JP5166088B2 - 家庭用薄紙収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、家庭用薄紙を収納する家庭用薄紙収納容器に関する。
従来、家屋の床やトイレ、または人体などを拭くためのウェットシートやウェットティッシュなどの家庭用薄紙を収納する密閉容器がある。
その密閉容器における所定の係合部を指先などで操作して、容器本体と蓋部との係合を解除することに伴い、その蓋部がゴムやバネなどの弾性部材によって押し上げられて、家庭用薄紙を取り出すための開口部が現れる家庭用薄紙収納容器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−112457号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、ユーザが係合解除部材と挟持部とを挟持することによって、その係合解除部材が係止部と係合部の係合を解除して、容器の蓋部が開くようになっているが、係合解除部材や挟持部をつまむ部分が小さいために、それらを挟持し損なってしまい、蓋部を開け損なうことがあるという問題があった。
一方で、係合解除部材や挟持部をつまみ易くするために、単に大きくしてしまうと、係合解除部材や挟持部が容器から出っ張る部分が大きくなってしまい、容器の製造ラインで邪魔になったり破損しやすくなったりすることがある。また、出荷時などに梱包する際や店舗の商品棚に陳列する際にデッドスペースが生じ易くなったり、その係合解除部材や挟持部を破損し難くする包装をしなければならなかったりする問題があった。
本発明の目的は、容器の蓋を開け易い家庭用薄紙収納容器を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
上部に開口部が設けられ、家庭用薄紙を内部に収納する容器本体と、
前記容器本体の後面側に回動可能に軸支され、前記開口部を開閉自在とする蓋部と、を備える家庭用薄紙収納容器であって、
前記容器本体は、前記蓋部が軸支された後面側と対向する前面側に、前記蓋部が有する係止部と係合する係合部を有し、
前記容器本体と前記蓋部のいずれか一方には、前記係止部と前記係合部の係合を解除するための係合解除部材と挟持部とが対向して備えられ、前記係合解除部材と前記挟持部を挟持することによって、前記係合解除部材が前記係止部と前記係合部の係合を解除するようになっており、
前記挟持部は、前記係合解除部材と対向する面と反対の面側に折られた状態から、当該家庭用薄紙収納容器から離間する方向に折られた部分を戻すことで挟持可能部分を拡大する第一操作部を有し、
前記係合解除部材は、前記挟持部と対向する面と反対の面側に折られた状態から、当該家庭用薄紙収納容器から離間する方向に折られた部分を戻すことで挟持可能部分を拡大する第二操作部を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の家庭用薄紙収納容器において、
前記容器本体と前記蓋部のいずれか一方に、前記容器本体と前記蓋部を離間させる方向に付勢する弾性部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、挟持部は、係合解除部材と対向する面と反対の面側に折られた状態から、家庭用薄紙収納容器から離間する方向に折られた部分を戻すことで挟持可能部分を拡大する第一操作部を有し、係合解除部材は、挟持部と対向する面と反対の面側に折られた状態から、家庭用薄紙収納容器から離間する方向に折られた部分を戻すことで挟持可能部分を拡大する第二操作部を有しているので、その操作部によって挟持可能部分が拡大された係合解除部材挟持部をユーザが摘み易くなるため、より確実に係合解除部材と挟持部を挟持することが可能になる。
そして、ユーザが係合解除部材と挟持部を挟持して、係合解除部材が係止部と係合部の係合を解除することによって、容易に容器の蓋部を開けることが可能になる。
以下、図面を参照して、本発明に係る家庭用薄紙収納容器の実施形態について詳細に説明する。
図1は家庭用薄紙収納容器100が開けられた状態を示す前方斜視図であり、図2は家庭用薄紙収納容器100が開けられた状態を示す後方斜視図である。また、図3は家庭用薄紙収納容器100が閉じられた状態を示す前方斜視図であり、図4は家庭用薄紙収納容器100が閉じられた状態を示す後方斜視図である。
図5(a)は、家庭用薄紙収納容器100の容器本体10から蓋部20を取り外した分解斜視図であり、図5(b)は、取り外された蓋部20の裏側(内面側)を示す斜視図である。
図6は、図1のVI−VI線における断面図であり、内部に複数の家庭用薄紙Pが収納されている状態を示している。
家庭用薄紙収納容器100は、図1から図6に示すように、上部に開口部10cが設けられ、前後方向に積層された複数の家庭用薄紙Pを収納するための容器本体10と、容器本体10の後面部10a側に回動可能に備えられ、開口部10cを開閉自在とする蓋部20と、蓋部20に備えられ、容器本体10と蓋部20を離間させる方向に付勢する弾性部材であるねじりコイルばね30と、を備えている。
そして、家庭用薄紙収納容器100は、容器本体10に対し蓋部20が閉じられた状態で、内部にウェットシートやウェットティッシュなどの家庭用薄紙Pを収容する筐体状の容器である。
なお、容器本体10と蓋部20は、PP(ポリプロピレン)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PE(ポリエチレン)、PPとPEの混合体などの樹脂が、ブロー成形、射出成形(コールドランナー、ホットランナー)など一般的な製造方法によって成形される。
容器本体10の後面部10aの開口部10c近傍には、容器ヒンジ部11が形成されており、蓋部20の後面側には、蓋ヒンジ部21が形成されている。
この容器ヒンジ部11の軸穴11aに蓋ヒンジ部21の軸突起21aを係入して、容器ヒンジ部11と蓋ヒンジ部21とを取り付けることによって、容器ヒンジ部11と蓋ヒンジ部21とが連結されてなるヒンジ機構部33が構成される。そして、このヒンジ機構部33を介して、蓋部20が容器本体10に対して回動可能に軸支されている。
また、蓋ヒンジ部21には筒部22が備えられており、その筒部22の内側にねじりコイルばね30が装着されている。このねじりコイルばね30が蓋部20を容器本体10から離間させる方向に付勢することで、蓋部20がヒンジ機構部33を軸心に回動するように押し上げられて開口部10cが開くようになっている。
容器本体10の前面部10b側の開口部10c近傍には、係合部13(図7参照)が形成されており、蓋部20の前面側には、係止部23が形成されている。
そして、蓋部20の前面側が容器本体10の前面部10bに接触された際に、係合部13が係止部23と係合することにより、蓋部20が容器本体10側に保持されるように、開口部10cを閉じるようになっている。
また、容器本体10の前面部10bの外面側であって開口部10c近傍には、前方に突出する挟持部12が備えられており、挟持部12には、係合解除部材14がその配置を変更可能に軸支されて配設されている。
挟持部12は、図7(a)に示すように、前面部10bの外面から前方に略水平方向に延出するとともに、その先端部側が下方に略垂直方向に屈曲した後、再度前方略水平方向に屈曲する形状を有している。そのため、挟持部12の下面側には凹部(くびれ部分)12aが形成されることとなり、係合解除部材14と挟持部12を挟持する際に、指が挟持部12の凹部12aに引っ掛かりやすくなるので、より確実に容器本体10を固定するように保持することが可能になる。
更に、挟持部12は、図7(a)(b)に示すように、家庭用薄紙収納容器100から離間する方向に折り返すことで挟持可能部分を拡大する第一操作部12sを有している。そのため、係合解除部材14と挟持部12を挟持する際に、挟持部12をつまみ易くなるので、より確実に係合解除部材14と挟持部12を挟持することが可能になる。
係合解除部材14は、図7(a)に示すように、軸部14cと、容器の前方に延出する一端部14aと、蓋部20の押上突起24に当接可能な他端部14bとを有している。
更に、係合解除部材14は、図7(a)(b)に示すように、家庭用薄紙収納容器100から離間する方向に折り返すことで挟持可能部分を拡大する第二操作部14sを有している。そのため、係合解除部材14と挟持部12を挟持する際に、係合解除部材14をつまみ易くなるので、より確実に係合解除部材14と挟持部12を挟持することが可能になる。
なお、図8(b)に示すように、挟持部12と第一操作部12sとは、薄肉折目部12Lで接合されており、第一操作部12sを挟持部12側に折り返して、連結凹部12nに連結凸部12mを嵌め込むことで、挟持部12に第一操作部12sが固定され、挟持操作する挟持可能部分を拡大するようになっている(図7(b)参照)。
また、図8(a)に示すように、係合解除部材14における一端部14aと第二操作部14sとは、薄肉折目部14Lで接合されており、第二操作部14sを一端部14a側に折り返して、連結凹部14nに連結凸部14mを嵌め込むことで、一端部14aに第二操作部14sが固定され、挟持操作する挟持可能部分を拡大するようになっている(図7(b)参照)。
そして、図7(b)(c)に示すように、係合解除部材14と挟持部12とを挟持すると、係合解除部材14の一端部14aが挟持部12に近接する方向に揺動する。このように係合解除部材14を揺動させるようにその配置を変更させると、係合解除部材14の他端部14bが蓋部20の押上突起24を押し上げて、係止部23と係合部13の係合が解除されるようになっている。
つまり、係合解除部材14と挟持部12を挟持し、係合解除部材14を揺動させることにより、係止部23と係合部13の係合を解除すると、ねじりコイルばね30の付勢力によって、蓋部20が押し上げられて開くようになっている。
このように、家庭用薄紙収納容器100の蓋部20を開ける場合には、係合解除部材14を揺動させるように、係合解除部材14と挟持部12を挟持すればよい。
特に、挟持部12は、第一操作部12sを折り返して固定したことによって、挟持操作する挟持可能部分を拡大しており、同様に、係合解除部材14は、一端部14aに第二操作部14sを折り返して固定したことによって、挟持操作する挟持可能部分を拡大しているので、係合解除部材14と挟持部12を挟持し易くなっており、蓋部20を開け易くなっている。
そして、係止部23と係合部13の係合を解除するために、係合解除部材14の一端部14aを挟持部12に近接させるように押し下げる勢い(力)が強い場合であっても、挟持部12や係合解除部材14がユーザによって挟持されて保持されているので、その容器が動いてしまったり、倒れてしまったりするようなトラブルを防ぐことができる。
また、係止部23と係合部13の係合が解除されて、ねじりコイルばね30の付勢力によって、蓋部20が押し上げられて開く際に、挟持部12や係合解除部材14がユーザによって挟持されて保持されているので、押し上げられた蓋部20の反動が大きい場合であっても、その容器が動いてしまったり、倒れてしまったりするようなトラブルを防ぐことができる。
また、図6に示すように、容器本体10の底部10dは、容器本体10の前面部10b側から後面部10a側に向かって下方に傾斜しており、その底部10dには、左右方向に延在する複数の突部10eが形成されている。
底部10dの傾斜角度は、10°〜20°程度が好ましい。
また、突部10eは、1〜4mm程度の高さを有する突状体であり、前後方向に5〜15mmの間隔で形成されている。
また、容器本体10は、その前面部10b側の高さが後面部10a側の高さより低く形成されている。
このように、容器本体10の底部10dが、容器本体10の前面部10b側から後面部10a側に向かって下方に傾斜しているため、容器本体10に収納した家庭用薄紙Pの束が後面部10aに寄り掛かるように斜めに収容しやすくなる。
家庭用薄紙Pの束が後面部10aに寄り掛かるように斜めに収容されると、複数の家庭用薄紙Pにおいて隣接する家庭用薄紙Pの上端部の高さ位置がそれぞれ異なるように収納されるので、それぞれの家庭用薄紙Pの端部を視認しやすく、掴みやすい。
また、家庭用薄紙Pの束が後面部10aに寄り掛かるように斜めに収容されていると、蓋部20が上方に開口した際に、容器内の前面側に空間が形成されるので、容器内に手や指を入れやすく、家庭用薄紙Pを取り出しやすい。特に、容器本体10における前面部10b側の高さが後面部10a側の高さより低く形成されているので、容器本体10と蓋部20の間をより広くすることができ、家庭用薄紙Pがより取り出しやすくなる。
また、容器本体10内で家庭用薄紙Pの束が前面部10b側に前傾し寄り掛かってしまうと、蓋部20を閉める際に、容器本体10と蓋部20の間に家庭用薄紙Pが挟まってしまい、蓋部20が閉めにくいトラブルが発生することがあるが、本発明の家庭用薄紙収納容器100においては、家庭用薄紙Pは後傾しているのでそのようなトラブルを防ぐことができる。
また、底部10dに形成されている複数の突部10eに、容器本体10に収納した家庭用薄紙Pの下端部が当接し引っ掛かることによって、家庭用薄紙Pが底部10dの傾斜に沿ってずれ難くなるので、容器本体10内に収納される家庭用薄紙Pの姿勢をより安定させることができる。
また、図6、図7、図9に示すように、容器本体10の開口部10cの周縁部4には、容器本体10に対し蓋部20が閉じられた際に、蓋部20の周縁部3が嵌入する溝部5が形成されている。
そして、容器本体10の周縁部4の溝部5に、蓋部20の周縁部3が嵌入した際に、蓋部20の周縁部3における当該容器の内側と、容器本体10の周縁部4との間をその周縁部全周に亘って密着させる第1環状突部1が、容器本体10の溝部5の内面に形成されている。また、蓋部20の周縁部3における当該容器の外側と、容器本体10の周縁部4との間をその周縁部全周に亘って密着させる第2環状突部2が、容器本体10の溝部5の内面に形成されている。
第1環状突部1の高さは0.5mmに形成され、第2環状突部2の高さは0.7mmに形成されており、それぞれ異なる高さを有している。なお、第1環状突部1と第2環状突部2の高さは同じであってもよい。
また、図9、図10に示すように、溝部5において第2環状突部2が形成されている面には、上下方向に延在し、蓋部20の周縁部3を溝部5内に案内する複数の部分リブ6が、所定間隔をあけて形成されている。
このように、容器本体10の開口部10cを閉めるように蓋部20で蓋をし、蓋部20の周縁部3が溝部5に嵌入した際に、周縁部3における当該容器の内側で第1環状突部1が容器本体10と蓋部20の間を密封し、周縁部3における当該容器の外側で第2環状突部2が容器本体10と蓋部20の間を密封することができるので、家庭用薄紙収納容器100の密閉性を向上させることができる。
また、第1環状突部1と第2環状突部2とは、容器本体10の周縁部4の溝部5に蓋部20の周縁部3が嵌入した際に、その蓋部20を挟んで対向する位置が互いにずれており、第1環状突部1の方が第2環状突部2より開口部10cの端部側(図中、上側)に位置している。そのずれ量は、0.5mm〜1mm程度である。
このように、第1環状突部1と第2環状突部2とが蓋部20を挟んで対向する位置が互いにずれていることによって、蓋部20の周縁部3に第1環状突部1と第2環状突部2が当接する際に作用する力や歪を分散させることができるので、蓋部20の周縁部3を溝部5に嵌入しやすい。
また、図10に示すように、第1環状突部1と第2環状突部2の容器本体10における配置は、当該容器の前面部10b側より後面部10a側の方が、容器本体10の周縁部4の端部からの距離が長い下方に位置している。なお、第1環状突部1と第2環状突部2とは、当該容器の前面部10b側より後面部10a側の方が、容器本体10の周縁部4の端部から0.4〜0.8mm程度下側に形成されている。
このように、容器本体10に対する第1環状突部1と第2環状突部2の配置が、この容器の前面部10b側と後面部10a側とでずれていることにより、ヒンジ機構部33の回動に伴って容器本体10に対し蓋部20が閉じられる際に、その閉じられる蓋部20の周縁部3と先に接触しやすい後面部10aの周縁部4と、僅かに後にずれたタイミングで接触する前面部10bの周縁部4において、蓋部20の周縁部3が第1環状突部1と第2環状突部2とに接触するタイミングをほぼ同じタイミングとすることができ、蓋部20の周縁部3が溝部5に入りやすくなっている。
また、図5、図11に示すように、蓋ヒンジ部21に備えられている筒部22は、蓋部20(蓋ヒンジ部21)と一体成形されているので、各種部材を折り曲げたり組み付けたりして形成されるヒンジ部に比べて、コンパクトなサイズとすることができ、より容易に形成することができる。
また、図5、図12に示すように、容器本体10の容器ヒンジ部11には、蓋部20が容器本体10から離間する方向に回動する際に、蓋部20(蓋ヒンジ部21)に接して摩擦力を付与する摺接部15が形成されている。
特に、蓋部20が容器本体10から開く際に(図12(a)参照)、蓋部20が容器本体10から所定量(所定角度)回動した後に、蓋部20の蓋ヒンジ部21が容器本体10の容器ヒンジ部11の摺接部15に接触して(図12(b)参照)、蓋部20の回動が止まるまで摺接部15に摺接するように(図12(c)参照)、摺接部15は配設されている。
このように、蓋部20が開く直後には、蓋ヒンジ部21(蓋部20)に摺接部15は接触せず、摩擦力を付与しないので、蓋部20は、ねじりコイルばね30の付勢力によって好適に押し上げられて開く。そして、蓋部20が所定角度分回動した際(例えば、蓋部20の開口角度が60°に開くまで回動した際)に、蓋ヒンジ部21(蓋部20)と摺接部15が接触し、摺動部15が蓋ヒンジ部21(蓋部20)へ摩擦力の付与を開始する。そして、例えば、蓋部20の開口角度が70°となり、蓋部20の回動が止まるまで、摺動部15は蓋ヒンジ部21(蓋部20)に摺接し続け、摺接部15は蓋ヒンジ部21(蓋部20)に摩擦力を付与し、蓋部20がねじりコイルばね30によって押し上げられる勢いにブレーキを掛け、蓋部20が回動する速度を調整することができる。
以上のように、本発明に係る家庭用薄紙収納容器100は、係合解除部材14と挟持部12を挟持するワンタッチ操作によって、係止部23と係合部13の係合を解除することにより、ねじりコイルばね30の付勢力によって蓋部20を開くことができる。
特に、挟持部12における第一操作部12sを折り返して固定したことによって、挟持部12を挟持操作する挟持可能部分を拡大しており、また、係合解除部材14における一端部14aに第二操作部14sを折り返して固定したことによって、係合解除部材14を挟持操作する挟持可能部分を拡大しているので、係合解除部材14と挟持部12を挟持し易くなっており、家庭用薄紙収納容器100の蓋部20を容易に開けることが可能になっている。
また、未使用時における係合解除部材14や挟持部12において、第一操作部12sや第二操作部14sは折り畳まれており、その出っ張りを抑えているので、その係合解除部材14や挟持部12が邪魔になり易いことや破損し易いことに関するトラブルを低減することができる。
また、蓋部20がねじりコイルばね30の付勢力によって押し上げられた際に、その付勢力の反動が大きい場合でも、挟持部12や係合解除部材14をつまみ易いため、その挟持部12や係合解除部材14がユーザによって挟持されて保持されているので、家庭用薄紙収納容器100が動いてしまったり、倒れてしまったりするようなトラブルを防ぎ、容器の姿勢を安定させることができる。そして、その安定した姿勢の家庭用薄紙収納容器100内から好適に家庭用薄紙Pを取り出すことができる。
従って、この家庭用薄紙収納容器100は、蓋部20を開け易く、家庭用薄紙Pを取り出しやすい容器とすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図13(a)(b)に示すように、挟持部12が、家庭用薄紙収納容器100から離間する方向にスライド移動することで挟持可能部分を拡大する第一操作部12tを有し、また、係合解除部材14が、家庭用薄紙収納容器100から離間する方向にスライド移動することで挟持可能部分を拡大する第二操作部14tを有するようにしてもよい。
このようにスライド移動する第一操作部12tや第二操作部14tであっても、挟持部12や係合解除部材14の挟持可能部分を拡大することができる。そして、挟持部12と係合解除部材14を挟持する際に、挟持部12と係合解除部材14とをつまみ易くなるので、より確実に挟持部12と係合解除部材14を挟持することが可能になり、蓋部20を容易に開けることができる。
また、未使用時における係合解除部材14や挟持部12において、第一操作部12tや第二操作部14tは縮められており、その出っ張りを抑えているので、その係合解除部材14や挟持部12が邪魔になり易いことや破損し易いことに関するトラブルを低減することができる。
なお、以上の実施の形態においては、挟持部や係合解除部材を容器本体側に備える構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、挟持部や係合解除部材を蓋部側に備えるようにしてもよい。
また、以上の実施の形態においては、蓋部20は容器本体10にヒンジ機構部33を介して軸支されるとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、蓋部は容器本体と一体に成形されたものであってもよく、その容器本体の開口部に対して、その容器の肉厚を左右方向に沿って一部薄くなる折り目を形成することにより、左右方向に沿った折り目を軸線に折曲される蓋部とすることで、その折り目を軸心とするように蓋部を回動可能にし、開口部を開閉する構成としてもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明に係る家庭用薄紙収納容器の蓋部が開けられた状態を示す斜視図である。 本発明に係る家庭用薄紙収納容器の蓋部が開けられた状態を示す斜視図である。 本発明に係る家庭用薄紙収納容器の蓋部が閉められた状態を示す斜視図である。 本発明に係る家庭用薄紙収納容器の蓋部が閉められた状態を示す斜視図である。 家庭用薄紙収納容器の容器本体から蓋部を取り外した状態を示す分解斜視図(a)と、取り外された蓋部の裏側を示す斜視図(b)である。 図1のVI−VI線における断面図であり、容器内部に複数の家庭用薄紙が収納されている状態を示している。 未使用時の挟持部と係合解除部材の状態を示す説明図(a)と、挟持可能部分が拡大されて係止部と係合部が係合している状態を示す説明図(b)と、係止部と係合部の係合が解除された状態を示す説明図(c)である。 係合解除部材の操作部(a)と、挟持部の操作部(b)と、を示す拡大図である。 容器本体の溝部に蓋部の周縁部が嵌入した状態を示す説明図である。 容器本体の溝部に形成された第1環状突部と第2環状突部の配置を示す説明図である。 蓋部の裏側(内面側)を示す斜視図である。 摺接部と蓋ヒンジ部との配置を示す説明図であり、蓋部が閉じられた状態(a)と、蓋部が開けられ蓋ヒンジ部が摺接部に接触した状態(b)と、蓋ヒンジ部が摺接部に接触して蓋部の回動が止まった状態(c)である。 未使用時の挟持部と係合解除部材の状態を示す説明図(a)と、挟持可能部分が拡大されて係止部と係合部が係合している状態を示す説明図(b)である。
符号の説明
10 容器本体
10a 後面部
10b 前面部
10c 開口部
12 挟持部
12a 凹部
12s 第一操作部(操作部)
12t 第一操作部(操作部)
13 係合部
14 係合解除部材
14a 一端部
14b 他端部
14c 軸部
14s 第二操作部(操作部)
14t 第二操作部(操作部)
20 蓋部
23 係止部
24 押上突起
30 ねじりコイルばね(弾性部材)
33 ヒンジ機構部
100 家庭用薄紙収納容器
P 家庭用薄紙

Claims (2)

  1. 上部に開口部が設けられ、家庭用薄紙を内部に収納する容器本体と、
    前記容器本体の後面側に回動可能に軸支され、前記開口部を開閉自在とする蓋部と、を備える家庭用薄紙収納容器であって、
    前記容器本体は、前記蓋部が軸支された後面側と対向する前面側に、前記蓋部が有する係止部と係合する係合部を有し、
    前記容器本体と前記蓋部のいずれか一方には、前記係止部と前記係合部の係合を解除するための係合解除部材と挟持部とが対向して備えられ、前記係合解除部材と前記挟持部を挟持することによって、前記係合解除部材が前記係止部と前記係合部の係合を解除するようになっており、
    前記挟持部は、前記係合解除部材と対向する面と反対の面側に折られた状態から、当該家庭用薄紙収納容器から離間する方向に折られた部分を戻すことで挟持可能部分を拡大する第一操作部を有し、
    前記係合解除部材は、前記挟持部と対向する面と反対の面側に折られた状態から、当該家庭用薄紙収納容器から離間する方向に折られた部分を戻すことで挟持可能部分を拡大する第二操作部を有することを特徴とする家庭用薄紙収納容器。
  2. 前記容器本体と前記蓋部のいずれか一方に、前記容器本体と前記蓋部を離間させる方向に付勢する弾性部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の家庭用薄紙収納容器。
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