JP2535714Y2 - 食品用容器 - Google Patents

食品用容器

Info

Publication number
JP2535714Y2
JP2535714Y2 JP1986158629U JP15862986U JP2535714Y2 JP 2535714 Y2 JP2535714 Y2 JP 2535714Y2 JP 1986158629 U JP1986158629 U JP 1986158629U JP 15862986 U JP15862986 U JP 15862986U JP 2535714 Y2 JP2535714 Y2 JP 2535714Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
container
container body
film member
shaped film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986158629U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6364683U (ja
Inventor
公 杉澤
優 渋木
今義 今田
保 加守田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
House Foods Corp
Original Assignee
House Foods Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by House Foods Corp filed Critical House Foods Corp
Priority to JP1986158629U priority Critical patent/JP2535714Y2/ja
Publication of JPS6364683U publication Critical patent/JPS6364683U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535714Y2 publication Critical patent/JP2535714Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、クレープ、パイ等の食品に好適に使用でき
る容器であって、食品を収納し、喫食時には極めて簡単
な操作によって収納された食品を取り出して安定に喫食
することができる食品用容器に関する。
(従来の技術) 従来、クレープ、パイ等の食品を収納するための容器
として、袋状又は箱状の容器が使用されている。例えば
ファーストフーズ店等でパイ等を販売する場合にも上記
の形態の容器が使用されているが、これらの容器では顧
客が容器から食品を取り出して喫食する操作が煩雑であ
る。即ち、食品を取り出す操作は手で食品を掴むことに
よって行なわれ、この場合は手が汚れ、また食品と容器
内面との間の摩擦抵抗が大きく食品を大変取り出し難い
等の問題がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上述の如き従来の容器が有する問題に鑑み
なされたもので、クレープ、パイ等の食品を収納し、喫
食時には極めて簡単な操作によって収納された食品を取
り出して安定に喫食することができる食品用容器の提供
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の目的を達成したもので、その要旨
は、一端に開口部を有する袋状又は箱状の可撓性材料か
らなる容器本体と、該容器本体内部に収納した食品の底
部を支持するための食品の支持部を有し、少なくとも一
端を該容器本体外部に露出して容器本体内部に懸架した
帯状フィルム部材とからなり、該容器本体内部に収納し
た食品を該帯状フィルム部材の支持部で支持し、該帯状
フィルム部材を引き出すことにより容器本体の開口部か
ら露出するようになしたことを特徴とする食品用容器で
ある。
以下、本考案の食品用容器について図面に基づいて詳
細に説明する。
第1a図は本考案の容器の一実施例を示す斜視図、第1b
図は、第1図に示す容器の垂直方向の断面図である。
容器本体2は、一端に開口部5を有する袋状又は箱状
のものである。該容器本体2の形状は、図示のテーパー
の付いた袋状の他に、長方形の袋状、円柱状、角柱状等
とすることができる。容器本体2の大きさは、食品4を
収納できるか或いは略収納できる大きさであればよい。
尚、容器本体2は、食品4を略密着して収納できる形
状、大きさで形成することが好ましい。
上記の容器本体2は、可撓性のある材料によって形成
される。また該容器本体2は、保形性があるか或いは比
較的保形性のある材料で形成されることが好ましい。上
記の材料としては、厚紙、段ボール(片段ボールを含
む)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチロール
等の合成樹脂シート、ポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリスチロール等の発泡合成樹脂シート及びこれらのラ
ミネート物等が例示される。容器本体2を上記の材料に
よって形成することによって、容器本体2を持つ力を弱
め、後記の帯状フィルム部材3を引き出して食品4を容
易に容器本体2の開口部5から露出することができる。
また、上記のようにして食品4を露出した状態で容器2
を持つ力を強め、容器本体2を内側に撓めて食品4を保
持し、食品4を安定に喫食することができる。容器本体
2を段ボール、発泡合成樹脂等のシートによって形成す
れば断熱・保温性を得ることができ更に好ましい。尚、
容器本体2は柔軟なフィルム材によって形成することも
できる。また、容器本体2の内面には、耐水・耐油処理
を施すことが好ましい。
帯状フィルム部材3は、帯状のフィルムであれば何れ
のものも限定なく使用できる。帯の幅が均一なものに限
らず、適宜幅を変えたものを使用することもできる。帯
状フィルム部材3は、例えば後記の支持部6が設けられ
る付近を幅広にして形成することができる。帯状フィル
ム部材3の材料としては、例えば各種合成樹脂、金属
箔、紙材、布及びこれらのラミネート物等を挙げること
ができる。これらの中でも、各種合成樹脂、金属箔及び
合成樹脂を表面(即ち容器本体2内面と対向する面)に
ラミネートした紙材等の使用が好ましい。上記の場合に
は、帯状フィルム部材3の容器本体2内部に懸架した場
合に容器本体2内面と対向する面にすべり性が付与され
る。したがって、該帯状フィルム部材3と容器本体2の
内面との間の摩擦抵抗を小さくして、帯状フィルム部材
3を更にスムーズに容器本体2から引き出すことができ
る。
上記の帯状フィルム部材3は、容器本体2内部で食品
4と当接する部分の幅が通常約15mm〜60mmで、かつ食品
4と当接する部分の面積が、該帯状フィルム部材3が設
けられない場合に食品4が容器本体2内面と当接する部
分の面積の約20%以上、好ましくは約35%以上を占める
大きさで形成することが望ましい。これによって、食品
4と容器本体2内面との間の摩擦抵抗を小さくして、帯
状フィルム部材3を容器本体2からスムーズに引き出す
ことができる。
上記の帯状フィルム部材3には、食品4を支持するた
めの支持部6が形成される。第1a図及び第1b図のもので
支持部6は、帯状フィルム部材3に孔を設けることによ
って形成される。支持部6としては、上記のものの他
に、凹部7、尖端を有する突起8、凹凸を有する面9及
び19、切れ込みを有する面29等が例示される(各々第3a
図〜第3e図参照)。該尖端を有する突起8、凹凸を有す
る面19及び切れ込みを有する面29等は、帯状フィルム部
材3の食品4と当接する面に設けられる。上記の支持部
6の内、孔及び凹部7は、これに食品4の下部を挿入す
ることによって食品4を支持し、突起8はこれに食品4
を突き刺すことによって食品4を支持する。また、凹凸
を有する面9及び19、切れ込みを有する面29は、これら
によって食品4のすべりを止めて食品4を支持する。
尚、支持部6としては、例示のものの他に、食品4と帯
状フィルム部材3の食品4と当接する面との間の摩擦抵
抗を大きくする任意の手段を採用することができる。ま
た、これらの支持部6は、帯状フィルム部材3に一体的
に設けることが望ましい。
上記の支持部6は、帯状フィルム部材3の食品4を支
持し得る任意の場所に設けることができる。支持部6
は、例えば第1a図及び第1b図に示すように帯状フィルム
部材3の中央部に設けることができ、或いは帯状フィル
ム部材3の端部(第2a図参照)又は全体(第3d図及び第
3e図参照)に設けることができる。
本考案の食品用容器1は、上記の容器本体2及び帯状
フィルム部材3によって構成される。使用の態様につい
て具体的に述べると、最初容器1は、第1a図及び第1b図
に示すように、容器本体2の内部に、帯状フィルム部材
3をこれに設けられた支持部6で食品4を支持し、かつ
両端部10及び11を容器本体2外部に露出して挿入するこ
とによって構成される。尚、帯状フィルム部材3の端部
12に支持部6が設けられる場合には、容器本体2の内部
に、帯状フィルム部材3を該支持部6で食品4を支持
し、かつ支持部6が設けられた端部12と反対側の端部13
を容器本体2外部に露出して挿入することによって構成
される(この状態は第2a図に示す)。
次に、上記のようにして構成された容器1によって食
品4を喫食する場合は、次のようにして行なう。即ち、
容器本体2を片手で持つとともにその力を弱め、もう一
方の手で帯状フィルム部材3の端部10又は11を矢印方向
14又は15に引き出して食品4を容器本体2の開口部5か
ら露出する。そして、上記の状態で容器2を持つ力を強
め、容器本体2を内側に撓めて食品4を保持しながら食
品4を喫食する(この状態は第1c図に示す)。また、第
2a図に示す容器1では、帯状フィルム部材3の端部13を
引き出し、上記の場合と同様にして食品4を喫食する
(この状態は第2b図に示す)。
(考案の効果) 以上の本考案の食品用容器によれば、該容器本体内部
に収納した食品の底部を支持するための食品の支持部を
有する帯状フィルム部材が、容器本体内部から食品を引
き出すための部材として食品と容器本体との間に介在し
て設けられる。したがって、食品は帯状フィルム部材の
支持部及び容器本体によって確実に支持され、また該帯
状フィルム部材が食品と容器本体内面との間の摩擦抵抗
を減らす役割を果たすため、帯状フィルム部材を引き出
すことによって容器本体内部から食品を確実かつ容易に
引き出すことができる。また、容器本体が可撓性を有す
るため、上記のように食品を引き出した状態で容器本体
を持つ力を強めることにより、食品を保持して安定に喫
食できる。しかも、食品に直接手を触れることがなく手
が汚れない。
本考案の食品用容器は構造が極めて簡単なものである
ために、製造及び使用が容易である点でも優れている。
本考案の食品用容器は、クレープ、パイ、ブリトー等
の比較的保形性がない食品を順次引き出しながら喫食す
るための容器として有効であり、またファーストフーズ
用容器としても有効である。
【図面の簡単な説明】
第1a図〜第1c図は、本考案の食品用容器の一実施例を示
す斜視図及び垂直方向の断面図である。第2a図及び第2b
図は、本考案の食品用容器の別の態様を示す垂直方向の
断面図である。第3a図〜第3e図は、支持部の実施態様を
示す垂直方向の断面図である。 1……食品用容器、2……容器本体、3……帯状フィル
ム部材、4……食品、5……開口部、6……支持部、7
……凹部、8……尖端を有する突起、9、19……凹凸を
有する面、10、11、12、13……端部、29……切れ込みを
有する面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−27809(JP,U) 実開 昭60−81827(JP,U)

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に開口部を有する袋状又は箱状の可撓
    性材料からなる容器本体と、該容器本体内部に収納した
    食品の底部を支持するための食品の支持部を有し、少な
    くとも一端を該容器本体外部に露出して容器本体内部に
    懸架した帯状フィルム部材とからなり、該容器本体内部
    に収納した食品を該帯状フィルム部材の支持部で支持
    し、該帯状フィルム部材を引き出すことにより容器本体
    の開口部から露出するようになしたことを特徴とする食
    品用容器。
  2. 【請求項2】帯状フィルム部材が中央部に食品の支持部
    を有し、両端を容器本体外部に露出して容器本体内部に
    懸架されることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    (1)項記載の食品用容器。
  3. 【請求項3】帯状フィルム部材が合成樹脂、金属箔及び
    合成樹脂を表面にラミネートした紙材からなる群から選
    ばれる一員によって形成されたものであることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第(1)項又は第(2)項
    記載の食品用容器。
  4. 【請求項4】帯状フィルム部材の食品と当接する部分の
    幅が15mm〜60mmであることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項又は第(2)項記載の食品用容器。
  5. 【請求項5】食品の支持部が孔、凹部、尖端を有する突
    起、凹凸を有する面及び切れ込みを有する面からなる群
    から選ばれる一員である実用新案登録請求の範囲第
    (1)項又は第(2)項記載の食品用容器。
JP1986158629U 1986-10-15 1986-10-15 食品用容器 Expired - Lifetime JP2535714Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986158629U JP2535714Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15 食品用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986158629U JP2535714Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15 食品用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6364683U JPS6364683U (ja) 1988-04-28
JP2535714Y2 true JP2535714Y2 (ja) 1997-05-14

Family

ID=31082300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986158629U Expired - Lifetime JP2535714Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15 食品用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535714Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2525388Y2 (ja) * 1989-05-19 1997-02-12 カヤバ工業 株式会社 可変紋り電磁弁
JPH1179157A (ja) * 1997-09-05 1999-03-23 Masatake Hirakawa 包装容器
JP5503462B2 (ja) * 2010-08-27 2014-05-28 積水化成品工業株式会社 食品包装用容器および食品包装体
JP6040377B2 (ja) * 2014-12-27 2016-12-07 山下 末則 引き出し用帯付き袋

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU534724B3 (en) * 1983-11-04 1984-03-08 Gaichime Pty Limited Insert for a food container
JPS6127809U (ja) * 1984-07-26 1986-02-19 大日本印刷株式会社 包装容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6364683U (ja) 1988-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5857615A (en) Container holder
US6602528B1 (en) Food packaging device for multilayer food items in separate layers
JP2535714Y2 (ja) 食品用容器
JPH092447A (ja) 弁当用容器
JP3950072B2 (ja) 家庭用薄葉紙収納箱
JPH0440618Y2 (ja)
JPH0115636Y2 (ja)
JPH075147B2 (ja) 容 器
WO1998035598A1 (en) Food holding apparatus
JPH0338088Y2 (ja)
JP2534657Y2 (ja) 包装箱における商品保持装置
JPH0369669U (ja)
JPH0326151Y2 (ja)
JP2004262498A (ja) 家庭用薄葉紙収納箱
JP3004767U (ja) 液体収納容器
JPH059308Y2 (ja)
JPH0747297Y2 (ja) 組立て式紙製トレ−
JP3014868U (ja) 食品用トレイおよび食品用トレイの底敷きシート
JPH066016Y2 (ja) 皿状容器
JPH057125Y2 (ja)
JPH107179A (ja) 食肉小パック用トレー
AU746275B2 (en) Food packaging
JPH0540150U (ja) ハンバーガー等の食品包装袋
JPH072472Y2 (ja) 容 器
JPS6141580Y2 (ja)