JP5165512B2 - 果実包装用容器 - Google Patents

果実包装用容器 Download PDF

Info

Publication number
JP5165512B2
JP5165512B2 JP2008231327A JP2008231327A JP5165512B2 JP 5165512 B2 JP5165512 B2 JP 5165512B2 JP 2008231327 A JP2008231327 A JP 2008231327A JP 2008231327 A JP2008231327 A JP 2008231327A JP 5165512 B2 JP5165512 B2 JP 5165512B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
support
rows
buffer
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008231327A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010064760A (ja
Inventor
孝雄 嶋田
秀美 古澤
達郎 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Kasei Co Ltd filed Critical Sekisui Kasei Co Ltd
Priority to JP2008231327A priority Critical patent/JP5165512B2/ja
Publication of JP2010064760A publication Critical patent/JP2010064760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5165512B2 publication Critical patent/JP5165512B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

本発明は、主として苺や枇杷、無花果等の果実を1個ずつ個装状態にして包装するための果実包装用容器に関するものである。
従来より、苺等の果実、中でも進物用等に使用される比較的大粒の苺の包装用容器としては、苺の表面が比較的柔らかくて他物と当接した部分から傷みが生じ易いことから、弾力性を有する柔軟な発泡樹脂シートから成形された緩衝用の第1の容器と、該容器を受支できるように保形性のある合成樹脂シートから成形された支持用の第2の容器とを組み合わせた果実包装用容器が知られている。
例えば、特許文献1(実開昭61−144070号公報)及び特許文献2(実開昭62−3465号公報)には、苺等の果実を個装状態に収納できる複数の収納凹部が形成された柔軟な発泡樹脂シートからなる緩衝用の容器と、前記収納凹部を嵌合して支持する保持用凹部が形成された非発泡の合成樹脂製シートからなる支持用の容器とを組み合わせた衝撃吸収性容器が提案されている。特許文献2の場合、非発泡の合成樹脂シートからなる支持用の容器には果実の上部を覆う蓋体も一体に連設されている。
前記提案のいずれの容器の場合も、柔軟な発泡樹脂シートよりなる緩衝用の容器の収納凹部を、支持用の容器の保持用凹部に嵌合して吊り下げ状態に支持するものであるが、前記支持用の容器が比較的硬質の非発泡の合成樹脂シートよりなるものであって、殆ど緩衝効果を期待できないものであり、そのため、前記緩衝用の容器の収納凹部が前記保持用凹部に嵌合して周側面が接した状態になると、柔軟な発泡樹脂シートの弾力性が抑えられることになり、該収納凹部に収納される苺等の果実の種類によっては、緩衝効果が損なわれる虞がある。また、前記緩衝用の容器の収納凹部と支持用の容器の保持用凹部とが全周にわたって嵌合することで、柔軟な発泡シートの収納凹部の弾力的な動きや膨らみ変形が規制されることになって、収納される果実の形状や大きさのバラつきに対応できない場合がある。
さらに、前記支持用の容器は、前記緩衝用の容器における各収納凹部を、それぞれに対応する保持用凹部に嵌合して支持するものであるため、前記緩衝用の容器と支持用の容器は、一つの組み合わせでしか使用できないものであり、果実の詰め合わせの個数が変化すれば、その個数に応じた前記第1の容器と第2の容器とを共に準備する必要があり、この種の包装用容器のコスト高の一因となっている。
実開昭61−144070号公報 実開昭62−3465号公報
本発明は、前記の問題を解決するためになしたものであり、果実を1個ずつ個装できる緩衝用容器とこれを受ける支持容器との組み合わせからなる果実包装用容器において、収納凹部を有する緩衝用容器を保持する支持容器の構造を工夫して、前記緩衝用容器を安定性よく支持できて、しかも収納凹部の弾力的な膨らみ変形を許容できて、収納される果実の保護を良好になすことができる果実包装用容器を提供するものであり、さらに、1種の支持容器に対して収納凹部の数を異にする少なくとも2種の緩衝用容器を選択的に組み合わせ使用できるようにして、果実包装コストの低減にも寄与できる果実包装用容器を提供するものである。
上記の課題を解決する本発明は、弾力性を有する柔軟な発泡樹脂シートから成形され、果実を一つずつ収納できる収納凹部が複数列に形成されてなる緩衝用容器と、前記緩衝用容器に比して保形性のある発泡樹脂シートから成形され、前記緩衝用容器を受支するトレー形状の支持容器とからなる果実包装用容器であって、前記支持容器は、前記緩衝用容器の周縁部を受ける側壁部を有するとともに、内方部の複数個所に前記緩衝用容器の収納凹部列間における非凹設部分の一部個所を受ける錐体状の突出支持部が形成され、前記緩衝用容器を受支した状態において、前記収納凹部の弾性変形を許容できるように設けられてなることを特徴とする。
この果実包装用容器によれば、その使用において、果実を個装状態に収納する柔軟な発泡樹脂シートからなる緩衝用容器は、保形性のある発泡樹脂シートからなる支持容器により支持される。すなわち、前記緩衝用容器は、その周縁部が前記支持容器の側壁部により受支されるとともに、内方部における収納凹部以外の非凹設部分の複数個所が前記支持容器に有する複数の突出支持部により支持される。
そして、かかる支持状態においては、前記突出支持部が一部的に前記緩衝用容器の収納凹部の外側面に接触するだけであり、該突出支持部が柔軟な前記緩衝用容器の収納凹部の弾力性を抑制したり、素材の弾力性を利用した収納凹部の膨らみ変形等を規制することがなく、該支持容器が発泡樹脂シート製で非発泡の樹脂シートよりも緩衝性を有することもあって、輸送中の振動や衝撃に対して良好な緩衝効果を発揮できる。また、収納される果実の大きさや形状のバラつきにも容易に対応できる。
前記の果実包装用容器における前記緩衝用容器は、収納凹部が各収納凹部列間に非凹設部分を有するとともに、該非凹設部分の一部個所が前記突出支持部に対応位置するように前記各収納凹部が配置形成されてなる容器であり、収納凹部の数を異にする少なくとも2種の容器が、前記支持容器に対して選択的に組み合わせ使用可能であるものが好ましい。
この場合、一種の前記支持容器を果実の詰め合わせの個数の違うものに共通に使用できるため、支持容器の成形上の種別が少なくて済み、該支持容器の成形コストを抑えることができ、緩衝用容器と支持容器とによる果実包装用容器のコスト低減に寄与できる。しかも、いずれの容器の場合も、前記のように、緩衝用容器の内方部の非凹設部分の個所を支持容器に有する突出支持部により受支して、安定性よく保持できる。
また、前記の果実包装用容器において、前記2種の緩衝用容器は、収納凹部が両側3個の列と中央2個の列との縦3列で、両側の列の収納凹部に対し中央の列の収納凹部が位置をずらされて形成された8個詰めの容器と、収納凹部が3個ずつの縦3列で、両側の列の収納凹部に対し中央の列の収納凹部が位置をずらされて形成された9個詰めの容器であるものとすることができる。これにより、1種の支持容器を、8個詰めの緩衝用容器及び9個詰めの緩衝用容器のいずれにも使用できる。
特に、前記8個詰めの容器は、両側の列の収納凹部と中央の列の収納凹部との間に縦横に間隔をおいてつの非凹設部分を有し、前記9個詰めの容器は、両側の列の収納凹部と中央の列の収納凹部との間に縦横に間隔をおいてつの非凹設部分を有するとともに、この4つの非凹設部分の少なくとも一部が、前記8個詰めの容器に対して外形を合わせた状態において該8個詰めの容器の6つの非凹設部分のうち4つの非凹設部分の一部個所と対応位置するように形成され、他方、前記支持容器には、前記8個詰めの容器の前記6つのうち4つの非凹設部分の前記一部個所と対応する個所に突出支持部が設けられてなるものが好ましい。
これにより、8個詰めの緩衝用容器、及び9個詰めの緩衝用容器のいずれも、その内方部が前記支持容器の突出支持部により、4つの非凹設部分の個所で支持でき、柔軟な発泡樹脂シート製の緩衝用容器を各収納凹部を支持容器に当接させずに安定性よく支持することができる。
上記したように、本発明の果実包装用容器は、果実を個装状態に収納する収納凹部を有する柔軟な発泡樹脂シート製の緩衝用容器と、保形性のある発泡樹脂シート性の支持容器とを組み合わせたものにおいて、柔軟な前記緩衝用容器を支持容器により安定性よく支持できて、しかも、果実を収納する収納凹部の弾力性を良好に保持き、かつ輸送中の振動に伴う弾力的な膨らみ変形も許容でき、収納される果実の保護を良好になすことができ、また、果実の大きさや形状のバラつきにも容易に対応できる。
さらに、1種の支持容器に対して収納凹部の数を異にする少なくとも2種の緩衝用容器を選択的に組み合わせ使用できる構成とすることにより、支持容器の成形上の種別が少なくて済み、該支持容器の成形コストを抑えることができ、緩衝用容器と支持容器とによる果実包装用容器のコスト低減に寄与できる。
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の果実包装用容器の実施例を示す緩衝用容器と支持容器とを分離した斜視図、図2は同上の8個詰めの緩衝用容器と支持容器の平面図、図3は8個詰めの緩衝用容器を支持容器に重ねた状態の一部を切り欠いて示す平面図、図4は図3のIV−IV線の断面図、図5は図3のV−V線の断面図、図6は9個詰めの緩衝用容器の斜視図、図7は同緩衝用容器を支持容器に重ねた状態の平面図、図8は図7のVIII−VIII線の断面図である。
本発明の果実包装用容器Aは、弾力性を有する柔軟な軟質の発泡樹脂シートから真空成形等の成形手段により成形され、包装対象の果実Bを一つずつ個装状態に収納できる複数の収納凹部11が複数列に形成されてなる緩衝用容器10と、前記緩衝用容器10に比して保形性のある主として硬質の発泡樹脂シートから成形され、前記緩衝用容器10を外形を合わせて受支するトレー形状の支持容器20とからなる。図示する実施例は、包装対象の果実Bが比較的大粒の苺である場合を示している。
前記緩衝用容器10の各収納凹部11は、収納される果実Bに応じた任意の形状で、大きさ、深さに形成される。例えば、前記果実Bが苺の場合は、平面が苺の形態に対応した変形楕円形状で底部が丸みの有る凹部をなすように凹設されている。
図1〜図5の実施例における緩衝用容器10は、前記収納凹部11が両側3個の列a,aと中央2個の列bとの縦3列で、両側の列a,aの収納凹部11に対し中央の列bの収納凹部11が位置をずらされて所定の間隔で形成された8個詰めの容器10Aであり、各収納凹部列a,b間には、中央の列bの1個又は2個の収納凹部11と両側の列aの2個又は1個の収納凹部11、11との間にある程度の面積を持った非凹設部分12を残して凹設されている。これにより、縦横に間隔をおいて6つの非凹設部分12が形成されている。前記非凹設部分12は、前記各収納凹部11の間隔及び収納凹部列a,b間の間隔によっては連続して形成される場合もある。
前記支持容器20は、外形が前記緩衝用容器10と対応した形状をなし、前記緩衝用容器10の周縁部13を受ける側壁部23を有するとともに、内方部の複数個所に前記緩衝用容器10の収納凹部列a,b間における前記非凹設部分12の一部個所を受ける錐体状の突出支持部22が底面21から上方に突出形成されており、該突出支持部22の頂部22aにより前記一部個所に当接して受支できるように設けられている(図3)。これにより、前記緩衝用容器10を受支した状態において、前記収納凹部11を支持容器20の底面21から浮かせて支持でき、かつ前記収納凹部11との接触を極力少なくできて、該収納凹部11の弾性変形を許容できるようになっている(図4,図5)。
前記突出支持部22の頂部22aは円弧状の丸みがつけられており、前記緩衝用容器10が柔軟な発泡樹脂シート製であることもあって、前記凹設部分12と前記頂部22aとの、成形誤差等による少々の位置ずれを吸収できて、前記のように該凹設部分12の一部個所を受けることができるようになっている。
図の場合、前記緩衝用容器10における前記6つの非凹設部分12の配置に合わせて、支持容器20に緩衝用容器10を組み合わせた状態において前記6つの各非凹設部分12のうちの4つの非凹設部分12の一部個所と対応する位置の4個所に、前記錐体状、好ましくは図のような円錐状の突出支持部22が設けられており、各突出支持部22の頂部22aにより前記非凹設部分12の一部個所を受けるように形成されている。
前記突出支持部22は、緩衝用容器10の収納凹部11の個数によっても異なるが、必ずしも図のように4個所に設ける必要はなく、前記緩衝用容器10の内方部を支持できるものであれば、1個所、好ましくは2個所以上に設けて実施することができる。8個詰めの容器10Aの場合は図のように4個所に設けておくのが、支持状態の安定性の点から好ましい。
符号24は前記支持容器20の一方の短辺側の側壁部23に設けた容器を把持する際の指掛け部であり、符号25は長辺側の側壁部23に設けた補強用の縦リブである。図示していないが、前記底面21にも縦横の少なくとも1方向に延びる補強用の凸部を形成しておくことができる。前記の各突出支持部22は、図のように底面21上でそれぞれ独立して形成しておくほか、錐体状の下部を底面21に形成される凸部により連続させて形成しておくこともできる。
本発明の果実包装用容器Aは、前記支持容器20の突出支持部22の配置を利用して、緩衝用容器10が9個詰めの容器10Bである場合にも、前記と同じ支持容器20と組み合わせ使用できるように設けられている。
例えば、図6〜図8における緩衝用容器10は、前記収納凹部11が3個ずつの縦3列で、両側の列a,aの収納凹部11に対し中央の列bの収納凹部11が位置をずらされて形成された9個詰めの容器10Bであり、中央の列bの2個の収納凹部11と両側の列a,aの2個の収納凹部11、11との間にある程度の面積を持った非凹設部分12を残して凹設されている。これにより、縦横に間隔をおいて4つの非凹設部分12が形成されている。そして、前記のつの非凹設部分12の一部個所が、前記8個詰めの容器10Aに対して外形を合わせた状態において該8個詰めの容器10Aの6つの非凹設部分12のうちの4つの非凹設部分12の前記一部個所と対応位置するように形成されている。
特に、前記8個詰めの容器10Aと前記9個詰めの容器10Bとは、収納凹部11の形状や大きさが若干ことなり、かつ中央の列bの収納凹部11の数が異なることで、非凹設部分12の位置が収納凹部列の方向に若干ずれて形成される場合があるので、このずれを考慮して、例えば、9個詰めの容器10Bの非凹設部分12については、前記8個詰めの容器10Aに対して、変形楕円形の収納凹部11の縦横方向を180°逆向きにして外形を合わせた状態において該8個詰めの容器10Aの6つの非凹設部分12のうちの4つの非凹設部分12の前記一部個所と対応位置するように形成される。
これに対し、前記支持容器10における突出支持部22は、前記8個詰めの容器10Aの6つの非凹設部分12のうちの4つの非凹設部分12の前記一部個所を受けるように形成されているので、前記9個詰めの容器10Bについても、該突出支持部22の頂部22aにより前記非凹設部分12の一部個所を受支できる(図7、図8)。すなわち、前記支持容器20は、前記8個詰めと9個詰めの2種の容器10A,10Bに使用できるようになっている。言い換えれば、前記8個詰めと9個詰めの2種の容器10A,10Bは、それぞれ同一形状をなす前記支持容器20に対して選択的に組み合わせ使用できるようになっている。
なお、前記8個詰めと9個詰めの2種の容器10A,10B以外の収納凹部11の数を異にする緩衝用容器についても、前記同様に、複数列の収納凹部列間に形成される非凹設部分12の少なくとも一部が、前記支持容器20の突出支持部22の頂部22aに対応位置するものであれば、前記同様に同一の支持容器20と組み合わせ使用できることになる。
上記の緩衝用容器10に使用する柔軟な発泡樹脂シートとしては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、及びオレフィンを主体とする共重合体等のポリオレフィン系樹脂その他の軟質の合成樹脂の発泡シートが用いられる。中でも、柔軟性があって靱性もあるポリエチレン系樹脂の発泡シートが好適に用いられる。ポリエチレン系樹脂の発泡シートの場合、包装対象の果実の種類や収納する個数によっても異なるが、通常、発泡倍率15〜50倍、厚み0.5〜5mmのものが用いられる。
また、前記支持容器20に使用する保形性のよい発泡樹脂シートとしては、ポリスチレン及びスチレンを主体とする共重合体等のポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂等の硬質の合成樹脂の発泡シートが用いられる。中でも、成形性がよくて保形性もよいポリスチレン系樹脂の発泡シートが好適に用いられる。ポリスチレン系樹脂の発泡シートの場合、通常、発泡倍率5〜25倍、厚み0.5〜5mmのものが用いられる。
上記した実施例の果実包装用容器Aによれば、大粒の苺等の果実Bを包装するのに使用するもので、この使用において、収納凹部11を有する柔軟な発泡樹脂シートからなる緩衝用容器10は、例えば8個詰めの容器10Aと9個詰めの容器10Bのいずれかの容器を、果実Bの詰め合わせ個数に応じて選択して、保形性のある発泡樹脂シートからなる支持容器20により支持するように組み合わせ使用する。
すなわち、前記緩衝用容器10は、8個詰めの容器10A及び9個詰めの容器10Bのいずれの場合にも、その周縁部13が前記支持容器20の側壁部23により受支されるとともに、内方部における収納凹部11以外の非凹設部分12の複数個所が前記支持容器20に有する複数の突出支持部22により支持されて、前記収納凹部11が支持容器20の底面21から浮いた状態に保持される(図3〜5、及び図7,8)。
この支持状態においては、前記突出支持部22が一部的に前記緩衝用容器10の収納凹部11の外側面に接触するだけであり、前記突出支持部22が柔軟な前記緩衝用容器10の収納凹部11の弾力性を抑制したり、素材の弾力性を利用した収納凹部11の膨らみ変形等を規制することがない。そのため、前記支持容器20が発泡樹脂シート製で非発泡の樹脂シートよりも緩衝性を有することもあって、輸送中の振動や衝撃に対して良好な緩衝効果を発揮できる。また、収納される果実の大きさや形状のバラつきにも容易に対応できる。
また、一種の支持容器20に対して、緩衝用容器10として8個詰めの容器10A及び9個詰めの容器10B等の2種以上の容器の一種を選択的に使用できて、一種の前記支持容器20を詰め合わせの個数の違うものに共通に使用できるため、詰め合わせ個数毎に戸別に成形された支持容器を準備する必要がなく、支持容器の種別を少なくでき、製造上において支持容器10の成形金型の種別も少なくて済み、成形コストを抑えることができ、ひいては緩衝用容器10と支持容器20との組み合わせによる果実包装用容器Aのコスト低減に寄与できる。
本発明の果実包装用容器は、苺や枇杷、無花果等の果実を1個ずつ個装状態にして包装するための果実包装用容器に好適に使用できる。
本発明の果実包装用容器の実施例を示す緩衝用容器と支持容器とを分離した斜視図である。 同上の8個詰めの緩衝用容器と支持容器の平面図である。 8個詰めの緩衝用容器を支持容器に重ねた状態の一部を切り欠いて示す平面図である。 図3のIV−IV線の断面図である。 図3のV−V線の断面図である。 9個詰めの緩衝用容器の斜視図である。 同緩衝用容器を支持容器に重ねた状態の平面図である。 図7のVIII−VIII線の断面図である。
符号の説明
A…果実包装用容器、B…果実、a,b…収納凹部の列、10…緩衝用容器、10A…8個詰めの容器、10B…9個詰めの容器、11…収納凹部、12…非凹設部分、13…周縁部、20…支持容器、21…底面、22…突出支持部、23…側壁部、24…指掛け部、25…縦リブ。

Claims (4)

  1. 弾力性を有する柔軟な発泡樹脂シートから成形され、果実を一つずつ収納できる収納凹部が複数列に形成されてなる緩衝用容器と、前記緩衝用容器に比して保形性のある発泡樹脂シートから成形され、前記緩衝用容器を受支するトレー形状の支持容器とからなる果実包装用容器であって、
    前記支持容器は、前記緩衝用容器の周縁部を受ける側壁部を有するとともに、内方部の複数個所に前記緩衝用容器の収納凹部列間における非凹設部分の一部個所を受ける錐体状の突出支持部が形成され、前記緩衝用容器を受支した状態において、前記収納凹部の弾性変形を許容できるように設けられてなることを特徴とする果実包装用容器。
  2. 前記緩衝用容器は、収納凹部が各収納凹部列間に非凹設部分を有するとともに、該非凹設部分の一部個所が前記突出支持部に対応位置するように前記各収納凹部が配置形成されてなる容器であり、収納凹部の数を異にする少なくとも2種の容器が、前記支持容器に対して選択的に組み合わせ使用可能である請求項1に記載の果実包装用容器。
  3. 前記2種の緩衝用容器は、収納凹部が両側3個の列と中央2個の列との縦3列で、両側の列の収納凹部に対し中央の列の収納凹部が位置をずらされて形成された8個詰めの容器と、収納凹部が3個ずつの縦3列で、両側の列の収納凹部に対し中央の列の収納凹部が位置をずらされて形成された9個詰めの容器である請求項2に記載の果実包装用容器。
  4. 前記8個詰めの容器は、両側の列の収納凹部と中央の列の収納凹部との間に縦横に間隔をおいてつの非凹設部分を有し、前記9個詰めの容器は、両側の列の収納凹部と中央の列の収納凹部との間に縦横に間隔をおいてつの非凹設部分を有するとともに、この4つの非凹設部分の少なくとも一部が、前記8個詰めの容器に対して外形を合わせた状態において該8個詰めの容器の6つの非凹設部分のうち4つの非凹設部分の一部個所と対応位置するように形成され、他方、前記支持容器には、前記8個詰めの容器の前記6つのうち4つの非凹設部分の前記一部個所と対応する個所に突出支持部が設けられてなる請求項3に記載の果実包装用容器。
JP2008231327A 2008-09-09 2008-09-09 果実包装用容器 Active JP5165512B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008231327A JP5165512B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 果実包装用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008231327A JP5165512B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 果実包装用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010064760A JP2010064760A (ja) 2010-03-25
JP5165512B2 true JP5165512B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=42190697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008231327A Active JP5165512B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 果実包装用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5165512B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109094994A (zh) * 2018-07-05 2018-12-28 江南大学 用于易损水果减振防护包装的仿形托盘及其加工方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5913488U (ja) * 1982-07-19 1984-01-27 積水化成品工業株式会社 果物二段積み用収納器
JPH0348070Y2 (ja) * 1984-10-23 1991-10-14
JPH0312700Y2 (ja) * 1985-02-26 1991-03-25
JPH0231369Y2 (ja) * 1985-07-24 1990-08-24
JP3096750B2 (ja) * 1993-07-12 2000-10-10 積水化成品工業株式会社 果実用トレー
JP2975945B2 (ja) * 1993-10-29 1999-11-10 積水化成品工業株式会社 果実用トレー
JP2008081195A (ja) * 2006-09-29 2008-04-10 Oishi Sangyo Kk 果実収容トレー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010064760A (ja) 2010-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5840183B2 (ja) 集合包装容器
JP2006273333A (ja) 梱包用トレー
CN106315024A (zh) 一种小尺寸液晶面板用的托盘及包装箱组件
JP2007161309A (ja) 果実用トレー
JP5225792B2 (ja) 果実包装用容器
JP5165623B2 (ja) 緩衝包装材
JP5165512B2 (ja) 果実包装用容器
JP3224346U (ja) 活貝類用トレーおよびこれを備えた梱包体
JP2011006147A (ja) 果実用トレー
JP6314031B2 (ja) 容器用緩衝材及びそれを用いた梱包方法
JP5053753B2 (ja) 梱包用緩衝部材
JP2018107216A (ja) 緩衝材
JP3204455U (ja) 集合包装容器
JP5946352B2 (ja) 梱包用緩衝材およびそれと外装箱との組み合わせからなる梱包資材
JP3119601U (ja) 包装容器
JP3181309U (ja) 果実用トレー
JP6758123B2 (ja) 集合包装容器
JP3161490U (ja) 梱包箱用緩衝材
JP4007838B2 (ja) 包装材
JP6738633B2 (ja) 集合包装容器及びその積層体
JPH07125782A (ja) 果実用トレー
JP5465631B2 (ja) 果実用トレー
JP3198004U (ja) 果実包装用容器
JP5465632B2 (ja) 果実用包装材
JP5980716B2 (ja) 梱包体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5165512

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150