JPH09187372A - 調理器 - Google Patents
調理器Info
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- JPH09187372A JPH09187372A JP247996A JP247996A JPH09187372A JP H09187372 A JPH09187372 A JP H09187372A JP 247996 A JP247996 A JP 247996A JP 247996 A JP247996 A JP 247996A JP H09187372 A JPH09187372 A JP H09187372A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- lid
- opened
- cooker
- hinge shaft
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蓋体を開いたときの調理器の全体の高さを低
く抑えて使い勝手が良好となるようにする。 【解決手段】 被調理物を内部に収容する上面が開口し
た本体1と、この本体1の上面を覆う蓋体16と、この
蓋体16を前記本体1に対して上下方向に回動可能に支
持したヒンジ軸31と、このヒンジ軸31の反対側に設
けられたクランプ35とを備え、前記ヒンジ軸31は前
記本体1の上面より下方の位置の本体1の側部に配置さ
せる。
く抑えて使い勝手が良好となるようにする。 【解決手段】 被調理物を内部に収容する上面が開口し
た本体1と、この本体1の上面を覆う蓋体16と、この
蓋体16を前記本体1に対して上下方向に回動可能に支
持したヒンジ軸31と、このヒンジ軸31の反対側に設
けられたクランプ35とを備え、前記ヒンジ軸31は前
記本体1の上面より下方の位置の本体1の側部に配置さ
せる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、炊飯器、ジャー兼
用炊飯器、保温釜等の蓋体を開閉して使用する調理器に
関し、特に調理器をキッチンファニチャー等の収納庫に
入れて使用するときの使い勝手を向上させた調理器に関
する。
用炊飯器、保温釜等の蓋体を開閉して使用する調理器に
関し、特に調理器をキッチンファニチャー等の収納庫に
入れて使用するときの使い勝手を向上させた調理器に関
する。
【0002】
【従来の技術】図11には、特開平3−21210号公
報に記載されている従来の調理器を示してあり、この調
理器においては、本体aの上部に配置した蓋体bをヒン
ジ部cにより上下方向に回動可能に支持し、さらにその
ヒンジ部cに弾性部材dを設け、この弾性部材dにより
蓋体bを上方に弾性的に付勢し、この付勢力で蓋体bが
自動的に開放するように構成されている。
報に記載されている従来の調理器を示してあり、この調
理器においては、本体aの上部に配置した蓋体bをヒン
ジ部cにより上下方向に回動可能に支持し、さらにその
ヒンジ部cに弾性部材dを設け、この弾性部材dにより
蓋体bを上方に弾性的に付勢し、この付勢力で蓋体bが
自動的に開放するように構成されている。
【0003】この場合、蓋体bは本体aの操作表示部を
設けた側を正面としてその後方側に開き、蓋体bを開け
たときの全長高さ(本体最下部から蓋体最上部までの高
さ)は、蓋体bの後方から前方までの長さに本体最下部
から本体最上部までの高さを加算した長さとほぼ同じか
多少低い高さになる。
設けた側を正面としてその後方側に開き、蓋体bを開け
たときの全長高さ(本体最下部から蓋体最上部までの高
さ)は、蓋体bの後方から前方までの長さに本体最下部
から本体最上部までの高さを加算した長さとほぼ同じか
多少低い高さになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、調理器は住
宅事情にもよるが、市販のキッチンファニチャー等の収
納庫に入れて使用する場合があり、この場合、収納庫内
の高さは、高すぎると収納庫全体の高さが高くなり、最
上部に電子レンジ等の他の機器が置けなくなる等の理由
でそれほど余裕がなく、したがって蓋体を開ける場合
に、蓋体が収納庫内の天井(板)に当たり全開できなく
なるようなことがある。
宅事情にもよるが、市販のキッチンファニチャー等の収
納庫に入れて使用する場合があり、この場合、収納庫内
の高さは、高すぎると収納庫全体の高さが高くなり、最
上部に電子レンジ等の他の機器が置けなくなる等の理由
でそれほど余裕がなく、したがって蓋体を開ける場合
に、蓋体が収納庫内の天井(板)に当たり全開できなく
なるようなことがある。
【0005】そこで、収納庫内の底部置台をスライド式
に構成し、収納庫内に調理器を収納して前記置台の上に
置き、調理器の蓋体を開くときに、調理器を前記置台と
共に前方に引き出すことができるようにしたものが提供
されている。
に構成し、収納庫内に調理器を収納して前記置台の上に
置き、調理器の蓋体を開くときに、調理器を前記置台と
共に前方に引き出すことができるようにしたものが提供
されている。
【0006】しかし、この場合でも、引き出し量が少な
いと蓋体を開いたときに蓋体の上部が収納庫内の天井
(板)の前側端部に当たり、蓋体を全開することができ
ず、使い勝手が悪い。
いと蓋体を開いたときに蓋体の上部が収納庫内の天井
(板)の前側端部に当たり、蓋体を全開することができ
ず、使い勝手が悪い。
【0007】特に、蓋体が弾性部材の付勢力で自動的に
開くものでは、蓋体が自動的に開くがゆえに収納庫内の
天井(板)の前側端部への衝突がさけられず、その衝撃
力により蓋体が壊れたり、傷がついたりする原因とな
る。
開くものでは、蓋体が自動的に開くがゆえに収納庫内の
天井(板)の前側端部への衝突がさけられず、その衝撃
力により蓋体が壊れたり、傷がついたりする原因とな
る。
【0008】また、収納庫に収納する場合以外でも、蓋
体の開放時の高さが比較的高くて邪魔になり、使用上に
種々の制約が生じる。本発明はこのような点に着目して
なされたもので、その目的とするところは、蓋体を開い
たときのその全長高さを低く抑えて使い勝手が良好とな
るようにした調理器を提供することにある。
体の開放時の高さが比較的高くて邪魔になり、使用上に
種々の制約が生じる。本発明はこのような点に着目して
なされたもので、その目的とするところは、蓋体を開い
たときのその全長高さを低く抑えて使い勝手が良好とな
るようにした調理器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような目的
を達成するために、被調理物を内部に収容する上面が開
口した本体と、この本体の上面を覆う蓋体と、この蓋体
を前記本体に対して開閉可能に支持したヒンジ軸と、こ
のヒンジ軸の反対側に設けられた蓋体と本体との係止用
のクランプ機構とを備える調理器において、前記ヒンジ
軸を前記本体の上面より下方の位置の本体の側部に配置
させるようにしたものである。
を達成するために、被調理物を内部に収容する上面が開
口した本体と、この本体の上面を覆う蓋体と、この蓋体
を前記本体に対して開閉可能に支持したヒンジ軸と、こ
のヒンジ軸の反対側に設けられた蓋体と本体との係止用
のクランプ機構とを備える調理器において、前記ヒンジ
軸を前記本体の上面より下方の位置の本体の側部に配置
させるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図3には、本発明の第1の
実施形態に係る炊飯用の電磁誘導加熱式調理器の構造を
示してある。
て図面を参照して説明する。図3には、本発明の第1の
実施形態に係る炊飯用の電磁誘導加熱式調理器の構造を
示してある。
【0011】符号1は本体で、この本体1内にガラス繊
維入りPET樹脂により有底筒状に形成された内枠2が
設けられ、この内枠2内に炊飯用の鍋3が挿脱自在に収
納されている。この鍋3の上端の開口縁には、その外側
に折曲するフランジ4が一体に形成され、このフランジ
4が内枠2の上端の開口縁部に掛け止められ、これによ
り鍋3が内枠2内に支持されている。
維入りPET樹脂により有底筒状に形成された内枠2が
設けられ、この内枠2内に炊飯用の鍋3が挿脱自在に収
納されている。この鍋3の上端の開口縁には、その外側
に折曲するフランジ4が一体に形成され、このフランジ
4が内枠2の上端の開口縁部に掛け止められ、これによ
り鍋3が内枠2内に支持されている。
【0012】鍋3は、非磁性金属材料からなる鍋主体5
と、この鍋主体5の底面から側面下部に亘る部分に設け
られた磁性金属材料からなる発熱層6とで構成されてい
る。そしてこの鍋3の外面と内枠2の内面との間に所定
の隙間( 1.0〜4.0mm )が確保されている。
と、この鍋主体5の底面から側面下部に亘る部分に設け
られた磁性金属材料からなる発熱層6とで構成されてい
る。そしてこの鍋3の外面と内枠2の内面との間に所定
の隙間( 1.0〜4.0mm )が確保されている。
【0013】内枠2の外底面側には、ガラス繊維入りP
ET樹脂からなるコイルベース7が所定の隙間( 0.2〜
2.0mm )をあけて設けられている。そしてこのコイルベ
ース7の外面に、鍋3の発熱層6に対向するように誘導
コイル8が螺旋状に巻き付けられて固定され、この誘導
コイル8の外側に、誘導コイル8の巻き方向と直交して
複数の孔を設けたフェライトカバー9が絶縁物を介して
設けられている。
ET樹脂からなるコイルベース7が所定の隙間( 0.2〜
2.0mm )をあけて設けられている。そしてこのコイルベ
ース7の外面に、鍋3の発熱層6に対向するように誘導
コイル8が螺旋状に巻き付けられて固定され、この誘導
コイル8の外側に、誘導コイル8の巻き方向と直交して
複数の孔を設けたフェライトカバー9が絶縁物を介して
設けられている。
【0014】このフェライトカバー9は、鉄系合金粉末
からなる軟磁性材料の粉末をポリアミド等のプラスチッ
ク樹脂に層状に配向させてコンパウンドした複合軟磁性
体からなり、3次元形状の発熱体の底部形状に沿って取
り付けた誘導コイル8の外面形状に相似した形状にプラ
スチック射出成形にて形成されている。
からなる軟磁性材料の粉末をポリアミド等のプラスチッ
ク樹脂に層状に配向させてコンパウンドした複合軟磁性
体からなり、3次元形状の発熱体の底部形状に沿って取
り付けた誘導コイル8の外面形状に相似した形状にプラ
スチック射出成形にて形成されている。
【0015】従来のこの種のフェライトカバーにおいて
は、酸化鉄を焼結したフェライトコアを複数シリコーン
接着材で固定する方法で構成されているが、この実施形
態のフェライトカバー9においては、射出成形で形成で
きるので、誘導コイル8の外面形状に相似した3次元形
状に成形できる他、孔を設け、その孔を利用してコイル
ベース7にねじ止めで固定することができ、組立性が良
好となる。
は、酸化鉄を焼結したフェライトコアを複数シリコーン
接着材で固定する方法で構成されているが、この実施形
態のフェライトカバー9においては、射出成形で形成で
きるので、誘導コイル8の外面形状に相似した3次元形
状に成形できる他、孔を設け、その孔を利用してコイル
ベース7にねじ止めで固定することができ、組立性が良
好となる。
【0016】内枠2およびコイルベース7の底面の中央
部には開口部10が形成され、この開口部10に鍋3に
おける発熱層6の輻射熱を受ける受熱板11が設けら
れ、この受熱板11の下面に負特性サーミスタからなる
鍋温度センサ12および温度ヒューズ13が取り付けら
れている。受熱板11はアルミ材料からなり、その表面
にはアルマイト被膜が施されている。
部には開口部10が形成され、この開口部10に鍋3に
おける発熱層6の輻射熱を受ける受熱板11が設けら
れ、この受熱板11の下面に負特性サーミスタからなる
鍋温度センサ12および温度ヒューズ13が取り付けら
れている。受熱板11はアルミ材料からなり、その表面
にはアルマイト被膜が施されている。
【0017】本体1の上部には、本体1の上面を覆う蓋
体16が設けられ、この蓋体16により鍋3の上端の開
口部が開閉されるようになっている。そしてこの蓋体1
6の下面に鍋3のフランジ4に密着する蓋体パッキング
17が取り付けられている。
体16が設けられ、この蓋体16により鍋3の上端の開
口部が開閉されるようになっている。そしてこの蓋体1
6の下面に鍋3のフランジ4に密着する蓋体パッキング
17が取り付けられている。
【0018】蓋体16の下面にはアルミ材料からなる放
熱板18が設けられ、この放熱板18の上面にコードヒ
ータからなる蓋ヒータ19および蓋体16の下面の温度
を検出する負特性サーミスタからなる蓋温度センサ20
が取り付けられている。また蓋体16には、鍋3内の蒸
気を外部に流出させる蒸気口21が設けられている。
熱板18が設けられ、この放熱板18の上面にコードヒ
ータからなる蓋ヒータ19および蓋体16の下面の温度
を検出する負特性サーミスタからなる蓋温度センサ20
が取り付けられている。また蓋体16には、鍋3内の蒸
気を外部に流出させる蒸気口21が設けられている。
【0019】内枠2の外周には、前記蓋ヒータ19と並
列に接続された保温用のコードヒータからなる胴ヒータ
22が設けられている。また本体1内には、加熱用基板
23が設けられ、この加熱用基板23に前記誘導コイル
8に高周波電流を供給するためのインバータ回路等が設
けられている。
列に接続された保温用のコードヒータからなる胴ヒータ
22が設けられている。また本体1内には、加熱用基板
23が設けられ、この加熱用基板23に前記誘導コイル
8に高周波電流を供給するためのインバータ回路等が設
けられている。
【0020】そして加熱用基板23のインバータ回路に
より誘導コイル8に高周波電流が供給され、この高周波
電流により誘導コイル8に交番磁界が発生し、これに伴
いその磁界中に配置する磁性金属材料からなる鍋3の発
熱層6に渦電流が流れ、この渦電流によるジュール熱で
発熱層6が発熱し、この熱が鍋主体5に伝導し、これに
より鍋3内の被調理物、つまり米と水が加熱されるよう
になっている。
より誘導コイル8に高周波電流が供給され、この高周波
電流により誘導コイル8に交番磁界が発生し、これに伴
いその磁界中に配置する磁性金属材料からなる鍋3の発
熱層6に渦電流が流れ、この渦電流によるジュール熱で
発熱層6が発熱し、この熱が鍋主体5に伝導し、これに
より鍋3内の被調理物、つまり米と水が加熱されるよう
になっている。
【0021】図4には、回路構成を示すブロック図を示
してあり、この回路は炊飯や保温等の調理開始を行う操
作スイッチの操作信号、鍋温度センサ12、蓋温度セン
サ20からの温度データ、インバータ回路の入力電流の
下限検出による鍋検出信号たる負荷検知回路の入力情報
と、マイコンに内蔵した各種カウンターの時間情報等に
より、誘導加熱手段、胴ヒータ22、蓋ヒータ19、L
CDやLEDからなる表示手段およびブザーを予めマイ
コンROMに設定したシーケンスで制御するようになっ
ている。
してあり、この回路は炊飯や保温等の調理開始を行う操
作スイッチの操作信号、鍋温度センサ12、蓋温度セン
サ20からの温度データ、インバータ回路の入力電流の
下限検出による鍋検出信号たる負荷検知回路の入力情報
と、マイコンに内蔵した各種カウンターの時間情報等に
より、誘導加熱手段、胴ヒータ22、蓋ヒータ19、L
CDやLEDからなる表示手段およびブザーを予めマイ
コンROMに設定したシーケンスで制御するようになっ
ている。
【0022】そして、炊飯時および保温時の鍋3の鍋温
度センサ12の制御温度は、−20〜150 ℃の温度範囲内
で管理する。例えば、米の吸水を促進する炊飯前のひた
し炊きは45〜60℃に鍋3を温度制御し、炊飯加熱を停止
してむらしに移行する温度は蓋温度センサ20が蒸気の
発生を検知したときの鍋温度センサ12の検出温度を基
準にし、沸騰の後、基準温度に対して+ 5〜+ 15 ℃程
度上昇したらむらしにし、このむらし後の保温制御は60
〜73℃にする。
度センサ12の制御温度は、−20〜150 ℃の温度範囲内
で管理する。例えば、米の吸水を促進する炊飯前のひた
し炊きは45〜60℃に鍋3を温度制御し、炊飯加熱を停止
してむらしに移行する温度は蓋温度センサ20が蒸気の
発生を検知したときの鍋温度センサ12の検出温度を基
準にし、沸騰の後、基準温度に対して+ 5〜+ 15 ℃程
度上昇したらむらしにし、このむらし後の保温制御は60
〜73℃にする。
【0023】図1の(A)には前記調理器の側面図を、
(B)には正面図を示してあり、本体1の底部にはその
前側と後側とに脚29a,29bが設けられている。ま
た本体1の上部に設けられた蓋体16には、その後部の
両側にヒンジアーム30が形成され、これらヒンジアー
ム30が蓋体16の両側からその下方に延びて本体1の
後部の両側部に対向するように配置している。
(B)には正面図を示してあり、本体1の底部にはその
前側と後側とに脚29a,29bが設けられている。ま
た本体1の上部に設けられた蓋体16には、その後部の
両側にヒンジアーム30が形成され、これらヒンジアー
ム30が蓋体16の両側からその下方に延びて本体1の
後部の両側部に対向するように配置している。
【0024】本体1の両側部の外面の2か所には同軸的
にヒンジ軸31が突出形成され、また前記ヒンジアーム
30の下部には嵌合孔32が形成され、この嵌合孔32
が前記ヒンジ軸31に回動自在に嵌合し、これにより蓋
体16が前記ヒンジ軸31を中心にして上下に回動し、
この回動で本体1の上面、すなわち鍋3の開口部が開閉
されるようになっている。そして前記ヒンジ軸31には
弾性部材としてスプリング33が装着され、このスプリ
ング33により蓋体16がその開き方向に弾性的に付勢
されている。
にヒンジ軸31が突出形成され、また前記ヒンジアーム
30の下部には嵌合孔32が形成され、この嵌合孔32
が前記ヒンジ軸31に回動自在に嵌合し、これにより蓋
体16が前記ヒンジ軸31を中心にして上下に回動し、
この回動で本体1の上面、すなわち鍋3の開口部が開閉
されるようになっている。そして前記ヒンジ軸31には
弾性部材としてスプリング33が装着され、このスプリ
ング33により蓋体16がその開き方向に弾性的に付勢
されている。
【0025】前記ヒンジ軸31の中心は、本体1の上下
方向のほぼ中間部に配置し、かつ本体1の後側に設けら
れた前記脚29bの中心線よりもPの距離だけ本体1の
中央側に偏位して設けられている。
方向のほぼ中間部に配置し、かつ本体1の後側に設けら
れた前記脚29bの中心線よりもPの距離だけ本体1の
中央側に偏位して設けられている。
【0026】蓋体16の前端側の下面には、図3に示す
ように係合爪34が突出形成され、また本体1の前端側
の上部には前記係合爪34に対応するクランプ35が設
けられ、これら係合爪34とクランプ35とでクランプ
機構が構成されている。
ように係合爪34が突出形成され、また本体1の前端側
の上部には前記係合爪34に対応するクランプ35が設
けられ、これら係合爪34とクランプ35とでクランプ
機構が構成されている。
【0027】クランプ35はピン36を介して回動自在
に支持されているとともに、スプリング37を介して図
3中の反時計方向に弾性的に付勢されている。そしてク
ランプ35の上端部の内側に前記係合爪34と係脱可能
な係合部38が形成され、またこのクランプ35の下端
部の前面が操作部39で、この操作部39が図1(A)
に示すように、本体1の前面に露出している。
に支持されているとともに、スプリング37を介して図
3中の反時計方向に弾性的に付勢されている。そしてク
ランプ35の上端部の内側に前記係合爪34と係脱可能
な係合部38が形成され、またこのクランプ35の下端
部の前面が操作部39で、この操作部39が図1(A)
に示すように、本体1の前面に露出している。
【0028】そして前記蓋体16を下方に回動して本体
1の上面に閉じ合わせると、係合爪34がクランプ35
の係合部38に係合してその開放が阻止され、またこの
状態からクランプ35の操作部39を指先でスプリング
37に抗して押し込むと、係合爪34と係合部38との
係合が外れ、これに伴い蓋体16がスプリング33の付
勢力によりヒンジ軸31を中心にして上方に自動的に回
動して本体1の上面が開放されるようになっている。
1の上面に閉じ合わせると、係合爪34がクランプ35
の係合部38に係合してその開放が阻止され、またこの
状態からクランプ35の操作部39を指先でスプリング
37に抗して押し込むと、係合爪34と係合部38との
係合が外れ、これに伴い蓋体16がスプリング33の付
勢力によりヒンジ軸31を中心にして上方に自動的に回
動して本体1の上面が開放されるようになっている。
【0029】本体1の前面には操作パネル42が設けら
れ、この操作パネル42に液晶表示プレート43と共に
「炊飯」、「保温」「予約」、「切」等の炊飯、保温等
の操作に関するスイッチボタン44,45,46,47
が設けれている。そして前記各スイッチボタン44,4
5,46,47の表面および本体1の前面に露出した前
記クランプ35の操作部39の表面には、高純度のアル
ミナ粉末と希土類元素とを混合し、1300℃程度で焼
結したセラミックスパウダーを含有した蓄光性を有する
塗料がコーティングされており、このコーティング層が
使用中に蛍光灯等の光を吸収し、この吸収した光を蓄え
て発光する構成になっている。
れ、この操作パネル42に液晶表示プレート43と共に
「炊飯」、「保温」「予約」、「切」等の炊飯、保温等
の操作に関するスイッチボタン44,45,46,47
が設けれている。そして前記各スイッチボタン44,4
5,46,47の表面および本体1の前面に露出した前
記クランプ35の操作部39の表面には、高純度のアル
ミナ粉末と希土類元素とを混合し、1300℃程度で焼
結したセラミックスパウダーを含有した蓄光性を有する
塗料がコーティングされており、このコーティング層が
使用中に蛍光灯等の光を吸収し、この吸収した光を蓄え
て発光する構成になっている。
【0030】蓄光性塗料は、例えば「炊飯」「予約」等
の文字または文字のバック面、または文字を囲むライン
に使用し、比較的暗い状態で残光により光って見えるよ
うになっている。
の文字または文字のバック面、または文字を囲むライン
に使用し、比較的暗い状態で残光により光って見えるよ
うになっている。
【0031】このように、各スイッチボタン44,4
5,46,47の表面およびクランプ35の操作部39
の表面に蓄光性塗料のコーティング層を設けることによ
り、調理器が収納庫内等の暗い場所に設置されている場
合においても、各スイッチボタン44,45,46,4
7やクランプ35の操作部39の位置を明瞭に判別で
き、したがってその誤操作を防止でき、使い勝手が向上
する。
5,46,47の表面およびクランプ35の操作部39
の表面に蓄光性塗料のコーティング層を設けることによ
り、調理器が収納庫内等の暗い場所に設置されている場
合においても、各スイッチボタン44,45,46,4
7やクランプ35の操作部39の位置を明瞭に判別で
き、したがってその誤操作を防止でき、使い勝手が向上
する。
【0032】そして、「炊飯」のスイッチボタン44に
おいては赤色、「予約」のスイッチボタン45において
は緑色、「保温」のスイッチボタン46においては橙
色、「切」のスイッチボタン47においては白色等とな
るように、そのスイッチの機能に応じて発光する色を変
えれば、暗い状態でも文字によらず、その色に基づいて
スイッチ操作を行なうことが可能となる。また、行程を
表示するLEDランプ等の発光素子の色を「炊飯」は赤
色、「予約」は緑色、「保温」は橙色のランプにして蓄
光性塗料とほぼ同色にすれば操作と表示状態が一致し、
さらに操作しやすくなる利点がある。
おいては赤色、「予約」のスイッチボタン45において
は緑色、「保温」のスイッチボタン46においては橙
色、「切」のスイッチボタン47においては白色等とな
るように、そのスイッチの機能に応じて発光する色を変
えれば、暗い状態でも文字によらず、その色に基づいて
スイッチ操作を行なうことが可能となる。また、行程を
表示するLEDランプ等の発光素子の色を「炊飯」は赤
色、「予約」は緑色、「保温」は橙色のランプにして蓄
光性塗料とほぼ同色にすれば操作と表示状態が一致し、
さらに操作しやすくなる利点がある。
【0033】この実施形態における調理器においては、
図1(A)に示すように、蓋体16の後方から前方まで
の奥行き方向の長さがK、本体1の最下部から最上部ま
での高さがJとなっている。そして図2に示すように、
蓋体16がヒンジ軸31を中心に上方に回動して蓋体1
6がほぼ垂直に起立する状態に開いたときにおける本体
1の最下部から蓋体16の最上部までの全長高さはHで
ある。
図1(A)に示すように、蓋体16の後方から前方まで
の奥行き方向の長さがK、本体1の最下部から最上部ま
での高さがJとなっている。そして図2に示すように、
蓋体16がヒンジ軸31を中心に上方に回動して蓋体1
6がほぼ垂直に起立する状態に開いたときにおける本体
1の最下部から蓋体16の最上部までの全長高さはHで
ある。
【0034】ここで、ヒンジ軸31の位置が本体1の上
面より下方の本体1のほぼ中間部に配置しているから、
本体1の最下部から蓋体16の最上部までの全長高さH
を低く抑えることができる。従来においては、ヒンジ軸
が本体の上部に配置しており、したがって蓋体がほぼ垂
直に起立する状態に開いたときにおける本体の最下部か
ら蓋体の最上部までの全長高さは、本体の高さに蓋体の
奥行き長さを加算した大きな寸法となるが、この実施形
態においては、本体1の最下部から蓋体16の最上部ま
での全長高さHは、H<J+Kとなり、Hを低く抑える
ことができる。
面より下方の本体1のほぼ中間部に配置しているから、
本体1の最下部から蓋体16の最上部までの全長高さH
を低く抑えることができる。従来においては、ヒンジ軸
が本体の上部に配置しており、したがって蓋体がほぼ垂
直に起立する状態に開いたときにおける本体の最下部か
ら蓋体の最上部までの全長高さは、本体の高さに蓋体の
奥行き長さを加算した大きな寸法となるが、この実施形
態においては、本体1の最下部から蓋体16の最上部ま
での全長高さHは、H<J+Kとなり、Hを低く抑える
ことができる。
【0035】したがって、この実施形態の調理器をキッ
チンファニチャー等の収納庫内に入れて使用する場合、
蓋体16が収納庫内の天井(板)に当たるようなことが
なく、使い勝手が向上する。また、収納庫内の底部置台
をスライドして前方に引き出して使用する場合において
は、その引き出し量が少なくても蓋体16を開いたとき
に蓋体16が収納庫内の天井(板)の前側端部に当たら
ず、使い勝手が向上する。
チンファニチャー等の収納庫内に入れて使用する場合、
蓋体16が収納庫内の天井(板)に当たるようなことが
なく、使い勝手が向上する。また、収納庫内の底部置台
をスライドして前方に引き出して使用する場合において
は、その引き出し量が少なくても蓋体16を開いたとき
に蓋体16が収納庫内の天井(板)の前側端部に当たら
ず、使い勝手が向上する。
【0036】そして、蓋体16がスプリング33の付勢
力で自動的に開いても、収納庫内の天井(板)の前側端
部に衝突するようなことがなく、したがってその衝突の
衝撃力で蓋体16が壊れたり、傷がついたりするような
ことがない。
力で自動的に開いても、収納庫内の天井(板)の前側端
部に衝突するようなことがなく、したがってその衝突の
衝撃力で蓋体16が壊れたり、傷がついたりするような
ことがない。
【0037】また、調理器を収納庫に収納する場合以外
においても、蓋体16が開いたときのその蓋体16の本
体1の上方側への突出高さが低く抑えられるから、蓋体
16が邪魔にならず、使用上の使い勝手が向上する。
においても、蓋体16が開いたときのその蓋体16の本
体1の上方側への突出高さが低く抑えられるから、蓋体
16が邪魔にならず、使用上の使い勝手が向上する。
【0038】さらに、蓋体16が開いたときには、図2
に示すように、蓋体16が本体1の後側面の後方に配置
するから、本体1の正面側から鍋3内のご飯をほぐした
りよそったりするときに、蓋体16が邪魔とならず、使
い勝手が向上する。そして蓋体16を閉じたときには、
本体1の後方に配置していた蓋体16が本体1の上部の
領域内に収まって本体1の外周側に出っ張るようなこと
がなく、したがって外観を良好に保て、かつ全体がコン
パクトとなり、これにより調理器の設置スペースを極力
小さくでき、設置性が向上し、また輸送時の梱包等に有
利となる。
に示すように、蓋体16が本体1の後側面の後方に配置
するから、本体1の正面側から鍋3内のご飯をほぐした
りよそったりするときに、蓋体16が邪魔とならず、使
い勝手が向上する。そして蓋体16を閉じたときには、
本体1の後方に配置していた蓋体16が本体1の上部の
領域内に収まって本体1の外周側に出っ張るようなこと
がなく、したがって外観を良好に保て、かつ全体がコン
パクトとなり、これにより調理器の設置スペースを極力
小さくでき、設置性が向上し、また輸送時の梱包等に有
利となる。
【0039】ところで、蓋体16のヒンジアーム30の
長さを長くし、ヒンジ軸31の位置を本体1の側面の下
部に定めると、蓋体16を開いたときに、その蓋体16
が本体1の後方側に大きく突出するように配置して蓋体
16を閉めるときの取り扱いが面倒となるが、この実施
形態においては、ヒンジ軸31が本体1の側面のほぼ中
段部分に位置するように設定されているから、蓋体16
を開いたときに、蓋体16が本体1の後方側に大きく突
出せず、したがって蓋体16を閉めるときの作業を支障
なく円滑に行なうことができる。
長さを長くし、ヒンジ軸31の位置を本体1の側面の下
部に定めると、蓋体16を開いたときに、その蓋体16
が本体1の後方側に大きく突出するように配置して蓋体
16を閉めるときの取り扱いが面倒となるが、この実施
形態においては、ヒンジ軸31が本体1の側面のほぼ中
段部分に位置するように設定されているから、蓋体16
を開いたときに、蓋体16が本体1の後方側に大きく突
出せず、したがって蓋体16を閉めるときの作業を支障
なく円滑に行なうことができる。
【0040】蓋体16を支持したヒンジ軸31は、本体
1の後部側に設けられた脚29bよりもやや本体1の中
央側に偏位した位置に配置しており、したがって蓋体1
6が開いてその蓋体16の重心が本体1の後部側に移動
しても、その勢いで本体1が後方側に傾いたり倒れるよ
うなことがなく、常に安定した状態を保つことができ
る。
1の後部側に設けられた脚29bよりもやや本体1の中
央側に偏位した位置に配置しており、したがって蓋体1
6が開いてその蓋体16の重心が本体1の後部側に移動
しても、その勢いで本体1が後方側に傾いたり倒れるよ
うなことがなく、常に安定した状態を保つことができ
る。
【0041】特に、この実施形態のように蓋体16を開
いたときに、図2に示すように、その蓋体16の一部が
ヒンジアーム30を介して本体1の後方側に配置するも
のでは、蓋体16の開放動作時に本体1の後方側にかか
る荷重が相当大きくなるが、上述のようなヒンジ軸31
と脚部29bとの配置の関係により本体1の傾きや倒れ
を確実に防止することができる。
いたときに、図2に示すように、その蓋体16の一部が
ヒンジアーム30を介して本体1の後方側に配置するも
のでは、蓋体16の開放動作時に本体1の後方側にかか
る荷重が相当大きくなるが、上述のようなヒンジ軸31
と脚部29bとの配置の関係により本体1の傾きや倒れ
を確実に防止することができる。
【0042】また、図11に示してある従来の調理器の
ように、蓋体bの後縁部の1か所にヒンジ軸を設けてヒ
ンジ部cとした構造においては、蓋体bを開いて故意に
ねじったような場合、そのヒンジ部cが比較的容易に破
損し、安定性に欠けるが、本発明の実施形態において
は、ヒンジ軸31を本体1の両側部の2か所に設けて蓋
体16を支持しており、したがってその強度が強く、蓋
体16を開いて故意にねじったような場合でもその破損
を防止して安定感のあるヒンジ構造となる。
ように、蓋体bの後縁部の1か所にヒンジ軸を設けてヒ
ンジ部cとした構造においては、蓋体bを開いて故意に
ねじったような場合、そのヒンジ部cが比較的容易に破
損し、安定性に欠けるが、本発明の実施形態において
は、ヒンジ軸31を本体1の両側部の2か所に設けて蓋
体16を支持しており、したがってその強度が強く、蓋
体16を開いて故意にねじったような場合でもその破損
を防止して安定感のあるヒンジ構造となる。
【0043】さらに、ヒンジ軸31を本体1の側部に設
けてあるから、そのヒンジ軸31の周囲に大きな空間を
確保でき、このため蓋体16を自動開放させるスプリン
グ33の組み込みを容易に行なえ、組み立て性が向上す
る。
けてあるから、そのヒンジ軸31の周囲に大きな空間を
確保でき、このため蓋体16を自動開放させるスプリン
グ33の組み込みを容易に行なえ、組み立て性が向上す
る。
【0044】図5および図6には、本発明の第2の実施
形態を示してあり、図5の(A)は調理器の側面図、
(B)は調理器の正面図、図6は蓋体を開いた状態を示
す調理器の側面図である。
形態を示してあり、図5の(A)は調理器の側面図、
(B)は調理器の正面図、図6は蓋体を開いた状態を示
す調理器の側面図である。
【0045】この第2の実施形態においては、本体1の
後部の両側部に凹部1aが形成され、この凹部1a内に
蓋体16のヒンジアーム30が配置してその嵌合孔32
がヒンジ軸31に嵌合している。そしてヒンジアーム3
0が凹部1a内に配置することにより、ヒンジアーム3
0が本体1の両側面とほぼ面一に保持されている。
後部の両側部に凹部1aが形成され、この凹部1a内に
蓋体16のヒンジアーム30が配置してその嵌合孔32
がヒンジ軸31に嵌合している。そしてヒンジアーム3
0が凹部1a内に配置することにより、ヒンジアーム3
0が本体1の両側面とほぼ面一に保持されている。
【0046】このような構成においては、ヒンジアーム
30が本体1の両側面に突出せず、このため調理器の全
体がすっきりとして外観が良好となり、また調理器の幅
を小さくすることができる点で有利となる。なお、凹部
1aの深さを比較的深くしてヒンジアーム30がその凹
部1a内に一段落ち込むように配置させる場合であって
もよい。
30が本体1の両側面に突出せず、このため調理器の全
体がすっきりとして外観が良好となり、また調理器の幅
を小さくすることができる点で有利となる。なお、凹部
1aの深さを比較的深くしてヒンジアーム30がその凹
部1a内に一段落ち込むように配置させる場合であって
もよい。
【0047】図7および図8は、第3の実施形態を示し
てあり、図7の(A)は調理器の側面図、(B)は調理
器の正面図、図8は蓋体を開いた状態を示す調理器の側
面図である。
てあり、図7の(A)は調理器の側面図、(B)は調理
器の正面図、図8は蓋体を開いた状態を示す調理器の側
面図である。
【0048】この第3の実施形態においては、蓋体16
のヒンジアーム30がほぼ丸形状に形成され、また本体
1の後部の両側部に前記ヒンジアーム30に対応するほ
ぼ丸形状の凹部1aが形成され、前記ヒンジアーム30
が前記凹部1a内に嵌合して合致し、前記ヒンジアーム
30が本体1の両側面とほぼ面一に保持されている。
のヒンジアーム30がほぼ丸形状に形成され、また本体
1の後部の両側部に前記ヒンジアーム30に対応するほ
ぼ丸形状の凹部1aが形成され、前記ヒンジアーム30
が前記凹部1a内に嵌合して合致し、前記ヒンジアーム
30が本体1の両側面とほぼ面一に保持されている。
【0049】そして凹部1aの中央部にヒンジ軸31が
設けられ、ヒンジアーム30の中央部に嵌合孔32が形
成され、前記嵌合孔32が前記ヒンジ軸31に挿入され
ている。
設けられ、ヒンジアーム30の中央部に嵌合孔32が形
成され、前記嵌合孔32が前記ヒンジ軸31に挿入され
ている。
【0050】このような構成においては、ヒンジアーム
30が本体1の両側面とほぼ面一の状態に配置するとと
もに、ヒンジアーム30が凹部1a内に嵌合して合致し
ているから、ヒンジアーム30と凹部1aとの間に段差
状の隙間が生じるようなことがなく、したがって調理器
の全体がより一層すっきりして良好な外観となる。また
蓋体16の開閉時に、ヒンジアーム30が凹部1aの内
周によりガイドされながら円滑に回動する。
30が本体1の両側面とほぼ面一の状態に配置するとと
もに、ヒンジアーム30が凹部1a内に嵌合して合致し
ているから、ヒンジアーム30と凹部1aとの間に段差
状の隙間が生じるようなことがなく、したがって調理器
の全体がより一層すっきりして良好な外観となる。また
蓋体16の開閉時に、ヒンジアーム30が凹部1aの内
周によりガイドされながら円滑に回動する。
【0051】図9および図10は、第4の実施形態を示
してあり、図9の(A)は調理器の正面図、(B)は調
理器を右側から見た側面図、図10は蓋体を開いた状態
を示す調理器の側面図である。
してあり、図9の(A)は調理器の正面図、(B)は調
理器を右側から見た側面図、図10は蓋体を開いた状態
を示す調理器の側面図である。
【0052】この第4の実施形態においては、蓋体16
のヒンジアーム30がほぼ丸形状に形成され、また本体
1の後部の両側面に前記ヒンジアーム30に対応するほ
ぼ丸形状の凹部1aが形成され、前記ヒンジアーム30
が前記凹部1a内に嵌合して合致している。凹部1aの
中央部にはヒンジ軸31が設けられ、ヒンジアーム30
の中央部には嵌合孔32が形成され、前記嵌合孔32が
前記ヒンジ軸31に挿入されている。
のヒンジアーム30がほぼ丸形状に形成され、また本体
1の後部の両側面に前記ヒンジアーム30に対応するほ
ぼ丸形状の凹部1aが形成され、前記ヒンジアーム30
が前記凹部1a内に嵌合して合致している。凹部1aの
中央部にはヒンジ軸31が設けられ、ヒンジアーム30
の中央部には嵌合孔32が形成され、前記嵌合孔32が
前記ヒンジ軸31に挿入されている。
【0053】そして蓋体16の一方のヒンジアーム30
の外面にはしゃもじ受け50が着脱可能に、あるいは固
定して設けられている。このしゃもじ受け50は内部に
空間を有する円形の皿形状をなし、その周面の一部に差
込口51が形成され、この差込口51を通してしゃもじ
受け50の内部にしゃもじ52を挿入することができる
ようになっている。
の外面にはしゃもじ受け50が着脱可能に、あるいは固
定して設けられている。このしゃもじ受け50は内部に
空間を有する円形の皿形状をなし、その周面の一部に差
込口51が形成され、この差込口51を通してしゃもじ
受け50の内部にしゃもじ52を挿入することができる
ようになっている。
【0054】しゃもじ受け50は蓋体16の開閉に応じ
てヒンジアーム40と一体に回動する。そして、このし
ゃもじ受け50の周面の一部に形成された差込口51の
開口面は、蓋体16が本体1の上面に閉合するときに
は、本体1の前方側に向き、蓋体16が開いたときに
は、上方側に向くようになっている。
てヒンジアーム40と一体に回動する。そして、このし
ゃもじ受け50の周面の一部に形成された差込口51の
開口面は、蓋体16が本体1の上面に閉合するときに
は、本体1の前方側に向き、蓋体16が開いたときに
は、上方側に向くようになっている。
【0055】したがって、しゃもじ受け50内に差込口
51を介して挿入されたしゃもじ52は、蓋体16が本
体1の上面に閉合しているときには、本体1の前方側に
向かって突出するようにほぼ水平に保持され、蓋体16
が開いたときには、水平に対して約80〜100度の角
度で起立するように保持される。
51を介して挿入されたしゃもじ52は、蓋体16が本
体1の上面に閉合しているときには、本体1の前方側に
向かって突出するようにほぼ水平に保持され、蓋体16
が開いたときには、水平に対して約80〜100度の角
度で起立するように保持される。
【0056】すなわち、蓋体16を開いてご飯をよそう
ときには、しゃもじ52がほぼ垂直に起立してその上部
が本体1の上方に突出し、したがってしゃもじ受け50
からのしゃもじ52の出し入れがし易くなり、また蓋体
16を閉じたときには、しゃもじ52がほぼ水平に倒伏
して調理器の上方に突出せず、このためしゃもじ52が
邪魔にならず、調理器の持ち運びやキッチンファニチャ
ー等の収納庫内への収納等の取り扱いに便利となる。
ときには、しゃもじ52がほぼ垂直に起立してその上部
が本体1の上方に突出し、したがってしゃもじ受け50
からのしゃもじ52の出し入れがし易くなり、また蓋体
16を閉じたときには、しゃもじ52がほぼ水平に倒伏
して調理器の上方に突出せず、このためしゃもじ52が
邪魔にならず、調理器の持ち運びやキッチンファニチャ
ー等の収納庫内への収納等の取り扱いに便利となる。
【0057】なお、差込口51の寸法はしゃもじ52の
ご飯をよそうヘラ部分の通過が可能な大きさにしておけ
ば、しゃのじ受け50内にそのヘラ部分を挿入すること
も、あるいはしゃもじ52を逆向きにして柄の部分をし
ゃもじ受け50内に挿入することも可能で合理的である
が、衛生上の観点から柄の部分のみが入る大きさにし
て、常にご飯が触れるヘラ部分はしゃもじ受け50に接
触しないように構成してもよい。この場合には、しゃも
じ受け50の大きさを小さくしてその小形化を図ること
が可能となる。そして、しゃもじ受け50の形状は円形
の場合に限らず、矩形の箱形状等であってもよい。ま
た、本発明は、加熱手段として、電磁誘導加熱方式を採
用する場合に限らず、シーズヒータ等の電熱ヒータを用
いる場合であっての何ら差し支えない。
ご飯をよそうヘラ部分の通過が可能な大きさにしておけ
ば、しゃのじ受け50内にそのヘラ部分を挿入すること
も、あるいはしゃもじ52を逆向きにして柄の部分をし
ゃもじ受け50内に挿入することも可能で合理的である
が、衛生上の観点から柄の部分のみが入る大きさにし
て、常にご飯が触れるヘラ部分はしゃもじ受け50に接
触しないように構成してもよい。この場合には、しゃも
じ受け50の大きさを小さくしてその小形化を図ること
が可能となる。そして、しゃもじ受け50の形状は円形
の場合に限らず、矩形の箱形状等であってもよい。ま
た、本発明は、加熱手段として、電磁誘導加熱方式を採
用する場合に限らず、シーズヒータ等の電熱ヒータを用
いる場合であっての何ら差し支えない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、蓋
体を開けたときの調理器の全長高を低く抑えることがで
き、したがって例えばキッチンファニチャー等の収納庫
内に調理器を入れて使用する場合に、その開いた蓋体が
収納庫内の天井(板)に当たるようなことがなく、使い
勝手が向上する。
体を開けたときの調理器の全長高を低く抑えることがで
き、したがって例えばキッチンファニチャー等の収納庫
内に調理器を入れて使用する場合に、その開いた蓋体が
収納庫内の天井(板)に当たるようなことがなく、使い
勝手が向上する。
【0059】また、収納庫内の底部置台をスライドして
前方に引き出して使用する場合に、その引き出し量が少
なくても、蓋体を開いたときの蓋体が収納庫の天井
(板)の前側端部に当たるようなことがなく、使い勝手
が向上する。
前方に引き出して使用する場合に、その引き出し量が少
なくても、蓋体を開いたときの蓋体が収納庫の天井
(板)の前側端部に当たるようなことがなく、使い勝手
が向上する。
【0060】そして蓋体が弾性部材により自動的に開く
構成の場合であっても、蓋体が開いたときに、その蓋体
が収納庫の天井(板)の前側端部に衝突するようなこと
が避けられ、その衝撃で蓋体が壊れたり傷が付くような
ことが防止される。
構成の場合であっても、蓋体が開いたときに、その蓋体
が収納庫の天井(板)の前側端部に衝突するようなこと
が避けられ、その衝撃で蓋体が壊れたり傷が付くような
ことが防止される。
【0061】また、調理器を収納庫内に収納する場合以
外のときにおいても、蓋体を開いたときのその全長高さ
が低く抑えられるから、蓋体が邪魔にならず、使い勝手
が向上する。
外のときにおいても、蓋体を開いたときのその全長高さ
が低く抑えられるから、蓋体が邪魔にならず、使い勝手
が向上する。
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、(A)は調理
器の側面図、(B)は調理器の正面図。
器の側面図、(B)は調理器の正面図。
【図2】その調理器における蓋体を開いたときの状態を
示す側面図。
示す側面図。
【図3】その調理器の内部構造を示す断面図。
【図4】その調理器の回路ブロック図。
【図5】本発明の第2の実施形態を示し、(A)は調理
器の側面図、(B)は調理器の正面図。
器の側面図、(B)は調理器の正面図。
【図6】その調理器における蓋体を開いたときの状態を
示す側面図。
示す側面図。
【図7】本発明の第3の実施形態を示し、(A)は調理
器の側面図、(B)は調理器の正面図。
器の側面図、(B)は調理器の正面図。
【図8】その調理器における蓋体を開いたときの状態を
示す側面図。
示す側面図。
【図9】本発明の第4の実施形態を示し、(A)は調理
器の正面図、(B)は調理器の側面図。
器の正面図、(B)は調理器の側面図。
【図10】その調理器における蓋体を開いたときの状態
を示す側面図。
を示す側面図。
【図11】従来の調理器を示す断面図。
1…本体 3…鍋 16…蓋体 31…ヒンジ軸 35…クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出田 和也 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内
Claims (6)
- 【請求項1】被調理物を内部に収容する上面が開口した
本体と、この本体の上面を覆う蓋体と、この蓋体を前記
本体に対して開閉可能に支持したヒンジ軸と、このヒン
ジ軸の反対側に設けられた蓋体と本体との係止用のクラ
ンプ機構とを備え、前記ヒンジ軸は前記本体の上面より
下方の位置の本体の側部に配置していることを特徴とす
る調理器。 - 【請求項2】本体の底部には本体の前側と後側とに脚部
を有し、前記ヒンジ軸は本体の後側の脚部よりも本体の
中央側に位置していることを特徴とする請求項1に記載
の調理器。 - 【請求項3】ヒンジ軸は本体の両側部の2か所に設けて
あることを特徴とする請求項1または2に記載の調理
器。 - 【請求項4】ヒンジ軸には蓋体を常時開く方向に作用さ
せる弾性部材を設けてあることを特徴とする請求項1、
2または3に記載の調理器。 - 【請求項5】蓋体を開いた状態において、本体の最下部
から蓋体の最上部までの高さが、蓋体の後方から前方ま
での長さに本体の最下部から本体の最上部までの高さを
加算した長さより低くなる構成としてあることを特徴と
する請求項1、2、3または4に記載の調理器。 - 【請求項6】蓋体を開いた状態において、蓋体の後方部
が本体の後側面の後方に位置する構成としてあることを
特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の調理
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP247996A JPH09187372A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP247996A JPH09187372A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09187372A true JPH09187372A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11530489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP247996A Pending JPH09187372A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09187372A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004262461A (ja) * | 2003-01-14 | 2004-09-24 | Uni Charm Corp | 蓋付き容器 |
JP2006094925A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 炊飯器 |
JP2011168341A (ja) * | 2011-06-06 | 2011-09-01 | Unicharm Corp | 蓋付き容器 |
-
1996
- 1996-01-10 JP JP247996A patent/JPH09187372A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004262461A (ja) * | 2003-01-14 | 2004-09-24 | Uni Charm Corp | 蓋付き容器 |
JP2006094925A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 炊飯器 |
JP2011168341A (ja) * | 2011-06-06 | 2011-09-01 | Unicharm Corp | 蓋付き容器 |
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