WO1997010159A1

WO1997010159A1 - Package, method of manufacturing the same, and combination of packaging device and storage box

Info

Publication number: WO1997010159A1
Application number: PCT/JP1996/002569
Authority: WO
Inventors: Isao Inoue; Kiyoshi Oguchi; Masaho Hayashi; Shinji Saiki
Original assignee: Dai Nippon Printing Co., Ltd.
Priority date: 1995-09-13
Filing date: 1996-09-10
Publication date: 1997-03-20
Also published as: DE69633971D1; US20030102247A1; EP0788979A4; DE69633971T2; EP1491458A2; US6244442B1; EP1491458A3; EP0788979A1; EP0788979B1

Description

明細害包装体、その製造方法および包と収納箱の組合体技術分野

本発明は,等の内容物を収納するとともに取扱いが安全な包装その製造方法および包装体と収納箱の組合体に関する。

背景技術

従来、上端が開口した内容物収納用の多数のエンボス部と、このエンボス部間を連結するフランジ部とからなる底材を用いて錠剤が包装されている。すなわち、はこの底材の各ェンボス部内に収納され、ェンボス部内に錠剤が収納された底材は、蓋材をフランジ部にヒートシールすることにより密封される。

このように底材のェンボス部内に錠剤を収納し、底材のフランジ部に蓋材をヒ一トシールすることにより包装体（P T P包^:) が得られる。 ^の底材ぉよび蓋材には、各エンボス部毎にミシン目が入れられ、包 ^はミシン目に沿つて各ェンボス部毎に分離可能となっている。

ところで、包装体のうち底材は塩化ビニル（P V C) 等からなり、錠剤を安定して収納するためその厚みは比較的厚くなつている。、蓋材は底材に比校してその厚みは薄くなつている。

使用者はミシン目から^体を各エンボス部毎に分離し、蓋材を破断してェンボス部内から錠剤を取出している。

ところで使用者は誤つて包装体ごと錠剤を飲んでしまうことがあり、この場合は比較的厚肉の底材の分 «が使用者の体内に引掛つてしまい、大険な状態となる。発明の開示

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、誤ってそのまま飲み込んでも安全で体内に ^けることのない包装体、その製造方法および包装体と収納箱の組合体を提供することを目的とする。

本発明の第 1の特徵は、一端が開口するとともに内容物を収納したエンボス部と、このエンボス部の一端開口周縁に設けられたフランジ部とからなる複数の底材と、前記フランジ部に接着される蓋材とを備え、各底材は個別に切離されて独立し、そのフランジ部を介して前 §B¾材に接着されていることを特徴とする包装体。

本発明の第 2の特徴は、一端に開口を有し内部に内容物を収納した複数のェンボス部と、各エンボス部の開口周縁に設けられエンボス部間を連結するフランジ部とからなる軟質底材と、前記フランジ部に接着された钦質蓋材とを備え、ェンボス部の開口に対応する貫通口を有するリングを钦質底材または钦質蓋材に設けたことを特徴とする巻取可能な包装体。

本発明の第 3の特徴は、一端に開口を有し内部に内^!を収納した複数のェンボス部と、各エンボス部の開口周縁に設けられエンボス部間を連結するフランジ部とからなる钦質底材と、前記フランジ部に接着された钦質蓋材とを備え、ェンボス部の開口に対応する貫通口を有する紙製補強シ一トを、钦質底材または钦質蓋材に設けたことを特徴とする巻取可能な包^:。

本発明の第 4の特徴は、一端に開口を有し内部に内 ^を収納したエンボス部と、このエンボス部の開口周縁に設けられたフランジ部とからなる複数の钦質底材と、各底材のフランジ部に接着された钦質蓋材とを備え、エンボス部の開口に対応する貫通口を有するリングを、钦質底材または軟質蓋材に設けたことを特徽とする巻取可能な^^。

本発明の第 5の特徴は、底材成形用シートをと ί« ίとの間でエンボス成形して、複数のエンボス部を有するシート体を δ ^する工程と、前記エンボス部を ίΚ する収納部を有する下型によって前記シート体を^しながら、シート体を各エンボス部の開口周縁に沿って切断してフランジ部を成形することにより底材をするとともに、前記シート体の打抜きかすを巻取る工程と、下型に^^された各底材のエンボス部内に内容物を充てんする工程と、に保持された各底材のフランジ部に蓋材を接着する工程と、を備えたことを特徴とする包装体の製造方法。

本発明の第 6の特徴は、一端に開口を有し内部に内容物を収納したェンボス部と、エンボス部の開口周縁に設けられたフランジ部とからなる軟質底材と、底材のフランジ部に接着された钦質蓋材と、軟質底材または軟質蓋材に設けられェンボス部の開口に対応する貫通口を有するリングとを備えた巻取可能な包装体と、体を巻取つた状態で内部に収納する箱と、を備えたことを特徵とする包 ^：と収納箱の組合

本発明によれば、安全でかつ容易に内^を取出すことができる包装体、その方法および包装体と収納箱の組合体が得られる。

図面の簡単な説明

図 1は本発明の第 1の実施の形態による包装体を示す側断面図である。

図 2は本発明の第 1の実施の形態による包装体の製造方法を示す概略図である。図 3は包装体の平面図であって «[±蓋材を透明体とした状態を示す図である。図 4は本発明の第 2の雞の形態による切溝が形成された切断層を有する蓋材の側断面図である。

図 5は第 2の!^の形態による切溝が形成された切断層を有する蓋材の側断面図である。

図 6は本発明による第 3のの形態による包装体の側断面図である。

図 7は本発明の第 3の実施の形態による包装体の製造方法を示す概略図である _η 図 8は第 3の！ ^の形態による体の平面図であつて ¾±蓋材を透明体とした状態を示す図である。

図 9は本発明の第 3のの形態による包装体の変形例を示す側断面図である _c 図 1 0は本発明の第 3の実施の形態による体の変形例を示す側断面図である。

図 1 1は本発明に第 3の HJ¾の形態による包装体の応用例を示す斜視図である _c 図 1 2は図 1 1に示す包装体の応用例の側断面図である。

図 1 3は本発明の第 4の実施の形態による包装体の側断面図である。

図 1 4は本発明の第 4の実施の形態による包装体の変形例を示す側断面図である。

図 1 5は本発明の第 4の実施の形態による体の変形例を示す側断面図である o

図 1 6は本発明の第 4の実施の形態による体の応用例を示す斜視図である。図 1 7は図 1 6に示す包装体の応用例の側断面図である。

図 1 8は^体の他の応用例を示す斜視図である。

図 1 9は本発明の第 5のの形態による^体を示す側断面図である。

図 2 0は本発明の第 5の^の形態による^例を示す側断面図である。

図 2 1は図 1 9に示す包装体を底材側から見た平面図である。

図 2 2は本発明の第 6の実施の形態による包装体を示す平面図である。

図 2 3は図 2 2に示す^体の側断面図である。

図 2 4は包装体の例を示す側断面図である。

図 2 5は本発明の第 7のの形態による ^体を示す平面図である。

図 2 6は図 2 5に示す包装体の側断面図である。

図 2 7は^^体の例を示す平面図である。

図 2 8は図 2 7に示す^^の側断面図である。発明を実施するための ¾ ^の形態

第 1の実施の形態

以下、図面を参照して本発明の第 1の^の形態について説明する。図 1乃至図 3は本発明の第 1の実施の形態を示す図である。

図 1および図 3において、包装体 1 0は上端（一端）が開口するとともに錠剤 1 5等の内容物を収納したエンボス部（fi¾g凹部） 1 2と、このエンボス部 1 2 の上端開口周縁に設けられたフランジ部 1 3とからなる複数の底材 1 1とを備えている。

各底材 1 1は錠剤 1 5を収納したエンボス部 1 2毎の単位に構成され、各底材 1 1は個別に切離されて ¾ ^している。また各底材 1 1は、そのフランジ部 1 3 を介して蓋材 2 0にヒートシールされている。

図 3に示すように、各底材 1 1のフランジ部 1 3は、その周縁が平面円形吠となっており、これに対応して内容物 1 5を収納するエンボス部 1 2も平面円形状となっている。なお、フランジ部 1 3の周縁を平面円とすることなく、平面だ円形状としてもよく、またフランジ部 1 3の周縁を平面多角形状とするともに、その角を曲線状に形成してもよい。

このようにフランジ部 1 3の周縁を直線、曲線またはその組合せから構成することにより、フランジ部 1 3の周縁を安定な形状、すなわち誤って底材 1 1ごと錠剤を飲み込んだとしても体内に^くことのない形状とするこができる。

また蓋材 2 0には、各底材 1 1毎に切離し容易なようにハーフカツト 2 0 aが設けられている。なお、このハーフカット 2 0 aの代わりにミシン目を設けてもよい。

ここで図 3は包装体 1 0の平面図であり、蓋材 2 0は便: lh透明体として示されている。

次に体 1 0の各構成部分の材質について述べる。包^ * 1 0のうち底材 1 1は、錠剤 1 5を TO保持するため比絞的厚肉の材料からなっており、例えば 2 0 0 - 3 5 0 //厚の P V C、環状ポリオレフィン、 P P、または P E T等を用いることができる。

他方、蓋材 2 0としては比較的薄肉の材料、例えば 1 0〜2 5 厚の積層体を用いることができ、このような積層体の層構成としては、例えば、

O P層 Zアルミニウム層/ヒートシ一ル層

が考えられる。

このうちヒートシール層としては、例えばポリ酢酸ビニル、 P V A、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリォレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、セルロースエステル、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂の単独ある、は共重合体および混合物等を用いることができる。次に包装体の製造方法について、図 2により詳述する。図 2に示すように、雌型（下型） 2 5と¾¾ (1M) 2 6との間に、例えば P V Cシート力《挿入され、輕 2 5と輕2 6との間でシー卜が圧形される。このように醒 2 5と雄型 2 6との間で圧^ SB (エンボス成形）することにより、多数のエンボス部 1 2を有するシート体 3 0力得られる（図 2 ( a ) ) .₀

次にシー卜体 3 0を保持した 5は切置 2 7まで搬送さ t ifl 2 5 上に保持されたシート体 3 0は、各エンボス部 1 2の開口周縁にそって切 i¾置 2 7により切断される。このようにしてエンボス部 1 2とフランジ部 1 3を有する底材 1 1が成形される。この場合、各底材 1 1のエンボス部 1 2は、 Λί ί2 5 の収納部 2 5 a内に収納され、同時にシート体 3 0の打抜きかす 3 0 aは図示しない巻職置によって巻取られる（図 2 (b) ) 。

次に底材 1 1を保持した雌型 2 5は充てん装置 2 8まで «δϋされ、 ίϋ 2 5に ^された各底材 1 1のエンボス部 1 1内に充てん装置 2 8力、ら^ 1 5が充てんされる。次に底材 1 1を保持した ι«ϋί2 5はヒートシール装置 2 9まで搬送され、 i! 2 5に^された各底材 1 1のフランジ部 1 3に対して、例えば O P層/アルミニゥム層ヒートシール層からなる蓋材 2 0がヒートシール装置 2 9によって加 lEE着される。このようにして各底材 1 1のフランジ部 1 3力材2 0によってヒートシールされ、各底材 1 1のエンボス部 1 2内が密封される。その後、蓋材 2 0に対してハーフカツト 2 0 aが形成され、このようにして図 1および図 3に示す包装体 1 0が得られる。

使用にあたっては、蓋材 2 0力ヽーフカツ卜 2 0 aに沿って切断され、各底材 1 1毎に分離される。次に各底材 1 1のエンボス部 1 2を押圧することにより、エンボス部 1 2に対応する蓋材 2 0の部分が破断され、底材 1 1のエンボス部 1 2内から 5カり出される。

他方、錠剤 1 5を底材 1 1のエンボス部 1 2内から取り出すことなく、誤って mi l 5を底材 1 1およ 0¾材2 0とともに飲み込んでしまうことがある。この場合、硬質の厚肉材料からなる底材 1 1は、個別に切離されて 3ϋし、フランジ部 1 3を介して蓋材 2 0に接着されているので、フランジ部 1 3周縁が外部に露出することはない。またフランジ部 1 3の周縁は円形状となっているので、フランジ部 1 3周縁が外部に露出してもこのフランジ部 1 3により体内を傷付けることはない。なお蓋材 2 0の破断端縁は四角形状となるが、蓋材 2 0は钦質の薄肉材料からなるので、蓋材 2 0によって体内を fiけることはない。

また蓋材 2 0の破断端縁は四角となっているが、蓋材 2 0は軟質の薄肉材料からなっているので、蓋材 2 0によって指等を傷付けることはない。

上記 HiS例において、 ίϋί 2 5上にシート体 3 0および底材 1 1を保持したまま、 i8S i2 5を ίϋ! 2 6から切断装置 2 7および充てん装置 2 8を経てヒートシール装置 2 9まで搬送した例を示したが、 5の代わりに別個の下型を用いてシート体 3 0および底材 1 1を^するとともに、別個の下型を切断装置 2 7 から充てん装置 2 8を経てヒー卜シール装置 2 9まで «¾ϋしてもよい。

以上のように本発明によれば、各底材は個別に切離されて ¾iし、そのフランジ部を介して蓋材に接着されているので、底材間において蓋材を切離した場合にフランジ部周縁が外部に露出することはない。このため、包装体の処理中に硬質の底材のフランジ部周縁により指を傷付けることはなく、また包装体ごと誤って飲み込んでもフランジ部周縁により体内に傷を付けることはない。

第 2の実施の形態

次に図 4および図 5により、本発明の第 2の実施の形態について説明する。図 4および図 5に示す第 2の実施の形態は、蓋材 2 0の構成が異なる点を除いて、図 1乃至図 3に示す第 1の実施の形態と略同一である。

図 4および図 5において、図 1乃至図 3に示す第 1の実施の形態を同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

すなわち包装体 1 0は上端が開口するとともに錠剤 1 5等の内容物を収納したエンボス部 1 2と、このエンボス部 1 2の上端開口周縁に設けられたフランジ部 1 3とからなる底材 1 1を多数備えている（図 1乃至図 3) 。

各底材 1 1は錠剤 1 5，を収納したエンボス部 1 2毎の単位に構成され、各底材 1 1は個別に切離されてしている。また各底材 1 1は、そのフランジ部 1 3 を介して蓋材 2 0にヒートシールされている。

図 3に示すように、各底材 1 1のフランジ部 1 3は、その周縁が平面円皿となっており、これに対応して内容物 1 5を収納するエンボス部 1 2も平面円形状となっている。なお、フランジ部 1 3の周縁を平面円形状とすることなく、平面だ円形状としてもよく、またフランジ部 1 3の周縁を平面多角形状とするともに、その角を曲線状に形成してもよい。

このようにフランジ部 1 3の周縁を直線、曲線またはその組合せから構成することにより、フランジ部 1 3の周縁を安定な、すなわち誤って底材 1 1ごと ^を飲み込んだとしても体内に fiくことのない形状とするこができる。

また蓋材 20には、各底材 11毎に切離し容易なようにハーフカツ卜 20 a力く設けられている。なお、このハーフカット 20 aの代わりにミシン目を設けてもよい。ここで図 3は^体 10の平面図であり、蓋材 20は便: iLt透明体として示されている。

次に包装体 10の各構成部分の材質について述べる。包装体 10のうち底材 11は、錠剤 15を収納保持するため比較的厚肉材料からなっており、例えば 200〜350 厚の P VC、環状ポリオレフィン、 PP、または PET等を用いることができる。

他方、蓋材 20としては比較的薄肉（15〜25 β) の材料であって、以下の (1) 〜（5) に示す材料からなっている。

(1) ポリオレフィン系樹脂と無機充填材とからなる組成物。

蓋材 20は、ポリプロピレン（ΡΡ) 系樹脂及び無填材を含有する物で構成され、この組成物中の前記無機充填材の配合割合は 30〜60wt%となつている。

PP系樹脂としては、ホモポリマー、コポリマー（ブロック、ランダム）又はこれらの混合物を使用できる。この PP系樹脂のメルトインデックス（Ml) としては、 20gZ10mi n (J I S K6758)以下のものが好ましい。蓋材 20と底材 11を同一の Ρ Ρ系材料ですると、リサイクルの点で都合が良く、またカール性の問題を解決することができる。

また蓋材 20を PP系材料のみで構成すると、包装体 10力、'備えるべきプレススルー適性の点で問題がある。そこで、この蓋材 20中に無填材を含有させることにより、プレススルー適性を持たせることができるようになる。なお蓋材 20中の無;^填材の含有量が 3 Owt %より少ない場合には、適度なプレススルー適性力得られなくなり、一方、 6 Owt %より多い場合には脆くなる。このように、 PP系樹脂と 30〜60wt%無機充填材とを含有する組成物により蓋材 20を作製することによって、あるの強度を有しかつ破断し易い蓋材 20を得ることができる。

無機充填材の具体例としては、炭酸カルシウム、タルク、アルミナ、酸化チタン、けいそう土、クレー、カオリンを挙げることができ、これらのうちから任意に 1種以上を選んで使用できる。この無¾¾填材の平均粒子径は、例えば、 0. l〜50^mとする。この蓋材 20中には、前記 PP系樹脂と無機充填材以外に、必要に応じて «fe剤、帯電防止剤等を添加してもよい。

なお、蓋材 20は、低温でのシールを可能とするよう、 PP系樹脂と無誠填材との * ^物に加えて、ヒートシール層および印刷層を有していてもよい。 PP 系樹脂と無填材との繊物は、 Tダイ法、インフレーション法等により、 30〜100 mのフィルム状に p^される。

(2) 延伸ポリエチレン - 2, 6 -ナフタレートを^分とするフィルム。蓋材 20は、ポリエチレン - 2， 6 -ナフタレートを樹脂主成分とし、極限粘度 r?が 0. 3〜0. 53でぁり、延伸倍率が3〜6倍、厚みが5 111〜150 である延伸ポリエチレン - 2, 6 -ナフタレートフィルムを有している。蓋材 20は更に延伸ポリエチレン - 2, 6 -ナフタレートフィルムに積層された水蒸気バリヤ一層および/または酸素バリヤ一層を有していてもよい。

また蓋材 20は、更にォレフィン系樹脂からなる保^を有していてもよく、またヒートシール層または接着剤層を有していてもよい。

また蓋材 20は、更に印刷インキによる印刷層を有していてもよい。

このような延伸ポリエチレン - 2， 6 -ナフタレートフィルムは、極限粘度 7? が 0. 3〜0. 53の範囲にあるポリエチレン - 2, 6 -ナフタレートからなる樹脂原料を用意し、前記樹脂原料を 120〜170°Cの ¾Jgにおいて 3〜6倍に延伸する延伸工程、 170〜260てにおいて 1秒〜 30分間熱処理する熱固定ィ LI程を経て、最終フィルム厚が 5 m〜l 5 となるようにして製造される。

また、上記延伸工程は樹脂原料を 1 2 0〜1 7 0 のにおいて互いに略直交する方向にそれぞれ 3〜 6倍、 1〜1. 8倍に延伸する工程からなっている。なお、極限粘度 ?7が 0. 3〜0. 5 3であるポリエチレン - 2， 6 -ナフタレート樹脂とォレフィン系樹脂を共押出し、上記と同様の方法で延伸、熱処理をした後ォレフィン系樹 ]3旨層を取り除いて、 ^フィルム厚が 5 ;z m〜l 5 0 となるようにして延伸ポリエチレン - 2， 6 -ナフ夕レートフィルムを製造してもよい。

このように蓋材 2 0を延伸ポリエチレン - 2 , 6 -ナフタレートを^分とするフィルムにより作製することにより、特定方向に破断し易 t、蓋材 2 0を得ることができる。

( 3 ) —軸延伸ポリプロピレンに電 ¾!¾射線を照射したもの。

蓋材 2 0は、一軸延伸ポリプロピレンにコバルト 6 0のァ線ゃ電^等の電離線を 1 0〜； L 0 O K G y照射することにより得られる。この場合、一軸延伸ポリプロ.ピレンの延伸方向は縦一軸または横一軸のどちらでもよい。なお、蓋材 2 0は一軸延伸ポリプロピレンに加えて、ヒートシール層および印刷層を有していてもよい。

このように一軸延伸ポリプロピレンにコバルト 6 0のァ線や電子線等の電射線を照射して蓋材 2 0を ^することにより、一軸延伸ポリプロピレンの延伸方向に沿って蓋材 2 0を容易に破断することができる。

( 4) 切断層を有するもの。

図 4および図 5は切断層を有する蓋材 2 0を示す断面図である。図 4に示すように、蓋材 2 0は透明高 ^^フイルム 3 1 Zインキ層 3 2 透明高 5^フイルム 3 1 /レーザ光によっては加工されない層 3 5からなる層構造の材料を有している。このような層構造に対して波長 0. 4〜1. 2 /z mのレーザ ^を照射すると、透明高分子フィルム 3 1をレーザ光が透過し、インキ層 3 2が発熱する。この場合、このインキ層 3 2の発熱により両側の透明高^フィルム 3 1 , 3 1が溶融し、切溝 3 4が形成される。図 4に示す層構造において、切溝 3 4を有する透明高分子フィルム 3 1， 3 1およびインキ層 3 2が切断層となる。

このように、蓋材 2 0は切溝 3 4が形成された透明高フイルム 3 1 , 3 1 およびインキ層 3 2を有するので、蓋材 2 0をこの切溝 3 4に沿って容易に破断することができる。なお、透明高^^フィルム 3 1， 3 1およびインキ層 3 2に形成された切溝 3 4は、平面からみて、状、曲線状、円形状、 ^線状に形成することができる。

図 5は蓋材 2 0の他の例を示す図である。図 5に示すように蓋材 2 0はレーザ光を透過して加工されない層 3 6 Z透明高;^フィルム 3 1 /ィンキ層 3 2Z透明高 ^フイルム 3 1 Zレーザ光によつて加工されない層 3 5からなる層構造の材料を有している。ここで、レーザ光をして加工されない層 3 6はレーザ光を透過するが加工されない層である。波長 0. 4〜1. 2 mのレーザ^をレ一ザ光を透過して加工されない層 3 6側から照射すると、レーザ光を透過して加. ェされない層 3 6と透明高;^フィルム 3 1をレーザ光が ¾i し、インキ層 3 2 が発熱する。この場合、このインキ層 3 2の発熱により両側の透明高^?フィルム 3 1 , 3 1が溶融し、切溝 3 4力形成される。図 4に示す層構造において、切溝 3 4を有する透明高フイルム 3 1 , 3 1およびインキ層 3 2が切断層となる。

図 4および図 5に示す蓋材 2 0において、波長 0. 4〜1. の可視 *近赤外線レーザ光を吸収して発熱するィンキ層 3 2としては、このような波長に対する吸収性を有する ·染料 ·高等を用いることか可能であり、特に制限されないが、特に印刷インキ力好適に用いられる。通常、蓋材 2 0における該ィンキ層 3 2は印刷基材となる透明高分子フイルム 3 1に裏刷りとされることが多く、インキ層 3 2を波長 0. 4〜1. 2 mの可視 ·近赤外線レーザ光吸とすることにより新たに

る必要がなく、層構造が複雑化しない。この場合、印刷インキのは照射するレーザの波長 0. 4〜1. 2 // mに併せて任意に選択することができる。また、印刷方法もグラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン等、周知の印刷方法のすべてに適用することができ、印刷方法は限定されない。印刷はフィルムの全面あるいはレーザ光照射部分のみと、適宜選択することができる。また、レーザ光によっては加工されない層 3 5およびレ一ザ光を透過して加工されない層 3 6の組合わせとしては、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン等の基材およびポリエチレン、ポリプロピレン、ェチレンー酢酸ビニル共重合体等のヒートシール層との組合わせが任意に可能である。図 4および図 5に示す蓋材 2 0において用いられるレーザ光としては、波長が 0. 4〜1. 2 // mの可視、近赤外線レーザ光であれば良く、特にアルゴンィォンレーザ、 ^体レーザ、 γ A Gレーザ等力 <好ましい。また、レーザ光はパルス発振、連続発振のどちらでも良く、その単位照 Ji面積あたりの照射出力は蓋材 2 0の材料の加工速度に応じて適宜選択できる。レーザ照射はレーザ光を固定して材料を移動させて、一直線上に加工する方法、レーザ光をスキャニングしながら材料を移動させて任意の形状に加工する方法、いずれの方法であつても良く、 mm. 曲線はもちろん、連およびミシン目等の不連^^も自由に加工可能であ^ )。

また切断層を有する蓋材 2 0として、以下のものを用いてもよい。すなわち、蓋材 2 0は樹月旨フィルムを有しており、樹脂フィルムとして、厚さ 1 2 // mの延伸ポリエチレンテレフタレート（O P E T) フィルム力く用いられている。この延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムにポリエステル系アンカーコート剤

(A C) を 1 g Zm の割合で塗布した後、ポリエチレン（P E) を押し出して得たフィルム（OPET層： 12 m、 AC層： 1 / m、 PE層： 13 jtzm) が用いられる。このフィルムに、 10. 6 m (943 cm²) の波長のじ〇₂レ一ザ光をドーナツ型に照射することにより、 OPET層（切断層）のみを蒸発させて、内径 9mm、幅 0. 3mm、深さ 12 mの円形の切溝を入れることができる。切溝を入れた後、 PE層側にヒートシール層をコーティングして蓋材 20 力得られる。

なお、押し出しフィルムを用いることなく、厚さ 12 mの延伸ポリエチレンテレフタレート（OPET) フィルムにポリエチレン系アンカーコート剤（AC) を 1 g/m の割合で塗布した後、厚さ 15 のポリプロピレン（PP) フィルムをドライラミネートして得たフィルム（OPET層： 12jwm、 AC層： 1 m、？？層： 15 1!1) を用い、 C 0₂レーザ光を照 Jiして蓋材 20を p¾してもよい。

(5)傷を有するプラスチックフィルム。

①蓋材 20はプラスチックフィルムに傷、例えば多数のな穴を形成した後、プラスチックフィルムに溶融樹脂を押し出しコーティングすることにより、前記 ^fflな穴を閉塞して得られる。

このように蓋材 20はプラスチックフィルムに多数の微細な穴を形成した後、プラスチックの |¾¾な穴を溶融樹脂で閉塞することにより得られるので、蓋材 20をこの»な穴に沿って容易に破断することができる。

プラスチックフィルムには、ポリエチレンテレフタレートフイルムやポリプロピレンフィルム等が利用される。プラスチックフィルムとしては延伸プラスチックフイルムがより好適であり、さらには 2軸延伸プラスチックフイルムが最も好ましい。

プラスチックフィルムに多数の■な穴を形成する方法としては、プラスチックフィルムを、ブラスト処理によってロール表面を紙ヤスリ状にした金属ロールとゴムロールとの間を走行させる方法、あるいは、プラスチックフィルムに熱針による^ fflな穴を形成する方法等を利用し得る。

プラスチックフィルムに多数の ¾OTな穴を形成した後、プラスチックフィルムに溶融樹脂を押し出しコーティングすることによつて前述の ¾¾Bな穴を閉塞する樹脂としては、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のォレフィン系樹脂を利用するのが好適である。

蓋材 2 0は、更にヒートシール層を有していてもよい。

ヒートシール層としては、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のォレフィン系樹脂層、ポリエステル系樹脂層、ウレタン変性ポリエステル系樹脂層等の汎用のヒートシール層カ^【J用される。

また、蓋材 2 0は更にガスバリヤ一性能を有するバリヤ一層を積層しても良く、例えば、ポリ塩化ビニリデン樹脂やエチレン -ビニルアルコール共重合体樹脂等による樹脂層、シリ力等の無機物による蒸着層等がバリヤ一層として利用される。また蓋材 2 0は更に印刷インキによる印刷層を有していてもよく、この印刷層は、商品名、製造、販売会社名、内容物の取り出し方法を表示するマークや文字等からなり、内容物に接することのない部分のいかなる場所に付されていても良い。印刷層を、例えば多数の »3な穴を形成したプラスチックフィルムと溶融樹脂の押し出しコーティング層との間に設けても良い。

②また蓋材 2 0をプラスチックフィルム積層体から構成し、プラスチックフィルム積層体の一層に金属刃により傷を付けてもよい。

使用にあたっては、蓋材 2 0がハーフカツト 2 0 aに沿って切断され、各底材 1 1毎に分離される。次に、エンボス部 1 2側から！^ 1 5を蓋材 2 0側へ押出し、錠剤 1 5によって蓋材 2 0を破断して錠剤 1 5を取り出す。この場合、蓋材 2 0は破断しやすい材料からなるので、蓋材 2 0の破断が容易となる。このため錠剤の取り出しが容易となる。他方、錠剤 1 5を底材 1 1のエンボス部 1 2内から取り出すことなく、 ISiJ 1 5を底材 1 1および蓋材 2 0とともに飲み込んでしまうことがある。この場合、硬質の厚肉材料からなる底材 1 1は、個別に切離されてし、各底材 1 1はフランジ部 1 3を介して単一の蓋材 2 0に接着され、その後蓋材 2 0は各底材 1 1 毎に分離されるので、フランジ部 1 3の形状は分離された蓋材 2 0の形状より小さくなり、フランジ部 1 3周縁が外部に露出することはない。またフランジ部 1 3の周縁が円形状の場合、フランジ部 1 3周縁が外部に露出してもこのフランジ部 1 3により体内を傷付けることはない。また蓋材 2 0の切断端縁は四角形状となるカ^ 蓋材 2 0は钦質の薄肉材料からなるので、蓋材 2 0によって体内を傷付けることはなく、また、蓋材 2 0によって指等を傷付けることはない。

なお上記例において、底材 1 1を P V Cによって作製した例を示したが、これに限らず蓋材 2 0の（4 ) および（5) で示すものと同一の材料で作製してもよい。

すなわち、底材 1 1を図 4または図 5に示す切断層を有する材料、

透明高分子フイルム 3 1 Zインキ層 3 2 Z透明高フイルム 3 1 /レーザ光によっては加工されない層 3 5 (図 4参照）、または .

レーザ光を透過して加工されない層 3 6Z透明高^?フィルム 3 1 Zインキ層

3 2 Z透明高フィルム 3 1 Zレーザ光によって加工されない層 3 5 (図 5参照）、

から構成することができる。

また底材 1 1をプラスチックフィルムに多数のな穴を形成した後、プラスチックフィルムに溶融樹脂をコーティングして微細な穴を閉塞することにより得られる材料からしてもよい。

底材 1 1を切断層を有する材料（蓋材 2 0の（4) 、図 4および図 5参照）、または ¾fc¾な穴が溶融樹脂により閉塞されたプラスチック材料（蓋材 2 0の（5) 参照）により作製する場合、錠剤 15の取り出しにあたっては、底材 11または蓋材 20のいずれを破断して取り出してもよいし、蓋材 20を破断できない材料にして、底材のみから取り出すようにしても良い。

具体例

第 1の具体例

第 1の具体例は、蓋材の材料（1) ポリオレフィン樹脂と無填材とからなる組成物に対応している。蓋材 20は、 P P Cm燃化学 E 409TS (商品名） ] 54wt%と、無;^填材として平均粒径 15 / mのタルク 45. Owt と、平均粒径 0. 4^mの酸ィ匕チタン 1. Owt%とを配合した原料組成物からなつている。この原料組成物を Tダイ法成形機により厚さ 65^mのフィルムにして蓋材 20力《作製された。次に、蓋材 20を錠剤 15が麵された底材 11のフランジ部 13側にシール温度 145〜： L 50°Cでヒートシールして包装体 10 を製造した。

このようにして製造された包装体 10は、カールのが見られず、外観が良好であった。また、エンボス部 12から^ 15を指で蓋材 20側に押すと、蓋材 20が略中程から破断して錠剤 15を容易に取り出すことができた。更に、底材 11と蓋材 20とを同じ PP系材料で構成した場合は、底材 11中にアルミ箔のような異種の材料力含まれていないため、廃棄やリサイクルの点でも問題が生じることがない。

第 2の具体例

第 2の具体例は、蓋材の材料 (5)傷を有するプラスチックフィルムに対応している。蓋材 20は、以下のようにして ftiされる。 2軸方向に配向させた厚さ 12 μの 2軸延伸ポリエチレンテレフ夕レートフイルムを、ブラスト処理によつてロール表面を紙ヤスリ状にした金属ロールとゴムロールとの間を走行させ、該 2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル厶に多数のな穴を形成した。次いで、該 2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムにポリエチレンの溶融樹脂を押し出しコーティングすることにより、前述の微細な穴を閉塞した。このフィルムの水蒸気： ¾ 度は 4 g Zm ² d a yである。

続いて、先の 2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに、ポリエステル系ヒートシール剤によるヒー卜シール層を積層することにより、蓋材 2 0を得た。底材 1 1のフランジ部 1 3に蓋材 2 0をヒートシールして得られた包装体 1 0 において、錠剤 1 5を底材 1 1側から押圧することによって蓋材 2 0を破断し、 mi l 5を容易に取り出すことができる。

蓋材 2 0はプラスチックフィルムに多数の自な穴を形成した後、該プラスチックフイルムに溶融樹脂を押し出しコ一ティングすることにより、前記微細な穴を閉塞したフィルムを利用しているため、プラスチックフィルムが ^fflな穴により強度が弱くなっている。

このため、該プラスチックフィルムの特性により、 1^ 1 5を押圧するだけで蓋材 2 0が容易に引き裂かれる。

なお、前記プラスチックフィルムに形成した多数の■な穴は、溶融樹脂の押し出しコーティングによって閉塞させてあるため、多数の ¾¾3な穴は、蓋材 2 0 としてのバリヤー機能には何ら障害にならない。

また蓋材 2 0は、アルミニウム箔におけるようなピンホールの発生の危険性が無く、防湿性においての信頼性が高く、内容物の保存特性に優れた作用、効果を奏する。

さらに、蓋材 2 0は、透明性に優れた特性を有しているため、光等による内容物の自動検知を行なうことができる。

また、蓋材 2 0は、焼却の際の残存物が無いために廃棄処理が容易であり、また、プラスチック素材としてリサイクル力河能なため、省資源の面でのメリツ卜も有する。第 3の具体例

第 3の具体例は、蓋材の材料 (5) 傷を有するプラスチックフイルムに対応する o

蓋材 20は以下のように作製される。まず延伸ポリエチレンテレフ夕レート OP ETZポリエステル系アンカーコート剤 ACZポリエチレン P E押し出しフイルムの 0 PET面側に、ポリエステル系アンカーコート剤（AC) を l gZ m ²の割合で塗布した後、厚さ 100 / mのハイインパクトタイプポリスチレン (H I P S) シートをドライラミネートして得たフィルム（H I P S層： 100 βτα^ AC層： l m、 OPET層： 12/ m、 AC層： l /m、 PE層： 13 ^m) を用いた。

このフィルムの H I P S層側表面に、直径 9 mmの金属刃によって直径 9 mm の円形で深さ 110 umの傷を付け、さらに PE層側に PVA系ヒートシール剤をグラビアコート法によって塗布（塗布量 4 gZm") することにより、蓋材 20力 <得られる。

以上のように本発明によれば、蓋材または底材は破断しやすい特性を有しているので、容易に破断して内容物を簡単に取り出すことができる。また各底材は個別に切離されて ¾3Ϊし、そのフランジ部を介して蓋材に接着されているので、底材間において蓋材を切離した場合にフランジ部周縁が外部に露出することはない。このため、 ^^体の処理中に硬質の底材のフランジ部周縁により指を傷付けることはなく、また包装体ごと誤つて飲み込んでもフランジ部周縁により体内に傷を付けることはない。

第 3の実施の形態

次に図 6乃至図 12により本発明の第 3の実施の形態について説明する。図 6 乃至図 12において、図 1乃至図 3に示す第 1の実施の形態と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。図 6乃至図 8に示すように、本発明による包装体 1 0は上端が開口するとともに錠剤 1 5等の内容物を ¾¾した多数のエンボス部 1 2と、各エンボス部 1 2の上端開口周縁に設けられエンボス部 1 2間を連結するフランジ部 1 3とからなる底材 1 1と、底材 1 1のフランジ部 1 3上面にヒートシールされた蓋材 2 0とを備えている。またフランジ部 1 3の ¾ (蓋材 2 0と反対側の面）に、貫通口 1 7を有するリング 1 6が接着固定されている。このリング 1 6は、その貫通口 1 7内にエンボス部 1 2を挿入させており、このためリング 1 6の貫通口 1 7は、エンボス部 1 2の上端開口に対応する位置に配置されている。

上述のように、底材 1 1は錠剤 1 5を TOした多数のエンボス部 1 2と、このエンボス部 1 2間を^するフランジ部 1 3とからなっており、また底材 1 1は、そのフランジ部 1 3を介して蓋材 2 0にヒー卜シールされている。

図 8に示すように、底材 1 1は多列、例えば 4列に配置された計 2 4個のェンボス 1 2を有し、各エンボス 1 2内には錠剤 1 5が収納されている。ここで図 8 は便: !Lh、蓋材 2 0を透明体とした伏態を示す図である。

また底材 1 1のフランジ部 1 3および蓋材 2 0には、各エンボスに毎にし容易なようにハーフカット 1 3 a , 2 0 aが各々設けられている。なお、このハーフカツト 1 3 a , 2 0 aの代わりにミシン目を設けてもよい。

次に体 1 0の各構成部分の材質について述べる。包雜 1 0のうち底材 1 1は、熱可塑性のエラストマや钦質榭脂材料からなっており、このため底材 1 1は比絞的钦質となっている。

また、蓋材 2 0としては比較的薄肉の材料、例えば 1 0〜2 5 厚の積層体を用いることができ、このような積層体の屬構成としては、例えば、

O P層 Zアルミニウム層ノヒートシール層

か'考えられる。

このうちヒートシ一ノレ層としては、例えばポリ酢酸ビニル、 P V A、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリォレフィン系樹脂、ポリアクリル系榭脂、セルロースエステル、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂の単独あるいは共重合体および混 ^[や酸^^物等を用いることができる。

蓋材 2 0は上述のように比較的薄肉の材料からなっているので、蓋材 2 0も比較的钦質となっている。

ここで、底材 1 1および蓋材 2 0が比較的軟質とは、ある程度の可塑性を有し、所定径の卷芯に巻付けることができる程度のやわらかさを有することをいう。

—方、リング 1 6は底材および蓋材に比較して硬質となつており、高化合物材料または金属材料からなる形状記憶材料により構成され、その転移は 3 0〜4 0 °Cとなっている。そしてリング 1 6力く、転移^ 3 0〜4 0 に達すると、リング 1 6の形状が縮少するようになつている。このような形状記憶材料として、例えば金属材料としては、 T i 一 N i合金（二チール）や C u— Z n— A 1 (ベータロイ）、 I n— T i、 N i— A l、 M u— C u等が考えられ、高分子材料としては、ポリウレタン系材料（ダイァリイ：三菱重工社製）ゃポリノルボルネン系材料（ノーソレックス：日本ゼオン社製）等が考えられる。

なお、リング 1 6を、水溶性材料、例えば P V A (ポリビニルアルコール）、ポリアクリクレ酸、ヒドロキシェチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリ一 N—ビニルァセトアミド、バオゲン（第一工業社製）から構成してもよい。リング 1 6を水溶性材料から構成した場合は、リング 1 6が誤って体内に入った場合、リング 1 6が溶解する。

次に体 1 0の製造方法について、図 7により詳述する。図 7に示すように、 i (下型） 2 5と腿 CtM) 2 6との間に、例えば熱可塑性钦質シ一トが挿入され、 5と ¾ 2 6との間でシートがプラグアシスト真¾ ^される。このように < Si 2 5と ϋ 2 6との間でプラグアシスト真空（エンボスき）することにより、多数のエンボス部 1 2とエンボス部 1 2間を連結するフランジ部 1 3とを有する底材 1 1力得られる（図 7 ( a ) ) 。

次に底材 1 1を保持した《13( 2 5は充てん装置 2 8まで H¾iされ、雌型 2 5に保持された底材 1 1のエンボス部 1 2内に充てん装置 2 8から錠剤 1 5が充てんされる（図 7 (b) ) 。

次に底材 1 1を保持した ι»Ι 2 5はヒートシール装置 2 9まで搬送され、 im 2 5に^された底材 1 1のフランジ部 1 3に対して、例えば O P層/アルミニゥム層/ヒートシール層からなる蓋材 2 0がヒートシール装置 2 9によって加熱圧着される（図 7 ( c ) ) 。このようにして底材 1 1のフランジ部 1 3が蓋材 2 0によってヒートシールされ、底材 1 1の各エンボス部 1 2内力密封される。同時に底材 1 1のフランジ部 1 3および蓋材 2 0に対してハーフカツト 1 3 a, 2 0 a力形成される。その後、フランジ部 1 3の ¾に円環状のリング 1 6が接着固定されて、図 6乃至図 8に示す包装体 1 0が得られる。なお、リング 1 6を i^i l 5の充てん前にフランジ部 1 3の T®に接着固定してもよい。

使用にあたっては、包^ 1 0の底扳 1 1および蓋材 2 0力、'個々のエンボス部 1 2毎にハーフカツト 1 3 a，. 2 0 aに沿って切断して分離される。次に個々のエンボス部 1 2毎に分離された包^ #：1 0に対し、底材 1 1のエンボス部 1 2側から指で錠剤 1 5を押圧することにより、錠剤 1 5により蓋材 2 0力破断してェンボス部 1 2内に収納された錠剤 1 5が外方へ取出される。この場合、底材 1 1 および蓋材 2 0は钦質材料からなっているが、底材 1 1のフランジ部 1 3に硬質リング 1 6力《接着固定されているので、リング 1 6により指からの力を受けとめることができる。このため、錠剤 1 5により蓋材 2 0を容易に破断することができる。すなわち、リング 1 6がなく钦質材料からなる底材 1 1および蓋材 2 0のみから ^^体 2 0を構成した場合、底材 1 1のエンボス部 1 2側から指で押圧しても、底材 1 1と蓋材 2 0が湾曲するだけで^ 1 5により蓋材 2 0を破断することはむずかしい。

これに対してリング 1 6を設けた本発明の場合は、のように容易に錠剤 1 5により蓋材 2 0を破断することができる。

ところで、錠剤 1 5を底材 1 1のエンボス部 1 2内から取り出すことなく、錠剤 1 5を底材 1 1、蓋材 2 0およびリング 1 6とともに飲み込んでしまうことがある。この場合、ハーフカット 1 3 a, 2 0 aによって切断された底材 1 1および蓋材 2 0の切断端縁は四角形状となる力底材 1 1および蓋材 2 0は钦質材料からなるので、底材 1 1または蓋材 2 0によって体内を傷付けることはない。また底材 1 1または蓋材 2 0によって指等を傷付けることはない。

さらに、リング 1 6が 3 0〜4 0 °Cの転移 igJtを有する記憶材料からなる場合、体内でリング 1 6がこの転移温度に達するため、リング 1 6を円環状の状態でその形状を縮少することができる。さらにまたリング 1 6が金属性の形状記憶材料からなる場合は、 X線等により体内の位置を容易に確認することができる。

—方、リング 1 6が水溶性材料からなる場合は、リング 1 6力'体内で溶解するため、体内を傷付けることはない。

次に本発明の変形例を図 9および図.1 0によって説明する。図 6乃至図 8に示す H¾の形態において、リング 1 6を底材 1 1のフランジ部 1 3 ¾に接着固定した例を示したが、これに限らず蓋材 2 0の上面（フランジ部 1 3と反対側の ffi) にリング 1 6を設けてもよい（図 9参照）。図 9において、リング 1 6の貫通口 1 7は、エンボス部 1 2の開口に対応する位置に配置されている。この場合、リング 1 6は底材 1 1と蓋材 2 0のヒートシール後、蓋材 2 0に固着される力く、リング 1 6を蓋材 2 0に予め固着しておいてもよい。

また図 1 0に示すように、蓋材 1 1のフランジ部 1 3の上面にリング 1 6を接着固定するとともに、リング 1 6上面に蓋材 2 0を接着してもよい。図 1 0において、リング 1 6の貫通口 1 7はエンボス部 1 2の開口に対応する位置に配置されている。この場合、リング 1 6は予め底材 1 1のフランジ部 1 3上に固着され、その後底材 1 1と蓋材 2 0とがヒートシールされる。し力、しな力くら、リング 1 6 を予め蓋材 2 0 T®に固着しておき、その後底材 1 1と蓋材 2 0とをヒートシ一ルしてもよい。

次に本発明の応用例を図 1 1および図 1 2により説明する。図 1 1および図 1 2に示す応用例は、図 6に示す包装体 1 0をエンボス部 1 2を一列に配置して構成し、包^: 1 0を巻取って収納箱 1内に TOしたものである。すなわち包装体 1 0は上述のように钦質材料製の底材 1 1と、同じく钦質材料製の蓋材 2 0とからなつており、このため包装体 1 0を容易に卷取ること力河能となっている。図 1 1および図 1 2に示すように、収納箱 1は箱型状をなし、その一側面 4の上部に収納箱 1内の^体 1 0を繰り出す開口 2が設けられている。また TO箱 1の開口 2 ±)緣には、カツ夕 3が固着されている。なお、図 1 1および図 1 2においてカツタ 3が固着されている力必ずしも必要なものではなく、必要に応じて固着される。

使用にあたっては、収納箱 1の開口 2から包装体 1 0が繰り出される。次に底材 1 1および蓋材 2 0がハーフカツト 1 3 a , 2 0 aに沿ってカツ夕 3により切断され、包装体 1 0は各エンボス部 1 2毎に分離される。次に側から錠剤 1 5を指で押圧し、この指のカをリング 1 6力く受けとめることによりエンボス部 1 2に対応する蓋材 2 0の部分が破断され、底材 1 1のエンボス部 1 2に内から翻 1 5が取り出される。

このように応用例によれば、底材 1 1と蓋材 2 0とからなる包装体 1 0を卷取ることにより、包装体 1 0をコンパク卜に収納箱 1内に収納することができる。

£1±のように本発明によれば、 ^体をそのまま誤って飲み込んでも、底材の分離端により体内がくことはなく、安全な包装体が得られる。また硬質リングにより底材側から指の力を受けとめることができるので、内容物によつて蓋材を容易に破断することができ、蓋材の破断および内容物の取り出し力、'容易となる C 第 4の実施の形態

次に図 1 3乃至図 1 8により本発明の第 4の実施の形態について説明する。図 1 3乃至図 1 8において、図 1乃至図 3に示す第 1の実施の形態と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。

図 1 3に示すように、本発明による^ m i 0は上端が開口するとともに錠剤 1 5等の内容物を収納したエンボス部 1 2と、このエンボス部 1 2の上端開口に設けられたフランジ部 1 3とからなる多数の底材 1 1と、各底材 1 1のフランジ部 1 3上面にヒートシ一ルされた蓋材 2 0とを備えている。フランジ部 1 3の下面（蓋材 2 0と反対側の面）に、貫通口 1 7を有するリング 1 6が接着固定されている。このリング 1 6は、その貫通口 1 7内にエンボス部 1 2を挿入させており、このためリング 1 6の貫通口 1 7は、エンボス部 1 2の上端開口に対応する位置に配置されている。

底材 1 1は錠剤 1 5を棚したエンボス部 1 2毎の単位に構成さ > 各底材 1 1は個別に切離されて &iしている。また各底材 1 1は、そのフランジ部 1 3 を介して蓋材 2 0にヒートシールされている。

各底材 1 1のフランジ部 1 3は、その周縁が平面円皿となっており、これに対応して錠剤 1 5をするエンボス部 1 2も平面円形状となっている（図 3参照）。なお、フランジ部 1 3の周縁を平面円形状とすることなく、平面だ円形状としてもよく、またフランジ部 1 3の周縁を平面多角形状とするともに、その角を曲線状に形成してもよい。

このようにフランジ部 1 3の周縁を、曲線またはその組合せから構成することにより、フランジ部 1 3の周縁を安定な、すなわち誤って底材 1 1ごと m\ 1 5を飲み込んだとしても体内に^くことのない形状とすることができる。また蓋材 2 0には、各底材 1 1毎に切離し額なようにハーフカツト 2 0 a力く設けられている。なお、このハーフカット 2 0 aの代わりにミシン目を設けてもよい。

次に包装体 1 0の各構成部分の材質について述べる。包^: 1 0のうち底材 1 1は、熱可塑性のエラストマゃ钦質樹脂材料からなっており、このため底材 1 1は比較的軟質となっている。

また、蓋材 2 0としては比較的薄肉の材料、例えば 1 0〜2 5 厚の積層体を用いることができ、このような積層体の層構成としては、例えば、

0 P層アルミニゥム層/ヒートシール層

か'考えられる。

このうちヒートシール層としては、例えばポリ齚酸ビニル、 P V A、ポリビニルブチラール、ポリ塩ィ匕ビニル、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリォレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、セルロースエステル、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂の単独ある、は共重合体および混合物や酸変性物等を用いることができる。

蓋材 2 0は上述のように比較的薄肉の材料からなっているので、蓋材 2 0も比較^質となっている。

ここで、底材 1 1およ 0¾材2 0が比較的軟質とは、ある程度の可塑性を有し、所定径の巻芯に卷付けることができる^のやわらかさを有することをいう。

—方、リング 1 6は底材および蓋材に比較して硬質となっており、高^?化合物材料または金属材料からなる形状記憶材料により構成され、その転移温度は 3 0〜4 0 °Cとなっている。そしてリング 1 6力転移^ 3 0〜4 0 に達すると、リング 1 6の?^が縮少するようになつている。このような形状記憶材料として、例えば金属材料としては、 T i一 N i合金（二チール）や C u— Z n— A 1 (ペータロイ）、 I n— T i一、 N i— A 1、 Mn— C u等が考えられ、高材料としては、ポリウレタン系材料（ダイァリイ：三菱重工社製）ゃポリノルボルネン系材料（ノーソレックス：日本ゼオン社製）等のようなものが考えられる。

なお、リング 1 6を、水溶性材料、例えば P V A (ポリビニルアルコール）、ポリアクリル酸、ヒドロキシェチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリ一 N—ビニルァセトアミド、パォゲン（第一工業製薬社 ¾D から構成してもよい。リング 1 6を水溶性材料から構成した場合は、リング 1 6力く誤って体内に入った場合、リング 1 6が溶解する。

使用にあたっては、包装体 1 0の蓋材 2 0が個々の底材 1 1毎にハーフカツト 2 0 aに沿って切断して分離される。次に個々の底材 1 1毎に分離された^体 1 0に対し、底材 1 1のエンボス部 1 2側から指で錠剤 1 5を押圧することにより、錠剤 1 5により蓋材 2 0が破断してエンボス部 1 2内に収納された錠剤 1 5 力外方へ取出される。この場合、底材 1 1および蓋材 2 0は钦質材料からなっている力く、底材 1 1のフランジ部 1 3にリング 1 6が接着固定されているので、リング 1 6により指からの力を受けとめることができる。このため、 I^J 1 5により蓋材 2 0を容易に破断することができる。すなわち、リング 1 6がなく钦質材料からなる底材 1 1および蓋材 2 0のみから^体 2 0を構成した場合、底材 1 1のエンボス部 1 2側から指で押圧しても、底材 1 1と蓋材 2 0が湾曲するだけで錠剤 1 5により蓋材 2 0を破断することはむずかし L、。

これに対してリング 1 6を設けた本発明の場合は、 JiiBのように容易に

1 5により蓋材 2 0を破断することができる。

ところで、錠剤 1 5を底材 1 1のエンボス部 1 2内から取り出すことなく、錠剤 1 5を底材 1 1、蓋材 2 0およびリング 1 6とともに飲み込んでしまうことがある。この場合、軟質材料からなる底材 1 1は、個別に切離されてし、フランジ部 1 3を介して蓋材 2 0に接着されているので、フランジ部 1 3周縁が外部に露出することはない。またフランジ部 1 3の周縁は円形状となつているので、フランジ部 1 3周縁が外部に露出してもこのフランジ部 1 3により体内を^けることはない。また切断された蓋材 2 0の切断端縁は四角形状となる力蓋材 2 0も钦質材料からなるので、蓋材 2 0によって体内を傷付けることはない。また蓋材 2 0によって指等を傷付けることはなく、また蓋材 2 0によって指等を傷付けることはない。

さらに、リング 1 6が 3 0〜4 0 の転移^を有する?^記憶材料からなる場合、体内でリング 1 6がこの転移' に達するため、リング 1 6を円環状の状態でその形状を縮少することができる。さらにまたリング 1 6が金属性の形状記憶材料からなる場合は、 X線等により体内の位置を容易に確認することができる。

—方、リング 1 6が水溶性材料からなる場合は、リング 1 6が体内で溶解するため、体内を傷付けることはない。

次に本発明の変形例を図 1 4および図 1 5によって説明する。図 1 3に示す実施の形態において、リング 1 6を底材 1 1のフランジ部 1 3 T®に接着固定した例を示したが、これに限らず蓋材 2 0の上面（フランジ部 1 3と反対側の ®) にリング 1 6を設けてもよい（図 1 4参照）。図 1 4において、リング 1 6の貫通口 1 7は、エンボス部 1.2の開口に対応する位置に配置されている。この場合、リング 1 6は底材 1 1と蓋材 2 0のヒートシール後に、蓋材 2 0に固着されるが、リング 1 6を予め蓋材 2 0に固着しておいてもよい。

また図 1 5に示すように、蓋材 1 1のフランジ部 1 3の上面にリング 1 6を接着固定するとともに、リング 1 6上面に蓋材 2 0を接着してもよい。図 1 5において、リング 1 6の貫通口 1 7はエンボス部 1 2の開口に対応する位置に配置されている。この場合、リング 1 6は予め蓋材 2 0の ®に固着され、その後リング 1 6が固着された蓋材 2 0と底材 2 0と力ヒートシールされる。

次に本発明の応用例を図 1 6および図 1 7により説明する。図 1 6および図 1 7に示す応用例は、図 1 3に示す包装体 1 0を底材 1 1を一列に配置して構成し、この包 ¾ ：1 0を卷取って収納箱 1内に TOしたものである。すなわち包装体 1 0は上述のように钦質材料製の底材 1 1と、同じく钦質材料製の蓋材 2 0とからなつており、また底材 1 1はエンボス部 1 2毎に分離しているので、 ^体 1 0を容易に卷取ることか^!能となっている。

図 1 6および図 1 7に示すように、収納箱 1は箱型状をなし、その一側面 4の上部に収納箱 1内の包装体 1 0を繰り出す開口 2力 <設けられている。また収納箱 1の開口 2± には、カツタ 3が固着されている。なお、図 1 6および図 1 7においてカツタ 3が固着されている力必ずしも必要なものではなく、必要に応じて固着される。

使用にあたっては、収納箱 1の開口 2から体 1 0が繰り出される。次に蓋材 2 0力ハーフカツト 2 0 aに沿ってカツタ 3により切断され、包^ 1 0は各底材 1 1毎に分離される。次に各底材 1 1のエンボス部 1 2側から 1 5を指で押圧し、この指のカをリング 1 6が受けとめることによりエンボス部 1 2に対応する蓋材 2 0の部分力 <破断され、底材 1 1のエンボス部 1 2内から錠剤 1 5が取り出される。

このように本応用例によれば、.底材 1 1と蓋材 2 0とからなる包 0を巻取ることにより、包装体 1 0をコンパク卜に TO箱 1内にすることができる。次に図 1 8により他の応用例について説明する。図 1 8に示すように、包装体 1 0は 2列の底材 1 1と、この底材 1 1に接着された蓋材 2 0とを備えている。また包難 1 0は底材 1 1および 1 5を外側に向けて巻取られ、収納箱 1 1 内に収納されている。

j¾±のように本発明によれば、 ^体をそのまま誤って飲み込んでも、底材の分離端により体内が^ tくことはなく、安全な体が得られる。またリングにより底材側から指の力を受けとめることができるので、内容物によつて蓋材を容易に破断することができ、蓋材の破断および内容物の取り出しが容易となる。第 5の実施の形態

次に図 1 9乃至図 2 1により本発明の第 5の実施の形態について説明する。図 1 9乃至図 2 1において、図 1乃至図 3に示す第 1の実施の形態と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。

図 1 9において、包装体 1 0は、上端が開口部 1 2 aで開口すると共に、錠剤 1 5などの内容物を収納した多数のエンボス部（成形凹部） 1 2と、各き凹部 1 2の開口部 1 2 aの周縁に設けられ成形凹部 1 2間を^するフランジ部 1 3 とからなる钦質の底材 1 1と、钦質の底材 1 1の成形凹部 1 2の開口部 1 2 aを覆ってフランジ部 1 3の上面に熱接着された軟質の蓋材 2 0とを備えている。そして、フランジ部 1 3の (蓋材 2 0と反対側の面）に、貫通ロ4 7を有する紙製補強シート 4 6が設けられている。この紙製補強シート 4 6は、その貫通口 4 7内に成形凹部 1 2を挿入させてフランジ部 1 3の T®に設けられているため、貫通口 4 7は、成形凹部 1 2の上端開口部 1 2 aに対応する位置に配置されている。

また、各凹部 1 2の間のフランジ部 1 3および蓋材 2 0と、紙製補強シート 4 6には、各成形凹部 1 2毎に切り離し容易なようにハーフカット 1 9 a , 1 9 bが設けられている。このハーフカット 1 9 a， 1 9 bは、必ずしも j¾から加工する' はなく、フランジ部 1 3相当部分の層構成や、ハーフカツ卜の深さの調整により、いずれか一方のみにすることもでき、また、ミシン目線に変えるともでさる。

図 2 0において、 ^体 1 0は、上端が開口部 1 2 aで開口すると共に、錠剤 1 5などの内容物を収納した多数の凹部 1 2と、各凹部 1 2の開口部 1 2 aの周縁に設けられ fi« ^凹部 1 2間を連結するフランジ部 1 3とからなる钦質の底材 1 1と、钦質の底材 1 1の成形凹部 1 2の開口部 1 2 aを覆ってフランジ部 1 3の上面に熱接着された钦質の蓋材 2 0とを備えている。そして、この软質の蓋材 2 0の上面（フランジ部 1 3と反対側の面）に、更に、各成形凹部 1 2の開口部 1 2 aに対応する貫通口 4 7を設けた紙製捕強シート 4 6力設けられている。この紙製補強シート 4 6は、その貫通口 4 7の位置を、下側の成形凹部 1 2の上端の開口部 1 2 aの位置に合わせて設けられているため、貫通口 4 7は、成形凹部 1 2の上端の開口部 1 2 aに対応する位置に配置されている。

尚、ハーフカツト 1 9 a， 1 9 bについては、前記図 1 9における説明と同様である。

図 2 1は、図 1 9に示した包装体 1 0の説明を補足するために示したものであり、その包装体 1 0は、錠剤 1 5などの充填された成形凹部 1 2が、縦方向に 2 個、横方向に 6個、合計 1 2個配列された形態である。

各成形凹部 1 2の間にはハーフカツト 1 9 bが設けられており、者が必要な数だけ自由に切り離せるようになつている。

また、包装体 1 0において、成形凹部 1 2を配列する方法は、特に限定されるものではなく、所望により列の数および 1列当たりの個数を自由に決めることができる。

次に、包 1 0の材料および方法について説明する。

包装体 1 0において、底材 1 1は、比較的钦質であることが必要であり、例えば、未延伸ポリプロピレンフィルム（C P P ) や、未延伸ポリプロピレンフィルム（C P P) とポリエチレン（P E) との積層フィルムなどの比較的钦質の樹脂フィルム、或いは、熱可塑性エラストマ一のフィルムなどを使用することができる。

例えば、 C P P単独のフィルムの場合、その厚さは 3 0〜1 5 0 jumの範囲が好ましく、 6 0〜1 2 0 ^ mの範囲が更に好ましい。

また、 C P Pと P Eとの積層フィルムの場合、その厚さは、じ？？層が2 0〜 1 0 O mで P E層が 2 0〜： L 0 0 mの範囲が好ましく、じ？？層が3 0〜 1 0 0 ^ 111で？ E層が 2 0〜8 0 mの範囲が更に好ましい。それぞれのフィルムにおいて厚さの下限は、成形凹部の性と凹部のを維持するために必要な厚さであり、上限は、硬くなり過ぎることを防ぎ、柔らかさを維持するために必要な厚さである。

また、蓋材 2 0についても、钦質であること力必要である力く、蓋材 2 0には元々内容物を取り出す際の破断し易さや防湿性を得るために、比較的厚さの薄い例えば 1 5〜2 5 μ πιの厚さのアルミニウム箔の表面（外側になる面）に保を設け、内面にヒートシール層を設けた積層体を多用されており、この蓋材も钦質であるため、これをそのまま使用することもできる。

只、使用後の廃棄性なども考慮して、アルミニウムなどの金属を用いない構成を採る場合には、例えば、一軸延伸ポリプロピレンフィルム、一轴延伸ポリェチレンテレフタレートフィルム、一軸延伸ポリエチレンナフタレートフイルムなどが使用でき、厚さはいずれも 1 0〜7 0 ju mの範囲が好ましく、 1 5〜6 0 ;u m の範囲が更に好ましい。

上記のほか、タルクを^したボリプロピレンフィルムも使用でき、この場合、厚さは 3 0〜 1 2 0 mの範囲が好ましく、 5 0〜9 0 / mの範囲が更に好ましい。

以上のようなプラスチックフィルム製の蓋材 2 0を用いる場合、底材 1 1のフランジ部 1 3に対するヒートシール性が充分でない時は、蓋材 2 0の内面にヒートシール層を設けてもよい。

次に、包装体 1 0の底材 1 1のフランジ部 1 3の蓋材 2 0と反対側の面、または蓋材 2 0のフランジ部 1 3と反対側の面（蓋材 2 0の外側の面）のいずれかに設けられる紙製補強シート 4 6は、紙製である。この紙製補強シート 4 6は钦質材料で形成されるフランジ部 1 3の剛性を高めて紘 1 5など内容物を取り出す際、蓋材 2 0を破断し易くすると同時に、万一使用者が誤って内容物を包装体毎飲んだ場合にも飲用水や唾液などを吸収して柔らかくなり、体内に引っ掛ったり、傷つけたりすることがないようにするものである。

従って、通常の厚紙、 StEでも、吸水した場合には柔らかくなり、且つの厚さ（または米坪量）があれば、底材 1 1および蓋材 2 0と比較して高い剛性を有するため、紙製補強シート 4 6として^可能である。

只、誤飲された際の安全性を一層高めるためには、紙の材質は有害物質をできる限り含まず、且つ衛生的な材料であることが好ましい。この点からパルプ材は古紙を含まずバージンパルプのみで構成し、バインダ一は扮など天然系で水溶性材料が好ましく、サイ; ^は不要であり、蛍光增白剤を含まず、コート層も必ずしも必要ではない。このような要望を 1 0 0 %満たす紙は、市販の紙には見当たらないが特抄きすることにより容易に得られる。

市販の柄の中では、例えば、食品の直詰めカートンなどに用いられるァイボリ一に分類される^ Kなどが、上記の要望を比絞的多く満たしている点で好ましい 0

- このほか水 ^と呼ばれる紙、正確にはバインダーが水溶性で、水に浸けるとパルプ ¾¾ϋがばらばらになる紙があり、このような紙も好適に使用できる。

以上のような紙製補強シート 4 6に用いる紙の厚さは、剛性の面から米坪量として 1 0 0 gZm" ^jg hあればよく、 1 0 0〜5 0 0 g/m² の範囲が好ましく、 1 2 0〜3 5 0 gZm² の範囲が更に好ましい。

このような紙製補強シート 4 6を蓋材 2 0または底材 1 1のフランジ部 1 3相当部分に取付ける方法は、接着剤を用いて積層してもよく、また、合面の樹脂と同系統の接着性樹脂を予め補強シート 4 6側に押し出しコート法などで薄くコートしておいてfeE着により種層してもよい。

また、紙 SiM強シート 4 6を用いる利点は、上述のように剛性を有し、蓋材 2 0の破断を容易にすると同時に、万一飲み込んでも ¾ Κして柔らかくなるため、体内に傷をつけることがないほか、明なプラスチック材料と異なり、不透明であり、一見して紙であること力識別できるため、カプセル材ゃオブラートのような材料と間違うことがなく、誤って包^のまま炊むようなケースが減少できること。 ②従来の P T PS¾体の場合、底材 2 0に硬質ポリ塩ィ匕ビニルシートを用いることが多く、フランジ部 1 3の分かいため、病院などの薬局で包装体の分離作業の際、手を傷つけることが比較的多かったが、紙製補強シート 4 6 を用いた場合には、包装体 1 0の分離端を剛性材料力〈紙であるため、硬質ポリ塩化ビニルほど鋭利ではなく、手に傷つけることも少なくなることである。

次に、以上のような材料を用いて製造される本発明の包装体の製造方法について説明する。

本発明の^体 1 0力従来の P T P包装体と大きく異なるところは、蓋材 2 0に钦質材料を用いるだけでなく、底材 1 1にも比较的钦質で厚さの薄い熱可塑性樹脂などの軟質シートを用い、フランジ部 1 3の硬さを補うために紙製の補強シート 4 6をこの部分に ^している点である。

従って、底材シ一卜に多数の成形凹部 1 2を形成し、その凹部 1 2に錠剤 1 5 などの内容物を充填し、その上に蓋材 2 0を被せてヒートシールにより密封するという健は、従来用いていた成形'充填 · シール装置を、成形の温件などを多少調整するでそのまま利用して行うことができる。

即ち、 & (下型）と ¾ (±10 との間に、前ゾーンの加熱装置で加熱された钦質底材シー卜が送り込まれ、ととの間でプラグアシスト真¾ ^もしくは単なる真 ¾Ε ^^することにより、多数の成形凹部 1 2と凹部 1 2 間を連結するフランジ部 1 3とを有する底材 1 1が得られる（図 7参照） 0

続いて、底材 1 1は、送りロールで充填装置まで送られ、底材 1 1の凹部 1 2内に充填装置から錠剤 1 5などの内容物が充填される。次に、成形凹部 1 2内に内容物が充填された底材 1 1は、ヒートシール装置まで移動し、底材 1 1のフランジ部 1 3に対して蓋材 2 0力くヒートシールされて、凹部 1 2力密封される。

本発明の包装体 1 0では、この後、蓋材 2 0の上面、または底材 1 1のフランジ部 1 3の下面に成形凹部 1 2の開口部 1 2 aに対応する貫通口 4 7を設けた紙製補強シート 4 6を、底材 1 1の成形凹部 1 2の開口部 1 2 aと補強シート 4 6 の貫通口 4 7との位置が合うように重ねて接着固定し、更に上 T 面からハーフカット 1 9 a, 1 9 bの加工を行い、次いで 1 0個、 1 2個、 2 0個、 2 4個など所望の単位で打ち抜き、或いは仕上げ断裁することにより包装体 1 0が得られる（図 1 9、図 2 0、図 2 1 ) 。

尚、紙製補強シート 4 6を蓋材 2 0の上面に積層する場合（図 2 0) は、予め所定の貫通口 4 7を設けた補強シート 4 6を蓋材 2 0の上面に積層しておいて、この蓋材 2 0を底材 1 1のフランジ部 1 3にヒートシールして成形凹部 1 2を密封することもできる。

また、紙製補強シート 4 6を底材 1 1のフランジ部 1 3の下面に積層する場合 (図 1 9) は、成形 '充填'シール装置の改造を必要とする力底材シートに成形凹部 1 2を形成した後、底材 1 1のフランジ部 1 3の T®に貫通口 4 7を設けた紙製補強シート 4 6を位置合わせして挿入し、内容物の充填後、蓋材 2 0のヒ一トシールと同時に補強シート 4 6を熱接着させて積層することもできる。

このような方法で紙製補強シート 4 6を積層した場合には、底材 1 1のフランジ部 1 3に蓋材 2 0をヒートシールして密封した後、直ちにハーフカツト 1 9 a , 1 9 b加工および仕上げの打ち抜き、または断裁を行うことができる。

このように作製した包^: 1 0の使用にあたっては、包^：1 0の底材 1 1および蓋材 2 0が個々の成形凹部 1 2毎にハーフ力ッ卜 1 9 a , 1 9 bに沿って容易に切断して分離される。次に、個々の成形凹部 1 2毎に分離された体 1 0に対し、底材 1 1の成形凹部 1 2側から指で^ 1 5を押圧することにより、錠剤 1 5により蓋材 2 0が破断して凹部 1 2内に充填された錠剤 1 5が外側に取り出される。

この場合、底材 1 1および蓋材 2 0は、軟質材料からなっている力く、底材 1 1 のフランジ部 1 3の上側または下側のいずれかに紙製補強シート 4 6が積層されているので、これにより指からの力を受け止めることができ、錠剤 1 5により蓋材 2 0を容易に破断することができる。

即ち、紙強シート 4 6がなく、软質材料からなる底材 1 1および蓋材 2 0 のみから包^: 1 0を構成した場合には、底材 1 1のき凹部 1 2側から指で錠剤 1 5を押圧しても、底材 1 1と蓋材 2 0が湾曲するだけで蓋材 2 0を破断することは ®ϋである。

また、包^ 1 0のフランジ部 1 3に対応して設けられた補強シート 4 6が紙であるため、硬質ポリ塩化ビニルなどの場合と比較して切断端縁が鋭利でなく、指などを傷つける危険も少なくなる。

また、使用者が錠剤 1 5を底材 1 1の腿凹部 1 2から取り出すことなく、錠剤 1 5を底材 1 1、蓋材 2 0および紙製補強シート 4 6と共に飲み込んでしまうことがある。

このような場合、ハーフカツト 1 9 a , 1 9 bによって切断された底材 1 1、蓋材 2 0および紙製補強シート 4 6の切断端縁は四角形状となる力く、底材 1 1および蓋材 2 0は軟質材料からなり、また、紙謝強シート 4 6は、 ¾τΚして柔らかくなるため、体内に引っ掛ったり、体内を傷つけることがない。

以上の説明で明らかなよ όに本発明によれば、 ^体のフランジ部外面に紙製補強シート力積層されているので、底材および蓋材が钦質であっても、底材側からの指による押圧を紙製補強シートで受け止めることができ、錠剤など内^による蓋材の破断が容易となり、内の取り出しも容易に行える。また、者が誤って包^をそのまま飲み込んだ場合にも、紙製補強シー卜が ¾τ して柔らかくなるため、包装材料全体が柔らかく、包装体力 <体内に引っ掛かったり、体内を傷つけることがなく、安全で使い易い包装体が得られる。

第 6の実施の形態

次ぎに図 2 2乃至図 2 4により本発明の第 6の実施の形態ついて説明する。図

2 2乃至図 2 4において、図 1乃至図 3に示す第 1の!^の形態と同" ^分には同一符号を符して詳細な説明は省略する。

図 2 2および図 2 3に示すように、包装体 1 0は上端が開口部 1 2 aで開口するとともに^ 1 5を収納したエンボス部 1 2と、エンボス部 1 2の開口部 1 2 a周縁に設けられたフランジ部 1 3とからなる多数の底材 1 1と、各底材 1 1のフランジ部 1 3にヒートシールされた蓋材 2 0とを備えている。ここで図 2 2は、蓋材 2 0をΙ¾±ϋ明体として示す平面図である。

底材 1 1は 1 5を収納したエンボス部 1 2毎の単位に構成され、各底材 1 1は個別にされてしている。また各底材 1 1は互いに接近するとともに、底材 1 1間に蓋材 2 0の切断領域 5 0を形成している。

底材 1 1は、錠剤 1 5を収納保持するため比較的厚肉の材料、例えば 2 0 0〜

3 5 0 //厚の P V C、環状ポリオレフィン、 P Pまたは P E T等からなっている。 ftfc¾F蓋材としては比較的薄肉の材料、例えば 1 0 〜 2 0 厚の積層体からなり、このような ¾ϋ体としては、例えば、

Ο Ρ層アルミニウム層ヒートシール層

を用いることができる。

上記のように、底材 1 1は互いに接近し、互いの間に蓋材 2 0の切断領域 5 0 を形成しており、また底材 1 1は厚肉材料からなり蓋材 2 0は薄肉材料からなつているので、钦質の蓋材 2 0を剛質の底材 1 1間に狭まれた切断領域 5 0によつて容易に切断することができる。この場合、蓋材 2 0の切 ^域 5 0に特にハーフカツト等を設ける必要はないが、ハーフカツトを設けることにより、蓋材 20 の切断が^となる。

次に図 24 (a) (b) により包装体の変形例を示す。図 24 (a) (b) に示す変形例は、底材を钦質材料から構成するとともに、捕強用リングを底材または蓋材に設けたものであり、他は図 22および図 23に示す包装体と略同一である 0

すなわち図 24 (a) (b) に示すように、包装体 10は錠剤 15を収納したエンボス部 12とフランジ部 13とを有する多数の底材 11と、各底材 11のフランジ部 13にヒートシールされた蓋材 20とを備えている。このうち底材 11 は熱可塑性のエラストマや钦質榭脂材料からなり、比较的钦質となっている。また蓋材 20も軟質の積層体からなっている。

さらに図 24 (a) に示すように、底材 11のフランジ部 13T®に、ェンボス部 12の開口部 12 aに対応した貫通口 17を有する硬質の補強用リング 16 が付けられている。この場合、底材 11のエンボス部 12はリング 16の貫通口 17内に挿入されている。また図 24 (b) に示すように、リング 16を蓋材 20上面に、貫通口 17をエンボス部 12の開口部 12 aに対応させて取付けてもよい。

第 Ίの実施の形態

次に図 25乃至図 28により、本発明の第 7の実施の形態について説明する。図 25乃至図 28において、図 1乃至図 3に示す第 1の実施の形態を同一部分には同一^を符して詳細な説明は省略する。

図 25および図 26に示すように、包 10は上端が開口部 12 aで開口するとともに i^Jl 5を収納したエンボス部 12と、エンボス部 12の開口部 12 a周縁に設けられたフランジ部 13とからなる多数の底材 11と、各底材 11のフランジ部 13にヒートシールされた蓋材 20とを備えている。ここで図 25は蓋材 2 0を lLt^明体として示す平面図である。

各底材 1 1は複数、例えば 2個のエンボス部 1 2毎の単位に構成され、 2個のエンボス部 1 2はフランジ部 1 3によって互いに連結されている。また各底材 1 1は各々している。ここで各底材 1 1を構成するエンボス部 1 2の数は、 —回で飲む,の数に対応している。

底材 1 1は錠剤 1 5を収納保持するため比較的厚肉の材料、例えば 2 5 0〜 3 5 0 厚の P V C、環状ポリオレフィン、 P Pまたは P E T等からなっている。

蓋材 2 0は比較的薄肉の材料、例えば 2 0〜3 0 μ厚の積層体からなり、このような積層体としては、例えば、

◦ Ρ層 Ζアルミニウム層ヒートシール層

を用いることができる。

このように各底材 1 1力回に飲む^ 1 5の数に対応するエンボス部 1 2を有しているので、蓋材 2 0をハーフカツト 2 0 aから切断して各底材 1 1毎に切離すことにより、一回に飲む錠剤 1 5のみを誤りなく底材 1 1のエンボス部 1 2 から取出すことができる。

次に図 2 7および図 2 8により包装体の変形例を示す。図 2 7および図 2 8に示す例は、底材を軟質材料から構成するとともに、補リングを底材に設けたものであり、他は図 2 6および図 2 7に示す包装体と略同一である。

すなわち図 2 7および図 2 8に示すように、包装体 1 0は錠剤を収納したェンボス部 1 2とフランジ部 1 3とを有する多数の底材 1 1と、各底材 1 1のフランジ部 1 3にヒートシールされた蓋材 2 0とを備えている。また各底材 1 1は 2個のエンボス部 1 2毎に構成され、 2個のエンボス部 1 2はフランジ部 1 3によつて互いに連結されている。

底材 1 1は熱可塑性のエラストマゃ钦質樹脂材料からなり、厚みは 1 0 0 ~ 2 0 0 ^であり比較的軟質となっている。また蓋材 2 0も钦質の積層体からなつている。さらに図 2 7および図 2 8に示すように、底材 1 1のフランジ部 1 3下面に、エンボス部 1 2の開口部 1 2 aに対応した貫通口 1 7を有する硬質の補強用リング 1 6力取付けられている。この場合、底材 1 1のエンボス部 1 2はリング 1 6の貫通口 1 7内に挿入されている。

Claims

請求の範囲

1. —端が開口するとともに内容物を収納したエンボス部と、このエンボス部の一端開口周縁に設けられたフランジ部とからなる複数の底材と、

前記フランジ部に接着される蓋材とを備え、

各底材は個別に切離されてし、そのフランジ部を介して前材に接着されていることを特徴とする包装体。

2. 各底材のフランジ部は、その周縁が、曲線またはその組合せからなることを特徴とする請求項 1記載の^^体。

3. 前 §B¾材はポリオレフィン系樹脂及び無機充填材を含有する組成物からなり、この^^物中の無^填材の配合割合は 3 0〜 6 0 w t %であることを特徴とする請求項 1記載の包装体。

4. 前言 2¾材は延伸ポリエチレン - 2, 6 -ナフトレートを主^とするフイルムからなり、特^向に破断し易くなつていることを特徴とする請求項 1記載の包雜。

5. 前言 2¾材は一軸延伸ポリプロピレンに電 ¾|¾射線を照射することにより延伸方向に破断し易くなつていることを特徵とする請求項 1記載の包装体。

6. 前 ΪΞ¾材または前記底材のうち少なくとも一方は、レーザ光により切断された切断層と、レーザ光によって加工されない層とを有することを特徴とする請求項 1記載の包装体。

7. 前 §Β¾材または前 ig材のうち少なくとも一方は、傷が設けられたブラスチックフィルムを有することを特徴とする請求項 1記載の包装体。

8. 各底材は蓋材の切断領域を形成するよう互いに接近していることを特徴とする請求項 1記載の包。

9. 各底材はフランジ部によつて連結された複数のエンボス部を有することを特徵とする請求項 1記載の包装体。

1 0. —端に開口を有し内部に内容物を収納した^:のエンボス部と、各ェンボス部の開口周縁に設けられエンボス部間を連結するフランジ部とからなる钦質底材と、

前記フランジ部に接着された软質蓋材とを備え、

エンボス部の開口に対応する貫通口を有するリングを砍質底材または钦質蓋材に設けたことを特徴とする卷取可能な包。

1 1. リングはフランジ部のうち蓋材と反対側の面に、貫通口内にエンボス部を挿入させて配置されていることを特徴とする請求項 1 0記載の^体。

1 2. リングは蓋材のうちフランジ部と反対側の面に、貫通口をエンボス部の開口に対応させて配置されていることを特徴とする請求項 1 0記載の^ *。

1 3. リングは蓋材とフランジ部との間に、貫通口をエンボス部の開口に対応させて配置されていることを特徴とする請求項 1 0記載の包装体。

1 4. リングは 3 0〜4 0ての温度て状が縮小する形状記憶材料からなることを特徴とする請求項 1 0記載の包^:。

1 5. リングは水溶性材料からなることを特徵とする請求項 1 0記載の包装体。

1 6. リングは底材および蓋材に比較して硬質となっていることを特徴とする請求項 1 0記載の包装体。

1 7. —端に開口を有し内部に内容物を TOした ¾¾¾のエンボス部と、各ェンボス部の開口周縁に設けられエンボス部間を連結するフランジ部とからなる钦質底材と、

前記フランジ部に接着された钦質蓋材とを備え、

エンボス部の開口に対応する貫通口を有する紙製補強シートを、軟質底材または軟質蓋材に設けたことを特徴とする巻取可能な包装体。

1 8. 紙製補強シートはフランジ部のうち蓋材と反対側の面に、貫通口内にエンボス部を挿入させて配置されていることを特徴とする請求項 1 7記載の包装体。

1 9. 紙製補強シートは蓋材のうちフランジ部と反対側の面に、貫通ロをェンボス部の開口に対応させて配置されていることを特徴とする請求項 1 7記載の体。

2 0. 紙製補強シートは吸水して柔らかくなる紙からなることを特徴とする請求項 1 7記載の包装体。

2 1. 紙製補強シートは底材および蓋材と比較して硬質となっていることを特徴とする請求項 1 7記載の包装体。

2 2. —端に開口を有し内部に内容物を収納したエンボス部と、このェンボス部の開口周縁に設けられたフランジ部とからなる複数の钦質底材と、

各底材のフランジ部に接着された钦質蓋材とを備え、

エンボス部の開口に対応する貫通口を有するリングを、軟質底材または钦質蓋材に設けたことを特徴とする巻取可能な^^体。

2 3. リングは各フランジ部のうち蓋材と反対側の面に、貫通口内にェンボス部を挿入させて配置されていることを特徴とする請求項 2 2記載の包装体。

2 4. リングは蓋材のうち各フランジ部と反対側の面に、貫通口をエンボス部の開口に対応させて配置されていることを特徴とする請求項 2 2記載の包装体。

2 5. リングは蓋材と各フランジ部との間に、貫通口をエンボス部の開口に対応させて配置されていることを特徵とする請求項 2 2記載の包装体。

2 6. リングは 3 0〜4 0 のて状が縮小する職記憶材料からなることを特徴とする請求項 2 2記載の包装体。

2 7. リングは水溶性材料からなることを特徴とする請求項 2 2記載の包装体。

2 8. リングは底材および蓋材に比較して硬質となっていることを特徴とする請求項 2 2 己載の ^体。

2 9. 各钦質底材は蓋材の切断領域を形成するよう互いに接近していることを特徵とする請求項 2 2記載の包装体。

3 0. 各钦質底材はフランジ部によって連結された複数のエンボス部を有することを特徵とする請求項 2 2記載の包装体。

3 1. 底材成形用シートを雄型と雌型との間でエンボス成形して、複数のェンボス部を有するシート体を成形する工程と、

前記ェンボス部を TOする収納部を有する下型によつて前記シート体を^^しながら、シート体を各エンボス部の開口周縁に沿って切断してフランジ部を成形することにより底材を fij ^するとともに、前記シート体の打抜きかすを巻取るェ程と、

下型に保持された各底材のエンボス部内に内容物を充てんする工程と、下型に保持された各底材のフランジ部に蓋材を接着する工程と、を備えたことを特徴とする包装体の製造方法。

3 2. シート体を切断してフランジ部を成形する際、フランジ部の周縁を直線、曲線またはその組合せからなるようすることを特徴とする請求項 3 1記載の包装体の製造方法。

3 3. —端に開口を有し内部に内容物を収納したエンボス部と、エンボス部の開口周縁に設けられたフランジ部とからなる钦質底材と、底材のフランジ部に接着された钦質蓋材と、軟質底材または钦質蓋材に設けられェンボス部の開口に対応する貫通口を有するリングとを備えた卷取可能な体と、

包装体を巻取つた態で内部に収納する収納箱と、

を備えたことを特徽とする包装体と収納箱の組合体。

3 4. 包装体の底材は複数設けられるとともに、各々は個別に ¾¾|されて独立していることを特徴とする請求項 3 3記載の包装体と収納箱の組合体。

3 5 リングはフランジ部のうち蓋材と反対側の面に、貫通口内にエンボス部を挿入させて配置されていることを特徴とする請求項 3 4記載の包装体と収納箱の組合

3 6. リングは蓋材のうちフランジ部と反対側の面に貫通口をエンボス部の開口に対応させて配置されていることを特徵とする請求項 3 4記載の包装体と収納箱の組合体。

3 7. リングは蓋材をフランジ部との間に、貫通口をエンボス部の開口に対応させて配置されていることを特徴とする請求項 3 4記載の包装体と収納箱の組合体。

3 8. 包装体の底材は、複数設けられたエンボス部と、エンボス部間を連結するフランジ部とからなることを特徴とする請求項 3 3記載の包装体と収納箱の組合体。

3 9. リングはフランジ部のうち蓋材と反対側の面に、貫通口内にエンボス部を挿入させて配置されていることを特徵とする請求項 3 8記載の^体と収納箱の組合体。

4 0. リングは蓋材のうちフランジ部と反対側の面に貫通口をエンボス部の開口に対応させて配置されていることを特徴とする請求項 3 8記載の包装体と収納箱の組合体。

4 1. リングは蓋材とフランジ部との間に、貫通口をエンボス部の開口に対応させて配置されていることを特徴とする請求項 3 8記載の包装体と収納箱の組合体。