JP3054580B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP3054580B2
JP3054580B2 JP7126704A JP12670495A JP3054580B2 JP 3054580 B2 JP3054580 B2 JP 3054580B2 JP 7126704 A JP7126704 A JP 7126704A JP 12670495 A JP12670495 A JP 12670495A JP 3054580 B2 JP3054580 B2 JP 3054580B2
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隆 福田
晃一 黒田
義明 青木
要藏 河村
達哉 ▲廣▼田
清和 藤川
保 川村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類乾燥機の乾燥室へ
の衣類入出口を覆う開閉扉の構造に関する。特に、一般
家庭用として好適な開閉扉の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記の開閉扉は、衣類乾燥機の
ハウジング前面に設けられている。開閉扉には、衣類入
出口を覆うことのできる大きさの一枚板状の蓋体が用い
られ、蓋体の一端部が回動自在にハウジングに取り付け
られていた。このような開閉扉の開閉は、上記の一端部
を中心として、蓋体を回動することによって行われるの
で、開閉扉を開閉する為のスペースはハウジング前方に
開閉扉とほぼ等しい大きさで必要になる。
【0003】ところで、この様な開閉扉を用いた衣類乾
燥機において、利便性の向上を図る為に、衣類入出口を
大きくしようとすると、開閉扉が大きくなると共に、そ
の開閉のために大きなスペースを必要とするという不具
合が生じる。また、一般家庭用の衣類乾燥機は、狭隘な
場所に設置されることもあるので、特に、住宅事情の良
くない我が国の場合にはより一層、開閉の為のスペース
を小さくすることが望ましい。
【0004】そこで、上記の開閉扉において、一枚板状
の蓋体に代えて、互いに折れ曲がり可能に連結された複
数の蓋体を用い、中折れ構造の開閉扉とすることも考え
られる。この中折れ構造の開閉扉では、開閉の為のスペ
ースを、上記の一枚板状の開閉扉に比べて小さくするこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中折れ
構造の開閉扉の各蓋体にシール材をそれぞれ設けるだけ
では、蓋体が連結された部分を確実に封止することがで
きないので、そこから乾燥室内の蒸気が漏れる虞があ
る。そのため、衣類乾燥機の性能にも悪影響を及ぼすこ
とが懸念される。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、シール性の良好な中折れ構造の扉を備えた
衣類乾燥機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る衣類乾燥機は、衣類入出口が形成さ
れた本体と、この本体に取り付けられ、衣類入出口を開
閉するとともに、互いに折れ曲がり可能に連結された複
数の蓋体から構成され、所定の蓋体の端部が本体に対し
て回動自在に取り付けられた開閉扉と、この開閉扉の内
面側に取り付けられ、この開閉扉が閉じたときに、衣類
入出口全体を覆う可撓性のある板状のシール材とを備
え、このシール材が、複数の蓋体に跨がって取り付けら
れ、各蓋体の連結された部分から離れた蓋体の内面側に
固定されていることを特徴とするものである。
【0008】
【0009】
【作用】上記請求項1に係る発明の構成によれば、開閉
扉が閉じたときには、開閉扉の内面に取り付けられたシ
ール材によって、衣類入出口全体を覆うことができるの
で、衣類入出口は良好に封止されて塞がれる結果、蓋体
の連結された部分による衣類入出口からの蒸気漏れを防
止することができる。
【0010】また、所定の蓋体を本体に対して回動させ
るとともに、互いに連結された各蓋体を折れ曲がり状と
することによって、開閉扉を中折れ状に開くことがで
き、シール材はその可撓性により屈曲することによって
衣類入出口を開けることができる。また、上記と逆方向
に操作すれば、開閉扉を閉じることができる。開閉扉
は、開いたときに各蓋体の連結された部分で折れ曲がる
ことができるので、開閉時の本体からの突出しが少な
く、開閉の為のスペースは一枚板状の開閉扉に比べて小
さくて済む。
【0011】また、前記シール材は、各蓋体の連結され
る部分から離れた蓋体内面側に固定されているので、各
蓋体の連結される部分近傍では、変形し易く、その結
果、開閉扉の開閉に伴う開閉扉の形状の変化にも容易に
追従することができる。従って、開閉扉の開閉時に、各
蓋体の折れ曲がりに沿ってシール材もスムーズに変形で
き、開閉扉をスムーズに開閉することができる
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を、添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例に係る
衣類乾燥機の斜視図である。図1において、この衣類乾
燥機では、例えば直方体の箱状の本体であるハウジング
1の前面中央部には円形の衣類入出口1aが形成され、
この衣類入出口1aの前側には折れ曲がって開閉可能な
開閉扉2(図1は開成状態を示す。)が取り付けられて
いる。この開閉扉2は、開成状態では折れ曲がり、閉成
状態では平らに延ばされて、平板状になり(図4参
照)、衣類入出口1aを覆うことができる。この衣類入
出口1aの奥には、湿った衣類を収容し乾燥させる乾燥
室3(図2参照)が設けられている。
【0013】次に、この衣類乾燥機の断面側面図を示す
図2を参照して、ハウジング1の内部を説明する。図2
では、紙面左側が前方となる。ハウジング1内の中央部
に、円筒形状のドラム4が、端面を前後方向にして設け
られている。その前方の端面は大きく開口され、この開
口に嵌合した環状支持板12がドラム4の前方に立設さ
れている。上記の乾燥室3は、ドラム4と環状支持板1
2とで囲まれて構成されている。この環状支持板12の
中央には、開口が形成され、この開口は乾燥室3と衣類
入出口1aとを連通している。また、環状支持板12
は、ドラム4を回転可能に支持するとともに、ドラム4
との間を封止し、後述する運転時の乾燥室3からの蒸気
漏れを防止する。
【0014】また、上記ドラム4の後方には、前方から
仕切板13と、送風機5と、送風機5を前後方向に貫通
し、仕切板13及びハウジング1の後カバー1bによっ
て取り付けられている軸6とが設けられている。軸6
は、ドラム4の後方の端面の中央に嵌合され、ドラム4
を回転自在に支持している。上記の送風機5は、軸6と
同軸に回動可能に設けられた両面ファン11と、両面フ
ァン11の前後を区画するケーシング14とを備えてい
る。両面ファン11の外周部は、ラビリンス状に形成さ
れてケーシング14との間を封止している。ケーシング
14の前面には、仕切板13が封止状態で固定されてい
る。仕切板13の前面には、ドラム4の後面に固定され
た略円筒状のシールパッキン15が当接して封止してい
る。上記の仕切板13及びシールパッキン15の内側に
なるドラム4の後面の部分には、開口がそれぞれ形成さ
れており、ドラム4の後面に形成された開口の後方に
は、前方からフィルタカバー17と、リントフィルタ1
8が設けられている。上記の乾燥室3は、ドラム4の後
面の開口、シールパッキン15内部及び仕切板13の開
口を介して、ケーシング14によって両面ファン11の
前方に区画された送風路14aと通じているとともに、
ハウジング1内部の他の部分と区画されている。また、
送風路14aは、ドラム4の下方にある循環ダクト16
の後端に通じ、循環ダクト16は、その前端から環状支
持板12の下部に形成された通気孔12aを介して、乾
燥室3に通じており、循環路を構成している。また、通
気孔12a近傍の循環ダクト16内には、半導体ヒータ
19が設けられている。
【0015】また、送風路14aに対して、ケーシング
14によって両面ファン11の後方に区画された送風路
14bは、ハウジング1の後カバー1bに形成された吸
気孔1dを介して機外と連通している。また、ハウジン
グ1内部からハウジング1の下部に形成された排気孔1
cを介しても機外と連通している。ハウジング1内の下
方には、前後方向に出力軸を備えたモータ31が取り付
けられている。モータ31の前方の出力軸には、ドラム
プーリ32が固定されている。ドラムプーリ32とドラ
ム4の外周にはVベルト33が巻き掛けられており、V
ベルト33には、その近傍に設けられたアイドラプーリ
34によって、適度な張力が付与される。また、モータ
31の後方の出力軸には、ファンプーリ35が固定され
ている。ファンプーリ35と、両面ファン11の中心に
固定されたファンプーリ37には、丸ベルト36が巻き
掛けられている。モータ31が回転駆動されると、Vベ
ルト33を介してドラム4が、また、丸ベルト36を介
して両面ファン11が回転される。
【0016】両面ファン11には、送風路14a,14
bの両面に面して回転により送風可能なファン形状が形
成されている。従って、両面ファン11の回転により、
送風路14b側へは、吸気孔1dを通じて機外から冷却
空気が吸入される(矢印B1)。冷却空気は両面ファン
11の送風路14b側の面を冷却した後、ハウジング1
内へ送風されて排気孔1cから排気される(矢印B
2)。
【0017】また、送風路14a側では、両面ファン1
1の回転により、ケーシング14の送風路14a内の空
気は、循環ダクト16を通過して(矢印C1)、半導体
ヒータ19で加熱されて高温の空気となり、乾燥室3に
流入する(矢印C2)。乾燥室3では、高温の空気は、
衣類とともにドラム4の回転に伴い攪拌される(矢印C
3)。この際、高温の空気は衣類と熱交換を行い、衣類
から水分を吸収して、水分を多く含んだ蒸気となる。こ
の蒸気はドラム4後端面の開口からケーシング14の送
風路14aへ吸入される(矢印C4)。この送風路14
aへ吸入された蒸気は、送風路14b側の冷却空気によ
り冷却された両面ファン11によって冷却される。この
とき、蒸気中の水分は、両面ファン11の表面に水滴と
して凝結し、両面ファン11の回転によりケーシング1
4から循環ダクト16の下部に補集されて排水口16a
から機外へ排出される。水分の減少した空気は、再度循
環ダクト16から上記の循環路を繰り返して循環し、衣
類を乾燥させる。この運転中、上記循環路中の高温の空
気や蒸気は、循環路外へ漏れないように、各部は上記の
ように封止されるとともに、衣類入出口1aは開閉扉2
で閉塞される。
【0018】開閉扉2の内面(開閉扉2の閉成状態でハ
ウジング1と面する側の面)には、リブ2aが形成さ
れ、リブ2aの所定部分の頂部には、シール材25が取
り付けられている。シール材25は衣類入出口1aを覆
うことのできる大きさ、例えば、円板形状の、弾性の大
きな板状の樹脂材からなり、可撓性を有している(図3
参照)。このように、シール材25が衣類入出口1a全
体を封止することによって、乾燥室3からの蒸気漏れを
確実に防止できるので、衣類乾燥機の熱効率等の性能も
向上させることができる。また、シール材25と開閉扉
2との間にはリブ2aにより空間2cが形成されるの
で、乾燥室3内の高い温度は直接に開閉扉2に伝達され
ず、断熱効果が得られる。また、運転中にドラム4内の
衣類が開閉扉2に当たる場合でも、シール材25の弾性
により衝突の衝撃を吸収することができ、また、上記空
間2cによって上記の衣類の開閉扉2への直接衝突を回
避することができるので、静音効果が得られる。また、
シール材25は衣類入出口1aの全体を覆うことができ
るので、シール材25はシール機能に加えて、衣類入出
口1aを覆う部材としての機能も備えることができる結
果、両方の機能を別部材によって実現する場合に比べ
て、部品点数の削減をすることもできる。
【0019】また、シール材25の周縁部には裏面(開
閉扉2の閉成状態でハウジング1と面する側の面)に半
円形断面に盛り上がった厚肉部が形成されている。この
ように開閉扉2の閉成状態で、厚肉部がリブ2aと衣類
入出口1aの周囲のハウジング1の間に挟持されるの
で、厚肉部によってシール材25が開閉扉2とハウジン
グ1に挟持されたときの変形代を十分に確保できるとと
もに、密着性が良くなり、確実なシール能力を発揮でき
る。
【0020】図3は、図2のA方向から開閉扉2を見た
図である。図3を参照して、開閉扉2をより詳細に説明
する。開閉扉2は、ほぼ同じ大きさの長方形状の蓋体2
2,23を備え、その短辺は長辺の略半分に設定されて
いる。蓋体22,23は、その長辺が上下に伸びるよう
に配され、蓋体22,23は互いの長辺同士で屈曲可能
に公知の連結機構、例えば、蝶番(図示せず)を介して
連結されている。蓋体22,23は、その長辺を接して
並べられることによって、衣類入出口1aを覆うことが
できる(図3において、衣類入出口1aを一点鎖線で示
す。)。
【0021】また、上記のリブ2aは、蓋体22に形成
されたリブ22a及び蓋体23に形成されたリブ23a
とからなり、リブ22a、23aは、半円周状にそれぞ
れ形成され、蓋体22,23の連結された状態において
略円周形状となるように設けられている。このリブ22
a,23aによる略円周形状は、衣類入出口1aよりも
やや大きく、また、蓋体22,23が衣類入出口1aを
覆ったときに、略同心となるように設けられている。な
お、リブ22a、23aの形状、大きさ、位置は上記の
例に限定されず、開閉扉2が衣類入出口1aを覆ったと
きにリブ2a内に衣類入出口1aが来るようにすればよ
い。
【0022】また、開閉扉2の側端部となる蓋体22の
端部の上下には、開閉軸24が取り付けられ、開閉扉2
をハウジング1に回動可能に支持している。図4は、開
閉扉2近傍の断面平面図であり、(a)は開閉扉2の閉
成状態を、(b)は閉成状態から開成状態への途中状態
を、(c)は開成状態を示す。図4(a)において、開
閉扉2の蓋体23には、その前面に取り付けられた把手
26と、閉成状態を保持できる保持手段としてロック機
構とが備えられている。ロック機構には、蓋体23の表
面に設けられた解除ボタン29と、蓋体23の裏面に取
り付けられた係合爪28とが備えられている。係合爪2
8は、ハウジング1に形成された係合口1eとの間で係
合可能であり、解除ボタン29を押すことにより、係合
口1eとの係合状態から脱する。また、係合爪28の先
端部は鉤状に形成されているので、係合爪28は係合口
1eとの係合が容易に開始でき、且つ不意に係合状態か
ら脱したりしない。
【0023】次に、開閉扉2の動きに沿って説明する。
図4(b)を参照して、解除ボタン29を押して、ロッ
ク機構を解除し、把手26を掴んで手前に引く(矢印D
1)ことにより、開閉扉2は閉成状態から脱することが
できる。閉成状態から脱した際に、把手26を開閉軸2
4に向けて引く(矢印D2)ことにより、蓋体22がハ
ウジング1に対して回動する(矢印E1)とともに、蓋
体22と蓋体23は、互いの連結部を基点として折れ曲
がり(矢印E2)、開閉扉2の中央部が前方にせり出し
ながら(矢印E3)、開閉扉2を中折れ状に開くことが
できる。この際、シール材25は、蓋体22と蓋体23
の折れ曲がり形状に沿って湾曲する。
【0024】図4(c)を参照して、蓋体22は、開閉
軸24を中心にしてハウジング1の前面に対して前方へ
略直角状態にまで回動することができる。また、蓋体2
2と蓋体23は、互いの裏面が対向する程度にまで、両
者の連結部を基点として屈折することができる。この
際、シール材25は、蓋体22と蓋体23の間に屈曲状
態で収容される。この中折れ状に開いた状態で開閉扉2
は、ハウジング1の前面から蓋体22,23の横方向寸
法(開閉扉2の横方向寸法の略半分になる)の突出しが
生じるだけで済む。このように、開閉の為のスペース
は、ハウジング1の前方に、開閉扉2のほぼ半分の大き
さがあれば良い。従来の開閉扉では、上記の開閉扉2と
ほぼ同じ大きさで一端部が回転可能な一枚板状に構成さ
れている場合、開閉の為のスペースが開閉扉2とほぼ同
じ大きさが必要であった。従って、中折れ状に開く開閉
扉2は従来の一枚板状の開閉扉の場合に比べて開閉のた
めのスペースが少なく、且つ同等の開口部を得ることが
できる。なお、開成時の蓋体22のハウジング1に対す
る回転角度を90度より大きくなるように構成してもよ
い。この場合、全開時の開閉扉2のハウジング1の前方
への突出しをより少なくすることができる。
【0025】また、開閉扉2を閉じるには、上記と逆の
手順を行えばよい。すなわち、開成状態の開閉扉2は、
把手26を開閉軸24から遠ざかるように、ハウジング
1の前面に沿って水平に引く(矢印D3)ことにより、
蓋体22と蓋体23を展開しながら、閉成状態に移行で
きる。最後に係合爪28の先端部を、係合口1eに挿入
すると、開閉扉2はロックされる。
【0026】図5は、開閉扉2の要部の説明図である。
図5(a)において、蓋体22と蓋体23の両者の連結
部では、上記のリブ22a及びリブ23aは、互いに重
なり合うように設けられている。例えば、リブ22aの
外周側にリブ23aが配置されている。このように、リ
ブ22aとリブ23aが、連結部において互いに重なり
合うように設けられていることによって、連結部でも、
リブ2aは途切れることなく、確実にシール材25を支
持することができる。
【0027】また、シール材25は、リブ2aの、蓋体
22,23の連結部から所定距離の部分(矢印Fで示し
た範囲の部分)以外の部分で固定されている。図5
(b)において、蓋体22,23が折り曲げられると、
その連結部は屈折状になり、リブ22a,リブ23aの
互いに重なり合う部分の長さも変化する。この際、シー
ル材25は、連結部の近傍でリブ2aに固定されていな
いので、シール材25は、上記の連結部から離れて遠ざ
かることができる結果、リブ2aに拘束されずに連結部
の近傍で自由に変形することができる。また、シール材
25は、弾性変形による可撓性によって、自由に変形で
き、その結果、自然な曲げ形状で屈曲できる。
【0028】図5(c)において、蓋体22,23がさ
らに折り曲げられると、連結部において、リブ22a,
リブ23aの互いに重なり合う部分の長さは、開閉扉2
の閉成状態に比べて大きく変化する。その際の開閉扉2
の形状に沿って、シール材25も大きく屈曲される。こ
の大きく屈曲された状態での変形を許容できるように、
また、無理のかからないように、シール材25は、その
材質,形状等を設定されている。このように、シール材
25は、蓋体22,23の連結部の状態にかかわらず、
無理のない形状に曲がることができるので、シール材2
5の変形が蓋体22,23の折り曲げに障害とならず、
開閉扉2をスムーズに開閉することができる。また、シ
ール材25に無理な応力が作用しないので、耐久性も良
好にできる。
【0029】このように、この衣類乾燥機は、シール材
25及び中折れ可能な開閉扉2によって、乾燥室3から
の蒸気の漏れを確実に防止することができ、且つ開閉の
為のスペースが少なくてすむので、狭隘な場所に設置さ
れることもある一般家庭用の衣類乾燥機として好適であ
る。また、開閉扉2の開閉の為のスペースは従来の一枚
板状の開閉扉に比べて小さくて済むので、開閉の為のス
ペースを従来の大きさに抑えながら、開閉扉2及び衣類
入出口1aを従来よりも大きくすることも可能である。
その場合には、衣類の投入、取出しを容易に素早く行う
ことができ、また、乾燥の完了した衣類が取り出し時に
見落とされたり、乾燥室3内に取り残されることも少な
くなる。その結果、この衣類乾燥機の利便性をより一層
高いものとすることができ、特に、大型の衣類乾燥機の
場合に、効果的である。
【0030】なお、本発明の実施例では、開閉扉2は、
2枚の蓋体22,23で構成されたが、これには限定さ
れない。例えば、3枚以上の蓋体が複数カ所で屏風状に
折り曲げられるように連結されてもよい。この場合に
は、開閉扉2の開閉時のハウジング1の前面からの突出
しがより少なくて済む。また、本発明の実施例では、循
環路を有する衣類乾燥機に適用した場合を説明したが、
本発明は、循環路を有しない衣類乾燥機に適用されても
よい。
【0031】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0032】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、開閉扉が
閉じたときには、衣類入出口全体を覆うことができるシ
ール材によって、衣類入出口は良好に封止されて塞がれ
るので、蓋体の連結された部分からの蒸気漏れを防止す
ることができる。また、折れ曲がり状に連結された各蓋
体と、屈曲するシール材によって、開閉扉は中折れ状に
各蓋体の連結された部分で折れ曲がることができるの
で、開閉の為のスペースは一枚板状の開閉扉に比べて小
さくて済む。従って、狭隘な場所にも設置することがで
き、一般家庭用の衣類乾燥機として好適である。
【0033】また、シール材を各蓋体の連結される部分
から離れた蓋体の内面側に固定することによって、シー
ル材を開閉扉の形状の変化に合わせて容易に変形するこ
とができ、開閉扉をスムーズに開閉することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る衣類乾燥機の斜視図で
ある。
【図2】図1に示す衣類乾燥機の断面側面図である。
【図3】開閉扉のA矢視後面図である。
【図4】開閉扉近傍の要部拡大断面平面図であり、
(a)は開閉扉の閉成状態、(b)は閉成状態から開成
状態への途中状態、(c)は開成状態を示す。
【図5】開閉扉の連結部の要部拡大断面図であり、
(a)は開閉扉の閉成状態、(b)は閉成状態から開成
状態への途中状態、(c)は開成状態を示す。
【符号の説明】
1 ハウジング(本体) 1a 衣類入出口 2 開閉扉 2a リブ 3 乾燥室 22,23 蓋体 22a,23a リブ 25 シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 要藏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 ▲廣▼田 達哉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 藤川 清和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 川村 保 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−117492(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 58/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衣類入出口が形成された本体と、この本体
    に取り付けられ、衣類入出口を開閉するとともに、互い
    に折れ曲がり可能に連結された複数の蓋体から構成さ
    れ、所定の蓋体の端部が本体に対して回動自在に取り付
    けられた開閉扉と、この開閉扉の内面側に取り付けら
    れ、この開閉扉が閉じたときに、衣類入出口全体を覆う
    可撓性のある板状のシール材とを備え、このシール材
    が、複数の蓋体に跨がって取り付けられ、各蓋体の連結
    された部分から離れた蓋体の内面側に固定されている
    とを特徴とする衣類乾燥機。
JP7126704A 1995-05-25 1995-05-25 衣類乾燥機 Expired - Fee Related JP3054580B2 (ja)

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JP7126704A JP3054580B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 衣類乾燥機

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