JP2008081195A - 果実収容トレー - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明はパルプモウルド等によるトレーを用い、その上に薄いフラットシートを突起部材で押圧するのみで上下層を簡便に貼着により製造し、かつ薄く柔軟で柔らかい果実の形に順応し易いパルプモウルド等との複合トレーを簡便に得ることを目的とする。
【解決手段】 果実類収容定形凹部1を縦横に整然と成形してなるトレーの上面に柔軟薄シート3を重ね、上記定形凹部1に対応する下向凸部4を有する突起部材5により、上記薄シート3を圧下し、圧下した上記シート3の下面と上記定形凹部1の底面との間に空間sを介在させ、その状態で上記定形凹部1,1間の境界上向突部6と、これに接する上記シート3とを一体に貼着7し各定形凹部1内に上記シート3による不定形柔軟凹部3’を形成してなる果実収容トレー。
【選択図】図1
【解決手段】 果実類収容定形凹部1を縦横に整然と成形してなるトレーの上面に柔軟薄シート3を重ね、上記定形凹部1に対応する下向凸部4を有する突起部材5により、上記薄シート3を圧下し、圧下した上記シート3の下面と上記定形凹部1の底面との間に空間sを介在させ、その状態で上記定形凹部1,1間の境界上向突部6と、これに接する上記シート3とを一体に貼着7し各定形凹部1内に上記シート3による不定形柔軟凹部3’を形成してなる果実収容トレー。
【選択図】図1
Description
本発明はいちご等の比較的損傷し易い果実を安全に搬送するための果実収容トレーに関するものである。
従来、ぶどう、いちご又はさくらんぼ等の果実を紙製の函体内に収容するに当り、上記果実を函体内にフィルムシートでハンモック状に吊り下げることによって硬い函体に上記果実が衝接しないようにし、果実に擦過傷を与えないように保護した(例えば特許文献1)。
又防水性樹脂層上に連通気泡構造のポリウレタンホーム層を設けた2層トレー体に複数個の収納凹部を設け、これらの凹部では上記ポリウレタンホーム層を若干浮き上がらせて両層間に空間を介在し、ポリウレタンホーム層上に支持した果実(桃)の傷つきを無くした(例えば特許文献2)。
又トレーの凹部内に宙吊り状に果実を収容し、収容果実を保護した(例えば特許文献3、4、5)。
ところが上記従来の技術では、収容凹部を有する硬いトレーと、該凹部に空間を介して重ねる柔軟な上層トレーとの2重構造よりなり、上下層トレーにそれぞれ単独の金型を必要とし、成形後上下層トレーを重合するものであって、ポリウレタンホームやポリスチレンホーム等の高分子材料を必要とし、製造工程が2系列に亘り、複雑化し、安価に供給し難いという問題があった。
本発明はパルプモウルド等によるトレーを用い、その上に薄い平面状シートを重ね押型で押圧するのみで上下層を簡便に貼着により製造し、かつ薄く柔軟で柔らかい果実の形に順応し易いパルプモウルド等との複合トレーを簡便に得ることを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は
第1に、果実類収容定形凹部を縦横に整然と成形してなるトレーの上面に平面状の柔軟薄シートを宛がい、上記定形凹部に対応する下向凸部を有する突起部材を以って上記薄シートを圧下することにより、圧下した上記シートの下面と上記定形凹部の底面との間に空間部を形成し、その状態で上記トレーの定形凹部間の境界上向突部と、これに接する上記シートとを両者の接触部分において貼着することにより、各定形凹部内に上記シートによる不定形柔軟凹部を形成してなる果実収容トレーにより構成される。
第1に、果実類収容定形凹部を縦横に整然と成形してなるトレーの上面に平面状の柔軟薄シートを宛がい、上記定形凹部に対応する下向凸部を有する突起部材を以って上記薄シートを圧下することにより、圧下した上記シートの下面と上記定形凹部の底面との間に空間部を形成し、その状態で上記トレーの定形凹部間の境界上向突部と、これに接する上記シートとを両者の接触部分において貼着することにより、各定形凹部内に上記シートによる不定形柔軟凹部を形成してなる果実収容トレーにより構成される。
第2に、上記薄シートが合成樹脂製フィルム又は不織布である上記第1記載の果実収容トレーにより構成される。
第3に、上記薄シートの外縁を上記トレーの外縁から該トレーの下面に折返し、折返し部を上記トレーの下面に貼着した上記第1又は2に記載の果実収容トレーにより構成される。
従って、硬い上記パルプモウルドの上面に平たい柔軟薄シートを平坦に重ねパルプモウルドの整然並列複数の凹部に向って突起部材を下降し、パルプモウルドの定形凹部と突起部材との間に空間を介在し、その状態でパルプモウルドトレーの隣接凹部間の境界上向突部と上記薄シートの裏面とを予め塗布した接着剤や粘着剤、或は熱溶着等の手段を以って該シートと上記パルプモウルドトレーを貼着する。
薄シートの外縁はパルプモウルドトレーの外縁から下面に折畳み、該下面に貼着する。
本発明は上述のように構成したので、柔軟薄シートによっていちごその他傷つき易い果実であってもシートといちごとが凹部において擦れるおそれがなく安全に包装・輸送を行い得る。
また、直接果実を支持する上記柔軟薄シートを別系統で成型加工する必要がなく、パルプモウルド等のトレー上に平担に配置した状態でスタンプ圧下により容易に上記トレーに貼着し得る効果がある。
横3列、縦4列に凹設した12個の果実類収容定形凹部1を整然と形成したパルプモウルドによる長方形乾燥トレー2を形成する(図2、図3)。
上記凹部1は図3(イ)に示すように平面卵形であっていちごを各凹部1に収容することになる。
製造に際しては上記トレーの上部に柔軟な薄シート3を宛がう(図2、図4)。この薄シートは、合成樹脂フィルム又は不織布等が適しているが、合成樹脂フィルムの場合は、通気性のあるポリエチレンフィルム、ウレタンフィルム等が好ましい。
又図5以下に示すように長方形トレー2の底板に境界上面突部6を並設することによって横3列、縦4列に果実類収容定形凹部1を整然と形成したパルプモウルドによる長方形乾燥トレー2を形成する(図5、図6、図7、図8)。
これらのトレー2はパルプモウルドに代えて、硬化合成樹脂や発泡ポリウレタン又は発泡スチレン等でも可能であるが、通気性がある点でパルプモウルドが好ましい。上記トレー2の上面に柔軟な薄いシート3を載置する。図2、図4(イ)、図8(イ)、図9(イ)にその状態を示す。
その後、図9(ロ)に示すように下向凸部4を有する型(突起部材)5を上記定型凹部1内に下降挿入する。
その状態では定型凹部1,1の隣接境界突部6の上面に予め塗布した接着剤又は粘着剤に上記薄いシート3の裏面が上記型5に形成した下向小突起4’によって圧着して上記境界上面突部6の上面に上記薄シート3の裏面が接着又は粘着により貼着し、かつ図9(ロ)、図4(ロ)に示すように定型凹部1に対応する下向凸部4よりなる型5が定型凹部1内に進入し、下向凸部4の下面の上記シート3と上記定型凹部1の底面との間に空間sを介在させる。尚、上記薄シート3と上記境界上面突部6は、熱溶着により接着しても良い。図1において、薄シート3とトレーとの接着部分を符号7で示す。
このように定型凹部1内に上記型5によって圧入した上記薄シート3には皺3”ができ、収容いちご等の果実8の形に順応して該果実8を保持することができる。
上記薄シート3の外縁は図1、図5及び図4(ロ)に示すように上記トレー2の外縁から該トレー2の下面に折返し、折返し部3aを該トレー2の下面に接着剤又は粘着剤等で一体に点状に貼着する(図1、図4(ロ)、図5)。
本発明の果実収容トレーは、上述のように、薄シート3とトレーの境界上面突部6とは点状に狭い範囲で接着しているのみである。即ち、図1、図5に示すように、薄シート3とトレー2は、境界上面突部6において点状に接着されているのみであるから、薄シート3は定型凹部1間の境界壁の部分においては、トレー2と何等接着されていない。このため、薄シート3は、定型凹部1及び境界壁上において柔軟に動くことができ、これにより、薄シート3が収容果実の形に良くフィットすることができ、収容果実の形状によらず、安全に果実を搬送することができる。
尚、上記果実収容トレー2は、パルプモウルド製が好ましい。これは、通気性の点で優れているからであり、上記薄シート3としての通気性のあるフィルムを用いることにより、トレー全体として通気性を損なうことなく運搬し得る果実収容トレーを実現し得る。
本発明では図1、図5に示すように上記トレー2の上面を柔軟シート3で被覆し、かつ皺3”を生じて上記定形凹部1を上記空間sを介して果実8を該凹部1内に振動の影響を受けることなく垂下状に支持し得て安全輸送を行い得るばかりでなく、上記柔軟薄シート3に予め成型加工を施す必要がなく容易に製造し得るものである。
1 果実類収容型凹部
2 トレー
3 柔軟薄シート
3’ 不定形柔軟凹部
4 下向凸部
4’ 下向小突起
5 型
s 空間
6 境界上面突部
7 貼着部
2 トレー
3 柔軟薄シート
3’ 不定形柔軟凹部
4 下向凸部
4’ 下向小突起
5 型
s 空間
6 境界上面突部
7 貼着部
Claims (3)
- 果実類収容定形凹部を縦横に整然と成形してなるトレーの上面に平面状の柔軟薄シートを宛がい、
上記定形凹部に対応する下向凸部を有する突起部材を以って上記薄シートを圧下することにより、圧下した上記シートの下面と上記定形凹部の底面との間に空間部を形成し、
その状態で上記トレーの定形凹部間の境界上向突部と、これに接する上記シートとを両者の接触部分において貼着することにより、各定形凹部内に上記シートによる不定形柔軟凹部を形成してなる果実収容トレー。 - 上記薄シートが合成樹脂製フィルム又は不織布である請求項1記載の果実収容トレー。
- 上記薄シートの外縁を上記トレーの外縁から該トレーの下面に折返し、折返し部を上記トレーの下面に貼着した請求項1又は2に記載の果実収容トレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006266246A JP2008081195A (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 果実収容トレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006266246A JP2008081195A (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 果実収容トレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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Country Status (1)
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010064760A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Sekisui Plastics Co Ltd | 果実包装用容器 |
JP2011168299A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Oishi Sangyo Kk | 果実収納トレー |
JP2012250441A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Toyo Aluminum Ekco Products Kk | パルプモールド構造体 |
JP2013001413A (ja) * | 2011-06-15 | 2013-01-07 | Oishi Sangyo Kk | 果実等の物品の収納容器 |
WO2014065088A1 (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-01 | Saito Kotaro | いちご収納トレー |
CN109094994A (zh) * | 2018-07-05 | 2018-12-28 | 江南大学 | 用于易损水果减振防护包装的仿形托盘及其加工方法 |
-
2006
- 2006-09-29 JP JP2006266246A patent/JP2008081195A/ja active Pending
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JP2014084135A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Kotaro Saito | いちご収納トレー |
CN109094994A (zh) * | 2018-07-05 | 2018-12-28 | 江南大学 | 用于易损水果减振防护包装的仿形托盘及其加工方法 |
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