JP2595646B2 - エジェクト装置 - Google Patents

エジェクト装置

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JP2595646B2
JP2595646B2 JP9376688A JP9376688A JP2595646B2 JP 2595646 B2 JP2595646 B2 JP 2595646B2 JP 9376688 A JP9376688 A JP 9376688A JP 9376688 A JP9376688 A JP 9376688A JP 2595646 B2 JP2595646 B2 JP 2595646B2
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eject lever
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岳嗣 中村
▲高▼志 鳥居
正裕 神取
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はコンパクトディスクやテープカセットの蓋体
のエジェクト装置に関するものである。
従来の技術 一般に、コンパクトディスクやテープカセットの蓋体
のエジェクト装置は、第4図に示すようにエジェクトレ
バー2にエジェクトツマミ1を圧入し、エジェクトレバ
ー2に形成されたエジェクトレバー復帰用の成形バネ8
によってエジェクトツマミ1が復帰するように構成され
ており、上記エジェクトレバー2の先端に設けたエジェ
クト爪6が装置本体3に回動自在に支持された蓋体4の
ロック爪5に係脱可能に構成されている。ここで、上記
エジェクトレバー2の成形バネ8は装置本体3内に設け
た係止ピン3aに常時当接する関係にあり、上記エジェク
トツマミ1が静位置から押圧された時に上記エジェクト
レバー2を復帰方向へ付勢する力を発生する。
発明が解決しようとする課題 ところが、従来のエジェクト装置では、エジェクトツ
マミ1にエジェクトレバー2を圧入して結合したもので
あるため、エジェクトレバー2とエジェクトツマミ1が
共動きをすることになり、コンパクトディスクあるいは
テープカセットの蓋体4を閉じる際に、エジェクトツマ
ミ1がエジェクトレバー2と共に一旦下がってから元の
状態に戻るという動きをすることになり、商品の品位が
悪いという問題があった。またコンパクトディスクある
いはテープカセットの蓋体4が閉じた状態では、蓋体4
が外へ開こうとする力によってエジェクトレバー2が引
張られ、エジェクトツマミ1の位置出しが困難であり、
見栄えも悪いという問題があった。
本発明はこのような従来の問題点を解決するものであ
り、簡単な構造で商品の品位の向上を図ることができる
エジェクト装置を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明のエジェクト装置は、装置本体に押圧操作可能
に支持されたエジェクトツマミと、このエジェクトツマ
ミに対応するように上記装置本体内に摺動可能に支持さ
れ、上記装置本体に回動可能に支持された蓋体のロック
爪に係脱自在なエジェクトレバーと、このエジェクトレ
バーに一体に形成され、上記エジェクトレバーを復帰方
向に付勢する第1の成形バネと、上記エジェクトレバー
に一体に成形され、先端が上記エジェクトツマミに当接
されて上記エジェクトツマミを押上げ方向に付勢する第
2の成形バネとを備えたことを特徴とするものである。
作用 本発明のエジェクト装置は、エジェクトレバーはエジ
ェクトツマミに対向配置され、レバーとツマミとが共動
きしないように構成されているため、コンパクトディス
クあるいはテープカセットの蓋体を閉じる際にエジェク
トレバーが下がっても、エジェクトツマミはエジェクト
ツマミ押上げ用の第2の成形バネによって受け止められ
て静止状態を保つ。また蓋体が閉じた後にエジェクトレ
バーは、エジェクトレバー復帰用の第1の成形バネによ
って元の位置へと戻り、ロック完了となる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例のエジェクト装置を図面を参
照して説明する。
第1図乃至第3図は本発明のエジェクト装置の一実施
例を示し、第1図乃至第3図において、エジェクトツマ
ミ1のボス穴1aの中にエジェクトレバー2のピン2aが挿
入されており、両者の間には充分な隙間がある。また、
エジェクトツマミ1は装置本体としてのキャビネット3
によってガイドされており、上下方向に自由に動くこと
が可能であり、両側に設けた2つの爪1b,1bによって抜
け防止されているため、キャビネット3から外れること
はない。また、エジェクトレバー2はキャビネット3に
設けたガイド3bによってガイドされており、上下方向に
自由に動くことが可能である。上記エジェクトレバー2
には一体にエジェクトツマミ押上げ用の第2の成形バネ
7とエジェクトレバー復帰用の第1の成形バネ8とが設
けられており、上記第1の成形バネ8の先端はキャビネ
ット3に設けたピン3aに常時当接しており、上記第2の
成形バネ7の先端はエジェクトツマミ1の底面に当接し
ている。そして、上記エジェクトレバー2の先端に設け
たエジェクト爪6はキャビネット3に回動自在に支持し
た蓋体4のロック爪5に係脱可能な状態にある。
このようなエジェクト装置においては、蓋体4を閉め
るとロック爪5によってエジェクトレバー2が下方向へ
押し下げられるが、エジェクトツマミ1はエジェクトレ
バー2に形成されたエジェクトツマミ押上げ用の第2の
成形バネ7によって上方向に押し付けられたままで静止
の状態を保つ。ロック爪5とエジェクト爪6がロックさ
れると、エジェクトレバー2はエジェクトレバー復帰用
の第1の成形バネ8のバネ力によって上方向に持ち上げ
られ、ロック完了となる。
一方、エジェクトする時は、エジェクトツマミ1を押
圧操作して押し下げると、エジェクトレバー2が下が
り、ロック爪5とエジェクト爪6とのロックが解除さ
れ、蓋体4はそれ自体を開放方向に付勢するばね力によ
って開放される。
本実施例のようにエジェクトレバー2に2つの成形バ
ネ7,8を形成すると、蓋体4を閉じる際にエジェクトツ
マミ1が動くことはなく品位の良い商品となる。またエ
ジェクトツマミ1とエジェクトレバー2の嵌合部には隙
間がある為、エジェクト爪6がロック爪5に引張られて
も、エジェクトツマミ1が動くことはなくエジェクトツ
マミ1の位置出しが容易になる。
発明の効果 以上のように本発明のエジェクト装置は、エジェクト
レバーに簡単な形状の成形バネを2つ形成すれば良く、
従来と同じ部品点数の為、製造工数を上げたりコストを
上げることなく品位の良い商品を作ることが出来、実用
上極めて有利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に於けるエジェクト装置の断
面図、第2図は同装置のツマミ部の断面図、第3図は同
装置のツマミ部の斜視図、第4図は従来のエジェクト装
置の断面図である。 1……エジェクトツマミ、2……エジェクトレバー、3
……キャビネット、4……蓋体、5……ロック爪、6…
…エジェクト爪、7……第2の成形バネ、8……第1の
成形バネ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に押圧操作可能に支持されたエジ
    ェクトツマミと、このエジェクトツマミに対応するよう
    に上記装置本体内に摺動可能に支持され、上記装置本体
    に回動可能に支持された蓋体のロック爪に係脱自在なエ
    ジェクトレバーと、このエジェクトレバーに一体に形成
    され、上記エジェクトレバーを復帰方向に付勢する第1
    の成形バネと、上記エジェクトレバーに一体に形成さ
    れ、上記エジェクトツマミを押上げ方向に付勢する第2
    の成形バネとを備え、上記第2の成形バネの先端を上記
    エジェクトツマミに当接させるように構成したエジェク
    ト装置。
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