JP7113717B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は冷蔵庫に関する。
冷蔵庫には、機械室が底側に形成された外箱本体を備え、その強度を高めるため、外箱本体の底側に、補強部材を有するものがある。
例えば、特許文献1には、背面側に開口した機械室を底側に有する外箱本体と、機械室の内壁を補強する補強部材と、を備える冷蔵庫が開示されている。特許文献1に記載の冷蔵庫では、補強部材は、機械室の正面側内壁と側方側内壁、正面側内壁と底面側内壁及び、側方側内壁と底面側内壁の、各継ぎ目に沿って延在する3つの軸部を有する。
特許文献2には、底側かつ背面側に開口した機械室を有する外箱本体と、機械室に収容される機械部品を載置する台板と、機械室の内壁と台板を接続してその内壁を補強する補強部材と、を備える冷蔵庫が開示されている。特許文献2に記載の冷蔵庫では、補強部材は、台板と機械室の側方側内壁との継ぎ目に沿って延在する水平部と、水平部の背面端から上に延在して、機械室の天井壁を支持する鉛直部と、を有する。
特開2018-105582号公報 特開2009-74763号公報
冷蔵庫では、断熱性能を高めるため、外箱本体とは別に断熱材が充填された箱状の背面部材が設けられることがある。その結果、背面部材が、外箱本体の背面側に突出してしまうことがある。
特許文献1及び2に記載の冷蔵庫では、補強部材が機械室内に設けられている。このため、背面部材が外箱本体の背面側に突出した場合、外箱本体に、補強部材が設置される部材と併せて意匠用の塗装又はフィルムコートを施したうえ、その外箱本体を背面側に延伸させる必要がある。このため、材料コストが高くなる。また、機械室内の圧縮機、配管、配線等を収納する容積が確保できないおそれがある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、低コストで外箱本体の変形が抑えられる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る冷蔵庫は、正面側が開口した冷蔵室の下側に形成された、背面側かつ底側が開口した機械室を有する外箱本体と、機械室よりも上側かつ冷蔵室よりも背面側の、外箱本体の背面部分を覆い、内部に断熱材が収容された箱状の背面部材と、機械室に収容される機械部品が載置された台板と、機械室内に設けられた補強部材と、補強部材と台板を連結する連結部材と、を備える。台板は、外箱本体の底側から外箱本体の背面側かつ背面部材の下側まで延在する。補強部材は、台板の上面から鉛直方向に延在して機械室の天井を支持し、かつ機械室の側壁に当接する。連結部材は、補強部材の背面に当接すると共に補強部材に固定された第1固定部及び、台板の上面に沿って背面側に延在すると共に台板に固定された第2固定部を有する。
本発明の構成によれば、補強部材が、台板の上面から鉛直方向に延在して機械室の天井を支持すると共に機械室の側壁に当接している。また、連結部材の第1固定部が補強部材の背面に当接すると共に補強部材に固定され、第2固定部が台板の上面に沿って背面側に延在すると共に台板に固定されている。このため、台板が変形しにくく、意匠用の塗装又はフィルムコートを施した外箱本体を背面側に延伸させる必要がない。さらに、台板が背面部材の下側まで延在するので、圧縮機、配管、配線等を収納する容積を確保することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫を正面側から視たときの斜視図 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫を背面側から視たときの斜視図 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の側面図 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の背面側かつ底側の拡大斜視図 本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の背面側かつ底側の拡大斜視図 本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫が備える連結部材の斜視図 本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫が有する機械室の背面カバー及び側面カバーの斜視図 本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫が有する機械室の背面カバー及び側面カバーを背面側から視たときの斜視図 本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫が有する機械室の側面カバーを正面側から視たときの斜視図
以下、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中、同一又は同等の部分には同一の符号を付す。図に示す直交座標系XYZにおいて、冷蔵庫の扉側を正面に向けたときの左右方向がX軸、上下方向がZ軸、X軸とZ軸とに直交する方向がY軸である。以下、適宜、この座標系を引用して説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る冷蔵庫は、底側かつ背面側に機械室が形成された外箱本体と、外箱本体の背面側に突出する背面部材と、を備える冷蔵庫である。この冷蔵庫では、外箱本体を支持する台板が外箱本体から背面部材の下側にまで延在している。そして、冷蔵庫の剛性を高めるため、機械室の内壁を補強する補強部材と、台板と補強部材を連結する連結部材と、を備える。まず、図1A、図1B及び図2を参照して、冷蔵庫の構成と機械室の位置について説明する。次に、図3を参照して、補強部材と連結部材の構成について説明する。続いて、補強部材と連結部材の作用について説明する。
図1Aは、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫1Aを正面側から視たときの斜視図である。図1Bは、冷蔵庫1Aを背面側から視たときの斜視図である。図2は、冷蔵庫1Aの側面図である。なお、冷蔵庫1Aは、扉を備えるが、図1A、図1B及び図2では、理解を容易にするため、その図示を省略している。
冷蔵庫1Aは、図1Aに示すように、冷蔵室100が形成された内箱10と、内箱10を収容する外箱20と、を備えている。
内箱10は、熱可塑性樹脂が真空成形することにより形成されている。そして、内箱10は、図示しないが、直方体状の外形を有する。内箱10の内側には、仕切板110で仕切られた冷蔵室100が設けられている。冷蔵室100では、後述する外箱20の底板23の形状にあわせるため、底11の背面部11Bが正面部11Fよりも高い位置に配置されている。
また、内箱10には、図示しない冷却器が設けられている。冷蔵庫1Aは、冷却器、圧縮機、凝縮器及び膨張弁の冷凍サイクル用の機械部品を備えている。内箱10内の空気は、これら冷凍サイクル用の機械部品のうち、冷却器によって冷却される。そして、内箱10は、その内部の空気を外部から断熱するため、外箱20に収容されている。さらに断熱性を高めるため、内箱10と外箱20との間には、硬質ウレタンフォームで形成された、図示しない断熱材が充填されている。
一方、外箱20は、板金をプレス加工して成形した複数の部材が組み合わされることにより形成されている。詳細には、外箱20は、図1A及び図1Bに示すように、天板部211及び側板部212、213を有する外箱本体21と、外箱本体21の背面側を塞ぐ背面部材22と、天板部211と対向する底板23及び台板24と、を備えている。これらの部材は、ロールフォーミング、プレス加工等により成形されている。
外箱本体21は、板金を断面コの字状に折り曲げることにより形成されている。これにより、外箱本体21では、上述した天板部211と側板部212、213が一体的に形成されている。また、天板部211と側板部212、213には、意匠性を高めるため、塗装又はフィルムコートが施されている。そして、外箱本体21は、図1Aに示すように、天板部211の板面をZ方向、側板部212、213の板面をX方向に向けて配置されている。なお、図示しないが、側板部212、213の正面側端面には、扉を取り付けるためのヒンジが固定される。
背面部材22は、図示しないが、開口した面を有する直方体の箱の形状に形成されている。そして、背面部材22は、その開口した面を正面側に向けて外箱本体21の側板部212と213の間に嵌め込まれている。背面部材22は、外箱本体21の背面側に位置するため、天板部211と側板部212、213と異なり、目立ちにくい。このため、背面部材22には、高い意匠性は不要である。そこで、背面部材22には、材料コストを低くするため、塗装又はフィルムコートが施されていない。また、背面部材22内には、内箱10と外箱20との間と同じ、硬質ウレタンフォームで形成された断熱材が充填されている。
一方、底板23は、段差を有する形状に形成されている。詳細には、図1Bに示すように、底板23の正面部23Fと背面部23Bとの間に、背面側に向かうほど高くなる傾斜部23Iが形成されている。そして、底板23の背面部23Bは、正面部23Fよりも高い。そして、底板23の正面部23Fは、外箱本体21の下端に配置されている。また、底板23の正面部23Fと背面部23Bは、外箱本体21の天板部211と平行である。これにより、底板23の傾斜部23Iと背面部23Bの下には、空間が形成されている。冷蔵庫1Aでは、この空間を機械室200として使用する。底板23の傾斜部23Iと背面部23Bの下には、機械室200に載置する圧縮機、冷媒管、電線、凝縮器等の機械部品を支持する台板24が配置されている。
台板24は、矩形状の板の形状に形成されている。また、台板24は、図1B及び図2に示すように、矩形の長辺側の端部が折り曲げられている。台板24は、格子状かつ上側に凸状のビード241を有する。これにより、台板24は、剛性が高められている。台板24は、底板23の正面部23Fの背面側に配置され、外箱本体21の下端に固定されている。台板24は、図2に示すように、外箱本体21よりも背面側に突出している。
上述したように、背面部材22には、硬質ウレタンフォームの断熱材が充填されている。硬質ウレタンフォームは、低コストであるものの、真空断熱材よりも断熱性が低い。ここで、真空断熱材とは、多孔質材料と、多孔質材料を真空状態で密封するフィルムと、を備える断熱材のことである。そこで、冷蔵庫1Aでは、背面部材22の図2に示すY方向の厚みを大きくしている。そして、背面部材22に充填される硬質ウレタンフォームの体積を大きくしている。さらに、冷蔵庫1Aでは、外箱本体21内の内箱10を収容する領域を確保するため、背面部材22を外箱本体21よりも背面側に出っ張らしている。台板24は、背面部材22が外箱本体21から出っ張った、その距離Lと同じ距離だけ、外箱本体21から背面側に突出している。これにより、機械室200の、圧縮機、冷媒管、電線等を収容する収納容積を確保している。
一方、台板24が外箱本体21から突出する結果、台板24の突出した部分は、十分な剛性を有さないおそれがある。また、外箱本体21は、背面側が開口した機械室200を有するため、その部分で十分な剛性を有さないおそれがある。その結果、台板24が変形してしまうおそれがある。そこで、冷蔵庫1Aには、剛性を高めるため、機械室200の内壁を補強する補強部材30と、台板24を補強部材30に連結させる連結部材40と、が設けられている。次に、図3を参照して、補強部材と連結部材の構成について説明する。
図3は、冷蔵庫1Aの背面側かつ底側の拡大斜視図である。なお、図3では、理解を容易にするため、冷蔵庫1Aの背面側の左側部分を省略している。
図3に示すように、冷蔵庫1Aは、機械室200を補強する補強部材30と、補強部材30と台板24とを接続する連結部材40と、をさらに備えている。
なお、補強部材30と連結部材40は、図3に示す冷蔵庫1Aの背面側の左側部分のほか、右側部分にも設けられている。その右側部分にある補強部材30と連結部材40は、左側部分にある補強部材30と連結部材40と左右対称であることを除いて、同じ構成である。このため、以下の説明では、右側部分にある補強部材30と連結部材40の説明を省略する。
補強部材30は、側桁と呼ばれるL字状の部材である。補強部材30は、Z方向に延在する柱状の鉛直部31と、鉛直部31の下端から正面方向に延在する桁状の水平部32と、を有する。
鉛直部31は、図示しないが、コの字状の断面を有する柱の形状に形成されている。鉛直部31は、その開口側の端面を機械室200の側壁である側板部212に当接させている。鉛直部31は、図3に示すように、側板部212の背面側の端面に沿って鉛直方向に延在している。鉛直部31は、側板部212に設けられた、図示しない凹部に係合する爪311を有する。鉛直部31は、その凹部に爪311が係合することにより、側板部212に固定されている。鉛直部31は、側板部212に沿って延在すると共に固定されることにより、側板部212を補強している。
また、鉛直部31は、台板24から機械室200の天井である、底板23の背面部23Bへ延在している。そして、鉛直部31の上端は、図示しないが、底板23の背面部23Bに当接している。これにより、鉛直部31は、底板23を支持して、機械室200の変形を防止している。また、冷蔵庫1Aの剛性を高めている。鉛直部31の下端は、水平部32によって支持されている。
水平部32は、図3に示す側部321と、図示しない底部と、を有する断面逆L字状に形成されている。水平部32の側部321は、底部の左端に配置されている。
水平部32は、上述した断面形状で、図3に示すように、鉛直部31の下端から正面方向に延在している。水平部32の端部は、図示しないが、機械室200の正面壁である、底板23の傾斜部23Iに当接している。また、水平部32の底部は、台板24に当接している。そして、水平部32の底部は、台板24にネジ留め又は溶接されている。水平部32全体は、底部がネジ留め又は溶接されることで、台板24に固定されている。その結果、水平部32は、鉛直部31の下端を支えて、鉛直部31が正面側へ倒れたり、その位置がずれたりすることを防止している。鉛直部31の下端は、水平部32に支持されるほか、連結部材40にも支持されている。
連結部材40は、L字金具と呼ばれる部材である。連結部材40は、細長い鋼板が長手方向に90°折り曲げられることにより形成されている。連結部材40は、図3に示すように、XZ平面に平行な鉛直板41と、鉛直板41の下端に設けられ、XY面に平行な水平板42と、を有している。
鉛直板41は、矩形状に形成されている。鉛直板41は、長手方向を上方向に向け、かつ板面を補強部材30の鉛直部31に当接させた状態に配置されている。鉛直板41は、貫通孔411を有している。鉛直板41は、その貫通孔411に挿通されたネジ421が補強部材30のネジ孔に取り付けられることによって、補強部材30に固定される。鉛直板41の下端は、水平板42の正面側の端部に連続している。
水平板42は、鉛直板41と同じ大きさの矩形の形状に形成されている。そして、水平板42の長手方向は、背面方向に向けられている。図示しないが、水平板42は、台板24の背面側端部にある折り返し部242まで延在して、その先端が折り返し部242に当接している。また、水平板42の板面は、台板24の板面に当接している。水平板42は、鉛直板41と同様に、図示しない貫通孔を有する。水平板42は、その貫通孔に挿通されたネジ421が台板24のネジ孔に取り付けられることにより、台板24に固定される。
連結部材40は、上述したように、鉛直板41が補強部材30に固定され、水平板42が台板24に固定されている。これにより、連結部材40は、台板24を補強部材30に連結している。その結果、台板24が変形しにくい。次に、図2を参照して、補強部材30と連結部材40の作用について説明する。
冷蔵庫1Aは、設置場所に搬送されるまでの間に、その搬送作業で、図2に示す背面側に傾けられることがある。この場合、機械室200に大きな荷重がかかりやすい。しかし、冷蔵庫1Aは、機械室200の天井を支えると共に、機械室200の側壁に当接する鉛直部31を有する補強部材30を備えている。これにより、外箱本体21は、荷重を支えるのに十分な剛性を有する。このため、機械室200が変形しにくい。また、台板24は、連結部材40の水平板42に補強されているので、変形しにくい。その結果、冷蔵庫1Aでは、台板24の変形による設置時のガタつきが生じにくい。
以上のように、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫1Aは、補強部材30と台板24を連結する連結部材40を備えている。そして、連結部材40は、台板24に沿って背面側へ延在すると共に、台板24に固定された水平板42を有する。このため、台板24が連結部材40によって補強され、台板24が変形しにくい。
また、冷蔵庫1Aでは、外箱本体21を背面側に延伸させずに、背面部材22を背面側に出っ張らせている。すなわち、冷蔵庫1Aでは、高い意匠性が要求される外箱本体21の背面側への厚みをそのままにして、意匠性が要求されない背面部材22の厚みを大きくしている。外箱本体21は、背面部材22よりも製造コストが高い。このため、冷蔵庫1Aでは、背面部材22の厚みを大きくすることにより、製造コストを低くすることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る冷蔵庫1Aでは、連結部材40の水平板42が鉛直板41の下端に直接接続されている。これに対して、実施の形態2に係る冷蔵庫1Bでは、鉛直板51と水平板52が斜材53によって接続されている。以下、図4及び図5を参照して、実施の形態2に係る冷蔵庫1Bを説明する。実施の形態2では、実施の形態1と異なる構成について説明する。
図4は、実施の形態2に係る冷蔵庫1Bの背面側かつ底側の拡大斜視図である。図5は、冷蔵庫1Bが備える連結部材50Rの斜視図である。
図4に示すように、冷蔵庫1Bは、補強部材30の鉛直部31と台板24を連結する連結部材50R、50Lを備えている。そして、連結部材50Rは、鉛直板51及び水平板52と、鉛直板51と水平板52を接続する斜材53と、を有する。
なお、連結部材50Lは、連結部材50Rと左右対称であることを除いて、連結部材50Rと同じ構成である。このため、以下の説明では、連結部材50Lの説明を省略する。
鉛直板51と水平板52は、それぞれ、矩形状に形成されている。鉛直板51の板面は、XZ平面に平行に向けられている。一方、水平板52の板面は、XY平面に向けられている。
また、鉛直板51と水平板52には、ネジを挿通させるため、バーリング加工されることにより、孔の回りにフランジ部511、521を有する貫通孔512と522が形成されている。また、フランジ部511、521を有しない貫通孔513と523が形成されている。
なお、本明細書では、鉛直板51に形成された貫通孔512、513を第1貫通孔、貫通孔512、513に挿通されるネジを第1締結部材ともいう。また、水平板52に形成された貫通孔522、523を第2貫通孔、貫通孔522、523に挿通されるネジを第2締結部材ともいう。
貫通孔512と522、貫通孔513と523は、鉛直板51の、水平板52側の板面の延長平面と、水平板52の、鉛直板51側の板面の延長平面と、が交差して形成される中心線CLから等距離に形成されている。これにより、貫通孔512と522、貫通孔513と523は、鉛直板51の板面が水平にされ、水平板52の板面が鉛直にされても、使用可能に形成されている。
一方、斜材53は、板面を鉛直板51に対して垂直かつ、水平板52に対して垂直に向けている。そして、斜材53は、水平板52から鉛直板51に向かって延在している。その延在する方向は、水平板52に対して斜め45°の方向である。これにより、斜材53は、鉛直板51と水平板52を接続している。また、斜材53には、図5の+X側に凸状で、斜材53が延在する方向と同じ方向に延在するビード531を有している。これにより、斜材53は、連結部材50Rの剛性を高めている。
図4に戻って、台板24の背面側の右側部分には、上述した形状の連結部材50Rが設けられている。また、その反対の左側部分には、連結部材50Rと左右対称な形状を有する連結部材50Lが設けられている。ここで、連結部材50Lは、連結部材50Rの鉛直板51を水平にし、かつ水平板52を鉛直にすることで得られる連結部材である。そして、連結部材50R、50Lは、上述した貫通孔512、513、522及び、523に挿通されたネジによって、補強部材30の鉛直部31と台板24に固定されている。これにより、連結部材50R、50Lは、補強部材30と台板24を連結している。また、連結部材50R、50Lは、台板24を補強している。
なお、連結部材50R、50Lの作用は、斜材53によって連結部材50R、50Lの剛性が高められていることを除いて、実施の形態1の連結部材40と同様である。
以上のように、実施の形態2に係る冷蔵庫1Bでは、連結部材50R、50Lが斜材53を有するので、連結部材50R、50Lの剛性が高い。また、連結部材50R、50Lが台板24を補強するので、台板24が変形しにくい。
(実施の形態3)
実施の形態1と2では、冷蔵庫1A、1Bに設けられた機械室200の背面側が開口したままである。これに対して、実施の形態3に係る冷蔵庫1Cでは、機械室200の開口が、背面カバー60と、連結部72を有する側面カバー70R、70Lと、によって塞がれている。以下、図6-図8を参照して、実施の形態3に係る冷蔵庫1Cを説明する。実施の形態3では、実施の形態1及び2と異なる構成について説明する。
図6は、実施の形態3に係る冷蔵庫1Cが有する機械室200の背面カバー60及び側面カバー70R、70Lの斜視図である。図7は、機械室200の背面カバー60及び側面カバー70R、70Lを背面側から視たときの斜視図である。図8は、側面カバー70Rを正面側から視たときの斜視図である。
なお、図7では、側面カバー70R、70Lの形状、大きさの理解を容易にするため、背面カバー60の正面側に位置する側面カバー70R、70Lを、背面カバー60の背面側に配置している。
冷蔵庫1Cは、図6及び図7に示すように、機械室200の開口を塞ぐ背面カバー60と、背面カバー60と外箱本体21の側板部212、213との間の隙間を塞ぐ側面カバー70R、70Lと、を備えている。
なお、側面カバー70R、70Lの構成は、左右対称であることを除いて、同じである。以下、側面カバー70Rの構成を説明し、側面カバー70Lの説明を省略する。
背面カバー60は、図6に示すように、長手方向を左右方向、すなわち、X方向に向けた矩形の形状に形成されている。そのX方向の長さは、背面部材22、台板24のX方向の長さと同じである。また、Z方向の長さは、図示しないが、Y方向視の機械室200のZ方向長さよりも長い。そして、背面カバー60には、図6に示すように、プレス加工によって、複数個の通気孔61と背面側に凸形状のビード62が形成されている。
また、背面カバー60の上端近傍には、図示しない貫通孔が複数個、形成され、それらの貫通孔にネジ63が挿通されている。背面カバー60は、ネジ63が背面部材22の下部に取り付けられることで、背面部材22に固定される。そして、背面カバー60は、機械室200の背面側を覆っている。
一方、側面カバー70Rは、図8に示すように、カバー部71と、カバー部71の下端に設けられた連結部72と、を備える。なお、本明細書では、側面カバー70Rを、機械室200の背面側の一部を覆うことから、機械室背面板ともいう。
カバー部71は、板金がL字状に折り曲げられることにより形成された背面部711及び側面部712を有する。そして、背面部711は、側面部712の背面側の端部に位置する。側面部712には、換気用の通気孔713が形成されている。
冷蔵庫1Cでは、図示しないが、背面部711が台板24の背面側に配置され、側面部712が台板24の右側、すなわち+X側に配置される。これにより、カバー部71は、背面カバー60と外箱本体21の側板部212との隙間を塞いでいる。カバー部71は、図8に示すように、連結部72とつながっている。
連結部72は、実施の形態1で説明した連結部材40と同様の、鉛直板721と、水平板722と、を備える。連結部72は、1枚の板金がプレス加工されることによりカバー部71と共に形成されている。このため、連結部72は、カバー部71と一体である。詳細には、水平板722の背面側の端部が、カバー部71の背面部711の下端と連続している。
図示しないが、鉛直板721は、補強部材30に固定される。また、水平板722は、台板24に固定される。これにより、連結部72は、補強部材30と台板24を連結する。
なお、側面カバー70Rの作用は、カバー部71が機械室200の側方を塞ぐことを除いて、実施の形態1の連結部材40と同様である。このため、説明を省略する。
以上のように、実施の形態3に係る冷蔵庫1Cでは、機械室200の側面カバー70R、70Lが、実施の形態1と同じ構成の連結部72を備える。このため、冷蔵庫1Cでは、機械室200の開口を塞ぐだけでなく、台板24が補強され、その結果、台板24が変形しにくい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施の形態では、底板23の背面部23Bが機械室200の天井を形成している。しかし、本発明はこれに限定されない。本発明では、外箱本体21が、冷蔵室100の下側に形成され、背面側かつ底側が開口した機械室200を備えていればよい。そして、機械室200が天井を有していればよい。従って、機械室200の天井が、底板23以外の部材で形成されてもよい。例えば、機械室200の天井が、専用の天井板によって形成されてもよい。なお、外箱本体21は、外郭と称されてもよい。
また、実施の形態1-3では、外箱本体21の側板部212、213が機械室200の側壁を形成している。しかし、本発明では、機械室200が側壁を有する限りにおいて、側壁を形成する部品は任意である。例えば、外箱本体21の側板部212、213の内側に、補強板が設置され、その補強板が機械室200の側壁を形成してもよい。
実施の形態1-3では、連結部材40、50R、50L、連結部72の鉛直板41、51、721がネジによって補強部材30の鉛直部31に締結されている。また、水平板42、52、722は、ネジによって台板24に締結されている。しかし、本発明はこれに限定されない。本発明では、鉛直板41、51、721が補強部材30の鉛直部31に固定され、水平板42、52、722が台板24に固定される限りにおいて、その固定方法は任意である。このため、ネジによる締結以外の固定方法であってもよい。例えば、鉛直板41、51、721が補強部材30の鉛直部31に溶接されてもよいし、水平板42、52、722が台板24に溶接されてもよい。いずれか一方の固定方法が溶接によるものであってもよい。ほか、接着による固定であってもよい。なお、本明細書では、連結部72を連結部材ともいう。
また、本発明では、連結部材40、50R、50L、連結部72が補強部材30の鉛直部31の背面に当接すると共に鉛直部31に固定され、かつ連結部材40、50R、50L、連結部72が台板24の上面に沿って背面側に延在すると共に、台板24に固定されていればよい。従って、この限りにおいて、連結部材40、50R、50L、連結部72の形状も任意である。例えば、鉛直板41、51、721と水平板42、52、722は、四角柱、四角筒の形状であってもよい。実施の形態3で説明した連結部72が斜材53を有する場合、斜材53は、四角柱、四角筒の形状であってもよい。また、連結部材40、50R、50L、連結部72は、側面視、すなわちX方向視で、直角2等辺三角形状のブロックであってもよい。この場合、そのブロックは、直角を形成する2つの辺のうち、一方の辺を補強部材30の鉛直部31に、他方の辺を台板24に向けて配置されるとよい。そして、補強部材30の鉛直部31と台板24に固定されるとよい。なお、本明細書では、鉛直板41、51、721と水平板42、52、722が補強部材30の鉛直部31と台板24に固定されることから、鉛直板41、51、721と水平板42、52、722のことを第1固定部、第2固定部ともいう。
実施の形態1-3では、背面部材22に充填された断熱材が硬質ウレタンフォームである。しかし、本発明では、背面部材22に断熱材が収容されていればよく、その限りにおいて、断熱材の材料、構造は任意である。例えば、断熱材は、グラスウール、ポリスチレンフォームであってもよい。
なお、本発明は冷蔵庫全般に適用可能である。実施の形態1-3では、冷却器が内箱10に設けられた直冷式の冷蔵庫について説明しているが、本発明は間接冷却方式の冷蔵庫にも適用可能である。また、内箱10の替わりに内壁部材を有する冷蔵庫にも適用可能である。
1A-1C 冷蔵庫、10 内箱、11 底、11B 背面部、11F 正面部、20 外箱、21 外箱本体、22 背面部材、23 底板、23B 背面部、23F 正面部、23I 傾斜部、24 台板、30 補強部材、31 鉛直部、32 水平部、40 連結部材、41 鉛直板、42 水平板、50R、50L 連結部材、51 鉛直板、52 水平板、53 斜材、60 背面カバー、61 通気孔、62 ビード、63 ネジ、70R、70L 側面カバー、71 カバー部、72 連結部、100 冷蔵室、110 仕切板、200 機械室、211 天板部、212、213 側板部、241 ビード、242 折り返し部、311 爪、321 側部、411 貫通孔、421 ネジ、511、521 フランジ部、512、513、522、523 貫通孔、531 ビード、711 背面部、712 側面部、713 通気孔、721 鉛直板、722 水平板、CL 中心線、L 距離

Claims (6)

  1. 正面側が開口した冷蔵室の下側に形成された、背面側かつ底側が開口した機械室を有する外箱本体と、
    前記機械室よりも上側かつ前記冷蔵室よりも背面側の、前記外箱本体の背面部分を覆い、内部に断熱材が収容された箱状の背面部材と、
    前記機械室に収容される機械部品が載置され、前記外箱本体の底側から前記外箱本体の背面側かつ前記背面部材の下側まで延在する台板と、
    前記機械室内に設けられ、前記台板の上面から鉛直方向に延在して前記機械室の天井を支持し、かつ前記機械室の側壁に当接する補強部材と、
    前記補強部材の背面に当接すると共に前記補強部材に固定された第1固定部及び、前記台板の上面に沿って背面側に延在すると共に前記台板に固定された第2固定部を有し、前記補強部材と前記台板を連結する連結部材と、
    を備える、
    冷蔵庫。
  2. 前記第1固定部は、鉛直方向に延在する鉛直板を有し、
    前記第2固定部は、前記鉛直板の下端から水平方向に延在する水平板を有する、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記鉛直板は、前記補強部材と締結する第1締結部材が挿通された第1貫通孔を有し、
    前記水平板は、前記鉛直板の下端から前記第1貫通孔までの距離と同じ距離だけ前記鉛直板の下端から離れた位置に形成され、前記台板と締結する第2締結部材が挿通された第2貫通孔を有する、
    請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記機械室の背面側を覆う機械室背面板をさらに備え、
    前記機械室背面板は、前記水平板と連続すると共に、前記水平板に垂直である、
    請求項2又は3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記機械室背面板は、前記機械室の背面側の一部と前記機械室の側方を覆う、
    請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記第1固定部と前記第2固定部とを連結する斜材をさらに有する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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