JPH0554350U - 錠剤等の被包シート - Google Patents

錠剤等の被包シート

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JPH0554350U
JPH0554350U JP10494391U JP10494391U JPH0554350U JP H0554350 U JPH0554350 U JP H0554350U JP 10494391 U JP10494391 U JP 10494391U JP 10494391 U JP10494391 U JP 10494391U JP H0554350 U JPH0554350 U JP H0554350U
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sheet
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JP10494391U
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English (en)
Inventor
晃 井坂
Original Assignee
株式会社ケミコート
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 単位ピース1,1,─相互がミシン目4を境
界として切り離し可能とされている錠剤等の被包シート
30において、当該被包シート30の外形線とミシン目
4とで画成される全ての単位ピースの全てのコーナー部
にアール5,13,15等が付けられる。 【効果】 ミシン目4に沿っていくつかの単位ピース
1,1,─をどのように切り離しても、得られた分離ピ
ースの外方に突き出たコーナー部には直角もしくは鋭角
の角部が存在しないようにされるので、コーナー部に指
等が接触してもコーナー部が指等には突き刺さり難くな
り、そのコーナー部によって傷や痛みを受ける事態を確
実に回避できる。さらに、各単位ピースの全てのコーナ
ー部に面取りもしくはアール付け等の処理が施されてい
ることから、隣合う面取り部分もしくはアール部分等か
らなる部分がミシン目4に沿う切り込みの役目も果た
し、各単位ピースの切り離しをどのような方向からでも
容易に行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、錠剤等を封入する凹状封入部が縦方向及び横方向にそれぞれ複数列 形成され、各凹状封入部を含む矩形もしくはその類似形状の単位ピース相互が切 り離し可能とされている錠剤等の被包シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の被包シートは、通常、基材フイルムと裏面シートとからなり、基材フ イルムは、ポリエチレン樹脂,ポリエチレンオキサイド樹脂,アイオノマー樹脂 等を素材としていて、絞り加工等により凹状封入部が一定間隔をあけて縦方向及 び横方向にそれぞれ複数列形成され、その凹状封入部内に錠剤等を入れた状態で 当該凹状封入部の開口を覆うように基材フイルムの裏面側にアルミニウム箔等の 裏面シートが熱圧着等により接合されている。
【0003】 そして、例えば、図5に示される如くに、凹状封入部2相互を仕切るように基 材フイルム3の縦方向及び横方向に線状脆弱部とされるミシン目4が形成され、 このミシン目4を境界線として一つの凹状封入部を含む矩形もしくはその類似形 状の単位ピース1,1,─相互が切り離し可能とされている。なお、この図5に 示される従来の被包シート40には、このシートのコーナー部、従って、両端に 位置する4つの単位ピース1,1,─の外方に突き出したコーナー部にはアール 15が付けられている。また、線状脆弱部としてミシン目に代えて線状の溝や薄 肉部が形成される場合もあり、それらと被包シートの外形線とで縦方向及び横方 向にそれぞれ複数列に並べられた単位ピースが画成される。
【0004】 上述の如くの被包シートに封入された錠剤等を取り出す際には、通常、凹状封 入部を指で押し潰すように押圧する。そうすると、封入された錠剤等が裏面シー トを引き裂いて凹状封入部から取り出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述の如くの被包シートは、通常、6〜12個の単位ピースからな っているが、錠剤等の服用状況によっていくつかの単位ピースだけを切り離した 状態で持ち歩くことが少なからずある。例えば、図6に示される如くに、シート 40の右端側の4つの単位ピース1,1,─を残部から切り離した(以下、切り 離されたいくつかの単位ピースを分離ピースと称する)とすると、その左端側の 単位ピース1,1の外方に突き出したコーナー部9の2辺でなす角度は直角とな る。
【0006】 ところが、このような分離ピースをポケット等に入れておいて、取り出そうと すると、上記外方に突き出したコーナー部9が指に突き刺さったり爪の間に入り 込んだりして、鋭利な刃物等から受けるものと同様な傷や痛みを受けるおそれが ある。 なお、上述の被包シート40とは別に、図7に示される被包シート50では、 各単位ピース1の隣合うコーナー部のうちの当該シート50の外周側に位置する ものには、各単位ピース1,1,─の切り離しを容易にすべく、外周側から内側 のミシン目に向けてそれぞれのコーナー部が切除されて鋭角の切り込み17が形 成されている。かかる被包シート50では、縦方向のミシン目4に沿って偶数個 の単位ピース1,1,─を残部から切り離した場合には、その分離ピースにおけ る外方に突き出したコーナー部にはアール15か切り込み17が施されているの で、上述の被包シート40から切り離された分離ピースのように指に突き刺さっ たりするおそれはほとんどない。
【0007】 しかしながら、かかる被包シート50においても、図8に示される如くに、例 えば、シート50の右下側の2つの単位ピース1,1を残部から切り離した場合 には、その分離ピースの左側の単位ピース1の上部に位置するコーナー部9の2 辺でなす角度は直角となり、上記シート40の分離ピースと同様に、コーナー部 9により傷や痛みを受けるおそれがある。
【0008】 かかる点に鑑み本考案は、いくつかの単位ピースを切り離してポケット等に入 れておいても突き刺さったりすることがないようにされた錠剤等の被包シート提 供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成すべく本考案に係る錠剤等の被包シートは、基本的には、凹 状封入部が一定間隔をあけて縦方向及び横方向にそれぞれ複数列形成された合成 樹脂製の基材フイルムと、上記凹状収納部の開口を覆うように上記基材フイルム の裏面側に接合されたアルミニウム箔等の裏面シートとからなり、上記凹状封入 部相互を仕切るように縦方向及び横方向にミシン目等の線状脆弱部が形成され、 この線状脆弱部を境界線として上記一つの凹状封入部を含む矩形もしくはその類 似形状の単位ピース相互が切り離し可能とされている。
【0010】 そして、当該被包シートの外形線と上記線状脆弱部とで画成される全ての単位 ピースの全てのコーナー部に面取り,アール付け等の処理が施されて各単位ピー スに直角もしくは鋭角の角部が存在しないようにされていることを特徴としてい る。 本考案の被包シートに封入される対象物は、特に限定はされず、錠剤,カプセ ル剤等の医薬品の他、小さな機械部品や電子部品,飲食品等が含まれる。
【0011】 本考案の被包シートにおいて、各コーナー部に施される処理としては、面取り ,アール付けが挙げられるが、それらに限定されることはなく、例えば、アール 付けに代えてコーナー部を円弧以外の曲面に加工して丸みを付ける処理等でもよ く、それらの処理は、シートが成形された後行ってもよいし、シート成形時に他 の処理と同時に行ってもよいし、予め金型等に面取り部分やアール部分を盛り込 んでいてもよい。
【0012】
【作用】
上述の如くの構成とされる本考案に係る錠剤等の被包シートにおいては、線状 脆弱部に沿っていくつかの単位ピースをどのように切り離しても、得られた分離 ピースの外方に突き出たコーナー部には面取り,アール付け等の処理が施されて 直角もしくは鋭角の角部が存在しないようにされる。
【0013】 すなわち、各コーナー部に面取りが施されている場合には、単位ピースはその 面取り部分を一つの辺とする多角形となり、その各コーナー部の2辺でなす角度 は鈍角となる。このような鈍角のコーナー部分は、鋭角や直角のものに比して指 等には突き刺さり難いので、コーナー部によって傷や痛みを受けることを防止し 得る。
【0014】 また、各コーナー部にアールもしくはそれ以外の丸み(円弧以外の曲線)が付 けられている場合には、コーナー部に指等が接触しても当たりがソフトとなるの で、そのコーナー部によって傷や痛みを受ける事態を確実に回避できる。 さらに、各単位ピースの全てのコーナー部に面取りもしくはアール付け等の処 理が施されていることから、隣合う面取り部分もしくはアール部分等からなる部 分が線状脆弱部に沿う切り込みの役目も果たし、各単位ピースの切り離しをどの ような方向からでも容易に行えるという利点も得られる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。 図1は本考案に係る錠剤等の被包シートの一実施例を示す。以下の図において は、前述した図5〜図8に示される従来の被包シートの各部に相当する部分には 共通の符号を付してそれらの重複説明を省略する。
【0016】 図1に示される被包シート20は、図7に示されるものと同様なアール15及 び切り込み17が施されていることに加えて、異なる4つの単位ピース1,1, ─のコーナー部が突き合わせられた部分に、正方形の矩形透孔7を各単位ピース 1,1,─に対して90°回転させた状態で形成したものである。この場合、透 孔7の形成は、例えば、ポンチの断面外形を矩形透孔7に対応した正方形とし、 そのポンチを使用して打ち抜き加工により被包シート10に4つの透孔7を同時 に穿孔するようになされる。
【0017】 それにより、各単位ピース1,1,─は、突き合わせられたコーナー部に面取 りが施されたことになり、単位ピース1,1,─をミシン目4に沿ってどのよう に切り離しても、図2に示される如くに、得られた分離ピースの外方に突き出た コーナー部には面取り部分7a,7b,7c,7d、もしくはアール15、また は、面取りに相当する切り込み17が施されていることになる。
【0018】 このように、各コーナ部に面取り部分7a,7b,7c,7d等が施された単 位ピース1,1,─はその面取り部分等を一つの辺とする多角形となり、その各 コーナー部の2辺でなす角度は鈍角となり、直角もしくは鋭角の角部は存在しな いことになる。そして、鈍角のコーナー部分は、鋭角や直角のものに比して指等 には突き刺さり難いので、コーナー部が指に刺さったりするおそれがほとんどな くなる。
【0019】 次に、本考案に係る錠剤等の被包シートの他の実施例を図3及び図4を参照な がら説明する。 この例の被包シート30は、上述の被包シート20における面取り部分7a, 7b,7c,7dに対応するように、異なる4つの単位ピース1,1,─のコー ナー部が突き合わせられた部分に、4つの円弧5a,5b,5c,5dからなる 星形状の円弧透孔5が形成されるとともに、各単位ピース1の隣合うコーナー部 にはそれらの切り離しを容易にするため、外周側から内側に向けてミシン目に沿 うようにそれぞれに2つの円弧からなる切り込み13が施されている。
【0020】 このようにされることにより、全ての単位ピース1,1,─の全てのコーナー 部にアールが付けられていることになり、そのため、どの単位ピース1,1,─ のいずれのコーナー部に指等が接触しても当たりがソフトとなるので、そのコー ナー部が指に刺さったりすることを確実に回避できる。 また、上述の2つの実施例のいずれにおいても、各単位ピース1,1,─の全 てのコーナー部に面取りもしくはアールが施されていることから、隣合う面取り 部分もしくはアール部分がミシン目4に向けて切り込まれた切り込みの役目も果 たし、各単位ピースの切り離しをどのような方向からでも容易に行えるという利 点も得られる。
【0021】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな如く、本考案に係る錠剤等の被包シートによれば、線 状脆弱部に沿っていくつかの単位ピースをどのように切り離しても、得られた分 離ピースの外方に突き出たコーナー部には面取り,アール付け等の処理が施され て直角もしくは鋭角の角部が存在しないようにされるので、コーナー部に指等が 接触してもコーナー部が指等には突き刺さり難くなり、そのコーナー部によって 傷や痛みを受ける事態を確実に回避できる。
【0022】 さらに、各単位ピースの全てのコーナー部に面取りもしくはアール付け等の処 理が施されていることから、隣合う面取り部分もしくはアール部分等からなる部 分が線状脆弱部に沿う切り込みの役目も果たし、各単位ピースの切り離しをどの ような方向からでも容易に行えるという利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の被包シートの一例を示す平面図。
【図2】図1の被包シートから切り離された分離ピース
の一例を示す平面図。
【図3】本考案の被包シートの他の例を示す平面図。
【図4】図3の被包シートから切り離された分離ピース
の一例を示す平面図。
【図5】従来の被包シートの一例を示す平面図。
【図6】図5の被包シートから切り離された分離ピース
の一例を示す平面図。
【図7】従来の被包シートの他の例を示す平面図。
【図8】図7の被包シートから切り離された分離ピース
の一例を示す平面図。
【符号の説明】
2─凹状封入部 3─基材フイルム 4─ミシン目 5─円弧透孔 5a,5b,5c,5d─アール(円弧)部分 7─矩形透孔 7a,7b,7c,7d─面取り部分 9─直角のコーナー部分 13─切り込み(アール部分) 15─アール部分 17─切り込み(面取り部分)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹状封入部が一定間隔をあけて縦方向及
    び横方向にそれぞれ複数列形成された合成樹脂製の基材
    フイルムと、上記凹状収納部の開口を覆うように上記基
    材フイルムの裏面側に接合されたアルミニウム箔等の裏
    面シートとからなり、上記凹状封入部相互を仕切るよう
    に縦方向及び横方向にミシン目等の線状脆弱部が形成さ
    れ、この線状脆弱部を境界線として上記一つの凹状封入
    部を含む矩形もしくはその類似形状の単位ピース相互が
    切り離し可能とされている錠剤等の被包シートにおい
    て、当該被包シートの外形線と上記線状脆弱部とで画成
    される全ての単位ピースの全てのコーナー部に面取り,
    アール付け等の処理が施されて各単位ピースに直角もし
    くは鋭角の角部が存在しないようにされていることを特
    徴とする錠剤等の被包シート。
JP10494391U 1991-12-19 1991-12-19 錠剤等の被包シート Pending JPH0554350U (ja)

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