JP2010107326A - 角速度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】
周囲温度が変化しても、又は外乱振動が加わっても優れた精度で故障を検出する。
【解決手段】
基板上に弾性的に変位可能に支持された振動子と前記基板表面に水平な駆動軸方向に前記振動子を振動させる駆動手段と前記基板表面に水平かつ駆動軸方向と垂直な検出軸方向の前記振動子の変位を検出する検出軸方向変位検出手段と前記振動子の検出軸方向の変位に基づいて角速度を検出する角速度検出手段と駆動軸方向への前記振動子の振動が検出軸方向に漏れ込む事が原因で生じる前記振動子の自己振動を検出する自己振動検出手段と、前記振動子の自己振動をゼロにする自己振動帰還回路と、前記自己振動検出手段の出力を利用して異常を判定する異常判定手段とを有する角速度センサとで構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動式の角速度センサに係り、特に角速度センサの異常を常時診断する常時自己診断機能を備えた振動式の角速度センサに関する。
振動型角速度センサとは、角速度センサ内部の振動子を共振駆動(以下、駆動振動と呼称)させ、振動子の駆動軸方向に直交する回転軸方向に角速度が印加されると、回転軸方向と駆動軸方向に直交する検出軸方向にコリオリ力が加わることにより振動(以下、コリオリ振動と呼称)が発生することを利用したものであり、この発生したコリオリ振動の振幅を電気的に処理することで印加された角速度を取得するものである。
このため振動子には、振動子を駆動振動させるための駆動電極、またコリオリ振動を検出するための検出電極が振動子に設置される。検出電極には静電容量の変化により振幅を検出する静電容量式、または圧電効果を用いて振幅を検出する圧電式などの検出方式がある。
しかし実際には、角速度が印加されない状態でも微小振動が検出軸方向に発生していることが知られている。これは振動子の駆動軸方向に印加された駆動振動が振動子やその支持部を含んだセンサ素子構造の微小誤差等により検出軸方向に漏れ込んだ結果生じる検出軸方向の振動(以下、自己振動と呼称)であり、この自己振動は駆動振動と同一位相で発生する。またこの自己振動は角速度センサを構成するセンサ素子及び信号処理回路において構造的な異常が発生しない限り定常振幅となる。
特許文献1にはこの自己振動を用いて故障診断を行う振動型角速度センサが記載されており、この例では、振動子から出力され、角速度に応じたコリオリ振動及び自己振動を含む電気的信号から、コリオリ振動の振幅を抽出して角速度を検出する角速度センサにおいて、自己振動の振幅を監視することにより自己診断を行うものとなっている。
特開2000−171257号公報
角速度センサの周囲温度は、角速度センサの設置場所や車両状況,季節等によって大きく変化する。また走行中に発生する路面振動やエンジンノイズ等の車両が発生する機械振動などの外乱振動も車体を通して角速度センサに伝達されることとなる。角速度センサを車載用に使用しようとした場合、この様な環境の中でも優れた精度で故障を検出する故障検出の高信頼性や優れた精度で角速度を検出する角速度検出の高信頼性が要求される。
特に、故障検出の高信頼性の観点においては、特許文献1に記載の角速度センサの場合、エンジンルーム内等の高温になる場所では振動子の共振周波数が変化するため、コリオリ振動及び自己振動を含んだ検出軸方向の振動振幅が変化し、その結果自己振動の変動許容量を大きく設定する必要がある。また路面や車両から発生した外乱振動も振動子の振動振幅に影響を与えるため振動子に印加された外力が共振特性を持つ振動子を介して出力される事となり、大きな検出誤差が生じる可能性もあり、精度の良い故障検出が行えない可能性がある。これらの事に関して前記従来例は配慮が欠けていた。
本発明の目的は、周囲温度が変化しても、又は外乱振動が加わっても優れた精度で故障検出が可能な角速度センサを提供する事にある。
上記目的は、基板上に弾性的に変位可能に支持された振動子と前記基板表面に水平な駆動軸方向に前記振動子を振動させる駆動手段と前記基板表面に水平かつ駆動軸方向と垂直な検出軸方向の前記振動子の変位を検出する検出軸方向変位検出手段と前記振動子の検出軸方向の変位に基づいて角速度を検出する角速度検出手段と駆動軸方向への前記振動子の振動が検出軸方向に漏れ込む事が原因で生じる前記振動子の自己振動を検出する自己振動検出手段と、前記振動子の自己振動をゼロにする自己振動帰還回路と、前記自己振動検出手段の出力を利用して異常を判定する異常判定手段とを有する角速度センサなどにより達成される。
周囲温度が変化しても、又は外乱振動が加わっても優れた精度で故障検出が可能な角速度センサを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施例である角速度センサを図1により説明する。
尚、図1は本発明が提供する角速度センサの、第1の実施例における構成を表すものである。
本実施例の角速度センサにおいて、センサ素子200は振動子1と、振動子1を駆動振動させるため外力を印加する駆動電極2,3と、振動子1の駆動軸方向の変位を検出する駆動検出電極4,5と、振動子1の検出軸方向の変位を検出する検出電極6,7と、振動子1に働くコリオリ力を打ち消す外力を印加するサーボ電極8,9とで構成される。
また、駆動制御部201は駆動検出電極4の出力を位相反転する反転器22と,反転器22と駆動検出電極5の出力を振動子1の駆動軸方向の変位量に応じた電圧信号に変換増幅する変換増幅器10と、変換増幅器10の出力から振動子1の駆動振動の振幅及び周期を一定に保つ制御を行う駆動制御回路11と、駆動制御回路11の出力を位相反転する反転器21で構成される。
また、サーボ制御部202は検出電極6,7からの出力を振動子の検出軸方向の変位量に応じた電圧信号に変換する変換増幅器12と、変換増幅器12の出力を振動子1の駆動制御回路11の出力信号と位相が90°遅れた信号Φ1で同期検波する同期検波回路13と、同期検波回路13の出力を積分演算する積分回路14と、変換増幅器12の出力を振動子1の駆動制御回路11の出力信号と同一位相の信号Φ3で同期検波する同期検波回路16と、同期検波回路16の出力を積分演算する積分回路17とで構成される検出部と、積分回路14の出力に振動子1の駆動制御回路11の出力信号と同一位相の信号Φ2を乗算して変調を行う変調回路15と、積分回路17の出力に振動子1の駆動制御回路11の出力信号と位相が90°遅れた信号Φ4を乗算して変調を行う変調回路18と、変調回路15,18の出力を加算する加算器23と、加算器23の出力を位相反転する反転器24と、加算器23の出力と反転器24の出力に一定のバイアス電圧Vbを加算してサーボ電極8,9に印加する加算器25,26とで構成される帰還部とで構成される。
また、本角速度センサは積分回路17の出力と所定の値との比較を行う比較回路19と、同期検波回路13,16及び変調回路15,18において用いる信号Φ1,Φ2,Φ3,Φ4の駆動制御回路11の出力信号に対する位相を調整する位相遅延回路20によっても構成される。
尚、積分回路14の出力は出力端子100に出力され、積分回路17の出力は出力端子101に出力され、比較回路19の出力は出力端子102に出力され、加算器26の出力は出力端子103に出力され、加算器25の出力は出力端子104に出力される。
次に本実施例における角速度センサの動作について説明する。
本実施例の角速度センサにおいては、駆動電極2,3から外力を加えて振動子1を駆動軸方向に駆動振動させ、この振動子1が駆動振動に変位する事により駆動検出電極4,5に発生する微小電圧変化を、前置増幅器や差動増幅器等で構成される変換増幅器10を用いて振動子1の駆動軸方向の変位量に応じた変位信号に変換し、この変換後の信号に基づいて振動子1の駆動振幅を一定に保ち且つ駆動周波数を振動子1の共振周波数で駆動振動するフィードバック制御を、乗算器や積分回路,リミッタ回路等で構成される駆動制御回路11により行い、駆動制御回路11により生成された駆動信号を駆動電極2,3に対して互いに逆位相で印加する事により振動子1を駆動振動している。
また、コリオリ振動により振動子1が変位する事により検出電極6,7に発生する微小電圧変化を前置増幅器や差動増幅器等により構成される変換増幅器12を用いて振動子1の検出軸方向の変位量に応じた変位信号に変換し、コリオリ振動及び自己振動による振動子1の変位をゼロにする様なサーボ電圧をサーボ電極8,9に互いに逆位相で印加するサーボ制御をサーボ制御部202により行う。このサーボ電圧の一部を角速度の検出信号とみなして取り出す事により角速度を得る。
また、サーボ制御部202において、検出部では、変換増幅器12により出力される振動子1の変位信号に対し、Φ1により同期検波回路13を用いて同期検波を行い、コリオリ振動による振動子1の変位(以下、コリオリ成分と呼称)を検出する。次に積分回路14において同期検波回路13で得られた信号を積分演算する。同様に、変換増幅器12により出力される振動子1の変位信号に対し、Φ3により同期検波回路16を用いて同期検波を行い、自己振動による振動子1の変位(以下、自己振動成分と呼称)を検出する。次に積分回路17において同期検波回路16で得られた信号を積分演算する。
次に帰還部では、次に前記積分回路14,17により取得された信号を振動子1に帰還させるため、コリオリ成分に関してはΦ2により変調回路15を用いて変調し、振動子1の検出軸方向のコリオリ振動による変位に対する帰還信号(以下、コリオリ帰還信号と呼称)を生成する。また自己振動成分に関してはΦ4により変調回路18を用いて変調し、振動子1の検出軸方向の自己振動による変位に対する帰還信号(以下、自己振動帰還信号と呼称)を生成する。次に加算器23を用いて前記2つの帰還信号を合成し、合成した帰還信号と反転器24を用いて位相反転させた帰還信号に対して加算器25,26を用いてバイアス電圧Vbを加算し、振動子1のサーボ電極8,9に印加する。
サーボ制御部202においては以上に記載した検出部と帰還部の動作により振動子1の検出軸方向の変位を打ち消すサーボ制御を行っている。
このサーボ制御を行っている状態において、積分回路14の出力を出力端子100に出力する事でコリオリ成分に応じた出力電圧を取得し、また積分回路17の出力を出力端子101に出力する事で自己振動成分に応じた出力電圧を取得する。
また、出力端子101に出力される出力電圧は自己振動成分に応じたものであり、角速度センサに断線やショート,振動子の破損,固着等の異常が生じた際には自己振動成分が変化するため、この自己振動成分を監視する事により、角速度センサの故障を検出する事が可能となる。具体的には、比較回路19に予め自己振動成分の境界値を設定しておき、出力端子101に出力される出力電圧に応じた自己振動成分と境界値とを比較する事により、境界値を逸脱していた際は故障と判定し故障検出信号を出力端子102に出力するものである。
また、実際の角速度センサの動作では、信号処理回路に含まれる各種フィルタ回路により信号の位相遅延が生じる事により、振動子1のコリオリ振動及び自己振動の位相と変換増幅器12の出力に含まれるコリオリ成分及び自己振動成分の位相は一致しておらず、同様に振動子1のコリオリ振動及び自己振動の位相とコリオリ帰還信号及び自己振動帰還信号の位相は一致していない。従って駆動制御回路11の出力信号に対し90°位相が遅れたΦ1を用いて同期検波を行っても同期検波回路13の出力には正確なコリオリ成分は出力されない。同様にΦ2,Φ3,Φ4各々についても同期検波回路16及び変調回路15,18の出力には正確な出力値が出力されない事となる。
そのため位相遅延回路20を設け、駆動信号の位相に対する各検波信号Φ1,Φ2,Φ3,Φ4の位相を個別に遅延する処理を行っている。具体的には、変換増幅回路12からの出力に含まれるコリオリ振動の位相とΦ1の位相が一致する様に、駆動信号に対するΦ1の位相を遅延し、振動子1のコリオリ振動とΦ2の位相が一致する様に、駆動振動に対するΦ2の位相を遅延し、変換増幅回路12からの出力に含まれる自己振動の位相とΦ3の位相が一致する様に、駆動信号に対するΦ3の位相を遅延し、振動子1の自己振動とΦ4の位相が一致する様に、駆動振動に対するΦ4の位相を遅延するものである。この様な位相遅延回路は、アナログ処理の場合は例えばCRフィルタ等により実現でき、デジタル処理の場合は例えば16段構成のシフトレジスタの内、任意に選択した1つを出力する事により実現できる。
次に本実施例において得られる利点について説明する。
まず第1の利点は、サーボ制御部202が帰還部の動作により振動子1の検出軸方向の変位を打ち消すサーボ制御を行っている事により、振動子の検出軸方向への変位はゼロとなるため、温度変化等による振動子1の共振特性変化の影響を受けずに精度の高いコリオリ成分及び自己振動成分の検出が実現される事である。
駆動振動は駆動制御回路11により駆動周波数が一定に制御されるため、特許文献1に記載の従来例において角速度センサの周囲温度が変化する事により振動子1の共振周波数が変化する場合、振動子1の検出軸方向の変位量が変化してしまい精度の高いコリオリ成分及び自己振動成分の検出が出来ない。
次に第2の利点は、サーボ制御部202が帰還部の動作により振動子1の検出軸方向の変位を打ち消すサーボ制御を行っている事により、外乱が振動子1に入力した際の影響を抑えて精度の高いコリオリ成分及び自己振動成分の検出が実現される事である。
特許文献1に記載の従来例の場合では、角速度センサに路面の凹凸や車体が発する機械振動等の外乱が入力すると振動子1の検出軸方向の振動振幅に影響を与え、入力された外力が検出誤差として出力されるため精度の高いコリオリ成分及び自己振動成分の検出が出来ない。
次に第3の利点は、検出部において変換増幅回路12により出力された振動子1の変位信号に対して同期検波回路13,16を用いてコリオリ成分と自己振動成分を分離して抽出している事により精度の高いコリオリ成分と自己振動成分の検出が実現される事である。
次に第4の利点は、機関部において積分回路14,17により出力された振動子1のコリオリ成分及び自己振動成分に対し変調回路15,18を用いて振動子1のコリオリ振動と自己振動に同期した帰還信号を生成する事により、振動子1の検出軸方向の変位を高い精度で打ち消すサーボ制御を実現し、コリオリ成分と自己振動成分の高い精度の検出を実現する事である。
次に第5の利点は、位相遅延回路20を設け、駆動信号の位相に対する各検波信号Φ1,Φ2,Φ3,Φ4の位相を個別に遅延する処理を行う事により、コリオリ成分及び自己振動成分の精度の高い検出が実現できる事である。
特許文献1に記載の従来例の場合では、信号処理回路に含まれる各種フィルタ回路等により信号の位相遅延が生じ、振動子1のコリオリ振動及び自己振動の位相と変換増幅器12の出力に含まれるコリオリ成分及び自己振動成分の位相は一致していないため、同期検波回路13,16の出力には正確なコリオリ成分及び自己振動成分が出力されない。
本発明の第1の実施例である角速度センサの変形例としては、比較回路19を除き、帰還信号に対し、Φ1により同期検波を行う同期検波回路と、同期検波回路の出力を積分演算する積分回路と、積分回路の出力と所定の値との比較を行う比較回路を設けた構成でも良い。また、位相遅延回路20の変形例として、Φ1,Φ2,Φ3,Φ4それぞれについて位相遅延回路を設ける事ももちろん可能である。また、センサ素子200を構成する電極は静電容量式・圧電式共に対応可能である。また、駆動制御部201及びサーボ制御部202及び比較回路19及び位相遅延回路20と等価な機能を有するデジタル信号処理装置を用いる事により角速度センサを構成する事も可能である。
次に、本発明の第2の実施例である角速度センサを図2により説明する。
尚、図2は本発明が提供する角速度センサの、第2の実施例における構成を表すものである。
本実施例は、図1に記載した第1の実施例におけるサーボ制御部202の代わりにサーボ制御部203を設けた構成であり、サーボ制御部203はサーボ制御部202における変調回路15,18及び加算器23を除き、積分回路26を設けた構成であり、サーボ制御部203は変換増幅器12の出力を積分演算する積分回路27と、積分回路27の出力に対しΦ1により同期検波を行う同期検波回路13と、同期検波回路13の出力を積分演算する積分回路14と、積分回路27の出力に対しΦ3により同期検波を行う同期検波回路16と、同期検波回路16の出力を積分演算する積分回路17とで構成される検出部と、積分回路27の出力を位相反転する反転器24と、積分回路27の出力と反転器24の出力に一定のバイアス電圧Vbを加算してサーボ電極8,9に印加する加算器25,26とで構成される帰還部とで構成される。尚、本実施例においては実施例1に対して同期検波回路の数を2つに減少させる事ができ、位相遅延回路20の出力においてΦ1,Φ3の2つの検波信号の調整を行うだけで良い。
次に本実施例におけるサーボ制御部203の動作について説明する。
本実施例のサーボ制御部203において、帰還部では変換増幅器12により出力された振動子1の変位信号を積分回路27により積分演算して振動子1に帰還させる帰還信号を生成し、この帰還信号と反転器24によって位相反転した帰還信号に対して加算器25,26を用いてバイアス電圧Vbを加算し、振動子1のサーボ電極8,9に印加する。
次に、検出部では積分回路27により出力される帰還信号に対しΦ1により同期検波回路13を用いて同期検波を行い、コリオリ成分を検出する。次に積分回路14において同期検波回路13で得られた信号を積分演算する。同様に、変換増幅器27により出力される帰還信号に対し、Φ3により同期検波回路16を用いて同期検波を行い、自己振動成分を検出する。次に積分回路17において同期検波回路16で得られた信号を積分演算する。
サーボ制御部203においては以上に記載した検出部と帰還部の動作により振動子1の検出軸方向の変位を打ち消すサーボ制御を行っている。
このサーボ制御を行っている状態において、積分回路14の出力を出力端子100に出力する事でコリオリ成分に応じた出力電圧を取得し、また積分回路17の出力を出力端子101に出力する事で自己振動成分に応じた出力電圧を取得する。
本実施例においても第1の実施例における第1,2,3,5の利点と同様の利点があるが、サーボ制御部203における帰還部においてコリオリ成分及び自己振動成分を分離せずに帰還信号を生成している事により、帰還部の回路構成をより単純化することが出来る。
次に、本発明の第3の実施例である角速度センサを図3により説明する。
尚、図3は本発明が提供する角速度センサの、第3の実施例における構成を表すものである。
本実施例は、図1に記載した第1の実施例に示される角速度センサを複数個並列(以下、角速度センサ1,2,・・・Nと呼称)に配置し、各角速度センサ1〜Nの比較回路19を除き、比較回路28と演算回路29を設ける事で構成される。
本実施例の角速度センサにおいては、各角速度センサ1〜Nの出力端子100に出力したコリオリ成分に応じた出力電圧を演算回路29に入力し、各角速度センサ1〜Nの出力端子101に出力した自己振動成分に応じた出力電圧を比較回路28に入力する。次に比較回路28に入力した各角速度センサ1〜Nの自己振動成分に応じた出力電圧と予め比較回路28に設定した境界値を比較回路28により比較する事により、各角速度センサ1〜Nの故障を判定し、故障判定信号を演算回路29に出力する。次に演算回路29により比較回路28により出力された故障判定信号に基づいて故障とみなされていない角速度センサ1〜Nのコリオリ成分に応じた出力電圧に対し平均化演算を行い出力端子105−1に出力する。また、比較回路28の出力によって故障とみなされた角速度センサの個数を認識し、故障と認識された角速度センサの個数が所定の数を超えた場合に警告信号を出力端子105−2に出力する。
本実施例においても第1の実施例と同様の利点があるが、演算回路29により比較回路28により出力された故障判定信号に基づいて故障とみなされていない角速度センサ1〜Nのコリオリ成分に応じた出力電圧を平均化演算する事でより安定した角速度情報を取得する事が出来る。また、本実施例における角速度センサを複数の第1の実施例に記載した角速度センサにより構成する事により、いずれか1つの角速度センサに異常が発生しても、他の角速度センサにより正常な角速度情報を継続的に取得する事が可能となる。また、演算回路29を用いて比較回路28の出力によって故障とみなされた角速度センサの個数を認識し、故障と認識された角速度センサの個数が所定の数を超えた場合に警告信号を出力する事で、本実施例における角速度センサの動作状態を監視する事が可能となる。
次に、本発明の第4の実施例である角速度センサを図4により説明する。
尚、図4は本発明が提供する角速度センサの、第4の実施例における構成を表すものである。
本実施例は、図3に記載した第3の実施例におけるサーボ制御部202の代わりにサーボ制御部203を設ける事で構成される。
本実施例におけるサーボ制御部203の動作については第2の実施例の中で記述した為省略する。また、本実施例における角速度センサの動作については第3の実施例の中で記述した為省略する。
尚、本実施例においても第2の実施例と同様の利点があるが、演算回路29により比較回路28により出力された故障判定信号に基づいて故障とみなされていない角速度センサ1〜Nのコリオリ成分に応じた出力電圧を平均化演算する事でより安定した角速度情報を取得する事が出来る。また、本実施例における角速度センサを複数の第1の実施例に記載した角速度センサにより構成する事により、いずれか1つの角速度センサに異常が発生しても、他の角速度センサにより正常な角速度情報を継続的に取得する事が可能となる。また、演算回路29を用いて比較回路28の出力によって故障とみなされた角速度センサの個数を認識し、故障と認識された角速度センサの個数が所定の数を超えた場合に警告信号を出力する事で、本実施例における角速度センサの動作状態を監視する事が可能となる。
次に、本発明の第5の実施例である角速度センサを図5により説明する。
尚、図5は本発明が提供する角速度センサの、第5の実施例における構成を表すものである。
本実施例は、図1に記載した第1の実施例における角速度センサから比較回路19を除いた角速度センサにおいて、互いに特性の揃った角速度センサを1対並列に配置し、1対の振動子1が互いに差動振動を行う様に電極2〜9を配置し、振動子間の差動振動の変位位相を補償するために1対の振動子1を弾性的に連結する弾性連結部30を設け、演算回路31と比較回路32を設ける事で構成される。
本実施例の角速度センサにおいては、1対の角速度センサの出力端子101に出力した自己振動成分に応じた出力電圧を演算回路31に入力する。次に演算回路31は入力された1対の信号を減算し比較回路32に出力する。次に比較回路32は予め設定された境界値と入力した減算後の信号を比較する事により角速度センサの故障を判定し、故障判定信号を出力端子106に出力する。
ここで、各角速度センサにおいて検出する自己振動成分は弾性連結部30により運動量保存の法則が保たれるため理想的には同じ出力電圧値として出力端子101に出力される。従って演算回路31の出力には出力端子101に出力される電圧の2倍の電圧値が出力される事となるため、比較回路32に設定する境界値に出力端子101に出力される電圧値の2倍の電圧値を中心とした一定範囲の値を設ける事としている。ただし、振動子1の自己振動による変位量に応じて振動子1の検出軸方向に外力を与える支持部等がある場合は運動量保存の法則は成立しないため、比較回路32に設定する境界値の中心に出力端子101に出力される電圧値の2倍の電圧値を設定する事はできない。
また、本実施例おいて演算回路31は減算処理を行うものとして記載したが、加算処理を行う事としても良い。1対の振動子1間の運動量保存則が成立し、互いに同一の自己振動振幅により差動振動する場合には、加算後の出力は理想的にはゼロとなる。この出力を監視する事によっても角速度センサの故障を検出する事が可能となる。
尚、本実施例においても第1の実施例と同様の利点があるが、1対の角速度センサにより検出した自己振動成分を加算乃至は減算し、その出力を比較回路32により故障を判定する事により、第1の実施例における角速度センサよりも優れた精度での故障の検出が可能となる。
次に、本発明の第6の実施例である角速度センサを図6により説明する。
尚、図6は本発明が提供する角速度センサの、第6の実施例における構成を表すものである。
本実施例は、図5に記載した第5の実施例におけるサーボ制御部202の代わりにサーボ制御部203を設ける事で構成される。
本実施例におけるサーボ制御部203の動作については第2の実施例の中で記述した為省略する。また、本実施例における角速度センサの動作については第5の実施例の中で記述した為省略する。
尚、本実施例においても第2の実施例と同様の利点があるが、1対の角速度センサにより検出した自己振動成分を加算乃至は減算し、その出力を比較回路32により故障を判定する事により、第2の実施例における角速度センサよりも優れた精度での故障の検出が可能となる。
次に、本発明の第7の実施例である角速度センサを図7により説明する。
尚、図7は本発明が提供する角速度センサの、第7の実施例における構成を表すものである。
本実施例は、図1に記載した第1の実施例における角速度センサに擬似自己振動出力手段33と積分回路17の出力に擬似自己振動出力手段33の出力を加算する加算器34を設ける事により構成される。擬似自己振動出力手段33は、例えば固定値を定常的に出力する方法等により構成できる。
本実施例の角速度センサにおいては、積分回路17の出力に対して擬似自己振動出力手段33の出力を加算器34により加算した信号に対しΦ4により変調回路18を用いて変調する事により、自己振動帰還信号に加えて振動子1を検出軸方向に自己振動と同位相で振動する擬似的な自己振動を起こす外力(以下、擬似自己振動力と呼称)を生成し、加算器23により変調回路15により出力されるコリオリ帰還信号と、自己振動帰還信号及び擬似自己振動力を加算した帰還信号を生成しする。次に帰還信号と反転器24により位相反転した帰還信号に対し加算器25,26を用いてバイアス電圧Vbを加算してサーボ電極8,9に印加する。その結果、サーボ電極8,9に印加した電圧により振動子1が検出軸方向に力を受け擬似自己振動が生じる。次に振動子1の検出軸方向の変位を検出電極6,7及び変換増幅器12により変位信号に変換し、この変位信号に対しΦ3により同期検波回路16を用いて同期検波する事により自己振動及び擬似自己振動による振動子1の変位を検出する。次に積分回路17において同期検波回路16で得られた信号を積分演算する。そして積分回路17の出力に擬似自己振動出力手段33の出力を加算器34により加算して再び変調回路18に入力する。
本実施例における角速度センサは以上に記載した動作により振動子1の検出軸方向の自己振動と擬似自己振動による変位を打ち消すサーボ制御を行っている。
このサーボ制御を行っている状態において、積分回路17の出力を出力端子101に出力する事により自己振動成分及び擬似自己振動成分を加算した変位に応じた出力電圧を取得する。
また、出力端子101に出力される出力電圧は自己振動成分及び擬似自己振動成分を加算した変位に応じたものであり、角速度センサに断線やショート,振動子の破損,固着等の異常が生じた際には振動子1に与えた自己振動帰還信号と擬似自己振動力の合力に対する振動子1の変位信号が変化するため、この積分回路17の出力を監視する事により、角速度センサの故障を検出する事が可能となる。具体的には、比較回路19に予め自己振動成分の境界値を設定しておき、出力端子101に出力される出力電圧に応じた自己振動成分と境界値とを比較する事により、境界値を逸脱していた際は故障と判定し故障検出信号を出力端子102に出力するものである。
また、本実施例における角速度センサにおいて、擬似自己振動出力手段33の出力を周期的に変化させている状態において積分回路17の出力を監視する事により、振動子1の検出軸方向の変位が擬似自己振動出力手段33の出力の変化に応じた変位をしているかどうかを検知する事ができ、角速度センサの故障を検出する事が可能となる。
尚、本実施例においても第1の実施例と同様の利点があるが、本実施例に記載した方法で発生させた擬似自己振動をサーボ制御により打ち消しながら故障診断を行うことで、振動子1に大きな振動を生じる事はないため振動子1に負担を与えないアクティブ診断方法を可能とする。
次に、本発明の第8の実施例である角速度センサを図8により説明する。
尚、図8は本発明が提供する角速度センサの、第8の実施例における構成を表すものである。
本実施例は、図2に記載した第2の実施例における角速度センサに擬似自己振動出力手段35とΦ1により変調を行う変調回路36と積分回路27の出力に変調回路36を加算する加算器37を設ける事により構成される。擬似自己振動出力手段35は、例えば固定値を定常的に出力する方法等により構成できる。
本実施例の角速度センサにおいては、擬似自己振動出力手段35の出力に対しΦ1により変調回路36を用いて変調する事により擬似自己振動力を生成し、積分回路27から出力された信号に対して加算器37により議事自己振動力を加算した帰還信号を生成する。次に帰還信号と反転器24により位相反転した帰還信号に対し加算器25,26を用いてバイアス電圧Vbを加算してサーボ電極8,9に印加する。その結果、サーボ電極8,9に印加した電圧により振動子1が検出軸方向に力を受け擬似自己振動が生じる。次に振動子1の検出軸方向の変位を検出電極6,7及び変換増幅器12により変位信号に変換し、この変位信号を積分回路27により積分演算した後に加算器37により変調回路36の出力を加算する事で帰還信号を生成する。
本実施例における角速度センサは以上に記載した動作により振動子1の検出軸方向の変位を打ち消すサーボ制御を行っている。
次に、積分回路27により出力される変位信号に対しΦ3により同期検波回路16を用いて同期検波する事により自己振動及び擬似自己振動による振動子1の変位を検出し、積分回路17において同期検波回路16の出力を積分演算する。そして積分回路17の出力を出力端子101に出力する事自己振動成分及び擬似自己振動成分を加算した変位に応じた出力電圧を取得する。
また、出力端子101に出力される出力電圧は自己振動成分及び擬似自己振動成分を加算した変位に応じたものであり、角速度センサに断線やショート,振動子の破損,固着等の異常が生じた際には振動子1に与えた自己振動帰還信号と擬似自己振動力の合力に対する振動子1の変位信号が変化するため、この積分回路17の出力を監視する事により、角速度センサの故障を検出する事が可能となる。具体的には、比較回路19に予め自己振動成分の境界値を設定しておき、出力端子101に出力される出力電圧に応じた自己振動成分と境界値とを比較する事により、境界値を逸脱していた際は故障と判定し故障検出信号を出力端子102に出力するものである。
また、本実施例における角速度センサにおいて、擬似自己振動出力手段35の出力を周期的に変化させている状態において積分回路17の出力を監視する事により、振動子1の検出軸方向の変位が擬似自己振動出力手段35の出力の変化に応じた変位をしているかどうかを検知する事ができ、角速度センサの故障を検出する事が可能となる。
尚、本実施例においても第2の実施例と同様の利点があるが、本実施例に記載した方法で発生させた擬似自己振動をサーボ制御により打ち消しながら故障診断を行うことで、振動子1に大きな振動を生じる事はないため振動子1に負担を与えないアクティブ診断方法を可能とする。
次に、本発明の第9の実施例である角速度センサを図9により説明する。
尚、図9は本発明が提供する角速度センサの、第9の実施例における検出軸方向重心移動手段の構成を表すものである。
本実施例における角速度センサの検出軸方向重心移動手段は、振動子38と固定された基板39と振動子38と基板39を弾性的に連結する支持部40,41,42,43と振動子38に静電気力をあたえる電極44,45と電極44,45を固定する固定部46,47とで構成されるセンサ素子204と、電極44,45にそれぞれ直流電圧を印加する電圧印加部48,49とで構成される。
本実施例における角速度センサの検出軸方向重心移動手段は、電圧印加部46,47により電極39,40に印加された電圧により静電気力を発生し、振動子38は静電気力に応じて変位する事により検出軸方向に振動子38の重心を移動する事で実現できる。この時振動子38は基板39と支持部40,41,42,43により変位に応じた外力を受けるため、電極44,45により振動子38に対して連続的に静電気力を印加する必要がある。
ここで、自己振動は支持部40,41,42,43等の振動子を基板に支持する支持部及び駆動電極2,3が振動子に与える外力の合力中心の位置と振動子38の重心位置が検出軸上においてずれているために生じ、このずれの大きさに比例して振動振幅が発生する振動である。このため、本実施例により記載した検出軸方向重心移動手段を用いて振動子38の重心位置を検出軸方向に移動する事で、振動子38の自己振動による変位量を制御する事が可能となる。この効果により、センサ素子の製造誤差による固体毎の自己振動成分のバラつきを補正することが出来る。また、製造誤差がなく自己振動が発生しないセンサ素子に対しても、検出軸方向重心移動手段により振動子の重心位置を移動する事により第1〜8の実施例において記載した故障検出方法を用いた角速度センサの故障検出を行う事が可能となる。
また、本実施例において検出軸方向重心移動手段の実現手段として振動子38の検出軸方向に外力を印加する電極44,45を設けたが、センサ素子200における検出電極6,7に電圧印加部48,49の出力電圧を印加する事でも実現可能である。
次に、本発明の第10の実施例である角速度センサを図10により説明する。
尚、図10は本発明が提供する角速度センサの、第10の実施例における検出軸方向重心移動手段の構成を表すものである。
本実施例における角速度センサの検出軸方向重心移動手段は、振動子50と固定された基板64と振動子50と基板64を連結する支持部63と振動子50を構成する駆動脚51,52と検出脚53,54と駆動脚51,52を駆動振動する駆動電極55a,55b,56a,56b,57a,57b,58a,58bと振動子50と線膨張係数の異なる素材で構成され且つ切り込みを形成した平板59,60,61,62とで構成される駆動部と、定電圧発生装置63により構成される。ここで平板59,60,61,62は、例えば駆動脚51,52を構成するシリコン(線膨張係数2.6×10-6/K)に対しアルミニウム(23×10-6/K)や銅(線膨張係数17×10-6/K)等で構成する事ができる。また駆動電極は駆動制御回路11の出力を印加する電極55a,55b,57a,57bと電極55a,55b,57a,57bに印加された信号に応じた駆動力を駆動脚51,52に伝達する電極56a,56b,58a,58bにより構成される。
本実施例における角速度センサの検出軸方向重心移動手段は、定電圧発生装置63により平板に電圧を印加する事でジュール熱を駆動部に与え、ジュール熱による平板と駆動脚の線膨張の差分により駆動部に一定の反りを生じさせ、駆動脚51,52の検出軸方向に重心を移動する事により実現できる。
ここで、自己振動は駆動電極56a,56b,58a,58bが駆動脚に与える駆動力の合力中心の位置と駆動脚51,52の重心位置が検出軸上においてずれているために生じ、このずれの大きさに比例して振動振幅が発生する振動である。このため、本実施例により記載した検出軸方向重心移動手段を用いて駆動脚51,52の重心位置を検出軸方向に移動する事で、駆動脚51,52の自己振動による変位量を制御する事が可能となる。この効果により、センサ素子の製造誤差による固体毎の自己振動成分のバラつきを補正することが出来る。また、製造誤差がなく自己振動が発生しないセンサ素子に対しても、検出軸方向重心移動手段により振動子の重心位置を移動する事により第1〜8の実施例において記載した故障検出方法を用いた角速度センサの故障検出を行う事が可能となる。
第1の実施例における角速度センサの構成。 第2の実施例における角速度センサの構成。 第3の実施例における角速度センサの構成。 第4の実施例における角速度センサの構成。 第5の実施例における角速度センサの構成。 第6の実施例における角速度センサの構成。 第7の実施例における角速度センサの構成。 第8の実施例における角速度センサの構成。 第9の実施例における角速度センサの検出軸方向重心移動手段の概略構造。 第10の実施例における角速度センサの検出軸方向重心移動手段の概略構造。
符号の説明
1,38,50 振動子
10,12 変換増幅器
11 駆動制御回路
13,16 同期検波回路
14,17 積分回路
15,18,36 変調回路
19,28,32 比較回路
20 位相遅延回路

Claims (22)

  1. 基板上に弾性的に変位可能に支持された振動子と、
    前記基板表面に水平な駆動軸方向に前記振動子を振動させる駆動手段と、
    前記基板表面に水平かつ駆動軸方向と垂直な検出軸方向の前記振動子の変位を検出する検出軸方向変位検出手段と、
    前記振動子の検出軸方向の変位に基づいて角速度を検出する角速度検出手段と、
    を備えた角速度センサにおいて、
    前記駆動軸方向への前記振動子の振動が検出軸方向に漏れ込むことが原因で生じる前記振動子の自己振動を検出する自己振動検出手段と、
    前記振動子の自己振動をゼロにする自己振動帰還回路と、
    前記自己振動検出手段の出力を利用して異常を判定する異常判定手段と
    を有することを特徴とする角速度センサ。
  2. 請求項1において、
    前記自己振動検出手段が、前記検出軸方向変位検出手段の出力を前記振動子の駆動軸方向の振動に応じた信号で同期検波する第1同期検波回路と、前記第1同期検波回路の出力を積分する第1積分回路とで構成されることを特徴とする角速度センサ。
  3. 請求項1において、
    前記自己振動帰還回路が、前記振動子の自己振動をゼロにする外力を前記振動子に印加するために前記第1積分回路の出力を変調する第1変調回路で構成されることを特徴とする角速度センサ。
  4. 請求項1において、
    前記振動子に対し所定の角速度を与えた際の前記第1積分回路の出力と、
    前記振動子に対し所定の角速度を与え無かった際の前記第1積分回路の出力と
    を等しくする位相調整手段を有することを特徴とする角速度センサ。
  5. 請求項1において、
    前記振動子に角速度を印加することにより前記振動子に働くコリオリ力により生じる前記振動子の検出軸方向のコリオリ振動をゼロにする第2帰還回路を有することを特徴とした角速度センサ。
  6. 請求項1において、
    前記角速度検出手段が、前記検出軸方向変位検出手段の出力を前記振動子の駆動軸方向の振動と位相が90°ずれた信号で同期検波する第2同期検波回路と、前記第1同期検波回路の出力を積分する第2積分回路とで構成されることを特徴とする角速度センサ。
  7. 請求項5において、
    前記第2帰還回路が、前記振動子のコリオリ振動をゼロにする外力を前記振動子に印加するために前記第2積分回路の出力を変調する第2変調回路で構成されることを特徴とする角速度センサ。
  8. 請求項6において、
    前記振動子に対し所定の角速度を与えた際の前記第2積分回路の出力と、
    前記振動子に対し所定の角速度を与え無かった際の前記第2積分回路の出力と
    の出力差を最大とする位相調整手段を備えたことを特徴とする角速度センサ。
  9. 請求項1において、
    前記異常判定手段が前記第1積分回路の出力と所定の値を比較する比較回路により構成されることを特徴とした角速度センサ。
  10. 請求項1において、
    前記自己振動帰還回路が、前記検出軸方向変位検出手段の出力を積分する第3積分回路
    で構成されることを特徴とする角速度センサ。
  11. 請求項10において、
    前記自己振動検出手段が、前記第3積分回路の出力を前記振動子の駆動軸方向の振動に応じた信号で同期検波する第3同期検波回路と、前記第3同期検波回路の出力を積分する第4積分回路とで構成されることを特徴とする角速度センサ。
  12. 請求項10において、
    前記角速度検出手段が、前記第3積分回路の出力を前記振動子の駆動軸方向の振動と位相が90°ずれた信号で同期検波する第4同期検波回路と、
    前記第4同期検波回路の出力を積分する第5積分回路と
    を有することを特徴とする角速度センサ。
  13. 前記請求項10において、
    前記振動子に対し所定の角速度を与えた際の前記第4積分回路の出力と、
    前記振動子に対し所定の角速度を与え無かった際の前記第4積分回路の出力と
    を等しくする位相調整手段を有することを特徴とする角速度センサ。
  14. 前記請求項10において、
    前記異常判定手段が前記第4積分回路の出力と所定の値を比較する比較回路により構成されることを特徴とした角速度センサ。
  15. 請求項2において、
    互いに特性の揃った複数の前記請求項2〜9に記載の角速度センサにより構成し、
    各々の角速度センサの有する前記異常判定手段に代えて全ての角速度センサの有する第1積分回路の出力を入力として個々の角速度センサについて異常を判定する第2異常判定手段を設け、
    前記異常判定手段の出力に応じて複数の正常な角速度センサの前記角速度検出手段の出力から1つの最終的な出力を出力する演算回路
    を有することを特徴とした角速度センサ。
  16. 互いに特性の揃った複数の請求項10に記載の角速度センサにより構成し、
    各々の角速度センサの有する前記異常判定手段に代えて全ての角速度センサの有する第1積分回路の出力を入力として個々の角速度センサについて異常を判定する第2異常判定手段を設け、
    前記異常判定手段の出力に応じて複数の正常な角速度センサの前記角速度検出手段の出力から1つの最終的な出力を出力する演算回路
    を有することを特徴とした角速度センサ。
  17. 基板上に弾性的に変位可能に支持された第1及び第2振動子と、
    前記基板表面に水平な駆動軸方向に前記第1及び第2振動子を互いに差動振動させる駆動手段と、
    駆動軸方向に垂直な検出軸方向の前記第1及び第2振動子の変位を検出する検出軸方向変位検出手段と、
    を備えた角速度センサにおいて、
    駆動軸方向への前記第1及び第2振動子の振動が検出軸方向に漏れ込むことが原因で生じる前記第1及び第2振動子の自己振動を検出する、
    前記検出軸方向変位検出手段の出力を前記振動子の駆動軸方向の振動に応じた信号で同期検波する同期検波回路及び前記同期検波回路の出力を積分する積分回路、
    により構成した第1及び第2自己振動検出手段と、
    前記第1及び第2振動子の自己振動をゼロにする第1及び第2帰還回路と、
    1対の前記積分回路の出力に基づいて所定の演算を行う演算手段と、
    前記演算手段の出力に基づいて異常を判定する異常判定手段と
    を有することを特徴とする角速度センサ。
  18. 基板上に弾性的に変位可能に支持された第1及び第2振動子と、
    前記基板表面に水平な駆動軸方向に前記第1及び第2振動子を互いに差動振動させる駆動手段と、
    駆動軸方向に垂直な検出軸方向の前記第1及び第2振動子の変位を検出する検出軸方向変位検出手段と、
    前記振動子の検出軸方向の変位をゼロにする、
    前記検出軸方向変位検出手段の出力を積分する積分回路、
    により構成された帰還回路と、
    を備えた角速度センサにおいて、
    駆動軸方向への前記第1及び第2振動子の振動が検出軸方向に漏れ込むことが原因で生じる前記第1及び第2振動子の自己振動を検出する、
    前記検出軸方向変位検出手段の出力を前記振動子の駆動軸方向の振動に応じた信号で同期検波する同期検波回路及び前記同期検波回路の出力を積分する積分回路、
    により構成した第1及び第2自己振動検出手段と、
    1対の前記積分回路の出力に基づいて所定の演算を行う演算手段と、
    前記演算手段の出力に基づいて異常を判定する異常判定手段と
    を有することを特徴とする角速度センサ。
  19. 請求項18において、
    前記振動子の検出軸方向に自己振動と同位相の外力を印加する擬似自己振動印加手段
    を有することを特徴とする角速度センサ。
  20. 基板上に弾性的に変位可能に支持された振動子と、
    前記基板と前記振動子を弾性的に連結する弾性連結梁と、
    前記基板表面に水平な駆動軸方向に前記振動子を振動させる駆動手段と、
    駆動軸方向に垂直な検出軸方向の前記振動子の変位を検出する検出軸方向変位検出手段と、
    を備えた角速度センサにおいて、
    前記弾性連結梁の合力中心に対する前記振動子の質量中心の位置を検出軸方向に移動する検出軸方向重心移動手段を有することを特徴とする角速度センサ。
  21. 請求項20において、
    前記検出軸方向重心移動手段が、
    前記振動子の検出軸方向に所定の外力を印加する検出軸方向外力印加手段
    により構成されることを特徴とする角速度センサ。
  22. 請求項20において、
    前記検出軸方向重心移動手段は、前記振動子が互いに線膨張係数の異なる物質を検出軸方向に直列に重ね合わせることにより構成され、
    前記振動子の温度調整が可能な温度調整手段により構成されることを特徴とする角速度センサ。
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