JPH1035757A - 包装用物品保持具 - Google Patents

包装用物品保持具

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JPH1035757A
JPH1035757A JP8209105A JP20910596A JPH1035757A JP H1035757 A JPH1035757 A JP H1035757A JP 8209105 A JP8209105 A JP 8209105A JP 20910596 A JP20910596 A JP 20910596A JP H1035757 A JPH1035757 A JP H1035757A
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JP
Japan
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article
parts
upper flange
wall surface
flange
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Application number
JP8209105A
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English (en)
Inventor
Shigetaka Ikeguchi
茂高 池口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IKEGUCHI KOGYO KK
Original Assignee
IKEGUCHI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メロンやすいかあるいはボール型電球等の大
型物品についても、十分な物品保持性および緩衝性を有
する発泡合成樹脂シートからなる包装用物品保持具の構
造を提供する。 【解決手段】 略正方形状の外周縁12を有する上部フラ
ンジ11と該上部フランジ11の内側に略半球状凹部からな
る物品収容部20を有する発泡合成樹脂シート状物の成形
体よりなり、前記上部フランジ11はその外周縁12と物品
収容部20の略円形状上端縁21との間の4つのコーナー部
C1,C2,C3,C4においてそれぞれ平面視略三角形状
の上側へ突出する上部膨出部15として構成されており、
前記物品収容部20の内壁面20Aの上部には前記各上部膨
出部15と連続して内方に突出する側部膨出部23がそれぞ
れ形成されており、前記各側部膨出部23の間には下部へ
延びる4つの凹溝部25がそれぞれ形成されており、かつ
該凹溝部25は底部20C近傍において形成された4つの凹
陥部27に連設されているとともに、該4つの凹陥部27は
物品収容部20の外壁面20B側で脚部29として形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,被包装物品とと
もにダンボール箱等の外箱内に収容される包装用の物品
保持具に関し、特には比較的大型の物品のための保持具
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば桃やトマト等の果実を包装し移送
するために、多数の収容凹部を形成した発泡ないしは非
発泡合成樹脂シートの成形品あるいはパルプモールド品
が知られている。これらは、通常トレー(皿)形状を有
して、前記果実等を凹部に載置した後、段ボールやプラ
スチック箱の外箱内に一段または複数段積み重ねて収容
される。このようなトレー状の包装用物品保持具は比較
的小型の物品を多数包装するのに適している。
【0003】しかしながら、例えば直径100mm以上
のメロンやすいか(小玉)あるいはボール型電球等の大
型物品については、シート状物の成形品よりなる包装用
物品保持具が使用されることはなかった。これは、これ
らの大型物品はその大きさおよび重量からシート状物の
成形品では十分な物品保持性および緩衝性が得られなか
ったからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、特
に、上のメロンやすいか(小玉)あるいはボール型電球
等の大型物品についても、十分な物品保持性および緩衝
性を有する発泡合成樹脂シートからなる包装用物品保持
具の構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、略
正方形状の外周縁を有する上部フランジと該上部フラン
ジの内側に略半球状凹部からなる物品収容部を有する発
泡合成樹脂シート状物の成形体よりなり、前記上部フラ
ンジはその外周縁と物品収容部の略円形状上端縁との間
の4つのコーナー部においてそれぞれ平面視略三角形状
の上側へ突出する上部膨出部として構成されており、前
記物品収容部の内壁面の上部には前記各上部膨出部と連
続して内方に突出する側部膨出部がそれぞれ形成されて
おり、前記各側部膨出部の間には下部へ延びる4つの凹
溝部がそれぞれ形成されており、かつ該凹溝部は底部近
傍において形成された4つの凹陥部に連設されていると
ともに、該4つの凹陥部は物品収容部の外壁面側で脚部
を形成していることを特徴とする包装用物品保持具に係
る。
【0006】なお、請求項2の発明は、請求項1の物品
収容部がその上部フランジを介して複数連接されてなる
包装用物品保持具に係る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の包装用物品保持具
の一実施例を示す斜視図、図2は図1の2−2線におけ
る断面図、図3はこの発明の包装用物品保持具を外箱に
収容した状態の断面図、図4は物品収容部が上部フラン
ジを介して複数連接された例を示す概略平面図である。
【0008】図1に示すように、この発明の包装用物品
保持具10は、略正方形状の外周縁12を有する上部フ
ランジ11とその内側に略半球状凹部の物品収容部20
を有する発泡合成樹脂シート状物の成形体よりなる。実
施例の保持具10は発泡スチロール樹脂シートを真空成
形(プラグアシスト)によって成形したものである。
【0009】この包装用物品保持具10は、前記したよ
うに、比較的大型の物品、例えば、直径100ないし2
00mm程度の大きさのメロンやすいかあるいはボール
型電球等を包装するために使用されるもので、通常、図
3に示すように、物品Bを物品収容部20に収容して、
板紙等の外箱(化粧箱)C内に収納して使用されるもの
である。従って、上部フランジ11は外箱C内にきっち
りと収まるようにその外周縁12が略正方形状に形成さ
れている。
【0010】図1および図2から理解されるように、上
部フランジ11は、その外周縁12と物品収容部20の
略円形状上端縁21との間の4つのコーナー部C1,C
2,C3,C4において、それぞれ平面視略三角形状の
上側へ突出する上部膨出部15として構成されている。
そして、この4つのコーナー部C1,C2,C3,C4
における上部膨出部15は物品収容部20の内壁面20
A上部に形成された内方に突出する側部膨出部23にそ
れぞれ連続している。
【0011】この上部フランジ11の4つのコーナー部
C1,C2,C3,C4における上側に突出する上部膨
出部15およびこれと連続するように物品収容部20の
内壁面20A上部に形成された内方に突出する側部膨出
部23は、その膨出形状によって、被包装物品Bを物品
収容部20に収容した際にその外径部(赤道)に密接保
持して、当該物品の主として側部を弾性固定し、また適
度なクッション性によって振動、衝撃を吸収する。すな
わち、上部膨出部15が側部膨出部23と連接して形成
されていることにより、被包装物品Bに対する側部膨出
部23の圧接が上部膨出部15の弾性変形と同時に生ず
るので、物品収容部におけるより大きな変形が可能とな
り、大型物品に対しても確実な物品保持性および緩衝性
が得られるのである。
【0012】さらにこの物品保持性および緩衝性は次の
構成によって高められる。図1または図2からわかるよ
うに、物品収容部20の前記各側部膨出部23,23,
23,23の間には下部へ延びる4つの凹溝部25,2
5,25,25がそれぞれ形成されており、かつ該各凹
溝部25は底部20C近傍において形成された4つの凹
陥部27,27,27,27に連設されている。そし
て、この4つの凹陥部27,27,27,27は外壁面
20B側で物品収容部20の脚部29,29,29,2
9を形成している。
【0013】凹溝部25は、前記側部膨出部23と相ま
って物品収容部20の壁面方向の伸縮性に寄与する。こ
の凹溝部25は略円形状上端縁21から下部に向かって
延びていて、下方に向かうに連れて溝が深くなり、凹陥
部27へと繋がる。これらの凹溝部25および凹陥部2
7は当該物品収容部20に収容された物品の主として下
部を弾性固定し、また適度なクッション性によって振
動、衝撃を吸収する。のみならず、物品と物品収容部内
壁面20Aとの密着を防止し、適度な余裕による緩衝性
に寄与する。特に、果実等にあっては、包装時における
通気性を確保することができる。また、万一、水分等が
ある場合には、該凹溝25または凹陥部27内に水が流
れ込むので、非包装物品への水分の付着を極力抑えるこ
とができる。
【0014】凹陥部27は底部20C付近の4箇所で形
成され、物品収容部20の外壁面20B側において4つ
の脚部29を形成する。この脚部29によって、物品収
容部20ひいては物品保持具10全体が安定して載置ま
たは外箱内に配置されることが可能となる。
【0015】図4は上記した物品保持具10が複数連設
されてなるものを示す。これらは、上記した物品収容部
20が上部フランジ外周縁12を介して複数連接されて
なるもので、符号50は2つ連設、51は3つ連設、5
2は6つ連設の各タイプを示す。なお、この発明の物品
保持具10は、1枚の大判のシート状物によって、例え
ば図4の連設タイプのように4個ないし8個等の多数連
設した状態で成形し、これを上部フランジ11よりその
外周縁12が略正方形となるように切り分けて得られる
ものである。
【0016】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
包装用物品保持具にあっては、まず、上部フランジ11
の外周縁12が略正方形状に形成されているものである
から、図3のように外箱C内にきっちりと収まる。ま
た、この上部フランジ11の4つのコーナー部C1,C
2,C3,C4に上側に突出する上部膨出部15および
これと連続するように物品収容部20の内壁面20A上
部に内方に突出する側部膨出部23を形成したことによ
って、物品収容部20に収容された被包装物品Bの主と
して側部を弾性固定し、また適度なクッション性によっ
て振動、衝撃を吸収する。特に、上部膨出部15と連続
して側部膨出部23を形成したものであるから、物品に
対する側部膨出部23の圧接が上部膨出部15の弾性変
形と同時に生ずることによって、物品収容部におけるよ
り大きな変形が可能となり、大型物品に対しても確実な
物品保持性および緩衝性が得られる。
【0017】さらに、物品収容部20の側部膨出部23
の間には下部へ延びる4つの凹溝部25がそれぞれ形成
されており、かつ該各凹溝部25は底部20C近傍にお
いて形成された4つの凹陥部27に連設されているもの
であるから、前記側部膨出部23と相まって物品収容部
20の壁面方向の伸縮性に寄与し、当該物品収容部20
に収容された物品の主として下部を弾性固定し、また適
度なクッション性によって振動、衝撃を吸収する。
【0018】のみならず、物品と物品収容部内壁面20
Aとの密着を防止し、適度な余裕による緩衝性に寄与
し、殊に、果実等にあっては、包装時における通気性を
確保することができ、万一、水分等がある場合には、該
凹溝25または凹陥部27内に水が流れ込むので、非包
装物品への水分の付着が極力抑えられる。さらにまた、
凹陥部27は底部20Cの外壁面20B側において4つ
の脚部29を形成し、この脚部29によって、物品収容
部20ひいては物品保持具10全体が安定して載置また
は外箱内に配置されることができる。このように、この
発明の物品保持具は、特に、メロンやすいかあるいはボ
ール型電球等の大型物品についても、十分な物品保持性
および緩衝性を有する発泡合成樹脂シートからなる包装
用物品保持具を提供することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の包装用物品保持具の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】図1の2−2線における断面図である。
【図3】この発明の包装用物品保持具を外箱に収容した
状態の断面図である。
【図4】物品収容部が上部フランジを介して複数連接さ
れた例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
10 包装用物品保持具 11 上部フランジ 12 外周縁 15 上部膨出部 20 物品収容部 20A 内壁面 20B 外壁面 20C 底部 21 上端縁 23 側部膨出部 25 凹溝部 27(29) 凹陥部(脚部) C1,C2,C3,C4 コーナー部 B 被包装物 C 外箱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略正方形状の外周縁を有する上部フラン
    ジと該上部フランジの内側に略半球状凹部からなる物品
    収容部を有する発泡合成樹脂シート状物の成形体よりな
    り、 前記上部フランジはその外周縁と物品収容部の略円形状
    上端縁との間の4つのコーナー部においてそれぞれ平面
    視略三角形状の上側へ突出する上部膨出部として構成さ
    れており、 前記物品収容部の内壁面の上部には前記各上部膨出部と
    連続して内方に突出する側部膨出部がそれぞれ形成され
    ており、前記各側部膨出部の間には下部へ延びる4つの
    凹溝部がそれぞれ形成されており、かつ該凹溝部は底部
    近傍において形成された4つの凹陥部に連設されている
    とともに、該4つの凹陥部は物品収容部の外壁面側で脚
    部を形成していることを特徴とする包装用物品保持具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記物品収容部が前
    記上部フランジ外周縁を介して複数連接されてなる包装
    用物品保持具。
JP8209105A 1996-07-18 1996-07-18 包装用物品保持具 Pending JPH1035757A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100456094B1 (ko) * 2002-02-27 2004-11-10 주식회사 에네코 과일 포장재 및 그 포장방법
JP2014231363A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社イケックス 包装材
JP2018070221A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 馬場化学工業株式会社 集合包装容器

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JP2014231363A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社イケックス 包装材
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