JPH06508275A - 医療製剤用ディスペンサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 医療製剤用ディスペンサ一 本発明は請求の範囲第１項の序文によるディスペンサーに関する。

従来技術の技法は米国特許第４．０３８，９８７号、米国特許第４，０６２，４ ４５号およびＥＰ−Ａｔ−０゜２５０．６３６によって代表される。これ等の全 ては参考として本明細書に組み入れられている。ＥＰ−Ａ　Ｉ　−０，２５０， ６３６によれば主な問題は周知のディスペンサー（米国特許第３．５３７，４２ ２号）が子供には開けられない（ｃｈｉｌｄｐｒｏｏｆ）ものではないことであ る。

該問題を解決するために、この刊行物は米国特許第４゜０６２．４４５号による 構造と同様な構造を提案し、更に医療製剤のための隔室が形成されているインサ ート１０かケーシングに挿入された後にディスペンサーケーシングの横開口部２ １を閉じる様に、肩１４によってディスペンサーケーシングの端縁１５と係合せ しめられ得る開放可能側部カバー１１を提案している。

本発明によれば、該側部カバーは信頼性のある態様で子供には開けられないもの ではないことが今や明らかにされた。子供がこの側部カバーを開けようと努力を 集中してとうにか開は得ることを示す十分な理由が存在する。

該カバーは、インサートに製剤を再充填する目的でインサートを取出すために、 大人例えば力の弱い老人でもカバーを除去し得ない程除去するのが困難であって はならない。

本発明の目的は、子供には開けられない改善された特性を有するが、同時に大人 かディスペンサーの横開口部を経てインサートに到達するのを困難にしないディ スペンサーを提供することである。

従って、本発明によるディスペンサーはＥＰ−ＡＩ−０，２５０，６３６に記載 のタイプのもの、即ち底部と、複数の凹所が形成されている上部とを有する矩形 ボックスにして、各々の前記凹所は一方向へ引抜き可能な様に前記上部の溝内を 摺動可能な蓋によって被われている前記矩形ボックスと；隔室の幾つかの列を有 するインサートにして、各々の前記列は前記上部の対応する前記凹所の下に配置 されており且つ前記隔室は医療製剤を収容する様にされている前記インサートと ：前記ボックスの１つの側部の開口部を閉じると共に該開口部を通っての前記イ ンサートの挿入および除去を可能にすべく移動可能であるカバーと；全での前記 蓋をその閉鎖位置にロックすると共に全ての該蓋を同時にロック解除するロック 装置とを包含するものである。

本発明によれば、前記カバーは前記蓋の前記ロック解除のために前記ロック装置 を作動させた後でのみ除去可能である。

本発明は、子供は考えと行動を統合して働かせることか大人よりも困難であると 云う知見に基づいている。子供の注意は大抵の場合一時に１つの事に集中される 。本発明による構造は、カバーを開けるために２つの動作、即ちカバーのロック 解除のためのロック装置の作動と、ホックスの横開口部へのアクセスのためのカ バーの移動とを必要とする。

次に、本発明の一実施例が添付図面を参照して一層詳細に説明される。

第１図は本発明によるディスペンサーの分解図である。

第２図はディスペンサーの破断した部分の部分断面図である。

第３図はある部分か破断されているディスペンサーの上部の底面図である。

第４図はカバー開放後にロック装置が部分的に引出された上部の一部分の底面図 である。

ディスペンサーのケーシングないしボックスｌは、４つの側部１ａ−１ｄと、１ つの底部２と、１つの上部３とを有しており、側部１ｄは開放可能である一方、 残りの側部は閉鎖されている。前記上部には、相互に垂直であって側部１ａおよ びｌｃ間並びに側部１ｂおよびｌｄ間に夫々延びている上方および下方リブ５ａ 、５ｂによって画成される入口４′を有する複数の凹所４が形成されている。該 凹所は、リブ５ａにリブ５ｂと交差して形成されている溝７内を摺動可能な透明 プラスチック蓋６によって被われ得る。リブ５ｂの上面は、蓋６の下面に形成さ れた突起８と摩擦的に協働作用する。この配置は、リブ５ｂを通過する蓋６の滑 り運動をより困難にし、従って入口４′には、該入口を露出すへく蓋か手で移動 される際にいくらかの困難を伴ってのみ到達できる。蓋６の前端における一方の 長手方向縁には凹所９か形成されており、この凹所は上部３の下側に形成され下 方へ且つ両端において開口する溝１２内を側部１ｃに沿って動くロッキングロッ ド１１の上方へ方向づけられた突起ｌＯと協働し、蓋の前端は該蓋がロッキング ロッド１１によってロックされた位置にあると前記溝内へ延びている。

この位置では、突起１０は凹所９と各々係合している。

ロッキングロッド１１には、ボックスの外側で役に立つボタン１３が装着されて いる。このボタンにより、ロッキングロッドは凹所９および突起１０間の保合を 解除すべく作動されることができ、この作動は作動ボタン１３を押すことによっ て実施される。

ボックスは上向きに開いている容器ないし隔室１５を有するインサート１４を収 容し、これら隔室は行と列をなして配備されていると共にそれらの孔は入口４′ へ各々向けられている。インサート１４は、ボックスの開口側部１ｄを通って該 ボックスから除去可能であり、またこの側部を通って一方向にのみ該ボックスに 再挿入可能であって、この目的のためインサートには突起１６が形成され、対応 する突起がボックス内に見出されるべきである。

前記隔室は、１週間７日にわたって１日に数回投与されるべき医療製剤を収容す る。図示の実施例では、製剤は７日にわたって１日に４回異なった時に投与する ために貯蔵され得る。

隔室１５内の製剤へのアクセスのためには、突起ｌＯおよび凹所９間の係合か解 除される様にロッド１１か第２図に示される矢印の方向へボタン１３によって先 ず押されねばならないことは上述せることおよび図面から明らかである。この解 放後には、選択された蓋６が選択された隔室の入口４′を露出すべく（ハンドル ６′により）引き出され得る。ロッキングロッド１１は弾力性プラスチックで作 られており、従って支点１３’を有する作動ボタン１３へ加えられていた圧力が 解放されると手をつけられなかった蓋の突起ｌＯおよび凹所９間の保合か自動的 に復旧される。

本発明によれば、ボックスの開口側部１ｄはカバー１７によって閉鎖可能である 。該カバーは底部２の溝１８と、上部３の下面の対応する溝１９との中を摺動可 能である。該カバーの前端には、ロッキングロッド１１に備えられている対応す る手段とロック係合する手段か形成されている。該係合する手段は、蓋６を開け るためにロッキングロッドを作動させる際にのみ係合が解除される様にされてい る。

さて、先ず第３図が参照される。前記係合のために、ロッキングロッド１１には その下面に凹所２０が作動ボタン１３と反対側の端部において形成されている。

凹所２０内には、カバー１７の前端部において該カバーの長手方向上縁内の凹所 ２３から突出する肩２２と協働する様にされた肩２１が延びている。肩２１はカ ム面２４を有しており、このカム面はカバー１７がそのロック位置へ移動する際 にロッキングロッド１１を蓋開放方向に押圧する肩２２を、前記肩２１に形成さ れた衝合面２５と係合させるべく案内する様にされていて、この係合は肩２２が カム面２４を通り過ぎた後にロッキングロッドが蓋ロッキング位置へ弾力的に戻 ることによってもたらされる。肩２２および衝合面２５間の保合は、上述の如く ロッキングウッドの作動ボタン１３を押圧作動して一方の手がカバー１７を開口 部１ｄから引き離すことによって解除可能であるが、この押圧作動は他方の手に よって実施される。

ロッキングロッド１１が蓋およびカバーを解放する方向へ押された状態に保たれ たまま全ての蓋６およびカバー１７が側部１ｄおよび凹所４を開く方向へ引出さ れれば、ロッキングロッド１１は図（特に第４図）から明らかな様に溝１２およ びボックスから除去可能であり、この除去は作動ボタン１３に加えられていた圧 力を解放した後にロッドが押圧方向と反対の方向へ引張られることで実施される 。ロッキングロッドのこのような取外しは、大人が該ロッキングロッドの子供に は開けられない効果を無効にしたいとき問題になり得る。

例えば価格札を衣服へ固定するタイプのものである不正防止封止ワイヤを、相互 に合致するロッキングロッドＩＩの孔２６および上部の孔２６′を通して装着す ることかでき、このことはインサート１４に医療製剤が充填される例えば薬局に おいて実施できる。

本発明の原理は、インサー）１４を収容すると共に再充填のために一緒に引出さ れる様にされている別個のトレーを有するディスペンサーにも適用可能である。

そのような構造は米国特許第４．０３８，９３７号に開示されている。本明細書 および請求の範囲におけるカバーなる用語は、そのようなトレーの対応する側壁 も含むことを意図している。

国際調査報告 国際調査報告 フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＳＥ）、０Ａ（ＢＦ 、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、ＣＭ、ＧＡ、ＧＮ、ＭＬ、ＭＲ，ＳＮ、ＴＤ、ＴＧ ）、ＡＴ、　ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　ＣＨ，Ｃ３，ＤＥ。

ＤＫ、　ＥＳ、ＦＩ、　ＧＢ、　ＨＵ、ＪＰ、　ＫＰ、　ＫＲ，ＬＫ、　ＬＵ、 　ＭＧ、　ＭＮ、　ＭＷ、　ＮＬ、　ＮＯ，ＰＬ、ＲＯ、ＲＵ、ＳＤ、ＳＥ、　 ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．底部（２）と、複数の凹所（４）が形成されている上部（３）とを有する矩 形ボックス（１）にして、各々の前記凹所は一方向へ引抜き可能な様に前記上部 （３）の溝（７）内を摺動可能な蓋（６）によって被われている前記矩形ボック スと；隔室（１５）の幾つかの列を有するインサート（１４）にして、各々の前 記列は前記ボックスの対応する前記凹所（４）の下に配置されており且つ前記隔 室は医療製剤を収容する様にされている前記インサートと；前記ボックスの１つ の側部の開口部（１ｄ）を閉じると共に該開口部を通っての前記インサート（１ ４）の挿入および除去を可能にすべく移動可能であるカバー（１７）と；全ての 前記蓋（６）をその閉鎖位置にロックすると共に全ての該蓋（６）を同時にロッ ク解除するロック装置（１１）とを包含する医療製剤用ディスペンサーにおいて 、前記カバー（１７）は前記蓋（６）の前記ロック解除のために前記ロック装置 （１１）を作動させた後でのみ除去可能であることを特徴とするディスペンサー 。 ２．請求の範囲第１項に記載のディスペンサーにおいて、前記ロック装置（１１ ）および前記カバー（１７）には、該カバーを閉鎖するために相互に協働するブ ロッキング手段（２１，２２）が形成されていることを特徴とするディスペンサ ー。 ３．請求の範囲第１項または第２項に記載のディスペンサーにおいて、前記ブロ ッキング手段（２１，２２）は肩であることを特徴とするディスペンサー。 ４．請求の範囲第３項に記載のディスペンサーにおいて、前記ロック装置（１１ ）は、圧力作動ボタン（１３）が装着されていると共に該ロック装置の前記肩（ ２１）がその中に延びる凹所（２０）が下側に形成されているロッドであること 、および前記カバー（１７）の前記肩（２２）は該カバーの上縁面から突出して いることを特徴とするディスペンサー。 ５．請求の範囲第３項または第４項に記載のディスペンサーにおいて、前記ロッ ク装置（１１）の前記肩（２１）は前記カバー（１７）の前記肩（２２）に対す る案内面（２４）を有することを特徴とするディスペンサー。 ６．請求の範囲第１項から第５項のいづれか１つの項に記載のディスペンサーに おいて、前記ロック装置（１１）の押込みはばね作用によって釣り合されること を特徴とするディスペンサー。 ７．請求の範囲第１項から第６項のいづれか１つの項に記載のディスペンサーに おいて、前記カバー（１７）は板であることを特徴とするディスペンサー。 ８．請求の範囲第１項から第６項のいづれか１つの項に記載のディスペンサーに おいて、前記カバー（１７）は前記インサート（１４）を中に配置可能なトレー の側壁であることを特徴とするディスペンサー。