WO2013084685A1 - 断熱キャビネット - Google Patents
断熱キャビネット Download PDFInfo
- Publication number
- WO2013084685A1 WO2013084685A1 PCT/JP2012/079647 JP2012079647W WO2013084685A1 WO 2013084685 A1 WO2013084685 A1 WO 2013084685A1 JP 2012079647 W JP2012079647 W JP 2012079647W WO 2013084685 A1 WO2013084685 A1 WO 2013084685A1
- Authority
- WO
- WIPO (PCT)
- Prior art keywords
- reinforcing plate
- heat insulation
- wall portion
- cabinet body
- cabinet
- Prior art date
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D23/00—General constructional features
- F25D23/06—Walls
- F25D23/062—Walls defining a cabinet
- F25D23/063—Walls defining a cabinet formed by an assembly of panels
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2201/00—Insulation
- F25D2201/10—Insulation with respect to heat
- F25D2201/14—Insulation with respect to heat using subatmospheric pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2323/00—General constructional features not provided for in other groups of this subclass
- F25D2323/02—Details of doors or covers not otherwise covered
- F25D2323/024—Door hinges
Abstract
断熱キャビネットは、キャビネット本体と規定部材とを備える。キャビネット本体は、前面に開口部が形成され、内部に開口部に通じる収納室を有している。規定部材は、キャビネット本体の開口部の周囲を構成する壁部のうち少なくとも二つの壁部内に設けられ、これら二つの壁部の位置を規定する。
Description
本発明の実施形態は断熱キャビネットに関する。
近年、例えば家庭用の冷蔵庫は大容量化の傾向にある。冷蔵庫の外形寸法の増大を抑制しつつ大容量化を実現するために、断熱キャビネットの周壁の厚さを薄くすることが行われている。この場合、断熱キャビネットは、周壁の厚さを薄くしつつ、その断熱性能を充分に確保する必要がある。そのため、断熱キャビネットは、周壁に設けられる断熱材として、発泡断熱材に加えて断熱性能の高い真空断熱パネルなどの断熱パネルを使用したものがある。更には、断熱キャビネットは、周壁に設けられる断熱部材を真空断熱パネルだけで構成したものもある。
真空断熱パネルは、主にコア材とガスバリア容器で構成されている。コア材は、例えばグラスウールをマット状に形成したものである。ガスバリア容器は、アルミニウム箔などガスバリア性を有する層と合成樹脂の層とのラミネートフィルムで構成された袋状の容器である。真空断熱パネルは、コア材をガスバリア容器に収納し、ガスバリア容器内を真空排気した状態でガスバリア容器の開口を密閉することで、内部を真空減圧状態に保持して構成されている。真空断熱パネルは、薄くて低い熱伝導率、すなわち高い断熱性を有している。断熱キャビネットは、真空断熱パネルを使用することで、周壁の厚さを薄くしつつ高い断熱性能を得ることができる。
しかしながら、断熱キャビネットは、周壁の厚さを薄くすると全体の剛性に乏しくなり易く、この場合、変形し易くなる。図22は、周壁1aの厚さを薄くした断熱キャビネット1の変形の様子を極端な形で示している。図22に示す断熱キャビネット1は、正面から見て左側へ倒れるように変形している。また、図示はしないが、断熱キャビネット1は、図22に示した方向と反対の右側へ倒れるように変形することもある。
このような断熱キャビネット1の変形は、例えば次のような要因が考えられる。第一要因は、断熱キャビネット1に、内部の収納室3に通じている開口部2が形成されていることである。また、第二要因は、断熱キャビネット1が、開口部2を開閉する扉4を有していることである。図22に示す二枚の扉4は、断熱キャビネット1の前面部に設けられ、それぞれ外側の上下部が図示しないヒンジにより支持されている。そして、扉4は、そのヒンジを中心に回動する。
断熱キャビネット1に変形が生じると、冷蔵庫の外観が悪くなったり、扉4の操作性が低下したりするなど、不都合が生じ、使用に耐え難い。
そこで、周壁の厚さが薄くても、変形を抑制することができる断熱キャビネットを提供する。
そこで、周壁の厚さが薄くても、変形を抑制することができる断熱キャビネットを提供する。
本実施形態の断熱キャビネットは、キャビネット本体と規定部材とを備える。前記キャビネット本体は、前面に開口部が形成され、内部に前記開口部に通じる収納室を有している。前記規定部材は、前記キャビネット本体の前記開口部の周囲を構成する壁部のうち少なくとも二つの壁部内に設けられ、これら二つの壁部の位置を規定する。
以下、複数の実施形態による断熱キャビネットについて、図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第一実施形態)
まず、第一実施形態について、図1から図17を参照して説明する。
図9は、断熱キャビネット10のキャビネット本体11を模式的に示したものである。キャビネット本体11は、図9に示すように、前面に開口部12を有するほぼ直方体の箱状に形成されている。キャビネット本体11は、内部に収納室13を有している。収納室13は、開口部12に通じている。キャビネット本体11の周壁は、天井壁部11aと、底壁部11bと、左側壁部11cと、右側壁部11dと、奥壁部11eと、から構成されている。これら天井壁部11aと、底壁部11bと、左側壁部11cと、右側壁部11dと、奥壁部11eとは、相互に分割されている。キャビネット本体11は、これら天井壁部11aと、底壁部11bと、左側壁部11cと、右側壁部11dと、奥壁部11eとを組み合わせて構成されている。
まず、第一実施形態について、図1から図17を参照して説明する。
図9は、断熱キャビネット10のキャビネット本体11を模式的に示したものである。キャビネット本体11は、図9に示すように、前面に開口部12を有するほぼ直方体の箱状に形成されている。キャビネット本体11は、内部に収納室13を有している。収納室13は、開口部12に通じている。キャビネット本体11の周壁は、天井壁部11aと、底壁部11bと、左側壁部11cと、右側壁部11dと、奥壁部11eと、から構成されている。これら天井壁部11aと、底壁部11bと、左側壁部11cと、右側壁部11dと、奥壁部11eとは、相互に分割されている。キャビネット本体11は、これら天井壁部11aと、底壁部11bと、左側壁部11cと、右側壁部11dと、奥壁部11eとを組み合わせて構成されている。
天井壁部11aは、図11に示すように、外殻14、内殻15、真空断熱パネル16、及び発泡断熱材17を有して構成されている。真空断熱パネル16は、外殻14と内殻15との間に設けられている。発泡断熱材17は、外殻14と内殻15との間の空間であって真空断熱パネル16の周囲に充填されている。底壁部11bも、天井壁部11aとほぼ同様に構成されている。すなわち、底壁部11bは、外殻18、内殻19、真空断熱パネル20、及び発泡断熱材17を有して構成されている。真空断熱パネル20は、外殻18と内殻19との間に設けられている。発泡断熱材17は、外殻14と内殻15との間の空間であって真空断熱パネル20の周囲に充填されている。
これに対して、左側壁部11cは、図12に示すように、外殻21、内殻22、及び真空断熱パネル23を有して構成されている。真空断熱パネル23は、外殻21と内殻22との間に設けられている。右側壁部11dも、左側壁部11cとほぼ同様に構成されている。すなわち、右側壁部11dは、外殻24、内殻25、及び真空断熱パネル26を有して構成されている。真空断熱パネル26は、外殻24と内殻25との間に設けられている。奥壁部11eも、左側壁部11c及び右側壁部11dとほぼ同様に構成されている。すなわち、奥壁部11eは、図11に示すように、外殻27、内殻28、及び真空断熱パネル29を有して構成されている。真空断熱パネル29は、外殻27と内殻28との間に設けられている。
外殻14、18、21、24、27は、例えば鋼板等の金属製であり、それぞれ外板として機能する。内殻15、19、22、25、28は、例えばプラスチック製であり、それぞれ内殻として機能する。
天井壁部11aにおいて、真空断熱パネル16は、外殻14の内面に貼り付けられている。天井壁部11aにおいて、外殻14の前端部と内殻15の前端部とは、互いに接合されている。また、天井壁部11aの後部には、凹段部30が形成されている。凹段部30は、屈曲部を構成している。凹段部30には、発泡断熱材17が充填されているが、真空断熱パネルは設けられていない。但し、凹段部30内に、薄い真空断熱パネルを配設しても良い。
天井壁部11aは、図13に示すように、上部後側の斜状部31を有している。また、天井壁部11aは、図14に示すように、上部左側の斜状部32および上部右側の斜状部33を有している。これら上部後側の斜状部31と、上部左側の斜状部32と、上部右側の斜状部33とは、内殻15に一体に形成されている。上部後側の斜状部31は、天井壁部11aの凹段部30の後縁部分にあって、内殻15を後方へ向って下降するように傾斜した形態である。上部後側の斜状部31は、凹段部30の後縁部すなわち内殻15の後縁部において、内殻15の左右方向の全長に亘って形成されている。
上部左側の斜状部32は、天井壁部11aの左縁部分にあって、内殻15を左方へ向って下降するように傾斜した形態である。上部左側の斜状部32は、天井壁部11aの左縁部において、内殻15の前後方向の全長に亘って形成されている。同様に、上部右側の斜状部33は、天井壁部11aの右縁部にあって、内殻15を右方へ向って下降するように傾斜した形態である。上部右側の斜状部33は、天井壁部11aの右縁部において、内殻15の前後方向の全長に亘って形成されている。
内殻15において、上部後側の斜状部31、上部左側の斜状部32、および上部右側の斜状部33は、それぞれ真空断熱パネル16から離間している。また、内殻15は、図1および図4に示すように、左閉塞部32aおよび右閉塞部33aを有している。左右の閉塞部32a、33aは、三角形状であって内殻15に一体に形成されている。
このうち、左閉塞部32aは、天井壁部11aと左側壁部11cとの接続部分に形成された図14に示す空間S4の前側を覆っている。すなわち、左閉塞部32aは、天井壁部11aの外殻14と、天井壁部11aの内殻15の上部左側の斜状部32部分と、左側壁部11cの外殻21と、によって囲まれた空間S4の前側を覆っている。
右閉塞部33aは、天井壁部11aと右側壁部11dとの接続部分に形成された図14に示す空間S5の前側を覆っている。すなわち、右閉塞部33aは、天井壁部11aの外殻14と、天井壁部11aの内殻15の上部右側の斜状部33部分と、右側壁部11dの外殻24と、によって囲まれた空間S5の前側を覆っている。
図11に示すように、底壁部11bにおいて、真空断熱パネル20は、外殻18の内面に貼り付けられている。底壁部11bにおいて、外殻18の前端部と内殻19前端部とは、互いに接合されている。また、図15に示すように、底壁部11bは、下部後側の斜状部34、下部左側の斜状部35、および下部右側の斜状部36を有している。これら下部後側の斜状部34と、下部左側の斜状部35と、下部右側の斜状部36とは、内殻19に一体に形成されている。下部後側の斜状部34は、底壁部11bの後縁部分にあって、内殻19を後方へ向った上昇するように傾斜させた形態である。下部後側の斜状部34は、内殻19の後縁部において、内殻19の左右方向の全長に亘って形成されている。
下部左側の斜状部35は、底壁部11bの左縁部分にあって、内殻19を左方へ向って上昇するように傾斜した形態である。下部左側の斜状部35は、底壁部11bの左縁部において、内殻19の前後方向の全長に亘って形成されている。同様に、下部右側の斜状部36は、底壁部11bの右縁部にあって、内殻19を右方向へ上昇するように傾斜させた形態である。下部右側の斜状部36は、底壁部11bの右縁部において、内殻19の前後方向の全長に亘って設けられている。内殻19において、下部後側の斜状部34、下部左側の斜状部35、および下部右側の斜状部36は、それぞれ真空断熱パネル20から離間している。
左側壁部11cにおいて、真空断熱パネル23は、図16に示すように、外殻21の内面および内殻22の内面に貼り付けられている。左側壁部11cにおいて、外殻21の前縁部と内殻22の前縁部とは、互いに接合されている。また、左側壁部11cは、図14に示す左上側の折曲部37と、図16に示す左下側の折曲部38と、図17に示す左後側の折曲部39と、を有している。これら左上側の折曲部37と、左下側の折曲部38と、左後側の折曲部39とは、外殻21に一体に形成されている。
左上側の折曲部37は、図14に示すように、外殻21の上縁部を内側すなわち右側壁部11d側へほぼ直角に曲げて形成されている。左下側の折曲部38は、図16に示すように、外殻21の下縁部を内側すなわち右側壁部11d側へほぼ直角に曲げて形成されている。左後側の折曲部39は、図17に示すように、外殻21の後縁部を内側すなわち右側壁部11d側へほぼ直角に曲げて形成されている。
また、左側壁部11cは、図17に示すように、左後側の折曲部40を有している。左後側の折曲部40は、内殻22に一体に形成されている。左後側の折曲部40は、内殻22の上縁部を内側すなわち右側壁部11d側へほぼ直角に曲げて形成されている。
右側壁部11dにおいて、真空断熱パネル26は、図16に示すように、外殻24の内面および内殻25の内面に貼り付けられている。右側壁部11dにおいて、外殻24の前縁部と内殻25の前縁部とは、互いに接合されている。また、右側壁部11dは、図14に示す右上側の折曲部41と、図16に示す右下側の折曲部42と、図17に示す右後側の折曲部43と、を有している。これら右上側の折曲部41と、右下側の折曲部42と、右後側の折曲部43とは、外殻24に一体に形成されている。
右上側の折曲部41は、図14に示すように、外殻24の上縁部を内側すなわち左側壁部11c側へほぼ直角に曲げて構成されている。右下側の折曲部42は、図16に示すように、外殻24の下縁部を内側すなわち左側壁部11c側へほぼ直角に曲げて形成されている。右後側の折曲部43は、図17に示すように、外殻24の後縁部を内側すなわち左側壁部11c側へほぼ直角に曲げて形成されている。
また、右側壁部11dは、図17に示すように、右後側の折曲部44を有している。右後側の折曲部44は、内殻25に一体に形成されている。右後側の折曲部44は、内殻25の上端部を内側すなわち左側壁部11c側へほぼ直角に曲げて構成されている。
次に、各壁部11a~11dの組み立てについて説明する。まず、左側壁部11c及び右側壁部11dを、奥壁部11eに組み付ける。この場合、左側壁部11cの組み付けは、図17に示すように、まず、左側壁部11cの外殻21の折曲部39を、奥壁部11eの外殻27の左側縁部27aに対し、シール材47を介して重ねる。そして、複数のねじ48を、左側壁部11cの外殻21の折曲部39に通して奥壁部11eの外殻27の左側縁部27aにねじ込む。また、これとともに、左側壁部11cの内殻22の折曲部40を、奥壁部11eの内殻28の左縁部28aに対し重ねる。そして、図示しないねじを、左側壁部11cの内殻22の折曲部40に通して奥壁部11eの内殻28の左縁部28aにねじ込む。これにより、左側壁部11cと奥壁部11eとは、相互に固定される。
同様に、右側壁部11dの組み付けは、まず、右側壁部11dの外殻24の折曲部43を、奥壁部11eの外殻27の右側縁部27bに対し、シール材47を介して重ねる。そして、複数のねじ48を、右側壁部11dの外殻24の折曲部43に通して奥壁部11eの外殻27の右側縁部27bにねじ込む。また、これとともに、右側壁部11dの内殻25の折曲部44を、奥壁部11eの内殻28の右縁部28bに対し重ねる。そして、図示しないねじを、右側壁部11dの内殻25の折曲部44に通して奥壁部11eの内殻28の右縁部28bにねじ込む。これにより、右側壁部11dと奥壁部11eとは、相互に固定される。
次に、底壁部11b及び天井壁部11aを、それぞれ奥壁部11eと左側壁部11cと右側壁部11dとに対して組み付ける。この場合、奥壁部11eに対する底壁部11bの組み付けは、図15に示すように、底壁部11bの外殻18の後縁部18aを、奥壁部11eの外殻27の下折曲部46に重ねる。そして、図示しない複数のねじを、底壁部11bの外殻18の後縁部18aに通して奥壁部11eの外殻27の折曲部46にねじ込む。また、これとともに、底壁部11bの内殻19の斜状部34の先端部を、奥壁部11eの内殻28の下縁部28cに対し、シール材49を介して重ねる。そして、複数のねじ50を、底壁部11bの内殻19の斜状部34の先端部に通して奥壁部11eの内殻28の下縁部28cにねじ込む。これにより、底壁部11bと奥壁部11eとは、相互に固定される。
左側壁部11cに対する底壁部11bの組み付けは、図16に示すように、まず、底壁部11bの外殻18の左側縁部18bを、左側壁部11cの外殻21の折曲部38に重ねる。そして、図示しない複数のねじを、底壁部11bの外殻18の左側縁部18bに通して左側壁部11cの外殻21の折曲部38にねじ込む。また、これとともに、底壁部11bの内殻19の斜状部35の先端部を、左側壁部11cの内殻22の下縁部22aに対し、シール材51を介して重ねる。そして、複数のねじ52を、底壁部11bの内殻19の斜状部35の先端部に通して左側壁部11cの内殻22の下端部22aにねじ込む。これにより、底壁部11bと左側壁部11cとは、相互に固定される。
同様に、右側壁部11dに対する底壁部11bの組み付けは、まず、底壁部11bの外殻18の右側縁部18cを、右側壁部11dの外殻24の折曲部42に重ねる。そして、図示しない複数のねじを、底壁部11bの外殻18の右側縁部18cに通して右側壁部11dの外殻24の折曲部42にねじ込む。また、これとともに、底壁部11bの内殻19の斜状部36の先端部を、右側壁部11dの内殻25の下縁部25aに対し、シール材51を介して重ねる。そして、複数のねじ52を、底壁部11bの内殻19の斜状部36の先端部に通して右側壁部11dの内殻25の下端部25aにねじ込む。これにより、底壁部11bと右側壁部11dとは、相互に固定される。
奥壁部11eに対する天井壁部11aの組み付けは、図13に示すように、まず、天井壁部11aの外殻14の後縁部14aを、奥壁部11eの外殻27の折曲部45に重ねる。そして、図示しない複数のねじを、天井壁部11aの外殻14の後縁部14aに通して奥壁部11eの外殻27の折曲部45にねじ込む。また、これとともに、天井壁部11aの内殻15の斜状部31の先端部を、奥壁部11eの内殻28の上縁部28dに対し、シール材53を介し重ねる。そして、複数のねじ54を、天井壁部11aの内殻15の斜状部31の先端部に通して奥壁部11eの内殻28の上縁部28dにねじ込む。これにより、天井壁部11aと奥壁部11eとは、相互に固定される。
左側壁部11cに対する天井壁部11aの組み付けは、図14に示すように、まず、天井壁部11aの外殻14の左側の端部14bを、左側壁部11cの外殻21の折曲部37に重ねる。そして、図示しない複数のねじを、天井壁部11aの外殻14の左側の端部14bに通して左側壁部11cの外殻21の折曲部37にねじ込む。また、これとともに、天井壁部11aの内殻15の斜状部32の先端部を、左側壁部11cの内殻22の上端部22bに対し、シール材55を介して重ねる。そして、複数のねじ56を、天井壁部11aの内殻15の斜状部32の先端部に通して左側壁部11cの内殻22の上端部22bにねじ込む。これにより、天井壁部11aと左側壁部11cとは、相互に固定される。
同様に、右側壁部11dに対する天井壁部11aの組み付けは、まず、天井壁部11aの外殻14の右側の縁部14cを、右側壁部11dの外殻24の折曲部41に重ねる。そして、図示しない複数のねじを、天井壁部11aの外殻14の右側の端部14cに通して右側壁部11dの外殻24の折曲部41にねじ込む。また、これとともに、天井壁部11aの内殻15の斜状部33の先端部を、右側壁部11dの内殻25の上縁部25bに対し、シール材55を介し重ねる。そして、複数のねじ56を、天井壁部11aの内殻15の斜状部33の先端部に通して右側壁部11dの内殻25の上縁部25bにねじ込む。これにより、天井壁部11aと右側壁部11dとは、相互に固定される。
そして、各壁部11a~11eの内部の空間に、発泡断熱材17が設けられる。発泡断熱材17は、例えば発泡ポリウレタンなどである。発泡断熱材17は、原液の状態で注入され、各壁部11a~11eの内部で発泡することで、各壁部11a~11eの内部に充填される。
具体的には、天井壁部11aの内部において、発泡断熱材17は、図14に示すように、天井壁部11aの内殻15と真空断熱パネル16との間の空間S1から、真空断熱パネル16の左方にある隙間g1、真空断熱パネル16の右方にある隙間g2、および真空断熱パネル16の下方に空間S4、S5にかけて充填されている。
この場合、隙間g1は、天井壁部11aの真空断熱パネル16の左側の端部と、左側壁部11cの真空断熱パネル23の上側の端部との間に形成された隙間である。隙間g2は、天井壁部11aの真空断熱パネル16の右側の端部と、右側壁部11dの真空断熱パネル26の上側の端部との間に形成された隙間である。空間S4は、天井壁部11aの内殻15の左側の斜状部32と、天井壁部11aの真空断熱パネル16の左端部分と、左側壁部11cの真空断熱パネル23の上端部分と、に囲まれた空間である。空間S5は、天井壁部11aの内殻15の右側の斜状部33と、天井壁部11aの真空断熱パネル16の右端部分と、右側壁部11dの真空断熱パネル26の上端部分と、に囲まれた空間である。
また、天井壁部11aの内部において、発泡断熱材17は、図13に示すように、空間S1から、天井壁部11aの真空断熱パネル16の後方にある隙間g3および空間S3にかけて充填されている。この場合、隙間g3は、天井壁部11aの真空断熱パネル16の後端部と奥壁部11eの真空断熱パネル29の上端部との間に形成された隙間、すなわち天井壁部11aの凹端部30を含む屈曲部に形成された隙間である。空間S3は、天井壁部11aの内殻15の後側の斜状部31と、天井壁部11aの外殻14の後端部分と、奥壁部11eの真空断熱パネル29の上端部分と、に囲まれた空間である。
底壁部11bの内部において、発泡断熱材17は、図16に示すように、底壁部11bの内殻19と真空断熱パネル20との間の空間S2から、真空断熱パネル20の左方にある隙間g4、真空断熱パネル20の右方にある隙間g5、および真空断熱パネル20の上方にある空間S7、S8にかけて充填されている。
この場合、隙間g4は、底壁部11bの真空断熱パネル20の左側の端部と、左側壁部11cの真空断熱パネル23の下側の端部との間に形成された隙間である。隙間g5は、底壁部11bの真空断熱パネル20の右側の端部と、右側壁部11dの真空断熱パネル26の下側の端部との間に形成された隙間である。空間S7は、底壁部11bの内殻19の左側の斜状部35と、底壁部11bの真空断熱パネル20の左端部分と、左側壁部11cの真空断熱パネル23の下端部分と、に囲まれた空間である。空間S8は、底壁部11bの内殻19の右側の斜状部36と、底壁部11bの真空断熱パネル20の右端部分と、右側壁部11dの真空断熱パネル26の下端部分と、に囲まれた空間である。
また、底壁部11bの内部において、発泡断熱材17は、図15に示すように、空間S2から、底壁部11bの真空断熱パネル20の後方にある隙間g6、および真空断熱パネル20の上方にある空間S6にかけて充填されている。この場合、隙間g6は、底壁部11bの真空断熱パネル20の後端部と奥壁部11eの真空断熱パネル29の下端部との間に形成された隙間である。空間S6は、底壁部11bの内殻19の後側の斜状部34と、底壁部11bの真空断熱パネル20の後端部分と、奥壁部11eの真空断熱パネル29の下端部分と、に囲まれた空間である。
また、発泡断熱材17は、図17に示すように、奥壁部11eの真空断熱パネル29の左方にある隙間g7、および真空断熱パネル29の右方にある隙間g8にも充填されている。この場合、隙間g7は、奥壁部11eの真空断熱パネル29の左端部と、左側壁部11cの真空断熱パネル23の後端部との間に形成された隙間である。隙間g8は、奥壁部11eの真空断熱パネル29の右端部と、右側壁部11dの真空断熱パネル26の後端部との間に形成された隙間である。
ここで、図1に示すように、キャビネット本体11の開口部12について見ると、開口部12の左上側の角部は、天井壁部11aの前面部と、左側壁部11cの前面部と、によって構成されている。この場合、天井壁部11aの前面部は、開口部12の左上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうち、上辺部である。一方、左側壁部11cの前面部は、開口部12の左上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうち、側辺部である。また、開口部12の左上側の角部を構成する二つの辺部のうち、天井壁部11aの前面部を一方側の辺部とすると、左側壁部11cの前面部は他方側の辺部となる。
同様に、開口部12の右上側の角部は、天井壁部11aの前面部と、右側壁部11dの前面部と、によって構成されている。この場合、天井壁部11aの前面部は、開口部12の右上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうち、上辺部である。一方、右側壁部11dの前面部は、開口部12の右上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうち、側辺部である。また、開口部12の右上側の角部を構成する二つの辺部のうち、天井壁部11aの前面部を一方側の辺部とすると、左側壁部11cの前面部は他方側の辺部となる。
断熱キャビネット10は、図1に示すように、規定部材85を備えている。規定部材85は、開口部12の周囲を構成する各壁部11a~11dのうち、少なくとも二つの壁部の位置関係を規定する。この場合、規定部材85は、左側壁部11cと右側壁部11dとの位置関係を所定の範囲内で規定する。
規定部材85は、左側補強部材86と、右側補強部材87と、前面板61とから構成されている。前面板61は、天井壁部11aの外殻14の前面部を構成する。右側補強部材87は、開口部12の左上の角部に設けられている。左側補強部材86は、開口部12の右上の角部に設けられている。これら右側補強部材87と左側補強部材86とは、左右対象に構成され、対となっている。そのため、ここでは、左側補強部材86を代表して説明する。
左側補強部材86は、図2および図3にも示すように、縦補強板57と、横補強板58と、接続部59と、を一体に有して構成されている。また、左側補強部材86には、ヒンジ固定板60が一体に設けられている。左側補強部材86は、例えば鋼板など剛性に富む材料を、プレス機械によって所望の形状に打ち抜くことで形成されている。縦補強板57は、縦方向すなわち上下方向に延びる長尺状に形成されている。縦補強板57は、左側壁部11cの前面部に沿って設けられている。横補強板58は、横方向すなわち左右方向に延びる長尺状に形成されている。横補強板58は、天井壁部11aの前面部の左側部分に沿って設けられている。
左側補強部材86において、接続部59は、縦補強板57と横補強板58とを一体的に接続している。接続部59は、縦補強板57および横補強板58よりも幅の広い三角形の板状であって、縦補強板57の上端部と横補強板58の左端部とを接続している。この場合、縦補強板57と横補強板58とは、ほぼ直角に突き合わした形状つまりL字状に一体化されている。このように、縦補強板57と横補強板58とは、接続部59によって相互に接続され、剛体化されている。この場合、剛体化とは、縦補強板57と横補強板58とが接続部59によって一体的に接続されることにより、左側補強部材86の全体としての強度が向上することをいう。
ヒンジ固定板60は、矩形の板状に形成され、複数この場合三個のヒンジ取付孔72を有している。ヒンジ取付孔72は、ヒンジ固定板60を板の厚み方向へ円形に貫いて形成されている。左側補強部材86において、ヒンジ固定板60は、横補強板58の左端部すなわち縦補強板57側に設けられ、横補強板58の上縁部分から後方へ向って延びている。
ちなみに、右側補強部材87について見ると、縦補強板57は、右側壁部11dの前面部に沿って設けられている。右側補強部材87の横補強板58は、天井壁部11aの前面部の右側部分に沿って設けられている。また、右側補強部材87の接続部59は、縦補強板57の上端部と横補強板58の右端部と接続している。右側補強部材87のヒンジ固定板60は、横補強板58の右端部に設けられている。
なお、補強部材86、87は、それぞれ別体に形成された縦補強板57と横補強板58と接続部59とヒンジ固定板60とを溶接等によって一体化したものでも良い。
左側補強部材86と右側補強部材87とは、図1に示すように、前面板61によって接続されている。この場合、前面板61は、左右の補強部材86、87の各横補強板58の前側に設けられ、各横補強板58に対して溶接や接着、ねじ締め等によって接合されている。これにより、左側補強部材86、右側補強部材87、および前面板61は、一体化されている。
左側補強部材86と右側補強部材87とは、図1に示すように、前面板61によって接続されている。この場合、前面板61は、左右の補強部材86、87の各横補強板58の前側に設けられ、各横補強板58に対して溶接や接着、ねじ締め等によって接合されている。これにより、左側補強部材86、右側補強部材87、および前面板61は、一体化されている。
次に、左側壁部11cの前端部および右側壁部11dの前端部について説明する。左側壁部11cの前面部すなわち開口部12の側辺部には、左側補強部材86の縦補強板57が縦方向に挿入されている。同様に、右側壁部11dの前面部すなわち開口部12の側辺部には、右側補強部材87の縦補強板57が縦方向に挿入されている。
図5には、左側壁部11cの前端部のみ示すが、左側壁部11cの前端部内および右側壁部11dの前端部内には、それぞれ副補強板62が設けられている。副補強板62は、例えば鋼板製であって、左右の側壁部11c、11dの上下方向のほぼ全長に亘る長さの長尺状に形成されている。
左側壁部11cについて見ると、副補強板62は、図5に示すように、左側壁部11cの前端部内にあって、外殻21の前端部の内側に沿って設けられている。そして、左側補強部材86の縦補強板57は、副補強板62の真空断熱パネル23側の面に接して設けられている。同様に、右側壁部11dについて見ると、副補強板62は、図示はしないが、右側壁部11dの前端部内にあって、外殻24の前端部の内側に沿って設けられている。そして、右側補強部材87の縦補強板57は、副補強板62の真空断熱パネル26側の面に接して設けられている。
副補強板62は、この副補強板62の左右両側を後方へ向けて折り曲げて形成された折曲部62a、62bを有している。縦補強板57は、折曲部62a、62bの間に挿入されている。この場合、一方の折曲部62aと他方の折曲部62bとの間の距離寸法は、縦補強板57の幅寸法よりもやや大きい。そのため、縦補強板57を折曲部62a、62bの間に挿入した際、縦補強板57の幅方向の両端と折曲部62a、62bとの間には、隙間a1、a2が形成される。この隙間a1、a2は、縦補強板57を挿入するための僅かな隙間すなわち余裕となる。
縦補強板57を折曲部62a、62bの間に挿入した状態において、縦補強板57は、折曲部62a、62bによって、その幅方向すなわち左右方向への移動が規制される。この場合、副補強板62の折曲部62a、62bは、補強板57の幅方向への移動を規制する第一規制部として機能する。
天井壁部11aの外殻14と内殻15との前端部、底壁部11bの外殻18と内殻19との前端部、左側壁部11cの外殻21と内殻22との前端部、および右側壁部11dの外殻24と内殻25との前端部は、それぞれ内サッシ63を介して接続されている。図5には、各壁部11a~11dのうち、左側壁部11cの前端部を図5に代表して示している。内サッシ63は、パイプホルダ63aを一体に有している。パイプホルダ63aの先端部は、外殻21側が開口した半円筒形に形成されている。パイプホルダ63aは、その先端部で防露パイプ64を保持している。防露パイプ64は、キャビネット本体11の前縁部の露付きを防止するためのものである。
左側壁部11cにおいて、外殻21と真空断熱パネル23との間には、放熱パイプ65が設けられている。また、図示はしないが、右側壁部11dにおいて、外殻24と真空断熱パネル26との間にも、放熱パイプ65が設けられている。これら放熱パイプ65は、収納室13へ供給する冷気を生成する冷凍サイクルの凝縮器の一部を構成している。また、防露パイプ64も、冷凍サイクルの凝縮器の一部を構成している。
左側補強部材86は、図4に示すように、左側補強部材86の角部となる縦補強板57と横補強板58との突き合わせ部分、この場合、縦補強板57の上端部分において、左側壁部11cの前面部に締結部品であるねじ66によって固定されている。同様に、右側補強部材87も、図示はしないが、縦補強板57の上端部分において、右側壁部11dの前面部に締結部品であるねじ66によって固定されている。そして、各縦補強板57は、他の部品と締結されていない。なお、この場合、補強板57は少なくとも、下側の先端部が他の部品と締結されていなければ良い。
ここで、キャビネット本体11の左右方向へ倒れるような変形について見ると、開口部12の周囲を構成する壁部11a~11dのうち少なくとも二つの壁部の位置関係、つまり二つの壁部が形成する角度を規定することで、キャビネット本体11の形状が定まり、その変形が抑制される。
本実施形態の場合、キャビネット本体11が左右方向へ倒れるように変形し、天井壁部11aに対する左側壁部11cおよび右側壁部11dの角度が変化すると、縦補強板57は、ねじ66を支点に、左側壁部11cまたは右側壁部11dに対して相対的に回転する。そして、縦補強板57の回転が隙間a1、a2以上になると、縦補強板57の下側の先端部が副補強板62の折曲部62a、62bに当たる。これにより、縦補強板57の回転すなわち幅方向への移動が規制される。ここで、左側壁部11cと右側壁部11dとは、規定部材85を介して相互に接続されている。そのため、規定部材85の移動が規制されると、左側壁部11cと右側壁部11dとの位置関係すなわち角度が規定される。これにより、キャビネット本体11の形状が定まり、キャビネット本体11のそれ以上の変形が抑制される。
天井壁部11aと左側壁部11cとが突き合わさった部分には、斜状部32によって空間S4が形成されている。この空間S4には、発泡断熱材17が充填されている。そのため、天井壁部11aと左側壁部11cとが突き合わさった部分は、他の部分よりも厚くなっている。左側補強部材86の接続部59は、天井壁部11aと左側壁部11cとが突き合わされて厚くなった部分すなわち閉塞部32aの裏側に配置されている。
同様に、天井壁部11aと右側壁部11dとが突き合わさった部分には、斜状部33によって空間S5が形成されている。この空間S5には、発泡断熱材17が充填されている。そのため、天井壁部11aと右側壁部11dとが突き合わさった部分は、他の部分よりも厚くなっている。右側補強部材87の接続部59は、天井壁部11aと右側壁部11dとが突き合わされて厚くなった部分すなわち閉塞部33aの裏側に配置されている。
キャビネット本体11には、図6に示すように、左側の扉67と、右側の扉68と、仕切壁69と、が設けられる。仕切壁69は、例えば断熱性を有した板状の壁であって、キャビネット本体11の内部に設けられる。仕切壁69は、キャビネット本体11内の収納室13を上下に仕切っている。この場合、例えば収納室13内において仕切壁69の上方の空間を冷蔵室70としている。
扉67、68は、冷蔵室70の前側に設けられる。扉67、68は、観音開き式であって、冷蔵室70の前側の開口部12を開閉する。この場合、天井壁部11aの前側の左右両端部、および仕切壁69の前側の左右両端部には、図示しないヒンジが設けられている。扉67、68は、このヒンジによって支持され、ヒンジを軸に回動する。
天井壁部11a側の図示しないヒンジは、ヒンジ固定板60に取り付けられる。ヒンジ固定板60は、天井壁部11aの上面に設けられる。そして、図4に示すように、天井壁部11aの上面には、ヒンジ固定板60を覆うように上面板71が設けられる。上面板71には、ヒンジ固定板60に形成された複数のヒンジ取付孔72に対応して、複数の孔73が形成されている。孔73には、図示しないねじ等のヒンジ取付部品が通される。
また、図6に示すように、左側の扉67は突部74を有している。突部74は、左側の扉67の周囲部に沿った矩形の枠状に形成され、左側の扉67の裏側の面から収納室13側へ向って突出して設けられている。同様に、右側の扉68は突部75を有している。突部75は、右側の扉68の周囲部に沿った矩形の枠状に形成され、右側の扉68の裏側の面から収納室13側へ向って突出して設けられている。これら突部74、75は、キャビネット本体11の収納室13この場合冷蔵室70の冷気の漏れを防止するためのものである。また、突部74、75は、扉67、68の裏側に例えば複数段の収納部いわゆるドアポケットを形成するためのものでもある。
キャビネット本体11が左右方向へ倒れるように変形すると、左右の扉67、68を支持する図示しないヒンジの中心軸も傾く。そのため、ヒンジの中心軸が傾くことにともなって、左右の扉67、68も傾く。その際、キャビネット本体11の傾きが大きいと、突部74、75は、開口部12を構成するキャビネット本体11の周囲の壁に接触する。例えば、キャビネット本体11が図22に示すように変形した場合、突部74の右上の角部が天井壁部11aに接触するとともに、突部75の左下の角部が仕切壁69に接触する。
ここで、図6に示すように、突部74、75の下端の角部がキャビネット本体11に接するまでの寸法をb1とする。すなわち、b1は、突部74、75の下端の角部と、キャビネット本体11の仕切壁69との距離を示す。左側の扉67または右側の扉68の横幅の寸法をLdとする。図6では、右側の扉68の横幅の寸法をLdとしている。そして、図4に示すように、ねじ66から縦補強板57の下側の先端部までの長さ寸法をLcとする。そして、図5に示すように、縦補強板57の左側の縁部と、両側部品である副補強板62の折曲部62aとの隙間の寸法はa1である。また、縦補強板57の右側の縁部と、両側部品である副補強板62の折曲部62bとの隙間の寸法はa2である。
これらの寸法、a1、a2、Lc、b1、Ldの間には、次の式(1)の関係が定められている。
(a1+a2)/Lc < (b1/Ld) …式(1)
式(1)では、補強板57の両側の隙間a1、a2を、扉67、68の突部74、75がキャビネット本体11の変形でキャビネット本体11の一部である仕切壁69に接する寸法以下に定めている。
(a1+a2)/Lc < (b1/Ld) …式(1)
式(1)では、補強板57の両側の隙間a1、a2を、扉67、68の突部74、75がキャビネット本体11の変形でキャビネット本体11の一部である仕切壁69に接する寸法以下に定めている。
すなわち、図22に示すようにキャビネット本体11が変形すると、縦補強板57は、ねじ66を中心に、左右の側壁部11c、11dに対して相対的に回転する。一方、キャビネット本体11の変形に伴って、左右の扉67、68も回転するように傾く。この場合、縦補強板57の下端部の両側の隙間a1、a2は、キャビネット本体11が変形し縦補強板57がねじ66を中心に回転した際に、縦補強板57の先端が左右の第一規制部62a、62bに当たるまでの距離に近似される。そのため、式(1)において、(a1+a2)/Lcは、縦補強板57がねじ66を中心に回転出来る角度の正接関数を示している。
また、扉67の突部74のヒンジと反対側の角部と、仕切壁69または天井壁部11aとの隙間b1は、キャビネット本体11が変形し、扉67、68がヒンジを中心に回転した際に突部74、75の角部が仕切壁69または天井壁部11aに当たるまでの距離に近似される。そのため、式(1)において、b1/Ldは、扉67の突部74の下側の角部が仕切壁69に接触するまでに、扉67が回転し得る角度の正接関数を示している。したがって、式(1)は、キャビネット本体11が変形する際、扉67の突部74の下側の角部が仕切壁69に接触する前に、縦補強板57の下端が副補強板62の折曲部62a、62bに接触することを示している。扉68についても同様である。
キャビネット本体11には、図7に示すように、冷凍サイクルのコンプレッサ76が搭載される。この場合、コンプレッサ76は、キャビネット本体11の後上部に形成された凹段部30上に搭載される。すなわち、凹段部30の上面は、コンプレッサ76を搭載する搭載面として機能する。この場合、縦補強板57の下側の先端部は、キャビネット本体11のコンプレッサ搭載面である凹段部30よりも下方に位置している。
また、キャビネット本体11の収納室13内、この場合冷蔵室70内には、複数の棚77が設けられる。縦補強板57の下側の先端部は、複数の棚77のうちの最上段の棚77よりも下方に位置している。
さらに、収納室13内において冷蔵室70の下方は野菜室や冷凍室として区分されている。キャビネット本体11の前面部には、これら野菜室の前面の開口部を開閉する野菜室扉78や、冷凍室の前面の開口部を開閉する冷凍室扉79が設けられる。
断熱キャビネット10は、図1および図8に示すように、補強板支え80を備えている。補強板支え80は、左側壁部11cの内殻22の上下方向の中間部分の内側と、右側壁部11dの内殻25の中間部分の内側とに、それぞれ設けられている。各補強板支え80は、前後方向に長く延びている。補強板支え80の前後方向の中間部には、図12に示すように、補強板81が設けられる。補強板81は、左側壁部11cに設けられた補強板支え80と、右側壁部11dに設けられた補強板支え80との間を接続している。
図8には、左右の側壁部11c、11dにおける補強板支え80と補強板81との取付構造について、右側壁部11d側を代表して示している。補強板支え80は、短手方向に切断した断面つまり縦断面が、収納室13側へ向って開口したC字状いわゆる溝形状に形成されている。具体的には、補強板支え80は、中間部80aと上部80bと下部80cとを一体に有して構成されている。中間部80aは、側壁部11dに平行な平板状に構成されている。上部80bは、中間部80aの上端部にあって、中間部80aに直角な平板状に構成されている。下部80cは、中間部80aの下端部にあって、中間部80aに直角な平板状に構成されている。下部80cの先端部は、さらに下方へ折れ曲がっている。
右側壁部11dにおいて、補強板支え80の中間部80aは、真空断熱パネル26に接着剤等によって接着され固定されている。上部80bおよび下部80cは、内殻25を貫通して収納室13内へ突出されている。そして、上部80bの上面には、補強板81の端部が設置される。さらに、補強板81の上面には、図12にも示すように、冷蔵室底壁たる仕切壁69が設置される。そして、ねじ82が、上部80bの下方から上部80bおよび補強板81に通されて、仕切壁69にねじ込まれる。これにより、補強板81は、補強板支え80および仕切壁69に固定される。左側壁部11cにおいても同様である。このようにして、補強板81の両端が、左右の側壁部11c、11dに設けられた補強板支え80に固定される。
ここで、左右の側壁部11c、11dについて見ると、それぞれの内殻22、25は、例えばプラスチックなどの樹脂で構成されている。そのため、冷却による内殻22、25の熱収縮量は比較的大きい。一方、それぞれの外殻21、24は、例えば鋼板などの金属で構成されている。そのため、冷却による外殻21、24の熱収縮量は比較的小さい。このように、内殻22、25と、外殻21、24とでは、熱収縮量に差がある。そのため、収納室13内を冷却する際、外殻21、24に比べて内殻22、25の方が大きく収縮する。これにより、冷却の際、左側壁部11cおよび右側壁部11dには、全体として外側へ向って膨らむような力が作用する。
本実施形態において、左右の側壁部11c、11dは、補強板81によって繋がれている。そのため、側壁部11c、11dには、相互に引き合う力が作用する。このため、冷却によって、左側壁部11cおよび右側壁部11dに対し、外側へ向って膨らむような力が作用しても、左側壁部11cおよび右側壁部11dの変形を抑制することができる。
断熱キャビネット10は、縦補強板57と横補強板58とを備えている。横補強板58は、キャビネット本体11の開口部12の角部を構成する一方側の辺部に設けられている。縦補強板57は、キャビネット本体11の開口部12の角部を構成する他方側の辺部に設けられている。そして、縦補強板57と横補強板58とは、接続部59によって一体に接続され、補強部材86、87を構成している。これにより、左右の補強部材86、87は、全体的な強度が向上する。そのため、キャビネット本体11の周壁の厚さが薄い場合であっても、開口部12の角部を効果的に補強することができる。そして、この補強部材86、87によれば、開口部12の角部の角度を頑強に保つことができて、その角部の角度が変化することによるキャビネット本体11の変形を抑制できる。その結果、使用に充分に耐え得る断熱キャビネットを提供することができる。
開口部12の角部を構成する一方側の辺部として、開口部12の上辺部である天井壁部11aが設定されている。また、開口部12の角部を構成する他方側の辺部として、左右の側壁部11c、11dが設定されている。そして、左右の補強部材86、87の各横補強板58は、上辺部の前面を構成する前面板61に一体に接続されている。これにより、左右両側の補強板57、58を、前面板61により一体化できるため、開口部12の角部を一層頑強に補強することができる。その結果、断熱キャビネット10の変形をより効果的に抑制することができる。また、左側壁部11cと右側壁部11dの間隔の規制もより確実にできて、キャビネット本体11の幅の精度を上げることができる。
縦補強板57と横補強板58とは、接続部59によって接続されている。さらに、接続部59の幅は、縦補強板57の幅および横補強板58の幅よりも広い。このため、補強部材86、87において、縦補強板57と横補強板58との角度は、より強固に維持される。これにより、補強部材86、87全体としての強度が向上され、その結果、断熱キャビネット10の変形をさらに効果的に抑制することができる。
天井壁部11aと左側壁部11cとが突き合わさった部分は、斜状部32および空間S4に充填された発泡断熱材17によって、他の部分よりも厚くなっている。そして、左側補強部材86の接続部59は、その厚くなった部分つまり閉塞部32aの裏側に設けられている。同様に、天井壁部11aと右側壁部11dとが突き合わさった部分は、斜状部33および空間S5に充填された発泡断熱材17によって、他の部分よりも厚くなっている。そして、右側補強部材87の接続部59は、その厚くなった部分つまり閉塞部33aの裏側に設けられている。これにより、接続部59が露出することが避けられ、見栄えを損なうことがない。
補強部材86、87の各接続部59は、発泡断熱材17内に埋められている。このため、キャビネット本体11の角度の変化に対する強度が増し、断熱キャビネット10の変形をより効果的に抑制することができる。
補強板57、58の角部である補強板57の上部を、キャビネット本体11の左側壁部11c及び右側壁部11dの各前面部に締結部品であるねじ66によって締結している。これにより、補強板57、58の取付精度が高く得られ、断熱キャビネットの変形の防止に、より効果を奏する。
扉67、68を支持する図示しないヒンジは、天井壁部11aの上面に設けられる。そして、そのヒンジが取り付けられるヒンジ固定板60は、縦補強板57および横補強板58と一体化されている。このため、補強板57、58によって、扉67、68の支持を補強することができる。その結果、扉67、68の高い開閉精度が得られる、また、扉67、68の重量、特には開扉時の偏荷重によるキャビネット本体11の変形の抑制にも効果がある。
縦補強板57の少なくとも先端部を他の部品と締結しておらず、第一規制部である副補強板62の折曲部62a、62bによって幅方向に規制している。これにより、縦補強板57をキャビネット本体11に外方から挿入することで容易に組込むことができる。また、縦補強板57の少なくとも先端部を他の部品と締結していない。そのため、縦補強板57の少なくとも先端部の近傍には、締結部品が存在しない。したがって、扉67、68の裏側周縁部に装着するガスケットとの密接度がより高く得られ、冷気の漏れを防止するシール効果も高く得ることができる。
前記第一規制部は、キャビネット本体11の開口部12の側辺部に取付けた副補強板62に形成されている。これにより、補強板57の幅方向の規制が副補強板62でより堅固にでき、補強板57、58によるキャビネット本体11の補強効果を高めることができる。
縦補強板57の長さ寸法Lcと、縦補強板57の下側の先端部両側の隙間の寸法a1、a2と、扉67の裏側の突部74および扉68の裏側の突部75の左右方向の長さ寸法Ldと、突部74、75の上下両側の隙間の寸法b1と、は、上記式(1)の関係に設定されている。これによれば、キャビネット本体11の変形した際、扉67、68の突部74、75がキャビネット本体11に接触することを回避することができる。
キャビネット本体11を冷蔵庫用として用いる際、冷蔵庫で最も重い構造物の一つである冷凍サイクルのコンプレッサ76は、キャビネット本体11の後上部に搭載される。これによれば、断熱キャビネット10全体の前後の重量バランスを補強板57、58とコンプレッサ76とで良好に保つことができる。そのため、例えば断熱キャビネット10が、コンプレッサ76の重量によって後方へ転倒することを回避できる。
縦補強板57の先端部は、キャビネット本体11の収納室13内に設けられた最上段の棚77より下方に位置している。つまり、最上段の棚77と左右側壁部11c、11dとの取り付け部分は、縦補強板57の先端部の上方に位置している。ここで、棚77に載置された収納品の重量による力は、棚77と左右側壁部11c、11dとの取り付け部分に作用する。すると、左右側壁部11c、11dは、底壁部11bとの接続部分を支点に、収納室13側へ湾曲するように変形しようとする。すなわち、左右側壁部11c、11dは、作用点となる最上段の棚77の取り付け部分から、支点となる底壁部11bとの接続部分にかけて湾曲しようとする。ここで、縦補強板57の先端部は、左右側壁部11c、11dにおいて作用点と支点との間に設けられている。このため、左右側壁部11c、11dが湾曲すると、縦補強板57の先端部が第一規制部62a、62bに当たる。これにより、左右側壁部11c、11dは、縦補強板57が設けられた部分の湾曲方向への変形が抑制され、その結果、左右側壁部11c、11d全体としての変形を低減することができる。
また、左右側壁部11c、11dにおいて、コンプレッサ76の重量による力の作用点は、凹段部30との接続部分となる。ここで、縦補強板57の先端部は、キャビネット本体11のコンプレッサ76の搭載面となる凹段部30よりも下方に位置している。これによれば、縦補強板57の先端部は、左右側壁部11c、11dにおいて、作用点となる凹段部30との接続部分と、支点となる底壁部11bとの接続部分との間に設けられている。そのため、上記と同様に、左右側壁部11c、11dは、縦補強板57が設けられた部分の湾曲方向への変形が抑制され、その結果、左右側壁部11c、11d全体としての変形を低減することができる。
左側壁部11cは、主要な断熱材として真空断熱パネル23を使用している。同様に右側壁部11dは、主要な断熱材として真空断熱パネル26を使用している。これによれば、断熱キャビネット10は、左右の側壁11c、11dの厚さを薄くすることができる。その反面、断熱キャビネット10は、左右の側壁11c、11dの厚さを薄くしたことにより強度の低下が懸念される。しかし、本実施形態では、補強板57、58を有する補強部材86、87によって、左右側壁11c、11dを効果的に補強することができる。
なお、左右側壁部11c、11dは、例えば真空断熱パネル23、26と発泡断熱材17とを併用してもよい。これは、奥壁部11eも同様である。反対に、キャビネット本体11の天井壁部11a及び底壁部11bは、断熱材を真空断熱パネル23、26のみとしても良い。
また、キャビネット本体11は、個別に構成された天井壁部11aと、底壁部11b、左側壁部11cと、右側壁部11dと、奥壁部11eとを組み合わせて構成されている。これも、キャビネット本体11が変形しやすくなるところ、補強板57、58を有する補強部材86、87によって効果的に補強することができる。
(第二実施形態)
次に、図18を参照して第二実施形態について説明する。
第二実施形態において、キャビネット本体11の右下の角部には、補強部材86が設けられ、左下の角部には補強部材87が設けられている。これにより、キャビネット本体11において、開口部12の下側にある左右両側の角部を補強することができ、その結果、断熱キャビネット10の変形を抑制することができる。ちなみに、本実施形態では、第一実施形態における右側の補強部材87を、キャビネット本体11の左下角部に設け、第一実施形態における左側の補強部材86を、キャビネット本体11の右下角部に設けている。そのため、本実施形態では、補強部材87を左側の補強部材87と称し、補強部材86を右側の補強部材86と称する。なお、キャビネット本体11の下側の角部に設けられる補強部材86、87には、ヒンジ固定部60が設けられていない。
次に、図18を参照して第二実施形態について説明する。
第二実施形態において、キャビネット本体11の右下の角部には、補強部材86が設けられ、左下の角部には補強部材87が設けられている。これにより、キャビネット本体11において、開口部12の下側にある左右両側の角部を補強することができ、その結果、断熱キャビネット10の変形を抑制することができる。ちなみに、本実施形態では、第一実施形態における右側の補強部材87を、キャビネット本体11の左下角部に設け、第一実施形態における左側の補強部材86を、キャビネット本体11の右下角部に設けている。そのため、本実施形態では、補強部材87を左側の補強部材87と称し、補強部材86を右側の補強部材86と称する。なお、キャビネット本体11の下側の角部に設けられる補強部材86、87には、ヒンジ固定部60が設けられていない。
この場合、底壁部11bの前面部は、開口部12の左右下側の角部を構成する下辺部と側辺部とのうち、下辺部である。一方、左右側壁11c、11dの前面部は、開口部12の左右下側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうち、側辺部である。また、底壁部11bの前面部を一方側の辺部とすると、左右側壁11c、11dの前面部は他方側の辺部となる。
底壁部11bと左側壁部11cとが突き合わさった部分には、斜状部35によって空間S7が形成されている。この空間S7には、発泡断熱材17が充填されている。そのため、底壁部11bと左側壁部11cとが突き合わさった部分は、他の部分よりも厚くなっている。そして、空間S7の前側は、三角形の閉塞部35aによって閉塞されている。左側の補強部材87の接続部89は、底壁部11bと左側壁部11cとが突き合わされて厚くなった部分、すなわち閉塞部35aの裏側に設けられている。
同様に、底壁部11bと右側壁部11dとが突き合わさった部分には、斜状部36によって空間S8が形成されている。この空間S8には、発泡断熱材17が充填されている。そのため、底壁部11bと右側壁部11dとが突き合わさった部分は、他の部分よりも厚くなっている。そして、空間S8の前側は、三角形の閉塞部36aによって閉塞されている。右側の補強部材86の接続部89は、底壁部11bと右側壁部11dとが突き合わされて厚くなった部分、すなわち閉塞部36aの裏側に設けられている。
これによれば、接続部59が露出することが避けられ、見栄えを損なうことがない。また、左右の補強部材86、87の接続部59は、発泡断熱材17内に埋められて固定されるため、キャビネット本体11の角度の変化に対する強度が増し、断熱キャビネット10の変形の抑制により効果を奏する。
(第三実施形態)
次に、図19を参照して第三実施形態について説明する。
第三実施形態において、副補強板62は、第二規制部91を有している。第二規制部91は、折曲部62aの一部を切り起こし、縦補強板57に平行となるようにさらに折り曲げて形成されている。縦補強板57は、第二規制部91によって奥方への移動が規制される。したがって、縦補強板57は、左右側壁部11c、11dの前端部内において、正規の位置に定まる。これにより、縦補強板57による充分な補強効果を発揮させることができる。また、縦補強板57は、左右側壁部11c、11dの前端部内に挿入される際も、第二規制部91によって奥方への移動が規制される。このため、縦補強板57を左右側壁部11c、11dの前端部内に挿入する際に、縦補強板57が真空断熱パネル23、26に接触して真空断熱パネル23、26を破損させてしまうことを防止することができる。
次に、図19を参照して第三実施形態について説明する。
第三実施形態において、副補強板62は、第二規制部91を有している。第二規制部91は、折曲部62aの一部を切り起こし、縦補強板57に平行となるようにさらに折り曲げて形成されている。縦補強板57は、第二規制部91によって奥方への移動が規制される。したがって、縦補強板57は、左右側壁部11c、11dの前端部内において、正規の位置に定まる。これにより、縦補強板57による充分な補強効果を発揮させることができる。また、縦補強板57は、左右側壁部11c、11dの前端部内に挿入される際も、第二規制部91によって奥方への移動が規制される。このため、縦補強板57を左右側壁部11c、11dの前端部内に挿入する際に、縦補強板57が真空断熱パネル23、26に接触して真空断熱パネル23、26を破損させてしまうことを防止することができる。
(第四実施形態)
次に、図20を参照して第四実施形態について説明する。
第四実施形態において、断熱キャビネット10は、二個の中間補強部材95を備えている。中間補強部材95は、仕切壁69と左右側壁部11c、11dとの接続部分に設けられている。中間補強部材95は、二個の縦補強板57と、横補強板58とから構成されている。二個の縦補強板57は、上下に直線的に配置されている。横補強板58は、二個の縦補強板57の接続部分に対して直角に接続されている。中間補強部材95の縦補強板57は、左右側壁部11c、11dの前端部内に設けられている。中間補強部材95の横補強板58は、仕切壁69の前端部内に設けられている。これによれば、キャビネット本体11の変形を、縦補強板57および横補強板58を有する中間補強部材95の共用化を図りつつ効果的に抑制することができる。
次に、図20を参照して第四実施形態について説明する。
第四実施形態において、断熱キャビネット10は、二個の中間補強部材95を備えている。中間補強部材95は、仕切壁69と左右側壁部11c、11dとの接続部分に設けられている。中間補強部材95は、二個の縦補強板57と、横補強板58とから構成されている。二個の縦補強板57は、上下に直線的に配置されている。横補強板58は、二個の縦補強板57の接続部分に対して直角に接続されている。中間補強部材95の縦補強板57は、左右側壁部11c、11dの前端部内に設けられている。中間補強部材95の横補強板58は、仕切壁69の前端部内に設けられている。これによれば、キャビネット本体11の変形を、縦補強板57および横補強板58を有する中間補強部材95の共用化を図りつつ効果的に抑制することができる。
この場合、冷蔵室70について見ると、仕切壁69の前面部は、冷蔵室70の前側の開口部12aの下側の角部を構成する下辺部と側辺部とのうちの下辺部となる。一方、左右側壁部11c、11dの各前面部は、開口部12aの下側の角部を構成する下辺部と側辺部とのうちの側辺部となる。また、冷蔵室70の下方の室101について見ると、仕切壁69の前面部は、室101の前側の開口部12bの上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうちの上辺部となる。一方、左右側壁部11c、11dの各前面部は、開口部12bの上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうちの側辺部となる。そして、仕切壁69の前面部は、開口部12a、12bの角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とのうち一方側の辺部となる。一方、左右側壁部11c、11dの各前面部は、開口部12a、12bの角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とのうちの他方側の辺部となる。
また、中間補強部材95の横補強板58を仕切壁69の前面部に固定した場合、左右の中間補強部材95と仕切壁69とは一体化される。すると、左側壁部11cと右側壁部11dとは、一体化された左右の中間補強部材95および仕切壁69によって、相互の位置関係が規定される。これにより、キャビネット本体11の変形が抑制される。この場合、一体化された左右の中間補強部材95および仕切壁69は、規定部材として機能する。
(第五実施形態)
次に、図21を参照して第五実施形態について説明する。
第五実施形態において、断熱キャビネット10は、枠状補強部材96を備えている。枠状補強部材96は、二個の縦補強板57と、二個の横補強板58とを有している。枠状補強部材96は、縦補強板57および横補強板58を、矩形の枠状に形成し一体化して構成されている。枠状補強部材96において、二個の縦補強板57は、それぞれ左右の側壁部11c、11dの各前面部内に設けられている。また、二個の横補強板58は、それぞれ天井壁部11aの前面部内と底壁部11bの前面部内とに設けられている。これによっても、キャビネット本体11の変形を効果的に抑制することができる。
次に、図21を参照して第五実施形態について説明する。
第五実施形態において、断熱キャビネット10は、枠状補強部材96を備えている。枠状補強部材96は、二個の縦補強板57と、二個の横補強板58とを有している。枠状補強部材96は、縦補強板57および横補強板58を、矩形の枠状に形成し一体化して構成されている。枠状補強部材96において、二個の縦補強板57は、それぞれ左右の側壁部11c、11dの各前面部内に設けられている。また、二個の横補強板58は、それぞれ天井壁部11aの前面部内と底壁部11bの前面部内とに設けられている。これによっても、キャビネット本体11の変形を効果的に抑制することができる。
この場合、天井壁部11aの前面部は、キャビネット本体11の開口部12の上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうちの上辺部となる。また、底壁部11bの前面部は、開口部12の下側の角部を構成する下辺部と側辺部とのうちの下辺部となる。これに対し、左右側壁部11c、11dの各前面部は、開口部12の上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうちの側辺部となるとともに、開口部12の下側の角部を構成する下辺部と側辺部とのうちの側辺部となる。そして、天井壁部11aの前面部および底壁部11bの前面部は、開口部12の角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とのうちの一方側の辺部となる。一方、左右側壁部11c、11dの各前面部は、開口部12の角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とのうちの一方側の辺部となる。
なお、上記各実施形態の構成は、適宜組み合わせて実施することができる。
以上説明した断熱キャビネットは、上記実施形態にのみ限定されるものではない。冷蔵庫の断熱キャビネット以外であっても、例えば温蔵庫や冷凍ショーケース、その他の恒温庫の断熱キャビネットとして使用できる。
以上説明した断熱キャビネットは、上記実施形態にのみ限定されるものではない。冷蔵庫の断熱キャビネット以外であっても、例えば温蔵庫や冷凍ショーケース、その他の恒温庫の断熱キャビネットとして使用できる。
また、上記各実施形態において、左右の側壁部11c、11dの厚さが35〔mm〕以下である場合に、より高い効果が期待できる。
上記各実施形態において、真空断熱パネル23、26の厚さは、それぞれ20〔mm〕を想定している。外殻21、24と内殻22、25の各合計の厚さは、それぞれ1.5〔mm〕を想定している。この場合、左右の側壁部11c、11dの厚さは、それぞれ21.5〔mm〕となる。そのため、左右の側壁部11c、11dは、高い効果が期待できる25〔mm〕以下の厚さで構成されている。
上記各実施形態において、真空断熱パネル23、26の厚さは、それぞれ20〔mm〕を想定している。外殻21、24と内殻22、25の各合計の厚さは、それぞれ1.5〔mm〕を想定している。この場合、左右の側壁部11c、11dの厚さは、それぞれ21.5〔mm〕となる。そのため、左右の側壁部11c、11dは、高い効果が期待できる25〔mm〕以下の厚さで構成されている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Claims (17)
- 前面に開口部が形成され、内部に前記開口部に通じる収納室を有するキャビネット本体と、
前記キャビネット本体の前記開口部の周囲を構成する壁部のうち少なくとも二つの壁部内に設けられ、これら二つの壁部の位置を規定する規定部材と、を備える断熱キャビネット。 - 前記規定部材は、前記キャビネット本体を構成する壁部内にあって前記開口部の角部に設けられた補強部材によって構成され、
前記補強部材は、前記キャビネット本体の前記開口部の角部を構成する一方側の辺部および他方側の辺部の内部に設けられた補強板を有し、
前記一方側の辺部に設けられた前記補強板と前記他方側の辺部に設けられた前記補強板とが一体化されている請求項1に記載の断熱キャビネット。 - 前記一方側の辺部は上辺部であり、前記他方側の辺部は側辺部であって、前記上辺部の内部に設けられた補強板は、前記上辺部の前面を構成する前面板と一体化されている請求項2に記載の断熱キャビネット。
- 前記一方側の辺部は下辺部であり、前記他方側の辺部は側辺部である請求項2に記載の断熱キャビネット。
- 前記一方側の辺部に設けられた前記補強板と、前記他方側の辺部に設けられた前記補強板とは、前記補強板よりも幅の広い接続部によって接続されて一体化されている請求項2から4のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
- 前記キャビネット本体の側壁部と天井壁部とが突き合わされた部分、または前記側壁部と底壁部とが突き合わされた部分は、他の部分より厚くなっていて、その厚くなった部分に、前記接続部が設けられている請求項5に記載の断熱キャビネット。
- 前記補強部材の角部は、締結部品によって前記キャビネット本体に固定されている請求項2から6のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
- 前記開口部を開閉する扉と、
前記キャビネット本体の最上部にあって前記扉を支持するヒンジと、が設けられ、
前記補強部材は、前記ヒンジを固定するヒンジ固定板と一体化されている請求項2から7のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。 - 前記補強板の先端部は、他の部品と締結されておらず、第一規制部によって幅方向への移動が規制されている請求項2から8のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
- 前記キャビネット本体の前記開口部の側辺部に取り付けられた副補強板を備え、
前記第一規制部は、前記副補強板に設けられている請求項9に記載の断熱キャビネット。 - 前記側辺部の内部に設けられた前記補強板は、前記開口部の側辺部に縦方向に挿入され、この補強板の後方に、該補強板の後方への移動を規制する第二規制部が設けられている請求項2から10のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
- 前記開口部を開閉し、裏側に突部を有する扉を備え、
前記側辺部の内部に設けられた前記補強板と当該補強板の両側に存在する両側部品との隙間は、前記キャビネット本体が変形した際に前記突部が前記キャビネット本体に接する前に前記補強板が前記両側部品に接する寸法である請求項2から11のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。 - 前記キャビネット本体の後上部に、冷凍サイクルのコンプレッサを搭載するコンプレッサ搭載面を有している請求項2から12のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
- 前記側辺部の内部に設けられた前記補強板の先端部は、前記キャビネット本体の収納室に設けられる最上段の棚より下方に位置している請求項2、3、5から13のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
- 前記キャビネット本体の後上部に、冷凍サイクルのコンプレッサを搭載するコンプレッサ搭載面を有し、
前記側辺部の内部に設けられた前記補強板の先端部は、前記コンプレッサ搭載面より下方に位置している請求項2、3、5から14のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。 - 前記キャビネット本体を構成する壁部のうち、少なくとも左右両側の壁部は、主要な断熱材として真空断熱パネルを有している請求項2から15のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
- 前記キャビネット本体は、個別に構成された複数の壁部を組み合わせて構成されている請求項2から16のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP12854737.9A EP2789945B1 (en) | 2011-12-07 | 2012-11-15 | Thermal insulation cabinet |
CN201280059459.8A CN103958992B (zh) | 2011-12-07 | 2012-11-15 | 绝热箱 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011-267805 | 2011-12-07 | ||
JP2011267805A JP6038446B2 (ja) | 2011-12-07 | 2011-12-07 | 断熱キャビネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
WO2013084685A1 true WO2013084685A1 (ja) | 2013-06-13 |
Family
ID=48574063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
PCT/JP2012/079647 WO2013084685A1 (ja) | 2011-12-07 | 2012-11-15 | 断熱キャビネット |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2789945B1 (ja) |
JP (1) | JP6038446B2 (ja) |
CN (1) | CN103958992B (ja) |
TW (1) | TWI504849B (ja) |
WO (1) | WO2013084685A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108027196B (zh) * | 2015-10-21 | 2020-06-09 | 松下知识产权经营株式会社 | 冷藏库 |
EP3452766B1 (en) * | 2016-05-03 | 2023-04-19 | Whirlpool Corporation | Refrigerator appliance with a vacuum insulation and a hinge support |
US11150008B2 (en) * | 2020-01-16 | 2021-10-19 | Whirlpool Corporation | Cabinet reinforcing assembly |
CN111828448B (zh) * | 2020-07-02 | 2022-10-04 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 真空隔热板的定位装置 |
US11486627B2 (en) | 2020-12-30 | 2022-11-01 | Whirlpool Corporation | Reinforcement assembly for an insulated structure |
CN113133259B (zh) * | 2021-03-03 | 2023-01-10 | 中天宽带技术有限公司 | 通信机柜 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58177783U (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-28 | 日本トレ−ルモ−ビル株式会社 | 冷凍コンテナにおける内部隅部構造 |
JPS62195083U (ja) * | 1986-05-29 | 1987-12-11 | ||
JPH05240564A (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-17 | Toshiba Corp | 冷蔵庫の扉 |
JPH06147744A (ja) | 1992-11-09 | 1994-05-27 | Hitachi Ltd | 冷凍冷蔵庫 |
JPH08233445A (ja) * | 1995-02-27 | 1996-09-13 | Toshiba Corp | 冷蔵庫 |
JPH0912084A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-14 | Daikin Ind Ltd | コンテナ用冷凍装置 |
JP2728318B2 (ja) | 1991-02-15 | 1998-03-18 | シャープ株式会社 | 真空断熱箱体の製造方法 |
JP2005241142A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 断熱箱体 |
JP2011208907A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Panasonic Corp | 冷蔵庫 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0230711Y2 (ja) * | 1985-02-07 | 1990-08-17 | ||
JPS61164987U (ja) * | 1985-03-08 | 1986-10-13 | ||
JPH0735945B2 (ja) * | 1989-11-17 | 1995-04-19 | 三洋電機株式会社 | 冷蔵庫等の断熱壁体 |
JPH05133678A (ja) * | 1991-11-15 | 1993-05-28 | Nippondenso Co Ltd | 断熱箱 |
JPH05240264A (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-17 | Aisin Seiki Co Ltd | 湿式多板クラッチ装置 |
JPH0861834A (ja) * | 1994-08-18 | 1996-03-08 | Toshiba Corp | 断熱箱体及びその製造方法 |
JP3113529B2 (ja) * | 1994-11-18 | 2000-12-04 | 三洋電機株式会社 | 冷凍冷蔵庫 |
JP3609535B2 (ja) * | 1996-05-08 | 2005-01-12 | 三洋電機株式会社 | 断熱箱体 |
JP2004232887A (ja) * | 2003-01-28 | 2004-08-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷蔵庫 |
JP4243163B2 (ja) * | 2003-10-21 | 2009-03-25 | 三洋電機株式会社 | 低温貯蔵庫 |
JP2006097904A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷蔵庫 |
JP2006313024A (ja) * | 2005-05-06 | 2006-11-16 | Hitachi Home & Life Solutions Inc | 観音開き式扉を備えた冷蔵庫 |
DE102005057143A1 (de) * | 2005-11-30 | 2007-06-06 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Kältegerät mit Isolationsleiste zum thermischen Entkoppeln der Seitenwände |
DE102005057150A1 (de) * | 2005-11-30 | 2007-06-06 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Kühl- bzw. Gefrierschrank mit Verstärkungsrahmen |
-
2011
- 2011-12-07 JP JP2011267805A patent/JP6038446B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2012
- 2012-11-15 CN CN201280059459.8A patent/CN103958992B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2012-11-15 EP EP12854737.9A patent/EP2789945B1/en not_active Not-in-force
- 2012-11-15 WO PCT/JP2012/079647 patent/WO2013084685A1/ja active Application Filing
- 2012-11-23 TW TW101143850A patent/TWI504849B/zh not_active IP Right Cessation
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58177783U (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-28 | 日本トレ−ルモ−ビル株式会社 | 冷凍コンテナにおける内部隅部構造 |
JPS62195083U (ja) * | 1986-05-29 | 1987-12-11 | ||
JP2728318B2 (ja) | 1991-02-15 | 1998-03-18 | シャープ株式会社 | 真空断熱箱体の製造方法 |
JPH05240564A (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-17 | Toshiba Corp | 冷蔵庫の扉 |
JPH06147744A (ja) | 1992-11-09 | 1994-05-27 | Hitachi Ltd | 冷凍冷蔵庫 |
JPH08233445A (ja) * | 1995-02-27 | 1996-09-13 | Toshiba Corp | 冷蔵庫 |
JPH0912084A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-14 | Daikin Ind Ltd | コンテナ用冷凍装置 |
JP2005241142A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 断熱箱体 |
JP2011208907A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Panasonic Corp | 冷蔵庫 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN103958992A (zh) | 2014-07-30 |
TW201337192A (zh) | 2013-09-16 |
JP6038446B2 (ja) | 2016-12-07 |
EP2789945A1 (en) | 2014-10-15 |
EP2789945A4 (en) | 2015-07-15 |
EP2789945B1 (en) | 2019-06-19 |
JP2013119996A (ja) | 2013-06-17 |
CN103958992B (zh) | 2016-01-20 |
TWI504849B (zh) | 2015-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013084685A1 (ja) | 断熱キャビネット | |
US9696083B2 (en) | Refrigerator | |
US10533697B2 (en) | Refrigerator and manufacturing method therefor | |
KR102273285B1 (ko) | 냉장고 및 이에 구비되는 진공 단열재 | |
EP3232144B1 (en) | Refrigerator | |
JP2009174842A (ja) | 冷蔵庫 | |
WO2009084181A1 (ja) | 冷蔵庫 | |
EP2893274B1 (en) | Refrigerator and manufacturing method thereof | |
JP6695020B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP5985273B2 (ja) | 断熱箱体 | |
JP2006220386A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP6688952B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2017083046A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2019207102A (ja) | 断熱箱体 | |
JP6236623B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP6178040B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP5715937B2 (ja) | 断熱キャビネット | |
JP5868151B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP5897317B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP5911280B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2022076651A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP6271124B2 (ja) | 冷蔵庫の断熱箱体の製造方法 | |
JP2018128245A (ja) | 断熱箱体 | |
JP2017078547A (ja) | 冷蔵庫 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
121 | Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application |
Ref document number: 12854737 Country of ref document: EP Kind code of ref document: A1 |
|
NENP | Non-entry into the national phase |
Ref country code: DE |
|
WWE | Wipo information: entry into national phase |
Ref document number: 2012854737 Country of ref document: EP |