
軸方向のもれ振動が大きく増幅されることになる。
【0007】この結果、角速度が存在しない場合にも、
検出電極51、52はz軸方向の振動の振幅を検出する
ことになり、角速度の検出値が0とはならない。このよ
うに、ビームの微細加工による形状精度が得られないた
めに、角速度の検出精度が良くないという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、ビームの断面形
状に対象性がなくとも、x軸方向の励振によるz軸方向
への漏れ振動を抑制する構造とすることで、角速度検出
器の検出精度を向上させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、基板面上にx軸とx軸に垂直なy軸を
とり、基板面に垂直にz軸をとるとき、慣性質量を有す
るマス部を基板に対して振動可能に支持しy軸に平行に
配設された励振ビームを有し、そのマス部をx軸方向に
励振させ、y軸又はz軸の回りの角速度を、それぞれ、
z軸方向又はy軸方向に発生するコリオリ力に関連する
物理量を検出することで、角速度を検出する振動式角速
度検出器において、励振ビームのy軸方向の中心軸の回
りの捩れ角を制御する捩れ角制御手段を設けたことを特
徴とする。
【0010】この捩れ角制御手段のより具体的な一構成
例は以下の通りである。励振ビームからx軸方向に延設
された可動電極と、この可動電極に対してz軸方向に対
向して設けられた固定電極とで構成することができる。
この固定電極と可動電極間に電圧を印加することで、励
振ビームの中心軸回りの捩じり角を変化させることがで
きる。
【0011】又、他の発明の構成は、基板面上にx軸と
x軸に垂直なy軸をとり、基板面に垂直にz軸をとると
き、慣性質量を有するマス部をx軸方向に延設された検
出ビームでy軸及びz軸方向に振動可能に支持する可動
枠体と、この可動枠体をx軸及びz軸方向に振動可能に
支持し、y軸に平行に配設された励振ビームとを有し、
可動枠体をx軸方向に励振させ、y軸又はz軸の回りの
角速度を、それぞれ、z軸方向又はy軸方向に発生する
コリオリ力に関連する物理量を検出することで、角速度
を検出する振動式角速度検出器において、可動枠体のz
軸方向の振動を抑制する振動抑制手段を設けたことを特
徴とする。
【0012】即ち、上記構成の励振ビームで可動枠体を
x軸及びz軸方向に振動可能に支持し、その可動枠体か
らx軸方向に延設された検出ビームでマス部をy軸及び
z軸方向に振動可能に支持するように角速度検出器を構
成する。そして、この可動枠体のz軸方向の振動を抑制
する振動抑制手段を設ける。この振動抑制手段の具体例
として、z軸方向の振動に対して共振する吸振器を可動
枠体に配設する構成がある。これにより、可動枠体のz
軸方向の振動が吸振器で吸収される結果、マス部にはz
軸方向の漏れ振動が生じないため、検出精度が向上す
る。又、この吸振器に対向して電極を設け、この吸振器
と電極間に電圧を印加して静電力を発生させ、吸振器内
の応力を電気的に変化させることで、吸振器の共振周波
数を変化させることもできる。
【0013】さらに、他の振動抑制手段として、可動枠
体に対してz軸方向の振動に対して流体抵抗となる制振
子を可動枠体に設ける構成を採用することができる。さ
らに、他の振動抑制手段として、z軸方向に微小間隙で
可動枠体に対向させた制振子を設け、微小間隙による粘
性抵抗により可動体のz軸方向の振動を抑制する構成を
採用することもできる。
【0014】
【発明の作用及び効果】励振ビームはy軸方向に配設さ
れているので、x軸及びz軸方向には容易に屈曲でき
る。励振ビームによる支持構造により、マス部はx軸方
向に励振される。この時、捩れ角制御手段により、励振
ビームのy軸方向の中心軸の回りの捩れ角が制御され
る。この捩れ角の制御により、励振ビームの主断面二次
モーメントの方向をx軸方向とすることができる。この
結果、励振のz軸成分を0にすることができるので、検
出軸であるz軸又はy軸への励振の漏れ振動成分を抑制
することができる。従って、角速度の検出精度が向上す
る。
【0015】他の発明では、上記の発明と同一理由によ
り、励振ビームの断面形状の非対称性により、x軸方向
の励振がz軸方向に漏れ、可動枠体がz軸方向に振動す
る。この時、可動枠体のz軸方向の振動が、振動抑制手
段により抑制される結果、検出ビームを介したマス部の
角速度の検出軸であるz軸又はy軸方向への漏れ振動が
抑制される。この結果、角速度の検出精度が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。 〔第1実施例〕図1は本発明の具体的な第1実施例にか
かる角速度検出器100の平面図であり、図2、図3は
その断面図である。図1において、紙面が基板面であ
り、基板面に垂直な方向にz軸、基板面上に図のように
x軸、y軸をとる。この検出器100ではy軸の回りの
角速度ωが検出され、x軸が励振軸、z軸が検出軸であ
る。マス部10の+y軸方向の側10aには、励振ビー
ム21、22が+y軸方向に延設されており、マス部1
0の−y軸方向の側10bには、励振ビーム23、24
が−y軸方向に延設されている。
【0017】これらの励振ビーム21、22、23、2
4の一端21a、22a、23a、24aは基板1上に
積層された枠部11を介して基板1に固定されている。
励振ビーム21、22、23、24及びマス部10と基
板面1aとの間には間隙がある。これらのビームによる
支持構造により、マス部10は基板1に対して浮上して
基板1に支持されており、x軸方向及びz軸方向への変
位が容易である。
【0018】又、マス部10の+x軸側の一端10cに
は、歯がx軸方向に伸びた可動櫛歯電極41がy軸方向
に沿って形成されている。そして、その可動櫛歯電極4
1に噛み合うように固定櫛歯電極42が基板1の枠部1
1に固定されている。この可動櫛歯電極41と固定櫛歯
電極42とで励振電極が構成される。同様に、マス部1
0の−x軸側の端部10dには、歯が−x軸方向に伸び
た可動櫛歯電極43がy軸方向に沿って形成されてい
る。そして、その可動櫛歯電極43に噛み合うように固
定櫛歯電極44が基板1の枠部11に固定されている。
この可動櫛歯電極43と固定櫛歯電極44とで励振検出
電極が構成される。この励振電極、励振検出電極の可動
櫛歯電極41、43はマス部10の振動と共にx軸方向
とz軸方向に変位可能である。
【0019】又、図3に示すように、マス部10に平行
に一定間隙を隔ててz軸方向の両側からそれを挟むよう
に、検出電極51、52が配設されている。この検出電
極51、52は基板1の枠部11からy軸方向に伸びて
形成されている。この一対の検出電極51、52とマス
部10間の静電容量により、マス部10のz軸方向の変
位が検出できる。
【0020】次に、捩じり角制御手段の構成について説
明する。1つの励振ビーム21について言えば、励振ビ
ーム21と一体的に±x軸方向に伸びた可動電極31、
32が形成されている。そして、可動電極31と平行
に、一定の間隙を隔てて可動電極31を両側から挟むよ
うに対向して、固定電極311、312が配設されてい
る。同様に、可動電極32に対して、その両側から固定
電極321、322が配設されている。この可動電極3
1、32と対向する固定電極311、312、321、
322とで、励振ビーム21に対する捩じり角制御電極
(捩じり角制御手段)が構成されている。他の励振ビー
ム22、23、24についても、同様に、それぞれ、可
動電極33、34と、35、36と、37、38とがそ
れぞれの励振ビームから±x軸方向に延設されている。
それらの可動電極に対して、同様に、固定電極331、
332、341、342等が配設されている。このよう
にして、励振ビーム21〜24に対する捩じり角制御電
極が形成されている。可動電極31〜34に対する固定
電極311〜342は、基板1の枠部11のy軸方向の
端部11aから−y軸方向に延設されている。同様に、
可動電極35〜38に対する固定電極(図示略)は、基
板1の枠部11の−y軸方向の端部11bから+y軸方
向に延設されている。
【0021】基板1の枠部11の上面に蓋基板12が陽
極接合され、基板1と蓋基板12とで形成される内部空
間は真空である。励振電極の固定電極42、励振検出電
極の固定電極44、検出電極51、52、捩じり角制御
電極の各固定電極311〜342等は層構成により、枠
部11の外側に基板1に沿って引き出され、引き出され
たところにおいて、それぞれには、図示しない電気配線
層が接続されている。又、マス部10、励振ビーム21
〜24はアース電位となるように構成されている。
【0022】上記構造の角速度検出器100は、次のよ
うに製造される。この製造方法は、半導体の微細加工技
術により製造され、公知の技術である。シリコン基板1
の上にシリコン酸化膜102を形成し、このシリコン酸
化膜102の上に、不純物を添加して導電性を持たせた
シリコン層103を形成する。次に、シリコン層103
の上にフォトレジストを塗布し、所定形状にパターニン
グした後、フォトレジストをマスクとして、シリコン層
103を所定形状にエッチングして、図4(a)に示す
ように、捩じり角制御電極の固定電極312〜342等
と、検出電極52(図3)と、枠部11を形成する。次
に、酸化シリコン膜104とシリコン層105を順次積
層し、同様に、フォトリソグラフィによりシリコン層1
05を所定形状にエッチングして、図4(b)に示すよ
うに、マス部10、励振ビーム21〜24、励振電極の
可動櫛歯電極41と固定櫛歯電極42、励振検出電極の
可動櫛歯電極43と固定櫛歯電極44、捩じり角制御電
極の可動電極31〜38を形成する(図4(b)には、
励振ビーム21、22、可動電極31〜34のみが現れ
ている)。
【0023】次に、酸化シリコン膜106とシリコン層
107を積層して、シリコン層107をパターニングし
て、図4(c)に示すように、捩じり角制御電極の固定
電極311〜341等と検出電極51を形成する。次
に、図4(d)に示すように、シリコン酸化膜108を
形成し、捩じり角制御電極の固定電極311〜341等
と検出電極51と枠部11の形状に合わせてフォトレジ
スト109をパターンニングした。この状態で、基板1
全体をフッ酸溶液に浸すことで、フッ酸溶液と接触する
シリコン酸化膜108、106、104、102が順次
除去される。このように、犠牲層エッチング技術を用い
て、マス部10、励振ビーム21〜24、捩じり角制御
電極の可動電極31〜38、励振電極の可動櫛歯電極4
1、励振検出電極の可動櫛歯電極43(以下、これらの
構成要素を「浮上体」と定義する)を、基板1に対して
浮上した状態で基板1に支持することができる。
【0024】この時、フッ酸液の浸透が容易なように、
面積の大きいマス部10は多数の窓を有する格子状に形
成されている。マス部10においては、所定の慣性質量
が必要であるため、開口部の総合面積をあまり大きくす
ることはできない。よって、マス部10のシリコン膜1
05の厚みと各窓の1辺の長さを同程度とする。
【0025】尚、基板1の材料は特に限定されない。シ
リコンの他、他の半導体、セラミックス、ガラス等を用
いることもできる。又、エッチング犠牲層としては、シ
リコン酸化膜の他、窒化シリコン膜、アルミナ等を用い
ることもできる。さらに、マス部、励振ビーム、捩じり
角制御電極、励振電極、励振検出電極、検出電極等の機
能層としては、弾性があれば良く、単結晶、他結晶のシ
リコンの他、ニッケル等の金属、他の弾性体材料を用い
ることができる。シリコンを用いた場合には、その層に
より電極を形成する関係上、電導率が大きい程望まし
く、ドナー、アクセプタ不純物を添加するのが望まし
い。
【0026】次に、上記の角速度検出器100の動作に
ついて説明する。励振電極の固定櫛歯電極42に交流電
圧を印加する。すると、固定櫛歯電極42と可動櫛歯電
極41との間に交流の静電力が作用し、マス部10を含
む浮上体はx軸方向に振動する。即ち、図5に示すよう
に、可動櫛歯電極41が固定櫛歯電極42の側に吸引さ
れると、マス部10は+x軸側に変位する。この時、励
振ビーム21〜24は+x軸方向に凸に湾曲する。逆
に、可動櫛歯電極41が固定櫛歯電極42から排斥され
ると、マス部10は−x軸側に変位する。この時、励振
ビーム21〜24は−x軸方向に凸に湾曲する。
【0027】このようにマス部10をx軸方向に励振す
る時、次のように励振ビーム21〜24のy軸に平行な
中心軸回りの捩じり角を調整する。励振ビーム21につ
いて言えば、捩じり角制御電極の−x軸側固定電極31
1、312と、+x軸側固定電極321、322に印加
する電圧の大きさを調整する。この電圧により可動電極
31は−x軸側固定電極311、312から力f1を受
け、可動電極32は+x軸側固定電極321、322か
ら力f2を受ける。これらの力f1、f2により、励振
ビーム21にはそのy軸に平行な中心軸回りにトルクが
作用する。この結果、、励振ビーム21のy軸に平行な
中心軸回りの捩じり角を変化させることができる。他の
励振ビーム22〜23についても同様に、捩じり角制御
電極の−x軸側固定電極と+x軸側固定電極に印加する
電圧の大きさを変化させることで、各励振ビームの中心
軸回りの捩じり角を制御できる。
【0028】図6に示すように、捩じり角制御電極の固
定電極311、312に印加する電圧と、固定電極32
1、322に印加する電圧とを制御することで、励振ビ
ーム21の主断面二次モーメントの方向x' を励振軸で
あるx軸方向に一致させることができる。このように、
励振ビーム21の捩じり角を制御すれば、励振ビーム2
1はx軸方向に励振させても、z軸方向には振動しな
い。他の励振ビーム22〜24についても同様である。
【0029】y軸の回りに角速度ωが作用しない状態
で、マス部10をx軸方向に励振して、検出電極51、
52で検出されるマス部10の振動振幅が0となるよう
に、捩じり角制御電極の各固定電極に印加する電圧をフ
ィードバック制御することで、x軸方向の励振によるz
軸方向の漏れ振動を抑制することができる。この結果、
角速度ωの検出精度が向上する。
【0030】励振ビーム21〜24による支持構造によ
り、マス部10は容易にx軸方向に振動する。この振動
の変位xをx=x0sinαt とする。但し、αは励振電極
に印加する電圧の角周波数であり、励振周波数である。
0 はx軸方向の振動振幅である。速度Vx はVx =x
0αcosαtとなる。この振動状態で、y軸の回りに角速
度ωが作用すると、マス部10にはz軸方向にコリオリ
力Fが作用する。このコリオリ力Fは次式で得られる。
【0031】
【数1】 F=2mωVx =2mωx0αcosαt …(1) 但し、mはマス部10の質量である。
【0032】よって、マス部10には(1)式の力Fが
z軸方向に作用し、その方向にx軸方向の振動数と同じ
振動数で振動する。
【0033】このz軸方向の振動変位を検出電極51、
52とマス部10間の静電容量の変化で検出することが
できる。そして、コリオリ力Fが角速度ωに比例するた
めに、このz軸方向の変位は角速度ωに比例する。この
z軸方向の振幅から角速度ωを検出することができる。
【0034】励振検出電極である可動櫛歯電極43と固
定櫛歯電極44とによりx軸方向の変位が検出されるこ
とで、x軸方向の励振振幅x0 を検出することができ
る。そして、その励振振幅x0 が常に一定値となるよう
に、励振電極の固定電極42への印加電圧の大きさをフ
ィードバック制御することで、マス部10のx軸方向の
励振振幅を常に一定値x0 にすることができる。
【0035】又、上記の実施例では、z軸方向の変位を
検出電極51、52とマス部10間の静電容量の変化で
検出している。しかし、検出電極51、52と同様な構
造の一対のz軸励振電極を設け、検出電極51、52の
出力値からz軸方向の変位を検出し、その変位が常に0
となるように、そのz軸励振電極に交流電圧を印加し
て、その印加電圧の振幅から角速度ωを検出するように
しても良い。即ち、(1)式で表されるコリオリ力Fを
相殺する外力をマス部10に与えるように、z軸励振電
極に電圧を印加する。z軸方向の変位が0となる状態で
角速度ωを検出すれば、非線型誤差を排除することが可
能となり、より検出精度を向上させることができる。
【0036】〔第2実施例〕次に、第2実施例の角速度
検出器200について説明する。図7はその角速度検出
器200の構成を示している。第1実施例と同様に、紙
面が基板面1aであり、周辺部に、マス部10を含む浮
上体を支持するための枠体11が基板1上に形成されて
いる。図のようにxyz座標系が設定されている。x軸
が励振軸、基板面1aに垂直なz軸が検出軸である。励
振ビーム21〜24、励振電極の可動櫛歯電極41と固
定櫛歯電極42、励振検出電極の可動櫛歯電極43、固
定櫛歯電極44は、z軸方向の変位を検出する検出電極
51、52(図7には表現されていない)は、第1実施
例の対応する部分と同一である。第2実施例では、励振
ビーム21〜24によりx軸及びz軸方向に振動可能に
可動枠体12が支持され、その可動枠体12に対してy
軸及びz軸方向に変位可能にマス部10が支持されてい
る。即ち、可動枠体12から−x軸方向に伸びた検出ビ
ーム25、26と+x軸方向に伸びた検出ビーム27、
28とによりマス部10がz軸及びy軸方向に振動可能
に配設されている。
【0037】又、第2実施例では、励振ビーム21〜2
4の捩じり角を制御する捩じり角制御電極に代えて、可
動枠体12に次の振動抑制手段としての吸振器410〜
440が配設されている。可動枠体12の+y軸側の端
部12aから、吸振ビーム411と吸振マス412とか
ら成る吸振器410と、吸振ビーム421と吸振マス4
22とから成る吸振器420とが延設されている。同様
に、可動枠体12の−y軸側の端部12bから吸振ビー
ム431と吸振マス432とから成る吸振器430と、
吸振ビーム441と吸振マス442とから成る吸振器4
40とが延設されている。
【0038】次に、この角速度検出器200の作動につ
いて説明する。第1実施例と同様に、励振電極の固定櫛
歯電極42に交流電圧が印加され、可動枠体12、検出
ビーム25〜28、マス部10から成る浮上体は、x軸
方向に励振される。この状態でy軸の回りに角速度ωが
作用すると、マス部10にはz軸方向に振動するコリオ
リ力が作用し、検出ビーム25〜28のz軸方向の屈曲
作用により、マス部10はz軸方向に角速度ωとx軸方
向の励振振幅x0 及び励振周波数αに比例した振幅で振
動する。この振幅が検出電極51、52で検出されて、
角速度ωが検出される。
【0039】この時、励振ビーム21〜24の断面形状
の非対称性により、x軸方向の励振がz軸方向の振動成
分として漏れ、浮上体はz軸方向にも振動する。各吸振
器410〜440の共振周波数は励振周波数αに等しく
なるように、共振ビーム411〜441の幅及び長さ、
共振マス412〜442の質量が調整されている。この
ために、この吸振器410〜440はz軸方向の漏れ励
振成分に反応し容易に振動し、その結果として、浮上体
のz軸方向に漏れた励振周波数αの振動を吸収する。こ
のため、浮上体は、x軸方向の励振される時、z軸方向
には振動しないことになる。よって、マス部10は、励
振のz軸方向の漏れ振動が現れないために、角速度の検
出精度が向上する。尚、マス部10にz軸方向に振動す
るコリオリ力が作用した場合には、検出ビーム25〜2
8の作用により、マス部10はz軸方向に容易に振動
し、ωx0 αに比例した振幅が得られる。又、マス部1
0のz軸方向の共振周波数は励振周波数αと等しく設計
されている。
【0040】〔第3実施例〕次に、第3実施例について
説明する。図8、図9は第3実施例にかかる角速度検出
器300の構成を示している。第2実施例とは次の点に
おいてのみ異なる。基板1の枠部11に固定され、吸振
器410〜440と共に振動抑制手段を構成する共振周
波数調整電極45、46に直流電圧が印加され、静電力
により吸振器410、420と430、440に対して
y軸方向に外力Jが与えられる。この外力Jにより吸振
ビーム411〜441の張力が変化する。こにより、吸
振器410〜440の共振周波数を共振周波数調整電極
45、46に印加する電圧により変化させることができ
る。よって、製造プロセスにおける誤差等により浮上体
の共振周波数が設計値からずれても、吸振器410〜4
40の共振周波数を電圧調整できるために、z軸方向の
漏れ振動を効果的に抑制することができる。この場合に
は、角速度ωが作用していない状態で、検出値が0とな
るように共振周波数調整電極45、46に印加する電圧
を調整する。
【0041】〔第4実施例〕次に、第4実施例について
説明する。図10、図11は第4実施例にかかる角速度
検出器400の構成を示している。第3実施例が、吸振
器410〜440に対してy軸方向に外力Jを印加する
ようにしているのに対して、第4実施例は吸振器410
〜440にz軸方向に外力Jを印加するようにしてい
る。このために、吸振マス412について言えば、吸振
マス412のz軸方向の両側から、共振周波数調整電極
451、452を吸振マス412に対して所定間隙を隔
てて配設して、各共振周波数調整電極451、452と
吸振マス412との間に同一電圧を印加する。これによ
り、吸振マス412に+z軸方向と−z軸方向に等しい
外力Jが作用することになり、z軸方向の共振周波数を
変化させることができる。この場合も、角速度ωが作用
していない状態で、検出値が0となるように共振周波数
調整電極451、452、461、462に印加する電
圧を調整する。
【0042】
【第5実施例】次に、第5実施例について説明する。図
12は第5実施例にかかる角速度検出器500の構成を
示している。この角速度検出器500は、検出軸の方向
が上記の全実施例と異なる。即ち、この第5実施例の角
速度検出器500は、紙面の基板面1aに垂直な方向で
あるz軸回りの角速度ωを、x軸を励振軸、y軸を検出
軸として測定する。可動枠体12に固定された検出ビー
ム25〜28はx軸方向に直線状に伸びていることか
ら、z軸及びy軸方向に屈曲する。よって、x軸方向の
励振とz軸回りの角速度ωによって生じるy軸方向に振
動するコリオリ力によるy軸方向の変位を検出すること
で、角速度ωが検出できる。y軸方向の変位は、マス部
10から延設された検出電極を構成する可動櫛歯電極5
11とこの電極と噛み合い基板1に固定された固定櫛歯
電極521、531間の静電容量、マス部10から延設
された可動櫛歯電極512とこの電極と噛み合い基板1
に固定された固定櫛歯電極522、532間の静電容量
との少なくとも一方を測定することで、マス部10のy
軸方向の振幅を測定することができる。
【0043】尚、+y軸側に配設された固定櫛歯電極5
22、532により検出されたy軸方向の振幅が0とな
るように、−y軸側に配設された固定櫛歯電極521、
531と可動櫛歯電極511間に励振周波数αと同一周
波数の交流電圧を印加し、その交流電圧の振幅から角速
度ωを検出することもできる。
【0044】このように、励振軸(x軸)と検出軸(y
軸)とが基板面1a上に存在する角速度検出器において
は、検出ビーム25〜28に関し、励振ビーム21〜2
4と同様な問題を有する。即ち、検出ビーム25〜28
の断面形状の非対象性によりz軸方向の振動が検出軸で
あるy軸方向に漏れる。よって、検出精度を向上させる
ためには、可動枠体12のz軸方向の振動を抑制するこ
とが望ましい。そのために、第5実施例の角速度検出器
500は、y軸方向に検出軸を有する検出器において、
可動枠体12に第2実施例〜第4実施例で説明した振動
抑制手段としての吸振器410〜440(図12はこれ
を示している)や共振周波数制御電極45、46、45
1、452、461、462を設けたものである。
【0045】〔第6実施例〕次に、第6実施例について
説明する。図13、図14は、可動枠体12にz軸方向
の振動を空気抵抗により抑制する角速度検出器600、
700を示している。図13において、可動枠体12の
+y軸側の端部にz軸に垂直な面から成る複数枚の羽根
を有した振動抑制手段としての制振子61、62が配設
されている。この制振子61、62はx軸方向には抵抗
とならないので、励振を妨げるものでなく、励振のz軸
方向の漏れ振動のみを抑制することができる。図14
は、励振軸と検出軸とが基板面上に存在する第5実施例
の角速度検出器において、振動抑制手段としての制振子
61、62を設けたものである。
【0046】〔第7実施例〕次に、第7実施例について
説明する。図15に示す角速度検出器800は、可動枠
体12の下部に可動枠体12と略同一形状に振動抑制手
段としての制振子63を有している。この制振子63は
可動枠体12の下部の間隙64を狭くするものである。
この間隙64が狭いと、気体の粘性効果により基板1の
垂直方向には振動が抑制される。一方、マス部10と基
板面1aとの間隙65は広いので、マス部10はz軸方
向の振動が抑制されることがない。図16は、励振軸と
検出軸とが基板面上に存在する第5実施例の角速度検出
器において、振動抑制手段としての制振子63を設けた
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な第1実施例に係る角速度検出
器の構成を示した平面図。
【図2】第1実施例に係る角速度検出器の構成を示した
断面図。
【図3】同第1実施例に係る角速度検出器の構成を示し
た断面図。
【図4】第1実施例に係る角速度検出器の製造工程を示
した断面図。
【図5】第1実施例に係る角速度検出器の変位の様子を
示した説明図。
【図6】励振ビームの捩じり角を制御する方法を示した
説明図。
【図7】第2実施例に係る角速度検出器の構成を示した
平面図。
【図8】第3実施例に係る角速度検出器の構成を示した
平面図。
【図9】第3実施例に係る角速度検出器の構成を示した
断面図。
【図10】第4実施例に係る角速度検出器の構成を示し
た平面図。
【図11】第4実施例に係る角速度検出器の構成を示し
た断面図。
【図12】第5実施例に係る角速度検出器の構成を示し
た平面図。
【図13】第6実施例に係る角速度検出器の構成を示し
た平面図。
【図14】第6実施例に係る角速度検出器の構成を示し
た平面図。
【図15】第7実施例に係る角速度検出器の構成を示し
た平面図。
【図16】第7実施例に係る角速度検出器の構成を示し
た平面図。
【図17】従来の角速度検出器の構成を示した平面図。
【図18】従来の角速度検出器の構成を示した断面図。
【図19】従来の角速度検出器の問題点を示した説明
図。
【図20】励振ビームの捩じり角による励振漏れ振動が
発生する理由を示した説明図。
【図21】励振ビームの捩じり角による励振漏れ振動が
発生する理由を示した説明図。
【符号の説明】
1…基板 10…マス部 11…枠部 12…可動枠 21、22、23、24…励振ビーム 31、32、33、34、35、36、37、38…可
動電極(捩じり角制御電極) 311、312、321、322、331、332、3
41、342…固定電極(捩じり角制御電極) 41、43…可動櫛歯電極(励振電極) 42、44…固定櫛歯電極(励振電極) 410、420、430、440…吸振器 45、46、451、452、461、462…共振周
波数調整電極 61、62、63…制振子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤塚 徳夫 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 野々村 裕 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板面上にx軸とx軸に垂直なy軸をと
    り、基板面に垂直にz軸をとるとき、慣性質量を有する
    マス部を基板に対して振動可能に支持しy軸に平行に配
    設された励振ビームを有し、そのマス部をx軸方向に励
    振させ、y軸又はz軸の回りの角速度を、それぞれ、z
    軸方向又はy軸方向に発生するコリオリ力に関連する物
    理量を検出することで、前記角速度を検出する振動式角
    速度検出器において、 前記励振ビームのy軸方向の中心軸の回りの捩れ角を制
    御する捩れ角制御手段を設けたことを特徴とする振動式
    角速度検出器。
  2. 【請求項2】 基板面上にx軸とx軸に垂直なy軸をと
    り、基板面に垂直にz軸をとるとき、慣性質量を有する
    マス部をx軸方向に延設された検出ビームでy軸及びz
    軸方向に振動可能に支持する可動枠体と、この可動枠体
    をx軸及びz軸方向に振動可能に支持し、y軸に平行に
    配設された励振ビームとを有し、前記可動枠体をx軸方
    向に励振させ、y軸又はz軸の回りの角速度を、それぞ
    れ、z軸方向又はy軸方向に発生するコリオリ力に関連
    する物理量を検出することで、前記角速度を検出する振
    動式角速度検出器において、 前記可動枠体のz軸方向の振動を抑制する振動抑制手段
    を設けたことを特徴とする振動式角速度検出器。
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