JP3219691B2 - 貯蔵庫および貯蔵庫の断熱箱体 - Google Patents

貯蔵庫および貯蔵庫の断熱箱体

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JP3219691B2
JP3219691B2 JP15739396A JP15739396A JP3219691B2 JP 3219691 B2 JP3219691 B2 JP 3219691B2 JP 15739396 A JP15739396 A JP 15739396A JP 15739396 A JP15739396 A JP 15739396A JP 3219691 B2 JP3219691 B2 JP 3219691B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックなどに搭
載される可搬式貯蔵庫などの貯蔵庫および貯蔵庫の断熱
箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の貯蔵庫の断熱箱体の上面に、冷凍
機を載置しているものがあり、この冷凍機が配置されて
いる機械室の周囲は、金属板などのパネルで覆われてい
る。また、断熱箱体の横幅の標準寸法には、約1250mmの
ものがあるが、市場で流通している板金素材の巾は、12
19mmが上限であり、この1219mmの板金素材では断熱箱体
の左端から右端まで達することができない。そこで、断
熱箱体の外箱は、図6に図示するような構造となってい
る。図6は従来の断熱箱体の外箱の要部断面図である。
図6において、断熱箱体の外箱01の背面板02は、先
端が内側に折り曲げられている。一方、断熱箱体の側面
を覆う側面板03は先端が折り曲げられて断熱箱体の背
面に沿って延在し、ついで、再度内側に折り曲げられて
いる。そして、側面板03の先端部03aは背面板02
の先端部02aに突き合わされ、ネジ04で結合されて
いる。また、断熱箱体の外箱01の角部01aは、外側
補強部材06と内側補強部材07とで補強されている。
この外側補強部材06と内側補強部材07とは、側面板
03を挟持しつつリベット08で固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機械室を覆
っているパネルに、物が当たることがある。特に、可搬
式貯蔵庫などにおいては、搬送中に建屋内の出っ張りに
衝突したり、トラックに搭載されている際に、トラック
の振動で貯蔵庫の上部同士が衝突したりすることがあ
る。この様に、パネルに物が衝突すると、パネルがその
衝撃で折れ曲がったりして損傷することがある。
【0004】また、図6において、背面板02の先端部
02aと、側面板03の先端部03aとの突き合わせ部
に、物011が衝突することがある。すると、背面板0
2と側面板03との突き合わせ部が開いたり、背面板0
2や側面板03がめくれ上がったりして、損傷すること
がある。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、物が当たっても、損傷することが少ない貯
蔵庫および貯蔵庫の断熱箱体を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の貯蔵庫は、内部
に貯蔵室(3)を具備する断熱箱体(2)と、この断熱
箱体の上側に配置されている機械室(5)とを備えてい
る。この機械室に凝縮器(7)およびコンプレッサー
(9)が配置されている。そして、前記目的を達成する
ために、機械室の4側面は全て断熱壁(11)で覆われ
ており、前記機械室の上面は、多数の通気孔(14)が
形成されている覆い板(13)で覆われ、この断熱壁は
断熱箱体と一体に形成されているとともに、排水用パイ
プ(16)が断熱壁の下部を貫通して配置されている。
【0007】また、断熱箱体は、内箱(31)と、外箱
(32)と、断熱材(34)とを備えており、この断熱
材が内箱と外箱との間に配置されており、外箱は背面を
覆う背面板(37)と側面を覆う側面板(38)とを備
えているとともに、外箱の背面と側面との角部には、内
側補強部材(41)および外側補強部材(42)が配置
されている場合がある。内側補強部材および外側補強部
材は各々、前記背面に沿った背面部(41a,42a)
と、前記側面に沿った側面部(41b,42b)とを具
備しており、背面板の先端は、内側補強部材の背面部お
よび外側補強部材の背面部に達し、この背面板の先端部
が、前記外側補強部材にはスポット溶接されずに、内側
補強部材の背面部にスポット溶接(51)されている。
また、側面板の先端部は折り曲げられて、内側補強部材
の背面部および外側補強部材の背 面部に達している。そ
して、内側補強部材と外側補強部材とが、側面板の先端
部および背面板の先端部を挟持しているとともに、内側
補強部材の背面部と外側補強部材の背面部とは互いにリ
ベット(53)またはビスで固定されており、かつ、こ
のリベットまたはビスが背面板を貫通している。
【0008】さらに、スポット溶接の箇所と、リベット
またはビスによる固定箇所とは、交互に配置されている
とともに、リベットまたはビスによる固定箇所同士の間
隔の略真ん中で、スポット溶接がなされている場合があ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明における貯蔵庫の実
施の一形態を図1ないし図5を用いて説明する。図1は
本発明における貯蔵庫の説明図で、(a)が正面図、
(b)が側面図である。図2は図1の断面図である。図
3は図1の平断面図である。図4は外箱の要部断面図で
ある。図5は外箱の背面板および内側補強部材の要部斜
視図である。
【0010】まず始めに、貯蔵庫である可搬式冷凍・冷
蔵庫いわゆるコールドロールボックスの全体の説明を図
1ないし図3を用いて説明する。可搬式冷凍・冷蔵庫の
貯蔵庫本体1は、断熱箱体2と、この断熱箱体2の上側
の機械室5とで構成されており、断熱箱体2は、内部に
貯蔵室3が形成されているとともに、一面すなわち前面
が開口している。この貯蔵庫本体1の詳細は後述する
が、断熱箱体2の前面開口は、左右一対の断熱扉である
前面扉4で開閉自在に閉塞されている。そして、貯蔵庫
本体1の上部の機械室5には凝縮器7、凝縮器用送風機
8およびコンプレッサー9などからなる冷凍機が配置さ
れており、この冷凍機は断熱箱体2上に載置されて設置
されている。
【0011】この冷凍機設置スペースである機械室5の
周囲4側面は、断熱壁11で覆われており、上面が開口
した凹部となっている。この機械室5の断熱壁11は、
断熱箱体2と一体に形成されている。そして、機械室5
の上面は、金属板などからなる覆い板13で覆われてお
り、雨水などが多量に機械室5内に侵入したり、手など
が不用意に凝縮器用送風機8などに接触しないように構
成されている。この覆い板13には、凝縮器7やコンプ
レッサー9などを空冷するために、多数の通気孔14が
形成されており、換気が可能となっている。この覆い板
13の通気孔14から、水が機械室5内に侵入すること
があり、この機械室5内に侵入した水を排水するため
に、機械室5の背面の断熱壁11の下端部には、排水用
パイプ16が配置されている。この排水用パイプ16は
断熱壁11を貫通しており、機械室5内の水を機械室5
外に排出している。
【0012】また、貯蔵室3の内面には図示しない蓄冷
材が配設されており、この蓄冷材が機械室5の冷凍機で
冷却されている。この低温となった蓄冷材が貯蔵室3を
冷却している。そして、この貯蔵庫本体1の下側の四隅
には車輪21が設けられているとともに、貯蔵庫本体1
の側面にはハンドル22が設けられており、このハンド
ル22などに力を加えることにより、貯蔵庫本体1は移
動可能となっている。そして、配送センターや食品工場
などにおいて、可搬式冷凍・冷蔵庫の図示しない電源コ
ードを電源に接続する。すると、機械室5内の冷凍機が
稼働し、蓄冷材が冷却される。蓄冷材の冷却が完了する
と、貯蔵室3に商品などを収納し、電源コードを電源か
ら外す。そして、貯蔵室3が蓄冷材で冷却されている状
態で、貯蔵庫本体1を押したり、引いたりして可搬式冷
凍・冷蔵庫を他の場所に移動させることができる。ま
た、可搬式冷凍・冷蔵庫をトラックなどに搭載して、商
品を冷却しながら搬送することもできる。
【0013】つぎに、貯蔵庫本体1の構造を図1ないし
図5を用いて説明する。前述の様に、貯蔵庫本体1は、
機械室5の周囲を覆っている断熱壁11と、断熱箱体2
とからなり、この機械室5の断熱壁11と断熱箱体2と
は一体に成形されている。そして、この貯蔵庫本体1
は、貯蔵室3の内面を形成する内箱31と、貯蔵庫本体
1の外殻を形成する外箱32と、機械室5の内面を形成
する機械室内箱33とを備えており、このステンレス板
などの金属板製の内箱31、外箱32および機械室内箱
33の間の空間に、ウレタンなどの断熱材34が注入発
泡されて構成されている。
【0014】そして、外箱32の背面板37は、断熱箱
体2の背面および機械室5の断熱壁11の背面を連続的
に覆っており、断熱箱体2の背面と機械室5の断熱壁1
1の背面との間に、背面板のつなぎ目は存在しない。同
様に、外箱32の側面板38は、断熱箱体2の側面およ
び機械室5の断熱壁11の側面を連続的に覆っている。
また、貯蔵庫本体1の背面における両サイドの角部に
は、内側補強部材41および外側補強部材42が上下方
向に長く配設されている。この内側補強部材41および
外側補強部材42は各々断面略L字状をしており、貯蔵
庫本体1の背面に沿っている背面部41a,42aと、
貯蔵庫本体1の側面に沿っている側面部41b,42b
とからなっている。この背面部41a,42aおよび側
面部41b,42bには、各々、リベットまたはビス用
の孔45が上下方向に略等間隔に形成されている。
【0015】また、背面板37および側面板38は、内
側補強部材41と外側補強部材42とで挟持されるが、
この背面板37および側面板38には、内側補強部材4
1の孔45および外側補強部材42の孔45に対応する
位置に、固定用の孔46が形成されている。
【0016】そして、図4および図5に図示するよう
に、背面板37の先端部は、内側補強部材41の背面部
41aの中央部に達しており、内側補強部材41の背面
部41aの後面に溶接箇所51でスポット溶接されてい
る。この溶接箇所51は、内側補強部材41の孔45同
士の間隔の略真ん中に位置している。一方、側面板38
の先端部は、内側補強部材41の側面部41bに重な
り、内側補強部材41の角部付近で折り曲げられて内側
補強部材41の背面部41aの中央部に達しており、背
面板37の先端部に対向している。この側面板38およ
び背面板37の先端部の外側には、外側補強部材42が
配置されており、内側補強部材41と外側補強部材42
とで、側面板38および背面板37を挟み込んでいる。
そして、リベット53が、内側補強部材41の背面部4
1aの孔45、背面板37の孔46および外側補強部材
42の背面部42aの孔45に嵌まり込んで、内側補強
部材41、背面板37および外側補強部材42を結合し
ている。同様にして、内側補強部材41、側面板38お
よび外側補強部材42もリベット53で結合されてい
る。
【0017】また、側面板38の前端部は、折れ曲がっ
て、断熱箱体2の前面を覆っており、この折曲により形
成される側面板38の角部には、補強部材54が取り付
けられている。
【0018】前述のように、貯蔵庫本体1の上部に配置
されている機械室5の周囲は、断熱壁11で覆われてお
り、この断熱壁11は、剛性がパネルよりも大きいの
で、物が衝突しても、簡単に折れ曲がったりして変形す
ることが少ない。また、パネルを取り付けるための、取
り付け部材を機械室5に設ける必要がない。しかも、排
水用パイプ16が配置されているので、機械室5内に侵
入した水を、速やかに排水することができる。
【0019】また、機械室5の断熱壁11の背面板37
と、断熱箱体2の背面板37とは、連続した一枚の板で
構成されているので、断熱壁11と断熱箱体2との境目
につなぎ目が存在しない。したがって、物がつなぎ目に
当たって、背面板がめくれ上がったりすることを防止す
ることができる。
【0020】そして、背面板37と側面板38との接続
に、内側補強部材41および外側補強部材42を用いて
いるので、内側補強部材41および外側補強部材42の
取り付け作業と、背面板37と側面板38との接続とが
同時に行われる。したがって、図6に図示する従来例の
様に、ネジ04による背面板02と側面板03との結合
作業がない。その結果、外箱の組み立て作業工数が減少
し、組み立て作業が簡単になる。
【0021】さらに、実施の形態においては、背面板3
7の巾は、貯蔵庫本体1の横幅よりも小さく、貯蔵庫本
体1の背面全体を覆うには不足している。しかしなが
ら、背面板37の端部は内側補強部材41の背面部41
aおよび外側補強部材42の背面部42aに挟持されて
取り付けられており、背面板37の巾の不足分は、両補
強部材41,42の背面部41a,42aが補足してい
る。
【0022】この様にして、断熱箱体2の背面には、板
のつなぎ目が存在しないので、物が衝突しても、つなぎ
目がめくれあがったりすることを防止することができ
る。
【0023】そして、図4に図示する側面板38の様
に、端部が折り曲げられて、両補強部材41,42に取
り付けられていると、側面板38に引っ張り力が加わっ
た際には、側面板38の端部の折曲部が、この引っ張り
力を支持することができ、リベット53の取り付け部に
は余り力が加わらず、側面板38の孔46が変形した
り、破損したりすることは少ない。しかしながら、両補
強部材41,42に取り付けられる板の端部を折り曲げ
ないで、取り付けると、引っ張り力がリベット53の取
り付け部に大きく加わり、板の取り付け孔が変形した
り、破損したりすることがある。そして、前述の様に、
背面板37は端部を折り曲げないで、両補強部材41,
42に取り付けられており、引っ張り力を折曲部で支持
することができない。そこで、背面板37の端部を溶接
箇所51で内側補強部材41にスポット溶接し、この溶
接箇所51で引っ張り力を支持し、大きな引っ張り力が
リベット53の取り付け部に加わることを防止してい
る。
【0024】また、この実施の形態においては、背面板
37は、内側補強部材41にスポット溶接されており、
外側補強部材42にはスポット溶接されていない。した
がって、貯蔵庫本体1の角部である外側補強部材42の
部分が、物に衝突して損傷した際にも、外側補強部材4
2は背面板37にスポット溶接されていないので、背面
板37と簡単に分離でき、外側補強部材42を簡単に交
換することができる。ところが、外側補強部材42が背
面板37とスポット溶接されている場合には、外側補強
部材42と背面板37とは分離することが困難であり、
背面板37も一緒に交換する必要がある。
【0025】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)排水用パイプ16は、断熱壁11製作後、断熱壁
11に孔を切削して取り付けることも可能であるし、断
熱材34を注入する前に、排水用パイプ16を前もって
取り付けておくことも可能である。
【0026】()実施の形態において、貯蔵庫は可搬
式冷凍・冷蔵庫であるが、温蔵庫などであることも可能
である。また、可搬式ではなく、据え置き式のものでも
可能である。
【0027】()実施の形態においては、内側補強部
材41と外側補強部材42とは、リベットで固定されて
いるが、ビスで固定することも可能である。 ()実施の形態においては、スポット溶接の溶接箇所
51は、リベット53による固定箇所同士の間隔の略真
ん中で行われているが、溶接箇所51は適宜変更可能で
ある。但し、略真ん中で行った方が、強度上最適であ
る。また、リベット53による固定箇所同士の間隔にお
いて、複数の箇所でスポット溶接することも可能であ
る。
【0028】()実施の形態においては、両補強部材
41,42の背面部41a,42aにおけるリベット5
3の間隔と、側面部41b,42bにおけるリベット5
3の間隔とは、同じであるが、背面部におけるリベット
の間隔を、側面部におけるリベットの間隔と異ならしめ
ることも可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、凝縮器およびコンプレ
ッサーが配置されているとともに、断熱箱体の上側に配
置されている機械室の4側面は全て断熱壁で覆われてお
り、断熱壁は、内部に断熱材が配置されているので、パ
ネルよりも剛性を有しており、物が衝突しても、折れ曲
がったりして変形することが少ない。しかも、この断熱
壁は下側の断熱箱体と一体に形成されているので、断熱
箱体と断熱壁との境目の強度が低くなることを防止する
ことができる。さらに、排水用パイプが断熱壁の下部を
貫通して配置されているので、断熱壁が断熱箱体と一体
に形成されているにも係わらず、機械室の排水は良好に
行われる。そして、機械室の上面は、多数の通気孔が形
成されている覆い板で覆われ、雨水などが多量に機械室
内に侵入したり、手などが不用意に凝縮器用送風機など
に接触しないように構成されている。しかも、この覆い
板には通気孔が形成され、機械室の凝縮器やコンプレッ
サーなどを空冷するように、換気が可能となっている。
【0030】また、背面板の先端は、内側補強部材の背
面部および外側補強部材の背面部に達して固定されてい
るので、背面板の巾が断熱箱体の横幅よりも狭くても、
その不足分は、内側補強部材の背面部および外側補強部
材の背面部で補足することができる。しかも、背面板
と、内側補強部材および外側補強部材との重なり部分が
少なくても、背面板の先端部と内側補強部材の背面部と
スポット溶接で補強されているので、リベットやビス
の取り付け部に大きな力が加わることを防止することが
できる。そして、この背面板の先端部は、外側補強部材
にはスポット溶接されておらず、貯蔵庫の角部である外
側補強部材の部分が、物に衝突して損傷した際にも、外
側補強部材は背面板にスポット溶接されていないので、
背面板と簡単に分離でき、外側補強部材を簡単に交換す
ることができる。また、側面板の先端部は折り曲げられ
て、内側補強部材の背面部および外側補強部材の背面部
に達しており、側面板に引っ張り力が加わった際には、
側面板の端部の折曲部が、この引っ張り力を支持するこ
とができ、リベットやビスの取り付け部には余り力が加
わらず、側面板の孔が変形したり、破損したりすること
を極力防止することができる。
【0031】そして、リベットまたはビスによる固定箇
所同士の間隔の略真ん中で、スポット溶接がなされてい
る場合には、リベットまたはビスによる固定箇所とスポ
ット溶接による固定箇所との間隔が、略等間隔となり、
固定強度が不均一となることが少なくなる。その結果、
強度の小さな部分が少なくなり、強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における貯蔵庫の説明図で、
(a)が正面図、(b)が側面図である。
【図2】図2は図1の断面図である。
【図3】図3は図1の平断面図である。
【図4】図4は外箱の要部断面図である。
【図5】図5は外箱の背面板および内側補強部材の要部
斜視図である。
【図6】図6は従来の断熱箱体の外箱の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
2 断熱箱体 3 貯蔵室 5 機械室 11 断熱壁 16 排水用パイプ 31 内箱 32 外箱 34 断熱材 37 背面板 38 側面板 41 内側補強部材 41a 背面部 41b 側面部 42 外側補強部材 42a 背面部 42b 側面部 53 リベット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−75344(JP,A) 特開 平5−126459(JP,A) 特開 昭62−237271(JP,A) 特開 平6−300429(JP,A) 実開 昭61−36292(JP,U) 実開 平4−64072(JP,U) 実開 昭57−85188(JP,U) 実開 昭57−116093(JP,U) 実開 昭62−83182(JP,U) 実開 昭53−60168(JP,U) 実開 昭58−30187(JP,U) 実開 平6−68559(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 23/06 F25D 21/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に貯蔵室を具備する断熱箱体と、こ
    の断熱箱体の上側に配置されている機械室とを備え、こ
    の機械室に凝縮器およびコンプレッサーが配置されてい
    貯蔵庫において、 前記機械室の4側面は全て断熱壁で覆われており、この
    断熱壁は前記断熱箱体と一体に形成されているととも
    に、前記機械室の上面は、多数の通気孔が形成されている覆
    い板で覆われ、 前記断熱壁の下部には、排水用パイプがこの断熱壁を貫
    通して配置されていることを特徴とする貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 内箱と、外箱と、断熱材とを備え、この
    断熱材が前記内箱と前記外箱との間に配置されている貯
    蔵庫の断熱箱体において、 前記外箱は、背面を覆う背面板と、側面を覆う側面板と
    を備えており、 かつ、外箱の背面と側面との角部には、内側補強部材お
    よび外側補強部材が配置されており、 この内側補強部材および外側補強部材は各々、前記背面
    に沿った背面部と、前記側面に沿った側面部とを具備し
    ており、 前記背面板の先端は、前記内側補強部材の背面部および
    前記外側補強部材の背面部に達し、この背面板の先端部
    が、前記外側補強部材にはスポット溶接されずに、前記
    内側補強部材の背面部にスポット溶接されており、 また、前記側面板の先端部は折り曲げられて、前記内側
    補強部材の背面部および前記外側補強部材の背面部に
    しており、 そして、前記内側補強部材と前記外側補強部材とが、前
    記側面板の先端部および前記背面板の先端部を挟持して
    いるとともに、前記内側補強部材の背面部と前記外側補
    強部材の背面部とは互いにリベットまたはビスで固定さ
    れており、かつ、このリベットまたはビスが背面板を貫
    通していることを特徴とする貯蔵庫の断熱箱体。
  3. 【請求項3】 スポット溶接の箇所と、リベットまたは
    ビスによる固定箇所とは、交互に配置されているととも
    に、 リベットまたはビスによる固定箇所同士の間隔の略真ん
    中で、前記スポット溶接がなされていることを特徴とす
    る請求項2記載の貯蔵庫の断熱箱体。
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