JP2638454B2 - 炊飯ジャー - Google Patents
炊飯ジャーInfo
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- JP2638454B2 JP2638454B2 JP5317122A JP31712293A JP2638454B2 JP 2638454 B2 JP2638454 B2 JP 2638454B2 JP 5317122 A JP5317122 A JP 5317122A JP 31712293 A JP31712293 A JP 31712293A JP 2638454 B2 JP2638454 B2 JP 2638454B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は炊飯ジャーに関し、詳し
くは器体に収容した内鍋を器体側の電磁誘導コイルによ
り電磁誘導加熱して炊飯を行い、炊飯時よりも低容量で
電磁誘導コイルに通電して保温を行う炊飯ジャーに関す
るものである。
くは器体に収容した内鍋を器体側の電磁誘導コイルによ
り電磁誘導加熱して炊飯を行い、炊飯時よりも低容量で
電磁誘導コイルに通電して保温を行う炊飯ジャーに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の電磁誘導加熱を行う炊飯ジャー
は、図８に示すような構成のものが知られている。
は、図８に示すような構成のものが知られている。
【０００３】このものは、器体ａに内鍋ｂを収容し、こ
の内鍋ｂを収容する内鍋収容空間ｃを形成する内容器ｄ
の外まわりに設けた電磁誘導コイルｅによって電磁誘導
加熱するのに、内容器ｄの底部を樹脂製の底壁ｄ1 で形
成してこれの下に電磁誘導コイルｅを配し、この電磁誘
導コイルｅよりもさらに下に配した樹脂製の電装ボック
スｆとビスｇにより連結している。
の内鍋ｂを収容する内鍋収容空間ｃを形成する内容器ｄ
の外まわりに設けた電磁誘導コイルｅによって電磁誘導
加熱するのに、内容器ｄの底部を樹脂製の底壁ｄ1 で形
成してこれの下に電磁誘導コイルｅを配し、この電磁誘
導コイルｅよりもさらに下に配した樹脂製の電装ボック
スｆとビスｇにより連結している。
【０００４】内容器ｄの胴部は鋼板製の胴部ケースｄ2
にて形成し、この胴部ケースｄ2 は上端を器体ａの外容
器ｉと内容器ｄとを結合する樹脂製の肩部材ｊに連結
し、下端を前記底壁ｄ1 に連結することにより一連の内
容器ｄをなして、内鍋収容空間ｃを形成している。
にて形成し、この胴部ケースｄ2 は上端を器体ａの外容
器ｉと内容器ｄとを結合する樹脂製の肩部材ｊに連結
し、下端を前記底壁ｄ1 に連結することにより一連の内
容器ｄをなして、内鍋収容空間ｃを形成している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うな構成では、内容器ｄから外部に放熱しやすく、また
外気の影響も受けやすく、保温性能の低下を招くことに
なる。
うな構成では、内容器ｄから外部に放熱しやすく、また
外気の影響も受けやすく、保温性能の低下を招くことに
なる。
【０００６】本発明は、このような従来の問題を解消す
ることを課題とし、十分な保温状態が得られる炊飯ジャ
ーを提供することを目的とする。
ることを課題とし、十分な保温状態が得られる炊飯ジャ
ーを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の炊飯ジャーは、
上記のような目的を達成するために、器体に収容した内
鍋を器体側の電磁誘導コイルにより電磁誘導加熱して炊
飯を行い、炊飯時よりも低容量で電磁誘導コイルに通電
して保温を行う炊飯ジャーにおいて、器体の内鍋収容空
間を形成する樹脂製の内容器と器体の外容器との間に樹
脂製の囲い板を設けて、器体の胴部内を囲い板と内容器
との間、および囲い板と外容器との間に空間を形成した
ことを特徴とするものである。
上記のような目的を達成するために、器体に収容した内
鍋を器体側の電磁誘導コイルにより電磁誘導加熱して炊
飯を行い、炊飯時よりも低容量で電磁誘導コイルに通電
して保温を行う炊飯ジャーにおいて、器体の内鍋収容空
間を形成する樹脂製の内容器と器体の外容器との間に樹
脂製の囲い板を設けて、器体の胴部内を囲い板と内容器
との間、および囲い板と外容器との間に空間を形成した
ことを特徴とするものである。
【０００８】内容器の底部下に設けられる電磁誘導コイ
ルを下方より支持する樹脂製のコイル支持壁に、前記囲
い板を連続させるのが好適であるし、囲い板を少なくと
も内容器との一体成形品とすることができる。
ルを下方より支持する樹脂製のコイル支持壁に、前記囲
い板を連続させるのが好適であるし、囲い板を少なくと
も内容器との一体成形品とすることができる。
【０００９】
【作用】本発明の炊飯ジャーの上記構成では、器体の内
鍋収容空間を形成する内容器が樹脂製で、この内容器と
器体の外容器との間に樹脂製の囲い板を設けて、器体の
胴部内をこの囲い板と内容器との間、および囲い板と外
容器との間に形成される空間により、空気の対流を防止
して内鍋の胴まわりでの外部への放熱を特別な断熱充填
材を設けないで防止することができる。
鍋収容空間を形成する内容器が樹脂製で、この内容器と
器体の外容器との間に樹脂製の囲い板を設けて、器体の
胴部内をこの囲い板と内容器との間、および囲い板と外
容器との間に形成される空間により、空気の対流を防止
して内鍋の胴まわりでの外部への放熱を特別な断熱充填
材を設けないで防止することができる。
【００１０】内容器の底部下に設けられる電磁誘導コイ
ルを下方より支持する樹脂製のコイル支持壁に、前記囲
い板を連続させると、内容器と囲い板との間の空間が特
別な部材を設けることなく閉じられて空気の対流をさら
によく防止するので、構造が特に複雑になることなく保
温性能をさらに向上することができる。
ルを下方より支持する樹脂製のコイル支持壁に、前記囲
い板を連続させると、内容器と囲い板との間の空間が特
別な部材を設けることなく閉じられて空気の対流をさら
によく防止するので、構造が特に複雑になることなく保
温性能をさらに向上することができる。
【００１１】囲い板を少なくとも内容器との一体成形品
とすると、器体の部品点数および組み立て工数を削減す
ることができる。
とすると、器体の部品点数および組み立て工数を削減す
ることができる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の幾つかの実施例について、図
１〜図７を参照しながら説明する。
１〜図７を参照しながら説明する。
【００１３】図１は本発明の第１の実施例の炊飯ジャー
を示している。図示のものは、器体１内に内鍋２を収容
し、この内鍋２を器体１の底部に有する電磁誘導コイル
３により電磁誘導加熱して炊飯および保温を行う。保温
時は炊飯時に比し低容量状態の通電とする。
を示している。図示のものは、器体１内に内鍋２を収容
し、この内鍋２を器体１の底部に有する電磁誘導コイル
３により電磁誘導加熱して炊飯および保温を行う。保温
時は炊飯時に比し低容量状態の通電とする。
【００１４】器体１は、外装ケースとなる外容器４と内
鍋収容空間２０を形成する内容器５とが樹脂製の肩部材
６により一体に結合して形成され、これら内外容器４、
５間に、前記電磁誘導コイル３、電源制御基板７、これ
の発熱素子等を冷却するファン８、表示部９と、それら
の動作制御を行うマイクロコンピュータ５７を搭載した
マイコン制御基板１０、およびコードリール１１等を収
容している。図の３７ｂは電源コードの引出し口を示し
ている。
鍋収容空間２０を形成する内容器５とが樹脂製の肩部材
６により一体に結合して形成され、これら内外容器４、
５間に、前記電磁誘導コイル３、電源制御基板７、これ
の発熱素子等を冷却するファン８、表示部９と、それら
の動作制御を行うマイクロコンピュータ５７を搭載した
マイコン制御基板１０、およびコードリール１１等を収
容している。図の３７ｂは電源コードの引出し口を示し
ている。
【００１５】器体１の開口には樹脂製の蓋体１２が設け
られ、器体１の口縁の後部軸受部１７に軸１３によって
開閉自在に枢支されている。蓋体１２は樹脂製の外板２
３と内板２４との２重構造であり、内板２４の開口に金
属製の加熱板１４が嵌め付けられている。この嵌め付け
部には内鍋２の口縁と加熱板１４の外周との間をシール
するシールパッキング８２が設けられ、加熱板１４によ
って内鍋２の口部を閉じるようにしてある。
られ、器体１の口縁の後部軸受部１７に軸１３によって
開閉自在に枢支されている。蓋体１２は樹脂製の外板２
３と内板２４との２重構造であり、内板２４の開口に金
属製の加熱板１４が嵌め付けられている。この嵌め付け
部には内鍋２の口縁と加熱板１４の外周との間をシール
するシールパッキング８２が設けられ、加熱板１４によ
って内鍋２の口部を閉じるようにしてある。
【００１６】加熱板１４には内鍋２内で発生する蒸気を
外部へ逃がす蒸気パイプ１５を有し、これが外板２３が
形成する開口１６に臨みこの開口１６を通じて蒸気を蓋
体１２の外部に排出する。開口１６の下縁と加熱板１４
の蒸気パイプ１５を設けた部分の外まわりとの間にはシ
ールパッキング２７が設けられ、双方間をシールして開
口１６に出てくる蒸気が蓋体１２内に侵入しないように
している。
外部へ逃がす蒸気パイプ１５を有し、これが外板２３が
形成する開口１６に臨みこの開口１６を通じて蒸気を蓋
体１２の外部に排出する。開口１６の下縁と加熱板１４
の蒸気パイプ１５を設けた部分の外まわりとの間にはシ
ールパッキング２７が設けられ、双方間をシールして開
口１６に出てくる蒸気が蓋体１２内に侵入しないように
している。
【００１７】蓋体１２は枢支部まわりに働かせたばね１
８の付勢によって開き方向に付勢されているが、閉じ状
態では器体１の口縁の前部に軸２５により枢支されたロ
ックレバー１９に先端１２ａ部が係合することによって
閉じ状態に係止され安定する。ロックレバー１９がばね
１８に抗して押圧操作され先端１ａとの係合が外れるこ
とにより蓋体１２はばね２１によって自動的に開かれ
る。しかしこの開き動作には蓋体１２の後部内に設けた
板ばね２２が前記軸受部１７の一部に摺接することによ
り制動を受け、蓋体１２が緩やかな速度で開かれるよう
になっている。
８の付勢によって開き方向に付勢されているが、閉じ状
態では器体１の口縁の前部に軸２５により枢支されたロ
ックレバー１９に先端１２ａ部が係合することによって
閉じ状態に係止され安定する。ロックレバー１９がばね
１８に抗して押圧操作され先端１ａとの係合が外れるこ
とにより蓋体１２はばね２１によって自動的に開かれ
る。しかしこの開き動作には蓋体１２の後部内に設けた
板ばね２２が前記軸受部１７の一部に摺接することによ
り制動を受け、蓋体１２が緩やかな速度で開かれるよう
になっている。
【００１８】内容器５は、ポリアミド等の樹脂製の一体
成形物として上端を前記肩部材６にビス３１によって連
結されている。この内容器５の外まわりにはポリアミド
等の樹脂製の囲い板３２が設けられ、底部外周部分が内
容器５の底部にビス３３によって結合され取付けられて
いる。また器体１の胴部内を囲い板３２と内容器５との
間、および囲い板３２と外容器４の間に空間３４ａ、３
４ｂを形成している。
成形物として上端を前記肩部材６にビス３１によって連
結されている。この内容器５の外まわりにはポリアミド
等の樹脂製の囲い板３２が設けられ、底部外周部分が内
容器５の底部にビス３３によって結合され取付けられて
いる。また器体１の胴部内を囲い板３２と内容器５との
間、および囲い板３２と外容器４の間に空間３４ａ、３
４ｂを形成している。
【００１９】これだけの構成でも、器体１の内鍋収容空
間２０を形成する内容器５が樹脂製で、この内容器５と
器体１の外容器４との間に樹脂製の囲い板３２を設け
て、器体１の胴部内をこの囲い板３２と内容器５との
間、および囲い板３２と外容器４との間に空間３４ａ、
３４ｂを形成してあることにより、空気の対流を防止し
て内鍋２の胴まわりでの外部への放熱を特別な断熱充填
材を設けないで防止することができる。
間２０を形成する内容器５が樹脂製で、この内容器５と
器体１の外容器４との間に樹脂製の囲い板３２を設け
て、器体１の胴部内をこの囲い板３２と内容器５との
間、および囲い板３２と外容器４との間に空間３４ａ、
３４ｂを形成してあることにより、空気の対流を防止し
て内鍋２の胴まわりでの外部への放熱を特別な断熱充填
材を設けないで防止することができる。
【００２０】また、囲い板３２は内容器５の底部まわり
でも外容器４との間を前記２つの空間３４ａ、３４ｂに
２分割する容器型のものとしてあり、空間３４ａ、３４
ｂでの空気の対流をよく防止できるようになる分だけ保
温性能を向上することができ、その底部をコイル支持壁
として保護壁５２を介し電磁誘導コイル３を支持してお
り、電磁誘導コイル３を支持する構造を兼用するので構
造が特に複雑化することはない。
でも外容器４との間を前記２つの空間３４ａ、３４ｂに
２分割する容器型のものとしてあり、空間３４ａ、３４
ｂでの空気の対流をよく防止できるようになる分だけ保
温性能を向上することができ、その底部をコイル支持壁
として保護壁５２を介し電磁誘導コイル３を支持してお
り、電磁誘導コイル３を支持する構造を兼用するので構
造が特に複雑化することはない。
【００２１】保温性能の向上により、図に示すように本
実施例の器体１の内容器５の胴部まわりにはヒータは設
けられず、前記蓋体１２の加熱板１４の上面に蓋ヒータ
３５を設けて、これを内板２４にスポット溶接等して取
付けられた押え板８１により内板２４との間に保持し、
この蓋ヒータ３５によって電磁誘導コイル３の低容量通
電による保温時の加熱を補うだけで、まわりから温度差
なしに加熱できて、結露が生じるようなことなく、内鍋
２内のご飯を長時間おいしく保温することができる。こ
れにより、通電対象数が少なく構成および制御が簡単で
安価なものとすることができる。もっとも、このような
本願発明の特有の作用効果上、空間３４ａは本実施例の
ように電磁誘導コイル３の設置部にまで続いている必要
はなく、この部分を空間３４ａから独立したものとする
こともできる。
実施例の器体１の内容器５の胴部まわりにはヒータは設
けられず、前記蓋体１２の加熱板１４の上面に蓋ヒータ
３５を設けて、これを内板２４にスポット溶接等して取
付けられた押え板８１により内板２４との間に保持し、
この蓋ヒータ３５によって電磁誘導コイル３の低容量通
電による保温時の加熱を補うだけで、まわりから温度差
なしに加熱できて、結露が生じるようなことなく、内鍋
２内のご飯を長時間おいしく保温することができる。こ
れにより、通電対象数が少なく構成および制御が簡単で
安価なものとすることができる。もっとも、このような
本願発明の特有の作用効果上、空間３４ａは本実施例の
ように電磁誘導コイル３の設置部にまで続いている必要
はなく、この部分を空間３４ａから独立したものとする
こともできる。
【００２２】しかし、本実施例のように前記の空間３４
ａ内に電磁誘導コイル３を収容していると、電磁誘導コ
イル３の配置部に空間３４ａの不連続部ができて前記断
熱機能が損なわれることはないし、空間３４ａが連続し
ていることにより電磁誘導コイル３と内鍋２との距離が
増大して電磁誘導作用に支障を来すようなこともないの
で、炊飯および保温ともに首尾よく達成することができ
る。
ａ内に電磁誘導コイル３を収容していると、電磁誘導コ
イル３の配置部に空間３４ａの不連続部ができて前記断
熱機能が損なわれることはないし、空間３４ａが連続し
ていることにより電磁誘導コイル３と内鍋２との距離が
増大して電磁誘導作用に支障を来すようなこともないの
で、炊飯および保温ともに首尾よく達成することができ
る。
【００２３】電磁誘導コイル３は内容器２の底部と囲い
板３２の底部との間に位置し前記ビス３３を共用して取
付けられたポリアミド等の樹脂製のコイル支持台４１に
貼り付けて支持され、コイル支持台４１とこれの裏面の
所定の範囲に嵌め付けた保護板５２との間にはフェライ
トコア１４２を設けて電磁誘導コイル３による電磁誘導
加熱のための磁界形成が安定するようにしてある。
板３２の底部との間に位置し前記ビス３３を共用して取
付けられたポリアミド等の樹脂製のコイル支持台４１に
貼り付けて支持され、コイル支持台４１とこれの裏面の
所定の範囲に嵌め付けた保護板５２との間にはフェライ
トコア１４２を設けて電磁誘導コイル３による電磁誘導
加熱のための磁界形成が安定するようにしてある。
【００２４】外容器４は、鋼板製の胴部ケース３６の下
端縁巻き部を樹脂製の底壁３７の係合溝３７ａに無理嵌
めして形成され、上端縁巻き部を肩部材６の係合溝６ａ
に無理嵌めして連結されている。
端縁巻き部を樹脂製の底壁３７の係合溝３７ａに無理嵌
めして形成され、上端縁巻き部を肩部材６の係合溝６ａ
に無理嵌めして連結されている。
【００２５】外容器４の底壁３７と上方から対向する電
源制御基板７を取付ける基板取付け部３９が、前記囲い
板３２の底部を利用して、外容器４の底壁３７と対向す
る位置に一体形成されており、この基板取付け部３９に
電源制御基板７をビス４２により取付けるとともに、電
源制御基板７と底壁３７との間に前記コードリール１１
を配置してある。ファン８は電源制御基板７のない部分
の、囲い板３２と底壁３７との間に設けられている。底
壁３７の一部にはファン８の吸気口４３が設けらてい
る。
源制御基板７を取付ける基板取付け部３９が、前記囲い
板３２の底部を利用して、外容器４の底壁３７と対向す
る位置に一体形成されており、この基板取付け部３９に
電源制御基板７をビス４２により取付けるとともに、電
源制御基板７と底壁３７との間に前記コードリール１１
を配置してある。ファン８は電源制御基板７のない部分
の、囲い板３２と底壁３７との間に設けられている。底
壁３７の一部にはファン８の吸気口４３が設けらてい
る。
【００２６】器体１の前部の外容器４と内容器５との間
には、他の部分よりも広い拡張空間５１が形成され、こ
の拡張空間５１に前記表示部９とマイコン制御基板１０
が設けられている。
には、他の部分よりも広い拡張空間５１が形成され、こ
の拡張空間５１に前記表示部９とマイコン制御基板１０
が設けられている。
【００２７】表示部９は肩部材６の前部上面にシールシ
ート１０１を貼り付けて形成された操作パネル５２の直
ぐ裏に位置し、肩部材６の裏側にビス５３により取付け
られ、操作パネル５２からのキー操作を受けるととも
に、この操作パネル５２に対し操作や動作の状態、炊飯
のスタート等各種の点灯表示を行うようになっている。
ート１０１を貼り付けて形成された操作パネル５２の直
ぐ裏に位置し、肩部材６の裏側にビス５３により取付け
られ、操作パネル５２からのキー操作を受けるととも
に、この操作パネル５２に対し操作や動作の状態、炊飯
のスタート等各種の点灯表示を行うようになっている。
【００２８】マイコン制御基板１０は、表示部９の樹脂
製の基体５３と一体形成され前記拡張空間５１内に垂下
するようにした保護壁５４の外面にビス５５により取付
けられている。
製の基体５３と一体形成され前記拡張空間５１内に垂下
するようにした保護壁５４の外面にビス５５により取付
けられている。
【００２９】図２は本実施例の炊飯ジャーの電源制御基
板７、表示部９、およびマイコン制御基板１０にて構成
される全体の制御回路を示し、交流電源５５に蓋ヒータ
３５がトライアック５６を介し接続され、このトライア
ック５６をマイクロコンピュータ５７によって動作制御
して、蓋ヒータ３５を設定通りに通電制御できるように
している。
板７、表示部９、およびマイコン制御基板１０にて構成
される全体の制御回路を示し、交流電源５５に蓋ヒータ
３５がトライアック５６を介し接続され、このトライア
ック５６をマイクロコンピュータ５７によって動作制御
して、蓋ヒータ３５を設定通りに通電制御できるように
している。
【００３０】なお、マイクロコンピュータ５７には炊飯
温度や保温温度を検出する温度センサ５０が接続され、
温度センサ５０からの温度情報をもとに前記炊飯や保温
のための通電制御を行うようにしてある。
温度や保温温度を検出する温度センサ５０が接続され、
温度センサ５０からの温度情報をもとに前記炊飯や保温
のための通電制御を行うようにしてある。
【００３１】温度センサ５０は図１に示してあるよう
に、センサホルダ６２により保持し、内容器５の底部中
央に形成した筒５ａ内にばね６３により上方への突出習
性を与えて設けられ、内鍋２が器体１内に嵌め込まれた
ときセンサホルダ６２が所定量下動されることにより、
温度センサ５０が内鍋２の底部下面に密着するようにな
っている。またセンサホルダ６２が上方への突出状態に
あるか、内鍋２によって下動された状態にあるかを、セ
ンサホルダ６２の両側にあるマグネット６３およびリー
ドスイッチ６４間が、筒５ａの下端に取付けた蓋部材５
ｂから立設された遮蔽板６５によって遮蔽されるか、こ
の遮蔽を解除されるかによって検出するようになってい
る。この検出信号はマイクロコンピュータ５７に入力さ
れ、この信号の有無によて内鍋２の装着、未装着が判別
される。未装着の判別時には電磁誘導コイル３および蓋
ヒータ３５への通電を阻止し、内鍋２を装着すべき表示
等の警告を行うようにする。
に、センサホルダ６２により保持し、内容器５の底部中
央に形成した筒５ａ内にばね６３により上方への突出習
性を与えて設けられ、内鍋２が器体１内に嵌め込まれた
ときセンサホルダ６２が所定量下動されることにより、
温度センサ５０が内鍋２の底部下面に密着するようにな
っている。またセンサホルダ６２が上方への突出状態に
あるか、内鍋２によって下動された状態にあるかを、セ
ンサホルダ６２の両側にあるマグネット６３およびリー
ドスイッチ６４間が、筒５ａの下端に取付けた蓋部材５
ｂから立設された遮蔽板６５によって遮蔽されるか、こ
の遮蔽を解除されるかによって検出するようになってい
る。この検出信号はマイクロコンピュータ５７に入力さ
れ、この信号の有無によて内鍋２の装着、未装着が判別
される。未装着の判別時には電磁誘導コイル３および蓋
ヒータ３５への通電を阻止し、内鍋２を装着すべき表示
等の警告を行うようにする。
【００３２】また、前記交流電源５５は、整流回路５８
を介して電磁誘導コイル３およびこれの共振回路５９が
接続され、共振回路５９の動作周波数をマイクロコンピ
ュータ５７からの指令信号通りに変更する周波数変更回
路６１が接続されている。
を介して電磁誘導コイル３およびこれの共振回路５９が
接続され、共振回路５９の動作周波数をマイクロコンピ
ュータ５７からの指令信号通りに変更する周波数変更回
路６１が接続されている。
【００３３】これによって、炊飯時は電磁誘導コイル３
のみを高容量で通電することにより、炊飯に十分な発熱
を得て首尾よく炊きあげることができる。
のみを高容量で通電することにより、炊飯に十分な発熱
を得て首尾よく炊きあげることができる。
【００３４】保温は電磁誘導コイル３の低容量通電と、
蓋ヒータ３５への通電との組み合わせによって、前記温
度差なく首尾よく保温できるようにする。
蓋ヒータ３５への通電との組み合わせによって、前記温
度差なく首尾よく保温できるようにする。
【００３５】図３にこの保温時の制御フローを示してあ
る。図は炊き上げたご飯を７２℃にて保温する場合を示
し、７２℃以上である場合は電磁誘導コイル３の通電を
断って蓋ヒータ３５のみを２．５／１６の割合で通電し
て７２℃に向け降温させるようにするが、７２℃以下で
ある場合は、電磁誘導コイル３の通電モードを保温用に
設定してこれに見合った１／１６の割合での通電が行わ
れるようにするとともに、蓋ヒータ３５は２．５／１６
の割合で通電する。
る。図は炊き上げたご飯を７２℃にて保温する場合を示
し、７２℃以上である場合は電磁誘導コイル３の通電を
断って蓋ヒータ３５のみを２．５／１６の割合で通電し
て７２℃に向け降温させるようにするが、７２℃以下で
ある場合は、電磁誘導コイル３の通電モードを保温用に
設定してこれに見合った１／１６の割合での通電が行わ
れるようにするとともに、蓋ヒータ３５は２．５／１６
の割合で通電する。
【００３６】図４〜図７は本発明の第２の実施例を示し
ている。本実施例は蓋体１２の上板２３にハンドル７１
を設けた持ち運びタイプのものとしてある。また、表示
部９内にマイコン制御基板１０を収容して、操作パネル
５２を器体１の側面に臨ませる姿勢にて器体１内に設置
してある。これによって、器体１内に第１の実施例のよ
うな拡張空間を設けなくてもよいようにしてある。これ
らにより全体が小型化されている。
ている。本実施例は蓋体１２の上板２３にハンドル７１
を設けた持ち運びタイプのものとしてある。また、表示
部９内にマイコン制御基板１０を収容して、操作パネル
５２を器体１の側面に臨ませる姿勢にて器体１内に設置
してある。これによって、器体１内に第１の実施例のよ
うな拡張空間を設けなくてもよいようにしてある。これ
らにより全体が小型化されている。
【００３７】蓋体１２を閉じ状態にロックするロックレ
バー１９はハンドル７１の一端部に内蔵し、器体１の肩
部７２に設けた係止部１ａに係合して、蓋体１２を閉じ
状態に係止できるようにしている。
バー１９はハンドル７１の一端部に内蔵し、器体１の肩
部７２に設けた係止部１ａに係合して、蓋体１２を閉じ
状態に係止できるようにしている。
【００３８】特に、内容器５の全体と、囲い板３２およ
び外容器４の胴部３２ａ、４ａを、肩部７２にて連続す
るようにポリプロピレンにて一体成形してあるので、第
１の実施例の場合よりも部品点数および組み立て工数を
さらに削減し、樹脂の材料費も従来のポリアミド等を用
いたもの場合よりも低減し、また光沢のよい製品とする
ことができるようにしてある。また、肩部７２にはさら
に図４に示すように前記表示部９を内鍋２の側から熱保
護する保護壁７３も一体形成している。
び外容器４の胴部３２ａ、４ａを、肩部７２にて連続す
るようにポリプロピレンにて一体成形してあるので、第
１の実施例の場合よりも部品点数および組み立て工数を
さらに削減し、樹脂の材料費も従来のポリアミド等を用
いたもの場合よりも低減し、また光沢のよい製品とする
ことができるようにしてある。また、肩部７２にはさら
に図４に示すように前記表示部９を内鍋２の側から熱保
護する保護壁７３も一体形成している。
【００３９】囲い板３２の底壁３２ｂは囲い板３２の胴
部３２ａと別体にしてその下端に突き合わせて互いに連
続するようにして、底壁３２ｂが肩部にビス７５により
取付けられ、外容器４の胴部４ａは樹脂製の底壁３７と
嵌め合わせ、この底壁３７を囲い板３２の底壁３７にビ
ス７６により取付けるようにしてある。
部３２ａと別体にしてその下端に突き合わせて互いに連
続するようにして、底壁３２ｂが肩部にビス７５により
取付けられ、外容器４の胴部４ａは樹脂製の底壁３７と
嵌め合わせ、この底壁３７を囲い板３２の底壁３７にビ
ス７６により取付けるようにしてある。
【００４０】内鍋２の底部下面にはステンレス鋼板７７
が溶接等して一体に貼り合わされ、これが電磁誘導加熱
されて内鍋２の全体に熱伝導し、炊飯および保温を行え
るようにしてある。
が溶接等して一体に貼り合わされ、これが電磁誘導加熱
されて内鍋２の全体に熱伝導し、炊飯および保温を行え
るようにしてある。
【００４１】電磁誘導コイル３の支持板４１はポリアミ
ドやポリエチレンテレフタレート製のものでフラットに
形成し、電磁誘導コイル３を貼り付けて保持している。
センサホルダ６２は内容器５の底部中央の筒５ａと、底
壁３２ｂの中央の筒３２ｃとの突き合わせ部内に設置し
てある。
ドやポリエチレンテレフタレート製のものでフラットに
形成し、電磁誘導コイル３を貼り付けて保持している。
センサホルダ６２は内容器５の底部中央の筒５ａと、底
壁３２ｂの中央の筒３２ｃとの突き合わせ部内に設置し
てある。
【００４２】他の構成は第１の実施例の場合と変わると
ころがないので、同一部分や部材には同一符号を付し、
重複する説明は省略する。
ころがないので、同一部分や部材には同一符号を付し、
重複する説明は省略する。
【００４３】
【発明の効果】本発明の炊飯ジャーによれば、器体の内
鍋収容空間を形成する内容器が樹脂製で、この内容器と
器体の外容器との間に樹脂製の囲い板を設けて、器体の
胴部内をこの囲い板と内容器との間、および囲い板と外
容器との間に形成される空間により、空気の対流を防止
して内鍋の胴まわりでの外部への放熱を特別な断熱充填
材を設けないで防止することができる。
鍋収容空間を形成する内容器が樹脂製で、この内容器と
器体の外容器との間に樹脂製の囲い板を設けて、器体の
胴部内をこの囲い板と内容器との間、および囲い板と外
容器との間に形成される空間により、空気の対流を防止
して内鍋の胴まわりでの外部への放熱を特別な断熱充填
材を設けないで防止することができる。
【００４４】内容器の底部下に設けられる電磁誘導コイ
ルを下方より支持する樹脂製のコイル支持壁に、前記囲
い板を連続させると、内容器と囲い板との間の空間が特
別な部材を設けることなく閉じられて空気の対流をさら
によく防止するので、構造が特に複雑になることなく保
温性能をさらに向上することができる。
ルを下方より支持する樹脂製のコイル支持壁に、前記囲
い板を連続させると、内容器と囲い板との間の空間が特
別な部材を設けることなく閉じられて空気の対流をさら
によく防止するので、構造が特に複雑になることなく保
温性能をさらに向上することができる。
【００４５】囲い板を少なくとも内容器との一体成形品
とすると、器体の部品点数および組み立て工数を削減す
ることができる。
とすると、器体の部品点数および組み立て工数を削減す
ることができる。
【図１】本発明の炊飯ジャーの第１の実施例の縦断側面
図である。
図である。
【図２】図１の炊飯ジャーの制御回路図である。
【図３】図１の炊飯ジャーの保温時の制御状態を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図４】本発明の炊飯ジャーの第２の実施例の縦断側面
図である。
図である。
【図５】図４の炊飯ジャーの縦断正面図である。
【図６】図４の前部を拡大して見た縦断正面図である。
【図７】図４の後部を拡大して見た縦断面図である。
【図８】従来例の炊飯ジャーの縦断側面図である。
１ 器体 ２ 内鍋 ３ 電磁誘導コイル ４ 外容器 ４ａ 胴部 ５ 内容器 ２０ 内鍋収容空間 ３２ 囲い板 ３２ａ 胴部 ３２ｂ 底壁 ３４ａ、３４ｂ 空間 ３７ ヒータ支持壁 ７２ 肩部
Claims (3)
- 【請求項１】 器体に収容した内鍋を器体側の電磁誘導
コイルにより電磁誘導加熱して炊飯を行い、炊飯時より
も低容量で電磁誘導コイルに通電して保温を行う炊飯ジ
ャーにおいて、 器体の内鍋収容空間を形成する樹脂製の内容器と器体の
外容器との間に樹脂製の囲い板を設けて、器体の胴部内
を囲い板と内容器との間、および囲い板と外容器との間
に空間を形成したことを特徴とする炊飯ジャー。 - 【請求項２】 内容器の底部下に設けられる電磁誘導コ
イルを下方より支持する樹脂製のコイル支持壁に、前記
囲い板を連続させた請求項１に記載の炊飯ジャー。 - 【請求項３】 囲い板は少なくとも内容器との一体成形
品である請求項１、２のいずれか一項に記載の炊飯ジャ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5317122A JP2638454B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 炊飯ジャー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5317122A JP2638454B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 炊飯ジャー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07163452A JPH07163452A (ja) | 1995-06-27 |
| JP2638454B2 true JP2638454B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=18084688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5317122A Expired - Fee Related JP2638454B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 炊飯ジャー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2638454B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013165876A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Zojirushi Corp | 加熱調理器 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2789758B2 (ja) * | 1990-01-18 | 1998-08-20 | 松下電器産業株式会社 | 調理器 |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP5317122A patent/JP2638454B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07163452A (ja) | 1995-06-27 |
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Legal Events
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