JP6108739B2 - 収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ウェットティッシュ等のシート材を収容するための収納容器に関する。
ウェットティッシュを密閉状態に収容する収納容器として、シート材を取り出すための取り出し口と開閉自在の天蓋とを備えた樹脂製の容器が広く用いられている。ウェットティッシュを使用する際には、天蓋を開いて取り出し口を露出させ、取り出し口から一枚ずつウェットティッシュが引き出される。ウェットティッシュを取り出した後は、再び天蓋を閉じて取り出し口が密閉を密閉することによって、ウェットティッシュの乾燥を抑えることができる。
特開平11−79214号公報 特開平11−180460号公報
上述したような収納容器の中には、天蓋を開方向に付勢する付勢部材を更に設け、押しボタンを押下することによって天蓋をワンタッチで開くことができるように構成したものがある。このような構成の収納容器は、片手で天蓋を開いてシート材を取り出すことができるため、使用者の利便性を高めることができるが、意図せず押しボタンに触れた場合にも天蓋が開いてしまうのは好ましくない。特に、収納容器の内容物がウェットティッシュ等の湿潤したシート材の場合、予期せずに天蓋が開くと、内容物が乾燥してしまうため、使用時以外は確実に天蓋の閉状態を維持できることが求められる。
それ故に、本発明は、使用時以外には天蓋の閉状態を確実に維持することができる押しボタン構造体を備えた収納容器を提供することを目的とする。
本発明に係る収納容器は、シート材を取り出すための取り出し口が設けられた天板部を有する容器本体と、第1の回転軸を中心として回転自在な取り付け部と、取り付け部と対向する位置に孔が設けられた側壁部とを有し、取り付け部を介して開閉自在となるように容器本体に取り付けられる天蓋と、天蓋を開方向に付勢する付勢部材と、天蓋の孔と対向する位置に設けられ、天蓋と係合して天蓋を閉状態に保持し、押圧力を受けることによって天蓋との係合状態を解除する押しボタン構造体とを備える。押しボタン構造体は、天蓋の外周縁に沿って容器本体に取り付けられる押しボタン部材と、天蓋側に押し込まれた第1の位置と、第1の位置より天蓋から離れた第2の位置との間でスライド自在となるように押しボタン部材に取り付けられ、天蓋側に突出する爪を有するロック部材とを含む。ロック部材が第1の位置にあるときには、爪が天蓋の孔を貫通することによって天蓋を閉状態に保持する。押しボタン部材は、平板部を有し、第1の回転軸とほぼ平行な第2の回転軸を中心として、平板部が容器本体の天板部とほぼ平行な第1の回転位置から、平板部における天蓋側の端縁が第1の回転位置より浮き上がった第2の回転位置まで回転自在となるように、容器本体に取り付けられる。ロック部材は、押しボタン部材が第1の回転位置と第2の回転位置との間にあるときに押しボタン部材を第1の回転位置へと付勢する弾性部を含む。ロック部材が第1の位置にあるときには、爪が天蓋の孔を貫通すると共に、押しボタン部材の第2の回転位置への回転が阻止され、ロック部材が第2の位置にあるときには、爪が天蓋の外方側に後退すると共に、押しボタン部材の第2の回転位置への回転阻止状態が解除される。ロック部材が第2の位置にあるときに、爪の先端部が天蓋の孔に挿入されている。押しボタン部材の第1の回転位置から第2の回転位置への回転に伴って、爪が天蓋の孔から抜け出すことによって、蓋材とロック部材との係合状態が解除される。
本発明によれば、ロック部材が第1の位置にあるときに、ロック部材の爪が天蓋に係合して天蓋を閉状態に保持すると共に、押しボタン部材の回転を阻止するので、使用時以外には天蓋の閉状態を確実に維持することができる押しボタン構造体を備えた収納容器を実現できる。
実施の形態に係る収納容器の平面図 実施の形態に係る収納容器の正面図 図2に示したIII−IIIラインに沿う断面図 図1に示した天蓋の裏面図 図4に示したV−Vラインから見た図 図4に示したVI−VIラインから見た図 図4に示したVII−VIIラインに沿う断面図 図1に示した押しボタン部材の正面図 図8に示したIX−IXラインから見た図 図8に示したX−Xラインに沿う断面図 図1に示したロック部材の正面図 図11に示したXII−XIIラインから見た図 図11に示したXIII−XIIIラインに沿う断面図 図1に示した押しボタン構造体の平面図 図1に示した押しボタン構造体の裏面図 図15に示したXVI−XVIラインから見た図 図16に示したXVII−XVIIラインに沿う断面図 図1に示した底蓋の平面図 図18に示したXIX−XIXラインに沿う断面図 実施の形態に係る収納容器の使用状態を示す断面図
<1.収納容器の基本構成>
まず、実施の形態に係る収納容器の基本的な構成を説明する。
図1は、実施の形態に係る収納容器の平面図であり、図2は、実施の形態に係る収納容器の正面図であり、図3は、図2に示したIII−IIIラインに沿う断面図である。
収納容器1は、容器本体2と、天蓋5と、ゴム板9と、押しボタン構造体7と、底蓋6とを備える。収納容器1は、積層されたシート材を密閉状態に収容するためのものである。シート材は、例えば、ウェットティッシュ、メイク落とし、おしりふき等の湿潤したシート材であるが、必ずしも湿潤したものである必要はなく、ティッシュペーパー等の乾燥したシート材であっても良い。また、シート材は、図3の二点鎖線で示すように、上面に取り出し用の開口部を有するパウチに包装されたパッケージ8として収納されていても良いし、パウチ等に包装せず直接収納されていても良い。
容器本体2は、シート材のパッケージを収容するための中空箱形形状の部材であり、樹脂により一体成形されている。容器本体2は、天板部3と、天板部3の外周縁に接続される周壁部10とを有する。天板部3には、シート材を取り出すための取り出し口4が設けられている。取り出し口4は、任意形状の開口またはスリットであり、その形状や大きさは、シート材の取り出しやすさや密閉性を考慮して適宜選択することができる。容器本体2における天板部3と対向する部分、すなわち、容器本体2の底部は開放されている。
天蓋5は、開閉自在となるように容器本体2に取り付けられ、閉状態において、容器本体2の天板部3に設けられた取り出し口4を閉鎖する部材である。天蓋5は、樹脂により一体成形されている。天蓋5は、所定の回転軸を中心に回転自在な取り付け部39を有し、取り付け部39を介して容器本体2に取り付けられている。
ゴム板9は、天蓋5を開方向に付勢する部材である。図3に示すように、ゴム板9の一方の端部63aが天蓋5に取り付けられ、ゴム板9の他方の端部63bは、容器本体2の天板部3に設けられた凹部61に収容されている。より詳細には、ゴム板9は、天蓋5の閉状態においてU字状に折り曲げられており、ゴム板9の端部63bの外面が天板部3の凹部61の底面62に当接している。天蓋5の閉状態においてゴム板9がU字状に弾性変形していることによって反発力が発生するため、天蓋5を開方向に付勢することができる。ゴム板9の材質は、弾性変形可能なものであれば特に限定されないが、例えば、シリコンゴムを利用できる。また、ゴム板9に変えて、金属製や樹脂製の板バネ等を用いても良い。
尚、天蓋5の詳細な構成及びゴム板9の天蓋5への取り付け構造の詳細については後述する。
押しボタン構造体7は、図1に示すように、天蓋5の取り付け部39と対向する位置において、天蓋5の外周縁に沿って設けられている。押しボタン構造体7は、押しボタン部材11と、押しボタン部材11に嵌合するロック部材12とから構成される。押しボタン構造体7は、天蓋5と係合することによって天蓋5を閉状態に保持すると共に、天蓋5を開く際に使用者の指等からの押圧力を受けることによって天蓋5との係合状態を解除する。この押しボタン構造体7の詳細についても後述する。
底蓋6は、容器本体2の底部に着脱自在に取り付けられ、天板部3と対向する開口部を閉鎖する部材である。底蓋6は、樹脂により一体成形されている。底蓋6には、図3に示すように、蛇腹状の断面を有し、押圧力を受けることによって高さが可変の伸縮部58が設けられている。この底蓋6の詳細な構成についても後述する。
<2.天蓋の詳細説明>
以下、図1〜7を併せて参照しながら天蓋を詳細に説明する。
図4は、図1に示した天蓋の裏面図であり、図5は、図4に示したV−Vラインから見た図である。図6は、図4に示したVI−VIラインから見た図であり、図7は、図4に示したVII−VIIラインに沿う断面図である。尚、図6(a)及び図7(a)は、押さえ板が開いた状態を示し、図6(b)及び図7(b)は、押さえ板が閉じた状態を示す。
天蓋5は、樹脂の一体成形品であり、天板部40と、側壁41と、一対のガイド板42a及び42bと、位置決め板44と、押さえ板45と、軸体46と、回転軸48a及び48bとを備える。天蓋5の一部には、回転軸48a及び48bを有する取り付け部39が設けられており、取り付け部39を介して天蓋5が開閉自在に容器本体に取り付けられる。
天板部40は、容器本体2の天板部3に設けられた取り出し口4を覆う部分である。天板部40は、収納容器のデザインに応じた任意の形状に形成される。
側壁41は、天板部40の外周縁から天板部40の裏面側に立ち上がるように形成されている。図5に示すように、側壁41における取り付け部39と対向する部分には、後述する押しボタン構造体7の爪30を挿入するための孔64と、爪19a及び19bを収容するための切り欠き69a及び69bとが設けられている。
ガイド板42a及び42bは、所定の間隔を開けて互いに対向するように天板部40の裏面側に設けられている。ガイド板42a及び42bは、回転軸48a及び48bの軸方向とほぼ直交する方向に延びるように配置されている。ガイド板42a及び42bの内面には、ガイド板42a及び42bフリーの端縁に沿って延びる凸条である、アンダーカットリブ43a及び43bが設けられている。ガイド板42a及び42bは、天板部40と共にゴム板9の収容空間を構成する。
位置決め板44は、ガイド板42a及び42bと天板部40とで構成される収容空間に収容されたゴム板9の位置を規定する部材である。より詳細には、位置決め板44は、ガイド板42a及び42bにおける天板部40の中央側の端部を結ぶラインに沿って、回転軸48a及び48bの軸方向とほぼ平行に延びるように配置されており、天板部40の中央側へのゴム板9の移動を規制する。
押さえ板45は、回転軸48a及び48bの軸方向とほぼ平行な折り曲げ線65で折り曲げ自在となるように、位置決め板44と一体的に形成されている。押さえ板45の端縁部66a及び66bは、他の部分よりも薄く形成され、折り曲げ時にアンダーカットリブ43a及び43bと当接する部分に傾斜が付けられている。これは、ゴム板9の取り付け時に押さえ板45をガイド板42a及び42bの間に嵌め込みやすくするためのものである。
軸体46は、押さえ板45をガイド板42a及び42bの間に嵌め込んだときに天板部40と対向する面から突出するように設けられている。軸体46の長さは、ゴム板9の厚みより大きくなるように設定されている。
更に、ゴム板9の収容空間を構成する天板部40の内面、すなわち、天板部40の裏面のうち、ガイド板42a及び42bで挟まれた部分には、押さえ板45をガイド板42a及び42bの間に嵌め込んだときに軸体46の先端部を収容するための溝68が形成されている。
ここで、天蓋5へのゴム板9の取り付け方法を説明する。
まず、図6(a)及び図7(a)に示すように、ガイド板42a及び42bと天板部40とで構成される収容空間にゴム板9の一方の端部63aを挿入する。このとき、ゴム板9の端面を位置決め板44に当接させることによって、ゴム板9に設けられた孔67が位置決めされる。次に、押さえ板45と天板部40との間にゴム板9を挟み込むように、折り曲げ線65で押さえ板45を折り曲げる。このとき、押さえ板45の折り曲げに伴って、押さえ板45の端縁部66a及び66bが、それぞれアンダーカットリブ43a及び43bに接触する。更に強く押さえ板45を折り曲げると、押さえ板45の端縁部66a及び66bがガイド板42a及び42bを押し広げながらアンダーカットリブ43a及び43bを乗り越え、図6(b)及び図7(b)に示すように、押さえ板45がガイド板42a及び42bの内部に嵌め込まれた状態となる。このとき、押さえ板45に設けられた軸体46が所定位置に位置決めされたゴム板9の孔67を貫通し、ゴム板9の抜け出しが阻止された状態となる。特に、本実施の形態では、軸体46の長さがゴム板9の厚みより大きく、軸体46の先端部が天板部40の内面に設けられた溝68に収容されている。このように構成すれば、軸体46がゴム板9を確実に貫通した状態となるため、ゴム板9の天蓋5への取り付けが安定する。また、本実施の形態では、押さえ板45をガイド板42a及び42bの内部に嵌め込んだときに、軸体46の先端部が溝68の底面にちょうど接触するように、軸体46の長さ及び溝68の深さが設定されており、押さえ板45のがたつきが抑制されている。ただし、軸体46がゴム板9を貫通していれば、軸体46の先端部と溝68の底面との間にわずかな隙間が空いていても良い。
以上説明したように、本実施の形態に係る天蓋5によれば、ゴム板9をガイド板42a及び42bの間に挿入して押さえ板45を嵌め込むという簡単な操作でゴム板9を天蓋5に確実に取り付けることができる。また、蓋部分とゴム板9を取り付けるための取り付け構造とを一体成形することによって、成形用金型や組み立て等に要する製造コストを低減することができる。
<3.押しボタン構造体の詳細説明>
以下、図1〜3及び8〜17を併せて参照しながら押しボタン構造体を詳細に説明する。
まず、押しボタン構造体7を構成する押しボタン部材11について説明する。
図8は、図1に示した押しボタン部材の正面図であり、図9は、図8に示したIX−IXラインから見た図であり、図10は、図8に示したX−Xラインに沿う断面図である。
押しボタン部材11は、樹脂の一体成形品であり、平板部13と、回転軸14a及び14bと、割軸15と、ガイド板17a及び17bと、爪19a及び19bとを備える。
平板部13は、押しボタン部材11の天面を構成し、天蓋5を開く際に使用者によって押下される部分である。
回転軸14a及び14bは、平板部13の両側面にそれぞれ設けられ、押しボタン部材11を容器本体2に取り付けた際に、押しボタン部材11の回転中心を構成する。
割軸15は、平板部13の裏面から略垂直に延びる部材であり、その先端部の外面にアンダーカット16を有する。
ガイド板17a及び17bは、平板部13の裏面に設けられ、所定間隔を開けて互いに対向するように、かつ、回転軸14a及び14bの軸方向と直交する方向に延びるように配置されている。ガイド板17a及び17bの内面には、フリーの端縁に沿って延びる凸条である、アンダーカットリブ18a及び18bが設けられている。
爪19a及び19bは、押しボタン部材11が押下されたときに、天蓋5を押し上げるためのものである。爪19a及び19bは、天蓋5を閉じた状態においては、図5に示した切り欠き69a及び69bに収容される。
次に、押しボタン構造体7を構成するロック部材12について説明する。
図11は、図1に示したロック部材の正面図であり、図12は、図11に示したXII−XIIラインから見た図であり、図13は、図11に示したXIII−XIIIラインに沿う断面図である。
ロック部材12は、樹脂の一体成形品であり、平板部25と、取手部26と、弾性部27と、爪30と、脚部31とを備える。
平板部25は、押しボタン部材11に係合する部分である。平板部25の中央には、長孔28が形成されている。長孔28は、2つの円を部分的に重ね合わせた形状を有し、長手方向における中央にくびれた部分が設けられている。長孔28には、押しボタン部材11の割軸15が挿入され、割軸15、すなわち、押しボタン部材11の可動範囲を規定する。
取手部26は、平板部25に対してほぼ直交するように、平板部25に接続されている。取手部26は、ロック部材12をスライドさせる際の持ち手となる部分である。
弾性部27は、押圧力を受けて弾性変形することにより弾性力を発揮し、押しボタン部材11に対して押圧力に反発する方向の付勢力を付与する部分である。より詳細には、弾性部27は、平板部25の裏面に接続され、平板部25とほぼ直交する方向に延びる壁部32と、両端部が壁部32に接続され、平板部25とほぼ平行に延びる弓形部33とを有する。図11に示すように、壁部32の端縁部分には切り欠き34a及び34bが形成されている。また、図12に示すように、弓形部33は、ほぼ弓形の曲線形状を有する。弓形部33の中央部は、長孔28を構成する取手部26側の部分円の中心と重なる位置に配置されている。
爪30は、平板部25の端縁から、取手部26の反対側に突出するように形成されている。爪30は、天蓋5を閉じた状態において、図5に示した天蓋5の孔64に挿入されて天蓋5を閉状態に保持するためのものである。
脚部31は、弓形部33の中央部に接続され、平板部25とほぼ直交する方向に延びている。脚部31は、押しボタン構造体7を容器本体2に取り付けた状態において、容器本体2に当接する。
図1〜3に示すように、押しボタン部材11は、天蓋5の取り付け部39と対向する位置に、天蓋5の外周縁に沿って取り付けられている。押しボタン部材11は、回転軸14a及び14bを中心として、平板部13が容器本体の天板部とほぼ平行な第1の回転位置から、平板部13の天蓋5に沿う部分が第1の回転位置にあるときより所定高さまで浮き上がった第2の回転位置まで回転自在である。この押しボタン部材11の動作の詳細については後述する。
図14は、図1に示した押しボタン構造体の平面図であり、図15は、図1に示した押しボタン構造体の裏面図である。より詳細には、図14(a)及び図15(a)は、ロック部材が第1の位置にある状態を示し、図14(b)及び図15(b)は、ロック部材が第2の状態にある状態を示す。また、図16は、図15に示したXVI−XVIラインから見た図である。
押しボタン構造体7は、上述した押しボタン部材11の裏面側からロック部材12を嵌め込むことによって構成される。より詳細には、図15に示すように、押しボタン部材11の割軸15に長孔28を貫通させると共に、図16に示すように、ロック部材12の平板部25を、押しボタン部材11のガイド板17a及び17bに設けられたアンダーカットリブ18a及び18bを乗り越えて、アンダーカットリブ18a及び18bと平板部13との間に嵌め込むことによって、押しボタン構造体7が組み立てられる。
ロック部材12は、押しボタン部材11に嵌合すると、押しボタン部材11のガイド板17a及び17bによってガイドされて、押しボタン部材11の回転軸14a及び14bの軸方向と直交する方向にスライド自在となる。また、ロック部材12のスライド範囲は、長孔28の端部29a及び29bの位置によって規定される。図15(a)に示すように、割軸15が長孔28の取手部26側の端部29aに当接するときに、ロック部材12が第1の位置に配置される。一方、図15(b)に示すように、割軸15が長孔28の爪30側の端部29bに当接するときに、ロック部材が第2の位置に配置される。すなわち、ロック部材12は、第1の位置と第2の位置との間でスライド自在である。また、ロック部材12が第1の位置にあるときには、図15(a)に示すように、割軸15と、ロック部材12の中央部と、脚部31とが、ほぼ同軸上に整列する。
上述したように、ロック部材12に設けられた長孔28は、長手方向の中央部がくびれるように形成されている。ロック部材12が第1の位置と第2の位置との間をスライドする過程では、割軸15が幅を狭めながら長孔28のくびれ部分を通過する。長孔28のくびれ部分は、割軸15が通過する際の抵抗となるので、第1の位置と第2の位置との間でロック部材12をスライドさせたときに程良いクリック感を与えることができ、また、ロック部材12が自然にスライドすることを防止できる。
図17は、図16に示したXVII−XVIIラインに沿う断面図であって、押しボタン構造体7の使用状態を示す図である。図17(a)は、ロック部材12が第1の位置にあり、かつ、押しボタン部材11が第1の回転位置にある状態を示す。図17(b)は、ロック部材12が第2の位置にあり、かつ、押しボタン部材11が第1の回転位置にある状態を示す。図17(c)は、ロック部材12が第2の位置にあり、かつ、押しボタン部材が第2の回転位置にある状態を示す。尚、図17においては、押しボタン部材11の回転軸の位置を黒丸で示している。
図17(a)に示すように、天蓋5が閉状態で、かつ、ロック部材12が天蓋5側に押し込まれた第1の位置にあるときには、ロック部材12の爪30が、天蓋5の側壁41に設けられた孔64を貫通することによって、天蓋5を閉状態に保持する。また、上述したように、ロック部材12が第1の位置にあるときには、割軸15と、弾性部27の弓形部33と、脚部31とがほぼ同軸上に整列している。また、割軸15の下端が、弓形部33の上面にほぼ接触すると共に、脚部31の下端が容器本体2の凹部20の底面にほぼ接触している。このため、ロック部材12によって、押しボタン部材11の回転が阻止されている。
次に、図17(b)に示すように、第1の位置より天蓋5から離れた第2の位置までロック部材12をスライドさせると、爪30は、天蓋5の外方側に後退し、爪30の先端部が僅かに天蓋5の孔64に挿入された状態となる。この状態では、天蓋5の孔64が爪30の先端部に引っ掛かっているため、天蓋5の閉状態は維持されている。一方、ロック部材12を第2の位置にスライドさせることによって割軸15と弓形部33との位置関係が変化し、図15(b)に示したように、割軸15が弓形部33と壁部32とで構成される開口部に対応する位置に配置される。この割軸15は、弓形部33と壁部32とで構成される開口部に進入可能な大きさである。割軸15の下方には接触している部材がなく、押しボタン構造体7の押下時に割軸15の先端部が弓形部33と壁部32とで構成される開口部内に逃げることができるため、押しボタン部材11が回転可能となる。このように、ロック部材12が第2の位置にスライドすると、押しボタン部材11の回転阻止状態が解除される。
ロック部材12を第2の位置にスライドさせてロック状態を解除した後、押しボタン部材11の平板部13またはロック部材12の取手部26を押下して押圧力を加えると、弾性部27を弾性変形させながら、押しボタン部材11が回転軸を中心として、図17における反時計回り方向に回転する。押しボタン部材11が第1の回転位置から第2の回転位置へと向かって回転するのに伴って、押しボタン部材11の爪19a及び19bと、ロック部材12の爪30とが天蓋5を持ち上げる。
そして、図17(c)に示すように、ロック部材12の爪30が天蓋5の孔64から抜け出した時点で、ロック部材12と天蓋5との係合が解除される。ロック部材12と天蓋5との係合が解除されると、ゴム板9による付勢力に従って、天蓋5が開方向へ移動し、天蓋5が開状態となる。また、使用者が指を離すなどして、押しボタン構造体7に加えられていた押圧力がなくなると、押しボタン部材11は、ロック部材12の弾性部27が弾性変形することによって生じた反発力によって、回転軸を中心として図17における時計回り方向に回転し、第1の回転位置に復帰する。
尚、開いた天蓋5を閉じる際は、ロック部材12が第2の位置にあり、かつ、押しボタン部材11が第1の回転位置にある状態で、天蓋5を押さえ付けると、押しボタン部材11より僅かに突出した爪30の先端部が、天蓋5の側壁41を乗り越えて孔64に再度挿入される。その後、ロック部材12を第1の位置にスライドさせることによって、押しボタン部材11がロック状態となり、天蓋5の閉状態が維持される。
以上説明したように、本実施の形態に係る押しボタン構造体7によれば、ロック部材12が、押しボタン部材11に付勢力を付与する機能と、押しボタン部材11の回転をロックする機能とを兼ね備えるため、シンプルな構造で天蓋5を容易に開閉できる収納容器を実現できる。
尚、図17(a)及び図17(b)に示した容器本体2の凹部70の寸法を調節し、ロック部材12のスライド時に、割軸15が長孔28の端部に当接する前に、脚部31が凹部70の内壁に当接するようにしても良い。図12に示したように、弾性部27は、両端部が壁部32に接続される弓形部33を有しており、開口部を有する枠状の部材である。したがって、弾性部27は、ロック部材12の平板部25を押し下げる方向の押圧力に対して弾性変形が可能であるのに加えて、平板部25と平行な方向の押圧力に対しても弾性変形が可能である。したがって、脚部31が凹部70の内壁に当接して、平板部25と平行な方向の押圧力が加わると、弾性部27を構成する弓形部33がロック部材12のスライド方向に弾性変形することによって、スライド時の衝撃を吸収することができる。上述したように、ロック部材12のスライド範囲は、長孔28の端部の位置によって決定されているが、このようにスライド時の衝撃を吸収できるように凹部70の寸法を調整すれば、スライド時の当たりの強さやクリック音を穏やかにすることができる。
尚、本実施形態では、ロック部材12に弾性部27を設けて押しボタン部材11を付勢しているが、弾性部27をなくして、ロック部材12に天蓋5のロック機能のみを持たせても良い。このとき、押しボタン部材11は、重力に従って自然に第1の回転位置に復帰するように構成しても良い。また、ロック部材12を第2の位置に移動させた時に、爪30が完全に天蓋5の孔64から抜け出すようにし、ロック部材12のスライドによるロック解除に伴って天蓋5が開くように構成しても良い。
<4.底蓋の詳細説明>
以下、図1〜3及び18〜20を併せて参照しながら底蓋を詳細に説明する。
図18は、図1に示した底蓋の平面図であり、図19は、図18に示したXIX−XIXラインに沿う断面図である。尚、図19(a)は、伸縮部の第1の状態を示し、図19(b)は、伸縮部の第2の状態を示す。
底蓋6は、平板部55と、伸縮部58と、嵌合部56と、持ち手57とを備える。底蓋6は、手で加えた押圧力で変形可能な軟質の樹脂により一体成形されている。底蓋6の材料としては、例えば、低密度ポリエチレンを使用することができる。
平板部55は、伸縮部58の周囲に設けられる平坦状の部分である。
伸縮部58は、平板部55のほぼ中央に設けられ、容器本体2の内方へと第1の高さまで突出した第1の状態から、平板部55から容器本体2の内方へと第1の高さより高い第2の高さまで突出した第2の状態へと変形可能に構成されている。より詳細には、伸縮部58は、ほぼ円形の底面部50と、第1の周壁部51と、第2の周壁部52と、第3の周壁部53と、第4の周壁部54とから構成されている。
底面部50は、容器本体2の外方(図19における下方)へと突出した局面形状を有している。この底面部50は、伸縮部58を第1の状態から第2の状態へと変形させる際に指等で押圧するための部分である。
第1の周壁部51は、底面部50の外周縁に接続され、容器本体2の内方へと立ち上がるように形成されている。
第2の周壁部52は、第1の周壁部51を取り囲むように形成されている。第2の周壁部52は、第1の周壁部51における容器本体2の内方側の周縁部に屈曲部を介して接続されている。
第3の周壁部53は、伸縮部58の第1の状態において、第2の周壁部52を取り囲むように形成されている。第3の周壁部53は、第2の周壁部52における容器本体2の外方側の周縁部に屈曲部を介して接続されている。また、第3の周壁部53は、その外径及び内径が容器本体2の内方側から外方側に向かって狭まり、かつ、容器本体2の外方側に向けて膨らんだ曲面形状を有する。
第4の周壁部54は、伸縮部58の第1の状態において、第3の周壁部53を取り囲むように形成されている。第4の周壁部54は、第3の周壁部53における容器本体2の内方側の周縁部に屈曲部を介して接続されると共に、平板部55に接続されている。
嵌合部56は、平板部55の周囲を取り囲むように形成されている。嵌合部56は、図3に示したように、容器本体2の底部の周縁部を嵌め込むことができるように、ほぼC字状の断面形状を有する。容器本体2の底部の周縁部と嵌合部56とを嵌め込みによって結合させることによって、底蓋6を容器本体2に着脱自在に取り付けることができる。
持ち手57は、嵌合部56の一部から外側に突出するように形成されている。この持ち手57は、容器本体2にシート材のリフィルを詰め替えるために底蓋6を取り外す際に、底蓋6を掴みやすくするためのものである。
ここで、上記のように構成された伸縮部58を第1の状態と第2の状態との間で変形させる方法を説明する。尚、伸縮部58を第1の状態から第2の状態へと変形させる場合は、底蓋6を容器本体2に取り付けた状態で行っても良いし、底蓋6を容器本体2から取り外した状態で行っても良い。伸縮部58を第2の状態から第1の状態へと変形させる場合は、底蓋6を容器本体2から取り外した状態で行う。
まず、伸縮部58を図19(a)に示す第1の状態から図19(b)に示す第2の状態に変形させる場合、底蓋6または容器本体2の周囲を保持しつつ、伸縮部58の中央に位置する底面部50の外面に対して、指等で図19(a)に図示した矢印の方向に押圧力を加える。底面部50に加えられた押圧力によって、底面部50と、第1の周壁部51と、第2の周壁部52と、第3の周壁部53とが、容器本体2の内方側に押し上げられ、図19(b)に示すように、第2の周壁部52及び第3の周壁部53の接続部と、第3の周壁部53及び第4の周壁部54の接続部とをそれぞれ支点として、第3の周壁部53が反転した状態となる。言い換えれば、第2の周壁部52及び第3の周壁部53の接続部が、容器本体2の内方側へと持ち上げられた状態となる。このように、底面部50を容器本体2の内方側へ押し上げることによって、図19(b)に示すように、伸縮部58を伸張させ、第2の高さまで突出した第2の状態に変形させることができる。変形後にあっては、伸縮部58は、自然に第1の状態に復帰せず、第2の状態に維持される。
尚、伸縮部58が第2の状態に変形した際に、第3の周壁部53と第4の周壁部54との接続部が環状の平坦面59を構成されるように、第3の周壁部53及び第4の周壁部54を接続する屈曲部の上面形状が設定されている。第2の状態において、第3の周壁部53と第4の周壁部54との接続部が環状の平坦面59が生じることによって、伸縮部58の伸縮を繰り返し行った場合でも、当該箇所にクラックが生じることを抑制できる。効果的にクラックを抑制できるように、第2の状態で構成される環状の平坦面59の幅は、1.0mm以上であることが好ましい。
次に、伸縮部58を図19(b)に示す第1の状態から図19(a)に示す第2の状態に変形させる場合、底蓋6の外面を保持しつつ、第1の周壁部51と第2の周壁部52との接続部に対して、手等で図19(b)に図示した矢印の方向に押圧力を加える。第1の周壁部51及び第2の周壁部52に加えられた押圧力によって、底面部50と、第1の周壁部51と、第2の周壁部52と、第3の周壁部53とが押し下げられ、図19(a)に示すように、第2の周壁部52及び第3の周壁部53の接続部と、第3の周壁部53及び第4の周壁部54の接続部とをそれぞれ支点として、第3の周壁部53が再度反転した状態となる。このように、第1の周壁部51と第2の周壁部52との接続部を押し下げることによって、図19(b)に示すように、伸縮部58を収縮させ、第1の高さまで突出した第1の状態に復帰させることができる。また、第3の周壁部53が、上述したような容器本体2の外側に向けて膨らむ曲面形状を有していることによって、第1の状態において第3の伸縮部53に皺等が寄らず、見た目がすっきりした状態となる。
ここで、伸縮部58の変形を容易にするために、第3の周壁部53は、底面部50及び第1の周壁部51より薄く形成することが好ましい。一例として、底面部50及び第1の周壁部51の厚みは、0.7〜1.0mmであり、第3の周壁部53の厚みは、0.5〜0.8mmである。第2の周壁部52及び第4の周壁部54の厚みは、それぞれの形状を保持できれば、特に限定されない。
図20は、実施の形態に係る収納容器の使用状態を示す断面図であって、図20は、図3に対応する断面を示した図である。
容器本体2に収容されたシート材が消費されて残り枚数が少なくなると、指を容器本体2の奥深くまで挿入してシート材を掴むことが必要となる場合があり、シート材を取り出しにくくなるという問題がある。本実施の形態に係る収納容器1によれば、底蓋6に設けられた伸縮部58を第2の状態に伸張させることによって、図20に示すように、底上げすることができる。また、容器本体2内のシート材を使い切った場合は、再度伸縮部58を第1の状態に収縮させることによって、枚数の多い新しいパッケージ8を補充することができる。
したがって、本発明によれば、残り枚数が少なくなった場合でもシート材を取り出しやすい収納容器1を実現できる。
また、底面部50の外面が、容器本体2の外方側に凸の曲面であることによって、伸縮部58を変形させる際に押しやすくなり、使い勝手が良い。
尚、本実施の形態に係る底蓋6において、第1の周壁部51と第2の周壁部52との間に、両者を架け渡す複数のリブを更に設けても良い。この場合、第1の周壁部51及び第2の周壁部52の剛性が向上するので、伸縮部58の伸縮時における第1の周壁部51及び第2の周壁部52の変形を抑制することができる。
また、本実施の形態では、伸縮部58を構成する底面部50をほぼ円形とし、第1の周壁部51と、第2の周壁部52と、第3の周壁部53と、第4の周壁部54を底面部50と同心円状としたが、底面部50及びこれを取り囲む周壁部の形状は同心円以外であっても良い。
本発明は、シート材、特に、ウェットティッシュ等の湿潤したシート材を密閉状態に収容する樹脂製の収納容器に利用できる。
1 収納容器
2 容器本体
3 天板部
4 取り出し口
5 天蓋
6 底蓋
7 押しボタン構造体
9 ゴム板
11 押しボタン部材
12 ロック部材
25 平板部
27 弾性部
28 長孔
29 端部
30 爪
31 脚部
39 取り付け部
40 天板部
41 側壁
42 ガイド板
43 アンダーカットリブ
44 位置決め板
45 押さえ板
46 軸体
47 溝
50 底面部
51 第1の周壁部
52 第2の周壁部
52 第3の周壁部
54 第4の周壁部
55 平板部
58 伸縮部
59 平坦面
63 端部
64 孔
65 折り曲げ線
67 孔
68 溝
70 凹部

Claims (4)

  1. シート材を収容するための収納容器であって、
    前記シート材を取り出すための取り出し口が設けられた天板部を有する容器本体と、
    第1の回転軸を中心として回転自在な取り付け部と、前記取り付け部と対向する位置に孔が設けられた側壁部とを有し、前記取り付け部を介して開閉自在となるように前記容器本体に取り付けられる天蓋と、
    前記天蓋を開方向に付勢する付勢部材と、
    前記天蓋の前記孔と対向する位置に設けられ、前記天蓋と係合して前記天蓋を閉状態に保持し、押圧力を受けることによって前記天蓋との係合状態を解除する押しボタン構造体とを備え、
    前記押しボタン構造体は、
    前記天蓋の外周縁に沿って前記容器本体に取り付けられる押しボタン部材と、
    前記天蓋側に押し込まれた第1の位置と、前記第1の位置より前記天蓋から離れた第2の位置との間でスライド自在となるように前記押しボタン部材に取り付けられ、前記天蓋側に突出する爪を有するロック部材とを含み、
    前記ロック部材が前記第1の位置にあるときには、前記爪が前記天蓋の前記孔を貫通することによって前記天蓋を閉状態に保持し、
    前記押しボタン部材は、平板部を有し、前記第1の回転軸とほぼ平行な第2の回転軸を中心として、前記平板部が前記容器本体の前記天板部とほぼ平行な第1の回転位置から、前記平板部における前記天蓋側の端縁が前記第1の回転位置より浮き上がった第2の回転位置まで回転自在となるように、前記容器本体に取り付けられ、
    前記ロック部材は、前記押しボタン部材が前記第1の回転位置と前記第2の回転位置との間にあるときに前記押しボタン部材を前記第1の回転位置へと付勢する弾性部を含み、
    前記ロック部材が前記第1の位置にあるときには、前記爪が前記天蓋の前記孔を貫通すると共に、前記押しボタン部材の前記第2の回転位置への回転が阻止され、前記ロック部材が前記第2の位置にあるときには、前記爪が前記天蓋の外方側に後退すると共に、前記押しボタン部材の前記第2の回転位置への回転阻止状態が解除され、
    前記ロック部材が前記第2の位置にあるときに、前記爪の先端部が前記天蓋の前記孔に挿入されており、
    前記押しボタン部材の前記第1の回転位置から前記第2の回転位置への回転に伴って、前記爪が前記天蓋の前記孔から抜け出すことによって、前記蓋材と前記ロック部材との係合状態が解除される、収納容器。
  2. 前記押しボタン部材は、先端部にアンダーカットが設けられ、前記平板部の裏面側へと突出する割軸を有し、
    前記ロック部材は、前記割軸が嵌め込まれる長孔を有し、前記割軸が前記長孔の一方端部に当接するときに前記第1の位置に配置され、前記割軸が前記長孔の他方端部に当接するときに前記第2の位置に配置される、請求項1に記載の収納容器。
  3. 前記ロック部材は、前記弾性部に接続され、かつ、前記容器本体に設けられた凹部に収容される脚部を更に有する、請求項に記載の収納容器。
  4. 前記ロック部材のスライド時に前記脚部が前記容器本体の前記凹部の内壁部に当接するように、前記凹部の内寸が設定されており、
    前記弾性部は、更に、前記脚部が前記凹部の内壁部に当接した際に前記ロック部材のスライド方向に弾性変形する、請求項に記載の収納容器。
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