JPH0352700Y2 - - Google Patents

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JPH0352700Y2
JPH0352700Y2 JP8069887U JP8069887U JPH0352700Y2 JP H0352700 Y2 JPH0352700 Y2 JP H0352700Y2 JP 8069887 U JP8069887 U JP 8069887U JP 8069887 U JP8069887 U JP 8069887U JP H0352700 Y2 JPH0352700 Y2 JP H0352700Y2
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container
cushioning material
tablets
tablet
wide
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JP8069887U
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JPS63190082U (ja
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、錠剤、丸剤、硬・軟カプセル剤、坐
剤等(以下単に錠剤という)を収納した容器の錠
剤層上に挿入する割れ防止用の容器用詰物に関
し、詳細には容器内への装填操作性が良好で且つ
容器開放時の取出しも容易である容器用詰物に関
するものである。尚本考案における収納物は錠剤
に限定される訳ではなく、粉粒体、塊状物、塊成
物等であつてもよく、本考案はこれらを収納する
産業用容器一般に適用し得るものである。
[従来の技術] 錠剤は、一般にガラス製やプラスチツク製の広
口容器に収納されるが、その場合の収納高さは一
般市販品でもせいぜい容器の肩部止りであり、冶
験用医薬品にあつては容器高さの中程にすら届か
ないこともある。従つて容器内の上部にはかなり
の空間部が残存することになり、運搬中或は一般
取扱中の容器に揺動や転動等が加わると錠剤が容
器内で激しく運動し、錠剤同士あるいは錠剤−容
器壁間の衝突が起つて錠剤が割れたり欠けたりす
るという不都合が生じる。
その為錠剤収納製品では容器内に錠剤を収納し
た後、その上に容器用詰物(以下緩衝材というこ
とがある)を詰め込んで前記空間部の消失を図り
錠剤の運動を封じるという手段が採用されてい
る。
こうした緩衝材としては、従来から種々提案さ
れており、簡素且つ最も一般的な例としては、ポ
リエチレンフイルムやポリプロピレンフイルムを
適当に丸めて充填するものがある。しかしフイル
ムを適当に丸めて容器内へ詰め込む操作を、既に
ほぼ完全に全自動化されている錠剤瓶詰工程に付
加させることは非常に困難であり、フイルム詰め
込み工程の機械化が難しいことから製造工程上の
ネツクとなつている。又容器開放時には蓋を開放
した後緩衝材の取り出しを行なわなければならな
いが、緩衝材取り出しの際に錠剤がフイルムに引
掛けられて一緒に引き出されることが多く落下紛
失や汚損の為に無駄が発生する。また発泡ウレタ
ン製の厚円盤状クツシヨン材や種々の形状の緩衝
材(特公昭36−18747、実公昭38−250、実開昭53
−40870等)も提案されているが、瓶詰工程にお
ける緩衝材の安定装填性が悪かつたり、形状が複
雑で緩衝材自体の製作コストが高いという欠点が
あり、使用数が膨大であると共に元々使い捨て品
と考えられている緩衝材としては満足し得るもの
が得られていない。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、瓶詰工程における緩衝材装填性が良
好であると共に緩衝材取出し時に錠剤が一緒にこ
ぼれ落ちることがなく、しかも収納中は錠剤の運
動を確実に防止して錠剤の破損を防止することが
でき、且つそれ自体の製作コストも安価な緩衝材
を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決する為の手段] 本考案の容器用詰物は、基盤部を挟んで線対称
方向に広幅舌片が突出すると共に、前記広幅舌片
突出方向と略直交する方向であつて且つ線対称方
向に多数の細幅舌片を突出させてなり、可撓性材
料で形成されてなる点に要旨を有するものであ
る。
[作用] 本考案の緩衝材は、錠剤を収納した容器内へ装
填されて収納錠剤層の最上面を押圧し、錠剤の動
きを規制するものであり、これによつて輸送中等
に容器が揺動しても容器内の収納錠剤は殆んど動
くことがなく、錠剤同士あるいは錠剤−容器壁間
の衝突が回避されて錠剤の欠けあるいは割れを防
止することができる。こうした機能を発揮する上
で、本考案緩衝材の基盤部は錠剤層最上面と当接
し主体となつて錠剤層の動きを抑制する役目を果
たす部位である。尚広幅舌片の一部と場合によつ
ては、細幅舌片の一部も錠剤層の動き抑制に機能
していると思われる。
一方緩衝材の押込みによつて錠剤の動きを止め
るには容器内に押込んだ緩衝材の基盤部が充填錠
剤層の最上面に当接した状態で緩衝材自身の位置
が安定的に固定される必要があり、その為本考案
では基盤部を挟んで線対称方向に広幅舌片を突出
させている。即ち広幅舌片は緩衝材を容器内へ押
込んだ際、基盤部との接続部分で折返され立上つ
て口部内壁に密着される部位であり、素材の弾性
に基づき口部内壁に適度の接圧をもつて密着され
基盤部の浮き上りを防止する。この結果緩衝材は
押込まれた状態で位置決めされ、基盤部下面と錠
剤層上面の当接は安定的に保持され、少なくとも
広幅舌片突出方向からの錠剤の侵入を防止する作
用も発揮する。更に本考案の緩衝材においては広
幅舌片突出方向と略直交する方向であつて且つ基
盤部を挟んだ線対称方向には多数の細幅舌片を突
出させているが、これら細幅舌片は緩衝材押込み
状態において広幅舌片突出方向と略直交する方向
の基盤部端縁から錠剤が侵入するのを防止する機
能を発揮する。尚これら細幅舌片を広幅舌片に替
えても錠剤の侵入防止効果は発揮するが、広幅に
すると折曲り性が低下するので緩衝材押込み時の
抵抗が過度に大きくなり、押込み易さを阻害す
る。これに対し多数の細幅舌片は押込み抵抗を殆
んど上昇させることがなく、しかも押込み状態に
おいて多数の細幅舌片が相寄り合つて錠剤の侵入
隙間を小さくするので錠剤が基盤上に侵入してく
ることは完全に防止できる。これに対して基盤部
の全周に、細幅舌片をつけて広幅舌片の使用を省
略した場合は、押込み時の折曲り抵抗が少なくな
つて押込み作業性は良くなるが、装着状態におい
ては細幅舌片のみによる口部内壁の押付け圧が若
干不足する為緩衝材の位置決め効果が弱くなつて
基盤部の位置が不安定になると共に各細幅舌片間
の隙間を全て完全に封鎖することが困難となり、
基盤上への錠剤侵入を防止しきれなくなるという
問題がある。
この様に本考案の緩衝材は、剛性(所謂腰の強
さ)が強すぎると緩衝材の押込み作業性が悪くな
り、他方剛性が弱すぎると押込み状態を維持する
ことができず、基盤部と錠剤表面の間に隙間が生
じて錠剤の揺動を招く。従つて本考案の緩衝材は
適度の剛性を備えた可撓性材料で構成する必要が
あり、具体的にはポリエチレン、ポリウレタン、
連続発泡型各種合成樹脂が例示されるが、勿論こ
れらに限定されるものではない。
本考案の基本構成は上記の通りであるが、例え
ば広幅舌片が容器内に落ち込んでその先端が容器
の首部内壁より下がつてしまうと、首部内壁に対
する押圧力が発揮されないので、十分な押込み状
態でもその先端が首部内壁に接触している様な長
さに設計することが望まれる。又緩衝材取り出し
時には最も上部側に位置する広幅舌片を把持して
緩衝材を取出すことになるが、その際広幅舌片の
把持が容易に行える様に広幅舌片の端縁近傍に引
つ掛かりとなる切り込みを形成しておけば、取出
しは一層容易となる。さらに広幅舌片の端縁は押
込み状態においてその一部だけが容器外に突出す
ることがない様に容器首部内壁に密着した状態に
おいて略水平位置に揃うことが望ましく、その為
に容器の口径に応じた湾曲形状とすることが望ま
れる。
[実施例] 第1,3図は本考案に係る緩衝材を示す平面図
であり、厚さ1〜3mmの発泡ポリウレタンシート
から形成されている。基盤部1の両側には端縁E
が円弧状に湾曲した広幅舌片2,2aが夫々突出
する様に形成され、第1図に示す例には広幅舌片
2,2aの湾曲端縁近傍には、夫々容器内に押込
んだ緩衝材を取出す際に取つ手となる切り込み
3,3aを設けている。さらに広幅舌片2,2a
の突出方向と略直交する方向であつて且つ基盤部
1を挟んで線対称方向に夫々6本の細幅舌片4,
4aを突出させている。尚細幅舌片4,…同士は
夫々切り込み5によつて分割され、細幅舌片4
a,…同士は夫々切り込み5aによつて分割され
ている。
第2図は第1図に示す緩衝材の使用状態説明図
であり、プラスチツク製容器Aに錠剤Bを収納し
た後、緩衝材の基盤部1を容器口部Dから相当の
押圧力をもつて強制的に押込む。その結果広幅舌
片2,2a並びに細幅舌片4,4aを基盤部1と
の連接位置で屈曲させながら容器A内へ嵌入させ
た状態を示している。即ち基盤部1及びその周辺
部は錠剤層の最上面に接触し、一方広幅舌片2,
2aが容器口部Dの内壁に相当の接圧をもつて密
着する結果、緩衝材の位置決めがはかられて輸送
中の錠剤の揺動を防止することができる。又広幅
舌片2,2a及び細幅舌片4,4aが錠剤層と容
器内上部空間を隔離する様に屈曲列設するので、
緩衝材上への錠剤のはね上がりは確実に防止され
る。そして図示する状態の容器Aに蓋体Cを冠着
する。
尚上記実施例に示した緩衝材の押込み手順から
明らかな様に本考案に係る緩衝材は平板状の緩衝
材の基盤部1を容器A内へ向けて押し下げるだけ
で装填することができ、フイルムを丸める等の特
別の準備操作が不要であると共に、装填の為の操
作が極めて単純であるので、製造工程における機
械化にも十分に対応することができる。
[考案の効果] 本考案は以上の様に構成されており、以下要約
する効果を得ることができる。
(1) 可撓性材料シートを所定の平面形状に成形あ
るいは打ち抜いただけの形状であるので、製作
が容易であり、製作コストが安価である。
(2) 錠剤収納容器内への装填に際しては、基盤部
を押し下げるだけでよいので装填操作が簡単で
あり、機械化が容易である。
(3) 装填状態において主として広幅舌片の弾発力
によつて基盤部の位置決めがはかられているの
で基盤部と錠剤層上面の接触が安定的に保持さ
れ輸送中等における錠剤の割れや欠けを確実に
防止することができる。
(4) 装填状態において広幅舌片が容器首部の上端
近傍に位置するので、広幅舌片を把持すること
によつて緩衝材を容易に取り出すことができ、
又細幅舌片が錠剤の巻き込みを防止する為緩衝
材の取出しと一緒に錠剤が引き出されることも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る緩衝材の一例を示す平面
説明図、第2図は本考案緩衝材の使用状態を示す
断面説明図、第3図は本考案の他の実施例を示す
平面説明図である。 1……基盤部、2,2a……広幅舌片、3,3
a……切り込み、4,4a……細幅舌片、5,5
a……切り込み、A……容器、B……錠剤、C…
…蓋体、D……容器口部、E……端縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基盤部を挟んで線対称方向に広幅舌片が突出す
    ると共に、前記広幅舌片突出方向と略直交する方
    向であつて且つ線対称方向に多数の細幅舌片を突
    出させてなり、可撓性材料で形成されてなること
    を特徴とする容器用詰物。
JP8069887U 1987-05-27 1987-05-27 Expired JPH0352700Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8069887U JPH0352700Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8069887U JPH0352700Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

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Publication Number Publication Date
JPS63190082U JPS63190082U (ja) 1988-12-07
JPH0352700Y2 true JPH0352700Y2 (ja) 1991-11-15

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ID=30931742

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