JP6038446B2 - 断熱キャビネット - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は断熱キャビネットに関する。
近年、例えば家庭用の冷蔵庫は大容量化の傾向にあり、それを外形寸法の増大を抑制しつつ実現するために、断熱キャビネットの周壁の厚さを小さくすることが行われている。この場合、その厚さの小さい周壁でも、キャビネットには断熱性能を充分に確保する必要があり、そのために、キャビネットの周壁には、発泡断熱材を充填するのに加えて、断熱パネル例えば真空断熱パネルを使用することが行われており、更にはキャビネットの周壁を真空断熱パネルを充填するだけで構成するようにしたものもある(例えば特許文献1、2参照)。
真空断熱パネルは、例えば細いガラス繊維の綿状物であるグラスウールをマット状にしてコア材とし、このコア材をアルミニウム箔と合成樹脂とのラミネートフィルムで製袋したガスバリア容器に挿入し、内部を真空排気して開口を閉塞することにより、容器内部を真空減圧状態に保持したパネルであり、薄くて低い熱伝導率(高い断熱性)を保有しているので、これを使用することで、断熱キャビネットの周壁の厚さを小さくしつつ高い断熱性能を得ることができる。
特許第2728318号公報 特開平6−147744号公報
しかしながら、周壁の厚さを小さくした断熱キャビネットは、全体の剛性に乏しく、変形しやすいものである。図22はその様子を極端な形で示しており、周壁1aの厚さを小さくした断熱キャビネット1が、正面より見て左倒れに変形している(反対に右倒れに変形する場合もある)。これには、断熱キャビネット1が、前面に開口部2を有し、内部にその開口部2に連なる収納室3を有する形状であることもその一因となっており、更に、断熱キャビネット1の前面部に、扉4がそれぞれ外側の上下部を図示しないヒンジにより枢支されて、そのヒンジを中心とした回動により開閉されるようになっているのも又その一因となっている。
しかして、このように断熱キャビネット1が変形するようであると、使用には耐え難い。
そこで、周壁の厚さが小さくても、変形を効果的に防止して、使用に耐え得る断熱キャビネットを提供する。
本実施形態の断熱キャビネットにおいては、前面に開口部を有し、内部にその開口部に連なる収納室を有するキャビネット本体と、このキャビネット本体の前記開口部の角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とに内設された補強板と具備し、前記両辺部の補強板が一体化されて剛体化されている。キャビネット本体の開口部の角部を構成する一方側の辺部が上辺部であり、他方側の辺部が側辺部であって、そのうちの上辺部に内設された補強板が、上辺部の前面を構成する前面板に一体化されている。前記補強板はその奥側への動きが規制部により規制されており、前記補強板が配置された前記キャビネット本体には真空断熱パネルが前記補強板の奥側に配置されている。前記補強板は前記キャビネット本体の前側に配置されており、前記キャビネット本体の前側には前記開口部を開閉する扉が配置されている。更に、前記キャビネット本体は直方体であることを特徴とする。
第1の実施形態を示す、キャビネット本体と補強板との分解斜視図 補強板の前方からの斜視図 補強板の後方からの斜視図 キャビネット本体上側の左側角部の斜視図 図4のV−V線に沿う横断面図 キャビネット本体上部の正面図 断熱キャビネット(冷蔵庫)の側面図 キャビネット本体の左右両側壁間を補強する、片側部分の縦断正面図 キャビネット本体の模式的斜視図 キャビネット本体の組立て前の模式的斜視図 キャビネット本体の縦断側面図 キャビネット本体の縦断正面図 図11のXIII部分の拡大図 図12のXIV部分の、一部を省略した拡大図 図11のXV部分の拡大図 図12のXVI部分の、一部を省略した拡大図 図12のXVII−XVII線に沿う奥部の、一部を省略した横断面図 第2の実施形態を示すキャビネット本体の斜視図 第3の実施形態を示す図5相当図 第4の実施形態を示す図18相当図 第5の実施形態を示す図18相当図 従来例の変形の様子を極端な形で示す正面図
以下、冷蔵庫の断熱キャビネットに適用して、その第1の実施形態につき、図1ないし図17を参照して説明する。
まず、図9には、断熱キャビネットのキャビネット本体11を模式的に示しており、このキャビネット本体11は、この場合、図10に示すように、周壁を、天井壁部11aと、底壁部11b、左側壁部11c、右側壁部11d、及び奥壁部11eの別に分割して形成し、それらを接合することにより組成したもので、全体には、図9に示すように、前面に開口部12を有するほゞ直方体の箱状を成し、内部にその開口部に連なる収納室13を有している。
上記各壁部11a〜11eについて詳述すると、図11に示すように、天井壁部11aは、基本的には、これの外殻14と内殻15との間に真空断熱パネル16を配設すると共に、その内側の残り空間に発泡断熱材17を充填して構成したものであり、底壁部11bも又、基本的には、これの外殻18と内殻19との間に真空断熱パネル20を配設すると共に、その内側の残り空間に発泡断熱材17を充填して構成したものである。すなわち、これら天井壁部11aと底壁部11bは、充填する断熱材をほゞ真空断熱パネルのみとして構成している。
これに対して、左側壁部11cは、図12に示すように、基本的には、これの外殻21と内殻22との間に真空断熱パネル23を充填するだけで構成したものであり、右側壁部11dも又、図12に示すように、これの外殻24と内殻25との間に真空断熱パネル26を充填するだけで構成したものであり、更に奥壁部11eも、図11に示すように、これの外殻27と内殻28との間に真空断熱パネル29を充填するだけで構成したものである。すなわち、これら左側壁部11cと右側壁部11d及び奥壁部11eは、充填する断熱材を真空断熱パネルのみとして構成している。
この場合、各外板相当の外殻14,18,21,24,27は例えば鋼板等の金属製であり、各内板相当の内殻15,19,22,25,28は例えばプラスチック製である。
詳細には、天井壁部11aでは、真空断熱パネル16を外殻14の内面に貼着している。又、この天井壁部11aの外殻14と内殻15は、互いの各前端部を接合しており、後部においては凹段部30を形成し、この凹段部30を含む屈曲部には発泡断熱材17を充填するだけで、真空断熱パネルを配設してはいない。但し、薄い真空断熱パネルを配設しても良い。
凹段部30の後縁部においては、内殻15に図13に示す斜状部31を左右の全長にわたり形成し、左側縁部及び右側縁部においては、内殻15に図14に示す斜状部32,33を前後の全長にわたり形成して、ともに真空断熱パネル16から離間させている。又、その斜状部32,33には、それによる後述の空間S4,S5の前面部を閉塞する三角形の閉塞部32a,33aを、図1及び図4に示すように、一体に形成している。
これに対して、底壁部11bでは、真空断熱パネル20を外殻18の内面に貼着している。又、この底壁部11bの外殻18と内殻19も、互いの各前端部を接合しており、後縁部においては、内殻19に図15に示す斜状部34を左右の全長にわたり形成して真空断熱パネル20から離間させ、左側縁部及び右側縁部においては、内殻19に図16に示す斜状部35,36を前後の全長にわたり形成して、真空断熱パネル20から離間させている。
左側壁部11cでは、外殻21及び内殻22の両内面に真空断熱パネル23を貼着している。又、この左側壁部11cの外殻21と内殻22も、互いの各前縁部を接合しており、外殻21の上下の両縁部と後縁部には、図14、図16及び図17に示すように、それぞれ内側へほゞ直角の折曲部37,38,39を形成し、内殻22の後縁部に、図17に示すように、同じく内側へほゞ直角の折曲部40を形成している。
右側壁部11dでは、外殻24及び内殻25の両内面に真空断熱パネル26を貼着している。又、この右側壁部11dの外殻24と内殻25も、互いの各前縁部を接合しており、外殻24の上下の両縁部と後縁部には、図14、図16及び図17に示すように、それぞれ内側へほゞ直角の折曲部41,42,43を形成し、内殻25の後縁部に、図17に示すように、同じく内側へほゞ直角の折曲部44を形成している。
奥壁部11eでは、外殻27及び内殻28の両内面に真空断熱パネル29を貼着している。又、この奥壁部11eの外殻27の上下の両縁部には、図13及び図15に示すように、それぞれ内側へほゞ直角の折曲部45,46を形成している。
以上の構成をもとに、奥壁部11eには左側壁部11c及び右側壁部11dを組み付けている。この組み付けは、図17に示すように、奥壁部11eの外殻27の左右両側の縁部27a,27bに、左側壁部11c及び右側壁部11dの各外殻21,24の折曲部39,43を、それぞれシール材47を介し重ねて、複数のねじ48により締め付け結合し、奥壁部11eの内殻28の左右両側の縁部28a,28bに、左側壁部11c及び右側壁部11dの各内殻22,25の折曲部40,44を重ねて、図示しない複数のねじ等により締め付け結合することで行っている。
次いで、上記奥壁部11eと左側壁部11c及び右側壁部11dの組成体に、底壁部11bと天井壁部11aとを組み付けている。この組み付けは、奥壁部11eに対する底壁部11bの場合、図15に示すように、底壁部11bの外殻18の後縁部18aを、奥壁部11eの外殻27の折曲部46に重ねて図示しない複数のねじ等により締め付け結合し、内殻19の斜状部34の先端部を、奥壁部11eの内殻28の下縁部28cにシール材49を介し重ねて複数のねじ50により締め付け結合することで行っている。
左側壁部11c及び右側壁部11dに対する底壁部11bの場合、図16に示すように、底壁部11bの外殻18の左右の両側縁部18b,18cを、左側壁部11c及び右側壁部11dの各外殻21,24の折曲部38,42に重ねて図示しない複数のねじ等により締め付け結合し、内殻19の斜状部35,36の先端部を、左側壁部11c及び右側壁部11dの各内殻22,25の下縁部22a,25aにシール材51を重ねて複数のねじ52により締め付け結合することで行っている。
奥壁部11eに対する天井壁部11aの場合、図13に示すように、天井壁部11aの外殻14の後縁部14aを、奥壁部11eの外殻27の折曲部45に重ねて図示しない複数のねじ等により締め付け結合し、内殻15の斜状部31の先端部を、奥壁部11eの内殻28の上縁部28dにシール材53を介し重ねて複数のねじ54により締め付け結合することで行っている。
又、左側壁部11c及び右側壁部11dに対する天井壁部11aの場合、図14に示すように、天井壁部11aの外殻14の左右の両側縁部14b,14cを、左側壁部11c及び右側壁部11dの各外殻21,24の折曲部37,41に重ねて図示しない複数のねじ等により締め付け結合し、内殻15の斜状部32,33の先端部を、左側壁部11c及び右側壁部11dの各内殻22,25の上縁部22b,25bにシール材55を介し重ねて複数のねじ56により締め付け結合することで行っている。
そして、その後、天井壁部11aにおける内殻15と前記真空断熱パネル16との間の空間S1と、底壁部11bにおける内殻19と真空断熱パネル20との間の空間S2に、それぞれ前記発泡断熱材17を原液の状態で注入し発泡させて充填している。発泡断熱材17は例えば発泡ポリウレタンである。
又、この場合、発泡断熱材17は、真空断熱パネル16と発泡断熱材17とで充たされた天井壁部11aにおいては、図14に示すように、内殻15と真空断熱パネル16との間の空間S1から、真空断熱パネル16と左右両側壁部11c,11dの真空断熱パネル23,26との端縁部相互間の隙間g1,g2にかけて充填していると共に、図13に示すように、内殻15と真空断熱パネル16との間の空間S1から、真空断熱パネル16と奥壁部11eの真空断熱パネル29との端縁部相互間(凹段部30を含む屈曲部の空間)の隙間g3にかけて充填している。
一方、発泡断熱材17は、真空断熱パネル20と発泡断熱材17とで充たされた底壁部11bにおいては、図16に示すように、内殻19と真空断熱パネル20との間の空間S2から、真空断熱パネル20と左右両側壁部11c,11dの真空断熱パネル23,26との端縁部相互間の隙間g4,g5にかけて充填していると共に、図15に示すように、内殻19と真空断熱パネル20との間の空間S2から、真空断熱パネル20と奥壁部11eの真空断熱パネル29との端縁部相互間の隙間g6にかけて充填している。
このほか、発泡断熱材17は、図17に示すように、奥壁部11eの真空断熱パネル29と、左右両側壁部11c,11dの真空断熱パネル23,26との端縁部相互間の隙間g7,g8にも充填している。
更に、上記真空断熱パネル16,20,23,26,29の端縁部相互間の部分には、それぞれ斜状部31〜36による空間S3〜S8が形成され、その空間S3〜S8にも発泡断熱材17を充填している。
さて、図1は、如上のキャビネット本体11を、より具体的に示しており、補強板57,58を組込むようにしている。補強板57は、この場合、キャビネット本体11の左側壁部11c及び右側壁部11dの各前面部に添う一対のもので、縦方向である上下方向に延びる長尺状を成している。キャビネット本体11の左側壁部11c及び右側壁部11dの各前面部は、キャビネット本体11の前記開口部12の上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうちの側辺部であり、更には、同開口部12の角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とのうちの他方側の辺部である。
これに対して、補強板58は、この場合、キャビネット本体11の天井壁部11aの前面部に添う一対のもので、横方向である左右方向に延びる長尺状を成している。キャビネット本体11の天井壁部11aの前面部は、キャビネット本体11の前記開口部12の上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうちの上辺部であり、更には、同開口部12の角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とのうちの一方側の辺部である。
補強板57,58は、図2及び図3に示すように、角部で、それら補強板57,58より幅広な三角形の接続部59で一体化しており、詳細には、剛性に富む素材の鋼板からプレス機械で打ち抜き且つ成形することにより、接続部59とも一体で、L字状に接続され、剛体化されている。更に、この補強板57,58には、ヒンジ固定板60を一体化しており、これも詳細には、補強板58の補強板57側部分から後方へヒンジ固定板60を延ばす形態で、該ヒンジ固定板60も上記素材の鋼板からの打ち抜き成形により一体化している。
なお、これら補強板57,58と接続部59及びヒンジ固定板60は、別体で、それらを溶接等により一体化したものであっても良い。
又、補強板58には、図1に示すように、キャビネット本体11の開口部12の上辺部の前面を構成する前面板61を、2つの補強板58の両前面に渡して溶接、接着、ねじ締め等の手段により一体化している。この前面板61は、前記天井壁部11aの外殻14の前面部を構成するものである。
如上の前面板61、接続部59、及びヒンジ固定板60を含む補強板57,58については、図4に示すように、前記キャビネット本体11の左側壁部11c及び右側壁部11dの各前面部(開口部12の側辺部)に、補強板57を縦方向に挿入して内設している。図5は、その補強板57の挿入した部分を示しており、キャビネット本体11の左側壁部11c及び右側壁部11d(左側壁部11cのみ図示)の各前面部の裏側に副補強板62を取付けていて、この副補強板62の更に裏側に補強板57を縦方向に挿入して添わせている。副補強板62は、例えば鋼板製で、キャビネット本体11の左側壁部11c及び右側壁部11dの各前面部のほゞ全長に渡る長尺状を成している。
又、この場合、副補強板62のそれぞれ内外両側には、奥側への折曲部62a,62bを形成していて、この折曲部62a,62b間に補強板57を、挿入のための僅かな隙間a1,a2のみを余して位置させることにより、幅方向である左右方向に規制するようにしている。従って、副補強板62の折曲部62a,62bは、補強板57を幅方向に規制する規制部として機能するものである。
更に、キャビネット本体11の天井壁部11aと、底壁部11b、左側壁部11c、及び右側壁部11dにおいては、前記外殻14,18,21,24の各前端部と、内殻15,19,22,25の各前端部とを、詳細には、そのうちの左側壁部11c部分を図5で代表して示すように、内サッシ63を介して接合しており、この内サッシ63には、パイプホルダ63aを一体に形成し、このパイプホルダ63aの先端部で防露パイプ64を保持している。なお、防露パイプ64はキャビネット本体11の前縁部の露付きを防止するためのものであり、このほか、キャビネット本体11の左側壁部11cと右側壁部11dには、各外殻21,24と真空断熱パネル23、26との間に放熱パイプ65を挟設している。放熱パイプ65は、収納室13の冷却に供する冷凍サイクルの凝縮器たるものであり、防露パイプ64もその凝縮器の一部たるものである。
補強板57,58の角部である補強板57の上部は、図4に示すように、キャビネット本体11の左側壁部11c及び右側壁部11d(これも左側壁部11cのみ図示)の各前面部に締結部品であるねじ66によって締め付け結合、すなわち締結している。これのほか、補強板57は他の部品と締結していない。なお、この場合、補強板57は少なくとも先端部が他の部品と締結されていなければ良い。
加えて、キャビネット本体11の天井壁部11aと左側壁部11c及び右側壁部11dとが合わさる部分は、前記斜状部32,33及びそれらによる空間S4,S5に充填した発泡断熱材17により他の部分より厚くなっていて、補強板57,58を一体化した接続部59をその厚くなった部分(前記閉塞部32a,33aの裏側)に内設している。
図6は、キャビネット本体11の前面の開口部12を回動により開閉する扉67,68を示している。この扉67,68は、この場合、キャビネット本体11の内部(収納室13)を仕切壁69により仕切ってその上部に形成した例えば冷蔵室70の前面開口部を観音開き式に開閉する左右の冷蔵室扉であり、キャビネット本体11の最上部と仕切壁69には、その扉67,68を枢支するヒンジ(図示省略)があって、そのヒンジを前記ヒンジ固定板60で固定している。
なお、図4には、ヒンジ固定板60を覆ってキャビネット本体11の天井壁部11aの上面に被着した上面板71を示しており、この上面板71には、ヒンジ固定板60が有する複数のヒンジ取付孔72に対応してねじ等のヒンジ取付部品(図示せず)を挿通する孔73を形成している。
図6には又、上記扉67,68の裏面部に周囲部に沿って矩形の枠状に形成した突部74,75を示しており、キャビネット本体11が前述(図22)のように変形したときには、その突部74,75の下端角部がキャビネット本体11に接する。この突部74,75の下端角部がキャビネット本体11に接するまでの寸法はb1であり、扉67,68(この場合、特には扉68)の横幅はLdである。これに対して、前記補強板57が、副補強板62の折曲部62a,62bとの間、すなわち、補強板57の両側に位置した部品(両側部品)との間に、挿入のために余した隙間はa1,a2(図5参照)であり、補強板57,58の長さはLC(図4参照)である。
しかして、それらの間には下記の関係を定めている。
(a1+a2)/LC < (b1/Ld) …式(1)
これは、要するに、キャビネット本体11の開口部12の側辺部に内設した補強板57の、両側部品との隙間a1,a2を、扉67,68の突部74、75がキャビネット本体11の変形でキャビネット本体11の一部である仕切壁69に接する寸法以下に定めているのである。なお、扉67,68の突部74,75は、キャビネット本体11の収納室13(冷蔵室70)の冷気の漏れを防止するためのものであり、且つ、扉67,68の裏側に例えば複数段の収納部(いわゆるドアポケット)を形成するためのものでもある。
図7には、キャビネット本体11が冷蔵庫用であることにより、冷凍サイクルのコンプレッサ76を搭載した形態で示している。この場合、キャビネット本体11のコンプレッサ76搭載面は前記凹段部30であり、すなわち、コンプレッサ76はキャビネット本体11の後上部に形成した凹段部30上に搭載している。キャビネット本体11の開口12の側辺部に内設した補強板57の先端部は、このキャビネット本体11のコンプレッサ搭載面である凹段部30よりも下方に位置している。
図7には又、キャビネット本体11の収納室13(冷蔵室70)に複数段に配設される棚77をも示しており、キャビネット本体11の開口12の側辺部に内設した補強板57の先端部は、そのうちの最上段の棚77よりも下方に位置している。
図7には更に、キャビネット本体11の前面部に設けた野菜室扉78や冷凍室扉79をも示しており、キャビネット本体11の収納室13は、冷蔵室70のほかに、それらの扉78,79によって前面の開口部が開閉される野菜室や冷凍室の別にも仕切っている。
そして、図1及び図8には、キャビネット本体11の左側壁部11cと右側壁部11dの各内殻22,25の上下方向の中間部の内側に設けた補強板支え80を示しており、いずれも前後方向に長く延びていて、この補強板支え80の前後方向の中間部の相互間に図12に示す補強板81を架設している。
図8は、この補強板支え80と補強板81の取付構造を右側壁部11d側で代表して示しており、補強板支え80は、断面形が例えばコ字形で、その中間部80aを左側壁部11cと右側壁部11dの各真空断熱パネル23,26に接着剤で貼着しており、上下の両部80b,80cを左側壁部11cと右側壁部11dの各内殻22,25を通しキャビネット本体11内に突出させて、上部80bに補強板81の両端部を載置してねじ82により締め付け結合している。この構成で、補強板81は、キャビネット本体11の特には冷却時に左側壁部11cと右側壁部11dの各内殻22,25が収縮して左側壁部11cと右側壁部11dの全体が太鼓状に膨らみ変形するのを防止するようになっている。なお、補強板81上には冷蔵室底壁83を配置して上記ねじ82により共締めしている。
このように上記構成の断熱キャビネットでは、前面に開口部12を有し、内部にその開口部に連なる収納室13を有するキャビネット本体11と、このキャビネット本体11の開口部12の角部に、この角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とに内設された補強板57,58と具備し、この補強板57,58を一体化して剛体化している。これにより、キャビネット本体11の周壁の厚さが小さくても、開口部12の角部を補強でき、特にはその角部の角度を頑強に保つことができて、その角部の角度が変化することによるキャビネット本体11の変形を防止でき、使用に充分に耐え得る断熱キャビネットを提供できる。
又、上記構成の断熱キャビネットでは、キャビネット本体11の開口部12の角部を構成する一方側の辺部が上辺部であり、他方側の辺部が側辺部であって、そのうちの上辺部に内設した補強板58を、上辺部の前面を構成する前面板61に一体化している。これにより、キャビネット本体11の上側における左右両側の補強板57,58を前面板61により一体化できて、開口部12の角部を一層頑強に補強でき、断熱キャビネットの変形の防止に、より効果がある。又、キャビネット本体11の左側壁部11cと右側壁部11dの間隔の規制もより確実にできて、キャビネット本体11の幅の精度を上げることができる。
更に、上記構成の断熱キャビネットでは、補強板57,58を、角部で、それら補強板57,58より幅広な接続部59で一体化している。これにより、キャビネット本体11の角度の変化に対する強度が増し、断熱キャビネットの変形の防止に、より効果を奏する。
そのほか、キャビネット本体11の天井壁部11aと左右の両側壁部11c,11dとが合わさる部分が、斜状部32,33及びそれらによる空間S4〜S5に充填した発泡断熱材17により他の部分より厚くなっていて、補強板57,58を一体化した接続部59をその厚くなった部分(閉塞部32a,33aの裏側)に内設している。これにより、接続部59が露出することが避けられ、見栄えを損なうことがない。又、その厚くなった部分に発泡断熱材17を充填した上記構成のものでは、接続部59をその発泡断熱材17に埋没させて固定することができて、キャビネット本体11の角度の変化に対する強度が増し、断熱キャビネットの変形の防止に、より効果を奏する。
又、補強板57,58の角部である補強板57の上部を、キャビネット本体11の左側壁部11c及び右側壁部11dの各前面部に締結部品であるねじ66によって締結している。これにより、補強板57,58の取付精度が高く得られ、断熱キャビネットの変形の防止に、より効果を奏する。
又、キャビネット本体11の最上部に、キャビネット本体11の開口部12を回動により開閉する扉67,68を枢支するヒンジがあって、そのヒンジを固定するヒンジ固定板60と補強板57,58を一体化している。これにより、扉67,68を枢支するのも補強板57,58で補強してでき、扉67,68の開閉精度が高く得られると共に、扉67,68の重量、特には開扉時の偏荷重によるキャビネット本体11の変形の防止にも効果がある。
又、補強板57の少なくとも先端部を他の部品と締結しておらず、規制部である副補強板62の折曲部62a,62bによって幅方向に規制している。これにより、補強板57をキャビネット本体11に外方から挿入することで容易に組込むことができる。又、補強板57の少なくとも先端部を他の部品と締結していないので、そこには締結部品がなくて、扉67,68の裏側周縁部に装着するガスケットとの密接度がより高く得られ、冷気の漏れを防止するシール効果も高く得ることができる。
又、その場合、規制部を、キャビネット本体11の開口部12の側辺部に取付けた副補強板62に形成している。これにより、補強板57の幅方向の規制が副補強板62でより堅固にでき、補強板57,58によるキャビネット本体11の補強効果を高めることができる。
又、キャビネット本体11の開口部12の側辺部に内設される補強板57の、両側部品である副補強板62の折曲部62a,62bとの隙間a1,a2を、キャビネット本体11の開口部12を回動により開閉する扉67,68がその裏側に有する突部74,75をキャビネット本体11の変形でキャビネット本体11に接させる寸法以下に定めている。これにより、キャビネット本体11の変形で扉67,68が突部74,75をキャビネット本体11に接させることのないようにできる。
又、キャビネット本体11が冷蔵庫用であって、冷蔵庫で最も重い構造物である、冷凍サイクルのコンプレッサ76をキャビネット本体11の後上部に搭載している。これにより、断熱キャビネット全体の前後の重量バランスを補強版57,58とコンプレッサ76とで良好に保ち得、例えば断熱キャビネット全体の後方への転倒など生じないようにできる。
又、キャビネット本体11の開口部12の側辺部に内設される補強板57の先端部を、キャビネット本体11の収納室13に配設する最上段の棚77より下方に位置するようにしている。これにより、棚77に載せて収納室13に配置する収納品の重量によるキャビネット本体11の変形を補強板57で支えて防止するのに、より効果がある。
又、キャビネット本体11が冷蔵庫用であって、冷凍サイクルのコンプレッサ76をキャビネット本体11の後上部に搭載しており、キャビネット本体11の開口部12の側辺部に内設した補強板57の先端部が、キャビネット本体11のコンプレッサ搭載面(凹段部30)より下方に位置するようにしている。これにより、冷蔵庫で最も重い構造物であるコンプレッサ76の重量によるキャビネット本体11の変形を補強板57で支えて防止するのに、より効果がある。
又、キャビネット本体11の左右の両側壁部11c,11dに充填する断熱材を、真空断熱パネル23,26のみとしている。これにより、キャビネット本体11の左右の両側壁部11c,11dの厚さが小さくなって変形しやすくなるところ、それを補強板57,58で上述のように補強することができる。なお、キャビネット本体11の左右の両側壁部11c,11dは、断熱材を真空断熱パネル23,26のみとするのではなく、例えば発泡断熱材17と合わせてほゞ真空断熱パネルのみとしても良い。又、これは奥壁部11eも同様である。反対に、キャビネット本体11の天井壁部11a及び底壁部11bは、断熱材を真空断熱パネル23,26のみとしても良い。
又、キャビネット本体11を、天井壁部11aと、底壁部11b、左右の両側壁部11c,11d、及び奥壁部11eの各壁部を分割して形成し、その各壁部を接合して組成している。これも、キャビネット本体11が変形しやすくなるところ、それを補強板57,58で上述のように補強することができる。
以上に対して、図18ないし図21は第2ないし第5の実施形態を示すもので、それぞれ、第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2の実施形態]
図18に示す第2の実施形態においては、キャビネット本体11の開口部12の角部を構成する一方側の辺部が下辺部であり、他方側の辺部が側辺部であって、補強板57,58をその両辺部に内設している。これにより、キャビネット本体11の開口部12の下側における左右両側の角部を補強でき、断熱キャビネットの変形の防止に効果がある。
又、この場合、キャビネット本体11の左右両側壁部11cと底壁部11bとが合わさる部分が、斜状部35,36及びそれらによる空間S7,S8に充填した発泡断熱材17により他の部分より厚くなっていて、その厚くなった部分(空間S7,S8の前面部を閉塞した三角形の閉塞部35a,36aの裏側)に、補強板57,58を一体化した接続部59を内設している。これにより、接続部59が露出することが避けられ、見栄えを損なうことがない。又、その厚くなった部分に発泡断熱材17を充填した上記構成のものでは、接続部59をその発泡断熱材17に埋没させて固定することができて、キャビネット本体11の角度の変化に対する強度が増し、断熱キャビネットの変形の防止に、より効果を奏する。
なお、この構成は、第1の実施形態のいずれかの構成並びに次に述べる第3の実施形態の構成と併せて実施するようにしても良い。
[第3の実施形態]
図19に示す第3の実施形態においては、キャビネット本体11の開口部12の側辺部に内設される補強板57が、キャビネット本体11の開口部12の側辺部に縦方向に挿入して内設され、この内設された補強板57の裏側に、補強板57が奥側に動くのを規制する規制部91が存在するようにしている。この規制部91は、具体的には、例えば前記副補強板62の外側の折曲部62aの一部を更に内側に切り起こして形成したものであり、これにより、補強板57,58をキャビネット本体11の開口部12の側辺部内の正規の位置に挿入して位置させることができ、補強効果を充分に発揮させることができる。又、キャビネット本体11の左右両側壁部11c,11dの真空断熱パネル23,26を特に挿入時の補強板57,58で傷付けてしまうのを防止するのにも有効である。
なお、この構成も、第1の実施形態のいずれかの構成や、第2の実施形態の構成、並びに次に述べる第4の実施形態の構成と併せて実施するようにしても良い。
[第4の実施形態]
図20に示す第4の実施形態においては、補強板57,58を、2つの補強板57に対して1つの補強板58を一体化した形態でT字形に形成し、そのうちの1つの補強板58を、前記仕切壁69の前面部に内設し、残りの2つの補強板57をキャビネット本体11の左右両側壁部11c,右側壁部11dの各前面部に内設している。
従って、この場合、仕切壁69の前面部が、キャビネット本体11の収納室13の一部である冷蔵室70の前面開口部の下側の角部を構成する下辺部と側辺部とのうちの下辺部であると共に、同じくキャビネット本体11の収納室13の一部である、冷蔵室70下方の室101の前面開口部の上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうちの上辺部であり、更には、同両開口部の角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とのうちの一方側の辺部である。又、左右両側壁部11c,11dの各前面部は、上記冷蔵室70の前面開口部の下側の角部を構成する下辺部と側辺部とのうちの側辺部であると共に、同じくキャビネット本体11の収納室13の一部である、冷蔵室70下方の室101の前面開口部の上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうちの側辺部であり、更には、同両開口部の角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とのうちの他方側の辺部である。
このようにすることで、キャビネット本体11の変形を、部品(補強板58)の共用化を図りつつ、更に効果的に防止することができる。
なお、この構成も、第1の実施形態のいずれかの構成や、第2、第3実施形態のいずれかの構成、並びに次に述べる第5の実施形態の構成と併せて実施するようにしても良い。
[第5の実施形態]
図21に示す第5の実施形態においては、補強板57,58を、2つの補強板57に対して2つの補強板58を一体化した形態で矩形の枠状(口字形)に形成し、そのうちの補強板58を、キャビネット本体11の天井壁部11aの前面部と、底壁部11bの前面部とに内設し、補強板57をキャビネット本体11の左右両側壁部11c,11dの各前面部に内設している。
従って、この場合、天井壁部11aの前面部が、キャビネット本体11の開口部12の上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうちの上辺部であると共に、同開口部12の角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とのうちの一方側の辺部である。又、底壁部11bの前面部は同開口部12の下側の角部を構成する下辺部と側辺部とのうちの下辺部であると共に、同開口部12の角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とのうちの一方側の辺部である。そして、左右両側壁部11c,11dの各前面部は、同開口部12の上側の角部を構成する上辺部と側辺部とのうちの側辺部であると共に、同開口部12の下側の角部を構成する下辺部と側辺部とのうちの側辺部であり、更には、同開口部12の角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とのうちの他方側の辺部である。
このようにすることでも、キャビネット本体11の変形を更に効果的に防止することができる。
なお、この構成も、第1の実施形態のいずれかの構成や、第2ないし第4の実施形態のいずれかの構成と併せて実施するようにしても良い。
以上説明した断熱キャビネットは、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、特に全体としては冷蔵庫の断熱キャビネット以外の、温蔵庫や冷凍ショーケースその他の恒温庫の断熱キャビネットとして使用できるなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。又、特に左右両側壁部11c,11dの厚さは35〔mm〕以下の場合に有効であり、上記実施形態では、真空断熱パネル23,26の厚さはそれぞれほゞ20〔mm〕で、外板相当の外殻21,24と内板相当の内殻22,25の各合計の厚さはそれぞれ1.5〔mm〕であり、その双方で左右両側壁部11c,11dの厚さはそれぞれ21.5〔mm〕であって、すなわち、左右両側壁部11c,11dの厚さは更に有効な25〔mm〕以下の厚さで構成している。
そのほか、本発明の幾つかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、11はキャビネット本体、11aは天井壁部、11bは底壁部、11cは左側壁部、11dは右側壁部、11eは奥壁部、12は開口部、13は収納室、16,20,23,26,29は真空断熱パネル、30は凹段部(コンプレッサ搭載面)、32,33,35,36は斜状部(厚くなった部分)、57,58は補強板、59は接続部、60はヒンジ固定板、61は前面板(上辺部の前面)、62は副補強板、62a,62bは折曲部(規制部)、a1,a2は隙間、b1は寸法、66はねじ(締結部品)、67,68は扉、70は冷蔵室(収納室)、74,75は突部、76はコンプレッサ、77は棚、91は規制部、101は冷蔵室下方の室(収納室)を示す。

Claims (11)

  1. 前面に開口部を有し、内部にその開口部に連なる収納室を有するキャビネット本体と、
    このキャビネット本体の前記開口部の角部を構成する一方側の辺部と他方側の辺部とに内設された補強板と具備し、
    前記両辺部の補強板が一体化されて剛体化されており、
    キャビネット本体の開口部の角部を構成する一方側の辺部が上辺部であり、他方側の辺部が側辺部であって、そのうちの上辺部に内設された補強板が、上辺部の前面を構成する前面板に一体化されており、
    前記補強板はその奥側への動きが規制部により規制されており、
    前記補強板が配置された前記キャビネット本体には真空断熱パネルが前記補強板の奥側に配置されており、
    前記補強板は前記キャビネット本体の前側に配置されており、
    前記キャビネット本体の前側には前記開口部を開閉する扉が配置されており、
    前記キャビネット本体は直方体であることを特徴とする断熱キャビネット。
  2. 補強板が、角部で、それら補強板より幅広な接続部で一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の断熱キャビネット。
  3. キャビネット本体の側壁部と天井壁部又は底壁部とが合わさる部分が他の部分より厚くなっていて、その厚くなった部分に、補強板を一体化した接続部が内設されていることを特徴とする請求項2記載の断熱キャビネット。
  4. 補強板の角部が、キャビネット本体に締結部品により締結されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
  5. キャビネット本体の最上部に、キャビネット本体の開口部を回動により開閉する扉を枢支するヒンジがあって、そのヒンジを固定するヒンジ固定板と補強板が一体化されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
  6. 前記規制部が、キャビネット本体の開口部の側辺部に取付けられた副補強板に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
  7. キャビネット本体の開口部の側辺部に内設される補強板の、両側部品との隙間が、キャビネット本体の開口部を回動により開閉する扉がその裏側に有する突部をキャビネット本体の変形でキャビネット本体に接させる寸法以下に定められていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
  8. キャビネット本体が冷蔵庫用であって、冷凍サイクルのコンプレッサがキャビネット本体の後上部に搭載されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
  9. キャビネット本体の開口部の側辺部に内設される補強板の先端部が、キャビネット本体の収納室に配設される最上段の棚より下方に位置することを特徴とする請求項1、2、4から8のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
  10. キャビネット本体が冷蔵庫用であって、冷凍サイクルのコンプレッサがキャビネット本体の後上部に搭載されており、キャビネット本体の開口部の側辺部に内設される補強板の先端部が、キャビネット本体のコンプレッサ搭載面より下方に位置することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
  11. キャビネット本体が、各壁部を分割して形成し、その各壁部を接合して組成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の断熱キャビネット。
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