JP5868152B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
近年、例えば家庭用の冷蔵庫は、内容積の増加傾向にあり、それを、冷蔵庫本体である断熱箱体の大型化によらず、断熱箱体の周壁の厚さを薄くすることで実現しようとしている。この場合、その薄い周壁でも十分な断熱性能を確保する必要があり、そのために、断熱箱体の周壁には、発泡性断熱材を充填することに加えて、発泡性断熱パネルに比べて断熱性能が高い(熱伝導率が低い)断熱パネルである真空断熱パネルを使用することが行われており、更には断熱箱体の周壁を真空断熱パネルのみで充たすようにしたものもある(例えば特許文献1,2)。
真空断熱パネルは、例えば細いガラス繊維の綿状物であるグラスウールをマット状にしてコア材とし、このコア材をアルミニウム箔と合成樹脂とのラミネートフィルムで製袋したガスバリア容器に入れ、内部を真空排気して開口を閉塞することで容器内部を真空減圧状態に保持したパネルであり、薄くても低い熱伝導率(高い断熱性)を保有しているので、これを使用することで断熱箱体の周壁に高い断熱性を保有させることができる。
特許第2728318号公報 特開平6−147744号公報
真空断熱パネルを使用した断熱箱体では、箱体を複数の断熱壁部に分け、その複数の断熱壁部を組み合わせ結合して構成される。この複数の断熱壁部を組み合わせて構成される断熱箱体では、断熱壁部の結合部分から外気が侵入し、或いは断熱箱体内の冷気が侵出し、断熱箱体の結合部分の内側、或いは外側に結露するという不具合を生ずる。
そこで、複数の断熱壁部の結合部分をシールできる冷蔵庫を提供する。
本実施形態の冷蔵庫は、断熱箱体を冷蔵庫本体とした冷蔵庫において、前記断熱箱体を、外殻と内殻との間に真空断熱パネルを設けてなる複数の断熱壁部を結合して構成し、前記複数の断熱壁部の結合部分のうち所要の結合部分に当該結合部分をシールするための覆い部材を設け、前記結合部分が前記覆い部材によりシールされる2つの断熱壁部は、一方の断熱壁部の断熱パネルと他方の断熱壁部の断熱パネルとが互いに離間した離間部を有し、前記覆い部材は、前記断熱壁部に固定するための固定部材を備え、前記固定部材は前記離間部に対向する位置に配置されていることを特徴とする。
一実施形態を示す断熱箱体の部分的な横断面図 断熱箱体の部分的な横断斜視図 断熱箱体を前側から見た斜視図 断熱箱体を後側から見た斜視図 断熱箱体の分解斜視図 真空断熱パネルを示し、(a)は分解斜視図、(b)は断面図
以下、図面を参照して一実施形態を説明する。なお、冷蔵庫の前後左右は、冷蔵庫の扉側を「前側」とし、扉に相対して冷蔵庫を見た場合の右側を「右側」として説明する。
図3および図4は冷蔵庫本体を構成する断熱箱体1を示している。断熱箱体1は、全体としては前面が開口された直方体の縦長箱状をなし、内部空間は収納空間2とされている。本実施形態にあっては、断熱箱体1は、図5に示すように、周壁、即ち、天井壁部1a、底壁部1b、左側壁部1c、右側壁部1dおよび奥壁部1eを別々に製作し、これら複数(本実施形態では5個)の壁部(断熱壁部)1a〜1eを組み合わせることにより構成されている。この場合、天井壁部1aを除く底壁部1b、左側壁部1c、右側壁部1dおよび奥壁部1eは、矩形の平板状で、天井壁部1aだけは後部が一段低くされた段付き形状になっている。この天井壁部1aの段付き形状により、断熱箱体1として組み合わせた時、当該断熱箱体1の上後部に冷凍サイクルのコンプレッサなどを配設する機械室3が形成されるようになっている。
ここで上記各壁部1a〜1eの構成について述べる。まず、各壁部1a〜1eの断熱機能は断熱体、例えば真空断熱パネル4によって得るようにしている。この真空断熱パネル4は、図6(a)に示すように、例えば細いガラス繊維の綿状物であるグラスウールをマット状にしてコア材5とし、このコア材5をアルミニウム箔と合成樹脂とのラミネートフィルムで製袋したガスバリア容器6に入れ、内部を真空排気して開口を閉塞することでガスバリア容器6の内部を真空減圧状態に保持したものである。
各壁部1a〜1eは、図6(a),(b)に示すように、例えば鋼板などの金属製の外殻7と例えばプラスチック製の内殻8との間に、真空断熱パネル4を充たした構成のもので、外殻7と真空断熱パネル4、真空断熱パネル4と内殻8とは、互いに接着などによって固着一体化されている。なお、図6では壁部を平板状のものとして示したが、天井壁部1aは段付き形状にされることは勿論である。
各壁部1a〜1eにおいて、内殻8は外殻7よりも縦横寸法が小さく、更に、真空断熱パネル4は内殻8よりも縦横寸法が小さく形成されている。従って、真空断熱パネル4の四辺(端)は外殻7の四辺(端)は勿論のこと内殻8の四辺(端)にまで至らず、外殻7の四辺および内殻8の四辺よりも内側の奥まった位置に存在している。また、各壁部1a〜1eの外殻7の四辺のうち所定の辺には連結片9が直角に折り曲げ形成されている。各壁部1a〜1eの所要の辺に形成された連結片9は、互いに隣接する壁部の外殻7どうしをねじなどによって連結するためのものである。
各壁部1a〜1eを組み合わせて構成された断熱箱体1の前面には、当該前面を上下方向に仕切る3個の横枠10〜12が取り付けられていると共に、中段の横枠11と下段の横枠12との間には、縦枠13が取り付けられている。そして、図示はしないが、横枠10〜12の後側および縦枠13の後側には、断熱壁または仕切板が設けられ、これら断熱壁と仕切板とによって、収納空間2内が上から順に冷蔵室2a、野菜室2b、横方向に並ぶ製氷室2cおよび仕様切替室2d、冷凍室2eに仕切られるようになっている。そして、断熱箱体1の前面には、各室2a〜2eの前面を開閉するための扉(図示せず)が取り付けられるようになっている。
本実施形態における冷蔵庫は、冷蔵用と冷凍用の2個のエバポレータ(冷却器)を備え、冷蔵用のエバポレータは冷蔵室2aの奥部に形成される冷却室に配置され、冷凍用のエバポレータは冷凍室2eの奥部に形成される冷却室に配置される。そして、冷蔵室2a、野菜室2b、横方向に並ぶ製氷室2cおよび仕様切替室2d、冷凍室2eには、2個のエバポレータで冷却された冷気がファンによって送風され、冷蔵温度、或いは冷凍温度に冷却されるように構成される。
図1および図2は断熱箱体1の右側後部の上下に延びる稜角部分の横断面図および横断斜視図である。この図1および図2には、奥壁部1eと右側壁部1dとの結合部分の構成が示されている。なお、真空断熱パネル4、外殻7、内殻8について、奥壁部1eのものと、右側壁部1dのものとを区別するために、右側壁部1dのものには「d」の添え字を付し、奥壁部1eのものには「e」の添え字を付して示す。
図1および図2において、右側壁部1dの外殻7dの後端には連結片9が設けられており、この連結片9は奥壁部1eの外殻7eの右端部に内側から当てられている。そして、右側壁部1dの外殻7dの連結片9は奥壁部1eの外殻7eの右端部に後述のようにしてねじ止めされる。また、奥壁部1eの内殻8eの右端は右側壁部1dの内殻8dの後端部表面に当てられている。
前述したように、各壁部1a〜1eにおいて、真空断熱パネル4の端は外殻7の端まで至らず、やや短くなっているため、互いに連結された右側壁部1dおよび奥壁部1eの真空断熱パネル4d,4eどうしは互いに離間し、その間に隙間Gが存在している。そして、この隙間G内には、右側壁部1dと奥壁部1eとを組み合わせる際にスポンジ状の断熱材14が充填される。
連結された右側壁部1dの内殻8dと奥壁部1eの内殻8eとの間、或いは右側壁部1dの外殻7dの連結片9と奥壁部1eの外殻7eの右端部との間には多少の隙間が生ずることは避けられず、その隙間を通じて、収納空間2から断熱箱体1外に向かって冷気が逃げ、或いは断熱箱体1外の空気が収納空間2内に向かって侵入する恐れがある。そこで、本実施形態では、断熱箱体1の右側後部の上下に延びる稜角部分の例えば外側に上下に長い覆い部材15を設け、この覆い部材15により右側壁部1dと奥壁部1eとの結合部分をシールするようにしている。
覆い部材15は、例えばプラスチック製で、図1および図2に示すように、互いに直交する2辺、つまり右側壁部1eに押し当てられる押し当て部16と、奥壁部1eに押し当てられる押し当て部17を有した断面L字状をなしている。右側壁部1dに押し当てられる押し当て部16の横幅(前後方向長さ)は、覆い部材15を断熱箱体1の右側後部の稜角部分に宛がったとき、右側壁部1dの外殻7dに対し、断熱材14の充填部分を超えて真空断熱パネル4の充填部分まで延びるような寸法に設定されている。また、同様に奥壁部1eに押し当てられる押し当て部17の横幅(左右方向長さ)は、覆い部材15を断熱箱体1の右側後部の稜角部分に宛がったとき、奥壁部1eの外殻7eに対し、断熱材14の充填部分を超えて真空断熱パネル4eの充填部分まで延びるような寸法に設定されている。
押し当て部16,17の幅方向先端部は内側に曲げられており、この曲げられた端片部16a,17aの存在によって各押し当て部16,17の内側が凹状になっている。そして、この凹状をなす両押し当て部16,17の内側には、発泡性断熱材(断熱層)18,19が充填されている。これら両発泡性断熱材18,19のうちのいずれか、例えば奥壁部1eの外殻7dに当てられる押し当て部17の発泡性断熱材19の表面には、押し当て部17の幅方向先端側に位置して溝20が上下方向に伸びるように形成されている。
両押し当て部16,17の発泡性断熱材18,19の表面は、互いに直角に交差し、右側壁部1dの外殻7dおよび奥壁部1eの外殻7eに接している。この場合、右側壁部1dの外殻7dが周縁部分の補強のために当該周縁部分を残して中央側を凹状に形成している。このため、その凹状部分に合せて右側壁部1dに当てられる押し当て部16の端片部16aは、奥壁部1e側の端片部17aよりも長く突出していると共に、押し当て部16の発泡性断熱材18の表面のうち外殻7dの凹状部分に接する先端側の部分は一段高く突出している。
そして、前述したように押し当て部16,17が真空断熱パネル4d,4eの離間部分(隙間G)を超えて真空断熱パネル4d,4eの充填部分にまで延びていることにより、発泡性断熱材18,19も、真空断熱パネル4d,4eの離間部分(隙間G)を外側から覆い、本実施形態では、更に真空断熱パネル4d,4eの端部分をも覆っている。
覆い部材15は、断熱箱体1の下端から機械室3の底面3a(天井壁部1aの後部低段面)に至るまでの長さと同等の長さを有している。そして、各押し当て部16,17には、取付部分を兼用する補強部16b,17bがそれぞれ複数個上下方向に間欠的に形成されている。補強部16b,17bは、各押し当て部16,17の表面から内側に向けて筒状、例えば円筒状に突出形成されたもので、その突出量は凹状をなす各押し当て部16,17の深さと同等度に定められており、これら補強部16b,17bの外底面は発泡性断熱材18,19の表面と面一になっている。
各押し当て部16,17の補強部16b,17bの底部には、押し当て部16,17を右側壁部1d、奥壁部1eに固定するためのセルフタッピングねじ21を通す通し孔22が形成されている。これに対し、右側壁部1dの外殻7dには、セルフタッピングねじ21を螺着するためのバーリング孔部23が形成されている。また、奥壁部1eの外殻7eには、セルフタッピングねじ21を通すための通し孔24が形成されていると共に、この外殻7eに当てられた右側壁部1dの連結片9には、セルフタッピングねじ21を螺着するためのバーリング孔部25が形成されている。
覆い部材15を断熱箱体1の右側後部の稜角部分に取り付けるには、発泡性断熱材19の溝20内に配管、例えばサクションパイプ26を挿入配置した上で、覆い部材15を断熱箱体1の右側後部の稜角部分に配し、押し当て部16を右側壁部1dの外殻7dに当てると共に、押し当て部6を奥壁部1eの外殻7eに当てる。この状態で、セルフタッピングねじ21を押し当て部16の補強部16bの通し孔22に通して右側壁部1dの外殻7dのバーリング孔部23に螺着し当該押し当て部16を右側壁部1dに固定すると共に、セルフタッピングねじ21を押し当て部16の補強部16bの通し孔22および奥壁部1eの外殻7eの通し孔24に順次通して右側壁部1dの連結片9のバーリング孔部25に螺着し当該押し当て部17を奥壁部1eに固定する。
覆い部材15の固定状態において、サクションパイプ26は、溝20が押し当て部17の先端側に形成されていることにより、奥壁部1eの真空断熱パネル4eに対応位置、つまり、外殻7eのうち真空断熱パネル4eが装着されている部分に位置している。なお、サクションパイプ26は、冷蔵用と冷凍用の2個のエバポレータとコンプレッサの吸入口とを接続するためのもので、低温度の液冷媒が流れる。
このように本実施形態によれば、断熱箱体1の右側後部の稜角部分に覆い部材15が取り付けられているため、右側壁部1dと奥壁部1eの結合部分が外側からシールされる。このため、右側壁部1dと奥壁部1eの結合部分に多少の隙間があっても、収納空間2内の冷気が外部に漏れ出たり、外気が収納空間2内に侵入したりすることを防止でき、外殻7d,7eや内殻8d,8eに結露が生ずることを防止できると共に、収納空間2に対する冷却効率の向上に寄与する。
特に本実施形態では、覆い部材15に発泡性断熱材18,19が設けられているので、この発泡性断熱材18,19が自身の弾性変形性により右側壁部1dの外殻7dと奥壁部1eの外殻7eに密に接するようになるので、特にシール効果に優れる。
更に、本実施形態では、右側壁部1dの外殻7dの連結片9を奥壁部1eの外殻7eに当て、覆い部材15の押し当て部17の補強部17bを奥壁部1eの外殻7eに当て、そして、補強部17bをセルフタッピングねじ21によって連結片9のバーリング孔部23に締め付けて固定するようにしたので、右側壁部1dの外殻7dの連結片9と奥壁部1eの外殻7eとが互いに強く締め付けられて両者間に生ずる隙間が減じられるようになり、シール性の向上に一層寄与する。
しかも、発泡性断熱材18,19は隙間G部分に対応位置、本実施形態では隙間Gに対応する部分ばかりでなく、隙間Gに対応する部分を覆い更に真空断熱パネル4d,4eが存在する部分にまで延びているので、隙間Gに断熱材14が充填されていても真空断熱パネル4d,4eに比べると断熱性に劣るという事情があっても、その断熱材14の断熱不足を発泡性断熱材18,19により補うことができ、右側壁部1dと奥壁部1eとの結合部分の断熱性能の向上に寄与する。
本実施形態では、低温度の冷媒が流れるサクションパイプ26が発泡性断熱材19により覆われているので、当該サクションパイプ26に露付きが生ずることを防止できる。また、サクションパイプ26は真空断熱パネル4eに対応位置しているので、例えばサクションパイプ26が隙間Gに対応位置している場合とは異なり、外殻7eがサクションパイプ26によって冷やされ、この冷やされた部分に隙間G内の冷蔵温度帯(2〜3℃)の空気が触れて結露するといった不具合をも防止することができる。
また、覆い部材15に補強部16b,17bを設け、この補強部16b,17bをセルフタッピングねじ21によって右側壁部1d、奥壁部1eに固定するようにしたので、セルフタッピングねじ21の締め付け力に対する強度を向上させることができる。つまり、補強部16b,17bが設けられていないと、覆い部材15はセルフタッピングねじ21の締め付け力を受けて湾曲して内部応力を蓄積する等、強度上の不具合を生ずるが、本実施形態ではこのような不具合の発生を防止できるものである。
また、覆い部材15の両押し当て部16,17が右側壁部1dと奥壁部1eとに固定されているので、覆い部材15は右側壁部1dと奥壁部1eとを90度の結合角度に保持する機能を有する。この場合、両押し当て部16,17には補強部16b、17bが形成されているので、覆い部材15としての強度が向上し、右側壁部1dと奥壁部1eとを90度の結合角度に保持する機能の向上を図ることができる。
なお、上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、壁部1a〜1eは、外殻7と内殻8との間を、真空断熱パネル4とこの真空断熱パネル4の内側または外側に充填した発砲断熱材とで満たしたものであっても良い。
断熱箱体1は5つの壁部1a〜1eにより構成するものに限られず、例えば、左側壁部1cと奥壁部1e、底壁部1bと奥壁部1eなど、2つの壁部を一体に形成したものを1つの壁部とするものであっても良い。
発泡性断熱材で覆う配管はサクションパイプ以外のパイプであっても良い。
取付部分を押し当て部16,17の表面部に形成し、補強部はこの通し孔の周囲に筒状に形成したものであっても良い。
補強部16b,17bは筒状のものに限られない。
覆い部材は右側壁部1dの内殻8dと奥壁部1eの内殻8eとで構成されるコーナー部分を収納空間2内から覆うものであっても良い。
覆い部材は壁部1a〜1eの結合部分のうち所要の結合部分に設ければ良く、例えばシール剤を塗布することでシールできるような部分には特に設けなくとも良い。
真空断熱パネル4は他の断熱体、例えば発泡断熱パネルに変えても良い。
図面中、1は断熱箱体、2は収納空間、4は真空断熱パネル、7は外殻、8は内殻、9は連結片、15は覆い部材、16,17は押し当て部、18,19は発泡性断熱材(断熱層)、26はサクションパイプ(配管)を示す。

Claims (7)

  1. 断熱箱体を冷蔵庫本体とした冷蔵庫において、
    前記断熱箱体を、外殻と内殻との間に真空断熱パネルを設けてなる複数の断熱壁部を結合して構成し、
    前記複数の断熱壁部の結合部分のうち所要の結合部分に当該結合部分をシールするための覆い部材を設け
    前記結合部分が前記覆い部材によりシールされる2つの断熱壁部は、一方の断熱壁部の真空断熱パネルと他方の断熱壁部の真空断熱パネルとが互いに離間した離間部を有し、
    前記覆い部材を前記断熱壁部に固定するための固定部材を備え、前記固定部材は前記離間部に対向する位置に配置されていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1記載の冷蔵庫において
    前記覆い部材は前記2つの断熱壁部との間に断熱層を有し、当該断熱層は、少なくとも一方の断熱壁部の断熱パネルと他方の断熱壁部の断熱パネルとの離間部分を覆うように設けられていることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1又は2に記載の冷蔵庫において、
    前記覆い部材の内側には、配管が設けられていることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項記載の冷蔵庫において、
    前記配管はエバポレータとコンプレッサとを接続するサクションパイプであって、当該サクションパイプは前記真空断熱パネルが設けられている部分に対応位置していることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷蔵庫において、
    前記覆い部材は、前記断熱壁部への取付部分を補強する補強部を有することを特徴とする冷蔵庫。
  6. 請求項5記載の冷蔵庫において、
    前記固定部材はねじであり、
    前記補強部は、有底の筒状をなし、当該有底筒状の補強部は底部を前記断熱壁部に当接させた状態で前記ねじにより前記断熱壁部に締め付け固定されていることを特徴とする冷蔵庫。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の冷蔵庫において、
    前記覆い部材は、前記断熱箱体の稜角部を外側から覆うように固定され、当該稜角部において結合された2つの前記断熱壁部の交差角度を直角に保持することを特徴とする冷蔵庫。
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