JP3702466B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍋を収納する本体の上部に蓋体を備えた炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種の炊飯器は、鍋を収納する本体に対し、この鍋の上部を覆う蓋体としての蓋を開閉自在に設けて構成されるが、近年は外観品位およびデザイン性の向上を図るために、例えば特許文献1に開示されるような、蓋の外面を形成するプラスチック製の外蓋の表面側から、外観部品となる金属蓋を装着したものが知られている。この外観部品に相当する金属蓋は、外蓋とほぼ同一の形状を有していると共に、蓋は上記外蓋を一構成部品とする他に、この外蓋と係合し、有底筒状の鍋の上部開口部を覆う外蓋カバーを備えて構成される。
【0003】
外蓋と金属蓋との係合については様々な手段が考えられるが、コストや製造性などを考慮すると、外蓋に係合する凸形状の爪を係合部として金属蓋に設ける一方で、この爪に対向して貫通孔(係合受部)を外蓋に設けるのが一般的である。その場合、組込みに際しては、外蓋の金属蓋の爪を外蓋の貫通孔に貫通させ、外蓋の裏面に突出する爪の先端部を折曲げて、外蓋と金属蓋との係合を図るようにしている。
【0004】
ところで上記外蓋と金属蓋は、インサート成形による一体成形を行わない限り、蓋の外面に露出する金属蓋の端部処理が問題となる。すなわち、端部を何も処理せず、外観形状のまま金属蓋を切断すると、切断した端面が蓋の外方に直接露出して手に触れてしまい、製品の使用者に対し好ましくない。
【0005】
このような問題を考慮した蓋の構造を、図6および図7に示す。同図において、101は本体(図示せず)に対し開閉自在に設けられる蓋で、この蓋101は、曲面形状(三次元形状)をなす外蓋102と、外蓋102の下側内周に設けられた外蓋カバー103と、外蓋カバー103の中心開口を塞ぐようにして設けられた放熱板104と、外蓋102の表面側から装着される板状の金属蓋105とにより構成される。ここで金属蓋105は、外蓋102の表面を覆うための外観形状を規定する表面部111と、この表面部111の縁部全周より曲げ処理された折曲げ部112と、この曲げ処理を行った折曲げ部112の先端部より局部的に延長させた凸部113とにより構成される。一方、外蓋102の表面側には、前記折曲げ部112が挿入可能な溝116と、前記凸部113に対向する部位に設けられた貫通孔117がそれぞれ形成される。なお、前記放熱板104は鍋(図示せず)の上面開口部に対向して設けられており、蓋101を閉じたときに、放熱板104の外周部に設けられた環状のパッキン121が、鍋の上部フランジに当接するようになっている。
【0006】
この場合、所定の形状に切断した金属蓋105の端部全周に曲げ処理を施し、これにより形成される折曲げ部112を外蓋102に設けた溝116に挿入することで、金属蓋105の端面が製品の外方に露出するのを防止している。また、前記凸部113は図8に示すように、貫通孔117を貫通して外蓋102の裏面側に突出し、この突出した凸部113の先端部を矢印に示す方向に折り曲げることで、外蓋102に対する金属板105の抜止めがなされる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−10905
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記図6〜図8に示す構成において、金属蓋105の端部は、その全周に施した曲げ処理によって、外蓋102と同じ曲面形状をなす表面部111よりも下方に折れ曲がった状態にある。その曲げ部となる折曲げ部112は、金属蓋105の材料特性に起因するスプリングバックにより、直角ではなく一定の勾配を有して折曲げられている(通常は、折曲げ部112の下端が外側に開く勾配となる)。さらに、外蓋102の貫通孔117に係合する爪状の凸部113は、折曲げ部112の先端部より局部的に延長していることから、凸部113の形成されていない部分よりもさらに外側に開いている。これに対して、外蓋102に設けられた溝116は、金属蓋105の折曲げ部112外面と外蓋102に形成した溝116の外壁面との隙間を一定に保持するように設けられており、金属蓋105に設けた爪状の凸部113が外側により開いているからといって、その分を見込んで凸部113に対応する箇所の溝部116を外側に広げようとすると、溝部116の外壁面が凹凸を有する形状となり、外観品位が低下する。また、凸部113を貫通孔117に貫通させ、金属蓋105を外蓋102に装着した後は、凸部113の先端部を曲げて金属蓋105を外蓋102に係合させているが、この係合後における金属蓋105の端部は、凸部113の設けられていない箇所の曲げ深さとほぼ同一になって、折曲げ部112の外側への開き量はほぼ同一となる。そのため、外蓋102の溝116を見込んで外側に広げた場合は、金属蓋105と外蓋102との隙間が不均一となって外観品位が低下する。さらに、金属蓋105と外蓋102との隙間を均一に保つために、外蓋102に設けた溝116に見込み分を加味しておかないと、次のような問題を生じる。
【0009】
金属蓋105の端部に局部的に設けた凸部113は、凸部113のない箇所に比べてより外側へ開いた状態で設けられ、しかも折曲げ部112の下端よりさらに下方に延びている。そのため、金属蓋105を外蓋102に装着する際に、外蓋102に設けた溝116よりも外周にあって、外観となる露出表面118に凸部113の下端が先当りする虞れが高い。この場合、凸部113の下端は金属蓋105の切断面となっているので、露出表面118に傷が付き、外観品位を低下させる原因となる。また、凸部113の下端が露出表面118に先当りしないように組み込むには慎重な作業を必要とし、作業性も必然的に低下する。しかも、こうした先当りを確実に防止するために、金属蓋105と外蓋102との隙間を意図的に広げる方法もあるが、そうなると隙間にごみなどの異物が侵入しやすくなる上に、大きな隙間によって外観品位が低下する。
【0010】
さらに、金属蓋105に形成した凸部113を貫通させるための貫通孔117は、溝116の底面に形成されるが、凸部113は折曲げ部112よりも下方に延び、しかも折曲げ部112よりも外側に開いた状態にあるため、貫通孔117も必然的に凸部113に対応した形状に設けられる。そうなると、金属蓋105を外蓋102に組み込んで、凸部113による爪係合を完了した後は、折曲げ部112外面と外蓋102に形成した溝116の外壁面との隙間から、貫通孔117の一部が見えることになり、これも外観品位を著しく低下させる原因となる。
【0011】
また、炊飯中と保温中は本体に対し蓋101を閉じ、鍋内のご飯をよそうときなどには蓋101が開くようにするために、本体に蓋101を閉状態で係止するためのフックを設ける一方で、蓋101にはこの蓋101と本体との係止を解除する可動可能なクランプ(可動部)を設け、本体に対し蓋101を開閉自在にする炊飯器も知られている。とりわけ、クランプを前記金属蓋105の表面部111と重なる位置に設ける場合は、クランプを蓋101の外面に臨むように露出させ、使用者がクランプを押動操作できるようにするのが殆どである。クランプの操作部を金属蓋105と重ねた位置に配置するのは、外観性の向上が主な理由であるが、その場合もクランプを蓋101の外面に臨ませるための孔の周囲には、外蓋102に同様の溝116や貫通孔117が設けられており、上述のような問題があると、外観性を配慮すべきクランプの周囲において、外観品位の低下が顕著なものとなる。
【0012】
本発明は上記問題点を解決して、外蓋と金属蓋との境界部における外観品位の低下を取り除き、しかも金属蓋の組み込み時における製造性を改善できる炊飯器を提供することをその目的とする。
【0013】
また本発明の第2の目的は、外観性を配慮すべきクランプの周囲において、外蓋と金属蓋との境界部における外観品位の低下を取り除ける炊飯器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の炊飯器では、受部が製品の外観部となる金属蓋の表面部よりも内側に配置される。そのため、蓋体の外側から見たときに、金属蓋と外蓋との隙間から受部が見えなくなる。また、受部に対向して金属蓋の係合部が形成されるので、この係合部も必然的に表面部よりも内側に配置されることとなり、係合部の端面が外蓋の受部よりも外周にある露出表面に先当りする虞れも一掃でき、作業性ならびに外観性を向上できる。
【0015】
本発明の請求項2の炊飯器では、蓋体を付勢する手段によって外力を与えなくても蓋体を自動的に開くことが可能になり、使用者に対する使い勝手を向上できる。
【0016】
本発明の請求項3の炊飯器では、外観性を配慮すべきクランプの周囲において、金属蓋と外蓋との隙間から受部が見えなくなると共に、係合部の端面が外蓋の露出表面に先当りする虞れも一掃でき、作業性ならびに外観性を向上できる。
【0017】
【発明の実施形態】
以下、本発明における炊飯器の一実施例について、図1〜図5を参照しながら説明する。
【0018】
まず炊飯器の基本的な構成を図1に基づき説明すると、1は炊飯器の外郭となる炊飯器本体で、この炊飯器本体1は、ほぼ筒状の外枠2と、この外枠2の下面開口を覆って設けられた底板3とにより形成されている。炊飯器本体1の上側には、その後部に位置するヒンジたるヒンジ軸4により、蓋すなわち蓋体5が回動自在に支持されている。また、外枠2の上部内周部から一体に垂下させて形成されるほぼ筒状の鍋収容部6と、この鍋収容部6の下面開口を覆って設けられた内枠8とにより、炊飯器本体1内に有底筒状の鍋収容体9が形成される。なお、鍋収容体9の側部をなす鍋収容部6は、外枠2と一体化したPP(ポリプロピレン)などの合成樹脂からなる。また、鍋収容体9の底部をなす内枠8は、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂で形成されている。
【0019】
炊飯器の本体外観は、その上部と側部を一体化した外側枠すなわち外枠2と、外枠2の底部を覆う底板3で構成してもよい。また本体外観を、上部を覆う上枠と、側部と底部を一体化した底側枠とにより構成したり、あるいは上部を覆う上枠と、側部を覆う側枠と、底部を覆う底板とにより構成してもよい。その際、外側枠,底板,上枠,底側枠は、いずれもPPなどの合成樹脂で形成されるが、側枠はPPなどの合成樹脂で形成してもよいし、ステンレスなどの金属板で形成してもよい。
【0020】
前記鍋収容体9内には、米や水などの被調理物を収容する有底筒状の鍋11が着脱自在に収容される。この鍋11は、熱伝導性のよいアルミニウムを主材料とした鍋本体12と、この鍋本体12の外面の側面下部から底面部にかけて接合されたフェライト系ステンレスなどの磁性金属板からなる発熱体13とにより構成される。鍋11の側面中央から上部に発熱体13を設けないのは、鍋11の軽量化を図るためである。また、鍋11の上端周囲には、その外周側に延出する円環状のフランジ部14が形成されている。
【0021】
前記内枠8は、鍋11の発熱体13に対向して位置しているが、この内枠8の外面の発熱体13に対向する側面下部および底面部には、鍋11の特に底部を電磁誘導加熱する加熱手段としての加熱コイル16が設けられている。そして、この加熱コイル16に高周波電流を供給すると、加熱コイル16から発生する交番磁界によって鍋11の発熱体13が発熱し、鍋11ひいては鍋11内の水や米などの被調理物が加熱されるようになっている。さらに、前記加熱コイル16を下側から覆ってフェライトコア17が設けられている。
【0022】
また、内枠8の底部中央には、前記鍋11の底部外面に弾発的に当接して鍋11の底部の温度を検出する鍋底温度検出手段としてのサーミスタ式の鍋温度センサ21がセンサホルダ22により支持されて設けられている。
【0023】
前記鍋収容体9の上端には、鍋11の側面上部、特にフランジ部14を加熱するための鍋側面加熱手段としてのコードヒータ26が、鍋11のフランジ部14の下側に位置して円環状に配置されている。このコードヒータ26は電熱式ヒータからなり、鍋収容体9の上端に載置するようにして取り付けられた熱放散抑止部材としてのヒータリング27上に保持されると共に、コードヒータ26を上から覆うようにしてヒータリング27に取り付けられ、かつ熱伝導性に優れた例えばアルミ板からなる固定金具と放熱部とを兼用する金属板29を備えている。この金属板29は、炊飯器本体1と蓋体5との隙間30に対向して位置している。そして、前記金属板29の上面に鍋11のフランジ部14の下面が載置し、これにより、鍋11が吊られた状態で鍋収容体9内に収容されるようになっている。したがって、鍋11とこの鍋11が収容された鍋収容体9の上端との間における隙間がほとんどない構成になる。しかも、鍋11のフランジ部14は、外形がコードヒータ26と同等以上の大きさに形成されており、これにより、コードヒータ26が鍋11のフランジ部14で上から覆われるようになっている。ただし、図示していないが、例えば鍋収容体9の左右両側部においてコードヒータ26を下方へ屈曲させることにより、フランジ部14とコードヒータ26とを非接触としてこれらフランジ部14とコードヒータ26との間に部分的に隙間が形成されるようにしてあり、この隙間において、鍋11を着脱する際の持ち手部としてフランジ部14を使用できるようにしてある。また、前記部分的な隙間は、鍋11の外面に水が付着した状態で炊飯したときに蒸気を排出させる作用も有する。
【0024】
前記蓋体5は、その回転軸であるヒンジ軸4に巻装されたヒンジばね41の力により、ヒンジ軸4を支点として開く方向へ付勢されている。また、蓋体5の前部に設けられたクランプ42に、外枠2の前部上側に設けられたフック43が係脱自在に係合することにより、ヒンジばね41の力に抗して蓋体5が閉じた状態に保持されるようになっている。
【0025】
蓋体5は、その上面外殻を形成する例えばプラスチック製の外蓋46と、蓋体5の内面である下面を形成する蓋下面材としての放熱板47と、これら外蓋46と放熱板47とを結合させて蓋体5の骨格を形成する蓋ベース材としての外蓋カバー48とを主たる構成要素としている。また、蓋体5の内面である下面には、この下面との間に所定の隙間を形成して、前記鍋11の上部開口部を直接覆う内蓋51が着脱自在に装着される。前記放熱板47および内蓋51はともに金属製であり、例えば、ステンレスやアルミニウムをアルマイトした材料からなっている。また、前記内蓋51の外周部にはパッキンベース52が固定されており、このパッキンベース52と内蓋51とにより挟まれて蓋パッキン53が固定されている。この蓋パッキン53は、シリコーンゴムやフッ素ゴムなどの弾性部材により環状に形成され、前記鍋11のフランジ部14の上面に当接してこの鍋11と内蓋51との間の隙間を塞ぎ、鍋11から発生する蒸気を密閉するものである。そして、蓋パッキン53における鍋11への当接部は、フランジ部14を挟んで前記コードヒータ26に対向している。
【0026】
また、前記蓋体5の内部にあって、放熱板47の上面には、蓋加熱手段としての蓋ヒータ56が設けられている。この蓋ヒータ56は、コードヒータなどの電熱式ヒータや、電磁誘導加熱式による加熱コイルでもよい。さらに前記放熱板47には、蓋体5の特に内蓋51の温度を検知する蓋温度検知手段としてのサーミスタ式の蓋温度センサ57が設けられていている。前記蓋体5の上面後部には、鍋11内で発生した蒸気を外部へ放出するための蒸気口61が着脱可能に取り付けられている。また、前記放熱板47および内蓋51における蒸気口61の下方の位置には、蒸気の通過用の開口孔がそれぞれ開口形成されており、蒸気口61の下端部には蒸気口パッキン62が設けられている。
【0027】
さらに、前記外蓋46の前部には操作パネル63が設けられている。そして、この操作パネル63の下方に位置して蓋体5内に形成された基板収納室64に表示基板65が配設されており、この表示基板65上には、時間や選択したメニューを表示するLCD66や、現在の行程を表示するLED67や、炊飯を開始させたり、メニューを選択させるためのスイッチ68などが、制御手段として装着される。操作部に相当する操作パネル63はボタン名などを表示するもので、電子部品である制御手段にほこりや水が付着することも防止している。なお、操作パネル63を炊飯器本体1の正面側に設けてもよい。
【0028】
71は、炊飯器本体1の内部後方に設けられた加熱制御手段である。この加熱制御手段71は、加熱手段である加熱コイル16を駆動させるための発熱素子(図示せず)を基板に備えて構成される。この加熱コイル16を駆動する素子は、加熱コイル16の発振と共に加熱されるが、動作状態を保証する使用条件温度を有するので、一定温度以下で使用する必要がある。そのために、加熱コイル16を駆動する素子は、例えばアルミニウムのような熱伝導性の良好な材料で構成されるフィン状の放熱器72に熱的に接続され、冷却手段である冷却ファン73から発する風を放熱器72に当てて熱を奪うことにより、使用条件温度内で素子を駆動するようにしている。
【0029】
冷却ファン73は、加熱制御手段71に取り付けられた放熱器72の下方、若しくは側部に配置されている。また、炊飯器本体1の底部若しくは側部には、冷却ファン73から発し、加熱制御手段71に取り付けられた放熱器72から熱を奪って温かくなった風を、炊飯器本体1の外部へ排出するための孔74が複数設けられている。加熱制御手段71は製品内部すなわち炊飯器本体1内に収納されるが、鍋11の外周囲のどの位置に配置してもよい。また、炊飯器本体1の底部若しくは側部に設けた孔74も、どの位置に配置してもよい。しかし、近年は製品の小形化設計が求められている背景もあり、加熱制御手段71や冷却ファン73と、温かな風を排出する孔74は、鍋11をはさんで略反対位置に配置するのが好ましい。
【0030】
次に制御系統について、図2を参照しながら説明する。同図において、71は前述の加熱制御手段で、これは前記鍋温度センサ21および蓋温度センサ57からの各温度情報を受信して、炊飯時および保温時に鍋11の底部を加熱する加熱コイル16と、鍋11の側部を加熱するコードヒータ26と、蓋体5を加熱する蓋ヒータ56とを各々制御するものである。特に本実施例の加熱制御手段71は、鍋温度センサ21の検出温度に基づいて主に加熱コイル16が制御されて鍋11の底部を温度管理し、蓋温度センサ57の検出温度に基づいて主に蓋ヒータ56が制御されて放熱板47ひいては内蓋51を温度管理するようになっている。加熱制御手段71は、自身の記憶手段(図示せず)に記憶されたプログラムの制御シーケンス上の機能として、被調理物の調理加熱を制御する調理制御手段を備えており、ここでは炊飯時に前記鍋11内の被調理物を炊飯加熱する炊飯制御手段82と、保温時に鍋11内のご飯を所定の保温温度に保温加熱する保温制御手段83とをそれぞれ備えている。
【0031】
85は、加熱制御手段71からの制御信号を受けて、加熱コイル16に所定の高周波電流を供給する高周波インバータ回路などを内蔵した加熱コイル駆動手段である。またこれとは別に、加熱制御手段71の出力側には、加熱制御手段71からの制御信号を受けて、放熱板47や内蓋51を加熱するように蓋ヒータ56を駆動させる蓋ヒータ駆動手段86と、加熱制御手段71からの制御信号を受けてコードヒータ26をオンにするコードヒータ駆動手段87が各々設けられる。前記炊飯制御手段82による炊飯時、および保温制御手段83による保温時には、鍋温度センサ21と蓋温度センサ57からの各温度検出により、加熱コイル16による鍋11の底部への加熱と、コードヒータ26による鍋11の側面への加熱と、蓋ヒータ56による蓋体5への加熱が行なわれるように構成する。また、前記炊飯制御手段82による炊飯が終了し、鍋11内の被調理物がご飯として炊き上がった後は、保温制御手段83による保温に自動的に移行し、鍋温度センサ21の検知温度に基づき、加熱コイル11やコードヒータ26による鍋11への加熱を調節することで、ご飯を所定の保温温度(約70℃〜76℃)に保温するように構成している。
【0032】
特に前記コードヒータ26による加熱について補足説明すると、炊飯後にご飯の温度が約100℃から約73℃の保温温度に低下するまでと、約73℃の保温安定時に、コードヒータ26を発熱させて、蓋体5と炊飯器本体1との隙間30の空間に金属板29から熱放射して、この隙間30からの外気の侵入による冷えを抑制すると共に、鍋11のフランジ部14を加熱する。また、保温時にご飯を再加熱する期間にもコードヒータ26により鍋11のフランジ部14を加熱し、ご飯の加熱により発生する水分が鍋11の内面上部に結露することを防止するように構成している。
【0033】
次に、上記構成についてその作用を説明する。鍋11内に被調理物である米および水を入れて、炊飯制御手段82による炊飯を開始すると、鍋温度センサ21による鍋11の底部の温度検知に基づいて、加熱コイル16とコードヒータ26で鍋11の底部と側面部をそれぞれ加熱し、鍋11内の水温を45〜60℃に15〜20分間保持するひたし炊きが行なわれる。その後、加熱コイル16により鍋11を強加熱し、被調理物への沸騰加熱を行なう。この沸騰加熱時に鍋11の底部と側面部の温度が90℃以上になり、蓋体5の温度が90℃以上で安定したら、鍋11内が沸騰状態になったものとして、それまでよりも加熱量を低減した沸騰継続加熱に移行する。なお、蓋体5の温度が90℃以上で安定したことは、蓋温度センサ57からの検出温度の温度上昇率により検知される。また、この沸騰検知において、鍋温度センサ21と蓋温度センサ57とにより、鍋11の底部および蓋体5がいずれも90℃以上になったことを確認でき、完全に鍋11内が沸騰したことを精度よく検知できる。
【0034】
また、前記鍋11の底部,鍋11の側面部または蓋体5のいずれかが120℃以上の通常ではあり得ない検知温度になったら、加熱制御手段71は何らかの異常があると判断して炊飯加熱における加熱量を低減して全ての動作を停止する切状態にするか、後述するむらしに移行するか、保温を行ない、異常加熱を防止する。逆に、前記鍋11の底部または蓋体5のいずれかが90℃以上になって所定時間(例えば5分)経過しているのに、それ以外の鍋11の底部または蓋体5のいずれかが90℃未満で低い状態の場合、この温度の低い状態の鍋温度センサ21または蓋温度センサ57が、何らかの理由(汚れや傾きや接触不良など)で温度検知精度が悪化していると判断し、同様に炊飯加熱における加熱量を低減して全ての動作を序止する切状態にするか、むらしに移行するか、保温を行ない、これに対処する。
【0035】
沸騰継続に移行すると、炊飯制御手段82は蓋ヒータ56による蓋加熱を開始させる。ここでの蓋加熱は、内蓋51の温度が100〜110℃になるように、蓋温度センサ57の検知温度により管理される。そして、鍋11の底部が所定の温度上昇を生じたら、炊き上げを検知して、むらしに移行する。むらし中は蓋温度センサ57の検出温度による温度管理によって蓋ヒータ56を通断電し、内蓋51への露付きを防止すると共に、ご飯が焦げない程度に高温(98〜100℃)が保持されるように、鍋11の底部または鍋11の側面部の温度を管理する。むらしは所定時間(15〜20分)続けられ、むらしが終了したら保温制御手段83による保温に移行する。
【0036】
保温になると、加熱コイル16にて鍋11の底部と側面下部を加熱すると共に、鍋11内に収容するご飯の温度よりも僅かに高く、蓋ヒータ56により蓋体5の下面を加熱し、さらに鍋11の側面をコードヒータ26でご飯が乾燥せず、かつ露が多量に付着しないように温度管理する。鍋11内のご飯の温度は70〜76℃に温度保持されるが、この保温時においても、鍋温度センサ21や蓋温度センサ57が相互に異常に高かったり、あるいは異常に低かったりした場合には、異常を検知してこの異常加熱を防止する。
【0037】
次に、本実施例の特徴部分を図3〜図5に基づき説明する。これらの各図において、前述の蓋5は、曲面形状(三次元形状)をなす外蓋46の表面側から装着される板状の金属蓋91を備えている。ここでの金属蓋91の材質はステンレスを使用しているが、他の金属である例えばアルミニウムなどを用いてもよい。金属蓋91は、使用者が直接視認できる蓋体51の外観面となる表面部92と、この表面部92の縁部全周より曲げ処理された折曲げ部93と、この曲げ処理を行った折曲げ部93の先端部より局部的に延長させた係合部としての凸部94とにより構成されるが、本実施例では凸部94が折曲げ部93よりも内方に位置するように、折曲げ部93と凸部94との間に略水平な段部95が形成される。
【0038】
一方、外蓋46の表面側には、前記折曲げ部93が挿入可能な凹状の溝96と、前記凸部94に対向する部位に設けられた係合受部としての貫通孔97がそれぞれ形成される。特に本実施例の貫通孔97は、溝96の底面全幅にわたってではなく、金属蓋95の表面部92が被さる内方に偏って開口形成される。外蓋46の表面は、前記溝96を境界部として、金属蓋95の表面部92で覆われる被覆部98と、金属蓋95に覆われず表面部92と共に蓋体5の外観面となる露出部99が各々形成される。
【0039】
またここでは、蓋体5側にあるクランプ42が可動可能に設けられる一方で、外枠2の前部上側にあるフック43は固定した状態で設けられており、図1に示す蓋体5の係止構造とは若干異なる。クランプ42の先端側にある操作部31は、外蓋46に設けた孔32を貫通して上方に突出した状態で設けられている。すなわち外蓋46には、可動部としてのクランプ42の操作部31を外面に臨ませる孔32が設けられている。そして、この孔32の全周囲にわたって貫通孔97付きの溝96が形成される(図5参照)。なお、ここには図示していないが、蓋体5の内部には操作部31が常時外方に突出するように付勢するスプリングなどの弾性手段が設けられ、この弾性手段の付勢に抗して操作部31を押し込むと、炊飯器本体1側にあるフック43からクランプ42の基端部が離脱し、ヒンジばね41の力が作用して、蓋体5が自動的に開く構成になっている。
【0040】
図3〜図5に示す例では、金属蓋91の端部はその全周で面曲げ処理が施されており、外蓋46の貫通孔97に貫通係合する爪部としての凸部94が局部的に設けられるが、折曲げ部93を形成するための全周にわたる曲げ処理に続いて、凸部94の基端側をさらに内側水平方向に一度曲げ処理し、そこから下方に折り曲げて凸部94と段部95を形成している。その際、凸部94の下端が若干内側に傾斜するように段部95を加工形成すれば、凸部94の下端が外蓋46に先当りしても、その部分は最終的に金属蓋91で隠れて見えなくなるので、外観品位の低下を招かず好ましい。
【0041】
そして、折曲げ部93を外蓋46に設けた溝96に挿入すると、凸部94が貫通孔97を貫通して外蓋46の裏面側に突出し、この突出した凸部94の先端部を水平方向に折り曲げることで、外蓋46に対して金属板91が係合し、金属板91の抜止めがなされる。この場合、外蓋46に設けた貫通孔97は、金属蓋91の外観形状である表面部92よりも内側にあるため、溝96を通してその底面にある貫通孔97を見ようとしても、金属板91に隠れて見えず、外観品位の低下を防止できる。また、貫通孔97に対抗する凸部94も、金属蓋91の表面部92よりも内側に位置するため、金属板91を外蓋46の表面側から組み込む際に、蓋体5の外観面となる露出部99に当って傷が付くことがなく、製造性および外観品位の低下を同時に防止できる。さらに、折曲げ部93より局部的に延長した凸部94が、他の凸部を設けていない箇所に比べて外側に開くことがあっても、溝96の底面にある貫通孔97が内側に偏っていて、折曲げ部93の外面と外蓋46に形成した溝96の外壁面との隙間を均一のまま保持できるので、この点でも外観品位の低下を防止できる。
【0042】
なお、本実施例では段部95が溝部96の底面に当接しないように、金属蓋91で覆われる被覆部98の外周に突出部33を設けている。こうすると、金属蓋91を外蓋46に係合固定した後は、金属蓋91の表面部92の裏面と外蓋46の突出部33が常時当接するようになり、外観品位および製造性の向上を達成しつつも、表面部92の外側から金属蓋91を押したときのペコつきを確実に防止できる。
【0043】
以上のように本実施例によれば、鍋11と、この鍋11を収納する本体としての炊飯器本体1と、この炊飯器本体1に対し開閉自在に設けられ、鍋11の上部を覆う蓋すなわち蓋体5とを備え、蓋体5は外観となる金属蓋91を有する外蓋46を備え、金属蓋91の係合部である凸部94に対向して、この凸部94と係合する受部としての貫通孔97を外蓋46に設けた炊飯器において、金属蓋91が、蓋体5の外観面となる表面部92と、この表面部92の縁部に形成された折曲げ部93と、この折曲げ部93の先端部より延長させてなる係合部としての凸部94と、この凸部94が折曲げ部93よりも内方に位置するように、折曲げ部93と凸部94との間に形成された段部95とにより構成されると共に、金属蓋91の表面部92よりも内側に貫通孔97を配置している。
【0044】
この場合、外蓋46の貫通孔97が製品の外観部となる金属蓋91の表面部92よりも内側に配置される。そのため、蓋体5の外側から見たときに、金属蓋91と外蓋46との隙間から貫通孔97が見えなくなる。また、貫通孔97に対向して金属蓋91の凸部94が形成されるので、この凸部94も必然的に表面部92よりも内側に配置されることとなり、凸部94の端面が外蓋の貫通孔97よりも外周にある露出表面(露出部99)に先当りする虞れも一掃でき、作業性ならびに外観性を向上できる。
【0045】
また本実施例では、蓋体5を回動自在に支持するヒンジたるヒンジ軸4と、蓋体5を開方向に付勢する蓋開き手段としてのヒンジばね41とを備えている。
【0046】
この場合、ヒンジばね41によって外力を与えなくても蓋体5を自動的に開くことが可能になり、使用者に対する使い勝手を向上できる。
【0047】
さらに本実施例では、炊飯器本体1と蓋体5との係止を解除して、蓋体5を開閉自在にする可動部としてのクランプ42を備え、このクランプ42の操作部31を外面に臨ませる孔部としての孔32を設けると共に、孔32の周囲に貫通孔97を配置している。
【0048】
この場合、特に外観性を配慮すべきクランプ42の操作部31の周囲において、金属蓋91と外蓋46との隙間から貫通孔97が見えなくなると共に、凸部94の端面が外蓋46の露出部99に先当りする虞れも一掃でき、作業性ならびに外観性を向上できる。
【0049】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。
【0050】
【発明の効果】
本発明の請求項1の炊飯器によれば、外蓋と金属蓋との境界部における外観品位の低下を取り除き、しかも金属蓋の組み込み時における製造性を改善できる。
【0051】
本発明の請求項2の炊飯器によれば、外力を与えなくても蓋体を自動的に開き、使用者に対する使い勝手を向上できる。
【0052】
本発明の請求項3の炊飯器によれば、外観性を配慮すべきクランプの周囲において、外蓋と金属蓋との境界部における外観品位の低下を取り除くと共に、作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す炊飯器の全体断面図である。
【図2】 同上、電気的構成を示すブロック図である。
【図3】 同上、金属蓋を外蓋に係合させた状態の蓋体の外周部分における要部断面図である。
【図4】 同上、金属蓋を外蓋に係合させた状態のクランプを含む蓋体の要部断面図である。
【図5】 同上、金属蓋の要部斜視図である。
【図6】 従来例を示す金属蓋を装着する前の蓋体の要部断面図である。
【図7】 同上、金属蓋の要部斜視図である。
【図8】 同上、金属蓋を外蓋に係合させた状態の蓋体の要部断面図である。
【符号の説明】
1 炊飯器本体(本体)
4 ヒンジ軸(ヒンジ)
5 蓋体
11 鍋
32 孔(孔部)
41 ヒンジばね(蓋体を付勢する手段)
42 クランプ(可動部)
91 金属蓋
94 凸部(係合部)
97 貫通孔(受部)

Claims (3)

  1. 鍋と、前記鍋を収納する本体と、この本体に対し開閉自在に設けられる蓋体とを備え、金属蓋の係合部に対向して受部を設けた炊飯器において、前記金属蓋が、前記蓋体の外観面となる表面部と、この表面部の縁部に形成された折曲げ部と、この折曲げ部の先端部より延長させてなる係合部と、この係合部が前記折曲げ部よりも内方に位置するように、前記折曲げ部と前記係合部との間に形成された段部とにより構成されると共に、前記金属蓋の表面部よりも内側に前記受部を配置したことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記蓋体を支持するヒンジと、前記蓋体を付勢する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  3. 係止を解除する可動部を備え、孔部を設けると共に、前記孔部の周囲に前記受部を配置したことを特徴とする請求項1または2記載の炊飯器。
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