WO2002041381A1 - Procede d'elaboration d'un dispositif semi-conducteur - Google Patents

Procede d'elaboration d'un dispositif semi-conducteur Download PDF

Info

Publication number
WO2002041381A1
WO2002041381A1 PCT/JP2001/008840 JP0108840W WO0241381A1 WO 2002041381 A1 WO2002041381 A1 WO 2002041381A1 JP 0108840 W JP0108840 W JP 0108840W WO 0241381 A1 WO0241381 A1 WO 0241381A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
film
fluid
substrate
semiconductor device
manufacturing
Prior art date
Application number
PCT/JP2001/008840
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
Hideo Nakagawa
Masaru Sasago
Masayuki Endo
Yoshihiko Hirai
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co.,Ltd.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co.,Ltd. filed Critical Matsushita Electric Industrial Co.,Ltd.
Priority to US10/399,755 priority Critical patent/US7273820B2/en
Priority to EP01974736A priority patent/EP1341224A4/en
Priority to KR10-2003-7006715A priority patent/KR20030051844A/ko
Publication of WO2002041381A1 publication Critical patent/WO2002041381A1/ja

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics
    • H01L21/76801Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the dielectrics, e.g. smoothing
    • H01L21/76819Smoothing of the dielectric
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • H01L21/31051Planarisation of the insulating layers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

明 細 書
半導体装置の製造方法 技術分野
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、基板の上に平坦な表面を有する 膜を形成する方法に関する。 背景技術
近年、半導体装置は、波長がおよそ lOOnm以下の光を露光光とするリソグラフィー 技術を用いて、 lOOmn近傍又はそれ以下の微細なサイズに加工されることにより製造 されるようになつてきた。
このような短波長のリソグラフィ技術においては、焦点深度が極端に低下するため、 基板上に形成されている膜の表面を常に平坦にしておくことが必要不可欠となっている 。このため、次世代(lOOnm以下)の半導体装置を製造する上で、基板上の膜の平坦 化技術は非常に重要な技術となっている。尚、本明細書において、基板とは、半導体 基板、液晶基板(LCD)又はその他の半導体装置が形成される基板をいうものとする。 現在、 0. 13 /i m~0. 25 μ inのデバイスにおいては、膜を平坦化する技術としては 、化学機械研磨(CMP : Chemical Mechanical Polishing)法が主流となっている。また、 予め形成された 2枚の膜を張り合わせて平坦な膜 (平坦化膜)を形成する方法も提案さ れている。
前者の CMP法は良く知られているため説明は省略し、以下においては、例えば、特 開平 10— 32198号公報に示されて!/、る、 2枚の膜を張り合わせて平坦な膜を形成する 方法について説明する。
まず、図 20 (a)に示すように、基板 101上に微細加工が施されて半導体デバイスが 構成されると、段差を有する層 102が形成される。以下、段差を有する層 102が形成さ れている基板 101のことを段差基板(101、 102)と称する。
次に、あらかじめシートフィルム状に形成された膜 103が張り付けられた板 104を、シ 一トフイルム状の膜 103と段差を有する層 102とが対向するように配置する。
次に、図 20 (b)に示すように、シートフィルム状の膜 103が形成された板 104と段差 基板(101、 102)とを互いに接近させた後、板 104と段差基板(101、 102)とを熱を加 えながら互いに圧着する。
次に、図 20 (c)に示すように、板 104のみを剥がして、段差基板(101、 102)上にシ 一トフイルム状の膜 103を残す。
このようにすると、図 20 (d)に示すように、段差基板(101、 102)の上に、表面が平 坦なシートフィルム状の膜 103が形成される。尚、図 20 (d)において、 105は、配線パタ ーン同士の間に形成され高いアスペクト比を有する凹部が埋らなかったことにより形成 される欠如部である。
し力しながら、前記従来の半導体装置の製造方法によると、 A点近傍の密パタン部に おける段差は吸収でき、膜 103の平坦化は可能である力 グローバル段差(距離の離 れた場所同士の基板面からの高さの差)、例えば図 20 (d)における A点と B点との段差 が発生してしまうと言う問題を有している。
また、配線パターンの間隔つまり段差パタンの間隔が l OOnm以下になってくると、段 差パタン同士の間に形成される凹部のアスペクト比が増大するため、該凹部が安定して 埋らないと言う問題を有している。
もっとも、 CMP法を用いると、アスペクト比の高い凹部が埋らないと言う問題は発生し ないが、グローバル段差を低減できないと言う本質的な問題は解決されない。 発明の開示
前記に鑑み、本発明は、グローバル段差の発生がなぐ基板全体に亘つて表面が平 坦であると共に、アスペクト比の高い凹部を安定して埋めることができる膜を形成できる ようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明に係る第 1の半導体装置の製造方法は、基板の 表面に流動性を有する物質を供給して流動性を有する膜を形成する膜形成工程と、押 圧部材の平坦な押圧面により流動性を有する膜を基板に押圧して、流動性を有する膜 の表面を平坦化する平坦ィヒ工程と、表面が平坦化された流動性を有する膜を固化する 固化工程とを備えている。
第 1の半導体装置の製造方法によると、基板の表面に流動性を有する膜 (流動性膜) を形成した後、押圧部材の平坦な押圧面により流動性膜を押圧して、流動性膜を平坦 化し、その後、表面が平坦化された流動性膜を固化するため、グローバル段差が発生 しなレ、と共に、アスペクト比の高い凹部が完全に埋まり欠如部が形成されなレ、。
第 1の半導体装置の製造方法において、押圧部材の押圧面は疎水性を有しているこ とが好ましい。
このようにすると、押圧部材を固化された膜から離脱させやすくなるので、より欠陥の 少ない平坦な膜を形成することができる。
第 1の半導体装置の製造方法において、流動性を有する物質は、絶縁性物質である ことが好ましい。
このようにすると、グローバル段差を有しない絶縁膜を形成することができる。
第 1の半導体装置の製造方法において、流動性を有する物質は、液状又はジエル状 であることが好ましレ、。
このようにすると、基板の表面に、流動性を有する膜を簡易且つ確実に形成すること ができる。
第 1の半導体装置の製造方法において、膜形成工程は、基板を回転させながら行な われることが好ましい。
このようにすると、アスペクト比の高い凹部の内部にまで流動性を有する物質を充填 すること力 Sできる。
第 1の半導体装置の製造方法において、膜形成工程は、流動性を有する物質が供 給された基板を回転させる工程を含むことが好ましい。
このようにすると、アスペクト比の高い凹部の内部にまで流動性を有する物質を充填 すること力 Sでさる。
第 1の半導体装置の製造方法において、膜形成工程は、基板を回転させながら流動 性を有する物質をシャワー状又はスプレー状に供給することにより行なわれることが好 ましい。
このようにすると、比較的小さい膜厚を持つ流動性を有する膜を形成することができ る。
第 1の半導体装置の製造方法において、膜形成工程は、微小な噴射口を有するノズ ルと基板とを平面方向に相対移動させながら、流動性を有する物質を噴射口から基板 の表面に供給することにより行なわれることが好ましい。 このようにすると、ノズルと基板との相対移動速度を調整することにより、流動性を有 する膜の厚さを所望の大きさに制御することができる。また、流動性を有する物質の粘 度を調整することにより、流動性を有する膜の流動性の程度を変化させることができる。 また、ノズルの数を調整することにより、処理速度を制御することができる。
第 1の半導体装置の製造方法において、膜形成工程は、ローラの表面に付着した流 動性を有する物質をローラを回転しながら基板の表面に供給することにより行なわれる ことが好ましい。
このようにすると、ローラと基板との間隔及びローラを基板に押し付ける力を調整する ことにより、流動性を有する膜の厚さを制御することができる。また、粘性の高い流動性 を有する材料を採用することができる。
第 1の半導体装置の製造方法は、膜形成工程よりも後に、流動性を有する膜の周縁 部を選択的に除去する工程をさらに備えていることが好ましい。
このようにすると、半導体装置の製造プロセスにおいて基板の周縁部を機械的に保 持することが容易になる。
この場合、流動性を有する膜の周縁部を除去する工程は、基板を回転させながら流 動性を有する膜の周縁部に流動性を有する物質を溶解させる溶液を供給することによ り行なわれることが好ましい。
このようにすると、円形又は角数の多い多角形の平面形状を有する基板の周縁部を 確実に除去することができる。
また、この場合、流動性を有する膜の周縁部を除去する工程は、流動性を有する膜 の周縁部に光を照射して周縁部を改質した後、改質された周縁部を除去することにより 行なわれることが好ましい。
このようにすると、円形又は角数の多い多角形の平面形状のみならず、三角形又は 四角形などのように角数の少ない多角形の平面形状を有する基板の周縁部をを確実 に除去することができる。
第 1の半導体装置の製造方法において、平坦化工程は、基板の表面と押圧面との間 の複数の距離を測定すると共に、複数の距離が等しくなるように押圧面により流動性を 有する膜を押圧する工程を含むことが好ましい。
このようにすると、流動性を有する膜の表面の基板表面からの距離を常に等しくする ことができるので、所定期間毎に基板の表面と押圧部材の押圧面との距離を均一にす る作業を省略することができる。
第 1の半導体装置の製造方法において、平坦化工程は、基板が載置されているステ ージの表面と押圧面との間の複数の距離を測定すると共に、複数の距離が等しくなるよ うに押圧面により流動性を有する膜を押圧する工程を含むことが好ましい。
このようにすると、流動性を有する膜の表面の基板表面からの距離を常に等しくする ことができるので、所定期間毎に基板の表面と押圧部材の押圧面との距離を均一にす る作業を省略することができる。
これらの場合、複数の距離を測定する工程は、測定部位における単位面積当たりの 静電容量を計測することにより行なわれることが好ましい。
このようにすると、複数の距離を簡易且つ確実に測定することができる。
第 1の半導体装置の製造方法において、固化工程は、平坦化工程において押圧面 により流動性を有する膜を押圧した状態で、流動性を有する膜を加熱することにより行 なわれることが好ましい。
このようにすると、流動性を有する膜を熱化学反応により容易に固化させることができ る。
第 1の半導体装置の製造方法において、固化工程は、平坦化工程において押圧面 により流動性を有する膜を押圧した状態で、流動性を有する膜に光を照射することによ り行なわれることが好ましい。
このようにすると、流動性を有する膜を光化学反応又は熱化学反応により容易に固 化させることができる。
この場合、流動性を有する膜に光を照射する工程は、流動性を有する膜を冷却しな がら行なわれるか、又は流動性を有する膜を冷却により仮に固化させた後に行なわれ ること力 S好ましい。
このようにすると、流動性を有する膜の流動性が高い場合でも、流動性を有する膜を 平坦性を損なうことなく確実に固化させることができる。
第 1の半導体装置の製造方法において、固化工程は、平坦化工程において押圧面 により流動性を有する膜を押圧した状態で、流動性を有する膜に光を照射すると共に 流動性を有する膜を加熱することにより行なわれることが好ましい。 このようにすると、流動性を有する膜を光化学反応及び熱化学反応により速やかに 固化させることができる。
第 1の半導体装置の製造方法は、固化工程の後に、流動性を有する膜を全体に亘 つて薄膜ィヒする工程をさらに備えてレ、ることが好ましレ、。
このようにすると、所望の厚さよりも大きい厚さを有する流動性を有する膜を形成して おいてから、薄膜化により所望の厚さを有する膜を形成することができるので、安定し且 つプロセスウィンドウの広!/、プロセスを実現できる。
この場合、流動性を有する膜を薄膜化する工程は、プラズマエッチング法により行な われることが好ましい。
このようにすると、薄膜化された膜の厚さの精度が向上する。
また、この場合、流動性を有する膜を薄膜化する工程は、化学機械研磨法により行な われることが好ましい。
このようにすると、膜を薄膜化する工程が容易になる。
本発明に係る第 2の半導体装置の製造方法は、基板の表面に流動性を有する絶縁 物質を供給して流動性を有する絶縁膜を形成する工程と、押圧部材の平坦な押圧面 により流動性を有する絶縁膜を基板に押圧して、流動性を有する絶縁膜の表面を平坦 化する工程と、表面が平坦化された流動性を有する絶縁膜を固化する工程と、固化し た絶縁膜に対して選択的エッチングを行なって、固化した絶縁膜に凹部を形成するェ 程と、凹部に金属材料を埋め込んで、埋め込み配線又はプラグを形成する工程とを備 えている。
第 2の半導体装置の製造方法によると、グローバル段差を有しない絶縁膜を形成す ることができるので、リソグラフィ技術により絶縁膜の上にマスクパターンを形成する工程 において、段差に起因する焦点深度マージンの低下を抑制することができる。このため 、従来に比べて、加工マージン (プロセスウィンドウ)を大きく増大できるので、高精度な 半導体装置を製造することができる。
第 2の半導体装置の製造方法において、絶縁膜は、有機膜、無機膜、有機無機混成 膜、光造形膜、感光性樹脂膜又は多孔質膜であることが好ましい。
このようにすると、緻密で且つ平坦性に優れた絶縁膜を形成することができる。
第 2の半導体装置の製造方法において、絶縁膜の比誘電率は、およそ 4以下である ことが好ましい。
このようにすると、配線間容量を低減できるので、半導体装置の性能が向上する。 図面の簡単な説明
図 1は、第 1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を説明する断面図 である。
図 2は、第 1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を説明する断面図 である。
図 3 (a)は、従来の半導体装置の製造方法によりえら得たシートフィルム状の膜を示 す断面図であり、図 3 (b)は、第 1の実施形態に係る半導体装置の製造方法により得ら れた固化膜を示す断面図である。
図 4 (a)〜(d)は、第 1の実施形態の第 1の実施例の各工程を示す断面図である。 図 5 (a)〜(c)は、第 1の実施形態の第 2の実施例の各工程を示す断面図である。 図 6 (a)〜(c)は、第 1の実施形態の第 3の実施例の各工程を示す断面図である。 図 7 (a)〜(c)は、第 1の実施形態の第 4の実施例の各工程を示す断面図ある。
図 8 (a)〜(c)は、第 2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断 面図である。
図 9 (a)〜(c)は、第 2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断 面図である。
図 10 (a)、(b)は、第 3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断 面図である。
図 11 (a)、(b)は、第 3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断 面図である。
図 12 (a)、(b)は、第 4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断 面図である。
図 13 (a)、(b)は、第 5の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断 面図である。
図 14 (a)、(b)は、第 6の実施形態の第 1の実施例に係る半導体装置の製造方法の 各工程を示す断面図である。 図 15 (a)、(b)は、第 6の実施形態の第 2の実施例に係る半導体装置の製造方法の 各工程を示す断面図である。
図 16 (a)、(b)は、第 7の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断 面図である。
図 17 (a)〜(c)は、第 8の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す 断面図である。
図 18 (a)〜(d)は、第 8の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す 断面図である。
図 19 (a)〜(d)は、第 8の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す 断面図である。
図 20 (a)〜(d)は、従来の半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 発明を実施するための最良の形態
(第 1の実施形態)
以下、第 1の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図 1 (a;)〜(c)及び 図 2 (a)〜(c)を参照しながら説明する。
まず、図 1 (a)に示すように、半導体ウェハからなる基板 1と段差を有する層 2とからな る段差基板(1、 2)の表面に、流動性を有する物質、例えば液状又はジエル状の物質を 供給して、流動性を有する膜 (以下、単に流動性膜と称する) 3を形成する。
流動性膜としては、有機膜、無機膜、有機無機混成膜 (有機無機ハイブリッド膜)、光 が照射されると硬化する光造形膜、レジスト膜などの感光性樹脂膜、及び径が数 mn〜 1 Onm程度の多数の空孔(pore)を膜中に有するポーラス膜(多孔質膜)などが挙げら れる。
流動性膜 3の形成方法としては、回転塗布法、微視的吹付け法、回転ローラ法等が 挙げられ、流動性膜 3の厚さの調整はそれぞれの方法により異なる力 流動性膜 3の形 成方法を選択することにより膜厚の調整は可能である。尚、流動性膜 3の形成方法の詳 細については、第 1〜第 4の実施例で詳細に説明する。
基板 1の平面形状としては、特に限定されず、円形又は多角形などいずれの形状で あよい。 流動性膜 3を多層配線の層間膜として用いる場合には、流動性を有する物質として は絶縁性物質を用 V、ることが好ましレ、。
次に、図 1 (b)に示すように、平坦な押圧面を有する押圧部材 4の押圧面を、流動性 膜 3の表面と対向させた後、図 1 (c)に示すように、押圧部材 4に対して基板方向の圧力 を加えることにより流動性膜 3を基板 1に押圧して、流動性膜 3の表面を平坦化する。 この場合、押圧部材 4の押圧面により押圧されるだけで、流動性膜 3の表面は、基板 1の全面に亘つて平坦化される。もっとも、押圧部材 4による押圧を中断すると、流動性 膜 3が有する表面張力によって、流動性膜 3はエネルギー的に安定な形状に変化して しまう。
そこで、図 2 (a)に示すように、押圧部材 4により流動性膜 3を基板 1に対して押圧した 状態で流動性膜 3を加熱して、流動性膜 3の内部において化学反応を生じさせて流動 性膜 3を阖化させることにより、平坦な表面を有する固化された膜 (以下、単に固化膜と 称する) 5を形成する。
次に、加熱を終了した後、固化膜 5の温度を室温にまで下げ、その後、図 2 (b)に示 すように、押圧部材 4を固化膜 5から離脱させると、図 2 (c)に示すように、段差基板(1、 2)の表面に、平坦な表面を有する固化膜 5を形成することができる。
尚、押圧部材 4の平坦な押圧面が疎水性を有するように、押圧面にテフロンコーティ ング処理を施したり又はシリコンカップリング材による表面処理を施したりすることが好ま しい。このようにすると、押圧部材 4を固化膜 5から離脱させやすくできるので、より欠陥 の少ない平坦な固化膜 5を形成することができる。
図 3 (a)は、従来の半導体装置の製造方法により得られた、表面が平坦なシートフィ ルム状の膜 103の断面形状を示し、図 3 (b)は、第 1の実施形態に係る半導体装置の 製造方法により得られた、表面が平坦な固化膜 5の断面形状を示している。
従来の方法により得られたシートフィルム状の膜 103においては、 A点における膜厚 hi と B点における膜厚 h2との間には、: t > 2の関係がある。これは、従来の方法は 、板 104に貼着されたシートフィルム状の膜 103を段差基板(101、 102)に対して加熱 しながら圧着した後、板 104を剥がすため、グローバル段差 (h2 -hi )が発生するの みならず、アスペクト比の高い凹部が埋まらずに、欠如部 105が発生してしまう。
これに対して、第 1の実施形態により得られた固化膜 5においては、 A点における膜 厚 h3 と B点における膜厚 h4 との間には、 h3 =h4 の 1 係がある。これは、第 1の実施 形態は、段差基板(1、 2)の表面に流動性を有する物質を供給して流動性膜 3を形成し た後、該流動性膜 3の表面を平坦化し、しかる後、流動性膜 3を固化させて固化膜 5を 得るため、グローバル段差が発生しないと共に、アスペクト比の高い凹部が完全に埋ま るので欠如部が形成されない。
以下、流動性を有する材料について説明する。
有機膜を形成するための流動性を有する物質としては、ァリルエーテルを主骨格と するァロマティックポリマーが挙げられ、具体的には、 FLARE (Honeywell社製)及び S iLK(Dow Chemical社製)が挙げられる。
無機膜を形成するための流動性を有する物質としては、 HSQ (Hydrogen silsquioxa ne )、又は有機 SOG例えばアルキルシロキサンポリマーが挙げられ、 HSQの具体例と しては Fox(Dow Corning社製)が挙げられ、有機 SOGの具体例としては HSG— RZ2 5 (日立化成社製)が挙げられる。
有機無機混成膜を形成するための流動性を有する物質としては、シロキサン骨格中 にメチル基などの有機基を含む有機シロキサンが挙げられ、具体的には、 HOSP (Hyb rid organic siloxane polymer : Honeywell社^)力 S孪けられる。
光造形膜を形成するための流動性を有する物質としては、 PDGI (Poly dimethyl glu tar imide)が挙げられ、具体的には、 SAL101 (Shipley Far East社製)が挙げられる。 感光性樹脂膜を形成するための流動性を有する物質としては、リソグラフィ技術に用 レ、られる通常のレジスト材料を用いることができる。
ポーラス膜を形成するための流動性を有する物質としては、空孔を有する、有機材料 、無機材料及び有機無機混成材料が挙げられ、空孔を有する有機材料の具体例として は、 Porous FLARE (Honeywell 社製)が挙げられ、空孔を有する無機材料の具体 例としては、 HSQ (Hydrogen silsquioxane )中に空孔を有する XLK (Dow Corning社 製)が挙げられ、空孔を有する有機無機混成材料としては Nanoglass (Honeywell 社 製)が挙げられる。
以上の材料を用いて形成された流動性膜 3を固化して得られる固化膜 5を多層配線 の層間絶縁膜として用いると、緻密であると共に通常のシリコン酸化膜 (比誘電率はお よそ 4程度である。)よりも低い誘電率を有する層間絶縁膜を得ることができるので、 100 rnn以下の微細加工が施された半導体装置に適した膜を実現できる。特に、ポーラス膜 を用いると、 2以下の極めて低い誘電率を持った層間絶縁膜を実現できる。
尚、以上の材料は、絶縁膜を形成するための材料であった力 本発明は、絶縁膜に 限られず、導電性を有するポリマー膜又は金属膜の形成方法としても用いることができ る。
ぐ第 1の実施例 >
以下、第 1の実施例に係る流動性膜の形成方法、つまり第 1の回転塗布法について 、図 4 (a)〜(d)を参照しながら説明する。
まず、図 4 (a)に示すように、回転可能に設けられたステージ 20の上に段差基板 21 を真空吸着により保持した後、段差基板 21の上に流動性を有する物質 23を適量滴下 し、その後、ステージ 20を回転させる力 \又は、図 4 (b)に示すように、回転可能に設け られたステージ 20の上に段差基板 21を真空吸着により保持した後、ステージ 20ひい ては段差基板 21を回転させながら、滴下ノズル 24から段差基板 21の上に流動性を有 する物質を供給する。
このようにすると、図 4 (c)に示すように、段差基板 21の上に平坦な表面を有する流 動性膜 22が形成される。図 4 (d)は、図 4 (c)における一点鎖線の部分を示しており、基 板 1の上に形成された段差を有する層 2の上に、平坦な表面を有する流動性膜 3が形 成される。
図 4 (a)に示す方法及び図 4 (b)に示す方法のいずれの場合においても、流動性を 有する物質 23の粘性と、ステージ 20の回転速度とを最適化することにより、前述の押 圧部材 4により流動性膜 22 (3)の表面を平坦化する工程に適した堅さを持つ流動性膜 22 (3)を得ることができる。
第 1の実施例は、比較的大きい厚さを持つ流動性膜 22 (3)を形成する場合に適して いる。
ぐ第 2の実施例 >
以下、第 2の実施例に係る流動性膜の形成方法、つまり第 2の回転塗布法について 、図 5 (a)〜(c)を参照しながら説明する。
まず、図 5 (a)に示すように、回転可能に設けられたステージ 20の上に段差基板 21 を真空吸着により保持した後、ステージ 20ひいては段差基板 21を回転させながら、噴 射ノズル 25の噴射口から段差基板 21の上に流動性を有する物質 26をシャワー状又は スプレー状に供給する。
所定量の流動性を有する物質 26が供給された後に、ステージ 20を所定時間だけ回 転し続けると、図 5 (b)に示すように、段差基板 21の上に平坦な表面を有する流動性膜 22が形成される。図 5 (c)は、図 5 (b)における一点鎖線の部分を示しており、基板 1の 上に形成された段差を有する層 2の上に、平坦な表面を有する流動性膜 3が形成され る。
第 2の実施例は、比較的小さい膜厚を持つ流動性膜 22 (3)を形成する場合に適して いる。
<第 3の実施例 >
以下、第 3の実施例に係る流動性膜の形成方法、つまり微視的吹付け法について、 図 6 (a)〜(c)を参照しながら説明する。
まず、図 6 (a)に示すように、 2次元直交座標系の直交する 2方向のうちの一方の方 向、例えば図 6 (a)における左右方向に段差基板 21を移動させると共に、直交する 2方 向のうちの他方の方向、例えば図 6 (a)における上下方向に滴下ノズル 27を移動させ ながら、滴下ノズル 27から段差基板 21の上に流動性を有する物質 28を所定量ずつ供 給する。すなわち、段差基板 21を図 6 (a)における左方向に所定量移動した後、停止さ せる動作を繰り返し行なうと共に、段差基板 21が停止している期間内において、滴下ノ ズル 27を図 6 (a)における上方向又は下方向に移動させながら、滴下ノズル 27から段 差基板 21の上に流動性を有する物質を所定量ずつ供給する。
このようにすると、図 6 (b)に示すように、段差基板 21の上に平坦な表面を有する流 動性膜 22が形成される。図 6 (c)は、図 6 (b)における一点鎖線の部分を示しており、基 板 1の上に形成された段差を有する層 2の上に、平坦な表面を有する流動性膜 3が形 成される。
第 3の実施例によると、滴下ノズル 27から供給される流動性を有する物質の量と、滴 下ノズル 27の移動速度とを調整することにより、流動性膜 22 (3)の厚さを小さい膜厚か ら大きい膜厚まで制御することができる。
また、滴下ノズル 27から供給される流動性を有する物質の粘度を調整することにより 、流動性膜 22 (3)の流動性の程度を変化させることができる。 また、滴下ノズル 27の数を調整することにより、処理速度を制御することができる。 ぐ第 4の実施例〉
以下、第 4の実施例に係る流動性膜の形成方法、つまり回転ローラ法について、図 7 (a)〜 (c)を参照しながら説明する。
図 7 (a)、(b)に示すように、回転ローラ 29の周面に流動性を有する物質 30を均一に 付着させた状態で、回転ローラ 29を段差基板 21の表面に沿って回転移動させる。 このようにすると、流動性を有する物質 30が段差基板 21の表面に転着されるため、 図 7 (b)に示すように、段差基板 21の上に平坦な表面を有する流動性膜 22が形成され る。図 7 (c)は、図 7 (b)における一点鎖線の部分を示しており、基板 1の上に形成され た段差を有する層 2の上に、平坦な表面を有する流動性膜 3が形成される。
第 4の実施例によると、回転ローラ 29と段差基板 21との間隔及び回転ローラ 29を段 差基板 21に押し付ける力を調整することにより、流動性膜 22 (3)の厚さを制御すること ができる。
また、第 4の実施例は、流動性を有する物質 30が粘性の高い液状又はジェル状であ る場合に適している。
(第 2の実施形態)
以下、第 2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図 8 ( 〜(c)及び 図 9 (a)〜(c)を参照しながら説明する。
第 2の実施形態は、第 1の実施形態により得られる流動性膜の周縁部を選択的に除 去する方法であって、第 1の方法は、流動性膜が形成された基板を回転させながら流 動性膜の周縁部に流動性膜を溶解させる溶液を供給して、周縁部を除去するものであ り、第 2の方法は、流動性膜の周縁部に光を照射して該周縁部を改質した後、改質され た周縁部を除去するものである。
ところで、第 1の実施形態によると、基板 1の全面に亘つてつまり基板 1の周縁部にま で流動性膜 3が形成される。
ところ力 基板 1の周縁部を機械的に保持する必要性が生じることがある。
第 2の実施形態は、このような問題点を解決するためになされたものであり、第 2の実 施形態によると、流動性膜 3の周縁部を選択的に除去するため、基板 1の周縁部を機 械的に保持することが容易になる。 以下、流動性膜 22の周縁部を選択的に除去する第 1の方法について、図 8 (a)〜(c )を参照しながら説明する。
まず、図 8 (a)に示すように、回転可能に設けられたステージ 20の上に、流動性膜 22 が形成されている段差基板 21を真空吸着した後、ステージ 20を回転させて流動性膜 2 2を回転させると共に、第 1のノズル 31から剥離液 33を流動性膜 22の周縁部に供給す ると共に、第 2のノズル 32から剥離液 34を段差基板 21の周縁部の裏面に供給する。 このようにすると、図 8 (b)に示すように、流動性膜 22の周縁部を除去することができ ると共に、段差基板 21の裏面周縁部に付着した流動性を有する物質を除去することが できる。
次に、ステージ 20の回転を継続して行なう一方、剥離液 33、 34の供給を停止して、 流動性膜 22を乾燥させる。
尚、第 1の方法は、流動性膜 22の表面が平坦化される前に行なってもよいし、平坦 化された後に行なってもよいが、流動性膜 22が固化する前に行なうことが好ましい。 第 1の方法は、ステージ 22ひいては流動性膜 22を回転しながら、その周縁部を除去 するので、平面形状が円形又は角数の多い多角形である段差基板 21に適している。 以下、流動性膜 22の周縁部を選択的に除去する第 2の方法について、図 9 (a)〜(c )を参照しながら説明する。
まず、図 9 (a)に示すように、回転可能に設けられたステージ 20の上に、流動性膜 22 が形成されている段差基板 21を真空吸着した後、ステージ 20を回転させて流動性膜 2 2を回転させると共に、光照射装置 35から光 36を流動性膜 22の周縁部に照射して、流 動性膜 22の周縁部(光照射部)において光化学反応を起こさせて該周縁部を改質する 。この場合の光 36としては、紫外光又は紫外光よりも波長の短い光が好ましい。
次に、図 9 (b)に示すように、ステージ 20ひいては流動性膜 22の回転を停止させた 後、流動性膜 22の上に全面に;!:つて現像液などの溶液 37を供給する。このようにする と、流動性膜 22の改質している周縁部は溶液 37に溶解するので、流動性膜 22の周縁 部を選択的に除去することができる。
次に、図 9 (c)に示すように、ステージ 20ひいては流動性膜 22を再び回転させて、流 動性膜 22の上に残存している溶液 37を遠心力により外部に除去する。この場合、溶液 37を除去しながら又は除去した後に、流動性膜 22の上にリンス液を供給して残存して いる溶液 37を取り除くことが好ましい。このようにすると、周縁部が選択的に除去された 流動性膜 22を得ることができる。
尚、第 2の方法は、流動性膜 22の表面が平坦化される前に行なってもよいし、平坦 化された後に行なってもよいが、流動性膜 22が固化する前に行なうことが好ましい。 第 2の方法は、流動性膜 22の周縁部に選択的に光 36を照射するので、平面形状が 円形又は角数の多い多角形である段差基板 21のみならず、三角形又は四角形などの ように角数の少ない多角形の段差基板 21にも適用することができる。
(第 3の実施形態)
以下、第 3の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図 10 (a)、(b)及び 図 l l (a)、(b)を参照しながら説明する。
第 3の実施形態は、第 1の実施形態により得られる流動性膜の表面を平坦化するた めに好ましい方法であって、基板の表面又はステージの表面と、押圧部材の押圧面と の間の複数の距離を測定すると共に、これら複数の距離が等しくなるように流動性膜を 押圧するものである。
まず、図 10 (a)に示すように、第 1の実施形態の方法により、基板 51の上に流動性膜 52を形成した後、押圧面に複数の距離センサ 54を有する押圧部材 53を用いて流動性 膜 52を平坦化する。この場合、複数の距離センサ 54により、基板 51の表面又は基板 5 1が載置されるステージ 20 (図 4 (c)又は図 5 (b)を参照、伹し、第 3の実施形態におい ては、ステージ 20の外形寸法を基板 51の外形寸法よりも大きくしておくことが好ましい 。)の表面と、押圧部材 53の押圧面との間の複数の距離を測定すると共に、複数の距 離が等しくなるように押圧部材 53により流動性膜 52を押圧して流動性膜 52を平坦化す る。すなわち、複数の距離センサ 54により測定された複数の距離の情報は、押圧部材 53を押圧する押圧手段にフィードバックされ、複数の距離が等しくなるように流動性膜 5 2を押圧する。尚、フィードバック制御はコンピュータにより行なえばよい。
以下、基板 51の表面と押圧部材 53の押圧面との間の複数の距離を測定する方法に ついて、図 10 (b)を参照しながら説明する。
図 10 (b)において、 a、 b、 c、……、 qは、距離センサ 54が配置される位置を示してい る。距離センサ 54の位置 a〜qは、押圧部材 53の機構に応じて最適化することが好まし ぐ基板 51の表面又は基板 51が載置されるステージの表面と、流動性膜 52の表面と の距離を効率良く計測できる位置に設定すればよい。例えば、センサ位置 a〜iは、基 板 51の表面と流動性膜 52の表面との距離を測定するのに適しており、センサ位置 j〜q は、基板 51が載置されるステージの表面と流動性膜 52の表面との距離を測定するの に適し飞 、る。
従って、センサ位置 a〜iの距離センサ 54のみを用いて、基板 51の表面と流動性膜 5 2の表面との距離のみを測定してもよいし、センサ位置 j〜qの距離センサ 54のみを用い て、基板 51が載置されるステージの表面と流動性膜 52の表面との距離のみを測定して もよレ、し、センサ位置 a〜qの距離センサ 54のみを用いて、基板 51の表面と流動性膜 5 2の表面との距離及び基板 51が載置されるステージの表面と流動性膜 52の表面との 距離を測定してもよい。
また、押圧部材 54の押圧面の凹凸を微調整できる場合には、センサ位置 の距 離センサ 54を用いて基板 51の表面と流動性膜 52の表面との距離を調整した後、セン サ位置 a〜iの距離センサ 54を用いて、基板 51の表面と流動性膜 52の表面との距離を 調整してもよい。このようにすると、より高精度な平坦化を実現することができる。尚、距 離センサ 54の数及び位置は、要求される平坦性の度合いに応じて最適化すればよい ところで、第 1の実施形態によると、流動性膜 3の表面の基板表面からの距離を等しく することは重要であるが容易ではない。すなわち、第 1の実施形態によると、基板 1の表 面と押圧部材 4の押圧面との距離が均一になるように予め設定しておくことにより、流動 性膜 3の表面の基板表面からの距離を均一にすることはできる力 S、この方法によると、所 定期間毎に、つまり所定数の流動性膜 3の表面を平坦化する毎に、基板 1の表面と押 圧部材 4の押圧面との距離が均一になるように設定しなければならない。
ところ力 第 3の実施形態によると、流動性膜 3の表面の基板表面からの距離を常に 等しくすることができるので、所定期間毎に基板 1の表面と押圧部材 4の押圧面との距 離を均一にする作業を省略することができる。
尚、基板 1の表面と押圧部材 4の押圧面との距離を均一に調整する工程は、押圧部 材 4により流動性膜 3を押圧する処理の前、途中又は後のいずれであってもよい。
図 11 (a)は、押圧部材 4の押圧面と基板 1の表面との距離が不均一になった場合の 流動性膜 3の断面状態を示し、図 11 (b)は、押圧部材 4の押圧面と基板 1の表面との距 離が均一に保たれた場合の流動性膜 3の断面状態を示している。
図 11 (a)と図 11 (b)との対比から分かるように、押圧部材 4の押圧面と基板 1の表面 との距離を均一に保った状態で流動性膜 3を押圧すると、流動性膜 3の基板 1の表面か らの距離が均一になった状態で流動性膜 3の表面を平坦化することができる。
(第 4の実施形態)
以下、第 4の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図 12 (a)、(b)を参 照しながら説明する。
第 1の実施形態においては、図 2 (a)に示したように、流動性膜 3を加熱することにより 流動性膜 3を固化させて、平坦な表面を有する固化膜 5を得たが、第 4の実施形態は、 流動性膜 3に光を照射することにより流動性膜 3を固化させて、平坦な表面を有する固 化膜 5を得る方法である。
図 12 (a)に示すように、光を透過する材料例えば石英よりなる押圧部材 4により流動 性膜 3を基板 1に押圧して流動性膜 3の表面を平坦化した状態で、流動性膜 3に圧力を 加えると共に光を照射する。この場合、照射する光としては、光化学反応により流動性 膜 3を固化する場合には、紫外光又は紫外光よりも波長の短い光を用い、熱化学反応 により流動性膜 3を固化する場合には赤外光を用いることが好ましい。これらの光は、連 続光又はパルス光を用いてもよい。特に、流動性膜 3のみに作用させて基板 1への作用 を低減する場合には、パルス光が適している。
このようにすると、流動性膜 3は光化学反応又は熱化学反応により固化して、図 12 (b )に示すように、固化膜 5が得られる。
光化学反応により流動性膜 3を固化する方法は、光造形膜、例えばリソグラフィ技術 で用いるホトレジストのような感光性樹脂膜などに適しており、熱化学反応により流動性 膜 3を固化する方法は、有機膜、無機膜、有機無機混成膜などに適している。
(第 5の実施形態)
以下、第 5の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図 13 (a)、 (b)を参 照しながら説明する。
第 4の実施形態においては、流動性膜 3に光を照射して流動性膜 3を固化させたが、 第 5の実施形態は、流動性膜 3に光を照射すると共に流動性膜 3を加熱して、流動性膜 3を固化する方法である。 図 13 (a)に示すように、光を透過する材料例えば石英よりなる押圧部材 4により流動 性膜 3を基板 1に押圧して流動性膜 3の表面を平坦化した状態で、流動性膜 3に圧力を 加える且つ光を照射すると共に、流動性膜 3を加熱する。この場合においても、照射す る光としては、光化学反応により流動性膜 3を固化する場合には、紫外光又は紫外光よ りも波長の短い光を用い、熱化学反応により流動性膜 3を固化する場合には赤外光を 用いることが好ましい。
このようにすると、流動性膜 3は光化学反応又は熱化学反応により固化して、図 13 (b )に示すように、固化膜 5が得られる。
光化学反応により流動性膜 3を固化する方法は、光造形膜、例えばリソグラフィ技術 で用いるホトレジストのような感光性樹脂膜などに適しており、熱化学反応により流動性 膜 3を固化する方法は、有機膜、無機膜、有機無機混成膜などに適している。
尚、流動性膜 3に光を照射する工程と流動性膜 3を加熱する工程とのいずれの工程 を先に行なうかについては、流動性膜 3を構成する流動性を有する材料の特性に応じ て決定されることが好ましい。
(第 6の実施形態)
以下、第 6の実施形態の第 1の実施例に係る半導体装置の製造方法について、図 1 4 (a) , (b)を参照しながら説明する。
第 4の実施形態においては、流動性膜 3に光を照射して流動性膜 3を固化させたが、 第 6の実施形態の第 1の実施例は、流動性膜 3を基板側から冷却しながら光を照射する 方法である。
図 14 (a)に示すように、光を透過する材料例えば石英よりなる押圧部材 4により流動 性膜 3を基板 1に押圧して流動性膜 3の表面を平坦化した状態で、流動性膜 3に圧力を 加えると共に流動性膜 3を基板側から冷却しながら、流動性膜 3の表面に光を照射する 。この場合においても、照射する光としては、光化学反応により流動性膜 3を固化する 場合には、紫外光又は紫外光よりも波長の短い光を用い、熱化学反応により流動性膜 3を固化する場合には赤外光を用いることが好ましい。
このようにすると、流動性膜 3は基板側から冷却されているが、流動性膜 3は光化学 反応又は熱化学反応により固化して、図 14 (b)に示すように、固化膜 5が得られる。 第 6の実施形態の第 1の実施例は、流動性膜 3が圧力により流動しやすい場合に適 しており、流動性膜 3を基板側から冷却した状態で光を照射することにより、流動性膜 3 が流動することを抑制しつつ流動性膜 3を固化させることができる。
以下、第 6の実施形態の第 2の実施例に係る半導体装置の製造方法について、図 1 5 (a) , (b)を参照しながら説明する。
第 1の実施例においては、流動性膜 3を基板側から冷却しながら光を照射して流動 性膜 3を固化させたが、第 2の実施例は、流動性膜 3を冷却して仮に固化させておいて 力 光を照射する方法である。
まず、図 15 (a)に示すように、光を透過する材料例えば石英よりなる押圧部材 4により 流動性膜 3を基板 1に押圧して流動性膜 3の表面を平坦化した状態で、流動性膜 3に 圧力を加えると共に流動性膜 3を基板側から冷却して、流動性膜 3を仮に固化させる。 次に、図 15 (b)に示すように、流動性膜 3に圧力を加え続ける一方、流動性膜 3に対 する冷却を停止した状態で、流動性膜 3に光を照射する。この場合においても、照射す る光としては、光化学反応により流動性膜 3を固化する場合には、紫外光又は紫外光よ りも波長の短い光を用い、熱化学反応により流動性膜 3を固化する場合には赤外光を 用いることが好ましい。熱化学反応を用レ、る場合には、流動性膜 3に急速に熱を加える ラピッドサ一マル熱処理 (RTA)が好ましレヽ。
このようにすると、流動性膜 3は光化学反応又は熱化学反応により固化して、図 15 (b )に示すように、固化膜 5が得られる。
第 2の実施例は、流動性膜 3が小さい圧力でも流動するような場合に適しており、流 動性膜 3を基板側から冷却して仮に固化させておいてから光を照射することにより、流 動性膜 3が流動することを抑制しつつ流動性膜 3を固化させることができる。
また、第 2の実施例は、流動性膜 3を仮に固化させておいてから、光を照射して固化 させる方法であるから、押圧部材 4を取り除いてから光を照射できるので、押圧部材 4は 透明でなくてもよい。
尚、第 1、第 4及び第 5の実施例、並びに第 6の実施形態の第 1の実施例における加 熱を、第 6の実施形態の第 2の実施例のように、ラピッドサ一マル熱処理により行なって もよいのは当然である。
(第 7の実施形態)
以下、第 7の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図 16 (a)、(b)を参 照しながら説明する。
第 7の実施形態は、第 1の実施形態により得られる固化膜を薄膜化する方法である。 図 16 (a)に示すように、第 1の実施形態と同様にして、平坦な表面を有する固化膜 5 を形成した後、該固化膜 5に対して、プラズマエッチング又は化学機械研磨(CMP : Ch emical Mechanical Polishing)法を施すことにより、図 16 (b)に示すように、固化膜 5の 表面部を除去して、固化膜 5を薄膜化する。
プラズマエッチングを用いる場合は、エッチングガスとしては、例えば CF4ガス又は C
HF3ガスのようにフロンを含むガス、フロンを含むガスと酸素ガスとの混合ガス、又はァ ンモニァガスなどを用いることができ、均一性に優れた膜厚調整が可能である。
第 7の実施形態によると、所望の厚さよりも大きい厚さを持つ固化膜 5を形成しておい てから、薄膜化処理により、固化膜 5を所定の厚さに調整できるので、より安定し且つプ ロセスウィンドウの広いプロセスを提供することができる。
(第 8の実施形態)
以下、第 8の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図 17 (a)〜(c)、図 18 (a)〜(d)及び図 19 (a)〜(d)を参照しながら説明する。
まず、図 17 (a)に示すように、半導体基板 61の上に下層の眉間絶縁膜 62を形成し た後、図示は省略している力 下層の層間絶縁膜 62にプラグを形成し、その後、下層 の層間絶縁膜 62の上に金属配線 60を形成する。
次に、図 17 (b)に示すように、第 1の実施形態同様、回転塗布法、微視的吹付け法 又は回転ローラ法などにより、半導体基板 61の上に全面に亘つて液状又はジエル状の 流動性を有する絶縁性物質を供給して流動性絶縁膜 63を形成する。流動性絶縁膜 6 3の厚さとしては適当に設定することができる。
流動性絶縁膜 63としては、第 1の実施形態において説明したような絶縁膜、つまり、 有機膜、無機膜、有機無機混成膜又はポーラス膜等を用いることができ、緻密であると 共に通常のシリコン酸化膜よりも低い誘電率を有する絶縁膜を得ることができるので、 1 OOnm以下の微細加工が施された半導体装置に適した膜を実現できる。特に、ポーラ ス膜を用いると、 2以下の極めて低レ、誘電率を持った絶縁膜を実現できる。
次に、図 17 (c)に示すように、平坦な押圧面を有する押圧部材 64を流動性膜 63の 表面に当接させた後、図 18 (a)に示すように、押圧部材 64に圧力を加えて流動性絶縁 膜 63の表面を平坦化する。つまり、流動性絶縁膜 63の半導体基板 61の表面からの高 さを全体に亘つて均一にする。
次に、図 18 (b)に示すように、半導体基板 61ひいては流動性絶縁膜 63を加熱して、 絶縁性物質に熱化学反応を起こさせることにより、流動性絶縁膜 63を固化させて、平 坦化された上層の層間絶縁膜 65を形成する。
次に、加熱を停止して半導体基板 61を室温にまで下げた後、図 18 (c)に示すように 、押圧部材 64を上層の層間絶縁膜 65から離脱させて、図 18 (d)に示すように、平坦化 された上層の層間絶縁膜 65を露出させる。
次に、図 19 (a)に示すように、周知のリソグラフィ技術を用いて、上層の層間絶縁膜 6 5の上に、レジストパターン又はハードマスクからなり、開口部を有するマスクパターン 6 6を形成した後、上層の層間絶縁膜 65に対してマスクパターン 66をマスクとしてドライエ ツチングを行なって、図 19 (b)に示すように、上層の層間絶縁膜 65にプラグ用開口部 6 7を形成する。
次に、マスクパターン 66を除去した後、図 19 (c)に示すように、上層の層間絶縁膜 6 5の上に全面に亘つて金属膜 68をプラグ用開口部 67が充填されるように堆積した後、 CMP法により、金属膜 68における上層の層間絶縁膜 65の上に存在する不要な部分 を除去して、金属膜 68からなる接続プラグ 69を形成する。
尚、上層の層間絶縁膜 65に、プラグ用開口部 67に代えて、配線用溝を形成してもよ い。このようにすると、上層の層間絶縁膜 65には、接続プラグ 69に代えて、埋め込み配 線が形成される。
図示は省略している力 前述の各工程を繰り返し行なうと、各層に平坦な上層の層間 絶縁膜 65を有する多層配線構造を形成することができる。
第 8の実施形態によると、グローバル段差を有しない上層の層間絶縁膜 65を形成す ることができるので、リソグラフィ技術により上層の層間絶縁膜 65の上にマスクパターン 66を形成する工程において、段差に起因する焦点深度マージンの低下を抑制すること ができる。このため、従来に比べて、加工マージン(プロセスウィンドウ)を大きく増大で きるので、高精度な半導体装置を製造することができる。
尚、本発明は、接続プラグと埋め込み配線とを同時に形成するデュアルダマシン法 に適用できることは言うまでもない。 ' 産業上の利用の可能性
第 1の半導体装置の製造方法によると、グローバル段差が発生しないと共に、ァスぺ タト比の高い凹部が完全に埋まり欠如部が形成されない膜を実現できる。
第 2の半導体装置の製造方法によると、グローバル段差を有しない絶縁膜を形成す ることができるので、リソグラフィ技術により絶縁膜の上にマスクパターンを形成する工程 において、段差に起因する焦点深度マージンの低下を抑制することができる。このため 、従来に比べて、加工マージン(プロセスウィンドウ)を大きく増大できるので、高精度な 半導体装置を製造することができる。

Claims

請 求 の 範 囲
1.基板の表面に流動性を有する物質を供給して流動性を有する膜を形成する膜形成 工程と、
押圧部材の平坦な押圧面により前記流動性を有する膜を前記基板に押圧して、前 記流動性を有する膜の表面を平坦化する平坦化工程と、
表面が平坦化された前記流動性を有する膜を固化する固化工程とを備えていること を特徴とする半導体装置の製造方法。
2.前記押圧部材の押圧面は疎水性を有していることを特徴とする請求項 1に記載の半 導体装置の製造方法。
3.前記流動性を有する物質は、絶縁性物質であることを特徴とする請求項 1に記載の 半導体装置の製造方法。
4.前記流動性を有する物質は、液状又はジエル状であることを特徴とする請求項 1に 記載の半導体装置の製造方法。
5.前記膜形成工程は、前記基板を回転させながら行なわれることを特徴とする請求項 1に記載の半導体装置の製造方法。
6.前記膜形成工程は、前記流動性を有する物質が供給された前記基板を回転させる 工程を含むことを特徴とする請求項 1に記載の半導体装置の製造方法。
7.前記膜形成工程は、前記基板を回転させながら前記流動性を有する物質をシャヮ 一状又はスプレー状に供給することにより行なわれることを特徴とする請求項 1に記載 の半導体装置の製造方法。
8.前記膜形成工程は、微小な噴射口を有するノズルと前記基板とを平面方向に相対 移動させながら、前記流動性を有する物質を前記噴射口から前記基板の表面に供給 することにより行なわれることを特徴とする請求項 1に記載の半導体装置の製造方法。
9.前記膜形成工程は、ローラの表面に付着した前記流動性を有する物質を前記ロー ラを回転しながら前記基板の表面に供給することにより行なわれることを特徴とする請 求項 1に記載の半導体装置の製造方法。
10.前記膜形成工程よりも後に、前記流動性を有する膜の周縁部を選択的に除去する 工程をさらに備えていることを特徴とする請求項 1に記載の半導体装置の製造方法。
11.前記流動性を有する膜の周縁部を除去する工程は、前記基板を回転させながら 前記流動性を有する膜の周縁部に前記流動性を有する物質を溶解させる溶液を供給 することにより行なわれることを特徴とする請求項 10に記載の半導体装置の製造方法。
12.前記流動性を有する膜の周縁部を除去する工程は、前記流動性を有する膜の周 縁部に光を照射して前記周縁部を改質した後、改質された前記周縁部を除去すること により行なわれることを特徴とする請求項 10に記載の半導体装置の製造方法。
13.前記平坦化工程は、前記基板の表面と前記押圧面との間の複数の距離を測定す ると共に、前記複数の距離が等しくなるように前記押圧面により前記流動性を有する膜 を押圧する工程を含むことを特徴とする請求項 1に記載の半導体装置の製造方法。
14.前記平坦化工程は、前記基板が載置されているステージの表面と前記押圧面との 間の複数の距離を測定すると共に、前記複数の距離が等しくなるように前記押圧面によ り前記流動性を有する膜を押圧する工程を含むことを特徴とする請求項 1に記載の半 導体装置の製造方法。
15.前記複数の距離を測定する工程は、測定部位における単位面積当たりの静電容 量を計測することにより行なわれることを特徴とする請求項 13又は 14に記載の半導体 装置の製造方法。
16.前記固化工程は、前記平坦化工程において前記押圧面により前記流動性を有す る膜を押圧した状態で、前記流動性を有する膜を加熱することにより行なわれることを 特徴とする請求項 1に記載の半導体装置の製造方法。
17.前記固化工程は、前記平坦化工程において前記押圧面により前記流動性を有す る膜を押圧した状態で、前記流動性を有する膜に光を照射することにより行なわれるこ とを特徴とする請求項 1に記載の半導体装置の製造方法。
18.前記流動性を有する膜に光を照射する工程は、前記流動性を有する膜を冷却しな がら行なわれる力 \又は前記流動性を有する膜を冷却により仮に固化させた後に行な われることを特徴とする請求項 17に記載の半導体装置の製造方法。
19.前記固化工程は、前記平坦化工程において前記押圧面により前記流動性を有す る膜を押圧した状態で、前記流動性を有する膜に光を照射すると共に前記流動性を有 する膜を加熱することにより行なわれることを特徴とする請求項 1に記載の半導体装置 の製造方法。
20.前記固化工程の後に、前記流動性を有する膜を全体に亘つて薄膜化する工程を さらに備えていることを特徴とする請求項 1に記載の半導体装置の製造方法。
21.前記流動性を有する膜を薄膜化する工程は、プラズマエッチング法により行なわ れることを特徴とする請求項 19に記載の半導体装置の製造方法。
22.前記流動性を有する膜を薄膜化する工程は、化学機械研磨法により行なわれるこ とを特徴とする請求項 19に記載の半導体装置の製造方法。
23.基板の表面に流動性を有する絶縁物質を供給して流動性を有する絶縁膜を形成 する工程と、
押圧部材の平坦な押圧面により前記流動性を有する絶縁膜を前記基板に押圧して 、前記流動性を有する絶縁膜の表面を平坦化する工程と、
表面が平坦化された前記流動性を有する絶縁膜を固化する工程と、
固化した前記絶縁膜に対して選択的エッチングを行なって、固化した前記絶縁膜に 凹部を形成する工程と、
前記凹部に金属材料を埋め込んで、埋め込み配線又はプラグを形成する工程とを 備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
24.前記絶縁膜は、有機膜、無機膜、有機無機混成膜、光造形膜、感光性樹脂膜又 は多孔質膜であることを特徴とする請求項 23に記載の半導体装置の製造方法。
25.前記絶縁膜の比誘電率は、およそ 4以下であることを特徴とする請求項 23に記載 の半導体装置の製造方法。
PCT/JP2001/008840 2000-11-17 2001-10-09 Procede d'elaboration d'un dispositif semi-conducteur WO2002041381A1 (fr)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/399,755 US7273820B2 (en) 2000-11-17 2001-10-09 Method for fabricating semiconductor device
EP01974736A EP1341224A4 (en) 2000-11-17 2001-10-09 METHOD FOR PRODUCING A SEMICONDUCTOR DEVICE
KR10-2003-7006715A KR20030051844A (ko) 2000-11-17 2001-10-09 반도체장치의 제조방법

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000350934A JP3927768B2 (ja) 2000-11-17 2000-11-17 半導体装置の製造方法
JP2000-350934 2000-11-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2002041381A1 true WO2002041381A1 (fr) 2002-05-23

Family

ID=18824078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2001/008840 WO2002041381A1 (fr) 2000-11-17 2001-10-09 Procede d'elaboration d'un dispositif semi-conducteur

Country Status (7)

Country Link
US (2) US7273820B2 (ja)
EP (1) EP1341224A4 (ja)
JP (1) JP3927768B2 (ja)
KR (1) KR20030051844A (ja)
CN (1) CN1210771C (ja)
TW (1) TW517285B (ja)
WO (1) WO2002041381A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004114388A1 (ja) * 2003-06-20 2004-12-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 半導体装置の製造方法

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004166963A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Aruze Corp 遊技機
TW200503167A (en) * 2003-06-20 2005-01-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacturing method of semiconductor device
TW200507175A (en) * 2003-06-20 2005-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Pattern forming method, and manufacturing method for semiconductor device
JP2006066637A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Murata Mfg Co Ltd セラミック多層基板の製造方法およびそれに用いられる押し型
US20060211237A1 (en) 2005-03-21 2006-09-21 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Method and apparatus for planarizing gap-filling material
JP2008140786A (ja) * 2005-03-28 2008-06-19 Pioneer Electronic Corp ゲート絶縁膜、有機トランジスタ、有機el表示装置の製造方法、ディスプレイ
JP4531661B2 (ja) * 2005-08-26 2010-08-25 東京エレクトロン株式会社 基板の処理方法及び基板の処理装置
JP4950771B2 (ja) * 2007-01-19 2012-06-13 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
KR100862008B1 (ko) 2007-06-04 2008-10-07 삼성전기주식회사 인쇄회로기판의 제조방법
CN101477305B (zh) * 2008-01-03 2012-10-10 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 用于压印制程的模仁制造方法
TWI411875B (zh) * 2008-01-04 2013-10-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 用於壓印製程之模仁製造方法
JP4754595B2 (ja) * 2008-03-05 2011-08-24 大日本スクリーン製造株式会社 薄膜形成装置および方法
US8434229B2 (en) * 2010-11-24 2013-05-07 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejection head manufacturing method
KR101535403B1 (ko) * 2013-11-19 2015-07-10 주식회사 네패스 반도체 패키지 제조방법
JP6289996B2 (ja) * 2014-05-14 2018-03-07 東京エレクトロン株式会社 被エッチング層をエッチングする方法
JP6542141B2 (ja) * 2016-03-08 2019-07-10 東芝メモリ株式会社 パターン形成方法
JP7175620B2 (ja) * 2018-03-30 2022-11-21 キヤノン株式会社 型を用いて基板上の組成物を成形する成形装置、成形方法、および物品の製造方法
JP7119617B2 (ja) * 2018-06-15 2022-08-17 東京エレクトロン株式会社 塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置
KR102353946B1 (ko) * 2020-02-25 2022-01-20 주식회사 나노바이오시스템 치주조직 재생 유도제 및 이의 제조장치와 제조방법
KR102535126B1 (ko) * 2020-10-15 2023-05-22 (주)휴넷플러스 유체 가압을 이용한 반도체 집적소자의 평탄화 방법
CN113725079A (zh) * 2021-08-11 2021-11-30 长江存储科技有限责任公司 基体的表面处理方法、预处理衬底以及存储器的制作方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07147393A (ja) * 1993-07-20 1995-06-06 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置およびその製造方法ならびに製造装置
JPH09213791A (ja) * 1996-02-01 1997-08-15 Sumitomo Chem Co Ltd 半導体装置の製造方法及び半導体装置
US5679610A (en) * 1994-12-15 1997-10-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of planarizing a semiconductor workpiece surface
JPH1085641A (ja) * 1996-09-10 1998-04-07 Toshiba Microelectron Corp 液体塗布方法および液体塗布装置
JPH10247647A (ja) * 1997-03-04 1998-09-14 Sony Corp 基板面の平坦化方法及び平坦化装置
JPH11274297A (ja) * 1998-03-24 1999-10-08 Sharp Corp 多層配線層の形成方法及び多層配線層
JP2000294627A (ja) * 1999-04-09 2000-10-20 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6245045A (ja) * 1985-08-22 1987-02-27 Nec Corp 半導体装置の製造方法
US5254143A (en) * 1990-07-09 1993-10-19 Dainippon Ink And Chemical, Inc. Diaphragm for gas-liquid contact, gas-liquid contact apparatus and process for producing liquid containing gas dissolved therein
US6111306A (en) * 1993-12-06 2000-08-29 Fujitsu Limited Semiconductor device and method of producing the same and semiconductor device unit and method of producing the same
US5434107A (en) * 1994-01-28 1995-07-18 Texas Instruments Incorporated Method for planarization
EP0683511B1 (en) * 1994-05-18 2000-02-23 AT&T Corp. Device fabrication involving planarization
JP3492880B2 (ja) 1996-04-16 2004-02-03 日本電信電話株式会社 薄膜形成方法
JP3512596B2 (ja) * 1996-07-04 2004-03-29 シャープ株式会社 旋光光学素子およびその製造方法と、それを用いた画像表示装置
JP3428829B2 (ja) * 1996-08-27 2003-07-22 キヤノン株式会社 位置合わせ方法及びそれを用いた投影露光装置
JP3504092B2 (ja) 1996-11-19 2004-03-08 大日本スクリーン製造株式会社 塗布液塗布方法
EP0862202A1 (en) 1997-02-27 1998-09-02 Nec Corporation Method for making a semiconductor device with a planarizing SOG layer and apparatus used in the same method
US6124215A (en) * 1997-10-06 2000-09-26 Chartered Semiconductor Manufacturing Ltd. Apparatus and method for planarization of spin-on materials
US6248168B1 (en) 1997-12-15 2001-06-19 Tokyo Electron Limited Spin coating apparatus including aging unit and solvent replacement unit
AU7367400A (en) 1999-09-09 2001-04-10 Allied-Signal Inc. Improved apparatus and methods for integrated circuit planarization

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07147393A (ja) * 1993-07-20 1995-06-06 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置およびその製造方法ならびに製造装置
US5679610A (en) * 1994-12-15 1997-10-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of planarizing a semiconductor workpiece surface
JPH09213791A (ja) * 1996-02-01 1997-08-15 Sumitomo Chem Co Ltd 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JPH1085641A (ja) * 1996-09-10 1998-04-07 Toshiba Microelectron Corp 液体塗布方法および液体塗布装置
JPH10247647A (ja) * 1997-03-04 1998-09-14 Sony Corp 基板面の平坦化方法及び平坦化装置
JPH11274297A (ja) * 1998-03-24 1999-10-08 Sharp Corp 多層配線層の形成方法及び多層配線層
JP2000294627A (ja) * 1999-04-09 2000-10-20 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004114388A1 (ja) * 2003-06-20 2004-12-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1341224A4 (en) 2005-01-26
US7273820B2 (en) 2007-09-25
US20040029363A1 (en) 2004-02-12
CN1475029A (zh) 2004-02-11
KR20030051844A (ko) 2003-06-25
JP2002158221A (ja) 2002-05-31
US20070202666A1 (en) 2007-08-30
TW517285B (en) 2003-01-11
EP1341224A1 (en) 2003-09-03
CN1210771C (zh) 2005-07-13
JP3927768B2 (ja) 2007-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2002041381A1 (fr) Procede d&#39;elaboration d&#39;un dispositif semi-conducteur
JP4789620B2 (ja) パターン形成方法及び半導体装置の製造方法
JP4990479B2 (ja) 多層リソグラフィープロセスに関する新規な平坦化方法
US7291554B2 (en) Method for forming semiconductor device
US7422981B2 (en) Method for manufacturing semiconductor device by using dual damascene process and method for manufacturing article having communicating hole
TW201222668A (en) Enhanced densification of silicon oxide layers
JPH0888169A (ja) 半導体デバイスの製造方法
WO2004114388A1 (ja) 半導体装置の製造方法
US20070178712A1 (en) Planarization for Integrated Circuits
KR100601474B1 (ko) 임프린트법을 이용한 고분해능 인쇄회로기판의 제조방법
JPH0927495A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体製造装置
JP3563709B2 (ja) 薄膜形成方法
JPH0697068A (ja) 平坦化方法
JP3146780B2 (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置の製造装置
JP2006032496A (ja) 反射防止膜の形成方法及び塗膜形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
AK Designated states

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): CN KR US

AL Designated countries for regional patents

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): DE FR GB NL

DFPE Request for preliminary examination filed prior to expiration of 19th month from priority date (pct application filed before 20040101)
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 10399755

Country of ref document: US

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 01819060X

Country of ref document: CN

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 1020037006715

Country of ref document: KR

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2001974736

Country of ref document: EP

WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 1020037006715

Country of ref document: KR

WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 2001974736

Country of ref document: EP

WWR Wipo information: refused in national office

Ref document number: 1020037006715

Country of ref document: KR