JP6084360B2 - 家庭用薄葉紙収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、家庭用薄葉紙を収納する家庭用薄葉紙収納容器に関する。
従来、家屋の床やトイレ、或いは人体などを拭くための家庭用薄葉紙を収納する家庭用薄葉紙収納容器が知られている。
かかる収納容器としては、例えば、家庭用薄葉紙を収納した容器本体部に対して、水平方向へのスライド動作によって開閉を行う蓋部を設けた構成が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、家庭用薄葉紙を収納した容器本体部の上面に、その開放端を上下方向に回動させることで開閉を行う蓋部を設けた構成が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2005−126115号公報 特開平10−316180号公報 特開2005−178882号公報
しかしながら、上記特許文献1、2記載の収納容器は、蓋部を開ける場合に奥行きが必要となり、使用に際して奥行き方向にスペースを取るものであった。また、蓋部を閉める場合に水平方向に力を加えなければならないため、滑って閉められず両手を使わなければならないといった使いづらさがあった。
また、上記特許文献3記載の収納容器は、蓋部を開ける場合に高さが必要となり、使用に際して高さ方向にスペースを取るものであった。また、蓋部を開けた状態では当該蓋部が邪魔となるため、蓋部の後ろ側から薄葉紙を取出しづらいといった使いづらさがあった。
本発明の課題は、狭いスペースで開閉を行うことが可能であって、開閉動作や薄葉紙の取出しが行いやすい家庭用薄葉紙収納容器を提供することである。
請求項1に記載の発明は、
上面に取出口を有し、内側に家庭用薄葉紙を収納する容器本体と、
前記容器本体上面に配され、前記取出口を開閉させる蓋体と、
を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記取出口の周縁には、前記容器本体の上面より凸となり、前記蓋体が平面状態となった場合に前記蓋体の下面に密着し、前記取出口の周縁と前記蓋体との隙間を封止する弾性部材からなる気密手段が備えられ、
前記蓋体の一端部は、前記容器本体に回動自在に連結され、
前記蓋体には、当該蓋体を山折状態に折曲させる折曲部が備えられ、
前記取出口は、前記折曲部と重ならない位置に設けられており、
前記蓋体は、前記折曲部の折曲に伴って前記取出口を開放させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、
前記蓋体の他端部には、回動軸方向に突き出た突起部が備えられ、
前記容器本体には、前記突起部に対向して前記回動軸方向に直交する方向に延在し、前記突起部を摺動自在に収納する案内部が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、
前記蓋体が山折状態となる方向に付勢する付勢手段と、
前記付勢手段の付勢力に抗して前記蓋体が平面状態となるように係止すると共に、当該係止を解除可能な係止手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、
前記蓋体の他端部中央には、切欠き部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、上面に取出口を有し、内側に家庭用薄葉紙を収納する容器本体と、容器本体上面に配され、取出口を開閉させる蓋体と、を備える家庭用薄葉紙収納容器において、蓋体の一端部は、容器本体に回動自在に連結され、蓋体には、当該蓋体を山折状態に折曲させる折曲部が備えられ、蓋体は、折曲部の折曲に伴って取出口を開放させる構成となっている。
このため、蓋体を開く際に奥行きが必要なく、また、蓋体の一端を持ち上げることなく当該蓋体を開くことができるので、狭いスペースで開閉を行うことができる。
また、蓋体が折曲することで当該蓋体を開いた際の高さが抑えられるので、蓋体の前後両側から家庭用薄葉紙を取り出し易くすることができる。
また、折曲部に対して上から下に力を加えることで蓋体を閉めることができるので、蓋体を閉める際に水平方向に力が生じず、容器が滑ってずれ、このため両手を使う必要があるという使いづらさが生じることがない。
よって、狭いスペースで開閉を行うことが可能であって、開閉動作や薄葉紙の取出しが行いやすい家庭用薄葉紙収納容器を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る家庭用薄葉紙収納容器の開けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る家庭用薄葉紙収納容器の閉めた状態を示す斜視図である。 図1の家庭用薄葉紙収納容器のIII−III線における断面図である。 図2の家庭用薄葉紙収納容器のIV−IV線における断面図である。 蓋体を示す上面図である。 (a)は、取出口閉塞時の付勢手段の様子について示した図であり、(b)は、取出口開放時の付勢手段の様子について示した図である。 付勢手段の一変形例について示した図であり、(a)は、取出口閉塞時の付勢手段の様子について示した図であり、(b)は、取出口開放時の付勢手段の様子について示した図である。 図1に示した家庭用薄葉紙収納容器の一変形例について示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
まず、構成について説明する。
本実施形態に係る家庭用薄葉紙収納容器100は、図1〜4に示すように、例えば、上面に取出口11を有し、ティシューやウェットティシュー等の家庭用薄葉紙Pが積層された薄葉紙積層体200を内側の収納空間部40に収納する容器本体10と、容器本体10の後端部に回動自在に連結され、取出口11を開閉させる蓋体20と、蓋体20をワンタッチで開放させる開閉ボタン30と、等を備えている。
ここで、薄葉紙積層体200は、例えば、複数枚の家庭用薄葉紙Pが積層された詰替え用の薄葉紙積層体であって、容器本体10に形成された取出口11から家庭用薄葉紙Pを継続して取り出せるように交互に折り重ねられた状態で積層されている。即ち、家庭用薄葉紙Pを取出口11から容器本体10の外側へ引き出したときに、次の家庭用薄葉紙Pの上端が取出口11よりも突出する位置まで収納空間部40から引き出されるようになっている。
なお、薄葉紙積層体200を、包装体により内包することとしても良い。特に、家庭用薄葉紙Pがウェットティシューである場合には、薄葉紙積層体200を防湿性の包装体により内包することが好ましい。
また、容器本体10、蓋体20、及び開閉ボタン30の材質としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の熱可塑性樹脂が用いられ、家庭用薄葉紙収納容器100は、各パーツを、ブロー成形、インジェクション成形、ブローインジェクション成形等により作製して組み上げることにより製造される。
容器本体10は、当該容器本体10の上面を構成する上面部10aと、当該容器本体10の前後左右の側面を構成する側面部10bと、当該容器本体10の底面を構成する底面部10cと、を備え、上面部10a、側面部10b、及び底面部10cにて囲まれた空間が、薄葉紙積層体200を収納する収納空間部40となっている。
また、底面部10cは、容器本体10に着脱自在に取り付けられる底蓋として機能し、容器本体10から底面部10cを取り外すことにより、薄葉紙積層体200を収納空間部40に詰めるための挿入口となる開口部(図示省略)が形成されるようになっている。
なお、上面部10a或いは側面部10bの何れか一面を取り外すことにより、薄葉紙積層体200を収納空間部40に詰めるための挿入口(開口部)が形成されるように構成することも可能である。
容器本体10の上面部10aの前部(長手方向の片側)における、左右方向(短手方向)略中央には、取出口11が形成されている。
取出口11は、容器本体10の内部の収納空間部40に収納された家庭用薄葉紙Pを取り出すため楕円形状に形成された開口である。
取出口11は、蓋体20が山折状態(図1、3参照)となった場合に開放され、このとき家庭用薄葉紙Pは、取出口11を通じて一枚毎に収納空間部40から外部に引き出すことができるようになっている。
また、取出口11は、蓋体20が平面状態(図2、4参照)となった場合に閉塞されるようになっている。
取出口11の周縁には、エラストマー、シリコン、ゴムなどの弾性部材12を設けることが好ましい。
弾性部材12は、上面部10aの表面より凸となる所定の厚みを有し、蓋体20が平面状態となった場合に当該蓋体20の下面に密着し(図4参照)、取出口11の周縁と蓋体20との隙間を封止する気密手段として機能している。
特に、家庭用薄葉紙Pがウェットティシューである場合には、上記したように気密性の高い構成とすることで、蓋体20が閉められた状態において家庭用薄葉紙Pに含浸した薬液が蒸発するのを防止することができるため好ましい。
なお、この弾性部材12は、蓋体20の裏面の取出口11と対向する位置に設けることとしても良いし、取出口11の周縁と蓋体20の裏面の両方に設けても良い。かかる構成であっても、弾性部材12は、取出口11の周縁と蓋体20との隙間を封止することが可能である。
また、容器本体10の前後左右の側面部10bの上縁部13は、上面部10aの表面より上方に突出しており、蓋体20は、平面状態において、上面部10aの表面及び上縁部13の形成する空間内に収まって略面一となる。
また、左右側面部10bの上縁部13、13には、容器本体10の前後方向(回動軸方向に直交する方向)に延在するスリット14が形成されることが好ましい。スリット14は、左右側面部10bの上縁部13、13において、容器本体10の前部から中央部に亘る位置に連続的に形成されている。
このスリット14は、蓋体20の突起部23(後述)に対向する位置に形成され、当該突起部23を摺動自在に収納する案内部として機能している。
即ち、スリット14は、蓋体20が平面状態(図2、4参照)から山折状態(図1、3参照)に移行する場合、或いは山折状態から平面状態に移行する場合、この移行に伴う突起部23の移動を当該スリット14内(容器本体10の前後方向)に規制するものであって、これにより、上記蓋体20の移行の際に、蓋体20の前端部が容器本体10から離間することがなく、蓋体20をスムーズに開閉することができることとなる。
蓋体20は、容器本体10の上面部10aの上側に設置され、取出口11を開閉可能に覆う板状部材である(図5参照)。
蓋体20の後端部には、左右両側方に向かってそれぞれ突出する回動軸21、21が設けられ、この回動軸21、21が、容器本体10の左右側面部10bの上縁部13、13の後端部に形成された貫通孔(図示省略)に嵌め込まれて固定されることで、蓋体20の後端部は、容器本体10に回動自在に連結されている。
なお、貫通孔の代わりに、上縁部13、13の内面側に形成した溝に回動軸21、21を嵌める構成であっても良い。
蓋体20の中央部には、蓋体20の短手方向(左右方向)に沿って延在する折曲部22が設けられている。
折曲部22は、蓋体20に左右方向に沿った切り込みを入れることやヒンジ部の設置、左右方向に延在する肉薄部を成形することなどにより形成され、蓋体20が開けられる場合に、平面状態の蓋体20を山折状態に折曲させる。
このように、折曲部22は凹凸や開孔部を有する場合が多く、気密性を保持しやすいよう、取出口11は折曲部22と重ならない位置となるように設定するのが好ましい。もちろん、折曲部22を含む蓋体20の裏面と取出口11との間に隙間ができないようになっていれば、これらを重なる位置に設定することも可能である。
また、蓋体20の前端部には、回動軸方向(左右方向)に突き出た突起部23、23が備えられることが好ましい。
突起部23、23は、前述した容器本体10の上縁部13に形成されたスリット14内に摺動可能に収納されている。
突起部23、23は、蓋体20が平面状態から山折状態に移行する場合、これに伴ってスリット14内を容器本体10の前部側から中央部側に移動する一方、蓋体20が山折状態から平面状態に移行する場合、これに伴ってスリット14内を容器本体10の中央部側から前部側に移動する。
また、蓋体20の裏面の左右両側部には、一端が蓋体20の後端部に固定され、他端が蓋体20の前端部に固定された引張コイルばね24が備えられることが好ましい(図6(a)(b)参照)。
引張コイルばね24は、付勢手段として蓋体20を山折状態となる方向に付勢しており、蓋体20前端部の係止(後述)が解除されると、この引張コイルばね24の付勢力によって蓋体20の前端部が後端部側に引っ張られ、蓋体20が折曲部22にて折曲し、取出口11が開放されるようになっている。
なお、引張コイルばね24の代わりに、例えば、蓋体20Aの折曲部22に、蓋体20Aを山折状態となる方向に付勢したねじりコイルばね24Aを備えることとしても良い(図7(a)(b)参照)し、図示は省略するが、板ばね等を備えることとしても良い。
かかる構成であっても、蓋体20Aの前端部の係止が解除されると、ばねの付勢力で蓋体20の前端部が後端部側に引っ張られ、蓋体20が折曲部22にて折曲し、取出口11が開放される。
また、本実施形態においては、上記したように、付勢手段として引張コイルばね24及びねじりコイルばね24Aを例示しているが、付勢手段としては、これ以外にも、例えば、エラストマー、シリコン、ゴム等の伸縮性のある部材を用いることができる。
また、蓋体20の前端部中央には、凹形状の切り欠き部25が形成されている。かかる切り欠き部25は、蓋体20が折曲される場合に、蓋体20の前端部が、取出口11近傍において、取出口11から突出した家庭用薄葉紙Pの先端や弾性部材12等に引っ掛かることで、取出口11の開放が妨げられるのを防ぐためのものである。
また、切り欠き部25の左右両側の蓋体20の裏面には、開閉ボタン30の係止爪31、31(後述)と係止される係止爪26、26が設けられている。
また、この切り欠き部25により形成された空間には、蓋体20が平面状態の場合に、開閉ボタン30が収納されるようになっている。
開閉ボタン30は、容器本体10の上面部10aの前端側中央部の、蓋体20の切り欠き部25により形成される空間に収まる位置に配置されている。
開閉ボタン30は、蓋体20の係止爪26、26と係止される係止爪31、31を備え、これら係止爪同士が係止されることによって、引張コイルばね24の付勢力に抗して蓋体20を平面状態に係止することができるようになっている。
また、開閉ボタン30を押し下げることによって係止爪同士の係止が解除されるようになっている。
このように、蓋体20の係止爪26、26及び開閉ボタン30の係止爪31、31は、係止手段として機能している。
次に、本実施形態の家庭用薄葉紙収納容器100の作用について説明する。
蓋体20は、平面状態で係止爪26、26及び係止爪31、31により係止されている。この状態から指先で開閉ボタン30を押すことにより係止を解除すると、引張コイルばね24により蓋体20の前端部が後端部側に引っ張られるため、蓋体20の前端部の突起部23が自動的にスリット14内を容器本体10の前部側から中央部側に摺動すると共に、蓋体20の折曲部22が自動的に折れ曲がって蓋体20が山折状態となり、ワンタッチで取出口11が開放されることとなる。
このとき、蓋体20の前端部に切り欠き部25が形成されているため、蓋体20の前端部が取出口11近傍(取出口11から突出した家庭用薄葉紙Pの先端や弾性部材12等)で引っ掛かることがない。
この状態において、家庭用薄葉紙Pは、使用者により取出口11から一枚ずつ引き出されて使用される。
また、家庭用薄葉紙Pを引き出した後、山折状態となっている蓋体20の折曲部22を指先で下方に押すことにより、蓋体20を引張コイルばね24の付勢力に抗して平面状態に戻すと、再び係止爪26、26により係止され、弾性部材12が蓋体20の裏面に密着した状態で取出口11が閉塞される。
以上のように、本実施形態によれば、上面に取出口11を有し、内側に家庭用薄葉紙Pを収納する容器本体10と、容器本体10上面に配され、取出口11を開閉させる蓋体20と、を備える家庭用薄葉紙収納容器100であって、蓋体20の一端部(後端部)は、容器本体10に回動自在に連結され、蓋体20には、当該蓋体20を山折状態に折曲させる折曲部22が備えられ、蓋体20は、折曲部22の折曲に伴って取出口11を開放させる構成となっている。
このため、蓋体20を開く際に奥行きが必要なく、また、蓋体20の前端を持ち上げることなく当該蓋体20を開くことができるので、狭いスペースで開閉を行うことができる。
また、蓋体20が折曲することで当該蓋体20を開いた際の高さが抑えられるので、蓋体20の前後両側から家庭用薄葉Pを取り出し易くすることができる。
また、折曲部22に対して下方向に力を加えることで蓋体20を閉めることができるので、蓋体20を閉める際に水平方向に力が生じず、容器本体10が滑ってずれ、このため両手を使う必要があるという使いづらさが生じることがない。
よって、狭いスペースで開閉を行うことが可能であって、開閉動作や家庭用薄葉紙Pの取出しが行いやすい家庭用薄葉紙収納容器100を提供することができる。
また、本実施形態によれば、蓋体20の他端部(前端部)には、回動軸方向(左右方向)に突き出た突起部23、23が備えられ、容器本体10には、突起部23、23に対向して回動軸方向に直交する方向(前後方向)に延在し、突起部23、23を摺動自在に収納する案内部(スリット14)が形成されている。
このため、蓋体20が山折状態又は平面状態に移行する場合、突起部23、23は、これに伴ってスリット14、14内を前後方向に摺動することとなるので、蓋体20の前端部が容器本体10から離間することがなく、蓋体20をスムーズに開閉することができる。
また、本実施形態によれば、蓋体20が山折状態となる方向に付勢する付勢手段(引張コイルばね24、ねじりコイルばね24A)と、付勢手段の付勢力に抗して蓋体20が平面状態となるように係止すると共に、当該係止を解除可能な係止手段(係止爪26、26及び係止爪31、31)と、を備えている。
このため、開閉ボタン30を操作し蓋体20の前端における係止が解除されると、付勢手段の付勢力によって蓋体20が山折状態に折曲するので、開閉ボタン30をワンタッチ操作するだけで蓋体20を開くことができ利便性が高い。
また、本実施形態によれば、取出口11の周縁と蓋体20との隙間を封止する気密手段(弾性部材12)が備えられる。
このため、蓋体20が閉められた状態において気密性が高く、家庭用薄葉紙Pがウェットティシューである場合、家庭用薄葉紙Pに含浸した薬液が蒸発するのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、取出口11は、折曲部22と重ならない位置に設けられている。
このため、気密性を保持しやすい構成とすることができる。
なお、上記実施形態においては、蓋体20の長手方向の中央部を折曲させる構成を例示して説明したが、例えば、図8に示すように、短手方向の中央部を折曲させる蓋体20Bを備えた家庭用薄葉紙収納容器100Aとすることも可能である。
また、取出口11は、長手方向や短手方向に偏倚した位置ではなく、長手方向及び短手方向の中央に配置することも可能である。
また、上記実施形態においては、突起部23、突起部23の移動を規制する案内部、及び付勢手段を全て備えた構成を例示して説明したが、突起部23、案内部、及び付勢手段を備えない構成とすることもできる。また、突起部23及び案内部を備え、付勢手段は備えない構成としても良いし、付勢手段を備え、突起部23及び案内部を備えない構成としても良い。
これらの何れの構成であっても、狭いスペースで開閉を行うことができ、蓋体20の前後両側から家庭用薄葉紙Pを取り出し易くすることができる。また、折曲部22に対して下方向に力を加えることで蓋体20を閉めることができるので、容器本体10が滑る恐れがなく使いやすい。即ち、狭いスペースで開閉を行うことが可能であって、開閉動作や薄葉紙の取出しが行いやすい構成とすることができる。
また、上記実施形態においては、容器本体10及び蓋体20を別体とする構成を例示して説明したが、蓋体20が容器本体10上面の一端部に回動自在に連結されていればこれに限定されるものではなく、例えば、容器本体10及び蓋体20を一体的に形成することも可能である。
また、上記実施形態においては、付勢手段として引張コイルばね24及びねじりコイルばね24Aを例示したが、付勢手段としてシート状のゴム等を用い、蓋体の裏面に少なくとも取出口11全体を覆うように設置することとしても良い。このように構成した場合、取出口11に付勢手段が密着するため、気密性をより高めることができるし、弾性部材12等の気密手段を省略することも可能となる。また、取出口11が折曲部22と重なる位置に配置される場合でも気密性を保持することが可能となる。
また、上記実施形態においては、蓋体20に折曲部22が1つ設けられた構成を例示して説明したが、蓋体20に複数の折曲部22を設けることとしても良い。
また、上記実施形態においては、案内部として左右側面部10bの上縁部13、13を貫通したスリット14を形成した構成を例示して説明したが、案内部は突起部23の移動を前後方向に規制できるものであれば良く、左右側面部10bの上縁部13、13の内面にガイド溝を形成することとしても良い。
100、100A 家庭用薄葉紙収納容器
10 容器本体
10a 上面部
10b 側面部
10b 左右側面部
10c 底面部
11 取出口
12 弾性部材(気密手段)
13 上縁部
14 スリット(案内部)
20、20A、20B 蓋体
21 回動軸
22 折曲部
23 突起部
24 引張コイルばね(付勢手段)
24A ねじりコイルばね(付勢手段)
25 切り欠き部
26 係止爪(係止手段)
30 開閉ボタン
31 係止爪(係止手段)
40 収納空間部
200 薄葉紙積層体
P 家庭用薄葉紙

Claims (4)

  1. 上面に取出口を有し、内側に家庭用薄葉紙を収納する容器本体と、
    前記容器本体上面に配され、前記取出口を開閉させる蓋体と、
    を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
    前記取出口の周縁には、前記容器本体の上面より凸となり、前記蓋体が平面状態となった場合に前記蓋体の下面に密着し、前記取出口の周縁と前記蓋体との隙間を封止する弾性部材からなる気密手段が備えられ、
    前記蓋体の一端部は、前記容器本体に回動自在に連結され、
    前記蓋体には、当該蓋体を山折状態に折曲させる折曲部が備えられ、
    前記取出口は、前記折曲部と重ならない位置に設けられており、
    前記蓋体は、前記折曲部の折曲に伴って前記取出口を開放させることを特徴とする家庭用薄葉紙収納容器。
  2. 前記蓋体の他端部には、回動軸方向に突き出た突起部が備えられ、
    前記容器本体には、前記突起部に対向して前記回動軸方向に直交する方向に延在し、前記突起部を摺動自在に収納する案内部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
  3. 前記蓋体が山折状態となる方向に付勢する付勢手段と、
    前記付勢手段の付勢力に抗して前記蓋体が平面状態となるように係止すると共に、当該係止を解除可能な係止手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
  4. 前記蓋体の他端部中央には、切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
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