JPH0445616Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0445616Y2 JPH0445616Y2 JP13111089U JP13111089U JPH0445616Y2 JP H0445616 Y2 JPH0445616 Y2 JP H0445616Y2 JP 13111089 U JP13111089 U JP 13111089U JP 13111089 U JP13111089 U JP 13111089U JP H0445616 Y2 JPH0445616 Y2 JP H0445616Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner plate
- tip
- guide wall
- locking pin
- tip portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002537 cosmetic Substances 0.000 claims description 17
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 7
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229930182556 Polyacetal Natural products 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、薄形に形成されたノツク引出式コン
パクト容器に関する。
パクト容器に関する。
現在、化粧用コンパクト容器としては、携帯性
や外観性を考慮して薄形化する傾向にある。また
ニーズの多様化を反映して、コンパクト容器本体
に引き出し式の内容器をロツク可能に設け、内容
器の露出部分をノツクすることでロツクを解除し
て引き出し得るようにしたものも種々提案されて
いる。
や外観性を考慮して薄形化する傾向にある。また
ニーズの多様化を反映して、コンパクト容器本体
に引き出し式の内容器をロツク可能に設け、内容
器の露出部分をノツクすることでロツクを解除し
て引き出し得るようにしたものも種々提案されて
いる。
この種の薄型コンパクト容器では内容器の係止
機構も薄形に適したものとする必要があるが、内
容器の動作態様としては、一度ノツクしてロツク
解除、次にノツクしてロツク、もう一度ノツクし
て再度ロツク解除という動作(所謂オルタネート
動作)をさせる必要があるためロツク機構の構造
が複雑になり易いという問題がある。
機構も薄形に適したものとする必要があるが、内
容器の動作態様としては、一度ノツクしてロツク
解除、次にノツクしてロツク、もう一度ノツクし
て再度ロツク解除という動作(所謂オルタネート
動作)をさせる必要があるためロツク機構の構造
が複雑になり易いという問題がある。
本考案は、前記した点に鑑みてなされたもの
で、薄形に形成された引出式コンパクト容器に適
し、構造も簡単で低コストなロツク機構を備えた
ノツク引出式コンパクト容器とすることを技術的
課題とする。
で、薄形に形成された引出式コンパクト容器に適
し、構造も簡単で低コストなロツク機構を備えた
ノツク引出式コンパクト容器とすることを技術的
課題とする。
本考案は前記した課題を解決するために以下の
構成とした。
構成とした。
即ち、基台部1aと、窓1cを有する蓋部1b
とからなり、薄形箱状に形成した本体ケース1内
に、前面開口端からスライド式の中皿2を出し入
れ自在に収納する。
とからなり、薄形箱状に形成した本体ケース1内
に、前面開口端からスライド式の中皿2を出し入
れ自在に収納する。
そして、基台部1a内に、中皿2を開方向に付
勢するスプリング3と化粧料収容部5とを設ける
と共に、中皿2を係止する弾発性を有する合成樹
脂製の係止ピン4を設ける。
勢するスプリング3と化粧料収容部5とを設ける
と共に、中皿2を係止する弾発性を有する合成樹
脂製の係止ピン4を設ける。
一方、中皿2には、係止ピン4の先端部6に横
方向の力が加わらない状態で、前記先端部6が係
合して中皿2を係止する係合凹所7と、係合凹所
7の側方に位置し中皿2の押し込みにより係止ピ
ン4を撓めて先端部6を横方向に誘導する第1誘
導壁8と、中皿2の閉方向への移動により第1誘
導壁8を通過して元位置に復帰しようとする先端
部6を係止する係止部9と、中皿2への押し込み
を解除した際、先端部6が前記係合凹所7に進入
して中皿2をロツクできる第1誘導路10と、中
皿2の再度の押し込みによつて先端部6に当接
し、先端部6を前記第1誘導壁8と同一方向に誘
導する第2誘導壁11と、この第2誘導壁11の
裏面側に位置し、第2誘導壁11を通過した先端
部6を、中皿2の再度の押し込み解除によつて前
記第1誘導壁8と反対方向に誘導する第3誘導壁
12とを設ける。
方向の力が加わらない状態で、前記先端部6が係
合して中皿2を係止する係合凹所7と、係合凹所
7の側方に位置し中皿2の押し込みにより係止ピ
ン4を撓めて先端部6を横方向に誘導する第1誘
導壁8と、中皿2の閉方向への移動により第1誘
導壁8を通過して元位置に復帰しようとする先端
部6を係止する係止部9と、中皿2への押し込み
を解除した際、先端部6が前記係合凹所7に進入
して中皿2をロツクできる第1誘導路10と、中
皿2の再度の押し込みによつて先端部6に当接
し、先端部6を前記第1誘導壁8と同一方向に誘
導する第2誘導壁11と、この第2誘導壁11の
裏面側に位置し、第2誘導壁11を通過した先端
部6を、中皿2の再度の押し込み解除によつて前
記第1誘導壁8と反対方向に誘導する第3誘導壁
12とを設ける。
この第3誘導壁12を通過した先端部6は中皿
2から外れる向きに誘導されるとともに元位置に
復帰して中皿2が開くように形成してノツク引出
式コンパクト容器とした。
2から外れる向きに誘導されるとともに元位置に
復帰して中皿2が開くように形成してノツク引出
式コンパクト容器とした。
中皿2が引き出し状態にある場合において中皿
2の前縁を押すと、係止ピン4野先端部6が第1
誘導壁8に当接する。これにより先端部6は横方
向に誘導され係止ピン4が撓みつつ矢示F方向に
移動する。ここで中皿2をさらに押し込むと先端
部6は第1誘導壁8を通過して元位置に復帰しよ
うとし、係止部9に当接する。
2の前縁を押すと、係止ピン4野先端部6が第1
誘導壁8に当接する。これにより先端部6は横方
向に誘導され係止ピン4が撓みつつ矢示F方向に
移動する。ここで中皿2をさらに押し込むと先端
部6は第1誘導壁8を通過して元位置に復帰しよ
うとし、係止部9に当接する。
ここで中皿2の押圧を解除すると先端部6は係
止部9の端部から外れ第1誘導路10を通つて前
記係合凹所7に進入し、中皿2が収容状態でロツ
クされる。この状態では係止ピン4は中立位置に
あり横方向の応力は発生しない。
止部9の端部から外れ第1誘導路10を通つて前
記係合凹所7に進入し、中皿2が収容状態でロツ
クされる。この状態では係止ピン4は中立位置に
あり横方向の応力は発生しない。
ここで中皿2の前縁を押すと、先端部6は、第
2誘導壁11に沿つて移動する。そして第2誘導
壁11の端部を越えると係止ピン4は中立状態と
なる。ここで中皿2の押圧を解除すると先端部6
は第3誘導壁12に沿つて移動し中皿2はスプリ
ング3の弾発力で押し出される。
2誘導壁11に沿つて移動する。そして第2誘導
壁11の端部を越えると係止ピン4は中立状態と
なる。ここで中皿2の押圧を解除すると先端部6
は第3誘導壁12に沿つて移動し中皿2はスプリ
ング3の弾発力で押し出される。
中皿2を再度押すと以上の動作が繰り返され
る。
る。
本考案の実施例を第1図ないし第29図により
説明する。本体ケース1は、基台部1aと蓋部1
bとを合わせて薄形箱状に形成してあり、この本
体ケース1の前面開口端からスライド式の中皿2
を出し入れ自在に収納してある。この中皿2は透
明合成樹脂で形成され、収容状態でも容器内部が
見えるようになつている。
説明する。本体ケース1は、基台部1aと蓋部1
bとを合わせて薄形箱状に形成してあり、この本
体ケース1の前面開口端からスライド式の中皿2
を出し入れ自在に収納してある。この中皿2は透
明合成樹脂で形成され、収容状態でも容器内部が
見えるようになつている。
前記基台部1a内には、中皿2を開方向に付勢
するスプリング3と化粧料収容部5とが設けられ
ている。このスプリング3は前記化粧料収容部5
の側方に形成されたスプリング収容部20に装着
されるようになつており、化粧料収容部5の側方
にはこのスプリング収容部20側に突出する突起
21が設けられている。
するスプリング3と化粧料収容部5とが設けられ
ている。このスプリング3は前記化粧料収容部5
の側方に形成されたスプリング収容部20に装着
されるようになつており、化粧料収容部5の側方
にはこのスプリング収容部20側に突出する突起
21が設けられている。
一方、蓋部1bには前記化粧料収容部5に対応
した位置に窓1cが形成され、中皿2の収納時に
は透明な中皿2を通して化粧料5aが見え、中皿
2の引き出し時には窓1cから化粧料が露出する
ようになつている。
した位置に窓1cが形成され、中皿2の収納時に
は透明な中皿2を通して化粧料5aが見え、中皿
2の引き出し時には窓1cから化粧料が露出する
ようになつている。
前記基台部1aには、中皿2を係止する係止ピ
ン4が第8図に示す位置に、前記基台部1aの前
面に向かつて延び、その先端部6が上方に向かつ
て折曲して設けられている。前記基台部1aに設
けた孔部22は型抜き用の孔である。この係止ピ
ン4はポリアセタール等弾発性の合成樹脂で、前
記基台部1aと一体に形成され、その先端部6は
弾発的に揺動可能となつている。一方、中皿2に
は第24図に示すように、前記係止ピン4が真つ
すぐに延び、前記係止ピン4の先端部6に横方向
の力が加わらない状態で、前記係止ピン4の先端
部5が係合して中皿2を係止する係合凹所7が設
けられており、この係合凹所7の側方には、中皿
2の押し込みにより係止ピン4を撓めて先端部6
を横方向に誘導する第1誘導壁8が設けられてい
る。この第1誘導壁8は第24図に示すように長
手方向に対して略45度の角度で設けられている。
さらに中皿2には、中皿2の閉方向への移動によ
り第1誘導壁8を通過して元位置に復帰しようと
する先端部6を係止する係止部9が設けられてい
る。そして、中皿2への押し込みを解除した際、
先端部6が前記係合凹所7に進入して中皿2をロ
ツクできる第1誘導路10と、中皿2の再度の押
し込みによつて先端部6に当接し、先端部6を前
記第1誘導壁8と同一方向に誘導する第2誘導壁
11が設けられている。前記第1誘導路10は係
止部9と係合凹所7との間に位置している。さら
に中皿2には、この第2誘導壁11の裏面側に位
置し、第2誘導壁11を通過した先端部6を、中
皿2の再度の押し込み解除によつて前記第1誘導
壁8と反対方向に誘導する第3誘導壁12とを備
えている。この第3誘導壁12は前記第1誘導壁
8とは逆向きで45度の傾斜がつけられている。
ン4が第8図に示す位置に、前記基台部1aの前
面に向かつて延び、その先端部6が上方に向かつ
て折曲して設けられている。前記基台部1aに設
けた孔部22は型抜き用の孔である。この係止ピ
ン4はポリアセタール等弾発性の合成樹脂で、前
記基台部1aと一体に形成され、その先端部6は
弾発的に揺動可能となつている。一方、中皿2に
は第24図に示すように、前記係止ピン4が真つ
すぐに延び、前記係止ピン4の先端部6に横方向
の力が加わらない状態で、前記係止ピン4の先端
部5が係合して中皿2を係止する係合凹所7が設
けられており、この係合凹所7の側方には、中皿
2の押し込みにより係止ピン4を撓めて先端部6
を横方向に誘導する第1誘導壁8が設けられてい
る。この第1誘導壁8は第24図に示すように長
手方向に対して略45度の角度で設けられている。
さらに中皿2には、中皿2の閉方向への移動によ
り第1誘導壁8を通過して元位置に復帰しようと
する先端部6を係止する係止部9が設けられてい
る。そして、中皿2への押し込みを解除した際、
先端部6が前記係合凹所7に進入して中皿2をロ
ツクできる第1誘導路10と、中皿2の再度の押
し込みによつて先端部6に当接し、先端部6を前
記第1誘導壁8と同一方向に誘導する第2誘導壁
11が設けられている。前記第1誘導路10は係
止部9と係合凹所7との間に位置している。さら
に中皿2には、この第2誘導壁11の裏面側に位
置し、第2誘導壁11を通過した先端部6を、中
皿2の再度の押し込み解除によつて前記第1誘導
壁8と反対方向に誘導する第3誘導壁12とを備
えている。この第3誘導壁12は前記第1誘導壁
8とは逆向きで45度の傾斜がつけられている。
これら第1誘導壁8、係止部9、第1誘導路1
0、第2誘導壁11、及び第3誘導壁12は中皿
2の底面から突出して形成されている。
0、第2誘導壁11、及び第3誘導壁12は中皿
2の底面から突出して形成されている。
中皿2の上面前縁側には化粧具30を収容する
ための化粧具収容凹部2aが設けられ、この化粧
具収容凹部2aから中皿2の後端方向にレール部
2b,2cが延出されている。そしてレール部2
bの後端部には係合突起2dを突設してある。こ
の係合突起2dは中皿2の引き出し時に前記突起
21に係合し、中皿2が抜け出てしまうのを防止
するためのものである。
ための化粧具収容凹部2aが設けられ、この化粧
具収容凹部2aから中皿2の後端方向にレール部
2b,2cが延出されている。そしてレール部2
bの後端部には係合突起2dを突設してある。こ
の係合突起2dは中皿2の引き出し時に前記突起
21に係合し、中皿2が抜け出てしまうのを防止
するためのものである。
前記した構成において動作を説明する。外観的
な動作としては、中皿2が収容状態にある場合、
この中皿2の前縁を押すと中皿2のロツクが外
れ、スプリングの弾力で中皿2が押し出される。
ここで中皿2の前縁を再度押すと中皿2はスプリ
ングに抗して本体ケース1内に収容されロツクさ
れ、以上の動作が繰り返される。以下、第24図
ないし第29図により詳細に説明する。
な動作としては、中皿2が収容状態にある場合、
この中皿2の前縁を押すと中皿2のロツクが外
れ、スプリングの弾力で中皿2が押し出される。
ここで中皿2の前縁を再度押すと中皿2はスプリ
ングに抗して本体ケース1内に収容されロツクさ
れ、以上の動作が繰り返される。以下、第24図
ないし第29図により詳細に説明する。
まず、中皿2が引き出し状態にある場合におい
て中皿2の前縁を押すと、係止ピン4の先端部6
が第1誘導壁8に当接する。これにより先端部6
は横方向に誘導され係止ピン4が撓みつつ矢示F
方向に移動する。ここで中皿2をさらに押し込む
と先端部6は第1誘導壁を通過して(第25図)
元位置に復帰しようとし、係止部9に当接する。
ここで中皿2の押圧を解除すると先端部6は係止
部9の端部から外れ第1誘導路10を通つて前記
係合凹所7に進入し、中皿2が収容状態でロツク
される(第26図)。この状態では係止ピン4は
中立位置にあり横方向の応力は加わらない。外観
的には第1図の実線で示すように化粧料5aは中
皿2を介して窓部1cから見える状態にある。
て中皿2の前縁を押すと、係止ピン4の先端部6
が第1誘導壁8に当接する。これにより先端部6
は横方向に誘導され係止ピン4が撓みつつ矢示F
方向に移動する。ここで中皿2をさらに押し込む
と先端部6は第1誘導壁を通過して(第25図)
元位置に復帰しようとし、係止部9に当接する。
ここで中皿2の押圧を解除すると先端部6は係止
部9の端部から外れ第1誘導路10を通つて前記
係合凹所7に進入し、中皿2が収容状態でロツク
される(第26図)。この状態では係止ピン4は
中立位置にあり横方向の応力は加わらない。外観
的には第1図の実線で示すように化粧料5aは中
皿2を介して窓部1cから見える状態にある。
ここで中皿2の前縁を再度押すと、先端部6
は、第2誘導壁11に沿つて第27図中右側に移
動する。そして第2誘導壁11の端部を越えると
係止ピン4は中立状態となる(第28図)。ここ
で中皿2の押圧を解除すると先端部6は第3誘導
壁12に沿つて第29図中左側に移動し中皿2は
スプリング3の弾発力で押し出される。外観的に
は第1図の破線で示すように化粧料5aは窓部1
cから外部に露出し使用できる状態にある。中皿
2の引き出し位置では化粧具30も現れ、これを
利用して化粧料5aを使用する。
は、第2誘導壁11に沿つて第27図中右側に移
動する。そして第2誘導壁11の端部を越えると
係止ピン4は中立状態となる(第28図)。ここ
で中皿2の押圧を解除すると先端部6は第3誘導
壁12に沿つて第29図中左側に移動し中皿2は
スプリング3の弾発力で押し出される。外観的に
は第1図の破線で示すように化粧料5aは窓部1
cから外部に露出し使用できる状態にある。中皿
2の引き出し位置では化粧具30も現れ、これを
利用して化粧料5aを使用する。
なお、オルタネート動作をさせる機構では定常
状態において係止ピン4に過度な曲げ応力が加わ
るものがあるが、本考案では、定常時(中皿2の
収容時)では係止ピン4の先端部6は係合凹所7
に係止してその長手方向に伸長される力が加わる
に過ぎないため、係止ピン4に過度な曲げ応力が
加わることはなくその弾発力が低下する虞れはな
い。このため長期に亘り商品の信頼性を維持でき
る。また係止ピン4は基台部1aと一体成型した
が別体として後付けしてもよい。
状態において係止ピン4に過度な曲げ応力が加わ
るものがあるが、本考案では、定常時(中皿2の
収容時)では係止ピン4の先端部6は係合凹所7
に係止してその長手方向に伸長される力が加わる
に過ぎないため、係止ピン4に過度な曲げ応力が
加わることはなくその弾発力が低下する虞れはな
い。このため長期に亘り商品の信頼性を維持でき
る。また係止ピン4は基台部1aと一体成型した
が別体として後付けしてもよい。
本考案のノツク引出式コンパクト容器は、薄形
箱状に形成した本体ケース1内にスライド式に収
納した中皿2を、前述の如き係止機構で係止する
ように形成したので、中皿2はその前部を押圧す
るだけで、係止機構を係合し、また、係止機構を
外すことができ操作が容易であり、さらに、係止
機構は、係止ピン4と、それを誘導する誘導路と
誘導壁で形成しているので薄形に形成できたもの
である。
箱状に形成した本体ケース1内にスライド式に収
納した中皿2を、前述の如き係止機構で係止する
ように形成したので、中皿2はその前部を押圧す
るだけで、係止機構を係合し、また、係止機構を
外すことができ操作が容易であり、さらに、係止
機構は、係止ピン4と、それを誘導する誘導路と
誘導壁で形成しているので薄形に形成できたもの
である。
しかも、係止ピン4は、中皿2の収容時におい
て係合凹所7でその長手方向に伸長される力が加
わるだけなので、係止ピン4に過度な曲げ応力が
加わることはなくその弾発力が低下する虞れはな
い。
て係合凹所7でその長手方向に伸長される力が加
わるだけなので、係止ピン4に過度な曲げ応力が
加わることはなくその弾発力が低下する虞れはな
い。
また、係止ピン4を基台部1aに一体化すれば
スプリングを含めても4つの部品で構成すること
ができるため、オルタネート動作型のものとして
は部品点数が少なく、安価に製造することができ
る。
スプリングを含めても4つの部品で構成すること
ができるため、オルタネート動作型のものとして
は部品点数が少なく、安価に製造することができ
る。
第1図ないし第29図は本考案の一実施例を示
すものであり、第1図は全体の斜視図、第2図は
内部構造の一部分を示す斜視図、第3図は中皿の
引き出し状態の平面図、第4図は中皿の収納状態
の平面図、第5図はその側面図、第6図は内部構
造の透視底面図、第7図は第6図のA−A断面
図、第8図は基台部の平面図、第9図はその倒立
状態の正面図、第10図はその側面図、第11図
はその背面図、第12図は第8図のA−A断面
図、第13図は第8図のB−B断面図、第14図
は中皿の底面図、第15図はその側面図、第16
図は第14図のB−B断面図、第17図は第14
図のA−A断面図、第18図は中皿の平面図、第
19図は蓋部の底面図、第20図はその側面図、
第21図は蓋部の平面図、第22図は第19図の
A−A断面図、第23図はその正面図、第24図
ないし第29図は動作経過を示す要部の透視平面
図である。 1……本体ケース、2……中皿、3……スプリ
ング、4……係止ピン、5……化粧料収容部、6
……先端部、7……係合凹所、8……第1誘導
壁、9……係止部、10……第1誘導路、11…
…第2誘導壁、12……第3誘導壁、1a……基
台部、1b……蓋部。
すものであり、第1図は全体の斜視図、第2図は
内部構造の一部分を示す斜視図、第3図は中皿の
引き出し状態の平面図、第4図は中皿の収納状態
の平面図、第5図はその側面図、第6図は内部構
造の透視底面図、第7図は第6図のA−A断面
図、第8図は基台部の平面図、第9図はその倒立
状態の正面図、第10図はその側面図、第11図
はその背面図、第12図は第8図のA−A断面
図、第13図は第8図のB−B断面図、第14図
は中皿の底面図、第15図はその側面図、第16
図は第14図のB−B断面図、第17図は第14
図のA−A断面図、第18図は中皿の平面図、第
19図は蓋部の底面図、第20図はその側面図、
第21図は蓋部の平面図、第22図は第19図の
A−A断面図、第23図はその正面図、第24図
ないし第29図は動作経過を示す要部の透視平面
図である。 1……本体ケース、2……中皿、3……スプリ
ング、4……係止ピン、5……化粧料収容部、6
……先端部、7……係合凹所、8……第1誘導
壁、9……係止部、10……第1誘導路、11…
…第2誘導壁、12……第3誘導壁、1a……基
台部、1b……蓋部。
Claims (1)
- 基台部1aと、窓1cを有する蓋部1bとから
なり、薄形箱状に形成した本体ケース1内に、前
面開口端からスライド式の中皿2を出し入れ自在
に収納し、基台部1a内に、中皿2を開方向に付
勢するスプリング3と化粧料収容部5とを設ける
と共に、中皿2を係止する弾発性を有する合成樹
脂製の係止ピン4を設け、中皿2には、係止ピン
4の先端部6に横方向の力が加わらない状態で、
前記先端部6が係合して中皿2を係止する係合凹
所7と、係合凹所7の側方に位置し中皿2の押し
込みにより係止ピン4を撓めて先端部6を横方向
に誘導する第1誘導壁8と、中皿2の閉方向への
移動により第1誘導壁8を通過して元位置に復帰
しようとする先端部6を係止する係止部9と、中
皿2への押し込みを解除した際、先端部6が前記
係合凹所7に進入して中皿2をロツクできる第1
誘導路10と、中皿2の再度の押し込みによつて
先端部6に当接し、先端部6を前記第1誘導壁8
と同一方向に誘導する第2誘導壁11と、この第
2誘導壁11の裏面側に位置し、第2誘導壁11
を通過した先端部6を、中皿2の再度の押し込み
解除によつて前記第1誘導壁8と反対方向に誘導
する第3誘導壁12とを備え、この第3誘導壁1
2を通過した先端部6は中皿2から外れる向きに
誘導されるとともに元位置に復帰して中皿2が開
くように形成したノツク引出式コンパクト容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13111089U JPH0445616Y2 (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13111089U JPH0445616Y2 (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0368811U JPH0368811U (ja) | 1991-07-08 |
JPH0445616Y2 true JPH0445616Y2 (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=31678635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13111089U Expired JPH0445616Y2 (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0445616Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5465961B2 (ja) * | 2009-09-18 | 2014-04-09 | 紀伊産業株式会社 | 化粧料容器 |
-
1989
- 1989-11-10 JP JP13111089U patent/JPH0445616Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0368811U (ja) | 1991-07-08 |
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