JPH062939Y2 - 卵コンテナ用の卵保護材 - Google Patents

卵コンテナ用の卵保護材

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JPH062939Y2
JPH062939Y2 JP11375590U JP11375590U JPH062939Y2 JP H062939 Y2 JPH062939 Y2 JP H062939Y2 JP 11375590 U JP11375590 U JP 11375590U JP 11375590 U JP11375590 U JP 11375590U JP H062939 Y2 JPH062939 Y2 JP H062939Y2
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JP
Japan
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egg
container
eggs
protective material
recess
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JP11375590U
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JPH0468885U (ja
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正明 大東
達夫 村井
一雄 田島
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、卵(主として鶏卵)の生産業者から卵センタ
ー(GPセンター)への輸送あるいは貯蔵に使用する主
として業務用の卵コンテナにおいて、収容された卵を保
護するための卵保護材に関するものである。
[従来の技術] 一般に、鶏卵は卵コンテナに収容されて生産業者から卵
センターに集卵され、ここで卵コンテナから取出され
て、洗卵、乾燥、サイズ区分され、さらに別のトレーや
パック容器に収納されて小売業者へ輸送されている。
前記の生産業者から卵センターへの業務用の輸送には、
卵を個装できる収容凹部を縦横に並設してなる主として
合成樹脂製の卵コンテナが用いられ、卵を収容した複数
のコンテナを積み重ね状態でケースに入れて輸送され
る。
前記の卵輸送に用いられる業務用の卵コンテナ(1)とし
ては、例えば第5図に示すようなものがある。この卵コ
ンテナ(1)は、卵(a)を1個づつ収容できるように略逆円
錐台状に下方に突出した収容凹部(2)が縦横等間隔の並
列状に形成されている。この収容凹部(2)は、卵センタ
ーでの取出し作業を容易にするために、通常、卵(a)の
半分以上がコンテナ上方に突出する程度の径および深さ
に形成されている。さらに4つの収容凹部(2)の中心点
を結んで生じる正方形の中止に上方に突出する円錐台状
の凸部(3)が配設されている。各収容凹部間の間隔と各
凸部間の間隔とは相等しくそれぞれ基盤目状に並列して
いる。また、一方の対向辺部の側には側端縁側で収容凹
部(2)の1/2を欠いた形態の凹部(4)が配設されてい
る。
これにより、卵コンテナ(1)を上下で相互に90°転回
することにより、上層コンテナ(1)の収容凹部(2)が下層
コンテナ(1)の凸部(3)の上に載って段積みされ、下層コ
ンテナ(1)の収容凹部(2)の真上には上層コンテナ(1)の
凸部(3)が位置して、上下のコンテナ(1)(1)間に4つの
凹部に囲まれた卵収容空間を保有するようになってい
る。
したがって、卵収容状態で各コンテナ(1)を前記のよう
に積み重ねたとき、第6図に示すように下層コンテナ
(1)の収容凹部(2)に収容された卵(a)の大部分が上方に
突出した状態で、上層コンテナ(1)の4つの凹部に囲ま
れた卵収容空間に保持されるものである。
また、実公昭53−9552号公報に開示の卵コンテナ
も、各凹部に卵を収容した状態で積み重ねを可能にする
とともに、この積み重ね状態において、凹部に収容され
た卵の大部分が上層コンテナの凹部によって囲まれた空
間に位置させるようにしている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、生産される卵は、通常、重量35〜75g、
高さ50〜70mmの範囲でそのサイズはかなりのバラつ
きがあるが、生産業者から卵センターへの輸送の際に
は、そのサイズに関係なく卵コンテナに収容されるた
め、前記の卵コンテナによる輸送中あるいは積み下ろし
等の作業中の振動や衝撃によって、収容された卵が、揺
動し、特に小サイズの卵の場合に遊動し易く、上層コン
テナや収容凹部周壁との当接あるいは隣接する卵同士の
衝突によって割れが発生することがあり、従来、この輸
送作業における割損は7%前後にも達している。
本考案は、上記に鑑みてなしたものであり、上記したよ
うな業務用の卵コンテナを用いて卵を輸送する場合にお
いて、各収容凹部に収容される卵の動きを規制して卵の
割れを確実に防止できる卵コンテナ用の卵保護材を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、下方に突出した卵個装用の収容凹部を縦横等
間隔の並列状に形成してなる卵コンテナで、上下で相互
に所要角度転回して重ねることにより、下層コンテナの
収容凹部に収容される卵を上層コンテナの収容凹部間の
空間に位置させるようにした卵コンテナにおいて、収容
された卵を保護する卵保護材であり、柔軟な弾力性のあ
る合成樹脂発泡体のシート状物よりなり、コンテナ平面
にほぼ対応する平面形状で、前記コンテナの収容凹部に
相当する個所に弾力的に拡開可能な装着用孔を設け、コ
ンテナ下面側より各収容凹部に対して押込み装着できる
ようにしたことを特徴とするものである。
[作用] 上記の構成よりなる卵保護材は、卵コンテナの各収容凹
部に卵を収容して、積み重ね状態で輸送するに際し、最
下層のコンテナを除く各コンテナの下面側に装着して使
用するもので、保護材の装着用孔をコンテナ下方に突出
している収容凹部に合致させて押込むようにすれば、合
成樹脂発泡体よりなる保護材の持つ弾力性により装着用
孔が拡開して収容凹部がこの装着用孔に嵌入し、これに
より保護材が収容凹部外周を弾力的に抱持した状態に難
なく装着できる。
こうして各収容凹部に卵を収容したコンテナを、上下で
相互に所要角度転回して方向を変え、下層コンテナの収
容凹部に収容された卵を上層コンテナの収容凹部間の空
間に位置させるように積み重ねると、前記のように上層
コンテナの下面側に装着された保護材が、下層コンテナ
に収容されて上方に突出している卵の上部に当接して、
これらの卵を弾力的に押えることになる。特に保護材は
柔軟な弾力性のある合成樹脂発泡体からなるものである
ため、これに接触する卵を傷つけるおそれがなく、また
卵のサイズに大小があっても、その各サイズに対応する
ように変形し得て各卵を確実にかつ弾力的に押えること
ができる。そのため、輸送その他の取扱い作業中におけ
る個々の卵の揺動や遊動を防止できる。
[実施例] 次に本考案の卵保護材の1実施例を、第5図に示す卵コ
ンテナに使用する場合を例にして図面に基いて説明す
る。
卵コンテナ(1)の主な構成は従来技術で説明したとおり
であるが、収容凹部(2)には、通気の為の切欠等の孔(5)
が設けられる。また任意の個所の収容凹部(2)の下端に
凸起(6)が設けられ、積み重ね時に下層コンテナの凸部
(3)の上端に有する孔(7)に嵌合するようになっている。
第1図〜第3図において、(10)は本考案に係る卵保護材
を示しており、柔軟な弾力性のある合成樹脂発泡体のシ
ート状物よりなり、この保護材(10)が使用される卵コン
テナ(1)の平面に略対応した平面形状(広さ)を有する
ものである。この保護材(10)の前記収容凹部(2)の相当
する縦横の等間隔位置には×状の切込みによる拡開可能
な装着用孔(12)が設けられている。特に図示する実施例
の場合、一方の相対辺部において列をなす凹部(4)との
対応位置にも前記同様の切込みによる装着用孔(14)が設
けられている。これにより前記の装着用孔(12)(14)をコ
ンテナ下面側に突出している収容凹部(2)等の個所に合
致させて押し込むことにより、装着用孔(12)(14)が弾力
的に拡開して装着できるようになっている。
なお、卵コンテナ(1)が凹部(4)を有さない場合には、装
着用孔(14)は不要である。
前記の保護材(10)に使用する合成樹脂発泡体としては、
包装用緩衝材等に多用されている軟質のポリウレタン樹
脂の発泡体、中でも発泡倍率が50〜80倍程度のもの
が、きわめて柔軟な弾力性を有しかつ圧縮性もよいこと
から特に好適に用いられるが、他の柔軟な弾力性を有す
る合成樹脂発泡体を用いることもできる。この保護材(1
0)の厚みは、収容凹部(2)に対する装着位置によっても
異なるが、収容される最小サイズの卵にも当接するよう
に、通常5〜15mm程度の厚みのものが好適に使用され
る。
また前記の装着用孔(12)(14)は、×状(第2図参照)や
+状の切込みのほか、Y字状や一文字状の切込みによる
もの(図示せず)、あるいは第4図(a)〜(c)に例示する
ように、収容凹部(2)や凹部(4)の装着位置の外径より小
さくてかつ弾力的に押し込み装着できる拡開可能な円形
や楕円形あるいは多角形の切欠孔によるもの、あるいは
切欠孔と切込みとの組合せによるもの等、素材のもつ弾
性を利用して拡開可能な種々の形態による実施が可能で
ある。
上記の保護材(10)は、卵コンテナ(1)の各収容凹部(2)に
卵(a)を収容して、積み重ね状態で輸送するに際して使
用するもので、第2図および第3図に示すように、装着
用孔(12)(14)をコンテナ下方に突出している収容凹部
(2)と凹部(4)に合致させて押し込むことにより、装着用
孔(12)(14)が拡開して、収容凹部(2)および凹部(4)がこ
の装着用孔(12)(14)に嵌入し、これにより保護材(10)が
収容凹部(12)等の外周を弾力的に抱持した状態に難なく
装着される。
この状態で、各コンテナ(1)の収容凹部(2)に卵を1個づ
つ収容して、上下で90°づつ方向を変えて重ねるよう
にケース(C)内に順次収納すると、上層コンテナ(1)の収
容凹部(2)が下層コンテナ(1)の凸部(3)の上に載り、下
層コンテナ(1)の収容凹部(2)の真上には上層コンテナ
(1)の凸部(3)が位置して、この収容凹部(2)に収容され
た卵(a)が上層コンテナ(1)の収容凹部(2)間の空間に位
置した状態で積み重ねられる。
この際、第1図に示すように、上層コンテナ(1)の下面
側に装着された保護材(10)が、下層コンテナ(1)に収容
されて上方に突出している卵(a)の上部に当接すること
となり、これにより卵(a)は保護材(10)により弾力的に
押えられる。特に保護材(10)は柔軟な弾力性のある合成
樹脂発泡体からなるものであるため、卵(a)に当接して
も卵(a)を傷つけるおそれがなく、しかも卵サイズに大
小があっても、その各サイズに対応するように変形する
ため、各卵(a)を確実にかつ弾力的に押えることがで
き、また発泡体が滑り難いこともあって、卵を安定よく
保持できる。そのため輸送その他の取扱い作業中におけ
る個々の卵の揺動や遊動を防止でき、卵の割れを防止で
きることになる。
なお、本考案の保護材を使用実施する卵コンテナとして
は、第5図に例示する形態のものに限らず、例えばコン
テナ上面の凸部(3)を省略して、上層コンテナの収容凹
部(2)をコンテナ上面に直接載置して積み重ねるように
したもの、あるいは実公昭53−9552号公報に開示
の卵コンテナのように、上下で180°方向転換して上
記同様に積み重ねるようにしたもの、さらにはこれに箱
状の外壁を構成する側壁を設けたもの等、下方に突出す
る収容凹部を有し、かつ上下で方向変換して重ねること
により、下層コンテナの収容凹部に収容される卵を上層
コンテナの収容凹部間の空間に位置させることができる
卵コンテナであればよく、これに対応するように保護材
を構成して実施できる。
[考案の効果] 上記したように本考案の卵保護材を使用することによ
り、卵を業務用の卵コンテナに収容して積み重ね状態で
の輸送、貯蔵等の取扱いにおいて、収容された卵を弾力
的に押えて安定よく保持し得て、その揺動や遊動を防止
でき、保護材が柔軟な弾力性のある合成樹脂発泡体で緩
衝保護効果に優れていることもあって、卵の割損を確実
に防止でき、その取扱い作業を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す将状態の一部の断面図、
第2図および第3図は保護材を卵コンテナに装着する前
と後の一部の斜視図、第4図(a)〜(c)は装着用孔
の他の例を示す平面図、第5図は珠子コンテナを例示す
る平面図、第6図は同上の卵コンテナによる保護材を使
用しない包装状態を示す断面図である。 (1)…卵コンテナ、(2)…収納凹部、(3)…凸部、(10)…
保護材、(12)(14)…装着用孔、(a)…卵。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下方に突出した卵個装用の収容凹部を縦横
    等間隔の並列状に形成してなる卵コンテナで、上下で相
    互に所要角度転回して重ねることにより、下層コンテナ
    の収容凹部に収容される卵を上層コンテナの収容凹部間
    の空間に位置させるようにした卵コンテナにおいて、収
    容された卵を保護する卵保護材であって、 柔軟な弾力性のある合成樹脂発泡体のシート状物よりな
    り、コンテナ平面にほぼ対応する平面形状で、前記コン
    テナの収容凹部に相当する個所に弾力的に拡開可能な装
    着用孔を設け、コンテナ下面側より各収容凹部に対して
    押込み装着できるようにしたことを特徴とする卵コンテ
    ナ用の卵保護材。
JP11375590U 1990-10-29 1990-10-29 卵コンテナ用の卵保護材 Expired - Lifetime JPH062939Y2 (ja)

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