JP3609535B2 - 断熱箱体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は予め塗装された鋼板にて折り曲げ形成された外箱と、この外箱に組み合わせた内箱との間に発泡断熱材を充填して製作する冷蔵庫等の断熱箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、冷蔵庫等の断熱箱体を断熱材の発泡充填により一体に形成する場合に、断熱箱体の開口面側において、冷蔵庫扉を枢着するための扉ヒンジが取り付けられる個所の強度アップのために、鉄製の補強板を付設するようにしている。
【0003】
その装着の仕方は、例えば特開平2−103382号公報に示されるように、一面側に塗装をした鋼板を折曲して成した外箱の前面開口縁に形成せる二重フランジの後フランジに、L字型の補強板をその裏面側に当てがい、片面スポット溶接により数個所を溶接固定する方法で固着するようにしている。そして、この外箱に内箱を組合せ、かつ内箱側の周縁フランジを外箱の二重フランジにて形成される溝に挿入嵌合して、断熱材が洩れないように図って、発泡充填を行い断熱箱体を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この片面スポット溶接方式による補強板の固定であると、スポット溶接に当たり、コーナー部の狭い位置で、しかも二重フランジ27の狭い部分にスポット工具30のベース35aを位置させなければならないため、作業がしずらいという問題がある。またスポット溶接が確実に行われるようにするために、スポット溶接する前に補強部材34を正しい位置に仮固定する方法も別途考慮しなければならず、作業工程が増え煩雑化する問題点もある。
【0005】
本発明は、上記の実情に鑑みて成されたもので、補強板の固定が作業的に簡単に行え、かつその強固に安定した装着が断熱材の発泡充填に伴い達成されるように図って、十分な強度を確保すると共に、発泡断熱材の洩れがなく製作される断熱箱体を提供することを目的とする。
【0006】
本発明は、予め塗装された鋼鈑を逆U字状に折曲して形成した外箱と、この外箱と間隔を存して配設された内箱と、前記外箱、内箱間に充填した発泡性断熱材等で構成されると共に、外箱前面の上方左右コーナー部に補強板を配設した構造の断熱箱体において、
前記補強板は、鉄板などをL型に折曲して上面と側面を形成すると共に、その折曲部には少なくとも3本の切り込み溝を設け、かつ中心の切り込み溝を他の切り込み溝より浅く形成せしめる一方、前記補強板の前記上面と側面の各一端側に折曲した補強片と突出した係止片を形成し、前記外箱の天面、側面に前記補強板の上面、側面を対応させ、かつ前記外箱の周縁を二重折りして設けた後フランジに前記補強板の前記係止片を係合して前記補強板を保持し、この外箱と内箱間に発泡性断熱材を充填してこの断熱材の接着性で、前記補強板が外箱に一体化されることを特徴とするものである。
【0007】
また本発明は、予め塗装された鋼鈑を逆U字状に折曲して形成した外箱と、この外箱と間隔を存して配設された内箱と、前記外箱、内箱間に充填した発泡性断熱材等で構成されると共に、外箱前面の上方左右コーナー部に補強板を配設した構造の断熱箱体において、
前記補強板は、鉄板などをL型に折曲して上面と側面を形成すると共に、この両面の一端側に折曲した補強片と突出した係止片を形成し、前記外箱の天面、側面に前記補強板の上面、側面を対応させ、かつ前記外箱の周縁を二重折りして設けた後フランジに前記補強板の前記係止片を係合して 前記補強板を保持させる一方、該補強板には、上面と側面との補強片間にスポット溶接により継ぎ当てされる継当板を設け、この継当板は前記内外箱間に発泡充填される断熱材が外箱との当接面側へ回り込むようにするための断熱材流出孔を補強板の上面および側面、又はいずれか一方の面に打ち抜き形成した際の打ち抜き片を使用する構造に成さしめて、この外箱と内箱間に発泡性断熱材を充填してこの断熱材の接着性で、前記補強板が外箱に一体化されることを特徴とするものである。
【0008】
さらにまた、L字状に折曲される補強板のその折曲部に、少なくとも3本の切り込み溝を設け、かつその中心の切り込み溝を他の切り込み溝よりも浅くしたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を図面に基づき説明する。
【0010】
図9は家庭用冷蔵庫1を示し、この冷蔵庫1はその本体を構成する前面開口の断熱箱体2と、この箱体の開口を閉塞する扉3、4、5とで構成される。断熱箱体2は、合成樹脂製の内箱7と、塗装鋼板等金属製の外箱8と、内外両箱間に充填される発泡ウレタン樹脂等の発泡断熱材9とで形成される。そして、断熱箱体2内は、上下の断熱性の横仕切り壁11、12で、上から冷蔵室13、冷凍室14、野菜室15の3つの部屋に区分され、冷蔵室13には回転式の前記扉3が対応して設けられ、冷凍室13および野菜室14にはそれぞれ引出式の前記扉4、5が対応して設けられている。
【0011】
一方、冷凍装置としての圧縮機16が断熱箱体2の底部に設置され、またプレート式蒸発器17および冷気送風ファン18が、冷凍室14の背部に形成した冷却室19に配設され、蒸発器17にて冷却された冷気が冷凍室14に冷気吹出口20から供給されると共に、冷蔵室用冷気ダクト21を介して冷蔵室13にも、また野菜室用冷気ダクト22を介して野菜室15にも循環供給されるようになっている。
【0012】
ところで、外箱8は塗装鋼坂を、図1乃至図5等に示すように逆U状に折曲されて、左右の側板25、26と天板27とが形成されると共に、扉3等が取り付けられる前面開口Pにおいて、図6にて良く理解されるように、その前端縁が二重折りされて前フランジ28aを形成した後、この前フランジ28aとの間に溝29を作るように少し間隔を保って折り返すことにより後フランジ28bを形成している二重フランジ30をそれぞれ設けている。同様の折曲加工が前記天板27の端縁部にも施されて、間に溝31を持つ前フランジ32aと後フランジ32bから成る二重フランジ33が形成されている(図2参照)。
【0013】
そして、これら左右の側板25、26並びに天板27に形成した二重フランジ30、33のうち、その後フランジ28b、32bには、後述する鉄製の補強板35、35を仮装着できるようにするための係止孔36、37が穿設形成されている。すなわち、左側板25の後フランジ28bまたは右側板26の後フランジ28bには、同じ高さ位置に1つの係止孔36が対向して設けられ、一方天板27の方の後フランジ32bには、その左右の対称な位置にそれぞれ1つずつ係止孔37が設けられている。
【0014】
35、35は断熱箱体2の開口面P側において、その上方の左右のコーナー部に配設固定される補強板で、鉄板等をL字型に折曲して、天面40aと側面40bとを形成している。また、この補強板35、35は右開き式扉あるいは左開き式扉を枢着する扉ヒンジ板55(図6参照)の取付板を兼ねるものとなっている。
【0015】
そして、図3に示すように、この補強板35、35は、外箱8の後フランジ28b、32bの裏面に当てがわれて取付られるようになっており、その時に後フランジ28b、32bの裏面と当接する補強片44、45が、側面40bと天面40aの前縁に折曲形成されていると共に、後フランジ28b、32bにそれぞれ穿設した前記各係止孔36、37に挿入係止して、補強板35、35を仮止め可能とする係止片47、48が側面40bおよび天面40aと同一面でもって前方に突出して設けられている。なお係止片47、48は横方向、あるいは縦方向に延びる補強片44、45の所定の個所で切徐した部分に突設されている。
【0016】
こうして、補強板35はその補強片44、45を外箱8の後フランジ28b、32bに当てると共に、その係止片47、48を外箱8の方の係止孔36、37に挿入係止することにより、先ず補強板35を外箱8に仮止め保持することができる。こうして補強板35を仮止めして、コーナー部に添設した外箱8に、図6に示すように内箱7を組合せて箱体を形成した後、発泡ウレタン等の断熱材9を発泡充填すると、発泡断熱材9が外箱8と補強板35との互いの当接面にこの補強板35、35の周りから若干入り込み、断熱材9が固形化するに従い、断熱材9の接着性によって、補強板35は強固に外箱8に一体化となって固着されるようになり、従来のような溶接による固定方法を使用せずとも、断熱箱体2の形成と同時に補強板35の装着固定が出来る。
【0017】
ところで、補強板35においてその側面40bと天面40aには、三角形状の孔51、51が打ち抜き形成されている。この孔51、51は、発泡充填した断熱材9を外箱8内面と対向する補強板35のその表面側に回り込ませ、互いの当接面に断熱材9が若干入り込むようにするための断熱材流出孔51、51である。この断熱材流出孔51、51を設けることにより、断熱材9は容易に補強板35、35の表側へと流れ出て、外箱1と補強板35との面部に入り込み、断熱材9が固形化すると両板材を強固に固定することができるという利点が得られるものとなる。
【0018】
そして、この断熱材流出孔51、51を打ち抜き形成することによって切り取られた三角片を、補強板35、35のコーナー部に、図3等に示す様にスポット溶接53をして、上面側の補強片45と側面側の補強片44の双方を継ぎ、コーナー部の強度を高める継当板52、52として利用するようにする。従って、断熱材流出孔51、51はその打ち抜き片が継当板52、52として利用できることを考慮して、継当板52、52に合わせた形に打ち抜くようにする。また断熱材流出孔51を二個形成した場合、継当板として使わないもう一枚の三角片は抜きカスとして廃棄する。
【0019】
また、この補強板35、35は、図6に示すように、数本のボルト54、54で取付固定される扉ヒンジ板55の取付板を兼ねるものであるため、その隣接する各コーナー面に、図8に示す如く裏側に一定高さで筒状に突出しその内側に前記ボルト54、54の固定用ネジをバーリング加工した3個のヒンジ取付孔56、56、56が設けられている。また、57は補強板の位置決めをより確実にするためのネジ孔を示す。なお、55Bは扉を枢支するヒンジ軸を示す。
【0020】
さらに、この補強板35、35を、外箱8のコーナー部にL字型に曲げて、取り付ける際に、このL字状に補強板35、35を曲げ易くする工夫が施されている。それは、図8に示すように、折曲部に少なくとも3本のV字状の切り込み溝58a、58b、58cを形成する。そして、中心部の切り込み溝58aの切り込み深さを、左右にある他の切り込み溝58b、58cの切り込み深さよりも浅くする。
【0021】
切り込み溝58a、58b、58cをこのような関係にすると、補強板35、35の天面40aと側面40bを手で持って曲げた時に、両側の切り込み溝58b、58cが肉厚の薄い分曲がりやすく、中央の切り込み溝58aが肉厚の厚い分曲がりにくくなり、コーナー部にRを持った折曲ができるようになるとともに、非常に簡単に曲げることができるようになる。
【0022】
また、こうしてコーナー部にRを持った折曲ができると、この補強板35、35と合う断熱箱体2すなわち外箱1の方のコーナー部は、折曲による塗装のはげ落ちを防ぐために、一般に完全に直角には曲げずRを持たせて曲げているので、外箱8のコーナー部と補強板35、35のコーナー部とがより近い形状になり、補強板35、35が断熱箱体2と合わされたコーナー部に隙間を生じさせないで、組立てができるようになる利点が生まれる。
【0023】
ちなみに、上述の関係から外れた、例えば中心部の切り込み溝58aの深さを、他の切り込み溝58b、58cの深さと同じにした場合は、中心部から折れ曲がったRが小さい形になってしまい、不具合が生じてしまう。
【0024】
そして、切り込み溝を有するように試作した補強板35、35の寸法値の一例をあげると、板厚が1.2mmのもので、中心部の切り込み溝を深さ0.5〜0.7mmで、他の切り込み溝を深さ0.45〜0.65mmにして折曲すると、コーナー部に適度のRができ、また曲げ易いことが確認できた。
【0025】
このような手段を構じることで、継当板52のスポット溶接の直前に、手で補強板35、35を容易に折曲できるため、組立て作業が捗るとともに、折曲しない一枚に伸ばした状態にしておけば、かさばらないので補強板35、35の運送が楽になり、また積み重ねて容易に保管できしかも狭い所でも保管でき、保管スペースが節約できるというような利点が得られる。
【0026】
なお、折曲前の補強板35、35は、その天面40aと側面40b、すなわち左右を対称に形成している。この理由は、ヒンジ取付板を補強板35、35は兼ねているため、図1等に示すように、扉ヒンジ板55を右開き式扉、左式扉の何れの取付にも対応できるようにするためである。
【0027】
さて、図6に示すように、外箱8と組み合せられる合成樹脂製の内箱7は、周縁に内向きフランジ7Aが折曲形成されており、このフランジ7Aが外箱8の二重フランジ30、33の溝29、31に嵌入されて、外箱8と所定空間を保って組合されて箱体を形成する。また、二重フランジ30、33並びにフランジ7A同士が強く密着して接合し、その接合部からの断熱材9の洩れを効果的に防止できるように、内箱7の前記フランジ7Aには湾曲突部60を一体に設けている。
【0028】
上記の構成になっており、次に断熱箱体2の形成方法を説明すると、図3に示すように、補強板35をその切り込み溝58a、58b、58cを内側にしてL字状に折曲したら、断熱材流出孔51、51として切り抜いたその三角片を、補強板35の折曲部にスポット溶接53、53して継当板52、52と成し、折曲部の補強を行う。
【0029】
次いで、補強板35を外箱8の二重フランジ30、33の後方に位置させ、その補強片44、45を図5等の拡大図に示す如く、二重フランジ30、33の後フランジ28b、32bに沿うように当てて、同時に係止片47、48を係止孔36、37に差し込んで、補強板35を仮止めする。
【0030】
この後、内箱7のフランジ7Aを、外箱8の二重フランジ30、33の各溝29、31内に嵌入する。こうして、外箱8と内箱7とを組んでできた箱体内に、断熱材9を発泡充填して、断熱箱体2が形成される(図6参照)。また同時に、補強板35は充填された断熱材9によって固着される。最後に補強板35の上部位置に、扉ヒンジ板55をボルト54、54で締め付け固定すれば、図1に示す断熱箱体2が完成する。
【0031】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、補強板は係止片を後フランジの係止孔に係合しているため、断熱材充填前の外箱単体での移動時に外れることはなく、そして断熱材充填後は、断熱材の接着性で外箱と一体化されるので、組立て作業が大幅に簡略化し容易に製作できると共に、角部の変形、あるいは外箱全体の変形を防止できる。こうして、断熱箱体を従来のようにスポット溶接の工程が入る製造方法に較べて作業性が向上する。
【0032】
また請求項2の発明によれば、継当板を補強板から打ち抜きによって形成することにより、打ち抜いた後の孔は、断熱材の充填時に原液がこの孔から入り込んで、外箱と補強板とをより強固に一体化(固着)することができる。また、この原液流入孔として打ち抜いたこの打ち抜き片を継当板として活用するので、L型に折曲した補強板の補強が充分にできるともに、資材を少なくでき、経済的となる。
【0033】
また請求項3の発明によれば、補強板の折曲部に設けた中心の溝が両隣の溝より浅くした切り込みを設けることで、補強板をL状に折曲するのが簡単になると共に、平板状に伸ばして保管がし易すくなること、および運搬もかさばらないで容易になる等の利便性が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫に係る断熱箱体の外観斜視図。
【図2】断熱箱体を構成する外箱の外観斜視図。
【図3】補強板、並びに該補強板が外箱のコーナー部に装着された状態を説明する要部構造斜視図。
【図4】上記図3に示す補強板が外箱のコーナー部に装着した様相を説明する拡大要部構造斜視図。
【図5】扉ヒンジ取付板を兼ねる補強板を右開き式扉または左開き式扉に応じてそれぞれ装着した様相を示す外箱の外観斜視図。
【図6】図5におけるA−A断面図。
【図7】補強板の全体外観図。
【図8】L字型に曲げやすいように数本の切り込み溝が設けられている折曲部付近を拡大して示す補強板の構造斜視図。
【図9】冷蔵庫の縦断断面図。
【符号の説明】
1 冷蔵庫
2 断熱箱体
3、4、5 扉
7 内箱
8 外箱
9 断熱材
30、33 二重フランジ
28b、32b 後フランジ
29、31 溝
35 補強板
36、37 係止孔
44、45 補強片
4748 係止片
51、51 断熱材流出孔
52、52 継当板
54、54 扉ヒンジ板固定用ボルト
55 扉ヒンジ板
58a、58b、58c 切り込み溝
Claims (3)
- 予め塗装された鋼鈑を逆U字状に折曲して形成した外箱と、この外箱と間隔を存して配設された内箱と、前記外箱、内箱間に充填した発泡性断熱材等で構成されると共に、外箱前面の上方左右コーナー部に補強板を配設した構造の断熱箱体において、
前記補強板は、鉄板などをL型に折曲して上面と側面を形成すると共に、その折曲部には少なくとも3本の切り込み溝を設け、かつ中心の切り込み溝を他の切り込み溝より浅く形成せしめる一方、前記補強板の前記上面と側面の各一端側に折曲した補強片と突出した係止片を形成し、前記外箱の天面、側面に前記補強板の上面、側面を対応させ、かつ前記外箱の周縁を二重折りして設けた後フランジに前記補強板の前記係止片を係合して前記補強板を保持し、この外箱と内箱間に発泡性断熱材を充填してこの断熱材の接着性で、前記補強板が外箱に一体化されることを特徴とする断熱箱体。 - 予め塗装された鋼鈑を逆U字状に折曲して形成した外箱と、この外箱と間隔を存して配設された内箱と、前記外箱、内箱間に充填した発泡性断熱材等で構成されると共に、外箱前面の上方左右コーナー部に補強板を配設した構造の断熱箱体において、
前記補強板は、鉄板などをL型に折曲して上面と側面を形成すると共に、この両面の一端側に折曲した補強片と突出した係止片を形成し、前記外箱の天面、側面に前記補強板の上面、側面を対応させ、かつ前記外箱の周縁を二重折りして設けた後フランジに前記補強板の前記係止片を係合して 前記補強板を保持させる一方、該補強板には、上面と側面との補強片間にスポット溶接により継ぎ当てされる継当板を設け、この継当板は前記内外箱間に発泡充填される断熱材が外箱との当接面側へ回り込むようにするための断熱材流出孔を補強板の上面および側面、又はいずれか一方の面に打ち抜き形成した際の打ち抜き片を使用する構造に成さしめて、この外箱と内箱間に発泡性断熱材を充填してこの断熱材の接着性で、前記補強板が外箱に一体化されることを特徴とする断熱箱体。 - L字状に折曲される補強板のその折曲部に、少なくとも3本の切り込み溝を設け、かつその中心の切り込み溝を他の切り込み溝よりも浅くしたことを特徴とする請求項2に記載の断熱箱体。
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