WO2004063041A1

WO2004063041A1 - 蓋付き容器

Info

Publication number: WO2004063041A1
Application number: PCT/JP2004/000178
Authority: WO
Inventors: Takeshi Bandoh; Daisuke Miyake; Masaho Hayashi; Norikazu Shinogi; Toshihiko Uenishi
Original assignee: Uni-Charm Corporation; Dai Nippon Printing Co., Ltd.
Priority date: 2003-01-14
Filing date: 2004-01-14
Publication date: 2004-07-29
Also published as: US20060096984A1; TW200413225A; US7621420B2; EP1595813B1; KR100743326B1; CN1735540A; JP4837881B2; CN1735540B; JP2004262461A; TWI243142B; KR20050092110A; EP1595813A1

Abstract

容器本体（２）と、その取出口（１０）を開閉できるように容器本体（２）に取り付けられた上蓋（４）と、上蓋（４）を開く方向に付勢する板ばね（５）と、上蓋（４）と噛み合って上蓋（４）を板ばね（５）に抗して閉じた状態に保持する閉位置と、上蓋（４）との噛み合いが解除される開位置との間で操作可能なプッシュボタン（６）とを備えた蓋付き容器（１）において、プッシュボタン（６）には閉じた状態の上蓋（４）と噛み合うとともにプッシュボタン（６）の操作方向に関して容器本体（２）の係止面（２５ｂ）と当接してプッシュボタン（６）の開位置への操作を不能とするロック位置と、上蓋（４）及び容器本体（２）の係止面（２５ｂ）から離れてプッシュボタン（４）の閉位置から開位置への操作を許容する解除位置との間で移動可能なロック部材（７）が取り付けられる。

Description

蓋付さ容器技術分野

本発明は、容器本体の天面等に設けられた開閉式の蓋を操作部材の押し込み操作によって開くようにした蓋付き容器に関する。背景技術

袋詰めされたゥエツトティッシュの容器として、容器本体に対して押し込み操作可能な操作部材を装着し、その操作部材とゥエツトティッシュの取出口を閉じる蓋とを嚙み合わせて蓋を閉位置に拘束し、操作部材の押し込み操作によって操作部材と蓋との嚙み合いを外して蓋を開放させるワンプッシュ式の蓋付き容器が知られている（例えば特開平 9一 58725号公報参照）。また、操作部材が容器本体と一体に成形された蓋付き容器において、誤操作による蓋の開放を防ぐために、操作部材の押し下げ操作を不可能とする係止機構を組み込んだ蓋付き容器も知られている（例えば特開 2001— 146247号公報参照）。さらに、操作部材が容器本体と一体に成形された蓋付き容器にぉレヽて、操作部材の押し込み操作に伴って蓋をその下面側から押し上げる押圧部材が操作部材に設けられているものが知られている（例えば特開 2000— 25805号公報参照）。

特開 2001— 146247号公報に記載の係止機構は、押し込み操作される操作部材とは別部品として製造された口ック部材としてのスライダを容器本体に装着し、そのスライダを操作部材に対して係脱させて操作部材のロック及ぴその解除を切り替えている。し力し、スライダが蓋に対して直接作用していないので、操作部材の弾性変形の程度によつては操作部材と蓋との嚙み合！/ヽが外れて蓋が開くおそれがある。また、操作部材が容器本体に対して別部品として設けられている場合には、操作部材及ぴ口ック部材を容器本体に対してそれぞれ別々に組み付ける必要が生じ、容器の組み立てに手間がかかる。発明の開示

そこで、本発明は、誤操作による蓋の開放を確実に防止でき、かつ容器本体に対する操作部材ゃロック部材の取り付けも容易に行える蓋付き容器を提供することを目的とする。

本発明の蓋付き容器は、内容物の取出口を有する容器本体と、前記取出口を開閉できるようにして前記容器本体に取り付けられた蓋と、前記容器本体と前記蓋との間に配置されて前記蓋を開く方向に付勢する蓋付勢手段と、前記蓋と嚙み合つて該蓋を前記蓋付勢手段に杭して閉じた状態に保持する閉位置と、前記蓋との嚙み合いが解除される開位置との間で操作可能な状態で前記容器本体に取り付けられた操作部材とを備えた蓋付き容器において、前記操作部材には、前記閉じた状態の前記蓋と嚙み合うとともに、前記操作部材の操作方向に関して前記容器本体の係止面と当接して前記操作部材の前記閉位置から前記開位置への操作を不能とするロック位置と、前記閉じた状態の蓋及び前記容器本体の前記係止面のそれぞれから離れて前記操作部材の前記閉位置から前記開位置への操作を許容する解除位置との間で移動可能なロック部材が取り付けられることにより、上述した課題を解決する。

この発明によれば、ロック部材をロック位置に移動させることにより、操作部材の開位置への操作が不能となり、蓋の意図しない開放が防止される。口ック位置では口ック部材が蓋と嚙み合っているので、口ック部材により操作部材のみを拘束する場合と比較して蓋の開放防止効果が高まる。口ック部材を操作部材に取り付けているので、容器本体への取付前に操作部材と口ック部材とを予め組み立てておくことができ、容器本体への装着時の手間が軽減される。

本発明の蓋付き容器において、前記操作部材には前記容器本体の外面側に露出する操作面が設けられ、前記口ック部材は前記操作面の裏面側にて前記口ック位置と前記解除位置との間を移動可能に設けられてもよい。この場合には口ック部材を操作面の背後に隠して目立たないようにすることができる。操作面を容器の外面側に十分に露出させることができ、その操作性が損なわれない。

前記操作部材は前記操作面を押し込むことによって前記閉位置から前記開位置へ移動するように設けられ、前記口ック部材は前記操作面を押し込む方向に関して前記操作部材に支持された状態で前記ロック位置と前記解除位置との間を移動可能に設けられてもよい。この場合には、操作部材の押し込み方向に関して操作部材とロック部材とを一体的に変位（移動）させることができる。従って、ロック部材を介して操作部材を開位置へと押し込むこともできる。

前記操作部材の裏面側には、前記口ック部材と接する案内面が形成されるとともに前記案内面よりも突出して前記操作部材を前記閉位置に付勢するばね部が設けられ、前記口ック部材は前記ばね部に設けられた溝部に差し込まれることにより前記案内面に接しつつ前記口ック位置と前記解除位置との間をスライド可能に支持されてもよい。操作部材の裏面側に設けられたばね部の一部に溝部を形成してロック部材を差し込めば、操作面に対する裏面側においてロック部材が案内面に沿って摺動可能に保持される。

前記操作部材の前記溝部からの前記ロック部材の抜けを防止する抜け止め手段が設けられてもよい。抜け止め手段を設けることにより、誤操作によるロック部材の脱落を防止できる。

前記操作部材の裏面側にはスリットにて分割された軸部が設けられ、前記口ック部材には前記軸部と嵌合する溝部が、前記操作部材の前記溝部に対する前記口ック部材の差し込み方向に開口するようにして形成され、前記溝部には前記抜け止め手段として当該溝部の幅を狭める爪部が設けられてもよい。この態様によれば、ロック部材を操作部材の溝部に差し込む際にロック部材側の爪部と軸部とを接触させて軸部をそのスリツトが狭められるようにして径が縮まる方向に弾性変形させ、爪部を乗り越えた後は弾性復元力で軸部を元の径に戻すことができる。口ック部材を操作部材から抜くにはスリットを狭めるように軸部を弾性変形させる必要があり、軸部が適度に抜け止めされる。

前記口ック部材の前記溝部は、前記爪部により、前記口ック部材が前記解除位置にあるときに前記軸部が嵌合する第 1保持部と、前記口ック部材が前記口ック位置にあるときに前記軸部が嵌合する第 2保持部とに区分されてもよい。この場合には軸部を第 1保持部又は第 2保持部のいずれに嵌合させるかによつて、口ック部材を解除位置又は口ック位置に適当な力で保持することができる。

前記操作部材の裏面側には段部が設けられ、前記口ック部材の前記操作部材に対する対向面上には、前記抜け止め手段として、前記ロック部材を前記操作部材の前記溝部から抜き取る方向に関しては前記段部と係合可能であり、かつ前記口ック部材を前記操作部材の前記溝部に差し込む方向に関してはくさび状に延びている突起状のストツバが設けられてもよい。この態様によれば、ロック部材を操作部材の溝部に差し込む際にはくさび状のストッパにより操作部材の溝部が徐々に拡大されてストツバが溝部を通過することができる。その後にロック部材を操作部材から抜き取る方向に移動させると、ストツバが段部と係合してロック部材が抜け止めされる。

前記ロック部材には、前記抜け止め手段として、前記操作部材の前記溝部からの当該ロック部材の抜き取り方向に向かうほど前記抜き取り方向に対する側方に突出する爪部が設けられてもよい。この態様によれば、ロック部材を操作部材の溝部に差し込む際には爪部が内側に弾性変形して溝部を通過する。その後に口ック部材を操作部材から抜き取る方向に移動させると、爪部が外側に弾性変形して操作部材の溝部を通過できないようになり、それにより口ック部材が抜け止めされる。

前記口ック部材には、前記操作部材の前記溝部に対する抜き取り方向の端部に位置して前記操作部材の前記操作面から突出する指掛け部が設けられてもよい。このように指掛け部を設けたならば容器の外面側から口ック部材を容易に操作することができる。さらに、前記指掛け部を前記容器本体の外面よりも突出させた場合には口ック部材を一層容易に操作することができる。ロック位置から解除位置へ口ック部材を移動させた場合には口ック部材が蓋から離れて指掛け部が操作部材から一層大きく引き出されるので、その指掛け部を押し込み操作することにより、テコの作用で操作部材の押し込み力を軽減し、蓋を軽い力で開けることができる。

前記容器本体は前記取出口側から見て中央がくびれた形状に形成され、そのくびれ部分に前記操作部材が配置されてもよい。容器本体にくびれ形状を与えることにより、容器本体を掴みやすくなる。また、くびれ部分を含むようにして容器本体の外周にシュリンクフィルム等を卷き付けて容器を包装した場合には、くびれ部分でフィルムが容器本体から浮き上がり、その内側に配置された操作部材ゃロック部材がフィルムから離れてフィルムの擦れによる損傷が防がれる。ロック部材をロック位置に保持しておけば、仮にフィルムによってロック部材の指掛け部や操作部材が押し込まれたとしても、操作部材が開位置へ移動するおそれがなレ、。特に操作部材の裏面側にばね部が設けられている場合には、包装状態における操作部材の開位置への移動を阻止することにより、ばね部のへたりによるばね性能の劣化を防止することができる。

前記口ック部材の裏面側には、前記口ック位置のときに前記容器本体の前記係止面に当接する脚部が設けられてもよい。脚部を係止面に接触させることにより、ロック部材がロック位置にあるときに操作部材が押し込み不可能となる。

前記蓋が前記閉じた状態にあるときに前記操作部材と対向する当該蓋の前縁部にはロック用凹部が設けられ、前記ロック部材には、前記蓋を閉じて当該ロック部材を前記ロック位置に移動させたときに前記ロック用凹部に差し込まれ、前記ロック部材を前記解除位置に移動させたときに前記口ック用凹部から脱出する係止部が設けられてもよい。口ック位置への移動に伴って係止部を蓋の口ック用凹部に差し込めば、ロック部材により蓋の開放を確実に防止することができる。差し込み量を十分に確保することにより、蓋や操作部材の弾性変形があっても蓋を確実に閉じた状態に保持できる。

前記操作部材又は前記口ック部材には、前記操作部材を前記閉位置から前記開位置へ操作したときに前記蓋と接して当該蓋を開く方向に押し上げる押し上げ部が設けられてもよい。この態様によれば、蓋と容器本体との間に内容物が嚙み込む等して蓋を開ける際の抵抗が増加しているときでも、蓋を押し上げて確実に開けることができる。

前記容器本体にはストラップを取付け可能なストラップ取付部が設けられてもよレ、。ストラップを取り付けることにより、容器本体を水平面上に据え置力れる態様に限らず、壁等に沿って吊り下げた態様で保管することができる。

前記操作部材又は前記口ック部材の少なくともいずれか一方には蓄光材料が含まれてもよい。これらの部材に蓄光材料を含めることにより、暗所では蓋を開ける際の操作部分が発光するようになり、使用者が容易に蓋を開けられる。また、操作部材ゃロック部材は蓋や容器本体に比して小型で体積が小さいので、これらに蓄光材料を混ぜたとしてもその混入量は少なく、コスト面で有利である。本発明の蓋付き容器の他の形態においては、内容物の取出口を有する容器本体と、前記取出口を開閉できるようにして前記容器本体に取り付けられた蓋と、前記容器本体と前記蓋との間に配置されて前記蓋を開く方向に付勢する蓋付勢手段と、前記蓋と嚙み合って該蓋を前記蓋付勢手段に抗して閉じた状態に保持する閉位置と、前記蓋との嚙み合いが解除される開位置との間で操作可能な状態で前記容器本体に取り付けられた操作部材と、を備えた蓋付き容器において、前記容器本体は前記取出口側から見て中央がくぴれた形状に形成され、そのくびれ部分に前記操作部材が配置されてもよい。

また、本発明の蓋付き容器のさらに他の形態においては、内容物の取出口を有する容器本体と、前記取出口を開閉できるようにして前記容器本体に取り付けられた蓋と、前記容器本体と前記蓋との間に配置されて前記蓋を開く方向に付勢する蓋付勢手段と、前記蓋と嚙み合つて該蓋を前記蓋付勢手段に抗して閉じた状態に保持する閉位置と、前記蓋との嚙み合いが解除される開位置との間で操作可能な状態で前記容器本体に取り付けられた操作部材と、を備えた蓋付き容器において、前記容器本体にはストラップを取付け可能なストラップ取付部が設けられてあよい。図面の簡単な説明

第 1 A図は、本発明の一実施形態に係る容器の外観を示す斜視図であって上蓋を閉じた状態示す図；第 1 B図は、本発明の一実施形態に係る容器の外観を示す斜視図であって上蓋を開いた状態を示す図；

第 2図は、蓋付き容器の平面図；

第 3図は、蓋付き容器の底面図；

第 4図は、蓋付き容器の右側面図；

第 5図は、上蓋を開いたときの平面図；

第 6図は、第 2図の VI— VI線に沿った断面図；

第 7図は、第 2図の VII— VII線に沿った断面図；

第 8図は、第 5図の VIII— VIII線に沿った断面図；第 9図は、第 6図の IX部の拡大図；

第 1 0図は、第 6図の X部の拡大図；

第 1 1図は、プッシュボタンの平面図

第 1 2図は、プッシュポタンの正面図

第 1 3図は、プッシュポタンの底面図

第 1 4図は、ロックの平面図；

第 1 5 A図は、ロックの前後方向の断面図；第 1 5 B図は、第 1 5 A図の断面図の部分拡大図；

第 1 6図は、プッシュボタンにロックを装着した状態を斜め下方からみた斜視図；そして、

第 1 7図は、蓋付き容器に内蔵されるゥエツトティッシュの梱包物の断面図である。発明を実施するための最良の形態

第 1 A図及ぴ第 1 B図は、本発明の一実施形態に係る容器の外観を示す斜視図であって、第 1 A図は上蓋を閉じた状態を、第 1 B図は上蓋を開いた状態を、それぞれ示している。また、第 2図は平面図、第 3図は底面図、第 4図は右側面図、第 5図は上蓋を開いたときの平面図、第 6図は第 2図の VI— VI線に沿つた断面図、第 7図は第 2図の VII— VII線に沿った断面図、第 8図は第 5図の VIII— VIII線に沿った断面図である。

これらの図に示すように、蓋付き容器 1は、容器本体 2と、その容器本体 2の底面側の開口部を閉じる底蓋 3と、容器本体 2の天面 2 a側（第 1 A図及び第 1 B図において上面側）に配置される上蓋 4と、上蓋 4を開くために操作される操作部材としてのプッシュボタン 6と、そのプッシュポタン 6を拘束するための口ック部材としてのロック 7とを備えている。容器本体 2、底蓋 3、上蓋 4、プッシュボタン 6及ぴロック 7は樹脂成形品である。容器本体 2から底蓋 3を取り外すと容器本体 2の底面はほぼ全面的に開口し、その開口から容器本体 2の内部にゥエツトティッシュの梱包物を装着することができる。

ここで梱包物について説明する。第 1 7図に示すように、梱包物 1 0 0は、シ一ル性を有する袋 1 0 1の内部に、内容物としての多数枚のゥエツトティッシュ 1 0 2—1 0 2を、開口 1 0 3から所定枚数ずつ（例えば一枚ずつ）連続的に取り出せるように折り畳んで収容して構成されている。開口 1 0 3はシール 1 0 4 にて塞がれており、そのシール 1 0. 4は使用時（すなわち、容器 1への収容時）に剥がされる。

第 1 B図から明らかなように、容器本体 2の上部には取出口 1 0が形成されている。その取出口 1 0からは容器 1内の梱包物 1 0 0に収容されたゥエツトティッシュ 1 0 2を所定枚数ずつ引き出すことができる。周知のように、取出口 1 0 には、ゥエツトティッシュ 1 0 2の取り出しに伴って引き上げられる次のゥエツトティッシュ 1 0 2の端部を保持するためのフラップ 1 1が設けられている。フラップ 1 1の形状は図示のものに限らず、種々変更してよい。梱包物 1 0 0の開口 1 0 3にフラップ 1 1と同等の機能が備えられているときはフラップ 1 1を省略してもよい。

次に、容器 1の舰的特徴を説明する。第 2図及び第 3図から明らかなように、容器本体 2は上下方向からみて左右方向の両端部よりも中央部がくびれた形状に形成されており、底蓋 3もその容器本体 2に倣って中央部がくびれた形状に形成されている。プッシュポタン 6はそのくぴれ部分に配置されている。このようなくびれ形状を容器 1に与えることにより、容器 1の中央部を掴み易くなる利点がある。容器本体 2の外周にはスタックライン 1 3が設けられている。スタックライン 1 3は、容器本体 2の側面 2 b〜 2 eの下部を所定量だけ外側に突出させて形成されている。スタックライン 1 3は、複数の容器本体 2を上下に積み重ねたときに上側の容器本体 2の下端と係合して容器本体 2同士の間に適切な隙間を生じさせる。 '

第 1 A図及ぴ第 1 B図から明らかなように、容器本体 2の右側面 2 dにはストラップ取付部としてのリング部 1 4が設けられている。リング部 1 4にはストラップ 1 1 0を結び付けることができる。ストラップ 1 1 0を取り付けることにより、容器 1をフック等に引っ掛けて吊り下げておくことができる。例えばゥエツトティッシュ 1 0 2を乳児に使用する場合には容器 1をべビーべッドに引っ掛けて保管することができる。なお、第 2図以下においてはリング部 1 4の図示を省略した。リング部 1 4は第 1 A図及び第 1 B図に示す位置に限らず、適宜の位置に設けてよい。

次に、上蓋 4及びその開閉に拘わる部分の構成を説明する。上蓋 4は、その後端部 4 bの両端に設けられた回動軸 4 c (第 9図参照）が容器本体 2に回動自在に嵌め合わされることにより、取出口 1 0を開閉できるように設けられている。上蓋 4の上面 4 aには、上蓋 4が閉じられたときに容器本体 2の天面 2 aと上蓋 4の上面 4 aとが一体的に連続する曲面を描くように膨らみが付されている（第 4図参照）。第 1 B図、第 6図及び第 8図に示すように、容器本体 2と上蓋 4との間には上羞 4を開く方向に付勢する蓋付勢手段としての板ばね 5が設けられている。板ばね 5は好適には天然又は合成ゴム等の弾性部材にて構成される。伹し、本発明の容器はこれらの材質にて構成されたものに限定されない。例えば、ゴム素材に代えばね鋼等を利用して板ばね 5を形成してもよレ、。蓋付勢手段は板状のものに限らない。

第 9図に詳しく示したように、板ばね 5の一端は容器本体 2の板ばね装着孔 2 f に固定され、他端は上蓋 4のばね取付軸 4 dにキャップ 1 5を介して取り付けられている。上蓋 4が閉じた状態で、板ばね 5は容器本体 2のばね収容溝 2 gにループを描くように曲げられて収容されている。上蓋 4が開かれると板ばね 5が延び、その弾性復元力により上蓋 4はほぼ直立した状態に保持される（第 8図参照）。

容器本体 2の天面 2 aには上蓋 4の外周と形状を合わせて第 1凹部（天面側凹部） 2 1が形成され、その第 1凹部 2 1の内部にはさらに一段低められた第 2凹部 2 2が設けられている。上述した取出口 1 0及びフラップ 1は第 2凹部 2 2の底板 2 2 aに形成されている。第 1 B図に示されているように、上蓋 4の裏面 4 eには第 2凹部 2 2と対応した楕円状又は長円状の閉鎖リブ 4 f が形成されている。上蓋 4を閉じたとき、この閉鎖リブ 4 f が第 2凹部^{2 2}の側壁 2 2 bの直ぐ内側に入り込むことにより、取出口 1 0の周囲が閉鎖リブ 4 f及ぴ側壁 2 2 bにて二重に取り囲まれ、容器 1の取出口 1 0の周囲に関して実用上十分な密封性が確保される。

第 1 B図及び第 5図に示すように、上蓋 4の前端中央には上蓋 4を閉じた状態に保持するための爪部 4 hが形成されている。また、上蓋 4の爪部 4 hの直下にはロック用凹部としてのロック孔 4 jが形成されている。なお、ロック孔 4 jは一端が閉じた穴部として形成されてもよい。さらに、爪部 4 hの両側には切欠 4 kが形成されている。これらの爪部 4 h、ロック孔 4 j及ぴ切欠 4 kはプッシュボタン 6及ぴロック 7に対応して設けられている。以下、プッシュボタン 6及ぴロック 7について説明する。

第 1 1図〜第 1 3図はプッシュボタン 6の詳細を示しており、第 1 1図は平面図、第 1 2図は正面図、第 1 3図は底面図である。これらの図に示すように、プッシュボタン 6は操作面 3 0 aを有する板状の本体部 3 0と、その本体部 3 0の両端から突出する支軸 3 1と、本体部 3 0の裏側の案内面 3 0 b力ら弓状に突出するばね部 3 2と、本体部 3 0の後縁部 3 0 cの中央に配置された爪部 3 3と、その爪部 3 3の両側に設けられた押し上げ部 3 4と、爪部 3 3とばね部 3 2との間に配置された軸部 3 5と、案内面 3 0 bから延びる一対の補強用のリブ 3 6とを備えている。ばね部 3 2の案内面 3 0 bに対する接合部分（基端部）にはロック 7を差し込むための溝部 3 7が形成されている。また、軸部 3 5はロック 7の差し込み方向に延びるスリット 3 5 aにより二分割されている。さらに、本体部

3 0の案内面 3 O bの一端（ロック 7が差し込まれる方向の端部）には段部 3 8 が形成されている（第 1 0図参照）。

一方、第 1 4図及び第 1 5 A図に示すように、ロック 7は、板状の本体部 4 0 と、その本体部 4 0の前端に設けられた指掛け部 4 1とを備えている。本体部 4 0の厚み tはプッシュボタン 6の溝部 3 7を通過できる範囲で最大限に大きく設定されている。本体部 4 0の後端中央にはプッシュボタン 6の軸部 3 5を受入れるべくプッシュポタン 6に対するロック 7に差し込み方向（第 1 0図及ぴ第 1 6 図の矢印 A方向）に開口する溝部 4 2が設けられている。その溝部 4 2の入口及び中間には溝部 4 2の幅を狭める爪部 4 3 a、 4 3 bがそれぞれ左右一対ずつ形成されている。これらの爪部 4 3 a、 4 3 bにより溝部 4 2の内部は第 1保持部

4 2 aと第 2保持部 4 2 bとに区分されている。

溝部 4 2の入口の両側には係止部 4 4が形成されている。さらに、本体部 4 0 の上面 4 0 aには一対のストツノ 4 5が形成され、下面 4 0 bには一対の脚部 4 6が形成されている。脚部 4 6の下面 4 0 bからの突出量は指掛け部 4 1の下面 4 0 bからの突出量とほぼ等しレ、。第 1 5 B図に示すように、ストッパ 4 5は係止部 4 4に向かって下り勾配を描いて延びるくさぴ面 4 5 aと、頂面 4 5 bと、その頂面 4 5 bに対してほぼ直交する係止面 4 5 cとを有している。

第 1 6図に示すように、ロック 7は、その本体部 4 0を係止部 4 4側からプッシュボタン 6の溝部 3 7に押し込み、かつロック 7の溝部 4 2にプッシュポタン 6の軸咅 3 5を嵌め込むことにより、プッシュポタン 6の案内面 3 0 bとほぼ密着した状態でプッシュポタン 6に装着される。ロック 7をプッシュボタン 6に装着する際にプッシュボタン 6の軸部 3 5はロック 7の溝部 4 2に形成された爪部 4 3 aを乗り越えて第 1保持部 4 2 aに嵌り合う。ストッノ 4 5が溝部 3 7を通過する際にはくさび面 4 5 aに沿って溝部 3 7が徐々に拡大し、ストッノ、 ° 4 5が段部 3 8を越えると溝部 3 7が元の幅に戻る。これにより、ロック 7がプッシュボタン 6に対して抜け止めされる。

軸部 3 5が第 1保持部 4 2 aに嵌った状態でロック 7を差し込み方向にさらに押し込めば、軸部 3 5がロック 7の爪部 4 3 bを乗り越えて第 2保持部 4 2 に嵌り合う。このようにして、ロック 7はプッシュボタン 6の案内面 3 0 bに沿つて第 1保持部 4 2 aと軸部 3 5とが嵌合する解除位置（第 1 6図に実線で示す位置）と、第 2保持部 4 2 bと軸部 3 5とが嵌合するロック位置（第 1 0図に実線で示す位置）との間でスライド可能である。

プッシュボタン 6及ぴロック 7は上記の通り樹脂成形品とすることができる力少なくともいずれ力一方の素材に蓄光材料を混ぜることにより、 B音所で容器 1の所在を把握できるようにしてもよい。プッシュボタン 6やロック 7が発光すれば暗所でも容器 1の操作部分が容易に判別できる。プッシュボタン 6やロック 7は容器本体 2や上蓋 4と比して小型で体積が小さいため、蓄光材料の混入量は少なくて済み、蓄光材料を混ぜることによるコストの上昇を必要最小限に止めることができる。

以上のように構成されたプッシュポタン 6及びロック 7は、まずロック 7をプッシュボタン 6に装着し、その後にプッシュボタン 6の支軸 3 1を容器本体 2のボタン取付溝 2 5 (第 1 B図及び第 1 0図参照）に開口する不図示の軸受部に嵌め合わせることにより、支軸 3 1の回りに回転操作可能な状態で容器本体 2に装着される。

次に、プッシュポタン 6及ぴロック 7の作用を説明する。第 1 0図から明ら力なように、プッシュポタン 6をボタン取付溝 2 5に装着した状態においては、ばね部 3 2がボタン取付溝 2 5の底面 2 5 aに接触し、そのばね部 3 2の反発力 (弾性変形に対する復元力）でプッシュボタン 6が支軸 3 1を中心に第 1 0図の時計方向に回転付勢される。従って、上蓋 4を閉じた場合にはそのばね部 3 2の力でプッシュボタン 6の爪部 3 3と上蓋 4の爪部 4 hとが噴み合って上蓋 4が閉じた状態に保持される。このときのプッシュボタン 6の位置が閉位置に相当する。上蓋 4が閉じた状態で口ック 7をロック位置に押し込めば、ロック 7の脚部 4 6がポタン取付溝 2 5の係止面 2 5 b (第 1 0図）と当接する。従って、プッシュボタン 6の操作面 3 0 aを押し込むことが不可能となり、爪部 3 3、 4 hの嚙み合いを外すことはできない。しかも、ロック位置では、ロック 7の係止部 4 4 がプッシュボタン 6から突出して上蓋 4のロック孔 4 jに嵌合する。爪部 3 3、 4 h同士の嚙み合い量に比して係止部 4 4の口ック孔 4 jに対する嵌合深さは十分に大きくとることができるので、仮に爪部 3 3、 4 hが外れるほどにプッシュポタン 6又は上蓋 4が弾性変形しても、上蓋 4をロック 7にて確実に閉じた位置に拘束することができる。

一方、ロック 7をプッシュポタン 6から抜き取り方向（第 1 0図及ぴ第 1 6図の矢印 B方向）に引き出して解除位置へ移動させると、係止部 4 4がロック孔 4 j力抜けるとともに脚部 4 6が係止面 2 5 bから離れる。これによりプッシュポタン 6の操作面 3 0 aを押し下げて爪部 3 3、 4 hの嚙み合いを外し（この状態がプッシュボタン 6の開位置に相当する。 ) 、上蓋 4を開くことができる。プッシュボタン 6の押し上げ部 3 4は上蓋 4の切欠 4 kと嚙み合つており、プッシュボタン 6の操作面 3 0 aを押し込んだ際に押し上げ部 3 4が上蓋 4を持ち上げる。従って、上蓋 4の閉鎖リブ 4 f と第 2囬部 2 2の側壁 2 2 bとの間にゥエツトティッシュ 1 0 2が嚙み込む等して上蓋 4を開く際に比較的大きな抵抗が作用する場合でも上蓋 4を確実に開くことができる。

なお、第 1 0図に想像線で示すように、ロック 7をプッシュボタン 6から引き出したときにはストツパ 4 5の係止面 4 5 cがプッシュポタン 6の案内面 3 0 b の段部 3 8と接触してロック 7が抜け止めされる。ロック 7の抜け止めをさらに確実にするため、第 1 4図に想像線で示したように、口ック 7の本体部 4 0の少なくとも一方の側縁にロック 7の引き出し方向に向かって斜めに突出する爪部 4 7とその爪部 4 7を受入れる凹部 4 8とを形成し、ロック 7を溝部 3 7に差し込む際に爪部 4 7を凹部 4 8内に弾性変形させ、溝部 3 7を通過した後に爪部 4 7 を自身の復元力で開くようにしてもよい。

ロック 7の指掛け部 4 1は操作面 3 0 aから突出しているので、ロック 7を口ック位置と解除位置との間でスライド操作する場合は勿論のこと、プッシュボタン 6を押し下げて上蓋 4を開く際にも指掛け部 4 1に指を添えて操作を行うことができる。上蓋 4を開く際にはロック 7が解除位置に引き出されて支軸 3 1から指掛け部 4 1までの距離が増加するので、テコの作用により上蓋 4を開く際の操作力が軽減される。

ロック 7の本体部 4 0がプッシュボタン 6の溝部 3 7に差し込まれることにより、プッシュボタン 6の押し下げ方向に関してロック 7がプッシュポタン 6に拘束（支持）されているので、指掛け部 4 1のみを押し下げてもロック 7とプッシュポタン 6とが離れることなく一体的に支軸 3 1の回りに回転し、上蓋 4が確実に開放される。

以上の蓋付き容器 1においては、第 4図及び第 1 0図に示すように、指掛け部 4 1の上端が容器本体 2の外面（天面 2 a ) から突出している。梱包物 1 0 0を容器本体 2に収納して容器 1を製品として出荷する場合、容器 1のくびれた中央部にシュリンクフィルムが巻き付けられることがある。シユリンクフィルムは熱収縮を利用して容器 1の外面に比較的緊密に卷き付けられるため、仮に口ック 7 を省略してプッシュボタン 6の一部を容器本体 2の外面から突出させた場合には、そのプッシュボタン 6の突出部分がシュリンクフィルムによって押し込まれてばね部 3 2が幾ら力橈んだ状態でプッシュボタン 6が拘束される。このような状態が長時間継続されるとばね部 3 2のばね性能が劣ィ匕し、シュリンクフィルムを外した後には些細な衝撃でもプッシュボタン 6が動レ、て上蓋 4が意図せずに開放されることがある。し力し、本実施形態の容器 1によれば、ロック 7をロック位置に押し込んでプッシュボタン 6の操作を爪部 3 3、 4 hが嚙み合った閉位置に保持しておくことにより、シュリンクフィルムが巻かれてもプッシュボタン 6が押し込まれることがなく、ばね部 3 2のばね性能が劣化するおそれがなくなる。また、容器本体 2及び底蓋 3をくびれた形状に形成しているので、シュリンクフィルムの幅が容器本体 2の膨らんだ部分に達するほどに大きければ、容器本体 2の前後の側面 2 b、 2 cにおいてフィルムが容器本体 2から浮き上がり、プッシュポタン 6やロック 7がシユリンクフィルムから内側に離れることがある。この場合には、プッシュボタン 6やロック 7とシュリンクフィルムとの接触部分の擦れによる損傷が防がれる。

以上の実施形態で開示した容器本体 2のくぴれ形状、及ぴリング部 1 4は口ック 7が省略された蓋付き容器にも適用可能である。押し上げ部 3 4は操作部材に代えてロック 7に設けることもできる。ばね部 3 2は弓形に限らず、片持ち梁状に形成されてもよい。プッシュポタン 6及ぴロック 7の形状は容器本体 2の形状等に応じて適宜に変更してよい。プッシュポタン 6及ぴロック 7は、それぞれの全体が容器本体 2の外面（天面 2 a、側面 2 b ) よりもボタン取付溝 2 5内に後退するように設けられてもよい。

上記の実施形態において、天面、底面、側面及ぴ上蓋の語は、取出口を上向きにして容器を設置した場合を基準として各部の位置を相対的に特定したものに過ぎず、実際の使用時の各部の位置はこれらの用語によって限定されるものではない。例えば、本発明の蓋付き容器は、取出口を横向きにした状態で使用されてもよい。

本発明は上記の実施形態に限定されず、種々の形態にて実施されてよレヽ。例えば、内容物はウエットティッシュに限定されない。本発明の蓋付き容器は、底蓋を取り外して内容物を着脱する構成に限定されず、内容物の着脱、詰め替えは適宜の形態で行ってよい。

以上説明したように、本発明によれば、ロック部材をロック位置に移動させることにより、操作部材の開位置への操作が不能となり、しかも、ロック位置では口ック部材が蓋と嚙み合っているので、誤操作等による蓋の意図しない開放を確実に防止することができる。ロック部材を操作部材に取り付けているので、容器本体への取付前に操作部材とロック部材とを予め組み立てておくことができ、容器本体への装着時の手間を軽減して操作部材及ぴ口ック部材を容器本体に容易に装着できるようになる。

また、容器本体を取出口側からみて中央がくびれた形状に形成した場合には容器を掴みやすくなり、かつフィルムを容器の外周に巻き付けた場合にはくびれ部分にぉレ、て操作部材等からフィルムを浮かせてフィルムのこすれによる損傷を防止できる。さらに、ストラップ取付部を設けた場合には蓋付き容器を吊り下げて保管することができる。

Claims

請求の範囲

1 . 内容物の取出口を有する容器本体と、前記取出口を開閉できるようにして前記容器本体に取り付けられた蓋と、前記容器本体と前記蓋との間に配置されて前記蓋を開く方向に付勢する蓋付勢手段と、前記蓋と嚙み合つて該蓋を前記蓋付勢手段に抗して閉じた状態に保持する閉位置と、前記蓋との嚙み合いが解除される開位置との間で操作可能な状態で前記容器本体に取り付けられた操作部材と、を備えた蓋付き容器において、

前記操作部材には、前記閉じた状態の前記蓋と嚙み合うとともに、前記操作部材の操作方向に関して前記容器本体の係止面と当接して前記操作部材の前記閉位置から前記開位置への操作を不能とするロック位置と、前記閉じた状態の蓋及び前記容器本体の前記係止面のそれぞれから離れて前記操作部材の前記閉位置から前記開位置への操作を許容する解除位置との間で移動可能なロック部材が取り付けられている蓋付き容器。

2 . 前記操作部材には前記容器本体の外面側に露出する操作面が設けられ、前記口ック部材は前記操作面の裏面側にて前記口ック位置と前記解除位置との間を移動可能に設けられている請求の範囲 1に記載の蓋付き容器。

3 . 前記操作部材は前記操作面を押し込むことによつて前記閉位置から前記開位置へ移動するように設けられ、前記ロック部材は前記操作面を押し込む方向に関して前記操作部材に支持された状態で前記ロック位置と前記解除位置との間を移動可能に設けられている請求の範囲 2に記載の蓋付き容器。

4 . 前記操作部材の裏面側には、前記ロック部材と接する案内面が形成されるとともに前記案内面よりも突出して前記操作部材を前記閉位置に付勢するばね部が設けられ、前記口ック部材は前記ばね部に設けられた溝部に差し込まれることにより前記案内面に接しつつ前記ロック位置と前記解除位置との間をスライド可能に支持されている請求の範囲 3に記載の蓋付き容器。

5 . 前記操作部材の前記溝部からの前記口ック部材の抜けを防止する抜け止め手段が設けられている請求の範囲 4に記載の蓋付き容器。

6 . 前記操作部材の裏面側にはスリットにて分割された軸部が設けられ、前記ロック部材には前記軸部と嵌合する溝部が前記操作部材の前記溝部に対する前記ロック部材の差し込み方向に開口するようにして形成され、前記溝部には前記抜け止め手段として当該溝部の幅を狭める爪部が設けられている請求の範囲 5に記載の蓋付き容器。

7 . 前記ロック部材の前記溝部は、前記爪部により、前記ロック部材が前記解除位置にあるときに前記軸部が嵌合する第 1保持部と、前記口ック部材が前記口ック位置にあるときに前記軸部が嵌合する第 2保持部とに区分されている請求の範囲 6に記載の蓋付き容器。

8 . 前記操作部材の裏面側には段部が設けられ、前記口ック部材の前記操作部材に対する対向面上には、前記抜け止め手段として、前記ロック部材を前記操作部材の前記溝部から抜き取る方向に関しては前記段部と係合可能であり、力つ前記口ック部材を前記操作部材の前記溝部に差し込む方向に関してはくさび状に延びている突起状のストツバが設けられている請求の範囲 5に記載の蓋付き容器。

9 . 前記ロック部材には、前記抜け止め手段として、前記操作部材の前記溝部力らの当該ロック部材の抜き取り方向に向かうほど前記抜き取り方向に対する側方に突出する爪部が設けられている請求の範囲 5に記載の蓋付き容器。

1 0 . 前記ロック部材には、前記操作部材の前記溝部に対する抜き取り方向の端部に位置して前記操作面から突出する指掛け部が設けられている請求の範囲 2 〜 9のいずれか 1項に記載の蓋付き容器。

1 1 . 前記指掛け部が前記容器本体の外面よりも突出している請求の範囲 1 0 に記載の蓋付き容器。

1 2 . 前記容器本体は前記取出口側から見て中央がくびれた形状に形成され、そのくびれ部分に前記操作部材が配置されている請求の範囲 1 1に記載の蓋付き容器。

1 3 . 前記口ック部材の裏面側には、前記口ック位置のときに前記容器本体の前記係止面に当接する脚部が設けられている請求の範囲 2〜 9のいずれか 1項に記載の蓋付き容器。

1 4. 前記蓋が前記閉じた状態にあるときに前記操作部材と対向する当該蓋の前縁部にはロック用凹部が設けられ、前記ロック部材には、前記蓋を閉じて当該口ック部材を前記口ック位置に移動させたときに前記口ック用凹部に差し込まれ、前記口ック部材を前記解除位置に移動させたときに前記口ック用凹部から脱出する係止部が設けられている請求の範囲 1〜 1 3のいずれか 1項に記載の蓋付き容

1 5 . 前記操作部材又は前記口ック部材には、前記操作部材を前記閉位置から前記開位置へ操作したときに前記蓋と接して当該蓋を開く方向に押し上げる押し上げ部が設けられている請求の範囲 1〜 1 4のいずれか 1項に記載の蓋付き容器。

1 6 . 前記容器本体にはストラップを取付け可能なストラップ取付部が設けられている請求の範囲 1〜 1 5のいずれか 1項に記載の蓋付き容器。

1 7. 前記操作部材又は前記口ック部材の少なくともいずれか一方には蓄光材料が含まれている請求の範囲 1〜 1 6のいずれか 1項に記載の蓋付き容器。

1 8 . 内容物の取出口を有する容器本体と、前記取出口を開閉できるようにして前記容器本体に取り付けられた蓋と、前記容器本体と前記蓋との間に配置されて前記蓋を開く方向に付勢する蓋付勢手段と、前記蓋と嚙み合って該蓋を前記蓋付勢手段に抗して閉じた状態に保持する閉位置と、前記蓋との嚙み合いが解除される開位置との間で操作可能な状態で前記容器本体に取り付けられた操作部材と、を備えた蓋付き容器において、

前記容器本体は前記取出口側から見て中央がくびれた形状に形成され、そのくびれ部分に前記操作部材が配置されている蓋付き容器。

1 9 . 内容物の取出口を有する容器本体と、前記取出口を開閉できるようにして前記容器本体に取り付けられた蓋と、前記容器本体と前記蓋との間に配置されて前記蓋を開く方向に付勢する蓋付勢手段と、前記蓋と嚙み合って該蓋を前記蓋付勢手段に抗して閉じた状態に保持する閉位置と、前記蓋との嚙み合レ、が解除される開位置との間で操作可能な状態で前記容器本体に取り付けられた操作部材と、を備えた蓋付き容器において、

前記容器本体にはストラップを取付け可能なストラップ取付部が設けられている蓋付さ容器。