JP2002139322A - 振動ジャイロの自己診断方法、及び、振動ジャイロ及びそれを用いた電子装置 - Google Patents

振動ジャイロの自己診断方法、及び、振動ジャイロ及びそれを用いた電子装置

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JP2002139322A
JP2002139322A JP2000332567A JP2000332567A JP2002139322A JP 2002139322 A JP2002139322 A JP 2002139322A JP 2000332567 A JP2000332567 A JP 2000332567A JP 2000332567 A JP2000332567 A JP 2000332567A JP 2002139322 A JP2002139322 A JP 2002139322A
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electrode
vibrator
diagnosis
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JP2000332567A
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English (en)
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Shiyougo Yoshino
彰悟 吉野
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、軽量化、低コスト化が図れる振動ジ
ャイロを提供する。 【解決手段】 振動子100には、コリオリ方向に対し
て垂直に第一の電極120が設けられ、コリオリ方向の
一方側において第一の電極120に対向する第二の電極
210と、コリオリ方向の他方側において第一の電極1
20に対向する第三の電極220の少なくとも一方に、
バイアス信号が印加されることにより、振動子100が
コリオリ方向に変位し、第二の電極210と、第三の電
極220とから、振動子100のコリオリ方向の変位を
検出し、異常の有無を自己診断することを特徴とする。 【効果】 振動子を変位させて自己診断をすることがで
きるため、振動子自体の異常を診断することができる。
簡単な回路を用いているため、小型化、軽量化、低コス
ト化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動ジャイロの自
己診断方法、及び、振動ジャイロ及びそれを用いた電子
装置、例えば、手ぶれ防止機能付きビデオカメラ、車両
制御システム、カーナビゲーションシステム、ポインテ
ィングデバイスなどに用いられる振動ジャイロの自己診
断方法、及び、振動ジャイロ及びそれを用いた電子装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるセンサには、高度な安
全性が要求される。近年、自動車の高機能化に伴い、車
両に振動ジャイロが搭載されるケースが増え、自己診断
機能が付加された振動ジャイロが要求されている。
【0003】ここで、図7乃至図9に、従来の振動ジャ
イロを示す。図7はその一部を透視した平面図であり、
図8は図7の90x−90x断面図であり、図9はその
概略回路ブロック図である。なお、振動ジャイロの自己
診断機能の基本的な考え方は、特開平9−281138
号公報に開示されている。
【0004】図7乃至図9において、振動ジャイロ90
は、振動子100と、筐体200と、振動子100を励
振させる駆動回路910と、振動子100から出力され
た角速度を含む信号から角速度を検出する信号処理回路
920と、自己診断回路901と、スイッチ902と、
減衰器903とを有する。
【0005】振動ジャイロ90の振動子100及び筐体
200は、マイクロマシニング加工により、導電性を有
するシリコンウエハをエッチング等して構成されたもの
である。振動子100はシリコンからなる本体110
と、対向する二つの主面に設けられたくし型電極13
0、140と、くし型電極130、140の設けられた
主面と直交する別の二つの主面に対して平行に設けられ
た第一の電極120とを有する。ここで、くし型電極1
30、140の設けられた主面に直交する方向を励振方
向といい、第一の電極120に直交する方向をコリオリ
方向という。第一の電極120は、コリオリ方向の一方
側に設けられた電極120aと、他方側に設けられた電
極120bとが電気的に接続されてなる。
【0006】筐体200は、ガラスからなる上蓋41
0、下蓋420と、枠体400とを有する。枠体400
は、シリコンからなる本体401と、くし型電極13
0、140に対向して設けられたくし型電極230、2
40と、第一の電極120の電極120aとコリオリ方
向の一方側において対向する第二の電極210と、第一
の電極120の電極120bと他方側において対向する
第三の電極220と、第一の電極120の電極120a
と第二の電極210との間隔、及び、第一の電極120
の電極120bと第三の電極220との間隔が等しくな
るように振動子100を保持するバネの役割を果たす梁
部250とを有する。
【0007】そして、内部に振動子100が備えられた
枠体400に、上蓋410、下蓋420が固着され、第
二の電極210、第三の電極220がスルーホール41
1、412で上蓋410の外側に引出される。
【0008】駆動回路910は、第二の電極210に接
続された第一の検出回路501と、第三の電極220に
接続された第二の検出回路502と、第一の検出回路5
01、第二の検出回路502に接続された加算回路51
1と、加算回路511に接続されたAGC回路512
と、AGC回路512とくし型電極230、240とに
接続された位相補正回路513とを有する。
【0009】信号処理回路920は、第一の検出回路5
01と、第二の検出回路502と、第一の検出回路50
1、第二の検出回路502に接続された差動回路521
と、差動回路521と位相補正回路513に接続された
検波回路522と、検波回路522に接続された平滑回
路523と、平滑回路523に接続された増幅回路52
4とを有する。なお、第一の検出回路501、第二の検
出回路502は、駆動回路910と信号処理回路920
の共通の構成要素である。
【0010】そして、自己診断回路901は増幅回路5
24に接続されている。位相補正回路513は、スイッ
チ902と減衰器903とを介して第二の電極210に
接続されている。
【0011】このような構成を有する振動ジャイロ90
は、自己診断をしないときは、スイッチ902がOFF
にされる。そして、駆動回路910からくし型電極23
0に、また、反転器Q1を介してくし型電極240に励
振信号が印加され、振動子100が励振方向に励振され
る。この振動子100の励振方向の振動は、励振信号に
対して位相が90°ずれている。振動子100が励振さ
れると、第一の電極120と、第二の電極210、第三
の電極220との重なり合う面積が変化し、第一の電極
120と第二の電極210との間の容量、及び、第一の
電極120と第三の電極220との間の容量が両方とも
励振方向の振動と同相で変化する。
【0012】ここで、振動ジャイロ90に振動子100
の励振方向とコリオリ方向の両者に直交する軸まわりに
角速度が与えられたときは、振動子100がコリオリ方
向に振動する。この振動子100のコリオリ方向の振動
は、励振方向の振動に対して位相が90°ずれている。
そして、振動子100がコリオリ方向に振動すると、第
一の電極120と第二の電極210との間、及び、第一
の電極120と第三の電極220との間の距離が変化
し、その一方の容量がコリオリ方向の振動と同相で変化
し、他方の容量がコリオリ方向の振動と逆相で変化す
る。
【0013】第一の検出回路501、第二の検出回路5
02は第二の電極210と電極120aとの間の容量、
第三の電極220と電極120bとの間の容量を電圧に
変換し、加算回路511、差動回路521に出力する。
加算回路511は入力された信号を加算してAGC回路
512に出力する。この段階でコリオリ方向の振動の成
分は相殺される。AGC回路512は入力された信号の
振幅を整えて位相補正回路513に出力する。位相補正
回路513は入力された信号の位相を約90°ずらし、
振動子100のコリオリ方向の振動と同相又は逆相の信
号である励振信号としてくし型電極230、240に出
力する。
【0014】差動回路521は入力された信号を減算し
て検波回路522に出力する。この段階で励振方向の振
動の成分は相殺される。検波回路522は、位相補正回
路513から出力されたコリオリ方向の振動と同相又は
逆相の信号で、差動回路521から入力された信号を同
期検波して平滑回路523に出力する。平滑回路523
は入力された信号を積分し、平滑して増幅回路524に
出力する。増幅回路524は、入力された信号を増幅
し、角速度に対応する信号として出力する。
【0015】ここで、図10に振動ジャイロ90の信号
の波形図を示す。図10において、第一の電極120と
第二の電極210との間隔、及び、第一の電極120と
第三の電極220との間隔が等しくなるように、梁部2
50が振動子100を保持しているため、振動子100
の励振方向の振動により、第一の検出回路501及び第
二の検出回路502から、振動子100の励振方向の振
動と等振幅の同相の信号が出力される。そして、角速度
が加わっていると、振動子100のコリオリ方向の振動
により、第一の検出回路501から励振方向の振動から
位相が90°ずれたコリオリ方向の振動と同相の信号が
重畳されて出力され、第二の検出回路502から、第一
の検出回路501から出力された信号と逆相で等振幅の
信号が重畳されて出力される。なお、図10において
は、重畳された状態ではわかり難いため、励振方向の振
動と同相の信号とコリオリ方向の振動と同相の信号とを
分離して示している。加算回路511からは、振動子1
00のコリオリ方向の振動と同相又は逆相の信号が除去
され、振動子100の励振方向の振動と同相の信号のみ
が出力される。位相補正回路513からは、励振方向の
振動と同相の信号から位相が90°ずれた信号である振
動子100のコリオリ方向の振動と同相の信号が出力さ
れる。差動回路521からは、振動子100の励振方向
の振動と同相の信号が除去され、振動子100のコリオ
リ方向の振動と同相の信号のみが出力される。
【0016】このような構成を有する振動ジャイロ90
は、角速度が与えられない状態で以下のような自己診断
をすることができる。
【0017】自己診断をするときはスイッチ902がO
Nにされ、位相補正回路513から出力されたコリオリ
方向の振動と同相の信号が減衰器903で減衰され、第
二の電極210に入力される。第二の電極210に入力
された信号は、角速度が与えられたときに出力される信
号と同相であるため、第一の検出回路501、差動回路
521、検波回路522、平滑回路523を介して、増
幅回路524から所定の値が出力される。この増幅回路
524から出力された所定の値は、自己診断信号として
自己診断回路901に入力される。自己診断回路901
は入力された信号が所定の範囲にあれば異常がない旨を
出力し、所定の範囲になければ異常がある旨を出力す
る。
【0018】このように振動ジャイロ90は、駆動回路
910及び信号処理回路920を使って処理された自己
診断信号を使用しているため、全ての回路の異常を自己
診断できる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】図7の振動ジャイロ9
0のように、駆動や信号処理のための回路に擬似的な自
己診断信号を印加するという構成の振動ジャイロの自己
診断回路はよく知られている。しかし、このような構成
の振動ジャイロでは、回路の自己診断はできるが、振動
子100の自己診断ができないという問題がある。具体
的には、例えば振動子が劣化したり、筐体200の内部
に異物が混入した場合などの異常の自己診断ができない
という問題がある。
【0020】また、加速度センサ等の分野においては、
自己診断信号を印加することにより、擬似的な物理量を
発生させ、振動子を変位させ自己診断するセンサが知ら
れている。ジャイロの原理は、励振方向に振動子を励振
させ、コリオリ力を用いてコリオリ方向に振動子を振動
させ、その振幅の大きさを検出し、角速度を検出すると
いうものである。したがって、振動子の励振の周波数と
同一の周波数で自己診断信号を印加し、コリオリ方向に
振動子を変位させ自己診断することも考えられる。
【0021】しかし、振動子の励振の周波数と同一の周
波数でコリオリ方向に振動子を振動させること、及び自
己診断のために印可した信号とコリオリ方向の振動に伴
う信号とを分離することは非常に困難であり、複雑な回
路構成が必要となり、振動ジャイロの小型化、軽量化、
低コスト化が図れないという問題がある。
【0022】そこで、本発明は、容易に振動子の自己診
断ができる振動ジャイロを提供することを目的とする。
【0023】また、本発明は、小型化、軽量化、低コス
ト化が図れる振動ジャイロを提供することを目的とす
る。
【0024】また、本発明は、角速度情報に基づく信頼
性の高い制御ができる電子装置を提供することを目的と
する。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の振動ジャイロの自己診断方法は、所定の方
向に励振され、角速度が与えられたときは角速度方向と
励振方向に対して直交するコリオリ方向に振動する振動
子と、異常の有無を自己診断する自己診断回路とを有す
る振動ジャイロの自己診断方法であって、前記振動子を
コリオリ方向に変位させ、前記振動子のコリオリ方向の
変位を検出して異常の有無を自己診断することを特徴と
する。
【0026】また、本発明の振動ジャイロは、所定の方
向に励振され、角速度が与えられたときは角速度方向と
励振方向に対して直交するコリオリ方向に振動する振動
子と、前記振動子を励振させる駆動回路と、前記振動子
から出力された角速度を含む信号から角速度を検出する
信号処理回路と、異常の有無を自己診断する自己診断回
路とを有する振動ジャイロであって、前記振動子は、バ
イアス信号が印加されることにより、コリオリ方向に変
位し、前記自己診断回路は、前記振動子のコリオリ方向
の変位を検出し、異常の有無を自己診断することを特徴
とする。
【0027】また、本発明の振動ジャイロは、前記バイ
アス信号が定電圧信号であることを特徴とする。
【0028】また、本発明の振動ジャイロは、前記信号
処理回路が角速度を含む信号を検波信号に同期して検波
する検波回路を有し、自己診断をするときに前記検波回
路に入力される検波信号と、自己診断をしないときに前
記検波回路に入力される検波信号とは、周波数が同一で
あり、同相若しくは逆相でないことを特徴とする。
【0029】また、本発明の振動ジャイロは、前記検波
回路には、前記振動子の励振方向の振動と同相又は逆相
の検波信号、及び、コリオリ方向の振動と同相又は逆相
の検波信号を切替えて出力する切換手段から検波信号が
入力され、自己診断をしないときは、前記振動子のコリ
オリ方向の振動と同相又は逆相の検波信号が前記検波回
路に入力され、自己診断をするときは、前記振動子の励
振方向の振動と同相又は逆相の検波信号が前記検波回路
に入力されることを特徴とする。
【0030】また、本発明の振動ジャイロは、前記自己
診断回路は、前記信号処理回路を介して入力された信号
を用いて、前記振動子のコリオリ方向の変位を検出し、
異常の有無を自己診断することを特徴とする。
【0031】また、本発明の振動ジャイロは、所定の方
向に励振され、角速度が与えられたときは角速度方向と
励振方向に対して直交するコリオリ方向に振動する振動
子と、前記振動子を励振させる駆動回路と、前記振動子
から入力された角速度を含む信号から角速度を検出する
信号処理回路と、異常の有無を自己診断する自己診断回
路とを有する振動ジャイロであって、コリオリ方向に対
して垂直になるように前記振動子に設けられた第一の電
極と、前記第一の電極とコリオリ方向の一方側において
対向する第二の電極と、コリオリ方向の他方側において
対向する第三の電極とを有し、前記第二の電極と前記第
三の電極との少なくとも一方に、バイアス信号が印加さ
れることにより、前記振動子がコリオリ方向に変位し、
前記第二の電極と、前記第三の電極とから、前記振動子
のコリオリ方向の変位を検出し、異常の有無を自己診断
することを特徴とする。
【0032】また、本発明の振動ジャイロは、反転入力
端が前記第二の電極に電気的に接続され、非反転入力端
が電圧制御手段に電気的に接続された反転増幅器を有
し、前記反転増幅器の出力端子からは、前記第一の電極
と前記第二の電極との間の容量に相当する電圧が出力さ
れることを特徴とする。
【0033】また、本発明の振動ジャイロは、前記電圧
制御手段により前記反転増幅器の非反転入力端の電位を
変化させることによって、前記反転増幅器の反転入力端
の電位を変化させて、前記第二の検出電極にバイアス信
号を印加することを特徴とする。
【0034】また、本発明の振動ジャイロは、前記第二
の電極、及び、前記第三の電極には、それぞれ逆特性の
前記バイアス信号が印加されることを特徴とする。
【0035】また、本発明の電子装置は、前記振動ジャ
イロを用いたことを特徴とする。
【0036】このような構成を有する本発明の振動ジャ
イロは、振動子を変位させて自己診断をすることができ
るため、振動子自体の異常を診断することができる。
【0037】また、本発明の振動ジャイロは、駆動回
路、信号処理回路を介して出力された信号を自己診断す
ることにより、回路を含めた振動ジャイロ全体の自己診
断をすることができる。
【0038】また、本発明の振動ジャイロは、簡単な回
路構成を用いているため、小型化、軽量化、低コスト化
が図れる。
【0039】また、本発明の振動ジャイロは、振動子を
変位させるための電圧制御手段が定電圧電源であり、周
期的に信号を発生させるための複雑な回路が不要である
ため、振動ジャイロの小型化、軽量化、低コスト化を図
れる。
【0040】また、本発明の振動ジャイロは、自己診断
をするときに検波回路に入力される検波信号と、自己診
断をしないときに検波回路に入力される検波信号とが同
一の周波数であり、位相が90°ずれている。したがっ
て、検波回路を用いてコリオリ力による信号の成分が除
去されるため、自己診断をするときに角速度が加えられ
た場合でも、正確な自己診断をすることができる。
【0041】また、本発明の電子装置は、確実な自己診
断ができる振動ジャイロを用いているため、角速度情報
に基づく信頼性の高い制御が可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】図1に本発明の振動ジャイロの一
実施例の概略回路ブロック図を示す。図1において、図
7乃至図9に示した従来の振動ジャイロ90と同一又は
同等の部分には同じ記号を付し、説明を省略する。
【0043】本発明の振動ジャイロ10は、振動子10
0と、筐体200と、振動子100を励振させる駆動回
路510と、振動子100から出力された角速度を含む
信号から角速度を検出する信号処理回路520と、自己
診断回路601と、スイッチ602、603と、電圧制
御手段である定電圧電源604とを有する。
【0044】本発明の振動ジャイロ10の駆動回路51
0、信号処理回路520は、検波回路522がスイッチ
603を介して加算回路511と位相補正回路513と
に接続されている点のみが駆動回路510、信号処理回
路520と相違する。そして、自己診断回路601は増
幅回路524に接続されている。定電圧電源604はス
イッチ602を介して第二の電極210に接続されてい
る。
【0045】このような構成を有する本発明の振動ジャ
イロ10は、自己診断をしないときには、検波回路52
2がスイッチ603を介して位相補正回路513に接続
され、スイッチ602はOFFにされ、従来の振動ジャ
イロ90と同様の動作をする。
【0046】一方、自己診断をするときには、スイッチ
603を介して検波回路522が加算回路511に接続
され、スイッチ602がONにされ定電圧電源604が
第二の電極210に接続される。そして、定電圧電源6
04から第二の電極210にバイアス信号が印加され
る。振動子100は、第一の電極120の電極120a
と第二の電極210との間の静電気力によりコリオリ方
向に変位する。それによって、電極120aと第二の電
極210との間、及び、電極120bと第三の電極22
0との間の距離が変化し、容量が変化する。
【0047】検波回路522は、加算回路511に接続
されるため、振動子100の励振方向の振動と同相の信
号で、差動回路521から入力された信号を同期検波し
て平滑回路523に出力する。
【0048】ここで、図2に図1に示した振動ジャイロ
10の信号の波形図を示す。図2において、図10と同
一又は同等の部分の説明は省略する。
【0049】自己診断をするときは、定電圧電源604
からバイアス信号が印加されるため、振動子100がコ
リオリ方向に変位し、第一の検出回路501及び第二の
検出回路502からは、振動子100の励振方向の振動
と同相で振幅の異なる信号が出力される。そのため、差
動回路521から出力される信号には、振動子100の
励振方向の振動と同相の信号が含まれる。角速度が与え
られている状態で自己診断した場合には、差動回路52
1から出力される信号には、コリオリ方向の振動と同相
の信号も含まれる。
【0050】検波回路522では、差動回路521から
出力された信号が振動子100の励振方向の振動と同相
の信号で同期検波される。
【0051】平滑回路523では、検波回路522から
出力された信号のうち、振動子100のコリオリ方向の
振動と同相の信号が除去され、振動子100の励振方向
の振動と同相の信号のみが出力される。すなわち、角速
度が与えられている状態で自己診断した場合でも、コリ
オリ力に対応する信号は除去され、バイアス信号による
振動子100の変位に対応する信号のみが出力される。
【0052】そして、平滑回路523から出力された信
号は、増幅回路524で増幅され、自己診断信号として
自己診断回路601に入力される。自己診断回路601
は、入力された信号が所定の範囲にあれば異常がない旨
を出力し、所定の範囲になければ異常がある旨を出力す
る。
【0053】次に、図3を用いて、本発明の振動ジャイ
ロ10について、更に詳しく説明する。図3は、振動ジ
ャイロ10の具体的な回路図であり、図1に示した回路
の一部の図示を省略してある。
【0054】図3において、第一の検出回路501は、
第一のオペアンプ501aと、この第一のオペアンプ5
01aの反転入力端子と非反転入力端子間に接続された
第一の抵抗501bとを有する第一の反転増幅器501
cで構成され、第二の検出回路502は、第二のオペア
ンプ502aと、この第二のオペアンプ502aの反転
入力端子と非反転入力端子間に接続された第二の抵抗5
02bとを有する第二の反転増幅器502cで構成され
ている。第一の反転増幅器501cの反転入力端子は第
二の電極210に接続され、非反転入力端子はスイッチ
602を介して、定電圧電源604と、定電圧電源60
4とは電圧の異なる定電圧電源701aとに接続されて
いる。第二の反転増幅器502cの反転入力端子は第三
の電極220に接続され、非反転入力端子は定電圧電源
701aと同一の電圧の定電圧電源701bに接続され
ている。
【0055】振動ジャイロ10は、自己診断をしないと
きは、スイッチ602が定電圧電源701aに接続さ
れ、第一、第二の反転増幅器501c、502cのイマ
ジナリショートにより、第二の電極210、第三の電極
220には、定電圧電源701a、701bの電圧が印
加される。図示を省略した梁部250により、第一の電
極120と第二の電極210との間隔、及び、第一の電
極120と第三の電極220との間隔が等しくなるよう
に保持される。
【0056】そして、自己診断をするときは、スイッチ
602が定電圧電源604に接続され、反転増幅器のイ
マジナリショートにより、第二の電極210には、定電
圧電源604の電圧が印加される。そのため、電極12
0aと第二の電極210との間、及び、電極120bと
第三の電極220との間には、異なる大きさの静電気力
が発生する。そして、梁部250によるバランスが崩
れ、振動子100がコリオリ方向に変位し、電極120
aと第二の電極210との間隔、及び、電極120bと
第三の電極220との間隔が等しくなくなり、第一の検
出回路501及び第二の検出回路502から異なる振幅
の信号が出力される。
【0057】このような構成を有する本発明の振動ジャ
イロ10は、振動子100を変位させて自己診断をする
ことができるため、振動子100自体の異常を診断する
ことができる。そして、振動子100が劣化したり、筐
体200の内部に異物が混入したり、第一の電極120
が断線又は短絡した場合などの異常を自己診断すること
ができる。
【0058】また、振動ジャイロ10は、駆動回路51
0、信号処理回路520を介して出力された信号を自己
診断することにより、回路を含めた振動ジャイロ全体の
自己診断をすることができる。
【0059】また、振動ジャイロ10は、直流電圧を印
加するだけの簡単な回路構成を用いているため、小型
化、軽量化、低コスト化が図れるまた、振動ジャイロ1
0は、振動子100を変位させるための電圧制御手段が
定電圧電源604であり、周期的な信号を発生させるた
めの複雑な回路が不要であるため、振動ジャイロの小型
化、軽量化、低コスト化を図れる。
【0060】また、振動ジャイロ10は、自己診断をす
るときに検波回路522に出力される検波信号と、自己
診断をしないときに検波回路522に出力される検波信
号とが同一の周波数であり、位相が90°ずれている。
したがって、検波回路522を用いてコリオリ力による
信号の成分が除去されるため、自己診断をするときに角
速度が加えられた場合でも、正確な自己診断をすること
ができる。
【0061】次に、図4に本発明の振動ジャイロの別の
実施例の回路図の一部を示す。図4において、図3に示
した振動ジャイロ10と同一又は同等の部分には同じ記
号を付し、説明を省略する。
【0062】図4において、本発明の振動ジャイロ20
は、図1に示したスイッチ602と定電圧電源604に
代えてダイオード604aを有する点のみが振動ジャイ
ロ10と異なる。
【0063】本発明の振動ジャイロ20は、ダイオード
604aのカソードが第一の反転増幅器501cの非反
転入力端子に接続され、ダイオード604aのアノード
が図示を省略した電圧制御手段に接続されている。
【0064】このような構成の振動ジャイロ20は、自
己診断をしないときは、電圧制御手段からバイアス信号
が印加されず、振動ジャイロ10と同様の動作をする。
そして、自己診断をするときは、電圧制御手段からバイ
アス信号が印加され、第一の電極120と第二の電極2
10との間、及び、第一の電極120と第三の電極22
0との間には異なる大きさの静電気力が発生し、振動ジ
ャイロ10と同様の自己診断の動作をする。
【0065】このような構成を有する本発明の振動ジャ
イロ20は、振動ジャイロ10と同様の作用効果を奏す
ることができる。
【0066】次に、図5に本発明の振動ジャイロの更に
別の実施例の回路図の一部を示す。図5において、図1
に示した振動ジャイロ10と同一又は同等の部分には同
じ記号を付し、説明を省略する。
【0067】図5において、本発明の振動ジャイロ30
は、図1に示した振動ジャイロ10の構成に加えて、ス
イッチ605と電圧制御手段である定電圧電源606を
有する点のみが振動ジャイロ10と異なる。
【0068】本発明の振動ジャイロ30は、スイッチ6
05を介して定電圧電源701bと、定電圧電源604
とは逆特性の定電圧電源606とが第二の反転増幅器5
02cの非反転入力端子に接続されている。
【0069】このような構成の振動ジャイロ30は、自
己診断をしないときは、スイッチ602、605が定電
圧電源701a、701bに接続され、振動ジャイロ1
0と同様の動作をする。
【0070】そして、自己診断をするときは、スイッチ
602、605が定電圧電源604、606に接続さ
れ、第二の電極210には定電圧電源604からのバイ
アス信号が印加され、第三の電極220には定電圧電源
606からのバイアス信号が印加される。したがって、
第一の電極120と第二の電極210との間、及び、第
一の電極120と第三の電極220との間にはそれぞれ
逆特性の静電気力が発生し、振動ジャイロ10の2倍の
静電気力で振動子100がコリオリ方向に変位し、第一
の検出回路501及び第二の検出回路502から出力さ
れる信号の振幅の差が振動ジャイロ10の2倍になり、
自己診断回路601に入力される自己診断信号の振幅が
2倍になり、自己診断の感度が2倍になる。
【0071】このような構成を有する本発明の振動ジャ
イロ30は、互いに逆特性の定電圧電源604、606
を用いているため、より高精度の自己診断が可能とな
る。
【0072】なお、上記各実施例において、電圧制御手
段から出力される電圧は、定電圧に限られるものでな
く、周期的な電圧などであってもよい。
【0073】次に、図6に本発明の振動ジャイロを用い
た電子装置の一実施例を示す。図6は本発明の電子装置
であるビデオカメラに用いられる手ぶれ防止回路の一実
施例を示す概略回路ブロック図である。手ぶれ防止回路
80は、本発明の振動ジャイロ10と積分回路801と
サーボ回路802と電流ドライバ803とアクチュエー
タ804と位置検出センサ805とを有する。手ぶれ防
止回路80は、振動ジャイロ10と、積分回路801
と、サーボ回路802と、電流ドライバ803と、アク
チュエータ804とが直列に接続され、アクチュエータ
804の出力が位置検出センサ805を介してサーボ回
路802に帰還されている。
【0074】このように構成された手ぶれ防止回路80
においては、ビデオカメラに与えられた手ぶれのうち、
角速度信号のみが振動ジャイロ10から積分回路801
に入力され、積分回路801は角速度信号を積分してビ
デオカメラの振れ角に変換してサーボ回路802に出力
し、サーボ回路802は、積分回路801と位置検出セ
ンサ805とから入力された振れ角の信号を用いて現在
値と目標値との差を演算して電流ドライバ803に出力
し、電流ドライバ803は入力された信号に応じた電流
をアクチュエータ804に出力し、アクチュエータ80
4はビデオカメラの光学系を機械的に駆動する。そし
て、位置検出センサ805は光学系が駆動した振れ角を
サーボ回路802に出力する。
【0075】このような構成の手ぶれ防止回路80を有
するビデオカメラは、確実な自己診断ができる振動ジャ
イロ10を用いているため、角速度情報に基づく信頼性
の高い制御が可能となる。
【0076】以上、ビデオカメラを用いて本発明の電子
装置を説明したが、本発明の電子装置は、このような構
成のビデオカメラに限られるものではない。
【0077】
【発明の効果】本発明の振動ジャイロは、振動子をコリ
オリ方向に変位させて自己診断をすることができるた
め、振動子自体の異常を診断することができる。
【0078】また、本発明の振動ジャイロは、回路を含
めた振動ジャイロ全体の自己診断をすることができる。
【0079】また、本発明の振動ジャイロは、直流電圧
を印加するだけの簡単な回路構成を用いているため、小
型化、軽量化、低コスト化が図れる。
【0080】また、本発明の振動ジャイロは、周期的な
信号を発生させるための複雑な回路が不要であるため、
振動ジャイロの小型化、軽量化、低コスト化を図れる。
【0081】また、本発明の振動ジャイロは、検波回路
を用いてコリオリ力による信号の成分が除去されるた
め、自己診断をするときに角速度が加えられた場合で
も、正確な自己診断をすることができる。
【0082】また、本発明の電子装置は、確実な自己診
断ができる振動ジャイロを用いているため、角速度情報
に基づく信頼性の高い制御が可能となる。
【0083】また、本発明の振動ジャイロの自己診断方
法も、本発明の振動ジャイロと同様の効果を奏するもの
である
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動ジャイロの一実施例を示す概略回
路ブロック図である。
【図2】図1の振動ジャイロの信号の波形図である。
【図3】図1の振動ジャイロの具体的な回路図である。
【図4】本発明の振動ジャイロの別の実施例を示す回路
図である。
【図5】本発明の振動ジャイロの更に別の実施例を示す
回路図である。
【図6】本発明の電子装置に用いられる手ぶれ防止回路
の一実施例を示す概略回路ブロック図である。
【図7】従来の振動ジャイロの断面を示す平面図であ
る。
【図8】図7の振動ジャイロの断面図である。
【図9】図7の振動ジャイロを示す概略回路ブロック図
である。
【図10】図9の振動ジャイロの信号の波形図である。
【符号の説明】
10、20、30…振動ジャイロ 80…手ぶれ防止回路 100…振動子 200…筐体 510…駆動回路 520…信号処理回路 601…自己診断回路 602、603…スイッチ 604、606…定電圧電源(電圧制御手段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向に励振され、角速度が与えら
    れたときは角速度方向と励振方向に対して直交するコリ
    オリ方向に振動する振動子と、異常の有無を自己診断す
    る自己診断回路とを有する振動ジャイロの自己診断方法
    であって、 前記振動子をコリオリ方向に変位させ、前記振動子のコ
    リオリ方向の変位を検出して異常の有無を自己診断する
    ことを特徴とする、振動ジャイロの自己診断方法。
  2. 【請求項2】 所定の方向に励振され、角速度が与えら
    れたときは角速度方向と励振方向に対して直交するコリ
    オリ方向に振動する振動子と、前記振動子を励振させる
    駆動回路と、前記振動子から出力された角速度を含む信
    号から角速度を検出する信号処理回路と、異常の有無を
    自己診断する自己診断回路とを有する振動ジャイロであ
    って、 前記振動子は、バイアス信号が印加されることにより、
    コリオリ方向に変位し、 前記自己診断回路は、前記振動子のコリオリ方向の変位
    を検出し、異常の有無を自己診断することを特徴とす
    る、振動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 前記バイアス信号は、定電圧信号である
    ことを特徴とする、請求項2に記載の振動ジャイロ。
  4. 【請求項4】 前記信号処理回路は、角速度を含む信号
    を検波信号に同期して検波する検波回路を有し、 自己診断をするときに前記検波回路に入力される検波信
    号と、自己診断をしないときに前記検波回路に入力され
    る検波信号とは、周波数が同一であり、同相若しくは逆
    相でないことを特徴とする、請求項2又は3に記載の振
    動ジャイロ。
  5. 【請求項5】 前記検波回路には、前記振動子の励振方
    向の振動と同相又は逆相の検波信号、及び、コリオリ方
    向の振動と同相又は逆相の検波信号を切替えて出力する
    切換手段から検波信号が入力され、 自己診断をしないときは、前記振動子のコリオリ方向の
    振動と同相又は逆相の検波信号が前記検波回路に入力さ
    れ、 自己診断をするときは、前記振動子の励振方向の振動と
    同相又は逆相の検波信号が前記検波回路に入力されるこ
    とを特徴とする、請求項4に記載の振動ジャイロ。
  6. 【請求項6】 前記自己診断回路は、前記信号処理回路
    を介して入力された信号を用いて、前記振動子のコリオ
    リ方向の変位を検出し、異常の有無を自己診断すること
    を特徴とする、請求項2乃至5のいずれかに記載の振動
    ジャイロ。
  7. 【請求項7】 所定の方向に励振され、角速度が与えら
    れたときは角速度方向と励振方向に対して直交するコリ
    オリ方向に振動する振動子と、前記振動子を励振させる
    駆動回路と、前記振動子から入力された角速度を含む信
    号から角速度を検出する信号処理回路と、異常の有無を
    自己診断する自己診断回路とを有する振動ジャイロであ
    って、 コリオリ方向に対して垂直になるように前記振動子に設
    けられた第一の電極と、前記第一の電極とコリオリ方向
    の一方側において対向する第二の電極と、コリオリ方向
    の他方側において対向する第三の電極とを有し、前記第
    二の電極と前記第三の電極との少なくとも一方に、バイ
    アス信号が印加されることにより、前記振動子がコリオ
    リ方向に変位し、 前記第二の電極と、前記第三の電極とから、前記振動子
    のコリオリ方向の変位を検出し、異常の有無を自己診断
    することを特徴とする振動ジャイロ。
  8. 【請求項8】 反転入力端が前記第二の電極に電気的に
    接続され、非反転入力端が電圧制御手段に電気的に接続
    された反転増幅器を有し、 前記反転増幅器の出力端子からは、前記第一の電極と前
    記第二の電極との間の容量に相当する電圧が出力される
    ことを特徴とする、請求項7に記載の振動ジャイロ。
  9. 【請求項9】 前記電圧制御手段により前記反転増幅器
    の非反転入力端の電位を変化させることによって、前記
    反転増幅器の反転入力端の電位を変化させて、前記第二
    の検出電極にバイアス信号を印加することを特徴とす
    る、請求項8に記載の振動ジャイロ。
  10. 【請求項10】 前記第二の電極、及び、前記第三の電
    極には、それぞれ逆特性の前記バイアス信号が印加され
    ることを特徴とする、請求項7乃至9のいずれかに記載
    の振動ジャイロ。
  11. 【請求項11】 請求項2乃至10のいずれかに記載の
    振動ジャイロを用いたことを特徴とする電子装置。
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