JP6542141B2 - パターン形成方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、パターン形成方法に関する。
NIL(Nano-Imprint Lithography)は、基板上のレジストにテンプレートを直接接触させるパターン形成方法である。NILでは、平坦な基板に対しては良好な接触状態を保てるので、基板とテンプレートとを精度良く重ね合わせることが容易である。一方、段差を有した基板に対しては、良好な重ね合せ精度を得ることが困難であった。
特に、基板の外周部は、種々の工程を経ることによって大きな段差が発生しやすい。このため、基板の外周部であっても、インプリント処理で形成するパターンと基板とを精度良く重ね合わせることが望まれる。
特開平9−167753号公報
本発明が解決しようとする課題は、基板と形成するパターンとを精度良く重ね合わせることができるパターン形成方法を提供することである。
実施形態によれば、パターン形成方法が提供される。前記パターン形成方法は、塗布ステップと、露光ステップと、硬化ステップと、パターン形成ステップと、を含んでいる。前記塗布ステップでは、基板上にUV硬化樹脂を塗布する。また、前記露光ステップでは、前記基板を回転させながら前記UV硬化樹脂に露光光を照射する。また、前記硬化ステップでは、前記UV硬化樹脂を硬化させる。そして、前記パターン形成ステップでは、前記UV硬化樹脂の上層側にインプリント処理によってパターンを形成する。さらに、前記露光ステップでは、前記基板の中央部に配置されたUV硬化樹脂に前記露光光を照射し、前記硬化ステップでは、前記基板の中央部に配置されたUV硬化樹脂を硬化させる。
図1は、基板の構成を示す上面図である。 図2は、ショットおよびチップ領域の構成を示す上面図である。 図3は、第1の実施形態に係る基板平坦化処理を説明するための図である。 図4は、第1の実施形態に係るパターン形成処理手順を説明するための図である。 図5は、インプリント工程の処理手順を説明するための図である。 図6は、第2の実施形態に係る基板平坦化処理を説明するための図である。 図7−1は、第2の実施形態に係るパターン形成処理手順を説明するための図(1)である。 図7−2は、第2の実施形態に係るパターン形成処理手順を説明するための図(2)である。 図8は、露光工程における位置合わせ処理を説明するための図である。 図9は、光強度分布とレジストパターン形状との関係を説明するための図である。 図10は、第2の実施形態に係る塗布装置の構成を模式的に示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態に係るパターン形成方法を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、基板の構成を示す上面図である。図1では、ウエハなどの基板100に設定されるショットの上面図を示している。基板100上にマス目で示される矩形状の領域がショット101である。ショット101は、フォトリソグラフィの露光単位またはインプリントリソグラフィーの押当て単位である。換言すると、ショット101は、1回の露光で露光可能な領域または1回の押当でインプリント可能な領域である。
ショット101内には少なくとも1個、場合によっては複数の半導体デバイス(半導体チップ)が配置されている。基板100の外端領域(外周部分)には、傾斜によって段差となっている領域(以下、ベベル領域62という)がある。また、基板100の中央領域は、素子の形成される領域(以下、素子形成領域61という)である。基板100において、素子形成領域61以外の領域が、ベベル領域62である。素子形成領域61は、円形状の領域であり、ベベル領域62は円環状の領域である。
ショット101のうち、基板100の内周側に配置されているものは、ショット101の全領域が素子形成領域61内に入っている。一方、ショット101のうち、基板100の外側に配置されているものの中には、ショット101の一部の領域が素子形成領域61からはみ出しているものがある。換言すると、ショット101には、全領域が素子形成領域61内に入っているものと、一部の領域のみが素子形成領域61内に入っているものとがある。
ショット101のうち、ベベル領域62と重なる領域は、シンナーなどによって膜が除去される。このため、ベベル領域62は、素子形成領域61よりも膜が薄くなっている。この結果、ベベル領域62には傾斜が発生している。本実施形態では、素子形成領域61に発生している段差(凹凸)を解消するよう基板100上に膜が形成される。
図2は、ショットおよびチップ領域の構成を示す上面図である。図2の(a)では、ショット101の上面図を示しており、図2の(b)では、チップ領域200Xの上面図を示している。
図2の(a)に示すように、ショット101は、複数のチップ領域を有している。ここでは、ショット101が、チップ領域200A〜200Fを有している場合を示している。各チップ領域200A〜200Fは、デバイス形成領域201と、周辺領域202とを有している。
チップ領域200A〜200Fは、矩形状の領域である。また、各デバイス形成領域201は、矩形状の領域である。また、各周辺領域202は、矩形環状の領域である。各デバイス形成領域201は、チップ領域200A〜200Fの中央部に配置されている。また、各周辺領域202は、チップ領域200A〜200Fの外周部(デバイス形成領域201よりも外側)に配置されている。デバイス形成領域201は、半導体デバイスが形成される領域である。また、周辺領域202は、テストパターンなどが形成される領域である。
図2の(b)に示すチップ領域200Xは、チップ領域200A〜200Fの何れかである。チップ領域200Xは、デバイス形成領域201と、周辺領域202とを有している。周辺領域202は、基板表面(最上面)の領域であり、デバイス形成領域201は、周辺領域202よりも基板100が所定の深さだけ掘り込まれた領域である。
デバイス形成領域201は、周辺領域202から第1の深さ(例えば、50nm)だけ掘り込まれた第1領域201Aと、周辺領域202から第2の深さ(例えば、100nm)だけ掘り込まれた第2領域201Bとを含んで構成されている。このように、ショット101は、基板100上で種々の深さを有している。
つぎに、本実施形態の基板平坦化処理手順について説明する。図3は、第1の実施形態に係る基板平坦化処理を説明するための図である。図3では、基板100などの斜視図を示している。
(図3の(a))
基板100の平坦化が行なわれる際には、基板100上にUV(ultraviolet)硬化樹脂301Aなどのレジストが滴下される。UV硬化樹脂301Aは、UV光が照射されることによって硬化する樹脂を含んでいる。本実施形態のUV硬化樹脂301Aは、例えば、アクリル酸モノマーを主成分としたものである。UV硬化樹脂301Aは、溶媒を含まない状態でも液体となっている。UV硬化樹脂301Aは、例えば、基板100の中央部に滴下される。
(図3の(b))
この後、基板100が回転させられる。なお、基板100を回転させた状態でUV硬化樹脂301Aが基板100上に滴下されてもよい。基板100が回転することにより、UV硬化樹脂301Aは、基板100上で広がる。また、余分なUV硬化樹脂301Aは、基板100の外部にはじき出される。
(図3の(c))
UV硬化樹脂301Aが基板100上で広がっている間に、基板100が回転させられながら、UV照射機構50XがUV光などの露光光51Xを基板100に照射する。このとき、基板100の回転とUV照射機構50Xによる露光光51Xの照射とが維持された状態で、UV照射機構50Xは、基板100の中心位置(中心側)から外周側へ向かって移動する。換言すると、基板100の中心位置から外側へ向かって、露光光51Xの照射位置が移動される。このように、UV照射機構50Xは、露光光51Xの照射位置を基板100の外周側に移動させながら露光光51Xを照射する。これにより、基板100の上面全体に露光光51Xが照射される。この結果、基板100上のUV硬化樹脂301Aが硬化する。このように、本実施形態では、基板100を回転させながらUV硬化樹脂301Aを露光光51Xで硬化させる。
なお、UV照射機構50Xは、基板100の外周側から中心位置(中心側)へ向かって移動しながら露光光51Xを照射してもよい。換言すると、基板100の外側から中心位置へ向かって、露光光51Xの照射位置が移動される。この場合も、基板100の上面全体に露光光51Xが照射される。このように、UV照射機構50Xは、露光光51Xの照射位置を基板100の中心側に移動させながら露光光51Xを照射してもよい。なお、露光光51Xの照射位置を移動させる場合、基板100のベベル領域62は、露光光51Xが照射されなくてもよい。
また、UV照射機構50Xは、移動することなく、固定位置から基板100の上面全体に露光光51Xを一括照射してもよい。基板100の上面全体に露光光51Xが照射されることにより、UV硬化樹脂301Aが基板100上で硬化する。UV照射機構50Xが、固定位置から基板100の上面全体に露光光51Xを一括照射する場合も、基板100のベベル領域62は、露光光51Xが照射されなくてもよい。この場合、例えば、ベベル領域62に露光光51Xが照射されないマスクなどが用いられる。
(図3の(d))
図3の(d)では、硬化したUV硬化樹脂301AをUV硬化樹脂301Bとして図示している。露光されず硬化していないベベル領域62のUV硬化樹脂301Aに対しては、エッジカット用の除去液などが塗布される。
具体的には、UV硬化樹脂301Aが基板100上で硬化してUV硬化樹脂301Bとなった後、基板100が回転させられながら、ノズル55がシンナー56をベベル領域62上のUV硬化樹脂301Aに滴下する。基板100が回転しているので、余分なシンナー56は、基板100の外部にはじき出される。シンナー56がベベル領域62上に塗布されることにより、硬化していないUV硬化樹脂301Aが基板100上から除去される。
なお、UV硬化樹脂301Aは、シンナー剥離をしなくても、所定時間(例えば5分以上)放置すれば、未露光部(未硬化部)が蒸散する。本実施形態では、処理時間を短縮するために、シンナー56による剥離工程を入れたが、このシンナー56による剥離工程は省略されてもよい。
(図3の(e))
基板100の外周部から硬化していないUV硬化樹脂301Aが除去された後、基板100は加熱される。この加熱により、加熱無しの場合よりも、UV硬化樹脂301Bが強固になる。なお、基板100への加熱処理は省略してもよい。
図4は、第1の実施形態に係るパターン形成処理手順を説明するための図である。図4では、基板100の中央部(素子形成領域61)における断面図を示している。基板100上にパターンが形成される際には、図3で説明した基板100の平坦化処理が行われた後に、基板100にインプリント処理が行われる。
(図4の(a))
基板100上には、種々の膜が形成されている。ここでは、基板100上に被加工膜20が形成されている場合を示している。基板100では、凹凸構造である段差10Aが発生している。この段差10A上に被加工膜20が形成されることにより、被加工膜20も段差11Aを有している。
段差10A,11Aは、半導体デバイスの製造過程で形成された段差である。段差10Aは、例えば100nmである。段差11Aは、段差10Aと略同じ高さ(100nm)であり、段差10Aと略同じ位置に形成される。このように、被加工膜20の表面には、基板100の段差10Aを反映した段差11Aが形成される。
(図4の(b))
被加工膜20が形成された後、UV硬化樹脂301Aの塗布工程が行われる。この工程では、基板100の上面全体に、UV硬化樹脂301Aが回転塗布される。UV硬化樹脂301Aの膜厚は、段差11Aの高さよりも厚い、例えば、200nmである。
UV硬化樹脂301Aは、基板100が回転している間は、遠心力によって、その表面が平滑に保たれる。基板100は、段差11Aの影響は受けるが、UV硬化樹脂301Aが蒸発する溶媒を含んでいないこと、UV硬化樹脂301Aが段差11Aよりも厚いことから、基板100が回転している間は、その表面が平滑に保たれる。これにより、基板100が回転している間は、UV硬化樹脂301Aの段差11Aの上側における凹凸は、元々あった段差11Aよりも小さくなる。
(図4の(c))
UV硬化樹脂301Aが塗布された後、基板100を回転させたままの状態で、UV硬化樹脂301A上に、露光光51Xが照射される。例えば、露光光51Xとして、i線ステッパと同じ露光波長(約365nm)の光などが用いられる。この露光光51Xの照射によって、基板100上のUV硬化樹脂301Aが硬化する。
なお、基板100上にUV硬化樹脂301Aを塗布し露光する塗布・露光工程では、UV硬化樹脂301Aの表面にHe(ヘリウム)やN2(窒素)などの不活性ガスを吹き付けることが望ましい。基板100を回転させながら、不活性ガスを基板100の上面に吹き付けると、UV硬化樹脂301Aの表面に不活性ガスの膜が形成され、UV硬化樹脂301Aが露光された際の硬化反応を効率的に行うことができる。
(図4の(d))
図4の(d)では、硬化したUV硬化樹脂301AをUV硬化樹脂301Bとして図示している。この後、基板100が回転させられながら、シンナー56がベベル領域62上に滴下される。さらに、基板100が加熱される。
このように、本実施形態では、基板100を回転させた状態で、UV硬化樹脂301Aを基板100上で広げながら、UV硬化樹脂301Aが露光光51Xで硬化させられる。これにより、基板100が平坦化される。なお、本実施形態の平坦化処理は、複数回繰り返されてもよい。
(図4の(e))
基板100が平坦化された後、基板100に対してNIL(Nano-Imprint Lithography)工程などのインプリント工程が行われる。このとき、基板100へは、パターン転写(加工)に用いられるSi(シリコン)含有材料120が形成される。Si含有材料120は、基板100の上面全体に回転塗布で形成される。これにより、基板100の上面全体がSi含有材料120で覆われる。基板100では、Si含有材料120が形成されることによって、小さな凹凸などが無くなる。その後、インプリント装置(図示せず)にて、基板100の上面全体にレジストパターン12Yが形成される。
ここで、インプリント工程の処理手順について説明する。図5は、インプリント工程の処理手順を説明するための図である。図5では、インプリント工程におけるSi含有材料120やテンプレートTなどの断面図を示している。なお、図5では、Si含有材料120よりも下層側の層やパターンの図示を省略している。また、Si含有材料120とレジストの間の密着膜と呼ばれる層の図示も省略している。
図5の(a)に示すように、Si含有材料120の上面にはレジスト12Xが滴下される。これにより、Si含有材料120に滴下されたレジスト12Xの各液滴は基板100上で広がる。そして、図5の(b)に示すように、テンプレートTがレジスト12X側に移動させられ、図5の(c)に示すように、テンプレートTがレジスト12Xに押し当てられる。
テンプレートTは、透明部材を用いて形成されたモールド基板(原版)である。テンプレートTは、石英基板等が掘り込まれてテンプレートパターン(回路パターンなど)が形成されている。テンプレートTがレジスト12Xに接触させられると、毛細管現象によってテンプレートTのテンプレートパターン内にレジスト12Xが流入する。
予め設定しておいた時間だけ、レジスト12XをテンプレートTに充填させた後、露光光(UV光など)が照射される。これにより、レジスト12Xが硬化する。そして、図5の(d)に示すように、テンプレートTが、硬化したレジスト12X(レジストパターン12Y)から離型される。これにより、テンプレートパターンを反転させたレジストパターン12YがSi含有材料120上に形成される。
インプリント工程では、基板100のショット101毎に、テンプレートTの押し当て処理が行われる。この場合において、基板100に段差(凹凸)があると、テンプレートTをレジスト12Xに押し当てた際に、テンプレートTが傾く。そして、テンプレートTが傾くと、基板100とテンプレートTとを精度良く重ね合わせることができない。
一方、本実施形態では、基板100への平坦化が行われている。このため、テンプレートTをレジスト12Xに押し当てた際に、テンプレートTが傾くことを抑制できる。そして、テンプレートTが傾かないので、基板100とテンプレートTとを精度良く重ね合わせることが可能となる。また、基板100の凹凸に起因する欠陥の発生を抑制することが可能となる。
基板100の平坦化処理は、例えばウエハプロセスのレイヤ毎に行われる。そして、基板100への平坦化処理と、インプリント処理などによるパターン形成処理とが繰り返されることによって、半導体デバイス(半導体集積回路)が製造される。
具体的には、基板100に被加工膜20が形成された後に、基板100の平坦化処理が行われる。その後、インプリント処理などによって基板100上にレジストパターン12Yが形成される。そして、レジストパターン12Yをマスクとしてレジストパターン12Yの下層側(被加工膜20など)がエッチングされる。これにより、レジストパターン12Yに対応する実パターンが基板100上に形成される。その後、基板100上に新たな被加工膜20が形成される。半導体デバイスが製造される際には、上述した被加工膜20の形成処理、平坦化処理、インプリント処理、エッチング処理などがレイヤ毎に繰り返される。
以上のように第1の実施形態では、基板100上の全面にUV硬化樹脂301Aが塗布される。そして、基板100を回転させながらUV硬化樹脂301Aに露光光51Xが照射される。これにより、UV硬化樹脂301Aの略全面(素子形成領域61)が硬化させられる。この後、硬化したUV硬化樹脂301Bの上層側にインプリント処理によってパターンが形成される。
このように、基板100を回転させながらUV硬化樹脂301Aを硬化させるので、UV硬化樹脂301Aは、平坦な状態で硬化する。したがって、基板100とインプリント処理で形成するレジストパターン12Yとを精度良く重ね合わせることが可能となる。
(第2の実施形態)
つぎに、図6〜図10を用いて第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、基板100を回転させながら、基板100の外周部近傍でUV硬化樹脂膜を硬化させることによって、基板100を平坦化する。
まず、本実施形態の基板平坦化処理手順について説明する。図6は、第2の実施形態に係る基板平坦化処理を説明するための図である。図6では、基板100などの斜視図を示している。なお、図6の処理のうち、図3に示した第1の実施形態の処理と同様の処理については、その説明を省略する。
(図6の(a))
基板100の平坦化が行なわれる際には、基板100上にUV硬化樹脂301Aが滴下される。UV硬化樹脂301Aは、第1の実施形態で説明したUV硬化樹脂301Aと同様の樹脂である。UV硬化樹脂301Aは、例えば、基板100の中央部に滴下される。
(図6の(b))
この後、基板100が回転させられる。なお、基板100を回転させた状態でUV硬化樹脂301Aが基板100上に滴下されてもよい。基板100が回転することにより、UV硬化樹脂301Aは、基板100上で広がる。また、余分なUV硬化樹脂301Aは、基板100の外部にはじき出される。
(図6の(c))
UV硬化樹脂301Aが基板100上で広がっている間に、基板100が回転させられながら、UV照射機構50YがUV光などの露光光51Yを基板100に照射する。このとき、UV照射機構50Yは、基板100の外周部の一部(素子形成領域61のうちの外周側領域)(後述する、段差領域16)に露光光51Yを照射する。この段差領域16は、基板100の外周部の領域であり円環状の領域である。これにより、基板100の上面のうち外周部の一部である段差領域16に露光光51Yが照射される。基板100の段差領域16に露光光51Yが照射されることにより、UV硬化樹脂301Aが基板100の外周部の一部のみで硬化する。このように、本実施形態では、基板100を回転させながら基板100の外周部に露光光51Yを照射することによって、UV硬化樹脂301Aを基板100の外周部で硬化させる。
(図6の(d))
図6の(d)では、硬化したUV硬化樹脂301AをUV硬化樹脂301Cとして図示している。UV硬化樹脂301Aが基板100上で硬化してUV硬化樹脂301Cとなった後、基板100が回転させられながら、ノズル55がシンナー56を基板100上に滴下する。シンナー56は、例えば、基板100の中央部に滴下される。基板100が回転しているので、シンナー56は、基板100上で広がる。また、余分なシンナー56は、基板100の外部にはじき出される。
(図6の(e))
シンナー56が基板100上に塗布されることにより、硬化していないUV硬化樹脂301Aが基板100上から除去される。具体的には、基板100上のうち、中央部(素子形成領域61の内側)および最外周部(ベベル領域62)のUV硬化樹脂301Aが除去される。そして、基板100上で露光光51Yが照射された領域(円環状領域である段差領域16)のUV硬化樹脂301Cが基板100上に残る。この後、基板100は加熱される。この加熱により、加熱無しの場合よりも、UV硬化樹脂301Cが強固になる。
図7−1は、第2の実施形態に係るパターン形成処理手順を説明するための図(1)である。図7−2は、第2の実施形態に係るパターン形成処理手順を説明するための図(2)である。図7−1および図7−2では、基板100の外周部(ベベル領域62)における断面図を示している。図7−1および図7−2に示す基板100のうち、図面の右方向が基板100の外周部であり、図面の左方向が基板100の内周部である。基板100上にパターンが形成される際には、図6で説明した基板100の平坦化処理が行われた後に、基板100にインプリント処理が行われる。
(図7−1の(a))
基板100上には、種々の膜が形成されている。ここでは、基板100上に被加工膜20が形成されている場合を示している。
ベベル領域62は、基板100上の領域のうち、円環状の最外周領域である。ベベル領域62は、回路パターンなどが形成されることのない領域であり、各工程で意図的に削り取られることによって中央領域である素子形成領域61よりも低くなっている。したがって、ベベル領域62は、素子形成領域61から基板100の外周側に向かって徐々に低くなるよう傾斜している。
素子形成領域61のうち、ベベル領域62との境界の領域が、段差領域16である。段差領域16は、素子形成領域61の最外周領域であり、円環状領域である。段差領域16は、素子形成領域61の中央部17やベベル領域62との間で段差を有している。具体的には、段差領域16は、素子形成領域61の中央部17よりも低く、ベベル領域62よりは高くなっている。そして、ベベル領域62では、基板100の外周側に向かって徐々に上面が低くなっている。
基板100では、段差領域16と中央部17との間で、段差10Bが発生している。この段差10B上に被加工膜20が形成されることにより、被加工膜20も段差領域16と中央部17との間で、段差11Bを有している。
素子形成領域61のうち、ベベル領域62近傍の領域は、下層側のパターンが形成されている場合と下層側のパターンが形成されていない場合とがある。換言すると、素子形成領域61のうちショット101が配置されていない領域は、下層側のパターン(被加工膜20のパターン)が形成されている場合と、下層側のパターンが形成されていない場合とがある。ここでは、ショット101が配置されていない素子形成領域61にも下層側のパターンが形成されている場合の基板100を図示している。
ここでは、ショット101が配置されていない素子形成領域61にも下層側のパターンが形成されているので、素子形成領域61とベベル領域62との間に段差がある。換言すると、段差領域16とベベル領域62との間に段差が発生している。
一方、ショット101が配置されていない素子形成領域61に下層側のパターンが形成されていない場合、ショット101が配置されていない素子形成領域61とベベル領域62とは、略同様の高さとなる。このため、段差領域16とベベル領域62との間の境界がシンプルな段差または段差無しとなる。
段差10B,11Bは、半導体デバイスの製造過程で形成された段差である。段差10Bは、例えば300nmである。段差11Bは、段差10Bと略同じ高さ(300nm)であり、段差10Bと略同じ位置に形成される。このように、被加工膜20の表面には、基板100の段差10Bを反映した段差11Bが形成される。
(図7−1の(b))
被加工膜20が形成された後、UV硬化樹脂301Aの塗布工程が行われる。この工程では、基板100の上面全体に、UV硬化樹脂301Aが回転塗布される。UV硬化樹脂301Aの膜厚は、段差11Bの高さよりも厚い、例えば、400nmである。
UV硬化樹脂301Aは、基板100が回転している間は、遠心力によって、その表面が平滑に保たれる。基板100は、段差11Bの影響は受けるが、UV硬化樹脂301Aが蒸発する溶媒を含んでいないこと、UV硬化樹脂301Aが段差11Bよりも厚いことから、基板100が回転している間は、その表面が平滑に保たれる。これにより、基板100が回転している間は、UV硬化樹脂301Aの段差11Bの上側における凹凸は、元々あった段差11Bよりも小さくなる。
基板100のベベル領域62におけるUV硬化樹脂301Aは、基板100の外周側に向かって徐々に低くなっている。このように、ベベル領域62のUV硬化樹脂301Aは、ベベル領域62の傾斜形状(傾斜面)に沿った形状となっている。
(図7−1の(c))
UV硬化樹脂301Aが塗布された後、基板100を回転させたままの状態で、UV硬化樹脂301A上に、露光光51Yが照射される。例えば、露光光51Yとして、i線ステッパと同じ露光波長(約365nm)の光などが用いられる。本実施形態では、基板100の外周部近傍にある段差領域16に露光光51Yが照射される。
露光光51Yを照射する際には、露光位置の位置合わせを行うことが望ましい。ここで、露光の位置合わせ処理について説明する。図8は、露光工程における位置合わせ処理を説明するための図である。
露光工程では、図8の(a)に示すように、基板回転装置402が基板100を回転させつつ、カメラ(撮像装置)401が基板100の端部の位置を計測する。これにより、基板100の外形位置を正確に求めることができる。
次いで、図8の(b)に示すように、基板回転装置402が基板100を回転させつつ、UV照射機構50Yが基板100に露光光51Yを照射する。このとき、位置調整機構57が、UV照射機構50Yによる照射位置を、基板100の外形位置に合わせて調整する。位置調整機構57は、露光光51Yの基板100への照射位置を調整するための機構である。位置調整機構57は、カメラ401によって求められた基板100の外形基準に基づいて、UV照射機構50Yによる照射位置を調整する機能を有している。
(図7−2の(d))
段差領域16への露光光51Yの照射によって、基板100上の段差領域16におけるUV硬化樹脂301Aが硬化する。図7の(d)では、硬化したUV硬化樹脂301AをUV硬化樹脂301Cとして図示している。
(図7−2の(e))
この後、基板100が回転させられながら、シンナー56が基板100上に滴下される。このシンナー56の基板100への塗布によって、硬化していないUV硬化樹脂301Aが基板100上から除去(剥離)される。図7の(e)では、UV硬化樹脂301Aが除去された領域を除去領域107として図示している。
なお、UV硬化樹脂301Aは、シンナー剥離をしなくても、所定時間(例えば5分以上)放置すれば、未露光部(未硬化部)が蒸散する。本実施形態では、処理時間を短縮するために、シンナー56による剥離工程を入れたが、このシンナー56による剥離工程は省略されてもよい。
硬化していないUV硬化樹脂301Aが除去された後、基板100が加熱される。基板100は、例えば150度、60秒の条件で加熱される。この加熱により、UV硬化樹脂301Cが強固になる。また、UV硬化樹脂301Cは、加熱されることにより、突起部分がリフローされて滑らかな形状になる。なお、基板100への加熱処理は省略してもよい。
ここで、露光光51Yの強度分布に対するレジストパターン形状について説明する。図9は、光強度分布とレジストパターン形状との関係を説明するための図である。図9の(a)では、露光光51Yの代わりに曲線形状の山型の光強度分布141を有した露光光53で段差領域16が露光された場合の露光処理を示している。このような露光では、UV硬化樹脂301Cの代わりに形成されるUV硬化樹脂301Dが裾引きパターンとなる。換言すると、UV硬化樹脂301Dと、ベベル領域62との境界面が露光光53の照射方向から傾斜する。また、UV硬化樹脂301Dと、中央部17との境界面が露光光53の照射方向から傾斜する。
図9の(b)では、矩形状の山型の光強度分布140を有した露光光51Yで段差領域16が露光された場合の露光処理を示している。このような露光では、UV硬化樹脂301Cが裾引きパターンとならない。換言すると、UV硬化樹脂301Cと、中央部17との境界面が露光光51Yの照射方向に対して平行になる。また、UV硬化樹脂301Cと、中央部17との境界面が露光光51Yの照射方向に対して平行になる。
(図7−2の(f))
加熱工程が完了した後、第2の樹脂膜塗布工程が行われる。第2の樹脂膜塗布工程では、第2の樹脂膜110として、例えば、塗布型カーボン膜が用いられる。第2の樹脂膜110は、基板100の上面全体に塗布される。第2の樹脂膜110が塗布されることにより、基板100は、第2の樹脂膜110の塗布前よりも平坦化される。
第2の樹脂膜塗布工程では、基板100の外周部(ベベル領域62)の第2の樹脂膜110が、樹脂除去液(シンナーなど)で除去される。この結果、基板100のベベル領域62では、第2の樹脂膜110が全て除去されて、被加工膜20が表面に出てくる。図7−2の(f)では、第2の樹脂膜110が除去された領域を、除去領域108として図示している。このように、本実施形態では、中央部17と段差領域16との間の段差が緩和されているので、基板100の外周部が平坦になっている。
(図7−2の(g))
基板100が平坦化された後、基板100に対してNIL工程などのインプリント工程が行われる。基板100へは、第1の実施形態と同様のインプリント処理が行われる。具体的には、基板100の上面全体に、パターン転写に用いられるSi含有材料120等が形成される。その後、インプリント装置(図示せず)にて、基板100の上面全体にレジストパターン12Yが形成される。
本実施形態では、基板100の素子形成領域61が平坦化されているので、インプリント工程の際に、基板100とテンプレートとを精度良く重ね合わせることができる。また、基板100の凹凸に起因する欠陥の発生を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では、段差11Bの高さよりも厚いUV硬化樹脂301Aが基板100に塗布されたが、段差11Bの高さよりも薄い又は段差11Bの高さと同じUV硬化樹脂301Aが基板100に塗布されてもよい。この場合、図6の(b)〜(d)で説明した処理である、UV硬化樹脂301Aの塗布処理からシンナー56によるUV硬化樹脂301Aの未硬化部分の剥離処理までが、複数回繰り返される。これにより、段差11Bを解消して基板100の段差領域16を平坦化することができる。
また、本実施形態では、UV硬化樹脂301Aを基板100の全面に塗布したが、UV硬化樹脂301Aの塗布位置は、基板100の段差領域16のみでもよい。この場合において、UV硬化樹脂301Aが段差領域16に滴下される際に、基板100を回転させてもよい。また、UV硬化樹脂301Aが段差領域16に滴下される際に、UV硬化樹脂301Aを塗布するノズルが段差領域16を移動してもよい。また、本実施形態の平坦化処理は、複数回繰り返されてもよい。
このように、本実施形態では、基板100を回転させながら、且つUV硬化樹脂301Aを基板100上で広げながら、UV硬化樹脂301Aの外周部の一部のみを露光光51Yで硬化させている。これにより、基板100の外周部の一部を正確に平坦化することが可能となる。
なお、基板100上にUV硬化樹脂301Aを塗布する際には、UV硬化樹脂301Aの上面が平坦になるよう、UV硬化樹脂301AにHeやN2などの不活性ガスを吹き付けてもよい。この場合、基板100を回転させながら、不活性ガスが基板の上面に吹き付けられる。また、不活性ガスを出射するノズルは、基板100の中心から外周部に向かって移動する。これにより、不活性ガスは、基板100の中心側から外周部側に向かって順番に基板100に吹き付けられる。このように、ノズルは、不活性ガスの出射位置を基板100の外周側に移動させながら不活性ガスを照射する。不活性ガスを基板100の上面に吹き付けると、UV硬化樹脂301Aの表面に不活性ガスの膜が形成され、UV硬化樹脂301Aが露光された際の硬化反応を効率的に行うことができる。
また、基板100上にUV硬化樹脂301Aを塗布する際には、UV硬化樹脂301Aの上面が平坦になるよう、UV硬化樹脂301Aの最上面に針状部材などを接触させてもよい。この場合、基板100を回転させながら、針状部材が基板100の上面に接触させられる。また、針状部材は、基板100の中心から外周部に向かって移動する。これにより、針状部材は、基板100の中心から外周部に向かって順番に基板100に接触させられる。
ここで、本実施形態で用いられるUV硬化樹脂301Aの塗布装置について説明する。図10は、第2の実施形態に係る塗布装置の構成を模式的に示す断面図である。塗布装置70Yは、スピンコーティング方法によって基板100上に、UV硬化樹脂301Aなどの塗布膜を形成する装置である。
塗布装置70Yは、UV硬化樹脂301Aを吐出するノズル80と、シンナー56を吐出するノズル55と、不活性ガスを吐出するノズル90と、UV照射機構50Yとを備えている。また、塗布装置70Yは、支持台73と、スピンモータ71と、カップ75とを備えている。
支持台73は、概略円板状の上面形状を有している。支持台73は、上面に基板100を載置する。支持台73は、スピンチャック(図示せず)を備えている。スピンチャックは、真空吸着によって基板100を固定保持する。
スピンモータ71は、支持台73の下方に取り付けられている。スピンモータ71は、支持台73を所定回転数で回転させることによって基板100を回転させる。スピンモータ71は、基板100を回転させることによって、基板100上に滴下されたUV硬化樹脂301Aやシンナー56を遠心力によって基板100の径方向(外周側)に向かって広げさせる。スピンモータ71は、基板100を所定速度で回転させることによって、基板100上に残ったUV硬化樹脂301Aやシンナー56を遠心力で振りきる。
カップ75は、支持台73の外周側に配置されている。カップ75は、基板100で振り切られたUV硬化樹脂301Aやシンナー56を受けることができるよう、円環状をなしている。カップ75は、基板100で振り切られたUV硬化樹脂301Aやシンナー56を回収する。
ノズル80は、基板100の径方向に沿って移動しながら、UV硬化樹脂301Aを送出できるよう構成されている。ノズル80は、基板100の中心位置にUV硬化樹脂301Aを送出する。その後、ノズル80は、基板100の外周方向に移動しながらUV硬化樹脂301Aの送出を継続する。そして、ノズル80は、基板100の外側に到達するとUV硬化樹脂301Aの送出を停止する。
ノズル90は、基板100の径方向に沿って移動しながら、不活性ガスを送出できるよう構成されている。ノズル90は、基板100の中心位置にUV硬化樹脂301Aを送出する。その後、ノズル90は、基板100の外周方向に移動しながら不活性ガスの送出を継続する。そして、ノズル90は、基板100の外側に到達すると不活性ガスの送出を停止する。ノズル55は、基板100の外周部領域にシンナー56を送出する。なお、ノズル90の代わりに上述した針状部材が配置されていてもよい。
また、第1の実施形態で用いられるUV硬化樹脂301Aの塗布装置(以下、塗布装置70Xという)も、図10に示した塗布装置70Yと同様の構成を有している。第1の実施形態で用いられる塗布装置70Xは、UV照射機構50Yの代わりにUV照射機構50Xを備えている。
また、塗布装置70Xのノズル80は、基板100の中心位置にUV硬化樹脂301Aを送出する。そして、UV硬化樹脂301Aの送出が完了すると、ノズル80は、基板100の外側へ移動(退避)する。
以上のように第2の実施形態では、基板100上の全面にUV硬化樹脂301Aが塗布される。そして、基板100を回転させながら基板100の外周部(段差領域16)に配置されたUV硬化樹脂301Aに露光光51Yが照射される。これにより、基板100の外周部に配置されたUV硬化樹脂301Aが硬化させられてUV硬化樹脂301Bとなる。そして、硬化していないUV硬化樹脂301Aが除去される。この後、UV硬化樹脂301Bの上層側にインプリント処理によってパターンが形成される。
このように、基板100を回転させながら基板100の外周部に配置されたUV硬化樹脂301Aを硬化させるので、基板100の外周部の段差を低減することができる。したがって、基板100とインプリント処理で形成するレジストパターン12Yとを精度良く重ね合わせることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10A,11A,10B,11B…段差、12X…レジスト、12Y…レジストパターン、16…段差領域、17…中央部、20…被加工膜、51X,51Y…露光光、57…位置調整機構、61…素子形成領域、62…ベベル領域、100…基板、101…ショット、110…第2の樹脂膜、120…Si含有材料、T…テンプレート。

Claims (5)

  1. 基板上にUV硬化樹脂を塗布する塗布ステップと、
    前記基板を回転させながら前記UV硬化樹脂に露光光を照射する露光ステップと、
    前記UV硬化樹脂を硬化させる硬化ステップと、
    前記UV硬化樹脂の上層側にインプリント処理によってパターンを形成するパターン形成ステップと、
    を含み、
    前記露光ステップでは、前記基板の中央部に配置されたUV硬化樹脂に前記露光光を照射し、
    前記硬化ステップでは、前記基板の中央部に配置されたUV硬化樹脂を硬化させる、
    ことを特徴とするパターン形成方法。
  2. 前記露光ステップでは、前記露光光の照射位置を前記基板の外周側に移動させながら前記露光光を照射するか、又は前記露光光の照射位置を前記基板の中心側に移動させながら前記露光光を照射する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
  3. 基板上にUV硬化樹脂を塗布する塗布ステップと、
    前記基板を回転させながら前記UV硬化樹脂に露光光を照射する露光ステップと、
    前記UV硬化樹脂を硬化させる硬化ステップと、
    前記UV硬化樹脂の上層側にインプリント処理によってパターンを形成するパターン形成ステップと、
    を含み、
    前記露光ステップでは、前記基板の外周部に配置されたUV硬化樹脂に前記露光光を照射し、
    前記硬化ステップでは、前記基板の外周部に配置されたUV硬化樹脂を硬化させる、
    ことを特徴とするパターン形成方法。
  4. 基板上にUV硬化樹脂を塗布する塗布ステップと、
    前記基板を回転させながら前記UV硬化樹脂に露光光を照射する露光ステップと、
    前記UV硬化樹脂を硬化させる硬化ステップと、
    前記UV硬化樹脂の上層側にインプリント処理によってパターンを形成するパターン形成ステップと、
    を含み、
    前記露光ステップでは、前記基板を回転させながら固定位置から前記基板の上面全体に露光光を一括照射し、
    前記硬化ステップでは、前記UV硬化樹脂のうち前記露光光が照射された箇所を硬化させる
    とを特徴とするパターン形成方法。
  5. 前記露光ステップでは、マスクを用いて前記基板の外周部に前記露光光を照射させない、
    ことを特徴とする請求項4に記載のパターン形成方法。
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